大乱闘スマッシュブラザーズWikiで記事を編集するにはアカウントの作成ログインが必要です。編集方法や方針などについては、大乱闘スマッシュブラザーズWiki:編集ガイドライン‎をご覧ください。

「リュカ」の版間の差分

提供: 大乱闘スマッシュブラザーズWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
92行目: 92行目:
 
{{SG
 
{{SG
 
|画像1=[[ファイル:元ネタ_リュカ_つかみ.jpg|300px]]
 
|画像1=[[ファイル:元ネタ_リュカ_つかみ.jpg|300px]]
|文=左がスマブラのぼうっきれ。右は原作におけるぼうっきれ。
+
|文=ヒモヘビを使うダスター。
 
|色=008000
 
|色=008000
 
}}
 
}}

2018年3月30日 (金) 14:03時点における版

リュカ
デビューMOTHER3
(2006年4月20日/GBA)

リュカ(Lucas)は、『MOTHER3』に登場するキャラクター。

概要

『MOTHER3』の主人公の一人。
平和な村、タツマイリにある森を襲った大火事と、村に暮らすリュカたち一家を襲った悲劇により、
リュカの母親であるヒナワは死に、さらに双子の兄であるクラウスは行方不明に、そしてフリントは一日中クラウスを捜索するだけの生活と、一家は見るも無残に引き裂かれてしまう。
さらに村は敵である"キングP"率いる"ブタマスク軍"に徐々に取り込まれていき、
3年後(4章以降)にはのどかな村の面影は全くなく、すっかり近代化。森には軍の造ったキマイラがあふれかえって人を襲うようになった。

3年の月日を経て、たくましくなったリュカは愛犬・ボニー、正義のドロボー・ダスター、男勝りなPSI使いの姫・クマトラと共に、ブタマスク軍へ立ち向かっていく。
その中で知った"7つの針"。
この7つの針は男でもなく、女でもない謎の"マジプシー"と呼ばれる人物に守られており、
抜けるのはリュカとブタマスク軍最強の存在である"仮面の男"だけであり、針の全てが抜かれると"闇のドラゴン"が目覚め、針を抜いたものの力に従うという。
仮面の男がドラゴンを目覚めさせるわけにはいかないと、リュカは針を抜くための旅を始めたのだった。

指揮官"仮面の男"との運命、そして「この世界の真実」は、リュカたちの戦いにさらなる厳しい試練として立ちふさがる。

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ

シリーズ3作目から登場。『スマブラX』では基本キャラクターとして参戦した。『スマブラfor』では当初は参戦せず、鑑賞用フィギュアのみの登場で、ネスカスタマイズ必殺ワザとしてリュカのものと性質が似たワザを使うことが出来ていたが、2015年4月2日に『Nintendo Direct 2015.4.2』で参戦が発表され、2015年6月15日から有料の追加コンテンツ第2弾のファイターとして販売が開始された。

『スマブラDX』では企画の段階ではネスに代わって参戦する予定だったが、当時NINTENDO64用ソフトして開発していた『MOTHER3 豚王の最期』が開発中止になったため、リュカの参戦は取り消され、ネスが継続して参戦することになった[1][2]。『スマブラX』で初参戦したときは『スマブラDX』同様にリュカのみ参戦の案もあったが、『MOTHER3』が海外で発売される予定が無いため、ネスとともに登場し、共演を果たした[3]

声の担当はレニ・ミネルラ(Lani Minella)が務める。ネス同様に原作のアメリカンな世界観を尊重してか日本版でも英語でしゃべる。『スマブラfor』では『スマブラX』で収録された音声が使用されている。

ベースはネスだが、通常攻撃は全く異なる独自の体術を使う。蹴り技が多いのはダスター[4]の影響と思われる。 必殺ワザは「PKフリーズ」を除き、ネスと同じものだが性質が異なる。必殺ワザのPSIは原作ではリュカではなくクマトラが使うもので、『スマブラX』の「PKスターストーム」のフィギュア説明では彼女から教わったという旨の解説がされている[5]
ネスよりもPKを使ったワザが多いが、これは原作の臆病な性格の表現の一環である[6]。ネスよりも遠距離の相手を攻撃しやすいことや、相手との距離をとって戦いやすいことも、臆病さが表現された結果と思われる。だが慎重な戦いをしているだけではダメージを稼げても撃墜することは困難で、どこかで果敢に場外追撃や強烈なスマッシュ攻撃を狙っていく必要があるようになっている。

公式イラスト

亜空の使者

荒廃した動物園でネスとの競演を果たす。序盤でポーキーの搭乗したキングPの像に襲われ、ピンチのところをネスに救われる。そして共に戦いポーキーを撃退するが、直後ワリオが襲撃、庇ってくれたネスを見捨て、その場から逃げ出してしまう。

