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プリレンダムービーではルフレ視点のシーンが多く、ルフレの選択をプレイヤーが決めるシーンもある。<br />
 
プリレンダムービーではルフレ視点のシーンが多く、ルフレの選択をプレイヤーが決めるシーンもある。<br />
そのムービーも見た目の差異を考慮して、フードを深く被って言葉を発しないため、デフォルト姿でしっかりと登場したのは『[[スマブラfor]]』の参戦ムービーが初である(参戦ムービー冒頭部は、『覚醒』のムービーと同じアニメーション制作会社が担当)。
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そのムービーも見た目の差異を考慮して、フードを深く被って言葉を発しないため、デフォルト姿でしっかりと登場したのは『[[スマブラfor]]』の参戦ムービーが初である(ちなみに、参戦ムービー冒頭部は、『覚醒』のムービーと同じアニメーション制作会社アニマが担当)。
  
 
このようにプレイヤーの分身・アバターキャラクターであることが徹底された存在ではあるが、ストーリーの根幹に関わる設定を秘めている。ルフレは自身の運命に抗い、絶望の未来を回避するために命を賭けるのだ。
 
このようにプレイヤーの分身・アバターキャラクターであることが徹底された存在ではあるが、ストーリーの根幹に関わる設定を秘めている。ルフレは自身の運命に抗い、絶望の未来を回避するために命を賭けるのだ。
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戦術師とは剣と魔道書の両方が使用できるクラスであり、スマブラでのルフレのデザインはこれに準拠している。<br />
 
戦術師とは剣と魔道書の両方が使用できるクラスであり、スマブラでのルフレのデザインはこれに準拠している。<br />
 
ステータスの偏りがほぼ最初に選択した得意・不得意以外にないうえ、ほぼ全てのクラスにチェンジできるという特性のおかげでスキル習得の幅は最も広く、プレイヤー次第でどんな役割をも持たせることができる。<br />
 
ステータスの偏りがほぼ最初に選択した得意・不得意以外にないうえ、ほぼ全てのクラスにチェンジできるという特性のおかげでスキル習得の幅は最も広く、プレイヤー次第でどんな役割をも持たせることができる。<br />
また『覚醒』には結婚のシステムも存在し、女性であればクロムの嫁(この場合[[ルキナ]]の母)、男性であればルキナの婿(この場合クロムの娘婿であり相棒)になり、これも他キャラのスキルに影響を及ぼすことができる。
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また『覚醒』には結婚のシステムも存在し、マイユニットはほぼすべての異性ユニットと結婚することができるため、女性であればクロムの嫁(この場合[[ルキナ]]の母)、男性であればルキナの婿(この場合クロムの娘婿であり相棒)になることも可能。
  
 
== 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ ==
 
== 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ ==
 
『[[スマブラfor]]』で初参戦。2014年7月14日に公開された「剣と魔法と炎の紋章」で参戦が明らかにされた。最初から選択可能な[[ファイター]]として登場している。
 
『[[スマブラfor]]』で初参戦。2014年7月14日に公開された「剣と魔法と炎の紋章」で参戦が明らかにされた。最初から選択可能な[[ファイター]]として登場している。
  
『覚醒』の中から出すファイターとして他にクロムも候補にあったが、性能がマルスとアイクの中間になって他のファイターと比べての明確な特色が出しにくいとされて見送られた一方で、ルフレは剣と魔法によって他のファイターには無い特徴を持たせられるとの判断で参戦が決まった。
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『覚醒』の中から出すファイターとして他にクロムも候補にあったが、性能がマルスとアイクの中間になって他のファイターと比べての明確な特色が出しにくいとされて見送られた一方で、ルフレは剣と魔法によって他のファイターには無い特徴を持たせられるとの判断で参戦が決まった<ref>桜井政博のゲームについて思うこと VOL.457<br />『ファイアーエムブレム 覚醒』を最後までプレイし、その豊かなキャラクターの中から誰を出そうかと考えたとき、もちろんクロムでも考えてみました。しかしこれが、苦戦しまして。どう考えても、マルスとアイクの中間のような、フツーの剣士キャラにしかならないんですよね。遊んだときに、ほかのファイターと比べて明快な特色が出ません。その反面、ルフレで考えたところ、スラスラとイメージを出すことができました。(中略)ほかのファイターにはない特徴を持たせ、かつ『ファイアーエムブレム』シリーズらしい構成にできる勝算が生まれました。</ref>。
  
戦術師の'''ルフレ'''として参戦。デザインは初期設定の物に準じている。デフォルトカラーは男性だが、色変えで女性のルフレを選ぶことも出来る。
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戦術師の'''ルフレ'''としての参戦。デザインは初期設定の物に準じている。デフォルトカラーは男性だが、色変えで女性のルフレを選ぶことも出来る。
  
 
日本版での声は原作同様、細谷佳正(男性) / 沢城みゆき(女性)が務め、口調は男性が「僕1」、女性が「私1」を基にしたものとなっている。
 
日本版での声は原作同様、細谷佳正(男性) / 沢城みゆき(女性)が務め、口調は男性が「僕1」、女性が「私1」を基にしたものとなっている。
  
他の『ファイアーエムブレム』シリーズからのファイターが剣のみで戦うのに対し、ルフレは剣に加えて魔法も使用する。強力なワザが多いが、原作さながらの使用回数の制限がある。また、運動能力が最低クラスに低く、あまり機敏なアクションはできない。アクションと計画性が求められる、『スマブラ』と『ファイヤーエムブレム』のゲーム性が合わさったようなファイターになっている。
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他の『ファイアーエムブレム』シリーズからのファイターが剣のみで戦うのに対し、ルフレは剣に加えて魔法も使用する。強力なワザが多いが、原作さながらの使用回数の制限がある。また、運動能力が最低クラスに低く、あまり機敏なアクションはできない。アクションと計画性が求められる、『スマブラ』と『ファイアーエムブレム』のゲーム性が合わさったようなファイターになっている。
  
