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「ファイター」の版間の差分

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#転送 [[大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ#キャラクター]]
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'''ファイター'''とは、[[大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ]]に登場するキャラクターのうち、プレイヤーが操作できるキャラクターのことを呼ぶ。『[[スマブラX]]』からこの用語が使われるようになった。
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== ファイターの変遷 ==
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『スマブラ64』と『スマブラDX』に登場するファイターは任天堂が発売したゲームからの引用となっている。『スマブラX』からはサードパーティーからのゲスト参戦があり、『スマブラX』ではコナミとセガから、『スマブラfor』ではセガとカプコンとバンダイナムコゲームス、スクウェア・エニックスのキャラクターが出演している。
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ファイターの数は『スマブラ64』では12体、『スマブラDX』では26体(キャラクターセレクト画面上では25体)、『スマブラX』では39体(キャラクターセレクト画面上では35体)、『スマブラfor』では51体([[Miiファイター]]は3体とし、色替えによる別キャラクター変化は除く)でDLCを含めると58体が参戦しており、シリーズを重ねるごとに着々と増えている。そして全員参戦を最大のテーマとした『スマブラSP』では過去の65体が参戦し更に新ファイターが追加される。<br/>
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『スマブラDX』と『スマブラfor』にはモデル替えキャラと呼ばれる、制作コストを省くために、モーションの大部分が他のファイターからの流用で構成されているファイターがいる。それらはファイターを1体でも多く登場させることを目的として<ref name="nindori_anke_clone" />制作負担を抑えて作られたものであり、全てカットしたとしても新規のファイターは1体も増やせないとされている<ref name="return544_clone" /><ref name="return549_clone" />。『スマブラfor』のモデル替えキャラは元々[[カラーバリエーション]]として制作が進められたもので、途中でバランス的な個性がついたために枠が設けられたものである<ref name="colmn_vol463_clone" />。
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キャラクターのデザインは、全員一定の同じ水準まで引き上げられている。各キャラクターの原作におけるデザインの描き込みの深さや色使いや感触は千差万別であり、それらがそのままのキャラクター達が並ぶと違和感が生じるためである<ref name="GDC_touitsu" /><ref name="columndx_touitsu" />。例えばマリオはデニムの描き込みが細かくなり、色彩には中間色が多様されている。オリマーの場合、原作での彼の宇宙服は何の装飾もないツルツルしたものだが、スマブラではポケットやボタンのようなものが追加されている。これらはスマブラ開発チームの解釈によって加えられた独自のものであり原作者の許諾を得ている<ref name="columndx_dokuji" /><ref name="return533_kaishaku" />。例外として、非ファイターのキャラクターの中には、処理負荷軽減のためや、そのキャラクターらしさを重視するために<ref name="column_vol464_flyingman" />、原作通りのドット絵で描かれた者もいる。<br />
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キャラクターのサイズは、ゲームとして成立させるために再現は割り切られている。例えばオリマーの身長は原作の設定では3cmだが、スマブラにおいてはマリオより頭一つ小さい程度になっている。
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ファイターのワザなどの動作は原作で披露されたものが再現されつつ、スマブラ独自のものも取り入れられている。原作由来のワザであっても、原作のゲーム性や世界観を体現するためや<ref name="PostReturn148_sekaikan" />、すべて原作の設定をコピーしてしまってもゲームが必ずしも面白くはならないという考え<ref name="columndx_mother3" />から、原作では別のキャラクターが使うワザが取り込まれたり、性能が原作とは大きく異なったものになっているケースも多い。<br />
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モーションは、スマブラはサイドビューのゲームであるため、横からの見たシルエットが良くなるようにデザインされている<ref name="columndx_yoko" />。例えば[[スネーク]]は原作では肩を地面につけて匍匐前進をするが、『スマブラX』では見栄えをよくするため右肩を上げて匍匐前進する<ref name="columndx_hohuku" />。
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== 歴代参戦ファイター ==
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*○:基本キャラクター<!-- 1 -->
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*●:隠しキャラクター<!-- 2 -->
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*□:[[変身]]キャラクター<!-- 2nd -->
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*&#x29BF;:『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS』では隠しキャラクターで、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』では最初から使えるキャラクター<!-- 2- -->
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*◇:[[追加コンテンツ]]として配信されているキャラクター<!-- 3 -->
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*‐:ファイターとしての登場無し
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*・:参戦は確定しているが、最初から使えるキャラクターかは不明
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{| class="wikitable sortable"
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|-
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! style="width:14em;" | ファイター名 !! 64 !! DX !! X !! for !! SP !! SP参戦No. !! 出典
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|-
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|[[マリオ]]||<span style="display:none">1</span><span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||・|| 01 || rowspan="8" | [[マリオシリーズ]]
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|-
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|[[ルイージ]]||<span style="display:none">2</span>●||<span style="display:none">2</span>●||<span style="display:none">2</span>●||<span style="display:none">1</span>○||・|| 09
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|-
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|[[クッパ]]||‐||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||・|| 14
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|-
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|[[ピーチ]]||‐||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||・|| 13
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|-
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|[[ドクターマリオ]]||‐||<span style="display:none">2</span>●||‐||<span style="display:none">2</span>●||・|| 18
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|-
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|[[ロゼッタ&チコ]]||‐||‐||‐||<span style="display:none">1</span>○||・|| 48
 +
|-
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|[[クッパJr.]]||‐||‐||‐||<span style="display:none">2-</span>&#x29BF;||・|| 58
 +
|-
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|[[デイジー]]||‐||‐||‐||‐||・|| 13´
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|[[ヨッシー]]||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||・|| 05 ||[[ヨッシーシリーズ]]
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|-
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|[[ワリオ]]||‐||‐||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">2</span>●||・|| 30 || [[ワリオシリーズ]]
 +
|-
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|[[ドンキーコング]]||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||・|| 02 || rowspan="2" | [[ドンキーコングシリーズ]]
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|-
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|[[ディディーコング]]||‐||‐||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||・|| 36
 +
|-
 +
|[[リンク]]||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||・|| 03 || rowspan="6" | [[ゼルダの伝説シリーズ]]
 +
|-
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|[[ゼルダ]]||‐||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||・|| 17
 +
|-
 +
|[[シーク]]||‐||<span style="display:none">2nd</span>□||<span style="display:none">2nd</span>□||<span style="display:none">1</span>○||・|| 16
 +
|-
 +
|[[ガノンドロフ]]||‐||<span style="display:none">2</span>●||<span style="display:none">2</span>●||<span style="display:none">2-</span>&#x29BF;||・|| 23
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|-
 +
|[[こどもリンク]]||‐||<span style="display:none">2</span>●||‐||‐||・|| 22
 +
|-
 +
|[[トゥーンリンク]]||‐||‐||<span style="display:none">2</span>●||<span style="display:none">1</span>○||・|| 43
 +
|-
 +
|[[サムス]]||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||・|| 04 || rowspan="3" | [[メトロイドシリーズ]]
 +
|-
 +
|[[ゼロスーツサムス]]||‐||‐||<span style="display:none">2nd</span>□||<span style="display:none">1</span>○||・|| 29
 +
|-
 +
|[[リドリー]]||‐||‐||‐||‐||・|| 65
 +
|-
 +
|[[カービィ]]||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||・|| 06 || rowspan="3" | [[カービィシリーズ]]
 +
|-
 +
|[[デデデ]]||‐||‐||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||・|| 39
 +
|-
 +
|[[メタナイト]]||‐||‐||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||・|| 27
 +
|-
 +
|[[フォックス]]||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||・|| 07 || rowspan="3" | [[スターフォックスシリーズ]]
 +
|-
 +
|[[ファルコ・ランバルディ|ファルコ]]||‐||<span style="display:none">2</span>●||<span style="display:none">2</span>●||<span style="display:none">2</span>●||・|| 20
 +
|-
 +
|[[ウルフ・オドネル|ウルフ]]||‐||‐||<span style="display:none">2</span>●||‐||・|| 44
 +
|-
 +
|[[ピカチュウ]]||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||・|| 08 || rowspan="10" | [[ポケットモンスターシリーズ]]
 +
|-
 +
|[[プリン]]||<span style="display:none">2</span>●||<span style="display:none">2</span>●||<span style="display:none">2</span>●||<span style="display:none">2-</span>&#x29BF;||・|| 12
 +
|-
 +
|[[ピチュー]]||‐||<span style="display:none">2</span>●||‐||‐||・|| 19
 +
|-
 +
|[[ミュウツー]]||‐||<span style="display:none">2</span>●||‐||<span style="display:none">3</span>◇||・|| 24
 +
|-
 +
|[[ルカリオ]]||‐||‐||<span style="display:none">2</span>●||<span style="display:none">1</span>○||・|| 41
 +
|-
 +
|[[ポケモントレーナー]]<ref group="注釈">リザードン、ゼニガメ、フシギソウの3匹のポケモンを順に交代させながら戦うキャラクターで、トレーナー自体は画面の奥で指示をしている。</ref>||‐||‐||<span style="display:none">1</span>○||‐||・|| (33-35)
 +
|-
 +
|[[ゼニガメ]]||‐||‐||<span style="display:none">2nd</span>□||‐||・|| 33
 +
|-
 +
|[[フシギソウ]]||‐||‐||<span style="display:none">2nd</span>□||‐||・|| 34
 +
|-
 +
|[[リザードン]]||‐||‐||<span style="display:none">2nd</span>□||<span style="display:none">1</span>○||・|| 35
 +
|-
 +
|[[ゲッコウガ]]||‐||‐||‐||<span style="display:none">1</span>○||・|| 50
 +
|-
 +
|[[キャプテン・ファルコン]]||<span style="display:none">2</span>●||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">2</span>●||<span style="display:none">1</span>○||・|| 11 || [[F-ZEROシリーズ]]
 +
|-
 +
|[[ネス]]||<span style="display:none">2</span>●||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">2</span>●||<span style="display:none">2-</span>&#x29BF;||・|| 10 || rowspan="2" | [[MOTHERシリーズ]]
 +
|-
 +
|[[リュカ]]||‐||‐||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">3</span>◇||・|| 37
 +
|-
 +
|[[アイスクライマー]]||‐||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||‐||・|| 15 || [[アイスクライマーシリーズ]]
 +
|-
 +
|[[マルス]]||‐||<span style="display:none">2</span>●||<span style="display:none">2</span>●||<span style="display:none">1</span>○||・|| 21 || rowspan="6" | [[ファイアーエムブレムシリーズ]]
 +
|-
 +
|[[ロイ]]||‐||<span style="display:none">2</span>●||‐||<span style="display:none">3</span>◇ ||・|| 25
 +
|-
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|[[アイク]]||‐||‐||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||・|| 32
 +
|-
 +
|[[ルフレ]]||‐||‐||‐||<span style="display:none">1</span>○||・|| 56
 +
|-
 +
|[[ルキナ]]||‐||‐||‐||<span style="display:none">2</span>●||・|| 21´
 +
|-
 +
|[[カムイ]]||‐||‐||‐||<span style="display:none">3</span>◇||・|| 62
 +
|-
 +
|<span style="display:none">ミスターゲームアンドウォッチ</span>[[Mr.ゲーム&ウォッチ]]||‐||<span style="display:none">2</span>●||<span style="display:none">2</span>●||<span style="display:none">2</span>●||・|| 26 || [[ゲーム&ウオッチシリーズ]]
 +
|-
 +
|[[ピット]]||‐||‐||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||・|| 28 || rowspan="3" | [[パルテナの鏡シリーズ]]
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|-
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|[[ブラックピット]]||‐||‐||‐||<span style="display:none">2</span>●||・|| 28´
 +
|-
 +
|[[パルテナ]]||‐||‐||‐||<span style="display:none">1</span>○||・|| 54
 +
|-
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|[[スネーク]]||‐||‐||<span style="display:none">2</span>●||‐||・|| 31 || [[メタルギアシリーズ]]
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|-
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|[[ピクミン&オリマー]]||‐||‐||<span style="display:none">1</span>○||<span style="display:none">1</span>○||・|| 40 || [[ピクミンシリーズ]]
 +
|-
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|[[ソニック]]||‐||‐||<span style="display:none">2</span>●||<span style="display:none">1</span>○||・|| 38 || [[ソニックシリーズ]]
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|-
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|[[ロボット]]||‐||‐||<span style="display:none">2</span>●||<span style="display:none">2</span>●||・|| 42 || [[ファミリーコンピュータ ロボット]]
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|-
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|[[むらびと]]<ref group="注釈">基本は男の子だが、カラーバリエーションにより女の子も使用可能。顔のパターンも男女各4種類存在する。</ref>||‐||‐||‐||<span style="display:none">1</span>○||・|| 45 || [[どうぶつの森シリーズ]]
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|-
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|[[ロックマン]]||‐||‐||‐||<span style="display:none">1</span>○||・|| 46 || [[ロックマンシリーズ]]
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|-
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|<span style="display:none">ウィーフィットトレーナー</span>[[Wii Fit トレーナー]]||‐||‐||‐||<span style="display:none">1</span>○||・|| 47 || [[Wii Fitシリーズ]]
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|-
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|[[リトル・マック]]||‐||‐||‐||<span style="display:none">1</span>○||・|| 49 || [[パンチアウト!!シリーズ]]
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|-
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|<span style="display:none">ミーかくとう</span>[[Mii 格闘タイプ]]||‐||‐||‐||<span style="display:none">1</span>○||・|| 51 || rowspan="3" | [[Mii]]([[大乱闘スマッシュブラザーズ]]<ref group="注釈">出典[[シンボル]]及び[[フィギュア名鑑]]での分類。</ref>)
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|-
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|<span style="display:none">ミーけんじゅつ</span>[[Mii 剣術タイプ]]||‐||‐||‐||<span style="display:none">1</span>○||・|| 52
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|-
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|<span style="display:none">ミーしゃげき</span>[[Mii 射撃タイプ]]||‐||‐||‐||<span style="display:none">1</span>○||・|| 53
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|-
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|[[パックマン]]||‐||‐||‐||<span style="display:none">1</span>○||・|| 55 || [[パックマンシリーズ]]
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|-
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|[[シュルク]]||‐||‐||‐||<span style="display:none">1</span>○||・|| 57 || [[ゼノブレイド]]
 +
|-
 +
|[[ダックハント]]||‐||‐||‐||<span style="display:none">2</span>●||・|| 59 || [[光線銃シリーズ|ダックハント]]
 +
|-
 +
|[[リュウ]]||‐||‐||‐||<span style="display:none">3</span>◇||・|| 60 || [[ストリートファイターシリーズ]]
 +
|-
 +
|[[クラウド]]||‐||‐||‐||<span style="display:none">3</span>◇||・|| 61 || [[ファイナルファンタジーシリーズ|ファイナルファンタジーⅦ]]
 +
|-
 +
|[[ベヨネッタ]]||‐||‐||‐||<span style="display:none">3</span>◇||・|| 63 || [[ベヨネッタシリーズ]]
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|-
 +
|[[インクリング]]<ref group="注釈">8つのカラーバリエーションがあり、インクの色も異なる。</ref>||‐||‐||‐||‐||・|| 64 || [[スプラトゥーンシリーズ]]
 +
|}
 +
 
