「テクニック」の版間の差分

編集の要約なし
(1Fジャンプ とか)
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戦場の左右の台は幅が小さいために、この上に立っている時はちょっとしたふっとびでぬるり落下に移行する。この状態の相手は無防備なので確実な追撃が可能。 更に、左右の台から下の床までの距離が短いために、滑り落ちると確実に操作不能時間中に着地してダウンするキャラが多くいる。そのようなキャラに対しては、追い打ちをかけず相手がダウンするまで待ち、ダウンしたところに[[たおれ#ダウン連|ダウン連]]で大きなダメージを与えることもできる。
戦場の左右の台は幅が小さいために、この上に立っている時はちょっとしたふっとびでぬるり落下に移行する。この状態の相手は無防備なので確実な追撃が可能。 更に、左右の台から下の床までの距離が短いために、滑り落ちると確実に操作不能時間中に着地してダウンするキャラが多くいる。そのようなキャラに対しては、追い打ちをかけず相手がダウンするまで待ち、ダウンしたところに[[たおれ#ダウン連|ダウン連]]で大きなダメージを与えることもできる。
=== 1Fジャンプ ===
ボタン設定で攻撃+必殺技スマッシュをONにし、攻撃ボタンまたは必殺ワザボタンのどちらかを押しっぱなしにしている状態で、台端から落ちる直前にもう片方のボタンを押すと、通常は数Fあるジャンプ踏切モーションを経ずにいきなり地上ジャンプをする。
『[[スマブラX]]』に同名のテクニックがあるが操作方法は異なる。


=== シールドドロップ ===
=== シールドドロップ ===
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==== クイック ====
==== クイック ====
ステップの出始めに反対方向にスティックを弾くことでステップをキャンセルして反対側にステップをするテクニック。
「ステップの終わり際は同方向のステップでキャンセルできる([[#ステステ]])」仕様と、「ステップの始めは反対方向のステップでキャンセルできる」仕様を利用し、ステステをした瞬間にその瞬間に反対側にステップをして、左右に高速で移動するテクニック。『スマブラDX』以前の「クイック」によく似た動作であるが異なるものであるためそれと区別するために『[[スマブラX]]』の頃は「疑似クイック」と呼ばれていたが、『スマブラDX』以前を知らないプレイヤーが増えてきたので、今では単に「クイック」と呼ばれることが多い。
またステップの終わり際にも行うことが可能で、その際には「ステップの終わり際にステップ(ステステの要領)→その瞬間に反対側にステップ」という動作が必要である(通称「疑似クイック」)。
 
後退するステップで一旦相手の攻撃を避けてからクイックで素早く方向転換をして隙を突いたり、前進するステップで相手に接近して攻め込むとみせかけてクイックで後退することを繰り返して迎撃体勢の相手を揺さぶりいつ攻め込むのか読みにくくする、といったような使い方が主。


難易度が高いというよりも指に疲労が溜まるテクニック。上手くやれば相手に攻撃を空振らせてその隙を叩くことができる。
難易度が高いというよりも指に疲労が溜まるテクニック。ステステをできるタイミングとステップが終わるタイミングがあまり変わらないファイターもおり、そのようなファイターの場合、クイックをするのも、単にステップが終わってから反対方向にステップするのも大して変わらない。その最たるものが{{for|クラウド}}で、2つのタイミングが全く同じであるため、わざわざステステを挟んでクイックをする必要が無い。


=== TANIステップ ===
==== TANIステップ ====
ステップの出始めに一瞬だけ(1Fだけ)反対方向にスティックを弾くと、ステップをキャンセルして立ち状態に移行することができる。"TANIステップ"はこれを利用したテクニック。英語圏では"Perfect Pivot"と呼ばれている。立ち状態移行時にステップの勢いが残って僅かに滑ることを利用し、位置を素早く微調整したり、移動を兼ねながら強攻撃などのワザを繰り出すことができる。滑る量はステップの初速やキャラクターのブレーキ力が影響する。
ステップの出始めに一瞬だけ(1Fだけ)反対方向にスティックを弾くと、ステップをキャンセルして立ち状態に移行することができる。"TANIステップ"はこれを利用したテクニック。英語圏では"'''Perfect Pivot'''"と呼ばれている。立ち状態移行時にステップの勢いが残って僅かに滑ることを利用し、位置を素早く微調整したり、移動を兼ねながら強攻撃などのワザを繰り出すことができる。滑る量はステップの初速やキャラクターのブレーキ力が影響する。


立ち状態に移行した後にスティックをすぐにニュートラルに戻さないとキャラクターがステップしてしまうため、素早く精密な操作が求められる。
立ち状態に移行した後にスティックをすぐにニュートラルに戻さないとキャラクターがステップしてしまうため、素早く精密な操作が求められる。


