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→‎3DS/Wii U: 詳細は空中回避ページにて
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[[ファイル:20140812 3DS 20.jpg|サムネイル|同じワザでも相手のダメージが蓄積しているほど強くふっとばす。]]
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[[ファイル:スマブラSP How to play ふっとび.jpg|300px|サムネイル|ふっとぶ距離は蓄積ダメージに比例して大きくなる。]]
'''ふっとび'''は、キャラクターが攻撃を受けて後方に仰け反ったり宙に飛んでいく現象のこと。ノックバックとも言う。スマブラでは基本的に攻撃を受けるキャラクターの[[蓄積ダメージ]]が大きいほどふっとびが倍増していくという独自の仕様があり、これがスマブラの一つの大きな特徴になっている。
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'''ふっとび'''は、[[ファイター]]が攻撃を受けて後方に仰け反ったり空中に飛んでいく現象のこと。『[[スマブラ]]』では基本的に攻撃を受けるファイターの[[蓄積ダメージ]]が大きいほどふっとびが倍増していくという独自の仕様があり、これが『スマブラ』の一つの大きな特徴になっている。
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== ふっとびへの影響 ==
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== ふっとばし力 ==
'''攻撃する側'''
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'''ふっとばし力'''とは攻撃を当てた相手が移動させられる速度と距離を決める設定で、つまり文字通り相手をふっとばす力の強さを示す。<br>
*[[ダメージ]] - 攻撃で与えるダメージが大きいほど、ふっとばし力も増す。
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攻撃をしたワザと、攻撃を受けるファイターごとにで以下のパラメータが決まっており、それらと状況によって適用される補正値を用いて計算される。
*[[リアクション値]] - その攻撃のふっとばし力そのものの強さ。ワザごとに、相手の蓄積ダメージが大きいときと小さいときのふっとばし力が設定されている。
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*[[ベクトル]] - ふっとばす角度。これと攻撃を当てたステージの場所により撃墜しやすさが大きく変わる。
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*[[ワンパターン相殺]] - 同じワザを当ててばかりだと、ダメージとともにふっとばし力も下がっていく。他のワザを使うともとに戻っていく。
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*[[ほかほか補正]] - 『3DS』以降は、自分の[[蓄積ダメージ]]が大きいほど、相手の蓄積ダメージが小さいときのふっとばし力が高まる。
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'''攻撃される側'''
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;攻撃する側
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*攻撃のダメージ - 与えるダメージが大きいほど、ふっとびの勢いが大きく増す。
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*[[リアクション値]] - その攻撃によるふっとびの勢いそのものを決めるパラメータ。ワザごとに、相手の蓄積ダメージが大きいときと小さいときのふっとばし力が決まっているが、蓄積ダメージが大きいほど吹っ飛びにくくなるワザはない。
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;攻撃される側
 
*[[蓄積ダメージ]] - 蓄積ダメージが大きいほど、ふっとばされやすくなる。
 
*[[蓄積ダメージ]] - 蓄積ダメージが大きいほど、ふっとばされやすくなる。
*[[重さ]] - ファイターの体重が重いほど、同じワザ・蓄積ダメージでもふっとびにくくなる。
+
*[[体重]] - ファイターの体重が重いほど、同じ蓄積ダメージでもふっとびにくくなる。ちなみに[[重力]]値や[[落下速度]]が高いほど、上へふっとぶ距離が短く、横へ吹っ飛ぶ速度が大きくなる傾向にある。詳しくは[[#重力補正]]にて。
*[[落下速度]](落下最高速度)・[[重力]] - 落下速度が速いと上へ吹っ飛ぶ距離が減る。ただし、『[[X]]』以降は落下速度に応じてふっとぶ勢いが多少増す。
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*[[ふっとびずらし]]・[[ふっとび速度変更]]  - 方向入力により、ふっとぶ角度を少し曲げて抵抗することができる。ただし、ふっとぶ速度も影響を受ける。
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*[[状態異常]] - ふっとびの勢いを変える状態異常がある。
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*[[ふっとび耐性]] - ヨッシーの空中ジャンプ中など、一時的にふっとびにくくなる行動がある。
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*[[スマッシュホールド]]中にカウンター - 『X』〜『Wii U』のみ、スマッシュホールド中に攻撃を受けると普段より1.2倍ふっとぶ。
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*タイプ相性 - 『[[X]]』の{{X|ポケモントレーナー}}のポケモンだけが持つ特性。一部[[属性]]のワザで吹っ飛びやすくなる。
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== ふっとばし力 ==
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{{節スタブ}}
   