 
=== 公式イラスト ===
 
=== 公式イラスト ===
 
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ファイル:公式絵 4 ルフレ.png|スマブラfor
 
ファイル:公式絵 4 ルフレ.png|スマブラfor
Robin Male SSB4.png|スマブラfor<br />ルフレ(男性)
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ファイル:公式絵 4 ルフレ (男).png|スマブラfor<br />ルフレ(男性)
Robin Female SSB4.png|スマブラfor<br />ルフレ(女性)
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ファイル:公式絵 4 ルフレ (女).png|スマブラfor<br />ルフレ(女性)
 
ファイル:参戦イラスト ルフレ.jpg|参戦イラストは原作でキャラクターデザインとイラストレーションを担当したコザキユースケが手掛けた。
 
ファイル:参戦イラスト ルフレ.jpg|参戦イラストは原作でキャラクターデザインとイラストレーションを担当したコザキユースケが手掛けた。
 
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:強力な代わりに使用制限があるルフレの魔法。通常必殺ワザの「サンダー」は最大までためると「トロン」に変化し、威力と弾速がアップする。ためは、途中でのキャンセル、再開が可能だ。「ギガファイアー」は、放った炎が地形や相手、アイテムに触れると火柱を上げる横必殺ワザ。ガケ際で場外の相手に放てば復帰阻止になる。
 
:強力な代わりに使用制限があるルフレの魔法。通常必殺ワザの「サンダー」は最大までためると「トロン」に変化し、威力と弾速がアップする。ためは、途中でのキャンセル、再開が可能だ。「ギガファイアー」は、放った炎が地形や相手、アイテムに触れると火柱を上げる横必殺ワザ。ガケ際で場外の相手に放てば復帰阻止になる。
 
:*(3DS) ファイアーエムブレム 覚醒 (2012/04)
 
:*(3DS) ファイアーエムブレム 覚醒 (2012/04)
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;[for フィギュア名鑑] ダブル
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:『ファイアーエムブレム 覚醒』で2人が敵1人に同時攻撃する「ダブル」。『スマブラ』におけるルフレの切りふだも原作同様、2人で同時に攻撃をする。加勢するのはイーリス聖王国の王子クロム。まず最初にクロムがダッシュし、1人にでもヒットすると同時攻撃を仕掛ける。複数の相手を同時に巻き込むことも可能だ。
  
 
=== 動作などの元ネタ ===
 
=== 動作などの元ネタ ===
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**どちらも『覚醒』、およびその他シリーズ作品のいくつかに武器として登場する剣である。なお、ルフレ自身は専用武器を持っていない。
 
**どちらも『覚醒』、およびその他シリーズ作品のいくつかに武器として登場する剣である。なお、ルフレ自身は専用武器を持っていない。
 
***青銅の剣
 
***青銅の剣
****ルフレの初期装備の一つ。威力こそ低いものの、武器ランクの低さゆえに扱いやすく、コストパフォーマンスや命中率に優れていることから、序盤低難度では重宝する武器である。
+
****ルフレの初期装備の一つ。威力こそ低いものの、武器ランクの低さゆえに扱いやすく、耐久性や値段、命中率に優れていることから、序盤では重宝する武器であり、コストの低さから錬成して長く使われる事もある。<br />クラスチェンジを行い使用武器が剣に変わった場合最初は青銅くらいしか使えないのでそれ以降も出番はある。
 
***サンダーソード
 
***サンダーソード
****雷の魔法剣で『覚醒』に登場する唯一の魔法剣である。剣の性質(三すくみ)を持ちながらも、攻撃力は「力」ではなく「魔力」に依存する。スマブラでは雷を帯びた剣で直接斬りつけているが、原作では「剣をかざして1マス離れた敵に雷を落とす」こともできる。
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****雷の魔法剣で『覚醒』に登場する唯一の魔法剣である。剣の性質(三すくみ)を持ちながらも、ダメージは「力」「守備」ではなく「魔力」「魔防」に依存する。<br />スマブラでは雷を帯びた剣で直接斬りつけているが、原作では「剣をかざして1マス離れた敵に雷を落とす」こともできる。
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{{SG
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|画像1=[[ファイル:元ネタ_ルフレ_サンダーソード.jpg|200px]]
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}}
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*弱攻撃百裂派生:ウィンド
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**『覚醒』やその他シリーズ作品に登場する最下級の風魔法。威力は控えめだが命中率が高く、飛行系に対して特効を持つ。
  