 +
このほかにクッパJr.のカラーバリエーションとしてクッパ7人衆の「[[ラリー]]」「[[ロイ]]」「[[ウェンディ]]」「[[イギー]]」「[[モートン]]」「[[レミー]]」「[[ルドウィッグ]]」が、『スマブラfor』でのピクミン&オリマーのカラーバリエーションとして「[[アルフ]]」が参戦している。
 +
 
 +
=== ファイターの選定 ===
 +
登場するファイターの候補は少なくとも『スマブラDX』時点までは[[桜井政博]]の独断<ref name="asarido_kyarasen" /><ref name="nindori_dx_kyarasen" />で決められている。[[ゲッコウガ]]と[[カムイ]]はスタッフ、メーカーとの協議で決定していることがわかっている。候補は企画の初期段階で殆ど定まり、その内の何体かは開発の進行具合や権利上の都合によってカットされていくのが恒例である<ref name="nindori_dx_cut" /><ref>桜井政博のゲームについて思うことDX 2ページ<br />“キャラクターは、企画書を書いた2005年7月7日の段階ではほとんどが具体的に決まっており、制作工程に合わせてカットしていきました。カットと言っても、できる限り詰め込んだつもりです。なお、ソニックだけは例外で、2007年に入ってから参戦が決まりました。”</ref><ref name="nindori_x_cut" /><ref name="roundtable_charakime" />。[[追加コンテンツ]]を除いて、企画書には名前が無く後に参戦が決まったケースでは、『スマブラX』での[[アイク]]<ref> 2008年2月29日ファミ通増刊号「直撃!!桜井政博さんインタビュー 新規参戦キャラクターについて聞く後編<br />“ 『スマブラX』の制作を発表した2005年7月の段階で『ファイアーエムブレム』の新作がWiiで制作中であることがわかりました。キャラについては情報がなく、何もわからなかったので、企画書を制作する段階では「ファイアーエムブレムの誰か」と表記していました。”</ref>、[[ソニック]]<ref name="nindori_x_cut" />、『スマブラfor』での[[ゲッコウガ]]<ref name="roundtable_charakime" />が知られている。
 +
 
 +
候補の選定にあたっては、国内外の人気調査や開発中ソフトのリサーチを行い<ref name="column_vol463" />、その結果とシリーズの分散と都合を加味しつつ、下記のことを判断基準としている。判断基準の中には時を経て変わったものもあり、例えば「[[むらびと]]」は一度は参戦できるキャラクターでは無いとされたが<ref name="ask5-2" />、後に『スマブラfor』で参戦している。
 +
 
 +
『スマブラfor』発売後、DLCファイターの選考に[[スマブラ投稿拳]]というオンラインアンケートが行われ、その結果[[ベヨネッタ]]が参戦した。ちなみにこれは『スマブラfor』のDLCに限らず今後のソフト制作の参考にすると明記されていた。
 +
 
