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「ドンキーコング」の版間の差分

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|紹介記事=[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B0_(%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB2%E4%BB%A3%E7%9B%AE) ドンキーコング (ゲームキャラクター・2代目) - Wikipedia]<br />[https://www.mariowiki.com/Donkey_Kong Donkey Kong - Super Mario Wiki, the Mario encyclopedia]
 
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'''ドンキーコング'''(Donkey Kong)は、『ドンキーコング』シリーズ、および『マリオ』シリーズに登場するキャラクター。
 
'''ドンキーコング'''(Donkey Kong)は、『ドンキーコング』シリーズ、および『マリオ』シリーズに登場するキャラクター。
 
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__TOC__
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
1981年にアーケード版『ドンキーコング』などに登場していた先代ドンキーコング(『スーパードンキーコング』から「クランキーコング」に改名)の孫息子。スマブラにおける経歴の紹介ではこの先代のものも含んでいる。
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1981年にアーケード版『ドンキーコング』などに登場していた先代ドンキーコング(『スーパードンキーコング』から「クランキーコング」に改名)の孫息子。『スマブラ』における経歴の紹介ではこの先代のものも含んでいる。
  
 
2代目はレア社開発の『スーパードンキーコング』で、3Dプリレンダの美しいグラフィックで華々しくデビュー。以後、『ドンキーコング』シリーズの主人公として幅広く活躍し、「DK」の愛称で親しまれることとなる。
 
2代目はレア社開発の『スーパードンキーコング』で、3Dプリレンダの美しいグラフィックで華々しくデビュー。以後、『ドンキーコング』シリーズの主人公として幅広く活躍し、「DK」の愛称で親しまれることとなる。
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先代との縁か、『マリオカート』シリーズなど[[マリオ]]の名を冠するゲームに出演することも多い。
 
先代との縁か、『マリオカート』シリーズなど[[マリオ]]の名を冠するゲームに出演することも多い。
  
相棒の[[ディディーコング]]を始め、アニマルフレンドなど多くの仲間がいる。
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相棒の[[ディディーコング]]をはじめ、アニマルフレンドなど多くの仲間がいる。
  
先代は悪役としての出番が多かったが、2代目は正義のヒーローとしての活躍が主である。ただ、「ドンキー(Donkey)」には「マヌケ」という意味があり、その名の通りドジで頼りない一面も。
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先代は悪役としての出番が多かったが、2代目は正義のヒーローとしての活躍が主である。ただ、「ドンキー(Donkey)」には「マヌケ」という意味があり、その名の通りドジで頼りない一面も。<br>
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また、ヒーロー役がメインと言っても、先代のような悪行を働くこともある(ミニマリオ工場を襲って強奪したり、先代と同じく[[ポリーン]]をさらったり)。悪役として出演する際は、大抵マリオが敵となる。
  
体格は『スーパードンキーコング』などドンキーが主役のゲームではディディーに近いやや小柄な体格であるが、『マリオ』シリーズやスマブラでは大柄なキャラクターであることが多く、任天堂全体としては一定していない。
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体格は『スーパードンキーコング』などドンキーが主役のゲームではディディーに近いやや小柄な体格であるが、『マリオ』シリーズや『スマブラ』では大柄なキャラクターであることが多く、任天堂全体としては一定していない。
  
 
== 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ ==
 
== 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ ==
シリーズ1作目の『[[スマブラ64]]』から登場。『[[スマブラDX]]』には2001年5月16日に『E3 2001』で、『[[スマブラX]]』には2006年5月10日に『E3 2006』で、『[[スマブラfor]]』には2013年6月11日に放送された『Ninetndo Direct@E3 2013』で、『[[スマブラSP]]』には、2018年6月13日に放送された『[https://www.nintendo.co.jp/e3/index.html Nintendo Direct: E3 2018]』で当作の情報が公開されると同時に参戦することが明らかになった。シリーズ全作で、最初から選択可能な[[ファイター]]として登場している。
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シリーズ1作目の『[[スマブラ64]]』から登場。『[[スマブラDX]]』には2001年5月16日に『E3 2001』で、『[[スマブラX]]』には2006年5月10日に『E3 2006』で、『[[スマブラfor]]』には2013年6月11日に放送された『Ninetndo Direct@E3 2013』で、『[[スマブラSP]]』には、2018年6月13日に放送された『[https://www.youtube.com/watch?v=r59XHhxFMhU Nintendo Direct: E3 2018]』で当作の情報が公開されると同時に参戦することが明らかになった。シリーズ全作で、最初から選択可能な[[ファイター]]として登場している。
  
デザインは『スーパードンキーコング』シリーズのものをベースにしており、体格は大型で『マリオカート64』などの『マリオ』シリーズ寄りである。
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デザインは『スーパードンキーコング』シリーズのものをベースにしているが、体格は大型で『マリオカート64』などの『マリオ』シリーズ寄りである。
  
 
最大級の重量とパワーとリーチ、身体の大きさを持ち、キック、ビンタ、頭突きと己の肉体のみを駆使して戦う。しかし決してありきたりな鈍重パワーファイターではなく、高い運動性、相手を持ち上げて移動する「リフティング」や相手を地面に埋める「ドンキーヘッドバット」などユニークでトリッキーなワザも兼ね揃えている。大型アイテムを持ち上げたままジャンプできるのはドンキーだけの特権。
 
最大級の重量とパワーとリーチ、身体の大きさを持ち、キック、ビンタ、頭突きと己の肉体のみを駆使して戦う。しかし決してありきたりな鈍重パワーファイターではなく、高い運動性、相手を持ち上げて移動する「リフティング」や相手を地面に埋める「ドンキーヘッドバット」などユニークでトリッキーなワザも兼ね揃えている。大型アイテムを持ち上げたままジャンプできるのはドンキーだけの特権。
  
『スマブラ64』では最大の重量・サイズ、そしてとびきりの隙の大きさを持った、いろいろな意味で「いちばん」を持ったファイターであった。<br />
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『スマブラ64』では最大の重量・サイズ、そしてとびきりの隙の大きさを持った、いろいろな意味で「いちばん」を持ったファイターであった。特に、通常必殺ワザの「ジャイアントパンチ」は最大タメで30%台から撃墜を狙えるという、『スマブラ64』最強のふっとばし力を誇るワザだった。
特に、通常必殺ワザの「ジャイアントパンチ」は最大タメで30%台から撃墜を狙えるという、『スマブラ64』最強のふっとばし力を誇るワザだった。
 