 
*下強攻撃:レッグカッター
 
*下強攻撃:レッグカッター
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*通常必殺ワザ:サンダー
 
*通常必殺ワザ:サンダー
**「エルサンダー・ギガサンダー・トロン」含めいずれも『覚醒』やその他シリーズ作品に登場する雷魔法で、描写も概ね『覚醒』に準ずる。前述のとおり、サンダーはルフレ初期装備の一つ。トロンはとあるムービーで使用する。
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**「エルサンダー」「ギガサンダー」「トロン」含めいずれも『覚醒』やその他シリーズ作品に登場する雷魔法で、前述のとおり、サンダーはルフレ初期装備の一つ。トロンは断章及びその後のムービー等でも使用する。
**雷系の魔法は、「必殺(発動するとダメージが大幅に増す)」が出やすいという性質がある。
+
**雷系の魔法は、「命中がやや低いが威力が高めで、必殺(確率で与えるダメージを3倍にする)が出やすい」という性質がある。
**「トロン」を放つ際に、発動前に一回転しているが、これは原作での戦術師系統の必殺が発動した時の動きに少し似ている。
+
**「トロン」を放つ際、発動前に一回転しているが、これは原作で魔道書で連続二回攻撃や必殺を出した時の動きに似ている。
 +
**スマブラでは溜めることで上位の魔法を放つが、原作にはそのようなシステムはなく、それぞれが独立した魔道書である。
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***原作では上位の魔道書ほど耐久値が低くなるので、溜めるほど耐久値の消耗が激しくなるスマブラのシステムは原作再現と言えなくもない。
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{{SG
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|画像1=[[ファイル:元ネタ_ルフレ_NB姿勢.jpg|200px]]
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|文=サンダーとトロン以外はあまり似ていない。
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|色=008000
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}}
  
 
*横必殺ワザ:ギガファイアー
 
*横必殺ワザ:ギガファイアー
**『覚醒』と『暁の女神』に登場する炎の中級魔法。描写もほぼ原作通り。
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**『覚醒』と『暁の女神』に登場する炎の魔法。炎魔法はバランスがいいのが特徴。特徴がないとも言える。
**なお、最後の切りふだ発動中にルフレが叫ぶ「ボルガノン」は、ギガファイアーの上位にあたる炎魔法の名前である。
+
**『覚醒』における「ギガ」系魔法は5段階中3段階目の魔法である。
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**:モーションや攻撃はファイアーエムブレムのGBAシリーズの必殺演出から。
  
 
*上必殺ワザ:エルウインド
 
*上必殺ワザ:エルウインド
**『覚醒』やその他シリーズ作品に登場する風魔法。命中率が高く、飛行系に対して特効。風の刃を飛ばすこと自体は原作と同じだが、原作ではスマブラのように下には放たず、他の魔法同様に正面に飛ばしている。
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**『覚醒』やその他シリーズ作品に登場する風魔法。風魔法の特徴として威力は控えめだが命中率が高く、飛行系に対して特効。
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**『覚醒』における「エル」系魔法は5段階中2段階目の魔法である。
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**風の刃を飛ばすこと自体は原作と同じだが、原作ではスマブラのように下には放たず、他の魔法同様に正面に飛ばしている。
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{{SG
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}}
  
 
*下必殺ワザ1・2:リザイア
 
*下必殺ワザ1・2:リザイア
**『覚醒』やその他シリーズ作品に登場する魔法。スマブラでは相手とのダメージ差に応じて与ダメージ・回復量が変化するが、原作シリーズではダメージ量の変動はない。回復量は、『覚醒』では与ダメージの半分、その他シリーズ作品では与ダメージと等しい回復量となっている。また、スマブラのように相手を拘束して攻撃するようなものではない。<br />さらに『ファイアーエムブレム』シリーズでは原則「方向」の概念は存在していないため、背後から当てると効力が増すという性質は、スマブラオリジナルのものである。
+
**『覚醒』やその他シリーズ作品に登場する魔法。スマブラでは相手とのダメージ差に応じて与ダメージ・回復量が変化するが、原作シリーズでは攻撃力は変動せず、回復量は『覚醒』では与ダメージの半分、その他シリーズ作品では与ダメージと等しい量となっている。
**原作では戦術師・神軍師では「リザイア」などの闇魔法類は使えないが、「ダークマージ」系にクラスチェンジすれば使用できる。ルフレは習得できないが、ダークマージ系以外でも闇魔法が使えるスキル「暗闇の加護」も存在する。
+
**また、スマブラのように相手を拘束して攻撃するようなものではない他、『ファイアーエムブレム』シリーズでは原則「方向」の概念は存在していないため、背後から当てると効力が増すという性質もまたスマブラオリジナルのものである。
**なお、『覚醒』をはじめとする携帯機で展開された作品では「闇魔法」として登場しているが、据え置き機で展開された作品やそのリメイクでは、効果はそのままに「光魔法」として登場している。
+
**ルフレの固有クラスの戦術師・神軍師では「リザイア」などの闇魔法類は使えないが、「ダークマージ」系にクラスチェンジすれば使用できる。ルフレは習得できないが、ダークマージ系以外でも闇魔法が使えるスキル「暗闇の加護」も存在する。これを所持するユニットとの関係上このスキルが使用できてもおかしくはない。
 +
**なお、『覚醒』をはじめとする携帯機で展開された作品では「闇魔法」として登場しているが、据え置き機で展開された作品やそのリメイク(『新・紋章の謎』など)では、効果はそのままに「光魔法」として登場している。
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{{SG
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|画像1=[[ファイル:元ネタ_ルフレ_リザイア.jpg|200px]]
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}}
  