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なお、'''[[モデル替えキャラクター]]だけはこれらの基準には当てはまらないとされている'''<ref name="column_vol463_clone" />。
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 +
*他のファイターと差別化でき、面白い個性を捻出できること<ref name="column_vol430_kosei" /><ref name="colmn_vol463_kosei" />。
 +
**重要なことであり、どんなに戦いに向いていそうなキャラでも、他のファイターとの差別化が難しければ参戦できないとしている。
 +
*なるべく代表的なキャラクターであること<ref name="colmn_vol463_kosei" />。
 +
*作品に一定以上の知名度があること<ref name="return519_chimeido" /><ref name="return572_half" />。
 +
**『スマブラDX』のときには「最低ハーフミリオンぐらいはほしい」と述べていた<ref name="return572_half" />。『スマブラfor』までに参戦したファイターのシリーズは全て世界累計販売数がハーフミリオンに達したことがある。
 +
*任天堂プラットフォームに登場したことがあること<ref name="no3" />。
 +
*キャラクターの原作者や権利者が、桜井政博にキャラクターを預け、『スマブラ』の世界に立つための多くの脚色を容認すること<ref name="no3" />。
 +
*他社キャラクターの場合、ゲームの歴史を背負ったキャラクターであり、互いの会社が参戦を望んでいること<ref name="no3" />。
 +
*未来にソフトが出る可能性や予定がないシリーズやキャラクターは優先度が下がる<ref name="column_vol461_mirai" /><ref name="column_vol463_mirai" />。
 +
*任天堂から販売されたゲームのキャラクターであること<ref name="PostReturn062_onlyninten" />。
 +
**『スマブラ64』のときに示された条件。『スマブラX』からは他社からゲスト参戦している。
 +
*キャラクターが戦うイメージからかけ離れていないこと<ref name="ask5-2" /><ref name="return572_half" />。
 +
**『スマブラX』のときに示された条件。そのときに「戦うイメージからかけ離れているキャラクター」の例としてどうぶつの森の[[むらびと]]が挙げられていた。
 +
**[[Mii]]が『スマブラX』のときに参戦を見送られた理由の一つでもある<ref name="column_vol455_wakiaiai" />。『スマブラfor』でMiiが参戦した理由については[[Mii]]のページにて。
 +
 
 +
==== 制作者が参戦を否定したり、参戦させなかった理由を語ったことがあるキャラクター ====
 +
*ジェームス・ボンド‐ 権利上の問題や、実銃がスマブラでは使えないことなどによる<ref name="PostReturn120_bond" /><ref name="return526_bond" /><ref name="nindori_dx_bond" />。
 +
*対戦相手に変身できるキャラクター‐スマブラはそれぞれのキャラが立ってこそなため<ref name="return578_metamon" />。
 +
*漫画のキャラクター<ref name="no3" />
 +
*バルーンファイトのキャラクター‐風船が割れたらだめそうだから<ref name="Balloon_URBAN_Clu Clu_EXCITE" />。
 +
*アーバンチャンピオンのキャラクター‐ワザが少なそうだから<ref name="Balloon_URBAN_Clu Clu_EXCITE" />。
 +
*クルクルランドのキャラクター(グルッピーなど)‐どうやって戦えばいいかわからないから<ref name="Balloon_URBAN_Clu Clu_EXCITE" />。
 +
*エキサイトバイクのキャラクター‐ジャンプ台を作らなければならないから<ref name="Balloon_URBAN_Clu Clu_EXCITE" />。
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*バンジョー&カズーイ‐ 大人の事情<ref name="return506_banjo" />。
 +
*カスタムロボ‐飛び道具がメインのキャラクターはバランスが取りにくい、海外で発売されていないなど知名度が低い、任天堂の著作物じゃないから候補に上りにくい<ref name="essay_15" />。
 +
*[[むらびと]]、ニンテンドッグスの犬‐戦うイメージからかけ離れているため<ref name="ask5-2" />。なお、むらびとは『スマブラfor』で参戦している。
 +
*クリスタル<ref name="nindori_anke_crystal" />‐クリスタルが参戦条件に当てはまらないキャラクターだとされたことは無いが、『スマブラX』のときにスターフォックスからの3体目としてクリスタルではなくウルフが選ばれた理由は語られたことがある。それによると、クリスタルはゼロから新規ファイターを作るのと同じだけの時間がかかるが、ウルフはフォックスやファルコで培った制作のノウハウを活かして短い時間で制作することが可能だったため、時間ギリギリで何とか入れることができたのだという。
 +
*[[アイスクライマー]]、[[ポケモントレーナー]]‐アイスクライマーは『スマブラDX』と『スマブラX』、ポケモントレーナーは『スマブラX』に参戦していたが、どちらも3DSでは動かすためのマシンパワーが足りず参戦を断念された<ref name="column_vol461_ic" /><ref name="column_vol462_poketore" />。アイスクライマーはWii U版では動かせる程度まで制作は進められていたが、どうしても3DS版では動かずカットされた<ref name="column_vol461_ic" />。
 +
*クロム‐[[マルス]]・[[アイク]]との中間の剣士になり他のファイターと比べて明快な特色が出ないため<ref name="column_vol457_chrom" />。
 +
*ファミコン探偵倶楽部のキャラクター‐海外で通用しないからというのが一番の理由<ref name="return551_famitan" /><ref name="sugita_famitan" />。
 +
*鷹丸<ref name="sugita_takamaru" />、『ファイナルファンタジー』シリーズのキャラクターの一部<ref name="famitsu_sakurai_nomura" /><ref name="nindori_201604" />‐知名度の問題。
 +
*三島平八‐スマブラのルールで動かすのは難しいため<ref name="column_tk2_p185" />。
 +
*リドリー‐スマブラのファイターにするにはサイズを小さくし、翼の比率を縮小し、更にバランスをとるために自由に飛び回ることはできないようにしなければならないが、それをするとリドリーではなくなってしまう。そのようなことをしてファイターにするよりも、ボス敵にする方が良いため<ref name="why_ridley" />。なお、『スマブラSP』で参戦した。
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==== 制作中にカットされたことがあるキャラクター ====
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途中まで作ってカットされたキャラクターだけでなく、企画時に候補としてあっただけで制作着手はされないまま参戦を断念されたキャラクターも含む。
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;スマブラ64
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:
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:*クッパ、デデデ、ミュウツー‐途中まで作られていたが、「諸処の事情」によりカットされた<ref name="PostReturn075" /><ref name="PostResult2_cut" />。
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;スマブラDX
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:*ワリオ‐時間の余裕が無かったため<ref name="return576_wario" />。
 +
:*スカポン(アイテムとして)‐権利問題。詳細は[[スカポン]]にて。現在は解消され、スマブラには[[アシストフィギュア]]などの形で登場している。
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:*『スマブラDX』でカットされたファイターは他にもいたようだが<ref name="nindori_dx_cut" /><ref name="return531_cut" />殆ど判明していない。
 +
 
 +
;スマブラX
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:*ディクシーコング、ロイ、ドクターマリオ、ミュウツー、トゥーンゼルダ、トゥーンシーク、プラスル&マイナン‐解析により、名前だけだが入っていることが判明した<ref name="x_botsudate" />。<br />ディクシーコングは[[ディディーコング]]とペアで参戦する予定だったが、実現が難しくカットになったことが明かされている<ref name="famitsu_x_dixie" />。
 +
:*ジーノ‐いつも参戦要望が多く寄せられており、手が銃であることなどは『スマブラ』との相性が良いため、参戦が考えられていたが、実現には至らなかった。理由は明かされていない<ref name="nindori_201604_2" />。
 +
 