  
『スマブラDX』からはカートゥーン風ドタバタ感を狙ったデザインとなり、<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/0904/index.html 速報スマブラ拳!! : ドンキーコング]</ref>、諸々の動作や表情が大げさでコミカルなキャラクターになっている。<br />
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『スマブラDX』からはカートゥーン風ドタバタ感を狙ったデザインとなり<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/0904/index.html 速報スマブラ拳!! : ドンキーコング]</ref>、大げさでコミカルな動作・表情を見せるキャラクターとして定着。また、前作では最重量のファイターだったが、『スマブラDX』ではその座を[[クッパ]]に明け渡し、以降は重量級の中でもバランスの取れた性能へと収まっていく。
前作では最重量のファイターであったが、『スマブラDX』ではその座を[[クッパ]]に明け渡し2番目となった。<br />
+
 
また新規追加となる横必殺ワザに、相手を頭突きで地面にめり込ませる豪快なワザ「ドンキーヘッドバット」を獲得。このワザは空中ではメテオワザとなるため、これにより空中で使えるメテオワザが3種と最も多く持つファイターとなり、攻撃的な性質がより強調された。<br />
+
新規追加となる横必殺ワザに、相手を頭突きで地面にめり込ませる豪快なワザ「ドンキーヘッドバット」を獲得。このワザは空中では[[メテオワザ]]となるため、これにより空中で使えるメテオワザが3種と最も多く持つファイターとなり、攻撃的な性質がより強調された。しかし『スマブラDX』からのメテオワザの隙増加方針の影響でメテオワザの前空中攻撃と下空中攻撃の出が遅くなったことと、大きい身体のサイズや復帰力が低いことなどで、攻められると脆い一面もある。
しかし『スマブラDX』からのメテオワザの隙増加方針の影響でメテオワザの空中前攻撃と空中下攻撃の出が遅くなったことと、大きい身体のサイズや復帰力が低いことなどで、攻められると脆い一面もある。
 
  
 
『スマブラX』では多くのファイターが過去作よりも撃墜力が低下した中、ドンキーコングは前作と同等かそれ以上の撃墜力をキープしており、よりオフェンシブファイターとしての印象が強まった。<br />
 
『スマブラX』では多くのファイターが過去作よりも撃墜力が低下した中、ドンキーコングは前作と同等かそれ以上の撃墜力をキープしており、よりオフェンシブファイターとしての印象が強まった。<br />
[[最後の切りふだ]]の「タルコンガビート」はスマブラでは珍しく出展が非バトルアクションのスピンオフ作品からの切りふだで、タルコンガを取り出して演奏し、周囲に衝撃波を発生させる。音楽に合わせてボタンを押すと衝撃波の威力と射程がアップするというユニークなもの。
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[[最後の切りふだ]]「タルコンガビート」は『スマブラ』では珍しく出典が非バトルアクションのスピンオフ作品からの切りふだで、タルコンガを取り出して演奏し、周囲に衝撃波を発生させるというユニークなもの。リズムに合わせてボタンを押すと、衝撃波の威力と射程がアップする。
 +
 
 +
『スマブラfor』では新たに下必殺ワザ「ハンドスラップ」が空中でメテオ打撃を繰り出すようになり、保有するメテオワザは全ファイター最多の4種類になった。
  
 
=== アートワーク ===
 
=== アートワーク ===
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=== [[亜空の使者]]における役割 ===
 
=== [[亜空の使者]]における役割 ===
 
{{節スタブ}}
 
{{節スタブ}}
クッパによって奪われたバナナを取り戻すためにディディーコングとともに立ち上がる。しばらくしてバナナを見つけるも、これはクッパが仕組んだ罠で、"ダークキャノン"でディディーが狙われる。それを知ったドンキーは、ディディーを庇うが、その代償でフィギュア化され亜空軍にとらわれてしまう。その後エインシャント島に連行されそうになるが、ディディーがフォックス・ファルコの助けなどもあって救出する。さらにキャプテン・ファルコンとキャプテン・オリマーも協力し、亜空間爆弾工場へ突入する。
+
クッパによって奪われたバナナを取り戻すためにディディーコングとともに立ち上がる。<br />
 +
しばらくしてバナナを見つけるも、これはクッパが仕組んだ罠で、"ダークキャノン"でディディーが狙われる。それを知ったドンキーは、ディディーを庇うが、その代償でフィギュア化され亜空軍に捕らえられてしまった。<br />
 +
その後、エインシャント島に連行されそうになるが、ディディーがフォックス、ファルコの助けなどもあって救出する。さらにキャプテン・ファルコンとキャプテン・オリマーも協力し、亜空間爆弾工場へ突入する。
  
 
=== ゲーム中の解説 ===
 
=== ゲーム中の解説 ===
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;[{{有無|DX}}フィギュア名鑑] ドンキーコング(SMASH)
 
;[{{有無|DX}}フィギュア名鑑] ドンキーコング(SMASH)
:からだが大きいために混戦はすこし苦手だが、"ジャイアントパンチ"で大量撃墜を狙いやすい。意外にすばやい面もあり、使いこなせばコワイキャラ。"ドンキーヘッドバット"は地対地で当てると相手を地面にめりこませる。空中で当てれば、下方向に相手をふきとばす。
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:からだが大きいために混戦はすこし苦手だが、”ジャイアントパンチ”で大量撃墜を狙いやすい。意外にすばやい面もあり、使いこなせばコワイキャラ。”ドンキーヘッドバット”は地対地で当てると相手を地面にめりこませる。空中で当てれば、下方向に相手をふきとばす。
 
:*B:ジャイアントパンチ
 
:*B:ジャイアントパンチ
 
:*横+B:ドンキーヘッドバット
 
:*横+B:ドンキーヘッドバット
  
 
;[{{有無|DX}}フィギュア名鑑] ドンキーコング(SMASH)
 