 
*下必殺ワザ3:ゲーティア
 
*下必殺ワザ3:ゲーティア
**『覚醒』に登場する闇の最上級魔法。上記のリザイアなどほとんどの闇魔法はユニークな特殊効果を併せ持っているが、その唯一の例外であり、単純に威力が高いだけの魔法となっている。
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**『覚醒』に登場する闇の上級魔法。上記のリザイアなどほとんどの闇魔法がユニークな特殊効果を併せ持っている中で珍しく単純に威力が高いだけの魔法となっている。
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{{SG
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|画像1=[[ファイル:元ネタ_ルフレ_ゲーティア.jpg|200px]]
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}}
  
 
*最後の切りふだ:ダブル
 
*最後の切りふだ:ダブル
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**クロムが出てきたりいなくなったりする時の魔法陣は『覚醒』の"レスキュー"の魔法陣に似ている。原作では、遠くにいる味方を近くに呼び寄せる杖である。
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**出てきたクロムが突っ込むモーションはクロムがダブル時の攻撃。
 
**クロムの攻撃ヒット時に挿入されるカットインは、原作でクロムが必殺(または特定のスキル)を発動したときに表示されるものと同じものを用いている。
 
**クロムの攻撃ヒット時に挿入されるカットインは、原作でクロムが必殺(または特定のスキル)を発動したときに表示されるものと同じものを用いている。
 +
**発動中にルフレが叫ぶ「ボルガノン」は、ギガファイアーの一段上の炎魔法の名前である。
 
**ダブルとは、『覚醒』を象徴するシステムの名前である。2人のユニットを1つのマスに入れて同行させ、協力して戦うというもの。
 
**ダブルとは、『覚醒』を象徴するシステムの名前である。2人のユニットを1つのマスに入れて同行させ、協力して戦うというもの。
 
**:2人を一緒にすることで1ターン中に行動できる人数は減ってしまうものの、ステータスが強化され、戦闘を有利に進められるようになる。また、戦闘中に同行者が追加攻撃を行ってくれる「デュアルアタック」や、敵の攻撃から庇ってくれる「デュアルガード」が発動することもある。スマブラにおけるダブルは、この「デュアルアタック」を再現したものと思われる。
 
**:2人を一緒にすることで1ターン中に行動できる人数は減ってしまうものの、ステータスが強化され、戦闘を有利に進められるようになる。また、戦闘中に同行者が追加攻撃を行ってくれる「デュアルアタック」や、敵の攻撃から庇ってくれる「デュアルガード」が発動することもある。スマブラにおけるダブルは、この「デュアルアタック」を再現したものと思われる。
**:単純に戦闘力アップを計るだけでなく、ピンチの味方を後衛に入れて安全を確保したり、移動力の低い味方を高い味方に同行させて移動を円滑に進めたりと、戦略の幅を大きく広げてくれるシステムである。
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**:単純に戦闘力アップを計るだけでなく、ピンチの味方を後衛に入れて安全を確保したり、移動力の低い味方を高い味方に同行させて移動を円滑に進めたりと、攻略の幅を大きく広げるシステムとされる。
*:*'''クロム'''
+
**:またクロムは輸送隊を率いており、クロム及びクロムと隣接したユニットはアイテムを引き出せるので、スマブラで使用時に武器の耐久値が回復するのも再現要素と言える。
*:*:『覚醒』のもう一人の主人公。日本版での声は原作同様、杉田智和が務める。
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{{SG
*:*:イーリス聖王国の王子でありながら、自ら自警団を率い、国の治安を守っている。また、[[マルス]]の子孫にして[[ルキナ]]の父であり、彼らと同じく "神剣ファルシオン"を継承する者でもある。ただし、ストーリー開始時点では力が封印された"封剣ファルシオン"になってしまっている。右肩には、イーリス王家の正統な後継者であることを示す“聖痕”がある。
+
|画像1=[[ファイル:元ネタ_ルフレ_最後の切りふだ1.jpg|200px]]
*:*:「マスターロード」にクラスチェンジすると、シリーズのタイトルにもなっている"炎の台座(本来の名称は炎の紋章すなわち、同作におけるファイアーエムブレム)"を盾のように装備したグラフィックになる。ファイアーエムブレムの定義はシリーズによってまちまちだが、『覚醒』に登場するのは、マルスが手に入れたものと同一のものである。
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|文=必殺及び一部スキルのカットイン 画像は天空
*:*:ルフレとは次第に深い絆で結ばれるようになり、互いに「半身」と呼ぶ間柄となっていく関係にある。
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|色=008000
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|画像3=[[ファイル:元ネタ_ルフレ_最後の切りふだ2.jpg|200px]]
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}}
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{{SG
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|画像1=[[ファイル:元ネタ_ルフレ_最後の切りふだ3.jpg|100px]]
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|文="レスキュー"の杖
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|色=008000
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}}
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*'''クロム'''
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*:『覚醒』のもう一人の主人公。日本版での声は原作同様、杉田智和が務める。
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*:イーリス聖王国の王子でありながら、自ら自警団を率い、国の治安を守っている。また、[[マルス]]の子孫にして[[ルキナ]]の父であり、彼らと同じく "神剣ファルシオン"を継承する者でもある。ただし、ストーリー開始時点では力が封印された"封剣ファルシオン"になってしまっている。右肩には、イーリス王家の正統な後継者であることを示す“聖痕”がある。
 +
*:「マスターロード」にクラスチェンジすると、シリーズのタイトルにもなっている"炎の台座(本来の名称は炎の紋章すなわち、同作におけるファイアーエムブレム)"を盾のように装備したグラフィックになる。ファイアーエムブレムの定義はシリーズによってまちまちだが、『覚醒』に登場するのは、マルスが手に入れたものと同一のものである。
 +
*:ルフレとは次第に深い絆で結ばれるようになり、互いに「半身」と呼ぶ間柄となっていく関係にある。
  
