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|デビュー=光神話 パルテナの鏡(1986年12月19日/FCD)
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
ファミコンで発売された『光神話 パルテナの鏡』の主人公。
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『パルテナの鏡』シリーズの主人公。<br />
『光神話 パルテナの鏡』はディスクシステム用ゲームの第4作。海外でのタイトルは『Kid Icarus』。海外のみ続編がゲームボーイで発売されている。
+
"[[エンジェランド]]"の天空界に暮らす天使で、光の女神[[パルテナ]]の親衛隊隊長。パルテナ軍で最強の戦士であり、群を抜いた実力者とされる。
"[[エンジェランド]]"の天空界に暮らす天使で、光の女神[[パルテナ]]の親衛隊隊長。
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第1作『光神話 パルテナの鏡』では、闇の女神・メデューサに幽閉されていたが、パルテナの最後の力によって救われ、彼女から受け取った光の弓矢や、奪われた三種の神器を使いこなし、メデューサに立ち向かう。
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それから25年後の『新・光神話 パルテナの鏡』では、本人曰く「昔の僕とは違う」そうで、パルテナの力で限定的な飛行能力を得たり、多彩な武器を扱うなど大幅にパワーアップしており、復活したメデューサの野望の阻止、そして黒幕である冥府神ハデスや侵略者軍団オーラムなどとの戦いに向かう。
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性格は初期の作品では描写されず、初参戦の『[[スマブラX]]』および『新・光神話 パルテナの鏡』以降の設定が読み取れる。それらの作品では、正義感が強くパルテナへの忠誠心も篤いが、年齢相応のやんちゃで自信家な性格となっている。一人称は「ボク」。また、パルテナへは忠実で敬愛している一方で、彼女が時折見せるいい加減な面には着いて行けず、頭を抱えている様子も垣間見せる。
  
 
== 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ ==
 
== 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ ==
『[[スマブラDX]]』では鑑賞用フィギュアとして登場した。ファイターとしてはシリーズ3作目から登場。<br>『[[スマブラX]]』には2006年5月10日に『E3 2006』で、『[[スマブラfor]]』には2013年6月11日に放送された『Ninetndo Direct@E3 2013』で参戦が正式に明らかにされた。なお、正式な発表ではないが、2012年3月22日発売の「新・光神話 パルテナの鏡 女神の導きブック」に掲載された「『新・光神話 パルテナの鏡』ディレクター桜井政博氏SPインタビュー」にて、[[桜井政博]]によってピットの『[[スマブラfor]]』への参戦が明かされている。このインタビュー以前に、今作へどんなキャラを出演させるかを明かしたことはないため、これによりピットは最も早く『スマブラfor』への参戦が判明したファイターとなっている<ref>―ピットはまた何らかの形で活躍する機会はありますか。<br />桜井:少なくとも次の『スマブラ』には出ると思います。これで出ないとかなったら…(笑)。その時には本作のエッセンスをいくらか入れると思います。何らかの神器を取り出してきたりとか、そういうことは考えます。あとは、ゲストキャラを誰か考えるべきですかね?</ref>
+
『[[スマブラDX]]』では鑑賞用フィギュアとして登場していた。[[ファイター]]としてはシリーズ3作目から登場。『[[スマブラX]]』では2006年5月10日に『E3 2006』で、『[[スマブラfor]]』では2013年6月11日に放送された『Ninetndo Direct@E3 2013』で参戦が明らかにされた。2作ともに最初から選択可能なファイターとして登場している。
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なお、正式な発表ではないが、2012年3月22日発売の「新・光神話 パルテナの鏡 女神の導きブック」に掲載された「『新・光神話 パルテナの鏡』ディレクター桜井政博氏SPインタビュー」にて、[[桜井政博]]によってピットの『スマブラfor』への参戦が明かされている<ref>『新・光神話 パルテナの鏡 女神の導きブック』 19ページ<br />“―ピットはまた何らかの形で活躍する機会はありますか。<br />桜井:少なくとも次の『スマブラ』には出ると思います。これで出ないとかなったら…(笑)。その時には本作のエッセンスをいくらか入れると思います。何らかの神器を取り出してきたりとか、そういうことは考えます。あとは、ゲストキャラを誰か考えるべきですかね?”</ref>。このインタビュー以前に、今作へどんなキャラを出演させるかを明かしたことはないため、ピットは最も早く『スマブラfor』への参戦が判明したファイターということになる。
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デザインは『スマブラX』では原作から大きくリニューアルされている。顔は現代の漫画的になり、装飾品には金のブレスレットなどが多数追加され、足に履いていた脚絆のようなものはブーツになり、スパッツを履くなど大幅にデザインが細かくなった。これらのデザインは「もし『光神話』が『ゼルダの伝説』のようにシリーズ化していたらピットはどのようなデザインになっていたか」というコンセプトの基に行われたものである<ref>2008年2月29日ファミ通増刊号「直撃!!桜井政博さんインタビュー 新規参戦キャラクターについて聞く後編</ref>。デザイン原案は『スマブラ』シリーズと『新・光神話 パルテナの鏡』のディレクターである[[桜井政博]]が作成しており、服の形状などは桜井政博の案がほぼそのまま採用された。また桜井政博が最初に描き起こしたデザインはゲームのものよりも元気少年といった感じのものだったが、当作品で開発を協力した『グランディアIII』のゲームアーツ側スタッフのモデリングで素直そうな落ち着いた風貌となった<ref>ニンテンドードリーム2008年9月号「スマブラX兄弟拳!! ニンドリアンケート集計拳!!」より</ref>。『スマブラfor』では『スマブラX』を基にした『新・光神話』のデザインに準じている。
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日本版での声の担当は高山みなみが務める。『スマブラX』はピットに始めて声が当てられた作品で、高山みなみは後の『新・光神話』でも引き続き声を担当した。
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武器には『光神話』でピットがメデューサを倒した後にパルテナがピットに授けたという<ref name="パルテナの神弓" />オリジナルの武器"パルテナの神弓<ref>後に『新・光神話』に装備のひとつとして逆輸入された</ref>"を持って戦う。弓からは光の矢を放つ事が可能なほか、中央部から分離し2振りの短剣(曲刀)として接近戦に対応可能。剣の向きを逆に連結、S字型の連結剣にして振り回し斬りつける事もできる。他に三種の神器(『スマブラX』では"イカロスの翼"と"鏡の盾"を必殺ワザに、『スマブラfor』では[[最後の切りふだ]]として使う)や、『新・光神話』の神器の"豪腕ダッシュアッパー"と"衛生ガーディアンズ"を使う。
  
