「サムス・アラン」の版間の差分
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タイトル名である"[[メトロイド (キャラクター)|メトロイド]]"とは、シリーズに主に敵キャラとして出てくる宇宙生命体の名称。 | タイトル名である"[[メトロイド (キャラクター)|メトロイド]]"とは、シリーズに主に敵キャラとして出てくる宇宙生命体の名称。 | ||
子供の頃にスペースパイレーツの襲撃に遭って両親を失い、鳥人族に引き取られる。鳥人族は彼女に、惑星ゼーベスの環境に適応させるため鳥人族のDNAを移植し、さらに戦闘技術を習得させ、専用のパワードスーツを与えた上で銀河の守護者としての使命を託した。彼女は賞金稼ぎを通して、その使命を遂行している。 | |||
彼女が身にまとうパワードスーツは、鳥人族の外骨格を基に、鳥人族の遺伝子を受け継いだサムス専用に改造・改良された鳥人族製のスーツ。装備者と生体的に融合するバイオ金属であり、生命維持装置やエネルギーシールドを備えた鎧、赤外線スコープや酸素供給装置を備えたヘルメット、ビーム・ミサイル装備を打ち分ける右腕部のアームキャノンで構成されている。また、身長の半分程度の大きさの球体に変形する"モーフボール"という機能もある。モーフボール状態のサムスは、明らかに人間の骨格では実現不可能な大きさと動きを見せるが、その原理はこれまで明かされておらず、制作者の坂本賀勇は『メトロイドプライム』シリーズを製作することになった任天堂の開発チームやレトロスタジオのスタッフに対しても「モーフボールの原理は説明しないでほしい」と告げている<ref>[http://www.nintendo.co.jp/wii/interview/rm3j/vol1/index5.html 社長が訊く『メトロイドプライム3 コラプション』</ref>。ちなみにスペースパイレーツはこのモーフボールを再現しようとしていたようだが、実験体となったスペースパイレーツは全員、全身の骨が悲惨な事になって死んでいるという記録が残っている。 | |||
パワードスーツには外見や特性が異なる様々な種類がある。スマブラのデフォルトカラーのサムスが身に着けているのはバリアスーツで、『メトロイド2 RETURN OF SAMUS』以降のほとんどの作品のパッケージデザインで使用されている。 | パワードスーツには外見や特性が異なる様々な種類がある。スマブラのデフォルトカラーのサムスが身に着けているのはバリアスーツで、『メトロイド2 RETURN OF SAMUS』以降のほとんどの作品のパッケージデザインで使用されている。 | ||
性格は男勝りで気が強く、男性口調であるが、優しさや慈しみも持ち合わせている。 スマブラではまったく喋らないが、『メトロイドプライム』ではダメージを受けたときに声を出したり、一部のシリーズでは会話や独白をしたりしている。『METROID Other M』では、サムスの線密な心理描写や過去のエピソードなどが登場するため、台詞が多い。 | |||
== 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ == | == 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ == | ||
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強力な遠距離攻撃とアクロバティックな体術が特徴。原作のフワリとした独特の操作感と、「ジャンプ中に任意の高さで攻撃をすることが多い」というゲーム性の体現<ref>[http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080224/gdc_sma.htm Game Developers Conference 2008現地レポート]</ref><ref>桜井政博のゲームについて思うことDX 7ページ</ref><ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/syukeiken/return541.html 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!]<br />“たとえば『メトロイド』のジャンプがふわふわしているのは、特定の高さの敵を撃ちやすいゲームデザインにしているからだと予想しています。”</ref>によって、ジャンプ力が高めで落下速度が遅く、空中制動力に優れ、相手と横または縦の軸を合わせて繰り出した時に真価を発揮する攻撃が多くなっている。通常必殺ワザの「チャージショット」は直進系飛び道具では最強クラスの威力を誇り、スマブラのサムスの代表ワザと言える存在。『スマブラDX』ではすぐに発射できてそれなりのダメージを持つ"ミサイル"を獲得、『スマブラX』では空中ワイヤー「グラップリングビーム」に固有の着地隙が無く、低リスクで長いリーチの強力な攻撃ワザとなる等、作品が進むごとに遠距離での強みが増している。また、動きの軽さに反して[[重量]]は『スマブラ64』に参戦したファイターの中では[[ドンキーコング]]の次に重い。更に『スマブラDX』からはボムジャンプや[[空中攻撃#空中ワイヤー|空中ワイヤー]]の実装によりかなり高い復帰力を獲得したため、しぶとく戦える。しかし『スマブラDX』を除いては全体的にふっとばし力が低く決め手に欠ける。特に『スマブラX』ではそれが顕著である。『スマブラDX』ではふっとばし力はどちらかというと高く、決め手が豊富で隙のないファイターである。 | 強力な遠距離攻撃とアクロバティックな体術が特徴。