「ガノンドロフ」の版間の差分

編集の要約なし
19行目: 19行目:
ガノンドロフ/ガノンは、主人公の[[リンク]]とヒロインの[[ゼルダ]]とは違い、基本的に同一人物である。作品ごとに復活しているようだが、復活の方法は不明である。
ガノンドロフ/ガノンは、主人公の[[リンク]]とヒロインの[[ゼルダ]]とは違い、基本的に同一人物である。作品ごとに復活しているようだが、復活の方法は不明である。


『ゼルダの伝説』シリーズの多くで、悪役とラスボスを兼ねているキャラクター。砂漠の民「ゲルド族」出身の大男で、育ての親は双子の魔道士ツインローバ。<br />
『ゼルダの伝説』シリーズの多くで、悪役とラスボスを兼ねているキャラクター。砂漠の民"ゲルド族"出身の大男で、育ての親は双子の魔道士ツインローバ。<br />
ゲルド族とは女ばかりの義賊民族であり、100年に1度生まれる男をゲルドの王とする風習があった。
ゲルド族とは女ばかりの義賊民族であり、100年に1度生まれる男をゲルドの王とする風習があった。
   
   
25行目: 25行目:
ガノンドロフとして初登場した『時のオカリナ』では、ガノンドロフはゲルド族の支配では飽きたらずハイラル全土の支配を目論み、リンクがマスターソードを引き抜き眠りについていた際に聖地に侵入。触れた者の望みどおりの世界を変える力がある"トライフォース"を手に入れようとするが、「知恵」か「勇気」のどちらかが欠けていたためにトライフォースは三つに分裂し、ガノンドロフを最も象徴する要素を司った部位である「力」のトライフォースだけが彼に宿った。
ガノンドロフとして初登場した『時のオカリナ』では、ガノンドロフはゲルド族の支配では飽きたらずハイラル全土の支配を目論み、リンクがマスターソードを引き抜き眠りについていた際に聖地に侵入。触れた者の望みどおりの世界を変える力がある"トライフォース"を手に入れようとするが、「知恵」か「勇気」のどちらかが欠けていたためにトライフォースは三つに分裂し、ガノンドロフを最も象徴する要素を司った部位である「力」のトライフォースだけが彼に宿った。


その後の展開は、「リンクがガノンドロフを倒した時間軸(『風のタクト』)」、「リンクが元の時代に戻った時間軸(『トワイライトプリンセス』『4つの剣+』)」、「リンクがガノンドロフに敗北した時間軸(『神々のトライフォース/ふしぎの木の実』『ゼルダの伝説/リンクの冒険』)」の三つの時間軸がシリーズで繰り広げられている。<br />
その後の展開は、「[[リンク]]がガノンドロフを倒した時間軸(『風のタクト』『夢幻の砂時計』『大地の汽笛』)」、「リンクが元の時代に戻った時間軸(『トワイライトプリンセス』『4つの剣+』)」、「リンクがガノンドロフに敗北した時間軸(『神々のトライフォース』『ふしぎの木の実』『ゼルダの伝説』『リンクの冒険』)」の三つの時間軸がシリーズで繰り広げられている。<br />
いずれにせよ、ハイラルを完全に手中に収める前に封印されたり、別の世界に追放されたりして野望を阻止され、時を経てば復活して再びハイラルを支配しようとすることをくり返している。
いずれにせよ、ハイラルを完全に手中に収める前に封印されたり、別の世界に追放されたりして野望を阻止され、時を経てば復活して再びハイラルを支配しようとすることをくり返している。


37行目: 37行目:
シリーズ2作目から登場。
シリーズ2作目から登場。


デザインは『スマブラDX』では『時のオカリナ』、『スマブラX』では『トワイライトプリンセス』のものをベースにしている。<br />
『スマブラfor』でも『トワイライトプリンセス』のデザインだが、マントは破れかけていて、七賢者に処刑されかけた際にできた胸に剣で貫かれた傷がある。