デザインは『[[スマブラX]]』では原作から大きくリニューアルされている。顔は現代の漫画的になり、装飾品には金のブレスレットなどが多数追加され、足に履いていた脚絆のようなものはブーツになり、スパッツを履くなど大幅にデザインが細かくなった。これらのデザインは「もし『パルテナの鏡』が『ゼルダの伝説』のようにシリーズ化していたらピットはどのようなデザインになっていたか」というコンセプトの基に行われたものである<ref>2008年2月29日ファミ通増刊号「直撃!!桜井政博さんインタビュー 新規参戦キャラクターについて聞く後編</ref>。デザイン原案は『スマブラ』シリーズのディレクターである[[桜井政博]](『新・光神話 パルテナの鏡』のディレクターも担当)が作成しており、服の形状などは桜井政博の案がほぼそのまま採用された。また桜井政博が最初に描き起こしたデザインはゲームのものよりも元気少年といった感じのものだったが、今作品で開発を協力した『グランディアIII』のゲームアーツ側スタッフのモデリングで素直そうな落ち着いた風貌となった<ref>ニンテンドードリーム2008年9月号「スマブラX兄弟拳!! ニンドリアンケート集計拳!!」より</ref>。<br>『スマブラfor』では『スマブラX』を基にした『新・光神話 パルテナの鏡』のデザインに準じている。
+
原作では羽を持っているのにもかかわらず自力での飛行が全くできないという設定があるキャラクターだが、スマブラでは背中の羽をはばたかせて3回の飛行ができる。ただしこれが羽の力を使った飛行だとは明言されておらず、他のキャラクター同様のただの空中ジャンプが3回できるというだけなのかもしれない。『スマブラfor』のフィギュア名鑑では「ジャンプ」だとされている。
  
声の担当は高山みなみが務める。高山みなみは後の『新・パルテナ』でも引き続き声を担当した。
+
ハンマーの振り方や落下したときに稀に「ヤラレチャッタ」と言うことなど、原作のユニークな要素が随所に散りばめられている。
  
武器には『光神話 パルテナの鏡』でピットがメデューサを倒した後にパルテナがピットに授けたという<ref name="パルテナの神弓" />オリジナルの武器"パルテナの神弓"(後に『新・光神話 パルテナの鏡』に装備のひとつとして逆輸入された)を持って戦う。弓からは光の矢を放つ事が可能なほか、中央部から分離し2振りの短剣(曲刀)として接近戦に対応可能。剣の向きを逆に連結、S字型の連結剣にして振り回し斬りつける事もできる。他に三種の神器(『スマブラX』では"イカロスの翼"と"鏡の盾"を必殺ワザに、『スマブラfor』では[[最後の切りふだ]]として使う)や、『新・光神話 パルテナの鏡』の神器の"豪腕ダッシュアッパー"と"衛生ガーディアンズ"を使う。
 
  
『スマブラX』のピットは『光神話 パルテナの鏡』よりも後の姿という設定であり<ref name="パルテナの神弓">『スマブラX』の"パルテナの神弓"のフィギュア解説文やスネークの通信より。</ref>、原作では羽を持っているのにもかかわらず自力での飛行が全くできないという設定があるキャラクターだが、スマブラでは背中の羽をはばたかせて3回の飛行ができるのはそのためだと思われる。<br>『スマブラfor』では、[[エンジェランド]]でのスマッシュアピールによる[[ブラックピット]]との会話で『新・パルテナ』本編終了後の時間軸であることが明かされており<br>『パルテナの鏡』→『スマブラX』→『新・パルテナ』(現実における初代から『新・パルテナ』発売までの空白期間と同じ25年後)、→『スマブラfor』<br>と、スマブラでは珍しく時間軸が明確になっているファイターである。
+
『スマブラX』のピットは『光神話』よりも後の姿という設定になっている<ref name="パルテナの神弓">『スマブラX』の"パルテナの神弓"のフィギュア解説文やスネークの通信より</ref>。"シャドーモセス島"での[[ソリッド・スネーク|スネーク]]の通信会話によると、昔はとても軟弱だったが、数えきれない挫折を経て強くなったとのこと。
  
アイテムの[[ハンマー]]の振り方や落下したときに稀に「ヤラレチャッタ」と言うことなど、ユニークな原作再現が幾つかされている。
+
『スマブラfor』Wii U版では、"[[エンジェランド]]"で[[アピール#スマッシュアピール|スマッシュアピール]]をすることで、『スマブラX』に登場したスネークのように、[[パルテナ]]や自然王ナチュレとともに、ファイターについて会話をする。これによる[[ブラックピット]]との会話やパルテナの参戦ムービーで『新・光神話』本編終了後の時間軸であることが明かされている。これらのことから、『光神話』→『スマブラX』→(現実における『光神話』から『新・光神話』発売までの空白期間と同じ25年後)『新・光神話』→『スマブラfor』という時間軸であることがわかる。イメージの世界という設定のスマブラでは珍しく時間軸が明確になっているファイターである。
  