 
==== その他 ====
 
==== その他 ====
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*容姿
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**スマブラに登場するのはデフォルト設定のルフレの男と女。外部出演等でルフレと呼ばれる時の姿はこのデフォルトの姿である事が多い。
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{{SG
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|画像1=[[ファイル:元ネタ_ルフレ_マイユニット1.jpg|200px]]
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|文=新規データで始めるとまず目にする画面。
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|色=008000
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}}
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{{SG
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|画像1=[[ファイル:元ネタ_ルフレ_作成例1.jpg|200px]]
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|文=マイユニットの作成例 彼もまたルフレである。
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|色=008000
 +
}}
 
*サンダーソードと魔道書の回数制限
 
*サンダーソードと魔道書の回数制限
**『ファイアーエムブレム』シリーズでは武器にはそれぞれ使用回数が設定されており、0になると壊れてしまう。ただし、特定の手段で使用回数を回復させることも可能なほか、稀に使用回数が設定されていない、無限に使うことができる希少な武器もある。ちなみに、他の『ファイアーエムブレム』シリーズから参戦するファイターはいずれも回数制限のない固有の専用武器で戦う。
+
**『ファイアーエムブレム』シリーズでは、基本的に武器にはそれぞれ耐久値が設定されており、0になると壊れてしまう。<br />なお、他の『ファイアーエムブレム』シリーズのファイターは、いずれも耐久値の制限のない専用武器を使用(または、そもそも耐久値の概念がない作品から参戦)しており、ルフレのみ回数制限が存在するのは不自然ではない。
 
*歩行・ダッシュ
 
*歩行・ダッシュ
*:原作でのマップ上の歩き方に近い。原作ではグラフィックでは武器は持っていないので少し違う。
+
*:原作でのマップ上の歩き方に近い。ただしマップ上のグラフィックでは武器を持っていないので少し違う。
 +
*後緊急回避
 +
*:相手の攻撃を回避した時のモーションに似ている。
 +
*待機モーション
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*:前後に体を揺らす動作はマップでカーソルを合わせていない時に少し似ている。原作では身体は動かさずコートだけが揺れている。
 
*登場演出
 
*登場演出
**"ワープの杖"による転送……と思われるが、『覚醒』ではワープの杖は存在しない。
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**最後の切りふだと同様"レスキュー"による転送。
**:演出は違うが、原作ではマルス(ルキナ)がワープしてきてクロム達を助けるというのがある。
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**:余談だが、原作ではマルス(ルキナ)がワープしてきてクロム達を助けるというのがある。
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*勝利演出・左
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**マップでカーソルを合わせた時の動きに近い。
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|画像1=[[ファイル:元ネタ_ルフレ_勝利ポーズ左.jpg|50px]]
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}}
 
*勝利演出・右
 
*勝利演出・右
 
**クロムのポーズは公式イラストから。ルキナと構えが対になっており、([[ルキナ (3DS/Wii U)#勝利・敗北演出|ルキナ]]の勝利演出を参照)これはクロムが娘であるルキナに剣術を教えたため。
 
**クロムのポーズは公式イラストから。ルキナと構えが対になっており、([[ルキナ (3DS/Wii U)#勝利・敗北演出|ルキナ]]の勝利演出を参照)これはクロムが娘であるルキナに剣術を教えたため。
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*勝利演出・右:「私が、あなたの半身になります!」
 
*勝利演出・右:「私が、あなたの半身になります!」
 
**原作のある部分でとある人物が亡くなり、クロムが絶望しているときにルフレ(マイユニット)が言ったセリフから。女性が言っているが、原作では男性でも言う。
 
**原作のある部分でとある人物が亡くなり、クロムが絶望しているときにルフレ(マイユニット)が言ったセリフから。女性が言っているが、原作では男性でも言う。
**余談だが、その人物は本当は生きていたらしく、後にクロム達と記憶を失った状態で再会することになる。
 
  
 
== 主な登場作品 ==
 
== 主な登場作品 ==
 
*[http://www.nintendo.co.jp/3ds/afej/ ファイアーエムブレム 覚醒](2012/3DS)
 
*[http://www.nintendo.co.jp/3ds/afej/ ファイアーエムブレム 覚醒](2012/3DS)
 
+
など
*[http://www.nintendo.co.jp/event/e3_2014/lineup/steam/index.html  Code Name: S.T.E.A.M. リンカーンVSエイリアン](2015/3DS)※
 
 
 
*[http://www.nintendo.co.jp/3ds/bfwj/index.html  ファイアーエムブレムif](2015/3DS)※
 
 
 
※対応[[amiibo]]を読み込ませることで使用できる。
 
  
 
== 関連キャラクター ==
 
== 関連キャラクター ==
 
*[[ルキナ]]
 
*[[ルキナ]]
 +
 +
== 脚注 ==
 +
<references />
  
 
== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==

2018年6月14日 (木) 21:56時点における版

ルフレ
デビューファイアーエムブレム 覚醒(2012年4月19日/3DS)
スマブラ
への出演
スマブラforスマブラSP

ルフレ(Robin)は、『ファイアーエムブレム 覚醒』に登場するアバターキャラクター。また、そのデフォルトの名前。

概要

『ファイアーエムブレム 覚醒』の主人公の一人。
"ルフレ"は「マイユニット」のデフォルトネームであり、原作では性別・顔・体格・髪型・髪色・喋り方・名前・ステータス傾向を設定できる。海外では北米・豪州や欧州の英・伊版などが"Robin"、欧州の独・仏・西版などが"Daraen"となっている。