ふっとばし力の詳細については以下のサイトが詳しい。
 
ふっとばし力の詳細については以下のサイトが詳しい。
 
*[https://www.ssbwiki.com/Knockback Knockback - SmashWiki, the Super Smash Bros. wiki]
 
*[https://www.ssbwiki.com/Knockback Knockback - SmashWiki, the Super Smash Bros. wiki]
*[https://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/M_AttackSystem.html スマブラ拳!! 攻撃とふっとびの仕様]
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*[https://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/M_AttackSystem.html スマブラ拳!!(64):攻撃とふっとびの仕様]
 
*[http://dx.smashbr0s.com/guide/advanced/knockback/ ふっとび [Knockback] スマブラDX 対戦攻略指南]
 
*[http://dx.smashbr0s.com/guide/advanced/knockback/ ふっとび [Knockback] スマブラDX 対戦攻略指南]
*[https://www30.atwiki.jp/ssb4_kensyou/pages/121.html#id_41a32386 ふっとび速度 - スマブラfor 3DS/WiiU 検証wiki]
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*[https://w.atwiki.jp/ssb4_kensyou/pages/24.html ふっとばし力 - スマブラfor 3DS/WiiU 検証wiki]
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*[https://w.atwiki.jp/smashsp_kensyou/pages/58.html ふっとばし力 - スマブラSPECIAL 検証wiki]
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== ふっとびに影響を与える行動・状態 ==
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特定ファイターやステージなどに由来するものは割愛。
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以下の他にも[[ルール設定]]の「ふっとび率」で受けるふっとびに補正を掛けられる。また、「[[組み手]]」など特定の[[ゲームモード]]では、特殊なふっとび率・ふっとばし率が設定されていることがある。
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*[[ワンパターン相殺]] - 同じワザを当ててばかりだとダメージが減少し、ふっとばし力にも影響してくる。他のワザを当てると次第に元に戻っていく。
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*[[ほかほか補正]]({{有無|for}}以降) - 自分の[[蓄積ダメージ]]が大きいほど、ふっとばし力が少し増す。
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*[[ベクトル変更]]({{有無|DX}}以降)・[[ふっとび速度変更]]({{有無|for}}以降)  - 方向入力により、ふっとぶ[[角度]]を少しだけ曲げて抵抗することができる。ただし、『[[3DS/Wii U]]』以降はふっとぶ速度も同時に影響を受ける。
 +
*[[ふっとび緩和]]({{有無|X}}以降)  - ふっとびの勢いが止まる少し前から行動可能になる仕様を利用し、残っているふっとびの勢いを必殺ワザの推進力などで緩和することができる。
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*[[スーパーアーマー]] - 特定のワザの動作中や、[[埋まり状態]]になっている場合などは攻撃を受けてものけぞらず、ふっとばない。[[メタル状態]]や[[ヨッシー]]の空中ジャンプ中など、閾値を超えても受けるふっとびを軽減する物もある。
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*[[しゃがみ耐性]] - 『[[X]]』以外では、しゃがみ中は受けるふっとびなどを減少させる効果がある。
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*[[地上メテオ]] - 地上の相手にメテオワザを当てて上方にバウンドさせる場合、そのふっとばし力は0.8倍に低下する。
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*[[スマッシュホールド]]中にカウンター({{有無|for}}まで) - スマッシュホールド中に攻撃を受けると、普段より1.2倍大きくふっとぶ。
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*[[氷結状態]] - この状態のファイターはスーパーアーマーではないが、その間のふっとびが大幅に減少する。『3DS/Wii U』と『[[SP]]』では0.25倍に低下することが確認されている。
    