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;スマブラfor
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:*[[アイスクライマー]]‐Wii U版では動かせる程度まで制作は進められていたが、3DS版ではマシンパワー不足で動かすことができずカットされた<ref name="column_vol461_ic" />。
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=== 補足 ===
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『スマブラX』と『スマブラfor』の公式サイトでは、キャラクターを以下のように分類している。
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:*歴戦の勇者‐前作から参戦しているキャラクター
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:*新たなる挑戦者‐初参戦キャラクター<ref group="注釈">スネーク、ソニック(いずれもスマブラX)、ルキナ(スマブラfor)は隠しキャラクターであるが、発売前に参戦が発表されたため、新たなる挑戦者として扱われている。ブラックピット(スマブラfor)も発売前に公開されていたが参戦ファイターであるかは明かされていなかった。</ref>
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:*ベールを脱ぐ戦士‐隠しキャラクター
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:*さらなる挑戦者たち‐追加コンテンツとして配信されているキャラクター
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== 注釈 ==
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<references group="注釈"/>
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 +
== 出典 ==
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<references>
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<ref name="PostReturn062_onlyninten">[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/PostReturn062.html アンケート集計拳!!]<br />(スマブラ2のキャラは任天堂のキャラじゃないとだめなのかという質問に対して)“ただでさえ任天堂キャラは多いのに、そのあたりのキャラを加えるのは枠を縮めてしまってあまりにももったいない。”</ref>
 +
<ref name="PostReturn075">[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/PostReturn075.html アンケート集計拳!!]<br />“途中まで作っていたことはあるんですけれどね。”</ref>
 +
<ref name="PostReturn120_bond">[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/PostReturn120.html アンケート集計拳!!]<br />“ボンドは映画の人間ですから、涙も出ないほどお金がかかるのではないでしょうか。”</ref>
 +
<ref name="PostReturn148_sekaikan">[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/PostReturn148.html アンケート集計拳!!]<br />“ネスは本来使わないワザ(PKファイヤーなど)を使いますが、世界観の体現としてこういうフィクションを織り交ぜるのはありでしょうか?なしでしょうか? ”</ref>
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<ref name="return506_banjo">[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/syukeiken/return506.html 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!]<br />“レア社のキャラがスマブラに登場するのは、
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いろいろと難しいのです。『バンジョー&カズーイ』の登場は当然、という見かたをされていたかたもいると思いますが、このあたりは、オトナの事情ってやつですな。”</ref>
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<ref name="return519_chimeido">[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/syukeiken/return519.html 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!]<br />“また、それなりのキャラであれば
 +
いいというわけでもなくて、作品のメジャー度、海外での有無、他キャラとのバランス、特殊能力など、いろいろ考えなければいけません。”</ref>
 +
<ref name="return526_bond">[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/syukeiken/return526.html 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!]<br />“これこそ、「おとなの事情」 というか。実銃の表現がダメ!・俳優の肖像権がダメ!・元のゲームが映画なので権利上ダメ!・レア社のものなのでダメ!八方ふさがりです。 ”</ref>
 +
<ref name="return531_cut">[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/syukeiken/return531.html 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!]<br />“開発中は、候補は仕様書上に書いておきはしました。が、ボツになるたびに×印がそのキャラの顔イメージについていったものです。”</ref>
 +
<ref name="return533_kaishaku">[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/syukeiken/return533.html 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!]<br />“基本的に原作にない解釈を足しているのだから、それがユーザーにとって「違う」と取られる要素も実はすごく多いはずなのです。でも、質を高めるためには表現をつめていくことは必須だったり。でも、原作と違うというハナシは(オリジナルの製作者側からも)ほとんどなくて、良かったです。”</ref>
 +
<ref name="return544_clone">[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/syukeiken/return544.html 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!]<br />“モデル替えキャラを消して新キャラを増やすという選択肢はありませんでした”</ref>
 +
<ref name="return549_clone">[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/syukeiken/return549.html 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!]<br />“モデル替えキャラはあくまでサービスであり、それをカットしたところで新規のキャラは1人も増やせません。”。</ref>
 +
<ref name="return551_famitan">[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/syukeiken/return551.html 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!]<br />“ファミ探のキャラが必殺ワザなど使ってマリオと乱闘したら、真のファンは逆にガッカリすると思います。キャラを体現していないし。”</ref>
 +
<ref name="return572_half">[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/syukeiken/return572.html 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!]<br />“まぁそのぉ、たとえ新規タイトルでも、少しはメジャーでないと入れにくいというのはあるんですけどね。(最低ハーフミリオンぐらいはほしいところ)<br />あと、キャラの性質とか。戦わなそうなキャラをムリムリひっぱるのはやや難しいです。(ピーチやゼルダのような例もありますが)</ref>
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<ref name="return576_wario">[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/syukeiken/return576.html 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!]<br />“あと1~2体作る余裕があれば、入れられたかもしれませんね。ボツになったキャラの中では、上位にいたのは確かです。”</ref>
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<ref name="return578_metamon">[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/syukeiken/return578.html 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!]<br />“もちろん、他キャラに変身できるというのは考えられるのですが、スマブラではやるつもりはありません。一応、それぞれのキャラが立ってのスマブラですので。”</ref>
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<ref name="no3">投稿拳! これまでの投稿 第3回 No.31?40 スマブラ拳!! - [http://web.archive.org/web/20070116042649/http://www.smashbros.com/jp/toukou/bn/no3.html インターネットアーカイブ] </ref>
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<ref name="asarido_kyarasen">[http://www.nintendo.co.jp/event/spacew99/smabra/asarid/index.html 直撃!あさりどインタビュー]<br />“堀口:ちなみに、隠しキャラ4体ふくめて12体、みんな桜井さんの好みとセンスで決めたんですか?<br />桜井:そうです。”</ref>
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<ref name="PostResult2_cut">[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/PostResult2.html アンケート集計拳!!]<br />“トップの方の、「クッパ」「デデデ」「ミュウツー」などは、実はスマブラ開発中は登場予定だったのですが、諸処の事情でカットになってしまいました・・・。”</ref>
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<ref name="Balloon_URBAN_Clu Clu_EXCITE">[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/1009/index.html 速報スマブラ拳!!  アイスクライマー]</ref>
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<ref name="columndx_yoko">桜井政博のゲームについて思うことDX 2ページ<br />“『スマブラは横から見るタイプのゲームなので、横から見たシルエットを最重要視しています。”</ref>
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<ref name="columndx_hohuku">桜井政博のゲームについて思うことDX 2ページ<br />“注目はホフク。オリジナルは肩も地面につけるものですが、『スマブラ』では見た目重視で、右肩を上げます”</ref>
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<ref name="columndx_touitsu">桜井政博のゲームについて思うことDX 3ページ</ref>
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<ref name="columndx_dokuji">桜井政博のゲームについて思うことDX 3ページ<br />“開発チームの解釈で、オフィシャルにはないディテールを作る場合もあります。いずれも原作者には許諾をいただいています。”</ref>
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<ref name="columndx_mother3">ゲームについて思うことDX p136『MOTHER3の業は深い』を振り返って思うこと<br />桜井 本来、仲間のポーラやクマトラが使う攻撃魔法でしたよね。が、『スマブラ』ではあえてネスやリュカに使わせています。そういった、原作では使わないものを使わせるということは、『MOTHER』の世界観を考えたうえでのフィクションなんです。<br />―最後の切りふだは“PKスターストーム”ですが、原作では、自分でカッコいいものの名前を付けますよね。<br />桜井 ああ、それも一瞬迷ったんですよ・・・。<br />―もしかして、制作途中では必殺ワザの名前をプレイヤーがつけられたんですか?<br />桜井 そうじゃないですけども。でも、すべて原作の設定をコピーしてしまっても、ゲームが必ずも面白くはならないんですよね。<br />―そういうものなんですか。<br />桜井 『MOTHER3』にも通ずる話なのかもしれません。ゲームはゲームとしてふさわしい折合をとれたから、完成できたのでしょう。</ref>
 +
<ref name="column_vol430_kosei">桜井政博のゲームについて思うこと VOL.430<br />“身もふたもないことですが、これは「わたしができると思えば体現できるし、そうでなければできない」ということが大きいです。もちろん原作者にご了承と理解をいただくことは必須ですが、頭の中でキャラのイメージが威勢よく踊っているのか、そうでないか。ここはとても重要なことです。逆に言えば、どんなに戦いに向いていそうなキャラでも、ほかのキャラと差別化でき、おもしろい個性を捻出できなければそれまでです。”</ref>
 +
<ref name="column_vol455_wakiaiai">桜井政博のゲームについて思うこと VOL.455<br />“そもそもMiiはわきあいあいとして戦いに向いていない感じだし。”</ref>
 +
<ref name="column_vol457_chrom">桜井政博のゲームについて思うこと VOL.457<br />どう考えても、マルスとアイクの中間のような、フツーの剣士キャラにしかならないんですよね。遊んだ時に、ほかのファイターと比べて明快な特色が出ません。</ref>
 +
<ref name="column_vol461_ic">桜井政博のゲームについて思うこと VOL.461<br />“開発中、Wii Uでは動いていました。が、ふたりペアで動かす仕様は相当なマシンパワーが必要です。もとより最大まで使っている3DSでは、どうしても動かなかったため断念しました”</ref>
 +
<ref name="column_vol461_mirai">桜井政博のゲームについて思うこと VOL.461<br />“未来にソフトが出る可能性や予定がないシリーズやキャラは、どうしても優先度が下がります。</ref>
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<ref name="column_vol462_poketore">桜井政博のゲームについて思うこと VOL.462<br />(forでゼルダとシークなどが別キャラクターになった理由について)“基本的には3DSの限界によるものです。携帯機ですしね、どうひっくり返っても、3DSでふたりのキャラクターを共存させることは無理ですので。ポケモントレーナーは3匹だから、もっと無理。”</ref>
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<ref name="column_vol463_mirai">桜井政博のゲームについて思うこと VOL.463<br />“ただし、未来がないシリーズのものは選びにくいです。”</ref>
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<ref name="column_vol463">桜井政博のゲームについて思うこと VOL.463</ref>
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<ref name="column_vol463_clone">桜井政博のゲームについて思うこと VOL.463<br />“モデル替えファイターだけは別です。”</ref>
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<ref name="colmn_vol463_kosei">桜井政博のゲームについて思うこと VOL.463<br />“そのキャラクターにしかできない特徴があること。それが『スマブラ』をおもしろく作用するアイデアにできること。なるべく代表的なキャラであること。ほかのキャラと被らないこと”</ref>
 +
<ref name="column_vol464_flyingman">桜井政博のゲームについて思うこと VOL.464<br />([[マジカント]]のフライングマンについて)“ドット絵のほうがそれらしく、負荷も少ないのでドット絵になりました。”</ref>
 +
<ref name="column_tk2_p185">『桜井政博のゲームを作って思うこと2』P185<br />“―バンダイナムコということでは、ほかに候補に挙がっていたキャラクターはいたんですか?<br />桜井 いないです。基本的にキャラクターは最初に考えて、作れるだけ作るようにしていますから。でも、考えられるものとしては『鉄拳』の平八などがありましたね。<br />―平八!!<br />桜井 そうです。だけど、平八を『スマブラ』のルールで動かすのは難しい…。”</ref>
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<ref name="ask5-2">[http://www.nintendo.co.jp/wii/interview/rsbj/vol5/index2.html 社長が訊く『大乱闘スマッシュブラザーズX』]</ref>
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<ref name="nindori_dx_kyarasen">Nintendo DREAM スマブラ談DX<br />“キャラクターについては、私の独断偏見と、開発の事情と、大人の事情によって決まるんですね。”</ref>
 +
<ref name="nindori_dx_cut">Nintendo DREAM スマブラ談DX<br />“今回はキャラクターの人数が多いので、何人出すことができるのかわからなかったんです。それで、とりあえず候補を作っておいて、制作の状況を見ながら、リストのお尻の方から消していったんです。”</ref>
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<ref name="nindori_dx_bond">Nintendo DREAM スマブラ談DX<br />“ジェーム・ボンドはあらゆる意味でムリですよね。</ref>
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<ref name="nindori_x_cut">Nintendo DREAM スマブラ談X<br />“ソニックなどは後から決まりましたけど、最初からある程度多めに考えて、後から減らしていきました。</ref>
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<ref name="nindori_anke_crystal">ニンドリアンケート集計拳!!前編<br />“クリスタルだと、例えばフォックスやファルコでつちかったモデル的なノウハウみたいなのがまったくないので、ゼロから新キャラを作る感じになってしまうんです。なので、限られた時間の中では、クリスタルを作るというのは現実的ではなかったんです。その点、ウルフだとモデル的なノウハウがあるぶん、0.7キャラぶんぐらいの労力で作れるという考えもあったんです。</ref>
 +
<ref name="nindori_anke_clone">ニンドリアンケート集計拳前編<br />“前回のモデル替えキャラクターっていうのは、非常に苦しい開発の中で、なんとかキャラクターを増やしたい、ユーザーの要望に応えたい、というふうに思って作ったものなんです。”</ref>
 +
<ref name="famitsu_x_dixie"> 2008年2月29日ファミ通増刊号「直撃!!桜井政博さんインタビュー 新規参戦キャラクターについて聞く後編<br />“ 実はディディーコングはディクシーコングとペアで出すつもりでした。タッチすることで2人を瞬時に入れ替えるようなシステムを作って。でも色々と難しい部分があって早々とカットしました。”</ref>
 +
<ref name="roundtable_charakime">[[ラウンドテーブル|E3 2014 ラウンドテーブル]]<br />“ここにいるキャラクターというか、これから作るキャラクターも、ほぼすべて、企画の最初の段階で決めちゃっています。しかし、ゲッコウガについては、それを待っていると全然間に合わないんですね。自分が、ポケットモンスターXYが出るというようなことを知らない段階から、枠を空けておかなければならない。”</ref>
 +
<ref name="sugita_famitan">杉田智和&伊藤賢治!大乱闘スマッシュブラザーズ 特別ゲーム実況 - [https://www.youtube.com/watch?v=Fo2h4DlDLcc YOUTUBE] 1:16:00付近<br />“DXのとき考えてたんですけどね。だって、あゆみのフィギュアとかがあるじゃないですか。だけど、やっぱり海外で通用しないっていうのが一番・・・。”</ref>
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<ref name="sugita_takamaru">杉田智和&伊藤賢治!大乱闘スマッシュブラザーズ 特別ゲーム実況 - [https://www.youtube.com/watch?v=Fo2h4DlDLcc YOUTUBE] 1:32:00付近<br />“鷹丸も一瞬はプレイヤーキャラクターにどうかなと考えた瞬間もあったんですけどね。無理かなあ・・・。知名度的に・・・。”</ref>
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<ref name="GDC_touitsu">[http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080224/gdc_sma.htm Game Developers Conference 2008現地レポート]</ref>
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<ref name="x_botsudate">[https://tcrf.net/Super_Smash_Bros._Brawl#Removed_Characters Super Smash Bros. Brawl - The Cutting Room Floor]</ref>
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<ref name="famitsu_sakurai_nomura">週刊ファミ通 2016年2月4日号 新春クリエイター対談2016 桜井政博氏×野村哲也氏<br />クラウド以外の『FF』キャラの参戦について<br />“桜井 なかなか難しいんですよね。たとえば、主人公格のティナやバッツを出しても、あまりよくわからない人もいそうですし。<br />野村 ストラゴスとかもいますよ?<br />桜井 フースーヤあたりでもいいですね。”</ref>
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<ref name="nindori_201604">ニンテンドードリーム 2016年4月号 スマブラ談!! FOR NINDORI 桜井政博さんインタビュー<br />クラウドの参戦について<br />(クラウドの出典である『FFⅦ』)“本編が任天堂プラットフォームに出ていないことをこだわる人もいますが、仮に任天堂プラットフォームで発売された『FF』タイトルに限定したとして、『FFⅤ』のバッツとか『FFⅢ』のたまねぎ剣士だったとしたら、どうなるのでしょう? ジョブチェンジしたりとか…(ちょっと考えて)あ、それはそれで面白そうですが(笑)”</ref>
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<ref name="colmn_vol463_clone">桜井政博のゲームについて思うこと VOL.463</ref>
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<ref name="why_ridley">[http://www.ign.com/articles/2014/11/19/why-ridley-isnt-playable-in-smash-bros Why Ridley Isn’t Playable in Smash Bros. - IGN]</ref>
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<ref name="nindori_201604_2">ニンテンドードリーム 2016年4月号 スマブラ談!! FOR NINDORI 桜井政博さんインタビュー<br />“実はジーノはファイターとして出したかったキャラクターなんです。手も銃ですし、『スマブラ』との相性も非常に良いと思いまして。『スマブラX』の時にも参戦が実現できたらいいなと考えたりしたのですが、そのときは実現できなかったんですね。”(中略)“人気がとても高いんですよ。昔のキャラクターとはいえ、いつも参戦要望がたくさん寄せられるキャラクターで。”</ref>
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<ref name="essay_15">[https://web.archive.org/web/20150315191541/http://www.noise-games.com/essay/essay_15.html ■株式会社ノイズ[見城こうじの空想ゲーム学]■](アーカイブ)<br />“ 冗談で、なぜ『スマブラ』シリーズに使用キャラクターとしてカスタムロボが出られないのかという話にもなりました。桜井さんがおっしゃったのが“カスタムロボは飛び道具がメインで、こういうキャラはゲームバランスがとりにくい”というものでした。ごもっともです(笑)。もちろん、それ以外にも、『カスタムロボ』は海外で発売されていないなど知名度が低いとか、任天堂の著作物じゃないから候補に上りにくいとか、そういう理由もあるわけですが。と言うか、真面目なことを言えば、そっちがメインの理由ですよね。”</ref>
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</references>
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{{デフォルトソート:ふあいたあ}}
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[[カテゴリ:大乱闘スマッシュブラザーズ]]
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[[カテゴリ:大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ]]
 
