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Mii

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Mii
デビュー似顔絵チャンネル(本体内蔵ソフト)(2006年12月2日/Wii)

Mii(ミー)は、任天堂が販売しているゲーム機であるWii、ニンテンドーDS、ニンテンドー3DS、Wii Uで作成・使用できる人間型のアバターキャラクター。

ここでは、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』のファイターとして登場するMiiファイター(Mii Fighter)および、「組み手」などに登場する敵キャラクター謎のMii軍団(Fighting Mii Team)についても解説する。

概要

Miiは、Wii本体に内蔵されている『似顔絵チャンネル』、ニンテンドー3DS及びWii U本体に内蔵されている『Miiスタジオ』などで作成する。用意されたさまざまなパーツを組み合わせて、家族や友達などに似せて作る。

作成したMiiは、ゲーム中のプレイヤーとして操作したり、一つのセーブデータとして利用したり、アイコンとしてメッセージに貼り付けたりとさまざまな場面で利用される。

同様のアバターシステムは他社のゲームハードでも用いられているが、写実的で緻密なディテールなそれらと比較するとMiiのキャラクター造形は非常にシンプルで漫画的であり、実際に本人と顔立ちが似ているか、というよりも印象・雰囲気が似ているか、といった方向性となっている。

MiiはWiiの持つ機能として、日本では2006年12月2日にWiiの発売と同時にデビューした。ソフトではWiiのロンチタイトルの『はじめてのWii』『Wii Sport』にプレイヤーキャラクターとしてデビュー。『Wii Sport』は欧米ではWiiに同梱されていたために、販売数は『スーパーマリオブラザーズ』を越えて家庭用ゲームで1位を記録しており、Miiは最も売れた家庭用ゲームのプレイヤーキャラクターとなっている。その後もさまざまなジャンルのゲームに登場。Miiはそのシンプルな造形ゆえにいろいろな世界観のゲームに入り込むことができる万能な存在であり、今でも幅広く使用されている。

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ

スマブラX』では「フレンドリスト」でフレンドに見せることができるアイコンとして所持しているMiiを使うことができた。ファイターとしては『スマブラfor』でMiiファイターとして初参戦。2014年6月11日に放送された『Nintendo Digital Event』で参戦が明らかにされた。最初から作成・選択可能なファイターとして登場している。また、Miiが主に活躍するゲームを基にしたステージ"すれちがい伝説、"トモダチコレクション"、"パイロットウイングス"、"ウーフーアイランド"ではハード本体に登録されたMiiが背景キャラとして登場している。ほか、「ワールドスマッシュ」ではコマとしてMiiを選ぶことになる。

スマブラX』ではMiiの参戦は検討したものの、Miiにはわきあいあいとした雰囲気があり殴ったり蹴ったりは向いていない[1][2]、キャラが立っていないために対戦相手として面白くない[1][3]、いじめみたいなことが起こる[3]、などの判断により参戦は見送られた。しかし、Miiが『スマブラX』以降もあらゆる場面で使用され続け任天堂ハードにおいて重要な位置付けになっていったこと、そして特に、Miiの持つ容姿のカスタマイズと、『スマブラfor』の新機能の必殺ワザのカスタマイズ機能を活かせば後述のように「だれでも参戦」させられることが、『スマブラfor』でMiiを参戦させる理由となった。

出典作品を表すシンボルはスマブラマークで、シリーズを通して初の操作可能なスマブラマークのキャラクターである。対戦中でのキャラクターイラストは、使用しているMiiに公式イラストと同じポーズをとったものになる。

Miiファイターの容姿はMiiのようにカスタマイズすることができる。さらに戦闘スタイルには格闘剣術射撃の3タイプがあり、それぞれが選択できる12種の全く異なる必殺ワザを持っているため動作面でもカスタマイズ性に優れており、そのどれもがスマブラのファイターとして通用する妥協の無い作りになっている。

公式は「だれでも参戦!!」をMiiファイターの合言葉としている[4]。Miiファイターは高いカスタマイズ性によって、プレイヤーの好みの人物や架空のキャラクターを再現することができ、桜井政博はこれを彼の元に届くユーザーからの叶えることができない参戦要望に対する一つの返答としている[5]

なお、「放っておくと版権無法地帯になるし、いじめのようになりかねない」、「知らない人を模したMiiが対戦相手になっても、イマイチおもしろくない」との理由で、「インターネット」の「だれかと」では使用はできなくなっている[6][1]
また、一人用モードやキャラクターセレクトでランダムを選んでも一切登場せず、タイトル画面を放置すると流れるデモ画面を除き、任意で選ぶことでしか登場しない。

謎のMii軍団

前作『スマブラX』までファイターをポリゴンやワイヤーフレームのような姿にした敵キャラクター"謎のザコ敵軍団"に代わる存在。Miiファイター同様、3つの戦闘スタイルを持ち、顔や体型は『Miiスタジオ』に登録されているMiiを参照している。Miiファイターは攻撃やダメージを受けたりすると表情が変わるが、こちらは表情が変化しないようになっている。

"からだ"は黒いスーツに「Mii」の白い模様が入ったMiiファイターの"ノーマルスーツ"とは似て非なるデザインになっている。ちなみにこの服はゲーム中では入手できない
また、対戦中でのキャラクターイラストは頭が半透明で、後ろを向いていたり武器で顔が見えにくいものになっている。