 
=== 公式イラスト ===
 
=== 公式イラスト ===
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</gallery>
 
</gallery>
 
=== 亜空の使者 ===
 
=== 亜空の使者 ===
同作のアドベンチャーモード『亜空の使者』ではストーリー最初期から登場するキャラクター。天界の神殿からスタジアムでのマリオとカービィの試合を観戦していたが、そのスタジアムが亜空軍に襲撃された事態を知り、パルテナの勅命もあり打倒亜空軍のため出撃する。その後雲海で、フィギュアになったマリオを発見し、彼を救出して共に亜空軍との戦いに参加する。
+
ストーリー最初期から登場するキャラクター。天界の神殿からスタジアムでの[[マリオ]]と[[カービィ]]の試合を観戦していたが、そのスタジアムが亜空軍に襲撃された事態を知り、パルテナの勅命もあり打倒亜空軍のため出撃する。その後雲海で、フィギュアになったマリオを発見し、彼を救出して共に亜空軍との戦いに参加する。
  
 
=== ゲーム中の解説 ===
 
=== ゲーム中の解説 ===
==== フィギュア名鑑(DX) ====
+
;[DX フィギュア名鑑] ピット
===== ピット =====
+
:パルテナ軍親衛隊隊長。冥府の牢獄に監禁されていた彼は、スキを見て脱出。冥府・地上・天界を制圧した闇の女神メデューサを倒し、天空の神殿の奥深くに封じられた光の女神パルテナを救うために立つ。背中の翼では飛べないが、最終決戦では神器"ペガサスの翼"で飛翔。
パルテナ軍親衛隊隊長。冥府の牢獄に監禁されていた彼は、スキを見て脱出。冥府・地上・天界を制圧した闇の女神メデューサを倒し、天空の神殿の奥深くに封じられた光の女神パルテナを救うために立つ。背中の翼では飛べないが、最終決戦では神器"ペガサスの翼"で飛翔。
+
:*光神話パルテナの鏡 (FCD)
*光神話パルテナの鏡(FCD)
+
 
 +
;[X フィギュア名鑑] ピット
 +
:エンジェランドの光の女神パルテナを守る親衛隊の隊長。闇の女神メデューサが冥府、地上、天界を制圧し、天空にパルテナを幽閉してしまう。ピットは投獄されていた冥府から脱出し、パルテナから授かった弓矢を駆使して、天空を目指して旅立つことになる。道中で入手した三種の神器でメデューサとの戦いに挑む。
 +
:*(FCD) 光神話 パルテナの鏡
  
==== フィギュア名鑑(X) ====
+
;[X フィギュア名鑑] パルテナ親衛隊
===== ピット =====
+
:ピットが親衛隊長を務める女神パルテナの姿が投影される。するとピットの仲間であるイカロスがどこからか登場。そのまま敵キャラクターに向かって猛然と突っ込んでいく。しかし、かれらは一度当たるとはかなく散る運命にある。突撃時の速度はかなり速いため、かわすのはかなり難しい。無駄死にではないぞ、イカロス。
エンジェランドの光の女神パルテナを守る親衛隊の隊長。闇の女神メデューサが冥府、地上、天界を制圧し、天空にパルテナを幽閉してしまう。ピットは投獄されていた冥府から脱出し、パルテナから授かった弓矢を駆使して、天空を目指して旅立つことになる。道中で入手した三種の神器でメデューサとの戦いに挑む。
+
:*(Wii) 大乱闘スマッシュブラザーズX
*(FCD)光神話 パルテナの鏡
+
 
 +
;[for フィギュア名鑑] ピット
 +
:パルテナ軍親衛隊隊長の天使。背中の羽はそのままだと飛べないが、パルテナの奇跡で5分間飛べるようになる。『スマブラ』では、高く上昇できる必殺ワザと、計4回のジャンプ力で、復帰能力は高い。また飛び道具や反射ワザも身につけている。距離や相手のタイプを問わず色々な戦い方ができる、万能型ファイターだ。
 +
:*(FCD) 光神話 パルテナの鏡 (1986/12)
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:*(3DS) 新・光神話 パルテナの鏡 (2012/03)
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;[for フィギュア名鑑] ピット(EX)
 +
:横必殺ワザの「剛腕ダッシュアッパー」は腕を大きく振り上げて、相手を上にふっとばすワザ。ふっとばし力が高いので場外への撃墜も狙える。突進を回避された後、場外に落ちてしまっても大きなスキを作らず上必殺ワザで復帰が可能。「パルテナの神弓」は、矢の軌道を変えられる必殺ワザ。真上にも撃て、ためることもできる。
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:*(FCD) 光神話 パルテナの鏡 (1986/12)
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:*(3DS) 新・光神話 パルテナの鏡 (2012/03)
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 +
;[for フィギュア名鑑] 三種の神器
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:かつてメデューサ討伐に使われた三種の神器。その三種とは、「ライトアロー」「ペガサスの翼」そして、「ミラーシールド」だ。ピットが最後の切りふだを発動させると、この三種の神器を身にまとう。「ライトアロー」で射る矢は3種類。最後は上空から光の柱を振らせて攻撃する。光の柱は攻撃力、ふっとばし力ともに強力だ。
  