[[カテゴリ:ファイター|*]]
 
[[カテゴリ:ファイター|*]]

2018年7月17日 (火) 18:19時点における版

ファイターとは、大乱闘スマッシュブラザーズシリーズに登場するキャラクターのうち、プレイヤーが操作できるキャラクターのことを呼ぶ。『スマブラX』からこの用語が使われるようになった。

ファイターの変遷

『スマブラ64』と『スマブラDX』に登場するファイターは任天堂が発売したゲームからの引用となっている。『スマブラX』からはサードパーティーからのゲスト参戦があり、『スマブラX』ではコナミとセガから、『スマブラfor』ではセガとカプコンとバンダイナムコゲームス、スクウェア・エニックスのキャラクターが出演している。

ファイターの数は『スマブラ64』では12体、『スマブラDX』では26体(キャラクターセレクト画面上では25体)、『スマブラX』では39体(キャラクターセレクト画面上では35体)、『スマブラfor』では51体(Miiファイターは3体とし、色替えによる別キャラクター変化は除く)でDLCを含めると58体が参戦しており、シリーズを重ねるごとに着々と増えている。そして全員参戦を最大のテーマとした『スマブラSP』では過去の65体が参戦し更に新ファイターが追加される。
『スマブラDX』と『スマブラfor』にはモデル替えキャラと呼ばれる、制作コストを省くために、モーションの大部分が他のファイターからの流用で構成されているファイターがいる。それらはファイターを1体でも多く登場させることを目的として[1]制作負担を抑えて作られたものであり、全てカットしたとしても新規のファイターは1体も増やせないとされている[2][3]。『スマブラfor』のモデル替えキャラは元々カラーバリエーションとして制作が進められたもので、途中でバランス的な個性がついたために枠が設けられたものである[4]

キャラクターのデザインは、全員一定の同じ水準まで引き上げられている。各キャラクターの原作におけるデザインの描き込みの深さや色使いや感触は千差万別であり、それらがそのままのキャラクター達が並ぶと違和感が生じるためである[5][6]。例えばマリオはデニムの描き込みが細かくなり、色彩には中間色が多様されている。オリマーの場合、原作での彼の宇宙服は何の装飾もないツルツルしたものだが、スマブラではポケットやボタンのようなものが追加されている。これらはスマブラ開発チームの解釈によって加えられた独自のものであり原作者の許諾を得ている[7][8]。例外として、非ファイターのキャラクターの中には、処理負荷軽減のためや、そのキャラクターらしさを重視するために[9]、原作通りのドット絵で描かれた者もいる。
キャラクターのサイズは、ゲームとして成立させるために再現は割り切られている。例えばオリマーの身長は原作の設定では3cmだが、スマブラにおいてはマリオより頭一つ小さい程度になっている。