;[{{有無|DX}}フィギュア名鑑] ドンキーコング(SMASH)
:パワータイプであるDKは、相手をつかんだ後にスティック前でリフティングが可能。そのまま道連れを狙うこともできるので、彼につかまれたら、すばやくレバガチャでふりほどくべし。"スピニングコング"は上昇速度よりも横速度のほうが速いので、ふっとびの復帰に使うならお早めに。
+
:パワータイプであるDKは、相手をつかんだ後にスティック前でリフティングが可能。そのまま道連れを狙うこともできるので、彼につかまれたら、すばやくレバガチャでふりほどくべし。”スピニングコング”は上昇速度よりも横速度のほうが速いので、ふっとびの復帰に使うならお早めに。
 
:*上+B:スピニングコング
 
:*上+B:スピニングコング
 
:*下+B:ハンドスラップ
 
:*下+B:ハンドスラップ
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:リズムアクションの『ドンキーコンガ』のように、リズムに合わせてタルコンガを叩く切りふだ。画面に流れてくる○をテンポ良く押していくと、音波の範囲が広がり、攻撃力もアップする。発動中は動けないが、相手の攻撃も受けない。ステージの強制スクロールはゆっくりになるが、自滅に注意したい。狭いステージだと効果的。
 
:リズムアクションの『ドンキーコンガ』のように、リズムに合わせてタルコンガを叩く切りふだ。画面に流れてくる○をテンポ良く押していくと、音波の範囲が広がり、攻撃力もアップする。発動中は動けないが、相手の攻撃も受けない。ステージの強制スクロールはゆっくりになるが、自滅に注意したい。狭いステージだと効果的。
  
=== 使用ワザの名称一覧 ===
+
== 使用ワザの名称一覧 ==
 
*通常攻撃のワザ名は[[スマブラ拳!!|スマブラ拳!! (64)]]および公式攻略本より引用。
 
*通常攻撃のワザ名は[[スマブラ拳!!|スマブラ拳!! (64)]]および公式攻略本より引用。
 
*『スマブラDX』までのつかみのワザ名は「つかみ(リフティング)」で、『スマブラX』からは全ファイター「つかみ」で統一。
 
*『スマブラDX』までのつかみのワザ名は「つかみ(リフティング)」で、『スマブラX』からは全ファイター「つかみ」で統一。
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|colspan="4"| ツインビート  
 
|colspan="4"| ツインビート  
 
|-
 
|-
| ニュートラル空中攻撃
+
| 通常空中攻撃
 
|colspan="5"| ドンキーラリアット  
 
|colspan="5"| ドンキーラリアット  
 
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|-
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| 前投げ
 
| 前投げ
 
|| リフティングスルー
 
|| リフティングスルー
|colspan="4"| リフティング  
+
|colspan="4"| リフティング<ref>『スマブラSP』ではリフティング投げにも固有のワザ名が設定されている。<br />リフティング前投げ:リフト投げ<br />リフティング後投げ:スイング投げ<br />リフティング上投げ:リフト上投げ<br />リフティング下投げ:ベアハッグ</ref>
 
|-
 
|-
 
| 後投げ  
 
| 後投げ  
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|}
 
|}
  
=== 動作などの元ネタ ===
+
== 動作などの元ネタ ==
==== ワザ ====
+
=== ワザ ===
*弱攻撃2段目
+
*脚部を用いたワザ各種
**『スーパードンキーコング2 ディディー&ディクシー』でディディーコングとディクシーコングが倒したキャプテンクルールに、ドンキーが放つアッパーに多少似ている。拳が一番高い位置の時のポーズが近い。あまり振りかぶらなかったり、足の左右などは違うが。
+
**『ジャングルビート』では敵に蹴りを喰らわすアクションがある。
 +
*弱攻撃2段目:アッパー
 +
**『スーパードンキーコング2』にて、[[ディディーコング]]と[[ディクシーコング]]が倒した[[キングクルール|キャプテンクルール]]にドンキーが放つアッパーがこれに近い。
 
{{SG
 
{{SG
 
|画像1=[[ファイル:元ネタ_ドンキーコング_弱2.png]]
 
|画像1=[[ファイル:元ネタ_ドンキーコング_弱2.png]]
 
}}
 
}}
*ダッシュ攻撃 {{有無|for|1/1}}
+
*ダッシュ攻撃:ローリングアタック {{有無|for}}以降
**ドンキーのアクションゲームにおけるダッシュ攻撃(ローリングアタック)を元にしている。
+
**『スーパードンキーコング』をはじめとするアクション系作品に登場する同名アクションより。
*前空中攻撃
+
*横スマッシュ攻撃:ダイナクラップ {{有無|DX}}以降
**『ドンキーコング64』でのジャンピングアタック。
+
**初出は『スマブラDX』だが、後に『ジャングルビート』で両手を叩いて音波で攻撃する「音波アタック」というアクションに似ている。
**ただし、ジャンピングアタックの初出は『スマブラ64』が先。
+
*下スマッシュ攻撃:ツインビート {{有無|DX}}以降
*前投げ:リフティング {{有無|SP}}
+
**GB版『ドンキーコング』での、ドンキーの握り拳を地面に叩きつける攻撃に似ている。
『スマブラSP』では担ぎ方が変わり、GB版『ドンキーコング』で、ドンキーがポリーンを攫う時の担ぎ方とほぼ同じものになっている。
+
*前空中攻撃:ハンマーナックル
 +
**初出は『スマブラ64』だが、後に『ドンキーコング64』でもほぼ同一のアクションが「ジャンピングアタック」という名称で登場している。
 +
*前投げ:リフティング
 +
**{{有無|SP}} ファイターを担ぐ姿勢が変わり、GB版『ドンキーコング』で、ドンキーが[[ポリーン]]を攫う時の担ぎ方、あるいは『ドンキーコングリターンズ』『ドンキーコング トロピカルフリーズ』でタルなどを持った時のポーズとほぼ同じものになった。
 
*上必殺ワザ:スピニングコング
 
*上必殺ワザ:スピニングコング
**『スーパードンキーコング2 ディディー&ディクシー』に登場したディクシーコングのポニーテールスピンが元になっている。
+
**『スーパードンキーコング2』から登場する[[ディクシーコング]]のアクション「ポニーテールスピン」が基になっている。他のコングファミリーが使う「ローリングアタック」に相当する攻撃アクションだが、空中ではボタン押しっぱなしでゆっくりと降下することもでき、ディクシーでないと飛び移れない場所もある。
 