 
=== 動作などの元ネタ ===
 
=== 動作などの元ネタ ===
{{節スタブ}}
 
 
==== ワザ ====
 
==== ワザ ====
 +
*弱攻撃 (X-for)
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**スマブラが先だが、『新・光神話』の「神弓」の打撃モーションの一部がこれに似ている。
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{{SG
 +
|画像1=[[ファイル:元ネタピット弱.jpg|400px]]
 +
|文=左右反転しているものの、動作は近い。結構ちぐはぐな組み合わせである。
 +
|色=008000
 +
}}
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 +
*横強攻撃 (X-for)
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**スマブラが先だが、『新・光神話』の「神弓」の打撃モーションの一部がこれに似ている。
 +
{{SG
 +
|画像1=[[ファイル:ピット横強元ネタ.jpg|400px]]
 +
|文=左右反転しているものの、構えはほぼ同じ。
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|色=008000
 +
}}
 +
 +
*上スマッシュ攻撃 (X-for)
 +
**スマブラが先だが、『新・光神話』13章のブラピがこれに似た構えをとる。
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{{SG
 +
|画像1=[[ファイル:ピット上スマ元ネタ.jpg|400px]]
 +
|文=原作におけるブラピの構え。スマブラでは上スマッシュ攻撃の溜めモーションとなっている。
 +
|色=008000
 +
}}
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 +
*通常必殺ワザ:パルテナの神弓 (※『X』ではパルテナアロー) (X-for)
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**弓矢は基本攻撃。上に発射するときの後ろ姿が原作のものと似ている。
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**通常は射程がすごく短いが、第1作では"ホーリーボウ"というアイテムを手に入れればスマブラ同様画面端まで届く。ただし、軌跡を曲げるなんて大それたことはさすがに出来ない。
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{{SG
 +
|画像1=[[ファイル:パルテナの神弓元ネタ.jpg|400px]]
 +
|文=腕に装着している手甲と光輪はパルテナの神弓装備時にしか装着されない特殊なもの。
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|色=008000
 +
}}
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 +
*横必殺ワザ:豪腕ダッシュアッパー (for)
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**『新・光神話』で使える神器(武器)の一種。「剛腕」という神器種の中の「豪腕ダッシュアッパー」という神器。<br />剛腕は接近戦に特化した性能を持つ傾向にある神器種。「豪腕ダッシュアッパー」はダッシュ打撃が全神器の中で最高の威力があるのが特徴。
 +
**『新・光神話』のおドール解説文では、手の先の円盤は「謎の物体」とされている。
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{{SG
 +
|画像1=[[ファイル:元ネタ_ピット_横B.png|200px]]
 +
}}
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*上必殺ワザ:イカロスの翼 (X)
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**"イカロスの翼"という名前のアイテムなどは原作には存在しないが、パルテナ親衛隊の一般兵であるイカロスは、ピットは異なり翼で飛行することが出来る。
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**『光神話』では最終ステージで装備する、三種の神器の"ペガサスの翼"がある。これを使って天空の神殿を飛びかった。 また画面外に落ちたとき一定時間飛ぶアイテムとしては、"天使の羽根"というアイテムがあった。『新・光神話』ではメデューサとハデス戦で使用する。
 +
 +
*上必殺ワザ:飛翔の奇跡 (for)
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**普段は飛べないピットだが、『新・光神話』ではパルテナがピットを目的地に向かわせる際、翼に「奇跡」を授けることで飛ぶことが出来る。ただし、1回につき5分の時間制限があり、それを過ぎると翼が燃え尽きてしまう。
 +
**スマブラにおいて一瞬だけ飛翔できるワザになっていることについては、[[エンジェランド]]でピットを対象にした[[エンジェランドのスマッシュアピール会話一覧#ピット|スマッシュアピール会話]]によると、パルテナ曰く「大乱闘用に、ピットの意思で短く使える飛翔の奇跡をかけている」との解説がされている。
 +
{{SG
 +
|画像1=[[ファイル:飛翔の奇跡元ネタ.jpg|600px]]
 +
|文=原作では速度が上がると左側の色に近づき、逆に落ちると右側の色へと変化していく。スマブラ版でも青→黄→赤と変化し、速度が徐々に落ちてゆく。
 +
|色=008000
 +
}}
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 +
*下必殺ワザ:鏡の盾 (X)
 +
**三種の神器の一つ。『光神話』では最終ステージで装備する。光の矢を放つ時以外は常時構えている。敵の弾を防いでくれる。なお、スマブラにあった反射機能は無い。
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**『新・光神話』では特定の章で使用する。正面からの攻撃を防いでくれる。
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*下必殺ワザ:衛生ガーディアンズ (for)
 +
** 『新・光神話』で使える神器(武器)の一種。「衛星」という神器種の中の「衛生ガーディアンズ」という神器。<br />衛星はは射撃に特化した性能を持つ傾向にある神器種。「衛生ガーディアンズ」は相殺と耐久に優れる巨大な盾の弾を正面に発射することができる神器。盾として役立つだけでなく、直接当てることで大ダメージを与えることができる。ただし射程は短い。
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{{SG
 +
|画像1=[[ファイル:衛星ガーディアンズ元ネタ.jpg|400px]]
 +
|文=スマブラの盾には攻撃判定がないものの、カスタマイズ必殺ワザである『衝撃ガーディアンズ』を使えば原作通り攻撃にも使える。
 +
|色=008000
 +
}}
 +
 +
*最後の切りふだ:パルテナ親衛隊 (X)
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**『光神話』でのイカロスはステージのあちこちで呪いをかけられて石像にされている。 トンカチで助けると、ボス戦時に駆けつけて応戦してくれる。 だが、ボスの攻撃一発で倒されてしまうという儚さ。スマブラでもやっぱり儚い。
 +
**原作では体当たりではなく、ピットが矢を放つと同時に彼らも矢を放ってくれる。
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*最後の切りふだ:三種の神器 (for)
 +
**三種の神器の「鏡の盾」、「ペガサスの翼」の解説は上記にて。「光の矢」は『光神話』では最終ステージで装備する。敵を貫通する矢で、画面端まで届く。『新・光神話』では特定の章で使用する。「[[フィールドスマッシュ]]」にも登場する"オーン"を倒せる唯一の神器。それ以外の性能はあまり目立ったものは無い。
 +
**デザインは『新・光神話』準拠。攻撃も似ており、弾速の速い小さな弾は「立ち連射」、背後から出るちょっと誘導する球体の弾は「ダッシュ連射」、大きなサイズで強く誘導する弾は「溜め射撃」に、性能も見た目も似ている。最後の巨大な閃光はオリジナル。
 +
 +
*横アピール (X-for)
 +
**スマブラが先だが、『新・光神話』の6章ボス戦にて、ブラックピットが似た構えをとる。
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{{SG
 +
|画像1=[[ファイル:横アピール元ネタ.jpg|400px]]
 +
|文=元々ブラピはピットのカラバリとして製作されていたため、その頃の名残なのかもしれない。
 +
|色=008000
 +
}}
 +
 