罪悪感に苛まれつつ動物園を歩いていたリュカはポケモントレーナーと出会い、行動を共にするようになる。そして遺跡においてワリオと再度遭遇。大きく成長したリュカは、ネスを救出するため逃げずにポケモントレーナーと協力してワリオを撃破したが、ネスはその場にいなかった。その後出現したガレオムに襲われるが辛くもこれを撃破。ガレオムに捕えられ亜空間爆弾で道連れにされそうになるがPKサンダーで腕を破壊して逃れることができた。

その後ハルバードが影虫を撒き散らすも、もうかつてのリュカとは違い、果敢に立ち向かう。他のファイターと協力して襲撃を打ち破った。

ゲーム中の解説

[X フィギュア名鑑] リュカ
ノーウェア島のタツマイリ村に住むフリントの息子、双子の弟。優しき心を持ち、動物と心を通わせることができる。反面、引っ込み思案な性格で、家族を襲った悲劇のため、泣いてばかりいる時期もあった。シアワセのあり方が変わったノーウェア島とせかいのハリ、行方不明の兄、クラウスを交えた冒険の末、少年は成長していく。
  • (GBA) MOTHER3
[X フィギュア名鑑] PKスターストーム
天空からたくさんの星を落として攻撃する最後の切りふだ。その場にいる対戦相手のキャラクター全員にダメージを与えることができる。『MOTHER3』ではリュカとともに旅をするオソヘじょうの姫様、クマトラが使えるPSI。ネス同様、リュカも『スマブラX』への参戦にあたってクマトラから授かったのかもしれない。
  • (Wii) 大乱闘スマッシュブラザーズX
[for フィギュア名鑑] リュカ ※非ファイター(Xデザイン)
かつては気が弱く、泣いてばかりいたリュカ。しかし想像を絶する苦難を乗り越えた彼は今もどこかで冒険を楽しんでいるはずだ。あるいは、よきパートナーと出会い家族を・・・・・・いやいや、それはちょっと早すぎる気もする。『MOTHER』シリーズのファンにとってみれば、リュカもネスも、永遠の少年なのかもしれない。
  • (GBA) MOTHER3 (2003/06)
[for フィギュア名鑑] リュカ ※ファイター(forデザイン)
『MOTHER3』に登場する、タツマイリ村に住むフリント一家の双子の弟。物語では4章以降の主人公として操作でき、いろんな種類の棒の他にPSIも扱うことができる。『スマブラ』のリュカは豊富な飛び道具を活かして戦う。各必殺ワザで牽制しつつ、近づいてくる相手には発生が早い横強攻撃や前空中攻撃等で応戦しよう。
  • (GBA) MOTHER3 (2003/06)
[for フィギュア名鑑] リュカ(EX)
上必殺ワザ『PKサンダー』は相手に当たっても弾がそのまま貫通し、複数人を巻き込むことができる。自分に当てて体当たりを行えば、多段ヒットし最後にふっとばすという強力なワザだ。上スマッシュ攻撃は全ファイターの中で最も高いふっとばし力を誇る。攻撃範囲も広いが、発動直後にリュカの周囲でヒットした時が最も強い。
  • (GBA) MOTHER3 (2003/06)
[for フィギュア名鑑] PKスターストーム(リュカ)
超能力で呼び寄せた流星は、画面中央に集中して降り注ぎ、左右方向の入力で、落下角度を調整可能。今千治を狙えば、多人数を巻き込むこともできるが、誰か一人を集中的に攻撃するという使い方も有効だ。1発でも当てられれば炎属性のダメージを与えるとともに連続ヒットを狙えるので、ライバルの復帰妨害にも役立つ。

