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『スマブラfor』が初めて一般公開された映像「初登場映像」において最初に映った新規ファイターであり、『スマブラfor』自体と同時に発表された"新しい挑戦者"。<br />
 
『スマブラfor』が初めて一般公開された映像「初登場映像」において最初に映った新規ファイターであり、『スマブラfor』自体と同時に発表された"新しい挑戦者"。<br />
かつて、[[桜井政博]]が『スマブラX』の企画書に「戦うイメージからかけ離れているキャラクターは出さない」と書き、その筆頭として"むらびと"が挙げられていた<ref>http://www.nintendo.co.jp/wii/interview/rsbj/vol5/index2.html</ref>。<br />
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かつて、[[桜井政博]]が『スマブラX』の企画書に「戦うイメージからかけ離れているキャラクターは出さない」と書き、その筆頭として"むらびと"が挙げられていた<ref>[http://www.nintendo.co.jp/wii/interview/rsbj/vol5/index2.html 社長が訊く『大乱闘スマッシュブラザーズX』]</ref>。<br />
 
しかし、『スマブラfor』では選出における基準を「そのキャラクターが出た時にいかにおもしろいことができるか、ファイターとしてどういった個性が出せるか」とした時、むらびとが戦うイメージを見出せたため、参戦が決まった<ref>ニンテンドードリーム 2015年2月号 スマブラ談!! for Nindori 桜井政博さんインタビュー<br />“『スマブラX』のときは非戦闘的なキャラクターは出さないという話をしていたんですけど、今回のコンセプトとして「そのキャラクターが出た時にいかにおもしろいことができるか、ファイターとしてどういった個性が出せるか」を重要視しました。今作を作るにあたって“いかに新しい楽しいものを作るか”というのは非常に真面目に考える必要があったんですよね。それで、実際に頭の中で動かしたときに、むらびともWii Fit トレーナも「これならいける」という仕様を考えられたので出した、という感じですね。ゲーム的にちゃんと成立しないといけない、自分で触っても敵に回してもおもしろく、それぞれのキャラとしての個性がないといけない。そういうものを重要視して、いまの『スマブラ』が構成されています。”</ref>。<br />
 
しかし、『スマブラfor』では選出における基準を「そのキャラクターが出た時にいかにおもしろいことができるか、ファイターとしてどういった個性が出せるか」とした時、むらびとが戦うイメージを見出せたため、参戦が決まった<ref>ニンテンドードリーム 2015年2月号 スマブラ談!! for Nindori 桜井政博さんインタビュー<br />“『スマブラX』のときは非戦闘的なキャラクターは出さないという話をしていたんですけど、今回のコンセプトとして「そのキャラクターが出た時にいかにおもしろいことができるか、ファイターとしてどういった個性が出せるか」を重要視しました。今作を作るにあたって“いかに新しい楽しいものを作るか”というのは非常に真面目に考える必要があったんですよね。それで、実際に頭の中で動かしたときに、むらびともWii Fit トレーナも「これならいける」という仕様を考えられたので出した、という感じですね。ゲーム的にちゃんと成立しないといけない、自分で触っても敵に回してもおもしろく、それぞれのキャラとしての個性がないといけない。そういうものを重要視して、いまの『スマブラ』が構成されています。”</ref>。<br />
 
なんであれ、原作にも登場したパチンコや花火などのアイテムを使って場をかき回す彼のユニークなアクションは、千差万別のスタイルやアイテムで遊べる『スマブラ』によくハマっているものといえるだろう。
 
なんであれ、原作にも登場したパチンコや花火などのアイテムを使って場をかき回す彼のユニークなアクションは、千差万別のスタイルやアイテムで遊べる『スマブラ』によくハマっているものといえるだろう。
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『どうぶつの森』シリーズのプレイヤーキャラクターは作品毎に異なる人物だが、『スマブラ』では同じような設定のキャラクターの[[リンク]]のように、シリーズ全般の要素が散りばめられたキャラクターとなっている。
 