==== その他 ====
 
==== その他 ====
*緊急回避のSE(for)
+
*歩行
**『新・パルテナ』の回避SEを使用している。
+
**左足を前に出さない少し変わった歩き方。原作の再現。
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{{SG
 +
|画像1=[[ファイル:ピット歩き元ネタ.jpg|400px]]
 +
}}
 +
 
 +
*ジャンプ
 +
**普段は地上ジャンプしかできない。飛ぶにはアイテムや神器が必要。ただし、『Kid Icarus: Of Myths and Monsters』(以下GB版)では落下中にジャンプボタンを連打することで翼をはためかせ、落下速度を遅くできるようになっている。
 +
**地上、空中ジャンプの足の形は両膝を曲げる『光神話』より片膝を曲げるGB版のほうが多少近いか。
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 +
*緊急回避のSE (for)
 +
**『新・光神話』の回避SEと同じ。
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 +
*ハンマー
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**『光神話』でトンカチを使用したときのモーションを再現している。
 +
**ハンマーを持った状態でのジャンプは、『光神話』のジャンプと同じモーション。
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{{SG
 +
|画像1=[[ファイル:ピットハンマー元ネタ.jpg|400px]]
 +
}}
 +
 
 +
*上アピール 「勝負だ!」(※『X』ではキャラセレクト時にも言い放つ) (X-for)
 +
**スマブラが先だが、『新・光神話』の6章のブラピ戦で、この台詞が使われている。
 +
{{SG
 +
|画像1=[[ファイル:勝負だ!.jpg|400px]]
 +
}}
 +
 
 +
*声援:「ピットくん!」
 +
**ピットの外見・精神年齢が若いためか、『光神話』の説明書などでは「ピットくん」と表記されており、『新・光神話』でも一部の人物から「ピットくん」と呼称されている。
 +
 
 +
*撃墜時にまれに言う台詞
 +
**「ヤラレチャッタ」はゲームオーバーになった際に表示される文字列。『光神話』でのおちゃらけた音楽で黒背景にこの白文字だけが表示されている画面は、プレイヤーを何とも言えない気分にさせてくれる。
 +
{{SG
 +
|画像1=[[ファイル:ヤラレチャッタ.png|150px]]
 +
}}
 +
 
 +
*勝利演出・左: 「撃破!」 (for)
 +
**『新・光神話』の対戦モードでは対戦相手を倒すことを「撃破」と言う。
 +
*勝利演出・上: 「ピース!」 (for)
 +
**『新・光神話』でラスボスを撃破したときのセリフと動作。
  
 
== 主な登場作品 ==
 
== 主な登場作品 ==
*[http://www.nintendo.co.jp/wii/vc/vc_pk/index.html 光神話 パルテナの鏡](1986/FCD)
+
*光神話 パルテナの鏡[http://www.nintendo.co.jp/wiiu/software/vc/fbbj/ 【Wii Uバーチャルコンソール】](1986/FCD)
**バーチャルコンソールでプレイ可能。<br />また、3DSのニンテンドーeショップでも3Dクラシックスシリーズの内の一つとして配信されている
+
**[http://www.nintendo.co.jp/3ds/eshop/saaj/index.html 3Dクラシックス 光神話 パルテナの鏡](2011/3DS)
 
*[http://www.nintendo.co.jp/3ds/eshop/vc/rblj/index.html Kid Icarus: Of Myths and Monsters](1991/GB)
 
*[http://www.nintendo.co.jp/3ds/eshop/vc/rblj/index.html Kid Icarus: Of Myths and Monsters](1991/GB)
**北米、欧州でのみ販売されていたが、3DS版バーチャルコンソールで配信され、プレイ可能となった。
+
**北米、欧州でのみ販売されていたが、3DSのバーチャルコンソールで日本でも配信された。
*[http://www.nintendo.co.jp/3ds/akdj/index.html 新・光神話 パルテナの鏡](2012/3DS)
+
*[http://www.nintendo.co.jp/3ds/akdj/ 新・光神話 パルテナの鏡](2012/3DS)
 +
 
 +
== 備考 ==
 +
[[ファイル:公式絵 X ピット 旧.jpg|サムネイル|『スマブラX』での旧・公式絵。]]
 +
*『スマブラX』の公式サイト「スマブラ拳!!」が公開された当初にピットのページに載せられていた公式イラストは、後に「スマブラ拳!!」がリニューアルした際に[[スネーク]]と共に差し替えられた。差し替えられたイラストよりリアル調に描かれている。
 +
{{-}}
 +
 
 +
== 関連キャラクター ==
 +
*[[パルテナ]]
 +
*[[ブラックピット]]
  
==脚注==
+
== 脚注 ==
 
<references/>
 
<references/>
  

2018年6月14日 (木) 21:56時点における版

ピット
デビュー光神話 パルテナの鏡
(1986年12月19日/FCD)
スマブラ
への出演
スマブラXスマブラforスマブラSP

ピット(Pit)はパルテナの鏡シリーズに登場するキャラクター。

概要

『パルテナの鏡』シリーズの主人公。
"エンジェランド"の天空界に暮らす天使で、光の女神パルテナの親衛隊隊長。パルテナ軍で最強の戦士であり、群を抜いた実力者とされる。

