つかみ
つかみ(以下、可読性を考慮して「掴み」と記述)は、主にキャラクターが地上にいるときに、シールドと攻撃を同時に入力するか、掴みボタンを入力することで繰り出すワザ。掴みボタンにはシールドと攻撃の2つを一度に入力する機能がある。
掴みはシールドを張っている相手にも通用し、相手を拘束し一時的に操作不能にする。相手を掴んでいる状態で攻撃ボタンを入力すると#つかみ攻撃をし、方向入力をするとその方向に応じた投げを行う。
『スマブラfor』では、掴みが解除されてから(投げた場合も同様)1秒間は、同じ相手を再度掴むことができない。
リンク (3DS/Wii U)の掴みなど、中にはワイヤーの類を使用するものがあり、それらは総じてリーチが長いかわりに隙が大きいものとなっている。
この項目では、「シールド+通常攻撃」による掴みの他に、掴み同様の効果を持つ一部の必殺ワザについても解説する。
つかみ
『スマブラ64』以外では、キャラクターが走行以外のときに掴み入力をすると掴みを繰り出す。『スマブラ64』では後述のダッシュ掴みなどは無く、どの状態でもこの掴みが出る。単に「掴み」と言うとダッシュ掴みや振り向き掴みを含めた総称にもなるので、区別するために通常掴み、立ち掴みと言われることが多い。
シールド中に繰り出すことができるため、相手の攻撃をガードした時の反撃としても重宝される(テクニック#ガードキャンセル)。
ダッシュつかみ
『スマブラDX』以降にあるワザ。主にファイターが走行中に掴み入力をすると繰り出される。
少し前進しながら掴むのが特徴。そのため、殆どは攻撃範囲が前に長くなるが、隙は大き目になっている。逆に、サムス (3DS/Wii U)など、立ち掴みよりもリーチが短くなるが、隙が小さくなるものも僅かにある。
他、次のような仕様がある。
- ダッシュ掴みの移動速度には自分で発生させた移動速度は加算されず、アイテムのウサギずきんを装着していても、ほとんど停止している状態から出しても、同じ速度で同じ距離を進む。
- ダッシュ掴みは走行関係のほかに、走行中にシールドをしてすぐに掴みを入力した場合にも繰り出すことが出来る。なお、『スマブラX』では、走行ブレーキ中にシールドをした場合は、すぐに掴みを入力した場合でも、通常掴みになる。
- 『スマブラX』以降は、ダッシュ掴みの出始めで後ろに方向入力をすると、下記の#ふりむきつかみに切り替わる。
- 『スマブラfor』では、ダッシュの出始めを前方回避でキャンセルした場合の出始めでも繰り出すことができる(テクニック#回避キャンセルつかみ)。
ふりむきつかみ
『スマブラX』以降にあるワザ。主にファイターが走行中に後ろに方向入力をして(走行反転して)すぐに掴みをするか、ダッシュ掴みをしてすぐに後ろに方向入力をすると繰り出される。
振り向きながら掴みをするのが特徴。範囲が広く、向かってくる相手の攻撃を迎撃しやすいものが多い。
『スマブラfor』では、走行反転から繰り出す場合、掴み入力が遅いと横強攻撃が出る。また、ダッシュの出始めを後方回避でキャンセルした場合の出始めでも繰り出すことができる(テクニック#回避キャンセルつかみ)。
その他のつかみ
シールド+攻撃で発動するワザ以外でも、たとえばクッパの横必殺ワザやカービィの通常必殺ワザなど、相手のシールドを無視して通用し、相手を拘束するワザは掴みの一種とされる。これらは、通常の掴みから行えるものとは異なる独自の投げを持っていたり、あるいはカービィの通常必殺ワザなど投げとは言えないものに接続するものもある。
総じて出は通常の掴みよりも遅く、掴んだ後の派生行動に乏しいが、必殺ワザなので空中で使用できることに加え、それぞれ独自の特殊な効果(時間経過による掴み外しが起きない・必ず倒れ状態にする等)を持っている。
マスターハンドなどの敵キャラが掴みワザを持っていることもある。
つかみワザの必殺ワザの一覧
- クッパの横必殺ワザ
- ヨッシーの通常必殺ワザ
- ワリオの通常必殺ワザ1
- ディディーコングの横必殺ワザ
- ガノンドロフの横必殺ワザ、上必殺ワザ
