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シュルク

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シュルク
デビューゼノブレイド
(2010年6月10日/Wii)
スマブラ
への出演
スマブラforスマブラSP

シュルク(Shulk)は、『ゼノブレイド』に登場するキャラクター。

概要

『ゼノブレイド』の主人公。
金髪碧眼、端正な顔立ちが特徴の好青年。年齢は18歳で、身長は171cm。

選ばれた者のみが扱える神剣"モナド"を振るい、仲間と共に故郷"コロニー9"を襲った機神兵を斃(たお)す旅に出る。
コロニー9防衛隊で研究や開発に勤しむ根っからの学者肌で、機械いじりを好む。
研究者ゆえに身体を動かすのが苦手であることと、本人の温和な気質から、積極的に戦いに参加するタイプではない[1]。しかし決して無力というわけではなく、いざという時には敵に立ち向かうだけの力と勇敢さを備えている。
人間性について、ゲームシステム上の“性格”においては、「誠実」「博愛」「直観」「英雄」「弱気」と表現されている。

バトルメンバーとしての性質は、敵の側面や背面から当てると効力が増すアーツを軸に戦う、物理アタッカー。本人がそれほど打たれ強くないこともあり、真価を発揮するには、敵の攻撃を引き受けてくれる仲間の存在が欠かせない。また、アイデンティティでもあるモナドアーツには戦況を大きく左右しかねないものも少なくないため、パーティメンバーの中でも、性能の高さはトップクラスといっても過言ではない。

基本的に控えめで、あまり不安や悩みを打ち明けることはない性格だが、戦闘時はやたらと饒舌でテンションが高くなる(戦闘システムの都合もあるが)。スマブラではその戦闘時の様子だけを切り取っているため、人柄を誤解されてしまっている部分があるかもしれない。

●モナド
かつて"巨神"という存在が、相対する"機神"を討つために振るったとされる、伝説の剣。
展開して形成される光の刃は、鉄壁を誇る"機神兵"の装甲を易々と切断するほどの威力を発揮する一方で、人を斬れない(斬ろうとすると弾かれる)という不思議な性質をもっている。
中央の円形の部分には、薄いガラス状のプレートが何層にも重なっている。そのプレートの一枚一枚に漢字のような文字が浮かぶ仕組みとなっており、浮かんだ文字に対応した力を発揮できる。
極めつけが、未来予知の能力「未来視(ビジョン)」の発動である。未来の出来事を事前に察知することで悲劇を回避できるという超常現象で、シナリオや戦闘、クエストなど、ゲームのさまざまな要素に密に絡む重要能力である。

かように強大な力を秘めた剣であるが、その強力さゆえに常人では起動しても振り回されるだけで、まともに扱うことすらかなわない。
前使用者であるダンバンは卓越したセンスによって強引に制御していたが、1年前の大戦時に限界を迎え、右腕の自由を失っている。
シュルクは反動を受けずに完璧に使いこなしてのけるばかりか、ダンバンには成しえなかった「未来視」の発動までも実現しており、まさに「選ばれし者」というべき存在である。

シュルクは、幼い頃両親に連れられて参加していた"モナド探索隊"で唯一生き残り、モナドの台座の下で昏睡していたところを発見されたという過去をもっており、モナドとは浅からぬ縁がある。

前述のとおりモナドは人を斬れないが、旅の途中、モナドの生みの親に枷を外され、人をも容易く斬れるようになった。スマブラでは枷が外される前の外見だが、フィギュアであるためか人であっても問題なく斬れる。

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ

スマブラfor』で初参戦。2014年8月29日に放送された『Nintendo 3DS Direct 2014.8.29』の初めに公開された「穏やかじゃないですね」で参戦が明らかにされた。最初から選択可能なファイターとして登場している。

桜井政博曰く「本来『スマブラ』に出られるキャラではなかったが、頑張って参戦させた」という[2]

日本版での声は原作同様、浅沼晋太郎が務める。

スマブラでもモナドを巧みに使って闘い、特に通常必殺ワザの「モナドアーツ」は自らの能力(ふっとばし力、走るスピードなど)のどれかを下げる代わりに他のどれかの能力を上げるという、今までのファイターにはない個性的なワザとなっている。基本的にシュルクの繰り出すワザは出が遅いが、範囲が広いものが多い。