『どうぶつの森』シリーズのプレイヤーキャラクターは作品毎に異なる人物だが、『スマブラ』では同じような設定のキャラクターの[[リンク]]のように、シリーズ全般の要素が散りばめられたキャラクターとなっている。
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主にパチンコなどの原作で登場したアイテムを使ってユニークに戦う。原作が戦いとは無縁なもののためか、ワザには暴力性が少なく、「躓いて持っていた植木鉢を落としたら相手に当たった」などというように、むらびと自身には攻撃の意図がなく偶発的に攻撃になったようなものが多い。
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主にパチンコなどの原作で登場したアイテムをステージ上で使う。原作が戦いとは無縁なもののためか、ワザには暴力性が比較的少なく、「躓いて持っていた植木鉢を落としたら相手に当たった」などというように、むらびと自身には攻撃の意図がなく偶発的に攻撃になっているように見えるものが多い。
    
=== アートワーク ===
 
=== アートワーク ===
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*弱攻撃
 
*弱攻撃
 
**[[リトル・マック]]の出典作品である『パンチアウト!!』シリーズが元ネタと思われる。即ち、元は『どうぶつの森』シリーズ由来のアクションではない。
 
**[[リトル・マック]]の出典作品である『パンチアウト!!』シリーズが元ネタと思われる。即ち、元は『どうぶつの森』シリーズ由来のアクションではない。
**『どうぶつの森+』にはカセットが差さったファミコンの家具の1つに『パンチアウト!!』があり、触れると実際に遊べた。「ファミコン家具」は他にも複数存在し、いずれも実際に遊べる。
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**『どうぶつの森+』にはカセットが差さったファミコンの家具の1つに『パンチアウト!!』があり、触れると実際に遊べた。「ファミコン家具」は他にも複数存在し、いずれも実際にそのゲームソフトが遊べる。
 
**原作シリーズの家具の1つに「サンドバッグ」があり、『ハッピーホームデザイナー』『ポケットキャンプ』では、プレイヤーや住民がサンドバッグ専用のアクション中、赤いボクシンググローブをはめる。
 
**原作シリーズの家具の1つに「サンドバッグ」があり、『ハッピーホームデザイナー』『ポケットキャンプ』では、プレイヤーや住民がサンドバッグ専用のアクション中、赤いボクシンググローブをはめる。
 
*ダッシュ攻撃:うえきばち
 
*ダッシュ攻撃:うえきばち
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*下強攻撃:草ぬき
 
*下強攻撃:草ぬき
 
**原作での雑草を抜くアクションから。原作では定期的に村のあちこちに雑草が生えてくる。
 
**原作での雑草を抜くアクションから。原作では定期的に村のあちこちに雑草が生えてくる。
***『あつまれ』では雑草はアイテムとして取得できるようになったため、このようなアクションは取らなくなっている(通常必殺ワザ「しまう」のようにポケットに入れる)。
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***『あつまれ』では雑草はアイテムとして通常必殺ワザ「しまう」のようにポケットに入れるようになり、それまでのような専用モーションは取らなくなった。
 
*横スマッシュ攻撃:ボウリングのたま
 
*横スマッシュ攻撃:ボウリングのたま
 
**家具の「ボウリングリターン」にボウリングの玉がある。ただし、原作の玉の色は赤と青で、『スマブラ』のように玉を持つことはできない。
 
**家具の「ボウリングリターン」にボウリングの玉がある。ただし、原作の玉の色は赤と青で、『スマブラ』のように玉を持つことはできない。
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**オノは木を伐採して切り株にする(『あつまれ』では木材を得る)ための道具。原作では3回木に当てれば伐採できる。『スマブラ』では同じ方向に計2回当てれば伐採だが、左右それぞれに当てれば一応原作通りの3回で伐採可能。
 
**オノは木を伐採して切り株にする(『あつまれ』では木材を得る)ための道具。原作では3回木に当てれば伐採できる。『スマブラ』では同じ方向に計2回当てれば伐採だが、左右それぞれに当てれば一応原作通りの3回で伐採可能。
 
***住民など他のキャラに振って当てると弾かれる。
 
***住民など他のキャラに振って当てると弾かれる。
**伐採した際にたまに出る木材は『とびだせ』までは存在しない要素だったが、『あつまれ』においては木を各種オノで叩くか切るかした際に出るアイテムとして登場している。
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**伐採した際にたまに出る木材は『とびだせ』までは存在しない要素だったが、『あつまれ』においては木を各種オノで叩くか切るかした際に出る素材アイテムとして登場している。
 