第1作『光神話 パルテナの鏡』では、闇の女神・メデューサに幽閉されていたが、パルテナの最後の力によって救われ、彼女から受け取った光の弓矢や、奪われた三種の神器を使いこなし、メデューサに立ち向かう。

それから25年後の『新・光神話 パルテナの鏡』では、本人曰く「昔の僕とは違う」そうで、パルテナの力で限定的な飛行能力を得たり、多彩な武器を扱うなど大幅にパワーアップしており、復活したメデューサの野望の阻止、そして黒幕である冥府神ハデスや侵略者軍団オーラムなどとの戦いに向かう。

性格は初期の作品では描写されず、初参戦の『スマブラX』および『新・光神話 パルテナの鏡』以降の設定が読み取れる。それらの作品では、正義感が強くパルテナへの忠誠心も篤いが、年齢相応のやんちゃで自信家な性格となっている。一人称は「ボク」。また、パルテナへは忠実で敬愛している一方で、彼女が時折見せるいい加減な面には着いて行けず、頭を抱えている様子も垣間見せる。

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ

スマブラDX』では鑑賞用フィギュアとして登場していた。ファイターとしてはシリーズ3作目から登場。『スマブラX』では2006年5月10日に『E3 2006』で、『スマブラfor』では2013年6月11日に放送された『Ninetndo Direct@E3 2013』で参戦が明らかにされた。2作ともに最初から選択可能なファイターとして登場している。

なお、正式な発表ではないが、2012年3月22日発売の「新・光神話 パルテナの鏡 女神の導きブック」に掲載された「『新・光神話 パルテナの鏡』ディレクター桜井政博氏SPインタビュー」にて、桜井政博によってピットの『スマブラfor』への参戦が明かされている[1]。このインタビュー以前に、今作へどんなキャラを出演させるかを明かしたことはないため、ピットは最も早く『スマブラfor』への参戦が判明したファイターということになる。


デザインは『スマブラX』では原作から大きくリニューアルされている。顔は現代の漫画的になり、装飾品には金のブレスレットなどが多数追加され、足に履いていた脚絆のようなものはブーツになり、スパッツを履くなど大幅にデザインが細かくなった。これらのデザインは「もし『光神話』が『ゼルダの伝説』のようにシリーズ化していたらピットはどのようなデザインになっていたか」というコンセプトの基に行われたものである[2]。デザイン原案は『スマブラ』シリーズと『新・光神話 パルテナの鏡』のディレクターである桜井政博が作成しており、服の形状などは桜井政博の案がほぼそのまま採用された。また桜井政博が最初に描き起こしたデザインはゲームのものよりも元気少年といった感じのものだったが、当作品で開発を協力した『グランディアIII』のゲームアーツ側スタッフのモデリングで素直そうな落ち着いた風貌となった[3]。『スマブラfor』では『スマブラX』を基にした『新・光神話』のデザインに準じている。

日本版での声の担当は高山みなみが務める。『スマブラX』はピットに始めて声が当てられた作品で、高山みなみは後の『新・光神話』でも引き続き声を担当した。


武器には『光神話』でピットがメデューサを倒した後にパルテナがピットに授けたという[4]オリジナルの武器"パルテナの神弓[5]"を持って戦う。弓からは光の矢を放つ事が可能なほか、中央部から分離し2振りの短剣(曲刀)として接近戦に対応可能。剣の向きを逆に連結、S字型の連結剣にして振り回し斬りつける事もできる。他に三種の神器(『スマブラX』では"イカロスの翼"と"鏡の盾"を必殺ワザに、『スマブラfor』では最後の切りふだとして使う)や、『新・光神話』の神器の"豪腕ダッシュアッパー"と"衛生ガーディアンズ"を使う。

原作では羽を持っているのにもかかわらず自力での飛行が全くできないという設定があるキャラクターだが、スマブラでは背中の羽をはばたかせて3回の飛行ができる。ただしこれが羽の力を使った飛行だとは明言されておらず、他のキャラクター同様のただの空中ジャンプが3回できるというだけなのかもしれない。『スマブラfor』のフィギュア名鑑では「ジャンプ」だとされている。

ハンマーの振り方や落下したときに稀に「ヤラレチャッタ」と言うことなど、原作のユニークな要素が随所に散りばめられている。


『スマブラX』のピットは『光神話』よりも後の姿という設定になっている[4]。"シャドーモセス島"でのスネークの通信会話によると、昔はとても軟弱だったが、数えきれない挫折を経て強くなったとのこと。

『スマブラfor』Wii U版では、"エンジェランド"でスマッシュアピールをすることで、『スマブラX』に登場したスネークのように、パルテナや自然王ナチュレとともに、ファイターについて会話をする。これによるブラックピットとの会話やパルテナの参戦ムービーで『新・光神話』本編終了後の時間軸であることが明かされている。これらのことから、『光神話』→『スマブラX』→(現実における『光神話』から『新・光神話』発売までの空白期間と同じ25年後)『新・光神話』→『スマブラfor』という時間軸であることがわかる。イメージの世界という設定のスマブラでは珍しく時間軸が明確になっているファイターである。

公式イラスト

亜空の使者

ストーリー最初期から登場するキャラクター。天界の神殿からスタジアムでのマリオカービィの試合を観戦していたが、そのスタジアムが亜空軍に襲撃された事態を知り、パルテナの勅命もあり打倒亜空軍のため出撃する。その後雲海で、フィギュアになったマリオを発見し、彼を救出して共に亜空軍との戦いに参加する。