ファイターのワザなどの動作は原作で披露されたものが再現されつつ、スマブラ独自のものも取り入れられている。原作由来のワザであっても、原作のゲーム性や世界観を体現するためや[10]、すべて原作の設定をコピーしてしまってもゲームが必ずしも面白くはならないという考え[11]から、原作では別のキャラクターが使うワザが取り込まれたり、性能が原作とは大きく異なったものになっているケースも多い。
モーションは、スマブラはサイドビューのゲームであるため、横からの見たシルエットが良くなるようにデザインされている[12]。例えばスネークは原作では肩を地面につけて匍匐前進をするが、『スマブラX』では見栄えをよくするため右肩を上げて匍匐前進する[13]

歴代参戦ファイター

  • ○:基本キャラクター
  • ●:隠しキャラクター
  • □:変身キャラクター
  • ⦿:『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS』では隠しキャラクターで、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』では最初から使えるキャラクター
  • ◇:追加コンテンツとして配信されているキャラクター
  • ‐:ファイターとしての登場無し
  • ・:参戦は確定しているが、最初から使えるキャラクターかは不明
ファイター名 64 DX X for SP SP参戦No. 出典
マリオ 11 1 1 1 01 マリオシリーズ
ルイージ 2 2 2 1 09
クッパ 1 1 1 14
ピーチ 1 1 1 13
ドクターマリオ 2 2 18
ロゼッタ&チコ 1 48
クッパJr. 2-⦿ 58
デイジー 13´
ヨッシー 1 1 1 1 05 ヨッシーシリーズ
ワリオ 1 2 30 ワリオシリーズ
ドンキーコング 1 1 1 1 02 ドンキーコングシリーズ
ディディーコング 1 1 36
リンク 1 1 1 1 03 ゼルダの伝説シリーズ
ゼルダ 1 1 1 17
シーク 2nd 2nd 1 16
ガノンドロフ 2 2 2-⦿ 23
こどもリンク 2 22
トゥーンリンク 2 1 43
サムス 1 1 1 1 04 メトロイドシリーズ
ゼロスーツサムス 2nd 1 29
リドリー 65
カービィ 1 1 1 1 06 カービィシリーズ
デデデ 1 1 39
メタナイト 1 1 27
フォックス 1 1 1 1 07 スターフォックスシリーズ
ファルコ 2 2 2 20
ウルフ 2 44
ピカチュウ 1 1 1 1 08 ポケットモンスターシリーズ
プリン 2 2 2 2-⦿ 12
ピチュー 2 19
ミュウツー 2 3 24
ルカリオ 2 1 41
ポケモントレーナー[注釈 1] 1 (33-35)
ゼニガメ 2nd 33
フシギソウ 2nd 34
リザードン 2nd 1 35
ゲッコウガ 1 50
キャプテン・ファルコン 2 1 2 1 11 F-ZEROシリーズ
ネス 2 1 2 2-⦿ 10 MOTHERシリーズ
リュカ 1 3 37
アイスクライマー 1 1 15 アイスクライマーシリーズ
マルス 2 2 1 21 ファイアーエムブレムシリーズ
ロイ 2 3 25
アイク 1 1 32
ルフレ 1 56
ルキナ 2 21´
カムイ 3 62
ミスターゲームアンドウォッチMr.ゲーム&ウォッチ 2 2 2 26 ゲーム&ウオッチシリーズ
ピット 1 1 28 パルテナの鏡シリーズ
ブラックピット 2 28´
パルテナ 1 54
スネーク 2 31 メタルギアシリーズ
ピクミン&オリマー 1 1 40 ピクミンシリーズ
ソニック 2 1 38 ソニックシリーズ
ロボット 2 2 42 ファミリーコンピュータ ロボット
むらびと[注釈 2] 1 45 どうぶつの森シリーズ
ロックマン 1 46 ロックマンシリーズ
ウィーフィットトレーナーWii Fit トレーナー 1 47 Wii Fitシリーズ
リトル・マック 1 49 パンチアウト!!シリーズ
ミーかくとうMii 格闘タイプ 1 51 Mii大乱闘スマッシュブラザーズ[注釈 3]
ミーけんじゅつMii 剣術タイプ 1 52
ミーしゃげきMii 射撃タイプ 1 53
パックマン 1 55 パックマンシリーズ
シュルク 1 57 ゼノブレイド
ダックハント 2 59 ダックハント
リュウ 3 60 ストリートファイターシリーズ
クラウド 3 61 ファイナルファンタジーⅦ
ベヨネッタ 3 63 ベヨネッタシリーズ
インクリング[注釈 4] 64 スプラトゥーンシリーズ

このほかにクッパJr.のカラーバリエーションとしてクッパ7人衆の「ラリー」「ロイ」「ウェンディ」「イギー」「モートン」「レミー」「ルドウィッグ」が、『スマブラfor』でのピクミン&オリマーのカラーバリエーションとして「アルフ」が参戦している。

ファイターの選定

登場するファイターの候補は少なくとも『スマブラDX』時点までは桜井政博の独断[14][15]で決められている。ゲッコウガカムイはスタッフ、メーカーとの協議で決定していることがわかっている。候補は企画の初期段階で殆ど定まり、その内の何体かは開発の進行具合や権利上の都合によってカットされていくのが恒例である[16][17][18][19]追加コンテンツを除いて、企画書には名前が無く後に参戦が決まったケースでは、『スマブラX』でのアイク[20]ソニック[18]、『スマブラfor』でのゲッコウガ[19]が知られている。

候補の選定にあたっては、国内外の人気調査や開発中ソフトのリサーチを行い[21]、その結果とシリーズの分散と都合を加味しつつ、下記のことを判断基準としている。判断基準の中には時を経て変わったものもあり、例えば「むらびと」は一度は参戦できるキャラクターでは無いとされたが[22]、後に『スマブラfor』で参戦している。

『スマブラfor』発売後、DLCファイターの選考にスマブラ投稿拳というオンラインアンケートが行われ、その結果ベヨネッタが参戦した。ちなみにこれは『スマブラfor』のDLCに限らず今後のソフト制作の参考にすると明記されていた。

なお、モデル替えキャラクターだけはこれらの基準には当てはまらないとされている[23]

  • 他のファイターと差別化でき、面白い個性を捻出できること[24][25]
    • 重要なことであり、どんなに戦いに向いていそうなキャラでも、他のファイターとの差別化が難しければ参戦できないとしている。
  • なるべく代表的なキャラクターであること[25]
  • 作品に一定以上の知名度があること[26][27]
    • 『スマブラDX』のときには「最低ハーフミリオンぐらいはほしい」と述べていた[27]。『スマブラfor』までに参戦したファイターのシリーズは全て世界累計販売数がハーフミリオンに達したことがある。
  • 任天堂プラットフォームに登場したことがあること[28]
  • キャラクターの原作者や権利者が、桜井政博にキャラクターを預け、『スマブラ』の世界に立つための多くの脚色を容認すること[28]
  • 他社キャラクターの場合、ゲームの歴史を背負ったキャラクターであり、互いの会社が参戦を望んでいること[28]
  • 未来にソフトが出る可能性や予定がないシリーズやキャラクターは優先度が下がる[29][30]
  • 任天堂から販売されたゲームのキャラクターであること[31]
    • 『スマブラ64』のときに示された条件。『スマブラX』からは他社からゲスト参戦している。
  • キャラクターが戦うイメージからかけ離れていないこと[22][27]
    • 『スマブラX』のときに示された条件。そのときに「戦うイメージからかけ離れているキャラクター」の例としてどうぶつの森のむらびとが挙げられていた。
    • Miiが『スマブラX』のときに参戦を見送られた理由の一つでもある[32]。『スマブラfor』でMiiが参戦した理由についてはMiiのページにて。