声の担当は『スマブラDX』では『時のオカリナ』と同じく長嶝高士が、『スマブラX』と『スマブラfor』では『トワイライトプリンセス』と同じく宮田浩徳が務める。
デザインは『[[スマブラDX]]』では『時のオカリナ』、『[[スマブラX]]』では『トワイライトプリンセス』のものをベースにしている。<br />
『[[スマブラfor]]』でも『トワイライトプリンセス』のデザインだが、マントは破れかけていて、七賢者に処刑されかけた際にできた胸に剣で貫かれた傷がある。
 
声は『スマブラDX』では『時のオカリナ』で担当した長嶝高士、『スマブラX』と『スマブラfor』では『トワイライトプリンセス』で担当した宮田浩徳が務める。
 


原作でのガノンドロフはこれまで武器を使用して戦うのが主だったが、スマブラでは[[キャプテン・ファルコン]]のモデル替えキャラとして始まったためか、『スマブラDX』では勝利演出でのみ、『スマブラX』ではアピールでのみ剣を使用。攻撃ワザとしては使わなかった。<br />
原作でのガノンドロフはこれまで武器を使用して戦うのが主だったが、スマブラでは[[キャプテン・ファルコン]]のモデル替えキャラとして始まったためか、『スマブラDX』では勝利演出でのみ、『スマブラX』ではアピールでのみ剣を使用。攻撃ワザとしては使わなかった。<br />
46行目: 48行目:


「力のトライフォース」に選ばれた者だけあって、闇魔法の紫炎を纏わせた体術は登場作のどれでも最高の破壊力を持つ。<br />
「力のトライフォース」に選ばれた者だけあって、闇魔法の紫炎を纏わせた体術は登場作のどれでも最高の破壊力を持つ。<br />
特に『スマブラX』以降では、同じパワーファイターのクッパやドンキーコングはなんだかんだで小ワザも持っており器用なこともできるキャラであるのに対し、ガノンドロフは弱攻撃からして大ワザばかりの、とても純粋なパワーファイターとなっている。
特に『スマブラX』以降では、同じパワーファイターの[[クッパ]]や[[ドンキーコング]]はなんだかんだで小ワザも持っており器用なこともできるキャラであるのに対し、ガノンドロフは弱攻撃からして大ワザばかりの、とても純粋なパワーファイターとなっている。


『スマブラDX』では隠しキャラクターとして参戦。発売後の2001年12月18日に公式サイトで参戦が発表された。<br />
『スマブラDX』では隠しキャラクターとして参戦。発売後の2001年12月18日に公式サイトで参戦が発表された。<br />
55行目: 57行目:
[[最後の切りふだ]]の「魔獣ガノン」では、怪物の姿の「ガノン」に変身して攻撃する。
[[最後の切りふだ]]の「魔獣ガノン」では、怪物の姿の「ガノン」に変身して攻撃する。


『[[スマブラfor]]』では3DS版では隠しキャラクターとして、Wii U版では基本キャラクターとして参戦。公式サイトでは3DS版発売後の2014年10月15日に参戦が発表されたが、発表前に公開された紹介映像に既に小さく映ってしまっている([[#備考]])。
『[[スマブラfor]]』では、3DS版で隠しキャラクターとして、Wii U版では基本キャラクターとして参戦。公式サイトでは3DS版発売後の2014年10月15日に参戦が発表されたが、発表前に公開された紹介映像に既に小さく映ってしまっている([[#備考]])。