{{SG
 
{{SG
 
|画像1=[[ファイル:元ネタ_ドンキーコング_上B.jpg]]
 
|画像1=[[ファイル:元ネタ_ドンキーコング_上B.jpg]]
|文=モーションも非常によく似ている。
+
|文=
 
|色=008000
 
|色=008000
 
}}
 
}}
 
*下必殺ワザ:ハンドスラップ
 
*下必殺ワザ:ハンドスラップ
**『スーパードンキーコング』や『ドンキーコング リターンズ』など、ドンキーが出演する多くのアクションゲームに登場するアクション。これで敵を倒すことはもちろん、地中に埋まったアイテムを掘り起こすこともできる。
+
**『スーパードンキーコング』や『ドンキーコング リターンズ』などで登場する、ドンキーを象徴するワザの一つ。敵を倒すのはもちろん、地中に埋まったアイテムを掘り起こしたりできる。
 
{{SG
 
{{SG
 
|画像1=[[ファイル:元ネタ_ドンキーコング_下B.jpg]]
 
|画像1=[[ファイル:元ネタ_ドンキーコング_下B.jpg]]
 
}}
 
}}
*最後の切りふだ:タルコンガビート {{有無|X}}{{有無|for|1/1}}
+
*最後の切りふだ:タルコンガビート {{有無|X}}{{有無|for}}
 
**『ドンキーコンガ』とその周辺機器「タルコンガ」。コンガは細部まできちんと再現されている。流れている曲は「JUNGLE LEVEL」。
 
**『ドンキーコンガ』とその周辺機器「タルコンガ」。コンガは細部まできちんと再現されている。流れている曲は「JUNGLE LEVEL」。
**攻撃手段としての元ネタは『ドンキーコング64』の「ボンゴ・ブラスター」だろう。こちらはタイミングよくボタンを押す必要は無い。
+
**攻撃手段としての元ネタは『ドンキーコング64』の「ボンゴ・ブラスター」だと思われる。こちらはタイミングよくボタンを押す必要はない。
**『ドンキーコンガ』では操作側が分かりやすいように右左逆に叩いてくれるが、スマブラでもタルコンガを前後ろ反対にしている(スタートボタンの位置で判別可能)。
+
**『ドンキーコンガ』では操作側が分かりやすいように右左逆に叩いてくれるが、『スマブラ』でもタルコンガを前後逆にしている(スタートボタンの位置で判別可能)。
**『スマブラfor』では、音符とコンボ数が表示されるようになった。
+
**{{有無|for}} 『スマブラfor』では、『ドンキーコンガ』同様の音符とコンボ数が表示されるようになった。
 
*最後の切りふだ:ジャングルラッシュ {{有無|SP}}
 
*最後の切りふだ:ジャングルラッシュ {{有無|SP}}
**「タルコンガ」専用のアクションゲーム『ドンキーコング ジャングルビート』で、一部の敵やボスに対し叩き込むことができるラッシュが元ネタ。
+
**『ジャングルビート』で、一部の敵やボスに対し叩き込むことができるラッシュ攻撃が元ネタ。ちなみに同作は元々は「タルコンガ」を専用コントローラーとするアクションゲームである。
  
==== その他 ====
+
=== その他 ===
*立ち、しゃがみ、歩行、走行、地上前ジャンプ
+
*[[待機モーション]] / [[しゃがみ]] / [[歩行]] / [[走行]] / [[ジャンプ#地上ジャンプ|地上前ジャンプ]]
**『スーパードンキーコング』と同じ動作。
+
**いずれも『スーパードンキーコング』のものに非常に近い動作。
 
{{SG
 
{{SG
 
|画像1=[[ファイル:元ネタ_ドンキーコング_立ち.jpg]]
 
|画像1=[[ファイル:元ネタ_ドンキーコング_立ち.jpg]]
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|色=008000
 
|色=008000
 
}}
 
}}
*空中前ジャンプ
+
*[[ジャンプ#空中ジャンプ|空中前ジャンプ]]
**『スーパードンキーコング』で敵を踏みつけたときに跳ねる動作。
+
**『スーパードンキーコング』で敵を踏みつけた際に跳ねる動作に近い。
 
{{SG
 
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|画像1=[[ファイル:元ネタ_ドンキーコング_空中前ジャンプ.jpg]]
 
|画像1=[[ファイル:元ネタ_ドンキーコング_空中前ジャンプ.jpg]]
 
}}
 
}}
*空中ジャンプ後落下
+
*空中ジャンプ後の落下
**『スーパードンキーコング』でタイヤ(スプリングのような仕掛け)の上でジャンプした時等の落下のポーズ。
+
**『スーパードンキーコング』でタイヤ(スプリングのような仕掛け)の上でジャンプした時などの落下のポーズ。
*リフティング
+
*[[アイテム#アイテムの分類|大型キャリアー]]を持ち上げる / 前投げ:リフティング {{有無|for}}以前
 
**『スーパードンキーコング』でアイテムのタルを運ぶ動作。
 
**『スーパードンキーコング』でアイテムのタルを運ぶ動作。
 
{{SG
 
{{SG
 
|画像1=[[ファイル:元ネタ_ドンキーコング_リフティング.jpg]]
 
|画像1=[[ファイル:元ネタ_ドンキーコング_リフティング.jpg]]
 
}}
 
}}
*[[登場演出]] {{有無|64}},{{有無|X}}以降
+
*[[登場演出]] {{有無|64}}, {{有無|X}}以降
**『スーパードンキーコング』に登場する"DKバレル"から出てくる。DKバレルはパートナーのコングがやられていなくなっているときにパートナーが入っているタル。
+
**『スーパードンキーコング』に登場する「DKバレル」から出てくる。DKバレルはパートナーのコングがやられていなくなっている時にパートナーが入っているタル。
*[[勝利演出]]:頭上で握った両手を振る。
+
*[[勝利演出]]:両腕を曲げて上げるダブルバイセップスのポーズ
**『スーパードンキーコング』でボーナスステージやボスをクリアした時にとるポーズの一部。こちらを向いて拍手し、両手の親指を3回立てて、最後にこの動きをする。
+
**『トロピカルフリーズ』に、同じポーズを取ったドンキーのアートワークが存在する。
*上アピール {{有無|X}}以降 / [[勝利演出]]:ドラミングする。
+
*勝利演出:頭上で握った両手を振る
**『スーパードンキーコング』での待機モーション。
+
**『スーパードンキーコング』にて、ボーナスステージやボスのクリア時に取るポーズの一部。
 +
***原作では、こちらを向いて拍手し、両手の親指を3回立てて、最後にこの動きをする。
 +
*勝利演出:ドラミング / 上[[アピール]] {{有無|X}}以降
 +
**『スーパードンキーコング』にて、一定時間操作しないでいるとドンキーが行う動作。
 +
**『トロピカルフリーズ』でも、ステージのスタート時などに行う。
 