制作者が参戦を否定したり、参戦させなかった理由を語ったことがあるキャラクター

  • ジェームス・ボンド‐ 権利上の問題や、実銃がスマブラでは使えないことなどによる[33][34][35]
  • 対戦相手に変身できるキャラクター‐スマブラはそれぞれのキャラが立ってこそなため[36]
  • 漫画のキャラクター[28]
  • バルーンファイトのキャラクター‐風船が割れたらだめそうだから[37]
  • アーバンチャンピオンのキャラクター‐ワザが少なそうだから[37]
  • クルクルランドのキャラクター(グルッピーなど)‐どうやって戦えばいいかわからないから[37]
  • エキサイトバイクのキャラクター‐ジャンプ台を作らなければならないから[37]
  • バンジョー&カズーイ‐ 大人の事情[38]
  • カスタムロボ‐飛び道具がメインのキャラクターはバランスが取りにくい、海外で発売されていないなど知名度が低い、任天堂の著作物じゃないから候補に上りにくい[39]
  • むらびと、ニンテンドッグスの犬‐戦うイメージからかけ離れているため[22]。なお、むらびとは『スマブラfor』で参戦している。
  • クリスタル[40]‐クリスタルが参戦条件に当てはまらないキャラクターだとされたことは無いが、『スマブラX』のときにスターフォックスからの3体目としてクリスタルではなくウルフが選ばれた理由は語られたことがある。それによると、クリスタルはゼロから新規ファイターを作るのと同じだけの時間がかかるが、ウルフはフォックスやファルコで培った制作のノウハウを活かして短い時間で制作することが可能だったため、時間ギリギリで何とか入れることができたのだという。
  • アイスクライマーポケモントレーナー‐アイスクライマーは『スマブラDX』と『スマブラX』、ポケモントレーナーは『スマブラX』に参戦していたが、どちらも3DSでは動かすためのマシンパワーが足りず参戦を断念された[41][42]。アイスクライマーはWii U版では動かせる程度まで制作は進められていたが、どうしても3DS版では動かずカットされた[41]
  • クロム‐マルスアイクとの中間の剣士になり他のファイターと比べて明快な特色が出ないため[43]
  • ファミコン探偵倶楽部のキャラクター‐海外で通用しないからというのが一番の理由[44][45]
  • 鷹丸[46]、『ファイナルファンタジー』シリーズのキャラクターの一部[47][48]‐知名度の問題。
  • 三島平八‐スマブラのルールで動かすのは難しいため[49]
  • リドリー‐スマブラのファイターにするにはサイズを小さくし、翼の比率を縮小し、更にバランスをとるために自由に飛び回ることはできないようにしなければならないが、それをするとリドリーではなくなってしまう。そのようなことをしてファイターにするよりも、ボス敵にする方が良いため[50]。なお、『スマブラSP』で参戦した。

制作中にカットされたことがあるキャラクター

途中まで作ってカットされたキャラクターだけでなく、企画時に候補としてあっただけで制作着手はされないまま参戦を断念されたキャラクターも含む。

スマブラ64
  • クッパ、デデデ、ミュウツー‐途中まで作られていたが、「諸処の事情」によりカットされた[51][52]
スマブラDX
  • ワリオ‐時間の余裕が無かったため[53]
  • スカポン(アイテムとして)‐権利問題。詳細はスカポンにて。現在は解消され、スマブラにはアシストフィギュアなどの形で登場している。
  • 『スマブラDX』でカットされたファイターは他にもいたようだが[16][54]殆ど判明していない。
スマブラX
  • ディクシーコング、ロイ、ドクターマリオ、ミュウツー、トゥーンゼルダ、トゥーンシーク、プラスル&マイナン‐解析により、名前だけだが入っていることが判明した[55]
    ディクシーコングはディディーコングとペアで参戦する予定だったが、実現が難しくカットになったことが明かされている[56]
  • ジーノ‐いつも参戦要望が多く寄せられており、手が銃であることなどは『スマブラ』との相性が良いため、参戦が考えられていたが、実現には至らなかった。理由は明かされていない[57]
スマブラfor
  • アイスクライマー‐Wii U版では動かせる程度まで制作は進められていたが、3DS版ではマシンパワー不足で動かすことができずカットされた[41]

補足

『スマブラX』と『スマブラfor』の公式サイトでは、キャラクターを以下のように分類している。

  • 歴戦の勇者‐前作から参戦しているキャラクター
  • 新たなる挑戦者‐初参戦キャラクター[注釈 5]
  • ベールを脱ぐ戦士‐隠しキャラクター
  • さらなる挑戦者たち‐追加コンテンツとして配信されているキャラクター

注釈

  1. リザードン、ゼニガメ、フシギソウの3匹のポケモンを順に交代させながら戦うキャラクターで、トレーナー自体は画面の奥で指示をしている。
  2. 基本は男の子だが、カラーバリエーションにより女の子も使用可能。顔のパターンも男女各4種類存在する。
  3. 出典シンボル及びフィギュア名鑑での分類。
  4. 8つのカラーバリエーションがあり、インクの色も異なる。
  5. スネーク、ソニック(いずれもスマブラX)、ルキナ(スマブラfor)は隠しキャラクターであるが、発売前に参戦が発表されたため、新たなる挑戦者として扱われている。ブラックピット(スマブラfor)も発売前に公開されていたが参戦ファイターであるかは明かされていなかった。