ゲーム中の解説

[DX フィギュア名鑑] ピット
パルテナ軍親衛隊隊長。冥府の牢獄に監禁されていた彼は、スキを見て脱出。冥府・地上・天界を制圧した闇の女神メデューサを倒し、天空の神殿の奥深くに封じられた光の女神パルテナを救うために立つ。背中の翼では飛べないが、最終決戦では神器"ペガサスの翼"で飛翔。
  • 光神話パルテナの鏡 (FCD)
[X フィギュア名鑑] ピット
エンジェランドの光の女神パルテナを守る親衛隊の隊長。闇の女神メデューサが冥府、地上、天界を制圧し、天空にパルテナを幽閉してしまう。ピットは投獄されていた冥府から脱出し、パルテナから授かった弓矢を駆使して、天空を目指して旅立つことになる。道中で入手した三種の神器でメデューサとの戦いに挑む。
  • (FCD) 光神話 パルテナの鏡
[X フィギュア名鑑] パルテナ親衛隊
ピットが親衛隊長を務める女神パルテナの姿が投影される。するとピットの仲間であるイカロスがどこからか登場。そのまま敵キャラクターに向かって猛然と突っ込んでいく。しかし、かれらは一度当たるとはかなく散る運命にある。突撃時の速度はかなり速いため、かわすのはかなり難しい。無駄死にではないぞ、イカロス。
  • (Wii) 大乱闘スマッシュブラザーズX
[for フィギュア名鑑] ピット
パルテナ軍親衛隊隊長の天使。背中の羽はそのままだと飛べないが、パルテナの奇跡で5分間飛べるようになる。『スマブラ』では、高く上昇できる必殺ワザと、計4回のジャンプ力で、復帰能力は高い。また飛び道具や反射ワザも身につけている。距離や相手のタイプを問わず色々な戦い方ができる、万能型ファイターだ。
  • (FCD) 光神話 パルテナの鏡 (1986/12)
  • (3DS) 新・光神話 パルテナの鏡 (2012/03)
[for フィギュア名鑑] ピット(EX)
横必殺ワザの「剛腕ダッシュアッパー」は腕を大きく振り上げて、相手を上にふっとばすワザ。ふっとばし力が高いので場外への撃墜も狙える。突進を回避された後、場外に落ちてしまっても大きなスキを作らず上必殺ワザで復帰が可能。「パルテナの神弓」は、矢の軌道を変えられる必殺ワザ。真上にも撃て、ためることもできる。
  • (FCD) 光神話 パルテナの鏡 (1986/12)
  • (3DS) 新・光神話 パルテナの鏡 (2012/03)
[for フィギュア名鑑] 三種の神器
かつてメデューサ討伐に使われた三種の神器。その三種とは、「ライトアロー」「ペガサスの翼」そして、「ミラーシールド」だ。ピットが最後の切りふだを発動させると、この三種の神器を身にまとう。「ライトアロー」で射る矢は3種類。最後は上空から光の柱を振らせて攻撃する。光の柱は攻撃力、ふっとばし力ともに強力だ。

動作などの元ネタ

ワザ

  • 弱攻撃 (X-for)
    • スマブラが先だが、『新・光神話』の「神弓」の打撃モーションの一部がこれに似ている。
元ネタピット弱.jpg
▲左右反転しているものの、動作は近い。結構ちぐはぐな組み合わせである。
  • 横強攻撃 (X-for)
    • スマブラが先だが、『新・光神話』の「神弓」の打撃モーションの一部がこれに似ている。
ピット横強元ネタ.jpg
▲左右反転しているものの、構えはほぼ同じ。
  • 上スマッシュ攻撃 (X-for)
    • スマブラが先だが、『新・光神話』13章のブラピがこれに似た構えをとる。
400px
▲原作におけるブラピの構え。スマブラでは上スマッシュ攻撃の溜めモーションとなっている。
  • 通常必殺ワザ:パルテナの神弓 (※『X』ではパルテナアロー) (X-for)
    • 弓矢は基本攻撃。上に発射するときの後ろ姿が原作のものと似ている。
    • 通常は射程がすごく短いが、第1作では"ホーリーボウ"というアイテムを手に入れればスマブラ同様画面端まで届く。ただし、軌跡を曲げるなんて大それたことはさすがに出来ない。
パルテナの神弓元ネタ.jpg
▲腕に装着している手甲と光輪はパルテナの神弓装備時にしか装着されない特殊なもの。
  • 横必殺ワザ:豪腕ダッシュアッパー (for)
    • 『新・光神話』で使える神器(武器)の一種。「剛腕」という神器種の中の「豪腕ダッシュアッパー」という神器。
      剛腕は接近戦に特化した性能を持つ傾向にある神器種。「豪腕ダッシュアッパー」はダッシュ打撃が全神器の中で最高の威力があるのが特徴。
    • 『新・光神話』のおドール解説文では、手の先の円盤は「謎の物体」とされている。
元ネタ ピット 横B.png
  • 上必殺ワザ:イカロスの翼 (X)
    • "イカロスの翼"という名前のアイテムなどは原作には存在しないが、パルテナ親衛隊の一般兵であるイカロスは、ピットは異なり翼で飛行することが出来る。
    • 『光神話』では最終ステージで装備する、三種の神器の"ペガサスの翼"がある。これを使って天空の神殿を飛びかった。 また画面外に落ちたとき一定時間飛ぶアイテムとしては、"天使の羽根"というアイテムがあった。『新・光神話』ではメデューサとハデス戦で使用する。
  • 上必殺ワザ:飛翔の奇跡 (for)
    • 普段は飛べないピットだが、『新・光神話』ではパルテナがピットを目的地に向かわせる際、翼に「奇跡」を授けることで飛ぶことが出来る。ただし、1回につき5分の時間制限があり、それを過ぎると翼が燃え尽きてしまう。
    • スマブラにおいて一瞬だけ飛翔できるワザになっていることについては、エンジェランドでピットを対象にしたスマッシュアピール会話によると、パルテナ曰く「大乱闘用に、ピットの意思で短く使える飛翔の奇跡をかけている」との解説がされている。
飛翔の奇跡元ネタ.jpg
▲原作では速度が上がると左側の色に近づき、逆に落ちると右側の色へと変化していく。スマブラ版でも青→黄→赤と変化し、速度が徐々に落ちてゆく。
  • 下必殺ワザ:鏡の盾 (X)
    • 三種の神器の一つ。『光神話』では最終ステージで装備する。光の矢を放つ時以外は常時構えている。敵の弾を防いでくれる。なお、スマブラにあった反射機能は無い。
    • 『新・光神話』では特定の章で使用する。正面からの攻撃を防いでくれる。
  • 下必殺ワザ:衛生ガーディアンズ (for)
    • 『新・光神話』で使える神器(武器)の一種。「衛星」という神器種の中の「衛生ガーディアンズ」という神器。
      衛星はは射撃に特化した性能を持つ傾向にある神器種。「衛生ガーディアンズ」は相殺と耐久に優れる巨大な盾の弾を正面に発射することができる神器。盾として役立つだけでなく、直接当てることで大ダメージを与えることができる。ただし射程は短い。
衛星ガーディアンズ元ネタ.jpg
▲スマブラの盾には攻撃判定がないものの、カスタマイズ必殺ワザである『衝撃ガーディアンズ』を使えば原作通り攻撃にも使える。
  • 最後の切りふだ:パルテナ親衛隊 (X)
    • 『光神話』でのイカロスはステージのあちこちで呪いをかけられて石像にされている。 トンカチで助けると、ボス戦時に駆けつけて応戦してくれる。 だが、ボスの攻撃一発で倒されてしまうという儚さ。スマブラでもやっぱり儚い。
    • 原作では体当たりではなく、ピットが矢を放つと同時に彼らも矢を放ってくれる。
  • 最後の切りふだ:三種の神器 (for)
    • 三種の神器の「鏡の盾」、「ペガサスの翼」の解説は上記にて。「光の矢」は『光神話』では最終ステージで装備する。敵を貫通する矢で、画面端まで届く。『新・光神話』では特定の章で使用する。「フィールドスマッシュ」にも登場する"オーン"を倒せる唯一の神器。それ以外の性能はあまり目立ったものは無い。
    • デザインは『新・光神話』準拠。攻撃も似ており、弾速の速い小さな弾は「立ち連射」、背後から出るちょっと誘導する球体の弾は「ダッシュ連射」、大きなサイズで強く誘導する弾は「溜め射撃」に、性能も見た目も似ている。最後の巨大な閃光はオリジナル。
  • 横アピール (X-for)
    • スマブラが先だが、『新・光神話』の6章ボス戦にて、ブラックピットが似た構えをとる。
横アピール元ネタ.jpg
▲元々ブラピはピットのカラバリとして製作されていたため、その頃の名残なのかもしれない。