動作などの元ネタ

ワザ

  • 弱攻撃、上・下強攻撃、前・後下空中攻撃 (X-for)
    • 多くの通常攻撃に足技が用いられているのは旅の仲間の一人の"ダスター"が蹴りで攻撃することに由来すると思われる。
元ネタ 通常攻撃1.jpg元ネタ 通常攻撃2.jpg
▲ボニー・ダスターを除く殆どのプレイアブルキャラクターの通常攻撃は「たたく」だが、ダスターの通常攻撃は「ける」となっている。
  • ダッシュ攻撃・横強攻撃 (X-for)
    • 攻撃系PSIが得意な仲間である"クマトラ"は、基本的に手袋などを装備し素手による戦闘を行う。ネスと異なり素手による攻撃が全てPSIを纏っているのはその再現か。
  • 横スマッシュ攻撃:ぼうっきれ (X-for)
    • 棒は原作におけるリュカ・フリントの用の武器種。その中でも「ぼうっきれ」は彼らが装備できる武器の中でも最弱の、“いたって ふつうの ぼう”。
    • 原作のグラフィックでは葉っぱは無いが、スマブラのものにはある。
元ネタ リュカ ぼうっきれ.jpg
▲左がスマブラのぼうっきれ。右は原作におけるぼうっきれ。
  • 上スマッシュ攻撃:PKスマッシュゲイザー (X-for)
    • "ハリ"を抜くシーンの動作と似ている。"ハリ"については勝利演出の節を参考に。
  • つかみ、横アピール (X-for)
    • ヒモヘビ。引っ掛けて移動するのにダスターが使用する道具のような生き物。使うのはあくまでダスターで、リュカ単独で使うことはない。
      ヒモヘビ曰く、リュカは「おれがみこんだおとこが みこんだおとこ」。
元ネタ リュカ つかみ.jpg
▲ヒモヘビを使うダスター。
  • 必殺ワザ各種、最後の切りふだ (X-for)
    • 全てリュカではなく、仲間の一人の"クマトラ"が覚えるPSI。
    • 通常必殺ワザ:PKフリーズ (X-for)
      • 敵単体を冷気で攻撃する技。相手を固めることがある。
      • ちなみにリュカは、ネスと同じく「PKフラッシュ」を覚える。
    • 横必殺ワザ:PKファイヤー (X-for)
      • 敵全員にダメージを与える技。
      • 任天堂は Fire のカタカナ表記を「ファイア」で統一しているが、『MOTHER』1・2での表記が「ファイヤー」だったので、そのまま使用している。なお、『MOTHER3』では「PKファイアー」となっているが、スマブラ内での表記はリュカも「ファイヤー」になっている。
    • 上必殺ワザ:PKサンダー (X-for)
      • 『MOTHER3』では、敵の誰かに1〜4回(α,β,γ,Ωの4段階で、一回ずつ増える。)雷を落としてダメージを与える技で、対象は指定できなず、当たり外れが激しいが、敵のサイコシールドを貫通する強力な攻撃。
      • 「PKサンダー体当たり」はスマブラオリジナル。体当たりの元ネタについてはネスのページを参照。
    • 下必殺ワザ:サイマグネット (X-for)
      • 敵からPPをわずかに直接奪うPSI。スマブラのようにバリアのように展開したり、HPを回復したりはできない。「サイコシールド」などのバリアのようなPSIも存在する。
    • 最後の切りふだ:PKスターストーム (X-for)
      • ストーリー中にクマトラがマジプシーから直接教えられることによって覚える。原作では必中大ダメージの大技。
      • 『スマブラfor』ではネスと同じ仕様になり、SEが『MOTHER2』の「PKスターストーム」のSEに変更された。

その他

  • しゃがみ (X-for)
    • 高い所から飛び降りた時や起き上がり、しゃがみこみの体勢と同じ。ダッシュ直前の体勢でもある。
  • 待機モーションのダンス (X-for)
    • 原作で特定の扉を開けることができる踊りがあり、それの一部分に少し似ている。なお、その踊りをリュカが踊ることはなかった。

勝利演出

音楽は『MOTHER』のタイトル画面で流れる「Mother Earth」のアレンジ。ちなみに『MOTHER3』では「タイム・パッセージ」という曲名で収録された。

  • 勝利演出・左(『スマブラfor』での操作):闇のドラゴンのハリを抜く。 (X-for)
    • 針は、元々はノーウェア島のあちこちの7箇所刺さっているもの。
      原作中盤から、この針を抜いていくことが物語の目的になる。

カラーチェンジ

  • 2番目のオレンジの髪のカラーは双子の兄、クラウス。(X-for)
    但し、本来は髪型がリュカとは逆向きであり、あくまでクラウス風。
    気の弱いリュカとは対照的に気が強く活発。
  • 5番目の血の気がなく、ドット絵が描かれた黒い服にオレンジのズボンのカラーは"かめんのおとこ"を模したカラー(for)
    ドット絵は"かめんのおとこ"の顔で服のカラーリングもかめんのおとこ風になっている。
    "かめんのおとこ"はビームソードを持っており、参戦ムービーで再現としてこのカラーのリュカがビームソードを持っていた。
  • 6番目の茶髪で水色の服、赤いズボンのカラーは旅の仲間の一人のダスターを模したもの。(for)
  • 7番目の緑色の服のカラーの犬の顔のドット絵は、リュカの愛犬であり、旅の仲間の一人(匹)のボニー。(for)
  • 8番目の紫色の服のカラーの緑色ドット絵は、物語の最序盤などに登場するドラゴの子供。(for)