出典

  1. ニンドリアンケート集計拳前編
    “前回のモデル替えキャラクターっていうのは、非常に苦しい開発の中で、なんとかキャラクターを増やしたい、ユーザーの要望に応えたい、というふうに思って作ったものなんです。”
  2. 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!
    “モデル替えキャラを消して新キャラを増やすという選択肢はありませんでした”
  3. 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!
    “モデル替えキャラはあくまでサービスであり、それをカットしたところで新規のキャラは1人も増やせません。”。
  4. 桜井政博のゲームについて思うこと VOL.463
  5. Game Developers Conference 2008現地レポート
  6. 桜井政博のゲームについて思うことDX 3ページ
  7. 桜井政博のゲームについて思うことDX 3ページ
    “開発チームの解釈で、オフィシャルにはないディテールを作る場合もあります。いずれも原作者には許諾をいただいています。”
  8. 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!
    “基本的に原作にない解釈を足しているのだから、それがユーザーにとって「違う」と取られる要素も実はすごく多いはずなのです。でも、質を高めるためには表現をつめていくことは必須だったり。でも、原作と違うというハナシは(オリジナルの製作者側からも)ほとんどなくて、良かったです。”
  9. 桜井政博のゲームについて思うこと VOL.464
    マジカントのフライングマンについて)“ドット絵のほうがそれらしく、負荷も少ないのでドット絵になりました。”
  10. アンケート集計拳!!
    “ネスは本来使わないワザ(PKファイヤーなど)を使いますが、世界観の体現としてこういうフィクションを織り交ぜるのはありでしょうか?なしでしょうか? ”
  11. ゲームについて思うことDX p136『MOTHER3の業は深い』を振り返って思うこと
    桜井 本来、仲間のポーラやクマトラが使う攻撃魔法でしたよね。が、『スマブラ』ではあえてネスやリュカに使わせています。そういった、原作では使わないものを使わせるということは、『MOTHER』の世界観を考えたうえでのフィクションなんです。
    ―最後の切りふだは“PKスターストーム”ですが、原作では、自分でカッコいいものの名前を付けますよね。
    桜井 ああ、それも一瞬迷ったんですよ・・・。
    ―もしかして、制作途中では必殺ワザの名前をプレイヤーがつけられたんですか?
    桜井 そうじゃないですけども。でも、すべて原作の設定をコピーしてしまっても、ゲームが必ずも面白くはならないんですよね。
    ―そういうものなんですか。
    桜井 『MOTHER3』にも通ずる話なのかもしれません。ゲームはゲームとしてふさわしい折合をとれたから、完成できたのでしょう。
  12. 桜井政博のゲームについて思うことDX 2ページ
    “『スマブラは横から見るタイプのゲームなので、横から見たシルエットを最重要視しています。”
  13. 桜井政博のゲームについて思うことDX 2ページ
    “注目はホフク。オリジナルは肩も地面につけるものですが、『スマブラ』では見た目重視で、右肩を上げます”
  14. 直撃!あさりどインタビュー
    “堀口:ちなみに、隠しキャラ4体ふくめて12体、みんな桜井さんの好みとセンスで決めたんですか?
    桜井:そうです。”
  15. Nintendo DREAM スマブラ談DX
    “キャラクターについては、私の独断偏見と、開発の事情と、大人の事情によって決まるんですね。”
  16. 16.0 16.1 Nintendo DREAM スマブラ談DX
    “今回はキャラクターの人数が多いので、何人出すことができるのかわからなかったんです。それで、とりあえず候補を作っておいて、制作の状況を見ながら、リストのお尻の方から消していったんです。”
  17. 桜井政博のゲームについて思うことDX 2ページ
    “キャラクターは、企画書を書いた2005年7月7日の段階ではほとんどが具体的に決まっており、制作工程に合わせてカットしていきました。カットと言っても、できる限り詰め込んだつもりです。なお、ソニックだけは例外で、2007年に入ってから参戦が決まりました。”
  18. 18.0 18.1 Nintendo DREAM スマブラ談X
    “ソニックなどは後から決まりましたけど、最初からある程度多めに考えて、後から減らしていきました。
  19. 19.0 19.1 E3 2014 ラウンドテーブル
    “ここにいるキャラクターというか、これから作るキャラクターも、ほぼすべて、企画の最初の段階で決めちゃっています。しかし、ゲッコウガについては、それを待っていると全然間に合わないんですね。自分が、ポケットモンスターXYが出るというようなことを知らない段階から、枠を空けておかなければならない。”
  20. 2008年2月29日ファミ通増刊号「直撃!!桜井政博さんインタビュー 新規参戦キャラクターについて聞く後編
    “ 『スマブラX』の制作を発表した2005年7月の段階で『ファイアーエムブレム』の新作がWiiで制作中であることがわかりました。キャラについては情報がなく、何もわからなかったので、企画書を制作する段階では「ファイアーエムブレムの誰か」と表記していました。”
  21. 桜井政博のゲームについて思うこと VOL.463
  22. 22.0 22.1 22.2 社長が訊く『大乱闘スマッシュブラザーズX』
  23. 桜井政博のゲームについて思うこと VOL.463
    “モデル替えファイターだけは別です。”
  24. 桜井政博のゲームについて思うこと VOL.430
    “身もふたもないことですが、これは「わたしができると思えば体現できるし、そうでなければできない」ということが大きいです。もちろん原作者にご了承と理解をいただくことは必須ですが、頭の中でキャラのイメージが威勢よく踊っているのか、そうでないか。ここはとても重要なことです。逆に言えば、どんなに戦いに向いていそうなキャラでも、ほかのキャラと差別化でき、おもしろい個性を捻出できなければそれまでです。”
  25. 25.0 25.1 桜井政博のゲームについて思うこと VOL.463
    “そのキャラクターにしかできない特徴があること。それが『スマブラ』をおもしろく作用するアイデアにできること。なるべく代表的なキャラであること。ほかのキャラと被らないこと”
  26. 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!
    “また、それなりのキャラであれば いいというわけでもなくて、作品のメジャー度、海外での有無、他キャラとのバランス、特殊能力など、いろいろ考えなければいけません。”
  27. 27.0 27.1 27.2 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!
    “まぁそのぉ、たとえ新規タイトルでも、少しはメジャーでないと入れにくいというのはあるんですけどね。(最低ハーフミリオンぐらいはほしいところ)
    あと、キャラの性質とか。戦わなそうなキャラをムリムリひっぱるのはやや難しいです。(ピーチやゼルダのような例もありますが)
  28. 28.0 28.1 28.2 28.3 投稿拳! これまでの投稿 第3回 No.31?40 スマブラ拳!! - インターネットアーカイブ
  29. 桜井政博のゲームについて思うこと VOL.461
    “未来にソフトが出る可能性や予定がないシリーズやキャラは、どうしても優先度が下がります。
  30. 桜井政博のゲームについて思うこと VOL.463
    “ただし、未来がないシリーズのものは選びにくいです。”
  31. アンケート集計拳!!
    (スマブラ2のキャラは任天堂のキャラじゃないとだめなのかという質問に対して)“ただでさえ任天堂キャラは多いのに、そのあたりのキャラを加えるのは枠を縮めてしまってあまりにももったいない。”
  32. 桜井政博のゲームについて思うこと VOL.455
    “そもそもMiiはわきあいあいとして戦いに向いていない感じだし。”
  33. アンケート集計拳!!
    “ボンドは映画の人間ですから、涙も出ないほどお金がかかるのではないでしょうか。”
  34. 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!
    “これこそ、「おとなの事情」 というか。実銃の表現がダメ!・俳優の肖像権がダメ!・元のゲームが映画なので権利上ダメ!・レア社のものなのでダメ!八方ふさがりです。 ”
  35. Nintendo DREAM スマブラ談DX
    “ジェーム・ボンドはあらゆる意味でムリですよね。
  36. 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!
    “もちろん、他キャラに変身できるというのは考えられるのですが、スマブラではやるつもりはありません。一応、それぞれのキャラが立ってのスマブラですので。”
  37. 37.0 37.1 37.2 37.3 速報スマブラ拳!! アイスクライマー
  38. 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!
    “レア社のキャラがスマブラに登場するのは、 いろいろと難しいのです。『バンジョー&カズーイ』の登場は当然、という見かたをされていたかたもいると思いますが、このあたりは、オトナの事情ってやつですな。”
  39. ■株式会社ノイズ[見城こうじの空想ゲーム学]■(アーカイブ)
    “ 冗談で、なぜ『スマブラ』シリーズに使用キャラクターとしてカスタムロボが出られないのかという話にもなりました。桜井さんがおっしゃったのが“カスタムロボは飛び道具がメインで、こういうキャラはゲームバランスがとりにくい”というものでした。ごもっともです(笑)。もちろん、それ以外にも、『カスタムロボ』は海外で発売されていないなど知名度が低いとか、任天堂の著作物じゃないから候補に上りにくいとか、そういう理由もあるわけですが。と言うか、真面目なことを言えば、そっちがメインの理由ですよね。”
  40. ニンドリアンケート集計拳!!前編
    “クリスタルだと、例えばフォックスやファルコでつちかったモデル的なノウハウみたいなのがまったくないので、ゼロから新キャラを作る感じになってしまうんです。なので、限られた時間の中では、クリスタルを作るというのは現実的ではなかったんです。その点、ウルフだとモデル的なノウハウがあるぶん、0.7キャラぶんぐらいの労力で作れるという考えもあったんです。
  41. 41.0 41.1 41.2 桜井政博のゲームについて思うこと VOL.461
    “開発中、Wii Uでは動いていました。が、ふたりペアで動かす仕様は相当なマシンパワーが必要です。もとより最大まで使っている3DSでは、どうしても動かなかったため断念しました”
  42. 桜井政博のゲームについて思うこと VOL.462
    (forでゼルダとシークなどが別キャラクターになった理由について)“基本的には3DSの限界によるものです。携帯機ですしね、どうひっくり返っても、3DSでふたりのキャラクターを共存させることは無理ですので。ポケモントレーナーは3匹だから、もっと無理。”
  43. 桜井政博のゲームについて思うこと VOL.457
    どう考えても、マルスとアイクの中間のような、フツーの剣士キャラにしかならないんですよね。遊んだ時に、ほかのファイターと比べて明快な特色が出ません。
  44. 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!
    “ファミ探のキャラが必殺ワザなど使ってマリオと乱闘したら、真のファンは逆にガッカリすると思います。キャラを体現していないし。”
  45. 杉田智和&伊藤賢治!大乱闘スマッシュブラザーズ 特別ゲーム実況 - YOUTUBE 1:16:00付近
    “DXのとき考えてたんですけどね。だって、あゆみのフィギュアとかがあるじゃないですか。だけど、やっぱり海外で通用しないっていうのが一番・・・。”
  46. 杉田智和&伊藤賢治!大乱闘スマッシュブラザーズ 特別ゲーム実況 - YOUTUBE 1:32:00付近
    “鷹丸も一瞬はプレイヤーキャラクターにどうかなと考えた瞬間もあったんですけどね。無理かなあ・・・。知名度的に・・・。”
  47. 週刊ファミ通 2016年2月4日号 新春クリエイター対談2016 桜井政博氏×野村哲也氏
    クラウド以外の『FF』キャラの参戦について
    “桜井 なかなか難しいんですよね。たとえば、主人公格のティナやバッツを出しても、あまりよくわからない人もいそうですし。
    野村 ストラゴスとかもいますよ?
    桜井 フースーヤあたりでもいいですね。”
  48. ニンテンドードリーム 2016年4月号 スマブラ談!! FOR NINDORI 桜井政博さんインタビュー
    クラウドの参戦について
    (クラウドの出典である『FFⅦ』)“本編が任天堂プラットフォームに出ていないことをこだわる人もいますが、仮に任天堂プラットフォームで発売された『FF』タイトルに限定したとして、『FFⅤ』のバッツとか『FFⅢ』のたまねぎ剣士だったとしたら、どうなるのでしょう? ジョブチェンジしたりとか…(ちょっと考えて)あ、それはそれで面白そうですが(笑)”
  49. 『桜井政博のゲームを作って思うこと2』P185
    “―バンダイナムコということでは、ほかに候補に挙がっていたキャラクターはいたんですか?
    桜井 いないです。基本的にキャラクターは最初に考えて、作れるだけ作るようにしていますから。でも、考えられるものとしては『鉄拳』の平八などがありましたね。
    ―平八!!
    桜井 そうです。だけど、平八を『スマブラ』のルールで動かすのは難しい…。”
  50. Why Ridley Isn’t Playable in Smash Bros. - IGN
  51. アンケート集計拳!!
    “途中まで作っていたことはあるんですけれどね。”
  52. アンケート集計拳!!
    “トップの方の、「クッパ」「デデデ」「ミュウツー」などは、実はスマブラ開発中は登場予定だったのですが、諸処の事情でカットになってしまいました・・・。”
  53. 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!
    “あと1~2体作る余裕があれば、入れられたかもしれませんね。ボツになったキャラの中では、上位にいたのは確かです。”
  54. 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!
    “開発中は、候補は仕様書上に書いておきはしました。が、ボツになるたびに×印がそのキャラの顔イメージについていったものです。”
  55. Super Smash Bros. Brawl - The Cutting Room Floor
  56. 2008年2月29日ファミ通増刊号「直撃!!桜井政博さんインタビュー 新規参戦キャラクターについて聞く後編
    “ 実はディディーコングはディクシーコングとペアで出すつもりでした。タッチすることで2人を瞬時に入れ替えるようなシステムを作って。でも色々と難しい部分があって早々とカットしました。”
  57. ニンテンドードリーム 2016年4月号 スマブラ談!! FOR NINDORI 桜井政博さんインタビュー
    “実はジーノはファイターとして出したかったキャラクターなんです。手も銃ですし、『スマブラ』との相性も非常に良いと思いまして。『スマブラX』の時にも参戦が実現できたらいいなと考えたりしたのですが、そのときは実現できなかったんですね。”(中略)“人気がとても高いんですよ。昔のキャラクターとはいえ、いつも参戦要望がたくさん寄せられるキャラクターで。”