原作のフワリとした独特の操作感と、「ジャンプ中に任意の高さで攻撃をすることが多い」というゲーム性の体現<ref>[http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080224/gdc_sma.htm Game Developers Conference 2008現地レポート]</ref><ref>桜井政博のゲームについて思うことDX 7ページ</ref><ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/syukeiken/return541.html 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!]<br />“たとえば『メトロイド』のジャンプがふわふわしているのは、特定の高さの敵を撃ちやすいゲームデザインにしているからだと予想しています。”</ref>によって、ジャンプ力が高めで落下速度が遅く、空中制動力に優れ、相手と横または縦の軸を合わせて繰り出した時に真価を発揮する攻撃が多くなっている。通常必殺ワザの「チャージショット」は直進系飛び道具では最強クラスの威力を誇り、スマブラのサムスの代表ワザと言える存在。『スマブラDX』ではすぐに発射できてそれなりのダメージを持つ"ミサイル"を獲得、『スマブラX』では空中ワイヤー「グラップリングビーム」に固有の着地隙が無く、低リスクで長いリーチの強力な攻撃ワザとなる等、作品が進むごとに遠距離での強みが増している。また、動きの軽さに反して[[重量]]は『スマブラ64』に参戦したファイターの中では[[ドンキーコング]]の次に重い。更に『スマブラDX』からはボムジャンプや[[空中攻撃#空中ワイヤー|空中ワイヤー]]の実装によりかなり高い復帰力を獲得したため、しぶとく戦える。しかし『スマブラDX』を除いては全体的にふっとばし力が低く決め手に欠ける。特に『スマブラX』ではそれが顕著である。『スマブラDX』ではふっとばし力はどちらかというと高く、決め手が豊富で隙のないファイターである。 | ||
『スマブラX』では遠距離でのふっとばし力に陰りが見られるが、新規追加となる[[最後の切りふだ]]「ゼロレーザー」を使うことで、パワードスーツが壊れ、[[ゼロスーツサムス]]に変身するようになった。ゼロスーツサムスも最後の切りふだ「パワードスーツ装着」でサムスに変身する。必殺ワザで任意に選ぶことが出来る[[ゼルダ]]と[[シーク]]、[[ポケモントレーナー]]とは異なる特殊な変身キャラクターである。『スマブラfor』以降は変身ワザ全撤廃の方針によって、お互い完全に別々のファイターとなり、「ゼロレーザー」でパワードスーツが壊れることはなくなった。 | |||
=== アートワーク === | === アートワーク === | ||
247行目: | 247行目: | ||
**「シャインスパーク」はサムスが光り輝きながら、高速で一直線にショルダータックルで突き進む隠し技。ボス以外大半の敵を粉砕して突き抜ける他、スピードブースターと同じく一部の地形を破壊することができる。 | **「シャインスパーク」はサムスが光り輝きながら、高速で一直線にショルダータックルで突き進む隠し技。ボス以外大半の敵を粉砕して突き抜ける他、スピードブースターと同じく一部の地形を破壊することができる。 | ||
**「シャインスパーク」は[[フィールドスマッシュ]]の[[持ち込みアイテム]]として登場している。 | **「シャインスパーク」は[[フィールドスマッシュ]]の[[持ち込みアイテム]]として登場している。 | ||
** | **『スマブラSP』ではタックルにエフェクトが追加、さらに終わり際にブレーキモーションが追加され、よりシャインスパークっぽくなっている。 | ||
{{SG | {{SG | ||
|画像1=[[ファイル:元ネタ_サムス_DA.jpg]] | |画像1=[[ファイル:元ネタ_サムス_DA.jpg]] | ||
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==== その他 ==== | ==== その他 ==== | ||
*ジャンプ | *ジャンプ | ||
** | **原作のジャンプモーションには、垂直ジャンプと移動しながらの回転ジャンプの2種類がある。回転ジャンプのモーションは空中ジャンプとして使用されている。 | ||
**スマブラのほうが先ではあるが、背中のブースターを使うジャンプは『プライム』のデモシーンで使用した。 | **スマブラのほうが先ではあるが、背中のブースターを使うジャンプは『プライム』のデモシーンで使用した。 | ||
*走行 {{有無|64}}{{有無|DX}}{{有無|X}} | *走行 {{有無|64}}{{有無|DX}}{{有無|X}} | ||
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*しゃがみ | *しゃがみ | ||
**『スーパーメトロイド』でしゃがんだ時のポーズ。 | **『スーパーメトロイド』でしゃがんだ時のポーズ。 | ||
** | **しゃがみ状態でさらに十字ボタンを下に押すとモーフボールに変形できる。 | ||
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|画像1=[[ファイル:元ネタ_サムス_しゃがみ.jpg]] | |画像1=[[ファイル:元ネタ_サムス_しゃがみ.jpg]] | ||
}} | }} | ||
*カベジャンプ | *カベジャンプ | ||
** | **『スーパーメトロイド』『メトロイドフュージョン』『メトロイドゼロミッション』のキッククライム。壁を蹴ってジャンプする隠しテクニック。 | ||
** | **キッククライムは回転ジャンプ中でのみ可能だが、スマブラでは回転しない。 | ||
== 主な登場作品 == | == 主な登場作品 == |