『覚醒』は、ロードクラスユニットとマイユニットの2人が主人公となる。
最初にルフレは記憶をほぼ失った状態で倒れており、それを偶然見つけたイーリス聖王国の王子"クロム"と、彼の率いる自警団に助けられることによってストーリーが始まり、ルフレは軍師としてクロムの戦いをサポートする。

プリレンダムービーではルフレ視点のシーンが多く、ルフレの選択をプレイヤーが決めるシーンもある。
そのムービーも見た目の差異を考慮して、フードを深く被って言葉を発しないため、デフォルト姿でしっかりと登場したのは『スマブラfor』の参戦ムービーが初である(ちなみに、参戦ムービー冒頭部は、『覚醒』のムービーと同じアニメーション制作会社アニマが担当)。

このようにプレイヤーの分身・アバターキャラクターであることが徹底された存在ではあるが、ストーリーの根幹に関わる設定を秘めている。ルフレは自身の運命に抗い、絶望の未来を回避するために命を賭けるのだ。


ユニットとしては、「戦術師」という固有のクラス(クラスアップで「神軍師」)を持つうえに、特定のユニットや性別専用のものを例外とした全てのクラスにクラスチェンジすることができる。
戦術師とは剣と魔道書の両方が使用できるクラスであり、スマブラでのルフレのデザインはこれに準拠している。
ステータスの偏りがほぼ最初に選択した得意・不得意以外にないうえ、ほぼ全てのクラスにチェンジできるという特性のおかげでスキル習得の幅は最も広く、プレイヤー次第でどんな役割をも持たせることができる。
また『覚醒』には結婚のシステムも存在し、マイユニットはほぼすべての異性ユニットと結婚することができるため、女性であればクロムの嫁(この場合ルキナの母)、男性であればルキナの婿(この場合クロムの娘婿であり相棒)になることも可能。

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ

スマブラfor』で初参戦。2014年7月14日に公開された「剣と魔法と炎の紋章」で参戦が明らかにされた。最初から選択可能なファイターとして登場している。

『覚醒』の中から出すファイターとして他にクロムも候補にあったが、性能がマルスとアイクの中間になって他のファイターと比べての明確な特色が出しにくいとされて見送られた一方で、ルフレは剣と魔法によって他のファイターには無い特徴を持たせられるとの判断で参戦が決まった[1]

戦術師のルフレとしての参戦。デザインは初期設定の物に準じている。デフォルトカラーは男性だが、色変えで女性のルフレを選ぶことも出来る。

日本版での声は原作同様、細谷佳正(男性) / 沢城みゆき(女性)が務め、口調は男性が「僕1」、女性が「私1」を基にしたものとなっている。

他の『ファイアーエムブレム』シリーズからのファイターが剣のみで戦うのに対し、ルフレは剣に加えて魔法も使用する。強力なワザが多いが、原作さながらの使用回数の制限がある。また、運動能力が最低クラスに低く、あまり機敏なアクションはできない。アクションと計画性が求められる、『スマブラ』と『ファイアーエムブレム』のゲーム性が合わさったようなファイターになっている。

公式イラスト

ゲーム中の解説

[for フィギュア名鑑]ルフレ
『ファイアーエムブレム 覚醒』で、プレイヤーの分身となるユニット。記憶を失っているところをクロムたちに助けられる。その後、軍師としての資質を見出され、クロム達と行動を共にする。『スマブラ』では、魔法とサンダーソードで戦う。強力なワザをもつが個別に回数の制限がある。一定時間で回復するが使いすぎに注意したい。
  • (3DS) ファイアーエムブレム 覚醒 (2012/04)
[for フィギュア名鑑]ルフレ(EX)
強力な代わりに使用制限があるルフレの魔法。通常必殺ワザの「サンダー」は最大までためると「トロン」に変化し、威力と弾速がアップする。ためは、途中でのキャンセル、再開が可能だ。「ギガファイアー」は、放った炎が地形や相手、アイテムに触れると火柱を上げる横必殺ワザ。ガケ際で場外の相手に放てば復帰阻止になる。
  • (3DS) ファイアーエムブレム 覚醒 (2012/04)
[for フィギュア名鑑] ダブル
『ファイアーエムブレム 覚醒』で2人が敵1人に同時攻撃する「ダブル」。『スマブラ』におけるルフレの切りふだも原作同様、2人で同時に攻撃をする。加勢するのはイーリス聖王国の王子クロム。まず最初にクロムがダッシュし、1人にでもヒットすると同時攻撃を仕掛ける。複数の相手を同時に巻き込むことも可能だ。