TANIステップからワザを繰り出す場合なら、反対方向にスティックを弾いてすぐにCスティック(または十字ボタン)を入力すれば、TANIステップで最も難しい「スティックをニュートラルに戻す」操作を省いてワザを繰り出せるので、操作が楽になる。
TANIステップからワザを繰り出す場合なら、反対方向にスティックを弾いてすぐにCスティックを入力すれば、TANIステップで最も難しい「スティックをニュートラルに戻す」操作を省いてワザを繰り出せるので、操作が楽になる。
Cスティックに[[スマッシュ攻撃]]を割り当てた場合、実質下スマッシュ攻撃専用のテクニックとなる。なぜなら、横スマッシュ攻撃と上スマッシュ攻撃は走行反転とステップからも繰り出すことができ、その動作はTANIステップと殆ど同じで、操作の難度はTANIステップと比べて断然簡単だからである。<br />
Cスティックに[[スマッシュ攻撃]]を割り当てた場合、この方法でのTANIステップは実質下スマッシュ攻撃専用のテクニックとなる。なぜなら、横スマッシュ攻撃と上スマッシュ攻撃は走行反転とステップからも繰り出すことができ、その動作はTANIステップと殆ど同じで、操作の難度はTANIステップと比べて断然簡単だからである。<br />
強攻撃は全てステップからは繰り出せないワザであり、強攻撃は使用機会が多いワザであることも相まって、TANIステップから強攻撃を繰り出すためにCスティックに攻撃([[強攻撃]])を割り当てるプレイヤーは多い。
強攻撃は全てステップからは繰り出せないワザであり、強攻撃は使用機会が多いワザであることも相まって、TANIステップから強攻撃を繰り出すためにCスティックに攻撃([[強攻撃]])を割り当てるプレイヤーは多い。[[リュウ (3DS/Wii U)|リュウ]]だけは反対方向へのステップが始まるのが遅い(=立ち状態でいる時間が長い)ため、Cスティックを使ったTANIステ攻撃が他のファイターよりもやりやすい。


なお、[[リュウ (3DS/Wii U)|リュウ]]だけは反対方向へのステップが始まるのが遅い(=立ち状態でいる時間が長い)ため、Cスティックを使ったTANIステ攻撃が他のファイターよりもやりやすい。
Cスティックにスマッシュ攻撃を割り当て、尚且つ攻撃+必殺技スマッシュをONにしている場合、AボタンとBボタンを同時に押しっぱなしにしている状態でステップした直後にCスティックを反対方向に倒すと極めて簡単にTANIステップをすることができる。[[微動術]]はこれと似た原理で、同じような操作でTANIステップを簡単に行うことができる。


参考: [https://www.youtube.com/watch?v=zJ_ZzAvSFis Smash 4 Guide: The Art of Perfect Pivot - YouTube]
参考: [https://www.youtube.com/watch?v=zJ_ZzAvSFis Smash 4 Guide: The Art of Perfect Pivot - YouTube]
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Cスティックがあるコントローラーで弾きジャンプON設定限定。
Cスティックがあるコントローラーで弾きジャンプON設定限定。


スティック上はじき→Cスティックをほぼ同時に入力。<br />
スティック上弾き→Cスティックをほぼ同時に入力。<br />
自動的に、小ジャンプから最速で空中攻撃を出してくれる。
自動的に、小ジャンプから最速で空中攻撃を出してくれる。


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スティックを斜め後ろ気味にすることでダッシュ中でも後ろに下がりながら最速で空中前、下、後ろを出すことができる。
スティックを斜め後ろ気味にすることでダッシュ中でも後ろに下がりながら最速で空中前、下、後ろを出すことができる。


=== 振り向き必殺ワザ ===
=== 振り向き必殺ワザ ===
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相手の読みを外す動きや間合いの調整、落下の軌道を変える事による着地狩りの回避など、その用途は広い。ただし少しのタイミングの狂いで横必殺ワザが暴発しやすく、特に横必殺ワザ後に[[しりもち落下]]になる場合は自滅の危険性が常にチラつく。
相手の読みを外す動きや間合いの調整、落下の軌道を変える事による着地狩りの回避など、その用途は広い。ただし少しのタイミングの狂いで横必殺ワザが暴発しやすく、特に横必殺ワザ後に[[しりもち落下]]になる場合は自滅の危険性が常にチラつく。


全ての必殺ワザでできるテクニックではなく、できないものも幾つかある。[[キャプテン・ファルコン (3DS/Wii U)|キャプテン・ファルコン]]、[[ガノンドロフ (3DS/Wii U)|ガノンドロフ]]の通常必殺ワザはベクトル反転必殺ワザの入力をするとベクトル反転は起こらずに用意された専用の振り向き動作になる。
全ての必殺ワザでできるテクニックではなく、できないものも幾つかある。[[キャプテン・ファルコン (3DS/Wii U)|キャプテン・ファルコン]]、[[ガノンドロフ (3DS/Wii U)|ガノンドロフ]]の通常必殺ワザは方向転換必殺ワザの入力をすると方向転換は起こらずに用意された専用の振り向き動作になる。


