ふっとび
ふっとびは、キャラクターが攻撃を受けて後方に仰け反ったり宙に飛んでいく現象のこと。ノックバックとも言う。スマブラでは基本的に攻撃を受けるキャラクターの蓄積ダメージが大きいほど強くふっとぶという独自の仕様があり、これがスマブラの一つの大きな特徴になっている。
ふっとびへの影響
ふっとび速度
詳細はスマブラfor検証wiki_吹っ飛ばし力を参照
ふっとび硬直
詳細はスマブラfor検証wiki_吹っ飛び硬直を参照
ふっとび方の種類
キャラクターのふっとび方には大きく分けて立ちふっとびと倒れふっとびの2種類がある。
立ちふっとびは主に弱くふっとんだときになり、ふっとび終了後はキャラクターが立ち状態に戻る。このふっとび方をした場合はベクトル変更ができない。
倒れふっとびは主に強くふっとんだとき(一定以上のふっとび速度かつ、ベクトルが0度でははない場合)になる。次のような特徴がある。
- ふっとび後はキャラクターが宙をクルクルと回転しながら落下していくダメージ落下状態になる。
- キャラクターによっては、倒れふっとびをした瞬間やふっとびの終わり際にうめき声を出すものがいる。
- 倒れふっとびによるふっとび硬直は、ふっとびの勢いが無くなる少し前に解ける。空中回避→空中攻撃→空中ジャンプ・必殺ワザ・急降下の順に行えるようになる。
- 空中回避・空中攻撃ができるようになるまでの時間は、落下加速度が大きいファイターほど長い。
- 倒れふっとびの硬直中にスティックを左右に倒していると、ふっとび硬直が解けたときにその方向へ大きく加速する。ふっとび緩和は、これを利用して残っているふっとびの勢いを減らすテクニックである。
- ダメージ落下中は急降下ができないが、倒れふっとびのふっとび硬直が解けてからふっとびの勢いが無くなるまでの少しの間になら急降下をすることができる。
きりもみふっとび
倒れふっとび時の蓄積ダメージが100%以上で、ベクトル変更前のふっとび角度が70°以下の場合、30%の確率でキャラクターがきりもみ回転しながらふっとぶ。このふっとび方をするとふっとび硬直中は受け身が取れない。フォックスのニュートラル空中攻撃カス当てなど、高%の相手を低い角度で倒れふっとびさせることができる小技を持っているファイターは、そのようなワザで相手がダウンした隙にすかさずスマッシュ攻撃、というようなコンボが期待できる。
- 攻撃後のダメージが100%以上
- 角度70°以下;ベクトル変更前の角度
- 確率30%(解析値より)
以上の条件をすべて満たしていると、倒れ吹っ飛びの代わりにきりもみ吹っ飛びになる。 キャラクターがきりもみ回転しながら吹っ飛ぶほか、以下のような特徴がある。
- きりもみ吹っ飛びかつ吹っ飛び硬直が解けていない間は 地上受け身が取れない 。
- きりもみ吹っ飛びの硬直後は 一切急降下できない 。
- 通常の倒れ吹っ飛びは、吹っ飛びが収まった直後に一瞬だけ急降下を受け付ける。
- 吹っ飛び硬直が倒れ吹っ飛びより 1F短い 。
ふっとび補正
フォックスはカービィよりも体重が重いが、同じ蓄積ダメージで同じ攻撃を受けて倒れふっとびをした場合、フォックスの方が速い速度でふっとぶ。このことから、体重以外にもう一つ、倒れふっとび時のふっとび速度を決める要素があることがわかる。この要素をふっとび補正力と呼ぶことにする。
ふっとび補正力の大きさは落下加速度に依存する。落下加速度が大きいファイターほどふっとび補正力は大きくなり、落下加速度が小さいファイターではふっとび補正力が負の値になる。
ふっとび補正力の強さをわかりやすく確認するには、トレーニングでルイージのニュートラル空中攻撃を31%・32%・33%のフォックスにヒットさせるといい。32%までが立ちふっとびで、33%から倒れふっとびをする。31%と32%のふっとびの差は微々たるものだが、32%と33%では大きな差がある。この差がフォックスのふっとび補正の大きさを表している。
29%と30%のプリンにルイージのニュートラル空中攻撃をヒットさせてもわかりやすい。29%での立ちふっとびよりも、30%での倒れふっとびのほうがふっとばない。これは、30%の倒れふっとびの速度を29%の立ちふっとびの速度より下回らせるほどに強い負の値のふっとび補正力をプリンが持っているからである。
ノーリアクション
攻撃を受けたキャラクターが全く怯まないことがある(ノーリアクション)。例えばフォックスの通常必殺ワザはノーリアクション攻撃であり、相手に当てても全く怯まない。これはリアクション値が設定されていないためである。リアクション値が設定されていても、風攻撃であればノーリアクションになる。通常ではふっとばす攻撃でも、ふっとび耐性で耐えることができればノーリアクションになる。