最後の切りふだには、原作で仲間として旅をするダンバンとリキが登場し、その内リキはアシストフィギュアとしても登場する。

公式イラスト

ゲーム中の解説

[for フィギュア名鑑] シュルク
『ゼノブレイド』の主人公。端正な顔立ちをした、研究好きの少年。仲間とともに故郷を襲撃した機神兵を倒す旅に出る。『スマブラ』での最大の特徴は、「モナドアーツ」と呼ばれる能力変化。発動することで攻撃力や防御力、スピード等の一部の能力が上がる。代償として下がる能力もあるため、状況に応じて使い分けて攻めたい。
  • (Wii) ゼノブレイド (2010/06)
[for フィギュア名鑑] シュルク(EX)
「エアスラッシュ」は、ジャンプしながら相手を打ち上げる上必殺ワザ。頂点に達するまでにボタンを押すと横に吹っ飛ばす追撃が決まる。「バックスラッシュ」は伸びた剣で叩き下ろす、横必殺ワザ。攻撃範囲は広いがスキが大きい。相手の背後から決めれば威力が大きく上がり、空中で出せば着地まで攻撃の判定が出続ける。
  • (Wii) ゼノブレイド (2010/06)
[for フィギュア名鑑] チェインアタック
原作『ゼノブレイド』で仲間との結束が高まると発動できるチェインアタック連続してアーツを繰り出すことができ、大ダメージも期待できる。『スマブラ』で相手にヒットすると、旅仲間のダンバンとリキが登場し、強力な連続攻撃を相手にたたき込む。最初に放つ光の円に複数の相手が入るよう、うまく狙って出したいワザだ。

動作などの元ネタ

ワザ

  • 横強攻撃
    • 原作のオートアタックモーションのバリエーションの一つに似ている攻撃モーションがある。
  • 横スマッシュ攻撃:モナドスマッシュ
    • 原作におけるアーツ「スリットエッジ」使用時のモーションとほぼ同じ。
  • 通常必殺ワザ:モナドアーツ
    • タレントアーツ「モナド解放」で解禁される、特別なアーツ群。スマブラではシュルクの能力を変化させるワザだが、原作では直接的に攻撃、または味方補助を行う技となっている。
    • 疾(スピード)
      一定時間、味方一人をモナドの風で包み、敵の物理攻撃を高確率で回避させる。
    • 盾(シールド)
      味方全員を光の壁で守り、敵のタレントアーツ(必殺技のようなもの)を一回だけほぼ完全に無効化する。
    • 斬(バスター)
      巨大化させた刃を振り下ろし、機神兵に対して大ダメージを与える。
    原作では他にも、「エンチャント」「ブレイカー」「サイクロン」「イーター」「アーマー」が存在する。
    逆に、「翔」と「撃」は原作にはないスマブラオリジナルのアーツである。
    • モナドアーツを変更する時の効果音は、非戦闘時に敵をターゲットした時の効果音に近い。
  • 横必殺ワザ:バックスラッシュ / 上必殺ワザ:エアスラッシュ
    • どちらも原作でシュルクが使える通常アーツ。スマブラでは発動時に刃の色がそれぞれ赤、ピンクに変化するが、原作ではモナドアーツ以外で刃の色は変化しない。
    • しかしながらスマブラでの色の変化は、原作におけるアーツの分類色を反映したものとなっている(赤は物理攻撃系全般、ピンクは“崩し”効果のあるアーツ)。
    • バックスラッシュ
      スマブラでは前方に飛びかかりながら攻撃を放つが、原作ではその場で軽く跳んでモナドを振り下ろす。相手の背後から攻撃するとダメージが増すという性質は、原作でも同じである。
    • エアスラッシュ
      原作では上昇時の切り上げはなく、軽く跳んでから追加入力分の攻撃のみを行う技となっている。また、上記のように「崩し(相手を転倒させる前段階)」効果を備えているほか、側面から攻撃すると相手の動きを遅くする追加効果(スロウ)がある。
  • 下必殺ワザ:ビジョン
    • 原作では"未来視"と書いて「ビジョン」と読んでいる。他の必殺ワザとは異なり原作で「アーツ」として存在しているわけではなく、モナドによってシュルクにもたらされた、一種の固有特性といえるものである。
    • 少し先、あるいは遥か未来の出来事を見通す予知能力である。スマブラでは能動的に発動して敵に反撃を叩き込むカウンターワザとして扱われているが、原作ではほとんどの場合において突発的に発動しており、未来を見るタイミングや内容などは選べない。ほとんどの場合、悪いことが起きる未来を視ることになり、シュルクはビジョンに導かれるように旅をする。
    • またイベントで登場するだけでなく、戦闘にも大きく関わる重要なファクターであり、「ゼノブレイド」の特徴のひとつ。
      味方が致命的なダメージを受けるような攻撃を予知でき、それに対して「防御力を上げてダメージを減らす」「行動主の動きを止める」などして"未来を変える(未来視ブレイク)"ことで味方のテンションが上がり、逆にこちらに有利な状況に持ち込むことができる、というもの。
      上記のモナドアーツの多くは未来視ブレイクする能力に長けている。
    • なお、未来視で見た相手の攻撃に対し、反対属性の攻撃を繰り出すとダメージが1.5倍になるという、「反属性キャストタイムダメージ」というシステムがある。スマブラにおいてカウンターワザ扱いとなったのは、このシステムに由来する……のかもしれない。
    • 基本的にシュルクがモナドを手にした場合にのみ起こる現象だが、極稀にシュルク以外にも未来視を見られる者が存在する。
      また戦闘中の未来視はバトルメンバーに関わらず発動する。
    • 反撃時、前方に方向入力していない時の攻撃モーションは、原作のシュルクのアーツ「ストリームエッジ」に近い。
    • 「ストリームエッジ」は「エアスラッシュ」と同様に「崩し」の効果を持つ。敵一体を攻撃するアーツではなく前方を扇状に攻撃するアーツであり、大量に敵が出てきた時に役立つ。
  • 最後の切りふだ:チェインアタック
    • 原作において、クリティカルやアーツ特効などで溜まる「パーティゲージ」を最大まで溜めることで発動できる、特別なコマンド。時間が止まってほぼすべてのアーツを自由に選択することができる大技で、全員で攻撃技を選択して敵に大ダメージを与えたり、回復技を使用して劣勢を立て直したりと、さまざまな戦略をたてられる。
    • 通常は一巡(3人のアーツ使用)で終了だが、仲間とのキズナ次第では、4回、5回…とさらなる追加攻撃も行える。
    • ダンバンリキ
      原作における、シュルクの旅の仲間。日本版での声は堀川りょう(ダンバン) / 甲斐田ゆき(リキ)による原作で収録された音声を使用している。
      ダンバンはシュルクの前にモナドを使っていた人物で、多くの機神兵を倒した功績から、英雄として称えられている。モナドを無理やり使用したため、利き腕が不随となっている。
      リキは、小動物のような種族"ノポン"の中年で、今年の勇者。
      普段の言動からは幼い印象を受けるが、子を持つ父親として仲間に助言する場面もある。