上記の振り向き必殺ワザと合わせると、例えば相手に向かってジャンプし空中から接近すると見せかけ、寸前で進行方向を転換させて引きながら飛び道具を放つ、といったテクニカルな使い方ができる。
上記の振り向き必殺ワザと合わせると、例えば相手に向かってジャンプし空中から接近すると見せかけ、寸前で進行方向を転換させて引きながら飛び道具を放つ、といったテクニカルな使い方ができる。
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一部では、次の4つの方向転換の方法を、上から順に「1式」「4式」「3式」「2式」と呼んでいる。
一部では、次の4つの方向転換の方法を、上から順に「1式」「4式」「3式」「2式」と呼んでいる。
;進行方向に対するキャラの向き:前
;進行方向に対するキャラの向き:前
:通常の方向転換
:通常の方向転換必殺ワザ
:振り向き必殺ワザ+方向転換必殺ワザ
:振り向き必殺ワザ+方向転換必殺ワザ
;進行方向に対するキャラの向き:後ろ
;進行方向に対するキャラの向き:後ろ
:通常の方向転換
:通常の方向転換必殺ワザ
:振り向き必殺ワザ+方向転換必殺ワザ
:振り向き必殺ワザ+方向転換必殺ワザ
Cスティックに強攻撃を設定し、前に方向入力している状態で、後ろにCスティック倒すのと同時に必殺ワザボタンを押すと、上記の4式を簡単に行うことができる。


「方向転換」が公式名称だが、このテクニック初出の前作スマブラXのときは公式名称が判明していなかったため、そのときユーザーによって名付けられた「ベクトル反転必殺ワザ(ベク反)」、「空中ダッシュ(空ダ)」の方が今でもよく使われている。しかし、両名称とも「慣性が働いてなくてもベクトル反転なのか」や「地上で出しても空中ダッシュなのか」等のつっこみがたまに入ったりする。  
「方向転換」が公式名称だが、このテクニック初出の前作スマブラXのときは公式名称が判明していなかったため、そのときユーザーによって名付けられた「ベクトル反転必殺ワザ(ベク反)」、「空中ダッシュ(空ダ)」の方が今でもよく使われている。しかし、両名称とも「慣性が働いてなくてもベクトル反転なのか」や「地上で出しても空中ダッシュなのか」等のつっこみがたまに入ったりする。  


=== しゃがみ仕込み ===
=== しゃがみ仕込み ===
弱攻撃コンビネーション中に一瞬だけしゃがみを入力することで、コンビネーションをキャンセルして別のワザへ繋ぐテクニック。弱1→弱2→一瞬しゃがみ→弱1…といった感じ。
弱攻撃コンビネーション中に一瞬だけしゃがみを入力することで、コンビネーションをキャンセルして別のワザへ繋ぐテクニック。弱1→弱2→一瞬しゃがみ→弱1…といった感じ。


弱攻撃のコンビネーションの受付時間は動作が完全に終了した後も少しの間続く。そのため、動作終了後でも少しの間は他の通常攻撃を出そうとしても弱攻撃の次の段が出る。この受付は一部の行動でカットすることができ、しゃがみはそれができる行動の中でもっとも短い。一部の弱攻撃はコンビネーションの受付が終わるのを待つよりも、しゃがみを挟んだ方が早く他の通常攻撃を繰り出すことができる。
弱攻撃のコンビネーションの受付時間は動作が完全に終了した後も少しの間続く。そのため、動作終了後でも少しの間は他の通常攻撃を出そうとしても弱攻撃の次の段が出る。この受付は一部の行動でカットすることができ、しゃがみはそれができる行動の中でもっとも短い。一部の弱攻撃はコンビネーションの受付が終わるのを待つよりも、しゃがみを挟んだ方が早く他の通常攻撃を繰り出すことができる。
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[[むらびと (3DS/Wii U)|むらびと]]の横必殺ワザのように、繰り出した瞬間にふっとびの勢いが0となる必殺ワザがあり、それもふっとび緩和に活用することができる。逆に、[[フォックス (3DS/Wii U)|フォックス]]の横必殺ワザのように、繰り出した瞬間にふっとびの勢いが増加するものもある。なお、[[#方向転換必殺ワザ]]でふっとびの勢いを反転させることはできない。方向転換必殺ワザで反転できる速度は自分が生み出したもののみである。
[[むらびと (3DS/Wii U)|むらびと]]の横必殺ワザのように、繰り出した瞬間にふっとびの勢いが0となる必殺ワザがあり、それもふっとび緩和に活用することができる。逆に、[[フォックス (3DS/Wii U)|フォックス]]の横必殺ワザのように、繰り出した瞬間にふっとびの勢いが増加するものもある。なお、[[#方向転換必殺ワザ]]でふっとびの勢いを反転させることはできない。方向転換必殺ワザで反転できる速度は自分が生み出したもののみである。
一部の空中攻撃は使用時にファイターが前傾姿勢になる。そのようなワザをふっとばされた直後に使用することで、何もしないでいたら[[バーストライン]]に触れて[[KO]]になっていたところを、ギリギリで触れずに済むことができる場合がある。空中攻撃を出すことでどのファイターがどれだけ耐久力を増すことができるのかのデータは[http://smashboards.com/threads/hurtbox-shifting-instant-momentum-cancel.423544/ こちら]。


なお、上方向のふっとびの勢いを緩和する方法は無い。
なお、上方向のふっとびの勢いを緩和する方法は無い。
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[[カテゴリ:テクニック|*]]
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