=== 公式イラスト ===
=== 公式イラスト ===
140行目: 142行目:
**着地硬直のポーズなどが、『時のオカリナ』のガノンドロフ戦の初っ端で使う地割れ攻撃を連想させる
**着地硬直のポーズなどが、『時のオカリナ』のガノンドロフ戦の初っ端で使う地割れ攻撃を連想させる
*横スマッシュ攻撃:紫炎肘 (DX-for)
*横スマッシュ攻撃:紫炎肘 (DX-for)
**初出は『スマブラDX』で、ファルコンの横スマ『オーバーヒートエルボー』のモーションを流用したワザだが、後の『トワイライトプリンセス』に逆輸入された。
**初出は『スマブラDX』で、ファルコンの横スマッシュ攻撃「オーバーヒートエルボー」のモーションを流用したワザだが、後の『トワイライトプリンセス』に逆輸入された。
**『トワイライトプリンセス』では肘打ちで飛び込みガードを崩し、そこを剣で斬りつける連携攻撃を繰り出す。無論、剣を持っているので、片手で出してくる。
**『トワイライトプリンセス』では肘打ちで飛び込みガードを崩し、そこを剣で斬りつける連携攻撃を繰り出す。無論、剣を持っているので、片手で出してくる。
{{SG
{{SG
185行目: 187行目:
|色=
|色=
}}
}}
*キャラ選択時のセリフ (X)
*キャラ選択時にWiiリモコンから出るボイス (X)
**『時のオカリナ』のガノンドロフ戦でガノンドロフが光の弾を放つ時のセリフとほぼ同じ。
**『時のオカリナ』のガノンドロフ戦でガノンドロフが光の弾を放つ時のボイスとほぼ同じ。
*勝利演出・右(『for』での操作):腕組みしつつ高笑い (X-for)
*勝利演出・右(『スマブラfor』での操作):腕組みしつつ高笑い (X-for)
**『時のオカリナ』でリンクが『時の扉』を開いた為、聖地へ侵入できるようになったことを喜ぶガノンドロフの仕種。
**『時のオカリナ』でリンクが"時の扉"を開いた為、聖地へ侵入できるようになったことを喜ぶガノンドロフの仕種。
**待機モーションでも腕組みをする。ただしこちらは左右逆。
**待機モーションでも腕組みをする。ただしこちらは左右逆。
**高笑いそのものは『DX』の勝利演出である大剣を振り回すもので使われている。
**高笑いそのものは『スマブラDX』の勝利演出である大剣を振り回すもので使われている。


== 主な登場作品 ==
== 主な登場作品 ==
202行目: 204行目:
== 備考 ==
== 備考 ==
[[ファイル:Ganondorf2.jpg|サムネイル|「大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS 紹介映像]」より。]]
[[ファイル:Ganondorf2.jpg|サムネイル|「大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS 紹介映像]」より。]]
*下必殺ワザは『DX』では「'''裂'''鬼脚」表記で、『X』からは「'''烈'''鬼脚」になった。
*下必殺ワザは『スマブラDX』では「'''裂'''鬼脚」表記で、『スマブラX』からは「'''烈'''鬼脚」になった。
*『[[大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS]]』の発売前の2014年8月29日に公開された「大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS 紹介映像」の56秒付近で、[[ピカチュウ]]が映っているコマの右に表示されたルーペの中にその姿が映っており、参戦が知られることとなった。現在は、動画のその場面はガノンドロフが映っていないものに差し替えられている。<br />なお、以前に同じようにして[[スマブラX]]の発売前に隠しキャラの[[ルカリオ]]、[[プリン]]、[[ネス]]の参戦が、公式映像より判明したことがある。<br />また、発売後の2014年10月10日には、まだ公式サイトで紹介されていないのにもかかわらず、[[きょうの一枚]]でガノンドロフの名前が出された<ref>[https://miiverse.nintendo.net/posts/AYMHAAACAABnUYoQeXOqMQ Miiverse Sakuraiさんの投稿] 2014/10/10</ref>。
*『[[大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS]]』の発売前の2014年8月29日に公開された「大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS 紹介映像」の56秒付近で、[[ピカチュウ]]が映っているコマの右に表示されたルーペの中にその姿が映っており、参戦が知られることとなった。現在は、動画のその場面はガノンドロフが映っていないものに差し替えられている。<br />なお、以前に同じようにして[[スマブラX]]の発売前に隠しキャラの[[ルカリオ]]、[[プリン]]、[[ネス]]の参戦が、公式映像より判明したことがある。<br />また、発売後の2014年10月10日には、まだ公式サイトで紹介されていないのにもかかわらず、[[きょうの一枚]]でガノンドロフの名前が出された<ref>[https://miiverse.nintendo.net/posts/AYMHAAACAABnUYoQeXOqMQ Miiverse Sakuraiさんの投稿] 2014/10/10</ref>。


210行目: 212行目:
*[[リンク]]
*[[リンク]]
*[[ゼルダ]]
*[[ゼルダ]]
*[[こどもリンク]]
*[[トゥーンリンク]]
*[[トゥーンリンク]]
*[[こどもリンク]]


==脚注==
==脚注==