{{SG
 
{{SG
 
|画像1=[[ファイル:元ネタ_ドンキーコング_上アピール.jpg]]
 
|画像1=[[ファイル:元ネタ_ドンキーコング_上アピール.jpg]]
303行目: 316行目:
 
|色=008000
 
|色=008000
 
}}
 
}}
*勝利演出:両腕を曲げて上げるダブルパイセップスのポーズ。
+
*やられ時の目玉が飛び出した表情 {{有無|for}}以降
**『トロピカルフリーズ』に、同じポーズを取ったドンキーのアートワークが存在する。
+
**『スーパードンキーコング』ではオープニングにてクランキーコングにTNTバレルを投げ込まれた時、ゲーム中では崖際に立った時に目玉が飛び出るリアクションを見せる。
*被ダメージ時の目玉が飛び出した表情
+
**『スーパードンキーコング2』ではキャプテンクルール戦にて、ディディーたちに倒されたはずのクルールが起き上がったことに仰天したドンキーが、目玉を飛び出させ口をあんぐりと開けるリアクションを取った。
『スーパードンキーコング2』の、キャプテンクルール戦中の演出が元ネタ。ディディー達に倒されたはずのクルールが起き上がった事に吃驚したドンキーが、目玉を飛び出させ口をあんぐりと開けるリアクションをしている。余談だが、この時ドンキーは囚われの身である。
+
***余談だが、この時ドンキーは囚われの身である。
 +
*オープニングムービーのカットイン・キャラクターセレクト画面のアイコン {{有無|64}}
 +
**[https://www.mariowiki.com/File:DonkeyDKC.png 『スーパードンキーコング』の立ち絵の一つ]から流用されている。
  
 
== 主な登場作品 ==
 
== 主な登場作品 ==
*ドンキーコング (1981/AC) (1983/FC) 【バーチャルコンソール [https://www.nintendo.co.jp/3ds/eshop/vc/tbjj/ 3DS] / [https://www.nintendo.co.jp/titles/20010000000907 Wii U]】 【[https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000010532 Switch アーケードアーカイブス]】
+
*ドンキーコング (1981/AC<ref name="ArcadeArchives" />) (1983/FC<ref name="VC3+NSO1" />)
*[http://www.nintendo.co.jp/n02/shvc/8x/ スーパードンキーコング] (1994/SFC) 【バーチャルコンソール [https://www.nintendo.co.jp/titles/20010000006606 Wii U] / [https://www.nintendo.co.jp/titles/50010000039696 New3DS]
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*[http://www.nintendo.co.jp/n02/shvc/8x/ スーパードンキーコング] (1994/SFC<ref name="VC6+NSO1" />)(2003/GBA)
*[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_ndoj/ ドンキーコング64] (1999/N64) 【[https://www.nintendo.co.jp/titles/20010000013228 Wii U バーチャルコンソール]】
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**[https://www.nintendo.co.jp/n02/dmg/ytj/index.html スーパードンキーコングGB] (1995/GB<ref name="VC5" />)
 +
**[https://www.nintendo.co.jp/n02/dmg/bddj/ ドンキーコング2001] (2001/GBC)
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*[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_ndoj/ ドンキーコング64] (1999/N64<ref name="VC4" />)
 
*[http://www.nintendo.co.jp/ngc/gkgj/ ドンキーコンガ] (2003/GC)
 
*[http://www.nintendo.co.jp/ngc/gkgj/ ドンキーコンガ] (2003/GC)
 
*[http://www.nintendo.co.jp/n08/bm5j/ マリオvs.ドンキーコング] (2004/GBA)
 
*[http://www.nintendo.co.jp/n08/bm5j/ マリオvs.ドンキーコング] (2004/GBA)
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<ref name="namechangeonly">ワザ名のみの変更で、モーションに大きな違いはない。</ref>
 
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<ref name="VC3+NSO1">Wii/3DS/Wii Uでバーチャルコンソールが配信された他、Switchでは有料オンラインサービス『Nintendo Switch Online』加入者限定ソフトの収録タイトルとして配信された。</ref>
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<ref name="VC5">3DSでバーチャルコンソールが配信された。</ref>
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<ref name="VC6+NSO1">Wii/Wii U/New3DSでバーチャルコンソールが配信された他、Switchでは有料オンラインサービス『Nintendo Switch Online』加入者限定ソフトの収録タイトルとして配信された。</ref>
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<ref name="ArcadeArchives">Switchでアーケードアーカイブスが配信された。</ref>
 
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2024年3月16日 (土) 17:40時点における最新版

ドンキーコング
ドンキーコング (ドンキーコング トロピカルフリーズ).png
『ドンキーコング トロピカルフリーズ』のドンキーコング
シンボル ドンキーコング.png
出典ドンキーコングシリーズ
マリオシリーズ
デビュードンキーコング
(1981年7月9日/AC)
スマブラ
への出演
スマブラ64スマブラDXスマブラXスマブラforスマブラSP
外部サイト
の紹介記事
ドンキーコング (ゲームキャラクター・2代目) - Wikipedia
Donkey Kong - Super Mario Wiki, the Mario encyclopedia

ドンキーコング(Donkey Kong)は、『ドンキーコング』シリーズ、および『マリオ』シリーズに登場するキャラクター。


概要

1981年にアーケード版『ドンキーコング』などに登場していた先代ドンキーコング(『スーパードンキーコング』から「クランキーコング」に改名)の孫息子。『スマブラ』における経歴の紹介ではこの先代のものも含んでいる。