動作などの元ネタ

ワザ

  • 弱・強・空中攻撃:青銅の剣 / 各種スマッシュ攻撃・空中攻撃:サンダーソード
    • どちらも『覚醒』、およびその他シリーズ作品のいくつかに武器として登場する剣である。なお、ルフレ自身は専用武器を持っていない。
      • 青銅の剣
        • ルフレの初期装備の一つ。威力こそ低いものの、武器ランクの低さゆえに扱いやすく、耐久性や値段、命中率に優れていることから、序盤では重宝する武器であり、コストの低さから錬成して長く使われる事もある。
          クラスチェンジを行い使用武器が剣に変わった場合最初は青銅くらいしか使えないのでそれ以降も出番はある。
      • サンダーソード
        • 雷の魔法剣で『覚醒』に登場する唯一の魔法剣である。剣の性質(三すくみ)を持ちながらも、ダメージは「力」「守備」ではなく「魔力」「魔防」に依存する。
          スマブラでは雷を帯びた剣で直接斬りつけているが、原作では「剣をかざして1マス離れた敵に雷を落とす」こともできる。
元ネタ ルフレ サンダーソード.jpg
  • 弱攻撃百裂派生:ウィンド
    • 『覚醒』やその他シリーズ作品に登場する最下級の風魔法。威力は控えめだが命中率が高く、飛行系に対して特効を持つ。
  • 下強攻撃:レッグカッター
    • 原作の戦術師系統の必殺時の動きに少し似ている。原作ではかなり力強い動きをしており、姿勢は低くない。
  • 通常必殺ワザ:サンダー
    • 「エルサンダー」「ギガサンダー」「トロン」含めいずれも『覚醒』やその他シリーズ作品に登場する雷魔法で、前述のとおり、サンダーはルフレ初期装備の一つ。トロンは断章及びその後のムービー等でも使用する。
    • 雷系の魔法は、「命中がやや低いが威力が高めで、必殺(確率で与えるダメージを3倍にする)が出やすい」という性質がある。
    • 「トロン」を放つ際、発動前に一回転しているが、これは原作で魔道書で連続二回攻撃や必殺を出した時の動きに似ている。
    • スマブラでは溜めることで上位の魔法を放つが、原作にはそのようなシステムはなく、それぞれが独立した魔道書である。
      • 原作では上位の魔道書ほど耐久値が低くなるので、溜めるほど耐久値の消耗が激しくなるスマブラのシステムは原作再現と言えなくもない。
元ネタ ルフレ NB姿勢.jpg
▲基本の魔道書使用モーション


元ネタ ルフレ サンダー.jpg 元ネタ ルフレ エルサンダー.jpg 元ネタ ルフレ ギガサンダー.jpg 元ネタ ルフレ トロン.jpg
▲サンダーとトロン以外はあまり似ていない。
  • 横必殺ワザ:ギガファイアー
    • 『覚醒』と『暁の女神』に登場する炎の魔法。炎魔法はバランスがいいのが特徴。特徴がないとも言える。
    • 『覚醒』における「ギガ」系魔法は5段階中3段階目の魔法である。
      モーションや攻撃はファイアーエムブレムのGBAシリーズの必殺演出から。
  • 上必殺ワザ:エルウインド
    • 『覚醒』やその他シリーズ作品に登場する風魔法。風魔法の特徴として威力は控えめだが命中率が高く、飛行系に対して特効。
    • 『覚醒』における「エル」系魔法は5段階中2段階目の魔法である。
    • 風の刃を飛ばすこと自体は原作と同じだが、原作ではスマブラのように下には放たず、他の魔法同様に正面に飛ばしている。
元ネタ ルフレ エルウィンド.jpg
  • 下必殺ワザ1・2:リザイア
    • 『覚醒』やその他シリーズ作品に登場する魔法。スマブラでは相手とのダメージ差に応じて与ダメージ・回復量が変化するが、原作シリーズでは攻撃力は変動せず、回復量は『覚醒』では与ダメージの半分、その他シリーズ作品では与ダメージと等しい量となっている。
    • また、スマブラのように相手を拘束して攻撃するようなものではない他、『ファイアーエムブレム』シリーズでは原則「方向」の概念は存在していないため、背後から当てると効力が増すという性質もまたスマブラオリジナルのものである。
    • ルフレの固有クラスの戦術師・神軍師では「リザイア」などの闇魔法類は使えないが、「ダークマージ」系にクラスチェンジすれば使用できる。ルフレは習得できないが、ダークマージ系以外でも闇魔法が使えるスキル「暗闇の加護」も存在する。これを所持するユニットとの関係上このスキルが使用できてもおかしくはない。
    • なお、『覚醒』をはじめとする携帯機で展開された作品では「闇魔法」として登場しているが、据え置き機で展開された作品やそのリメイク(『新・紋章の謎』など)では、効果はそのままに「光魔法」として登場している。
元ネタ ルフレ リザイア.jpg
  • 下必殺ワザ3:ゲーティア
    • 『覚醒』に登場する闇の上級魔法。上記のリザイアなどほとんどの闇魔法がユニークな特殊効果を併せ持っている中で珍しく単純に威力が高いだけの魔法となっている。
元ネタ ルフレ ゲーティア.jpg
  • 最後の切りふだ:ダブル
    • クロムが出てきたりいなくなったりする時の魔法陣は『覚醒』の"レスキュー"の魔法陣に似ている。原作では、遠くにいる味方を近くに呼び寄せる杖である。
    • 出てきたクロムが突っ込むモーションはクロムがダブル時の攻撃。
    • クロムの攻撃ヒット時に挿入されるカットインは、原作でクロムが必殺(または特定のスキル)を発動したときに表示されるものと同じものを用いている。
    • 発動中にルフレが叫ぶ「ボルガノン」は、ギガファイアーの一段上の炎魔法の名前である。
    • ダブルとは、『覚醒』を象徴するシステムの名前である。2人のユニットを1つのマスに入れて同行させ、協力して戦うというもの。
      2人を一緒にすることで1ターン中に行動できる人数は減ってしまうものの、ステータスが強化され、戦闘を有利に進められるようになる。また、戦闘中に同行者が追加攻撃を行ってくれる「デュアルアタック」や、敵の攻撃から庇ってくれる「デュアルガード」が発動することもある。スマブラにおけるダブルは、この「デュアルアタック」を再現したものと思われる。
      単純に戦闘力アップを計るだけでなく、ピンチの味方を後衛に入れて安全を確保したり、移動力の低い味方を高い味方に同行させて移動を円滑に進めたりと、攻略の幅を大きく広げるシステムとされる。
      またクロムは輸送隊を率いており、クロム及びクロムと隣接したユニットはアイテムを引き出せるので、スマブラで使用時に武器の耐久値が回復するのも再現要素と言える。
元ネタ ルフレ 最後の切りふだ1.jpg 元ネタ ルフレ 最後の切りふだ2.jpg
▲必殺及び一部スキルのカットイン 画像は天空
元ネタ ルフレ 最後の切りふだ3.jpg
▲"レスキュー"の杖
  • クロム
    『覚醒』のもう一人の主人公。日本版での声は原作同様、杉田智和が務める。
    イーリス聖王国の王子でありながら、自ら自警団を率い、国の治安を守っている。また、マルスの子孫にしてルキナの父であり、彼らと同じく "神剣ファルシオン"を継承する者でもある。ただし、ストーリー開始時点では力が封印された"封剣ファルシオン"になってしまっている。右肩には、イーリス王家の正統な後継者であることを示す“聖痕”がある。
    「マスターロード」にクラスチェンジすると、シリーズのタイトルにもなっている"炎の台座(本来の名称は炎の紋章すなわち、同作におけるファイアーエムブレム)"を盾のように装備したグラフィックになる。ファイアーエムブレムの定義はシリーズによってまちまちだが、『覚醒』に登場するのは、マルスが手に入れたものと同一のものである。
    ルフレとは次第に深い絆で結ばれるようになり、互いに「半身」と呼ぶ間柄となっていく関係にある。