シンプル」の軍団戦や「組み手」などに登場する。謎のザコ敵軍団同様、必殺ワザやガケつかまりができなかったり、一発攻撃を当てただけでほぼ撃墜される文字通りのザコ敵だが、「情け無用組み手」では、攻撃力・耐久力が大幅に上がり、ファイターによっては一撃で撃墜されかねないスマッシュ攻撃を持つ、一体倒すだけでも困難な強力な敵キャラクターと化す。

公式イラスト

ゲーム中の解説

[for フィギュア名鑑] Mii格闘タイプ

プレイヤーのMiiをベースに作るファイター。格闘タイプは、パンチとキックの肉弾戦が協力。
移動と攻撃が一体となった必殺ワザが豊富で、ダッシュ力とジャンプ力が他タイプより優れる。
素早く攻撃するワザで相手を圧倒するような、接近戦を主体とした戦い方で強さを発揮する。必殺ワザには、威力の高い飛び道具も備える。

  • (Wii U) 大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U
[for フィギュア名鑑] Mii格闘タイプ(EX)

通常必殺ワザ「鉄球投げ」は格闘タイプ唯一の飛び道具。鉄球は地面があれば少し跳ねるが、なければ重力に従って落ちる。
場外で自分より下にいる相手に投げると復帰の阻止に使える。下必殺ワザ「くい打ちヘッドバット」は、地上の相手に当てると、埋める効果がある。
空中だとメテオ効果があるが、場外だとほぼ自滅する。

[for フィギュア名鑑] Mii剣術タイプ

プレイヤーのMiiをベースに作るファイター。剣術タイプは、リーチの長い剣の攻撃が魅力。
ためワザ、カウンター、複数ある飛び道具等、様々な局面に対応するよう、カスタマイズ可能。
剣で繰り出す各種ワザは、ボタンを押してから、相手に攻撃が当たるまで少し遅いものが多い。間合いを詰めすぎずに戦うのが強くなるコツ。

  • (Wii U) 大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U
[for フィギュア名鑑] Mii剣術タイプ(EX)

前方に円盤状の武器を投げる、横必殺ワザの「チャクラム」。和名だと「戦輪」「飛輪」等になる。
ゆっくり横に入力すると、短く飛んで連続ヒット。横方向を素早く入力すれば、早く遠くに飛んで、相手を貫通する。
上下に投げ分けることも可能。「ソードダッシュ」はボタンを押した直後、方向を入力すると突進方向が自在になる上必殺ワザ。

[for フィギュア名鑑] Mii射撃タイプ

プレイヤーのMiiをベースに作るファイター。射撃タイプは、多彩な射撃の必殺ワザをもつ。
どれも強力で、複数セットして使い分けられる。しかも、遠距離攻撃は必殺ワザだけではない。
遠くまで届く通常ワザ、スマッシュ攻撃もある。遠距離攻撃を活かして遠くからダメージを与え、そのまま押し切る戦い方が合っているだろう。

  • (Wii U) 大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U
[for フィギュア名鑑] Mii射撃タイプ(EX)

「ステルスボム」は、ボタンを押し続けることで弾が背景に溶け、見えづらくなる横必殺ワザだ。
ボタンを放すと爆発するが、遠くの方が爆発が大きくなる。気づかれにくいため奇襲に使える。
「アブソーバー」は飛び道具を吸収して、自分のダメージを回復する必殺ワザ。吸収できるのはエネルギー系限定だが、相手によっては脅威だ。

[for フィギュア名鑑] 謎のMii軍団

「組み手」などでワラワラと出る弱いファイター。格闘、剣術、射撃の異なる3タイプが存在する。
Miiの顔はWii Uや3DS本体に保存されているものなどから生成される。そのため、家族やフレンドが敵として現れることもある。
ちょっと強めの攻撃を当てれば簡単にふっとぶので、誰なのかなんて気にしないでガンガン倒そう。

動作などの元ネタ

いずれのタイプも独自のワザで戦う。
いくつかのワザの中には他のファイターと似たワザを使うが、詳細は省略する。

格闘タイプはマリオキャプテン・ファルコンリトル・マックに、剣術タイプはリンクマルスアイクに、射撃タイプはサムスフォックスネスロックマンと性質が似たワザがある。

主な登場作品

ここでは、Miiが登場する『スマブラfor』のステージの出典作品元になったものを主に記述する。

  • 似顔絵チャンネル(本体内蔵ソフト) (2006/Wii)
  • Miiスタジオ(本体内蔵ソフト) (2011・2012/3DS・Wii U)

他多数

備考

  • ゲーム内での表記・アナウンスは3タイプ共通で「Mii」だが、3DS版の内部データには、ゲーム中では聴けないボイスとしてタイプ別のコールがある[7]

脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 桜井政博のゲームについて思うこと VOL.455
  2. Nintendo Digital Event
  3. 3.0 3.1 桜井 政博/@Sora_Sakurai
  4. Miiverse Sakuraiさんの投稿 2014/6/11
  5. 大乱闘スマッシュブラザーズ for 3DS / Wii U E3 2014 ラウンドテーブル
    「私のもとには毎日のように、あるキャラクターを参戦させてくれ!という強い要望が聞こえました。レジーを参戦させろ! というメッセージがチェーンメールのように私のツイッターに殺到していたことも有り、困ったことも有りました。そんなに参戦させたいのなら、作ればいいじゃないですか。その土壌は用意しました。」
  6. 大乱闘スマッシュブラザーズ for 3DS / Wii U E3 2014 ラウンドテーブル
  7. Super Smash Bros. for Nintendo 3DS - The Cutting Room Floor

外部リンク


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