その他

  • 歩行
    • 左足を前に出さない少し変わった歩き方。原作の再現。
400px
  • ジャンプ
    • 普段は地上ジャンプしかできない。飛ぶにはアイテムや神器が必要。ただし、『Kid Icarus: Of Myths and Monsters』(以下GB版)では落下中にジャンプボタンを連打することで翼をはためかせ、落下速度を遅くできるようになっている。
    • 地上、空中ジャンプの足の形は両膝を曲げる『光神話』より片膝を曲げるGB版のほうが多少近いか。
  • 緊急回避のSE (for)
    • 『新・光神話』の回避SEと同じ。
  • ハンマー
    • 『光神話』でトンカチを使用したときのモーションを再現している。
    • ハンマーを持った状態でのジャンプは、『光神話』のジャンプと同じモーション。
ピットハンマー元ネタ.jpg
  • 上アピール 「勝負だ!」(※『X』ではキャラセレクト時にも言い放つ) (X-for)
    • スマブラが先だが、『新・光神話』の6章のブラピ戦で、この台詞が使われている。
勝負だ!.jpg
  • 声援:「ピットくん!」
    • ピットの外見・精神年齢が若いためか、『光神話』の説明書などでは「ピットくん」と表記されており、『新・光神話』でも一部の人物から「ピットくん」と呼称されている。
  • 撃墜時にまれに言う台詞
    • 「ヤラレチャッタ」はゲームオーバーになった際に表示される文字列。『光神話』でのおちゃらけた音楽で黒背景にこの白文字だけが表示されている画面は、プレイヤーを何とも言えない気分にさせてくれる。
ヤラレチャッタ.png
  • 勝利演出・左: 「撃破!」 (for)
    • 『新・光神話』の対戦モードでは対戦相手を倒すことを「撃破」と言う。
  • 勝利演出・上: 「ピース!」 (for)
    • 『新・光神話』でラスボスを撃破したときのセリフと動作。

主な登場作品

備考

『スマブラX』での旧・公式絵。
  • 『スマブラX』の公式サイト「スマブラ拳!!」が公開された当初にピットのページに載せられていた公式イラストは、後に「スマブラ拳!!」がリニューアルした際にスネークと共に差し替えられた。差し替えられたイラストよりリアル調に描かれている。


関連キャラクター

脚注

  1. 『新・光神話 パルテナの鏡 女神の導きブック』 19ページ
    “―ピットはまた何らかの形で活躍する機会はありますか。
    桜井:少なくとも次の『スマブラ』には出ると思います。これで出ないとかなったら…(笑)。その時には本作のエッセンスをいくらか入れると思います。何らかの神器を取り出してきたりとか、そういうことは考えます。あとは、ゲストキャラを誰か考えるべきですかね?”
  2. 2008年2月29日ファミ通増刊号「直撃!!桜井政博さんインタビュー 新規参戦キャラクターについて聞く後編
  3. ニンテンドードリーム2008年9月号「スマブラX兄弟拳!! ニンドリアンケート集計拳!!」より
  4. 4.0 4.1 『スマブラX』の"パルテナの神弓"のフィギュア解説文やスネークの通信より
  5. 後に『新・光神話』に装備のひとつとして逆輸入された

外部リンク


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