== ふっとび硬直 ==
 
== ふっとび硬直 ==
ふっとばされたファイターはしばらく硬直して操作が効かなくなる。基本的に、ふっとびの勢いが強いほど硬直時間が長くなる。硬直時間はシリーズを重ねるごとに減少している。ただし、『[[X]]』はふっとび始めてすぐに空中回避と空中攻撃だけは行えるようになっているため、シリーズで最もふっとび硬直が短いとみなすこともできる。
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ふっとばされたファイターはしばらく硬直して操作が効かなくなる。基本的に、ふっとびの勢いが強いほど操作不可能時間が長くなるが、これはシリーズを重ねるごとに減少している。<br/>
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ただし『[[X]]』だけは硬直時間に関わらず、すぐに空中回避と空中攻撃だけは行えるようになっているため、事実上シリーズで最もふっとび硬直が短くなっている。
    
ふっとび硬直時間の詳細については以下のサイトが詳しい。
 
ふっとび硬直時間の詳細については以下のサイトが詳しい。
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*[http://dx.smashbr0s.com/guide/advanced/knockback/ ふっとび [Knockback] スマブラDX 対戦攻略指南]
 
*[http://dx.smashbr0s.com/guide/advanced/knockback/ ふっとび [Knockback] スマブラDX 対戦攻略指南]
 
*[https://www30.atwiki.jp/ssb4_kensyou/pages/32.html ふっとび硬直 - スマブラfor 3DS/WiiU 検証wiki]
 
*[https://www30.atwiki.jp/ssb4_kensyou/pages/32.html ふっとび硬直 - スマブラfor 3DS/WiiU 検証wiki]
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*[https://w.atwiki.jp/smashsp_kensyou/pages/61.html ふっとび硬直 - スマブラSPECIAL 検証wiki]
    
== ふっとび方の種類 ==
 
== ふっとび方の種類 ==
キャラクターのふっとび方には大きく分けて'''立ちふっとび'''と'''倒れふっとび'''の2種類がある。
+
ファイターのふっとび方には大きく分けて'''立ちふっとび'''と'''倒れふっとび'''の2種類がある。
    
=== 立ちふっとび ===
 
=== 立ちふっとび ===
立ちふっとびは主に弱くふっとんだときになるふっとび方で、ふっとび終了後はキャラクターが[[待機]]または[[落下]]状態に戻るのが特徴。ふっとぶ勢い、角度でモーションが異なる。
+
立ちふっとびは主に弱くふっとんだときの状態で、ファイターはそのままであれば通常の[[待機]]または[[落下]]状態に戻るのが特徴。ふっとぶ勢い、角度でモーションが異なる。
   −
『[[X]]』以降は立ちふっとびをした場合は[[ふっとびずらし]]ができない。そのため、このふっとび方に留めながら繋げていくコンボは確実性が高い。[[投げ連]]のような非常に長く繋がるコンボは、立ちふっとびを繰り返すものが大半である
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『[[X]]』以降は立ちふっとびをした場合は[[ふっとびずらし]]ができない。そのため、このふっとび方に留めながら繋げていくコンボは確実性が高い。[[投げ連]]のような非常に長く繋がるコンボは、立ちふっとびを繰り返すものが大半である。
    