2代目はレア社開発の『スーパードンキーコング』で、3Dプリレンダの美しいグラフィックで華々しくデビュー。以後、『ドンキーコング』シリーズの主人公として幅広く活躍し、「DK」の愛称で親しまれることとなる。

先代との縁か、『マリオカート』シリーズなどマリオの名を冠するゲームに出演することも多い。

相棒のディディーコングをはじめ、アニマルフレンドなど多くの仲間がいる。

先代は悪役としての出番が多かったが、2代目は正義のヒーローとしての活躍が主である。ただ、「ドンキー(Donkey)」には「マヌケ」という意味があり、その名の通りドジで頼りない一面も。
また、ヒーロー役がメインと言っても、先代のような悪行を働くこともある(ミニマリオ工場を襲って強奪したり、先代と同じくポリーンをさらったり)。悪役として出演する際は、大抵マリオが敵となる。

体格は『スーパードンキーコング』などドンキーが主役のゲームではディディーに近いやや小柄な体格であるが、『マリオ』シリーズや『スマブラ』では大柄なキャラクターであることが多く、任天堂全体としては一定していない。

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ

シリーズ1作目の『スマブラ64』から登場。『スマブラDX』には2001年5月16日に『E3 2001』で、『スマブラX』には2006年5月10日に『E3 2006』で、『スマブラfor』には2013年6月11日に放送された『Ninetndo Direct@E3 2013』で、『スマブラSP』には、2018年6月13日に放送された『Nintendo Direct: E3 2018』で当作の情報が公開されると同時に参戦することが明らかになった。シリーズ全作で、最初から選択可能なファイターとして登場している。

デザインは『スーパードンキーコング』シリーズのものをベースにしているが、体格は大型で『マリオカート64』などの『マリオ』シリーズ寄りである。

最大級の重量とパワーとリーチ、身体の大きさを持ち、キック、ビンタ、頭突きと己の肉体のみを駆使して戦う。しかし決してありきたりな鈍重パワーファイターではなく、高い運動性、相手を持ち上げて移動する「リフティング」や相手を地面に埋める「ドンキーヘッドバット」などユニークでトリッキーなワザも兼ね揃えている。大型アイテムを持ち上げたままジャンプできるのはドンキーだけの特権。

『スマブラ64』では最大の重量・サイズ、そしてとびきりの隙の大きさを持った、いろいろな意味で「いちばん」を持ったファイターであった。特に、通常必殺ワザの「ジャイアントパンチ」は最大タメで30%台から撃墜を狙えるという、『スマブラ64』最強のふっとばし力を誇るワザだった。

『スマブラDX』からはカートゥーン風ドタバタ感を狙ったデザインとなり[1]、大げさでコミカルな動作・表情を見せるキャラクターとして定着。また、前作では最重量のファイターだったが、『スマブラDX』ではその座をクッパに明け渡し、以降は重量級の中でもバランスの取れた性能へと収まっていく。

新規追加となる横必殺ワザに、相手を頭突きで地面にめり込ませる豪快なワザ「ドンキーヘッドバット」を獲得。このワザは空中ではメテオワザとなるため、これにより空中で使えるメテオワザが3種と最も多く持つファイターとなり、攻撃的な性質がより強調された。しかし『スマブラDX』からのメテオワザの隙増加方針の影響でメテオワザの前空中攻撃と下空中攻撃の出が遅くなったことと、大きい身体のサイズや復帰力が低いことなどで、攻められると脆い一面もある。

『スマブラX』では多くのファイターが過去作よりも撃墜力が低下した中、ドンキーコングは前作と同等かそれ以上の撃墜力をキープしており、よりオフェンシブファイターとしての印象が強まった。
最後の切りふだ「タルコンガビート」は『スマブラ』では珍しく出典が非バトルアクションのスピンオフ作品からの切りふだで、タルコンガを取り出して演奏し、周囲に衝撃波を発生させるというユニークなもの。リズムに合わせてボタンを押すと、衝撃波の威力と射程がアップする。

『スマブラfor』では新たに下必殺ワザ「ハンドスラップ」が空中でメテオ打撃を繰り出すようになり、保有するメテオワザは全ファイター最多の4種類になった。

アートワーク

亜空の使者における役割

[icon] この節の加筆が望まれています。

クッパによって奪われたバナナを取り戻すためにディディーコングとともに立ち上がる。
しばらくしてバナナを見つけるも、これはクッパが仕組んだ罠で、"ダークキャノン"でディディーが狙われる。それを知ったドンキーは、ディディーを庇うが、その代償でフィギュア化され亜空軍に捕らえられてしまった。
その後、エインシャント島に連行されそうになるが、ディディーがフォックス、ファルコの助けなどもあって救出する。さらにキャプテン・ファルコンとキャプテン・オリマーも協力し、亜空間爆弾工場へ突入する。