*最後の切りふだ:ゆめのマイハウス
 
*最後の切りふだ:ゆめのマイハウス
**『とびだせ どうぶつの森』が元ネタ。自分の好きな場所に家を建てられる。ローンの返済による家の増築はシリーズを通しての主な目標の1つ。そういう意味でも、最後の切りふだらしいと言えよう。なお、当然ながら家が爆発することはない。
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**自分の好きな場所に家を建てられるという点で、『とびだせ どうぶつの森』以降が元ネタ。ローンの返済による家の増築はシリーズを通しての主な目標の1つ。そういう意味でも、最後の切りふだらしいと言えよう。なお、当然ながら家が爆発することはない。
 
**家が完成した時のBGMは、『とびだせ』のメインテーマ。原作で家のローンを完済した時などにも流れる。
 
**家が完成した時のBGMは、『とびだせ』のメインテーマ。原作で家のローンを完済した時などにも流れる。
 
***[[たぬきち]]・[[まめきちとつぶきち]]
 
***[[たぬきち]]・[[まめきちとつぶきち]]
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*[http://www.nintendo.co.jp/ngc/gafj/ どうぶつの森+] (2001/GC)
 
*[http://www.nintendo.co.jp/ngc/gafj/ どうぶつの森+] (2001/GC)
 
*[http://www.nintendo.co.jp/ngc/gaej/ どうぶつの森e+] (2003/GC)
 
*[http://www.nintendo.co.jp/ngc/gaej/ どうぶつの森e+] (2003/GC)
*[http://www.nintendo.co.jp/ds/admj/ おいでよ どうぶつの森] (2005/DS)
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*[http://www.nintendo.co.jp/ds/admj/ おいでよ どうぶつの森] (2005/DS<ref name="VC4" />)
 
*[http://www.nintendo.co.jp/wii/ruuj/ 街へいこうよ どうぶつの森] (2008/Wii)
 
*[http://www.nintendo.co.jp/wii/ruuj/ 街へいこうよ どうぶつの森] (2008/Wii)
 
*[http://www.nintendo.co.jp/3ds/egdj/index.html とびだせ どうぶつの森] (2012/3DS)
 
*[http://www.nintendo.co.jp/3ds/egdj/index.html とびだせ どうぶつの森] (2012/3DS)
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*海外版『スマブラWii U』『スマブラSP』の"[[特設リング]]"のスクリーンに写されるむらびとの通り名は、「Mayor of Smashville」([[すま村]]の村長)である。
 
*海外版『スマブラWii U』『スマブラSP』の"[[特設リング]]"のスクリーンに写されるむらびとの通り名は、「Mayor of Smashville」([[すま村]]の村長)である。
 
*『スマブラfor』でむらびとを制作する際、『とびだせ どうぶつの森』のデザインにするかの議論があった<ref>桜井政博のゲームについて思うこと VOL.563<br />“前作『スマブラ for』を制作する際、新規参戦するむらびとの体型を『とびだせ』のスリム体系に合わせるかどうか議論があったのですが、ボリューム感のあるものにしています。理由はふたつあり、ひとつはマリオよりもスリムになってしまうので、キャラクター性として合わないであろうと感じたため。もうひとつ、『どうぶつの森』は俯瞰画面のゲームであり、ゲーム中のイメージは実際よりも胴が短く感じるため。”</ref>。
 
*『スマブラfor』でむらびとを制作する際、『とびだせ どうぶつの森』のデザインにするかの議論があった<ref>桜井政博のゲームについて思うこと VOL.563<br />“前作『スマブラ for』を制作する際、新規参戦するむらびとの体型を『とびだせ』のスリム体系に合わせるかどうか議論があったのですが、ボリューム感のあるものにしています。理由はふたつあり、ひとつはマリオよりもスリムになってしまうので、キャラクター性として合わないであろうと感じたため。もうひとつ、『どうぶつの森』は俯瞰画面のゲームであり、ゲーム中のイメージは実際よりも胴が短く感じるため。”</ref>。
*スマブラに登場するむらびとは原作において伝説の存在と化しているらしく、『とびだせ』でスマブラのむらびとamiiboを使用すると「伝説のむらびと様」と言われる。
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*スマブラに登場するむらびとは原作において伝説の存在と化しているらしく、『とびだせ』でスマブラ版のむらびとamiiboを使用すると「伝説のむらびと様」と言われる。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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<ref name="VC4">Wii Uでバーチャルコンソールが配信された。</ref>
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== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==