その他

  • ジャンプモーション
    • 原作におけるジャンプアクションのモーションとほぼ同じ。
  • 待機モーション
    • 原作における待機状態でのモーションと同じ。

台詞

雑多なものや、説明不要と思われるものは省く。

  • 上アピール:「穏やかじゃないですね」 / 勝利演出・左:「よかった、これで解決ですね」
    • 前者はクエスト受注時、後者はクエスト解決時の台詞。どちらも原作ではテキストのみで、ボイスは存在しなかった。
      にもかかわらず、原作ファンからは圧倒的な人気と知名度を得ている。
    • 特に「穏やかじゃないですね」は、イベントシーン中の数ある名言・名台詞を抑えて人気1位の台詞に輝くなど、異様な人気を誇っている[3]
    • シュルクの声優である浅沼氏は、「4年目にしてようやく声を入れることができた」という旨の発言をしている[4]
  • 横アピール:「だんだんノってきたよ!」
    • 戦闘中、テンションが一定以上に高まったときの台詞。
  • 勝利演出・上:「みんなの気持ちが伝わってきたよ!」
    • 「パーティゲージ」が1個分(100%)溜まったときの台詞。
  • 同上:「ほんと、いい流れがつくれているよ!」
    • 戦闘で有利な状況になったときの台詞。
  • 勝利演出・右:「うん、力を感じる!」
    • レベルアップ時の台詞。
  • 同上:「未来は…変えられるんだ!」
    • 戦闘中に見た未来視を、完全に書き換えることに成功したときの台詞。
  • 勝利演出・左:「結構よい仕上がりだね」
    • 装備に付けることでさまざまな効果をもたらす「ジェム」を作る「ジェムクラフト」において、高純度のジェム作成に成功したときの台詞。
      • ただし原作においては「結構い仕上がりだね」と微妙に違う。

主な登場作品

脚注

  1. 同年代の少女から(力自慢の仲間と比べて)「繊細」、その力自慢の仲間からは「こういうの(戦いに)向いてない」、などと言われてしまっている。
  2. Miiverse Sakuraiさんの投稿2014/8/29
  3. 設定資料集集計のアンケートより
  4. 浅沼氏のツイッターより

外部リンク


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