ゲーム中の解説

[64キャラクター紹介]
マリオの宿敵だったドンキーコングが初代だとすると、現在のドンキーコングは2代目に当たる。パワーだけでなくスピードもかね備え、大好物のバナナを探して、いつもジャングルを軽快に駆けまわっている。バックにはディディーを始め、ユニークなコングファミリーが控えている。
  • ドンキーコング (83.7/FC)
  • スーパードンキーコング (94.11/SFC)
  • マリオカート64 (96.12/N64)
[DXフィギュア名鑑] ドンキーコング
本人はのんきにゆうがにジャングル・ライフを送っているが、クレムリン軍団などにちょっかいを出され、いやおうなしに冒険に出る。パワーがあるにもかかわらずスピードもかねそなえる。バナナが大好物。DKマークのネクタイが唯一のおしゃれ。
  • スーパードンキーコング (SFC)
  • ドンキーコング64 (N64)
[DXフィギュア名鑑] ドンキーコング(SMASH)
からだが大きいために混戦はすこし苦手だが、”ジャイアントパンチ”で大量撃墜を狙いやすい。意外にすばやい面もあり、使いこなせばコワイキャラ。”ドンキーヘッドバット”は地対地で当てると相手を地面にめりこませる。空中で当てれば、下方向に相手をふきとばす。
  • B:ジャイアントパンチ
  • 横+B:ドンキーヘッドバット
[DXフィギュア名鑑] ドンキーコング(SMASH)
パワータイプであるDKは、相手をつかんだ後にスティック前でリフティングが可能。そのまま道連れを狙うこともできるので、彼につかまれたら、すばやくレバガチャでふりほどくべし。”スピニングコング”は上昇速度よりも横速度のほうが速いので、ふっとびの復帰に使うならお早めに。
  • 上+B:スピニングコング
  • 下+B:ハンドスラップ
[Xフィギュア名鑑] ドンキーコング
ジャングルでのんきに暮らす、みんなのリーダー的存在。クレムリン軍団のキングクルールが引き起こした問題や事件を解決するべく冒険に出かける。見た目通りのパワーと、巨漢のわりには素早く動けるスピードを兼ね揃えている。呆れるくらいのバナナ好き。ネクタイにはドンキーコングの頭文字"DK"のマークがつく。
  • (SFC) スーパードンキーコング
  • (N64) ドンキーコング64
[Xフィギュア名鑑] タルコンガビート
どこならともなく取りだしたタルコンガを叩きまくる。豪快かつ華麗なコンガさばきでビートを刻み、音波を発生。その音と振動を使って相手にダメージを与えていく。音楽に合わせてボタンを押すとより強い音波を出すことが可能。発動中は無敵だが、その場に留まることになるため、強制スクロールのステージでは注意。
  • (Wii) 大乱闘スマッシュブラザーズX
[3Uフィギュア名鑑] ドンキーコング
バナナをこよなく愛する、ジャングルの王者。ディディーコングやアニマルフレンドと協力し、ジャングルの平和を乱す悪をこらしめている。『スマブラ』では怪力による圧倒的なパワーと、リーチの長さが特徴。スピードもそこそこ速い。重いアイテムを持ったまま、ジャンプもできる。パワーとリーチを活かして、ガンガン攻めよう。
  • (SFC) ドンキーコング リターンズ (2010/12)
  • (Wii) ドンキーコング リターンズ (2010/12)
[3Uフィギュア名鑑] ドンキーコング(EX)
怪力のドンキーコングは、頭だって武器にする。「ドンキーヘッドバット」は、強烈な頭突きをする必殺ワザ。地上にいるライバルにヒットすると、地面にめり込ませ、身動きできない状態にする。相手を地面に埋めたら身動きが取れないうちに痛い一発を浴びせよう。空中の相手に当てると、真下に叩き落とす、メテオ効果が付加される。
  • (SFC) ドンキーコング リターンズ (2010/12)
  • (Wii) ドンキーコング リターンズ (2010/12)
[WiiUフィギュア名鑑] タルコンガビート
リズムアクションの『ドンキーコンガ』のように、リズムに合わせてタルコンガを叩く切りふだ。画面に流れてくる○をテンポ良く押していくと、音波の範囲が広がり、攻撃力もアップする。発動中は動けないが、相手の攻撃も受けない。ステージの強制スクロールはゆっくりになるが、自滅に注意したい。狭いステージだと効果的。

使用ワザの名称一覧

  • 通常攻撃のワザ名はスマブラ拳!! (64)および公式攻略本より引用。
  • 『スマブラDX』までのつかみのワザ名は「つかみ(リフティング)」で、『スマブラX』からは全ファイター「つかみ」で統一。
スマブラ64 スマブラDX スマブラX スマブラfor スマブラSP
弱攻撃 ジャブ → アッパー
ダッシュ攻撃 アイアンキック ローリングアタック
横強攻撃 コングストレート コングアックス コンゴバックハンド[2]
上強攻撃 くもの巣はらい
下強攻撃 足もとびんた 足もとビンタ[2] ロースラップ[2]
横スマッシュ攻撃 パワーびんた ダイナクラップ
上スマッシュ攻撃 ジャンボプレス
下スマッシュ攻撃 グランドロール ツインビート
通常空中攻撃 ドンキーラリアット
前空中攻撃 ハンマーナックル
後空中攻撃 コングロケット
上空中攻撃 空中くもの巣はらい エアヘッドバット
下空中攻撃 エアスタンピード
つかみ攻撃 つかみチョップ
前投げ リフティングスルー リフティング[3]
後投げ ダイレクトスルー 反転投げ[2]
上投げ ココナッツリフト ココナッツトス[2]
下投げ パイルドロップ ボトムシュート[2]
通常必殺ワザ (1) ジャイアントパンチ
通常必殺ワザ2 急速チャージパンチ
通常必殺ワザ3 ジャイアントストーム
横必殺ワザ (1) ドンキーヘッドバット
横必殺ワザ2 ジャンピングヘッドバット
横必殺ワザ3 耐えるヘッドバット
上必殺ワザ (1) スピニングコング
上必殺ワザ2 ヘリジャンプ
上必殺ワザ3 バキュームサイクロン
下必殺ワザ (1) ハンドスラップ
下必殺ワザ2 ピンポイントスラップ
下必殺ワザ3 ファイアスラップ
最後の切りふだ タルコンガビート ジャングルラッシュ