主な登場作品

備考

  • 「リュカ」と「クラウス」という名前は、『MOTHER3』を制作する上で糸井が感銘を受けたアゴタ・クリストフの仏小説、通称「双子三部作」に登場する主人公の双子の兄弟「LUCAS」と「CLAUS」から取られている。
    • そのため「リュカ」は「LUCAS」のフランス語読みそのままとなっている。ナレーションや英語圏では英語読みの「ルーカス」で呼ばれている。
  • また、クラウス(CLAUS)とリュカ(LUCAS)という名前はアナグラムになっている。これは元ネタのギミックそのまま。
  • リュカが登場する『MOTHER3』は2015年現在でも日本国内のみの発売で、海外でリュカが登場する作品はスマブラのみとなっている。
    • 日本のみで発売されたタイトルから登場するキャラクターで、ファイターとして同じ事例があるのは『ファイアーエムブレム 封印の剣』の主人公ロイも当てはまる。
  • 開発中止になった『MOTHER3 豚王の最期』はHAL研究所が開発していたが、難航していた開発のまとめ役として当時HAL研究所に勤めていた桜井政博へ宮本茂から開発のまとめ役を提案されたことがあった。これがお流れになった後、桜井政博が手掛けることになったのが『スマブラ64』である[7]。このような縁もあってか、桜井政博は糸井重里の書いた『MOTHER3』のプロットを読んだことがあり、彼は『MOTHER3』やリュカのことを深くまで把握していると思われる。

脚注

  1. 速報スマブラ拳!! : ネス
  2. Nintendo DREAM スマブラ談DX
    “―あと、ネスの代わりに、本当は『MOTHER3』の主人公のリュカを登場させる予定だったとか?
    桜井 そうです。本当はリュカを出す予定だったんですけど、なしになってしまったんです。
    ―実際にリュカを作っていたんですか?
    桜井 企画は進めていましたし、このキャラの状況がわからないから、どうなのかなあと心配していたんですけど、いちばん残念な方向に転がってしまったんですね。
  3. ニンテンドードリーム2008年4月号「スマブラ談X」
  4. ヒモヘビも本来は彼の道具である。『スマブラfor』には彼風のカラーがある
  5. クマトラ曰く、「一応、素質はある」。
  6. 2008年2月29日ファミ通増刊号「直撃!!桜井政博さんインタビュー 新規参戦キャラクターについて聞く後編
    “原作のリュカの臆病さを表現すること。この性格はある程度コンセプトにしたかったんですが『スマブラ』だと臆病なばかりではなかなか成り立たないところもありますよね。ネスと比べると肉弾戦よりもPKを多く使って戦うのは、そういう意味合いがあります。ただ、ゼルダの魔法みたいに流れるような動きでPKが出せるというわけではなく…結果的な印象として、ちょっと活発になってしまったかなぁ、と思うところはあるんですが、考えてみたら『MOTHER3』ではリュカが一番強いわけですから(笑)”。
  7. 桜井政博のゲームについて思うことDX - VOL.152 『MOTHER3』の業は深い

外部リンク


ファイター
64 マリオ - ドンキーコング - リンク - サムス - ヨッシー - カービィ - フォックス - ピカチュウ - ルイージ - ネス - キャプテン・ファルコン - プリン
DX クッパ - ピーチ - アイスクライマー - シーク - ゼルダ - マルス - ピチュー - ガノンドロフ - ドクターマリオ - ファルコ - ミュウツー - ロイ - こどもリンク - Mr.ゲーム&ウォッチ
X ピット - ワリオ - ゼロスーツサムス - アイク - ポケモントレーナー (ゼニガメ - フシギソウ - リザードン) - ディディーコング - メタナイト - スネーク - リュカ - ソニック - デデデ - ピクミン&オリマー/アルフ - ルカリオ - ロボット - トゥーンリンク - ウルフ
3U むらびと - ロックマン - Wii Fit トレーナー - ロゼッタ&チコ - リトル・マック - ゲッコウガ - Miiファイター - パルテナ - パックマン - ルキナ - ルフレ - シュルク - ブラックピット - クッパJr./クッパ7人衆 - ダックハント - リュウ - クラウド - カムイ - ベヨネッタ
SP インクリング - デイジー - リドリー - シモン - リヒター - クロム - ダークサムス - キングクルール - しずえ - ケン - ガオガエン - パックンフラワー - ジョーカー - 勇者 - バンジョー&カズーイ - テリー - ベレト/ベレス - ミェンミェン - スティーブ/アレックス/ゾンビ/エンダーマン - セフィロス - ホムラ/ヒカリ - カズヤ - ソラ