その他

  • 容姿
    • スマブラに登場するのはデフォルト設定のルフレの男と女。外部出演等でルフレと呼ばれる時の姿はこのデフォルトの姿である事が多い。
元ネタ ルフレ マイユニット1.jpg
▲新規データで始めるとまず目にする画面。
元ネタ ルフレ 作成例1.jpg
▲マイユニットの作成例 彼もまたルフレである。
  • サンダーソードと魔道書の回数制限
    • 『ファイアーエムブレム』シリーズでは、基本的に武器にはそれぞれ耐久値が設定されており、0になると壊れてしまう。
      なお、他の『ファイアーエムブレム』シリーズのファイターは、いずれも耐久値の制限のない専用武器を使用(または、そもそも耐久値の概念がない作品から参戦)しており、ルフレのみ回数制限が存在するのは不自然ではない。
  • 歩行・ダッシュ
    原作でのマップ上の歩き方に近い。ただしマップ上のグラフィックでは武器を持っていないので少し違う。
  • 後緊急回避
    相手の攻撃を回避した時のモーションに似ている。
  • 待機モーション
    前後に体を揺らす動作はマップでカーソルを合わせていない時に少し似ている。原作では身体は動かさずコートだけが揺れている。
  • 登場演出
    • 最後の切りふだと同様"レスキュー"による転送。
      余談だが、原作ではマルス(ルキナ)がワープしてきてクロム達を助けるというのがある。
  • 勝利演出・左
    • マップでカーソルを合わせた時の動きに近い。
元ネタ ルフレ 勝利ポーズ左.jpg
  • 勝利演出・右
    • クロムのポーズは公式イラストから。ルキナと構えが対になっており、(ルキナの勝利演出を参照)これはクロムが娘であるルキナに剣術を教えたため。

台詞

雑多なものや、説明不要と思われるものは省く。台詞の内、左は男性、右は女性のものを表記する。

  • リザイアヒット時:「読み通り!」
    • 「デュアルアタック」を行ったときの台詞。
  • 上アピール:「戦局を変える! / 戦局を変えます!」 / 横アピール:「覚悟はいいかい? / 覚悟はいいですか!」
    • 必殺(または特定のスキル)を発動したときの台詞。
  • 上アピール:「やってやるさ! / いきますよ!」
    • 「デュアル」で味方に加勢した戦闘を始めるときの台詞。
  • 勝利演出・右:「私が、あなたの半身になります!」
    • 原作のある部分でとある人物が亡くなり、クロムが絶望しているときにルフレ(マイユニット)が言ったセリフから。女性が言っているが、原作では男性でも言う。

主な登場作品

など

関連キャラクター

脚注

  1. 桜井政博のゲームについて思うこと VOL.457
    『ファイアーエムブレム 覚醒』を最後までプレイし、その豊かなキャラクターの中から誰を出そうかと考えたとき、もちろんクロムでも考えてみました。しかしこれが、苦戦しまして。どう考えても、マルスとアイクの中間のような、フツーの剣士キャラにしかならないんですよね。遊んだときに、ほかのファイターと比べて明快な特色が出ません。その反面、ルフレで考えたところ、スラスラとイメージを出すことができました。(中略)ほかのファイターにはない特徴を持たせ、かつ『ファイアーエムブレム』シリーズらしい構成にできる勝算が生まれました。

外部リンク


ファイター
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