動作などの元ネタ

ワザ

元ネタ ドンキーコング 弱2.png
  • ダッシュ攻撃:ローリングアタック 3U以降
    • 『スーパードンキーコング』をはじめとするアクション系作品に登場する同名アクションより。
  • 横スマッシュ攻撃:ダイナクラップ DX以降
    • 初出は『スマブラDX』だが、後に『ジャングルビート』で両手を叩いて音波で攻撃する「音波アタック」というアクションに似ている。
  • 下スマッシュ攻撃:ツインビート DX以降
    • GB版『ドンキーコング』での、ドンキーの握り拳を地面に叩きつける攻撃に似ている。
  • 前空中攻撃:ハンマーナックル
    • 初出は『スマブラ64』だが、後に『ドンキーコング64』でもほぼ同一のアクションが「ジャンピングアタック」という名称で登場している。
  • 前投げ:リフティング
    • SP ファイターを担ぐ姿勢が変わり、GB版『ドンキーコング』で、ドンキーがポリーンを攫う時の担ぎ方、あるいは『ドンキーコングリターンズ』『ドンキーコング トロピカルフリーズ』でタルなどを持った時のポーズとほぼ同じものになった。
  • 上必殺ワザ:スピニングコング
    • 『スーパードンキーコング2』から登場するディクシーコングのアクション「ポニーテールスピン」が基になっている。他のコングファミリーが使う「ローリングアタック」に相当する攻撃アクションだが、空中ではボタン押しっぱなしでゆっくりと降下することもでき、ディクシーでないと飛び移れない場所もある。
元ネタ ドンキーコング 上B.jpg
  • 下必殺ワザ:ハンドスラップ
    • 『スーパードンキーコング』や『ドンキーコング リターンズ』などで登場する、ドンキーを象徴するワザの一つ。敵を倒すのはもちろん、地中に埋まったアイテムを掘り起こしたりできる。
元ネタ ドンキーコング 下B.jpg
  • 最後の切りふだ:タルコンガビート X3U
    • 『ドンキーコンガ』とその周辺機器「タルコンガ」。コンガは細部まできちんと再現されている。流れている曲は「JUNGLE LEVEL」。
    • 攻撃手段としての元ネタは『ドンキーコング64』の「ボンゴ・ブラスター」だと思われる。こちらはタイミングよくボタンを押す必要はない。
    • 『ドンキーコンガ』では操作側が分かりやすいように右左逆に叩いてくれるが、『スマブラ』でもタルコンガを前後逆にしている(スタートボタンの位置で判別可能)。
    • 3U 『スマブラfor』では、『ドンキーコンガ』同様の音符とコンボ数が表示されるようになった。
  • 最後の切りふだ:ジャングルラッシュ SP
    • 『ジャングルビート』で、一部の敵やボスに対し叩き込むことができるラッシュ攻撃が元ネタ。ちなみに同作は元々は「タルコンガ」を専用コントローラーとするアクションゲームである。

その他

元ネタ ドンキーコング 立ち.jpg 元ネタ ドンキーコング しゃがみ.jpg 元ネタ ドンキーコング 歩行.jpg 元ネタ ドンキーコング 走行.jpg 元ネタ ドンキーコング 地上前ジャンプ.jpg
▲左から順に立ち、しゃがみ、歩行、ダッシュ、地上前ジャンプ。
  • 空中前ジャンプ
    • 『スーパードンキーコング』で敵を踏みつけた際に跳ねる動作に近い。
元ネタ ドンキーコング 空中前ジャンプ.jpg
  • 空中ジャンプ後の落下
    • 『スーパードンキーコング』でタイヤ(スプリングのような仕掛け)の上でジャンプした時などの落下のポーズ。
  • 大型キャリアーを持ち上げる / 前投げ:リフティング 3U以前
    • 『スーパードンキーコング』でアイテムのタルを運ぶ動作。
元ネタ ドンキーコング リフティング.jpg
  • 登場演出 64, X以降
    • 『スーパードンキーコング』に登場する「DKバレル」から出てくる。DKバレルはパートナーのコングがやられていなくなっている時にパートナーが入っているタル。
  • 勝利演出:両腕を曲げて上げるダブルバイセップスのポーズ
    • 『トロピカルフリーズ』に、同じポーズを取ったドンキーのアートワークが存在する。
  • 勝利演出:頭上で握った両手を振る
    • 『スーパードンキーコング』にて、ボーナスステージやボスのクリア時に取るポーズの一部。
      • 原作では、こちらを向いて拍手し、両手の親指を3回立てて、最後にこの動きをする。
  • 勝利演出:ドラミング / 上アピール X以降
    • 『スーパードンキーコング』にて、一定時間操作しないでいるとドンキーが行う動作。
    • 『トロピカルフリーズ』でも、ステージのスタート時などに行う。
元ネタ ドンキーコング 上アピール.jpg
▲静止画ではわかりづらいが胸を叩いている。
  • やられ時の目玉が飛び出した表情 3U以降
    • 『スーパードンキーコング』ではオープニングにてクランキーコングにTNTバレルを投げ込まれた時、ゲーム中では崖際に立った時に目玉が飛び出るリアクションを見せる。
    • 『スーパードンキーコング2』ではキャプテンクルール戦にて、ディディーたちに倒されたはずのクルールが起き上がったことに仰天したドンキーが、目玉を飛び出させ口をあんぐりと開けるリアクションを取った。
      • 余談だが、この時ドンキーは囚われの身である。
  • オープニングムービーのカットイン・キャラクターセレクト画面のアイコン 64

主な登場作品

他多数

脚注

  1. 速報スマブラ拳!! : ドンキーコング
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 ワザ名のみの変更で、モーションに大きな違いはない。
  3. 『スマブラSP』ではリフティング投げにも固有のワザ名が設定されている。
    リフティング前投げ:リフト投げ
    リフティング後投げ:スイング投げ
    リフティング上投げ:リフト上投げ
    リフティング下投げ:ベアハッグ
  4. Switchでアーケードアーカイブスが配信された。
  5. Wii/3DS/Wii Uでバーチャルコンソールが配信された他、Switchでは有料オンラインサービス『Nintendo Switch Online』加入者限定ソフトの収録タイトルとして配信された。
  6. Wii/Wii U/New3DSでバーチャルコンソールが配信された他、Switchでは有料オンラインサービス『Nintendo Switch Online』加入者限定ソフトの収録タイトルとして配信された。
  7. 3DSでバーチャルコンソールが配信された。
  8. Wii Uでバーチャルコンソールが配信された。

外部リンク


ファイター
64 マリオ - ドンキーコング - リンク - サムス - ヨッシー - カービィ - フォックス - ピカチュウ - ルイージ - ネス - キャプテン・ファルコン - プリン
DX クッパ - ピーチ - アイスクライマー - シーク - ゼルダ - マルス - ピチュー - ガノンドロフ - ドクターマリオ - ファルコ - ミュウツー - ロイ - こどもリンク - Mr.ゲーム&ウォッチ
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ファイター ドンキーコング:64/DX/X/for/SP - ディディーコング:X/for/SP - キングクルール:SP
ステージ コンゴジャングル (64) - いかだと滝 - ジャングルガーデン - 大滝のぼり - 75m - バナナジャングル
アイテム スプリング - タル大砲 - ハンマー
アシストフィギュア クラップトラップ
ステージ出演 クラップトラップ
敵キャラ クリッター - ティキドリー
その他の出演 ディクシーコング - ポリーン
音楽 ドンキーコングシリーズの音楽の一覧
スピリット ドンキーコングシリーズのスピリットの一覧/対戦データ