- ルフレの下必殺ワザ
- カービィの通常必殺ワザ
- デデデの通常必殺ワザ
- ルカリオの横必殺ワザ
- キャプテン・ファルコンの上必殺ワザ
- ミュウツーの横必殺ワザ
スマブラforのカスタム必殺ワザでは、
- クッパの横必殺ワザ2
- ヨッシーの通常必殺ワザ3
- ワリオの通常必殺ワザ1・2
- ディディーコングの横必殺ワザ3
- ガノンドロフの横必殺ワザ2、上必殺ワザ3
- ルフレの下必殺ワザ2、3
- カービィの通常必殺ワザ3
- デデデの通常必殺ワザ3
- ルカリオの横必殺ワザ3
- キャプテン・ファルコンの上必殺ワザ3
つかみ攻撃
『スマブラDX』以降にあるワザ。対戦相手を掴んでいるときに攻撃ボタンを押すと繰り出す。つかみ打撃と呼ばれることもある。
相手を掴んだまま攻撃を与える。ファイターによって微妙な性能の差はあるが、与えるダメージは一部の例外を除いて1%から3%で、与えるダメージが小さいほど連打速度が早い傾向にある。掴んでいる相手に向けて攻撃するワザだが、攻撃部分に他の対戦相手が触れれば巻き込んでダメージを与えることが可能。
序盤は掴んだらすぐに投げないと#つかみはずしが起きて脱出されてしまうので、掴み攻撃は主に中盤以降からダメージ稼ぎやワンパターン相殺の回復のために使われる。
つかみはずし
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掴みは様々な要因で解除されることがある。掴み外しが起きると、多くの場合、掴んでいた側と掴まれていた側が掴み外し用の動作をとる。スマブラ64とそれ以降で仕様が大きく異なる。
スマブラ64では、ドンキーコングのリフティングをして投げずに一定時間経過すると、掴み外しが起きる。本作では後の作品とは違って掴んだまま投げずにいると、強制的に前投げが行われる。
スマブラDX以降は、次の条件で掴み外しが起きる。ドンキーコングのリフティングなど、特殊な掴みは考慮していない。
- 掴んでいるキャラクターが攻撃を受けてふっとぶ。
- 投げている最中でも同様。
- 掴まれていた側はダメージを受ける。スマブラDXでは2%~3%。スマブラX以降は3%。
- スマブラDXでは、掴まれた側は掴み外し動作はせず、ふっとぶ。
- 掴まれているキャラクターが強めの攻撃を受けてふっとぶ。
- 掴んだまま一定時間経過する。
- 時間は掴まれている側の蓄積%に比例して増加し、レバガチャで短縮される。
- スマブラX以降、掴んでいる側が空中にいる状態になる。
- 掴み外しが起きつつ、掴んでいた側が大きくジャンプする。
- 掴まれていた側は3%のダメージを受ける。
- スマブラforにおいて、掴み攻撃中の特定のタイミングで台端に達する。
スマブラDXからは、掴まれていた側の掴み外しの動作に、「通常つかみはずし」と「ジャンプつかみはずし」の2種類がある。
通常つかみはずし
掴まれていた側が掴んでいた側の手元からわずかに離れるのみ。下記のジャンプ掴み外しの条件を満たしていない場合は、この掴み外しになる。掴み外しが起きたときに掴まれていた側が方向入力をしていると、掴み外し時の離れる距離が、その方向へほんの僅かに増減する。
ジャンプつかみはずし
掴まれていた側が弧を描くように飛んで離れていく。
ジャンプ掴み外しは、掴まれている側が掴み外しが起きる直前にジャンプ入力をしている場合に起きる。また、『スマブラX』からは、掴まれている側の足が地面に着いてない場合、かつ、掴み打撃が一定時間されないまま掴み外しが起きた場合にも、ジャンプ掴み外しが起きる。
備考
- 倒れている相手は掴むことができない。
- 掴みと攻撃が同時にヒットした場合、攻撃を受けた側は通常通りふっとび、掴まれた側は一瞬で掴み外しが起きる(#つかみはずしの1番のパターンになる)。
- 自分と相手が完全同時につかみの判定を出した場合、どちらがつかむかはランダムで決まる。
外部リンク
ワザ | |
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