=== 倒れふっとび ===
 
=== 倒れふっとび ===
倒れふっとびは主に強くふっとんだときになるふっとび方で、ふっとび後はキャラクターが宙をクルクルと回転しながら落下していく[[ダメージ落下]]状態になり、そのまま着地すれば[[ダウン]]するのが特徴。キャラクターによっては、倒れふっとびをした瞬間やふっとびの終わり際にうめき声を出すものがいる。ただし、『[[X]]』だけはふっとぶ瞬間のボイスが再生されず、([[サウンドテスト]]にはそのボイスは収録されている)『3DS/Wii U』からはふっとぶ瞬間のボイスはヒットストップ後に再生されるという仕様がある。
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倒れふっとびは主に強くふっとんだときになるふっとび方で、ふっとび後はファイターが宙をクルクルと回転しながら落下していく[[ダメージ落下]]状態になり、そのまま着地すれば[[ダウン]]するのが特徴。<br/>
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ファイターによっては、倒れふっとびをした瞬間やふっとびの終わり際にうめき声を出すものがいる。ただし、『[[X]]』だけはふっとぶ瞬間のボイスが再生されず([[サウンドテスト]]にはそのボイスは収録されている)、『[[3DS/Wii U]]』からはふっとぶ瞬間のボイスは[[ヒットストップ]]後に再生されるという仕様がある。
    
上述の仕様に加え、『X』以降は倒れふっとびに関して幾つかの特筆すべき仕様を持っている。
 
上述の仕様に加え、『X』以降は倒れふっとびに関して幾つかの特筆すべき仕様を持っている。
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*地上で[[ベクトル]]が0度の攻撃を受けた場合は倒れふっとびにならない。
 
*地上で[[ベクトル]]が0度の攻撃を受けた場合は倒れふっとびにならない。
 
*ふっとびの勢いに[[#重力補正]]がかかる。
 
*ふっとびの勢いに[[#重力補正]]がかかる。
*ふっとびの勢いに関係無く、空中回避は14F目以降、空中攻撃は26F目以降にできるようになる。この仕様を利用して、強力な[[ふっとび緩和]]ができる。
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*ふっとびの勢いに関係無く、空中回避を14F目以降、空中攻撃を26F目以降にできるようになる。この仕様を利用して、強力な[[ふっとび緩和]]ができる。
    
==== 3DS/Wii U ====
 
==== 3DS/Wii U ====
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*空中回避・空中攻撃ができるようになるまでの時間は、[[重力]]が大きいファイターほど長い。
 
*空中回避・空中攻撃ができるようになるまでの時間は、[[重力]]が大きいファイターほど長い。
 
*倒れふっとびの硬直中にスティックを左右に倒していると、ふっとび硬直が解けたときにその方向へ大きく加速する([[ふっとび緩和]])。
 
*倒れふっとびの硬直中にスティックを左右に倒していると、ふっとび硬直が解けたときにその方向へ大きく加速する([[ふっとび緩和]])。
*空中回避を早い段階で出すと、上述の加速が発生しない。ただし{{for|ネス}}、{{for|リュカ}}、{{for|ミュウツー}}だけは加速を発生させることができる。
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*倒れふっとびの勢いが無くなる前に空中回避を行うと、横方向の入力が少しの間効かなくなる。そのため、上述のふっとび緩和もできなくなる。詳細は[[空中回避#3DS/Wii U]]にて。
 
*[[ダメージ落下]]中は急降下ができないが、倒れふっとびのふっとび硬直が解けてからふっとびの勢いが無くなるまでの少しの間になら急降下をすることができる。
 
*[[ダメージ落下]]中は急降下ができないが、倒れふっとびのふっとび硬直が解けてからふっとびの勢いが無くなるまでの少しの間になら急降下をすることができる。
*特定角度に吹っ飛ぶ際、低確率できりもみふっとびになって地上[[受け身]]がとれない。詳細は[[#きりもみふっとび]]にて。
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*特定角度にふっとぶ際、低確率できりもみふっとびになって地上[[受け身]]がとれない。詳細は[[#きりもみふっとび]]にて。
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==== SP ====
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*[[スロー状態]]・[[氷結状態]]でない限り、ふっ飛び硬直の長さに応じてファイターがスロー状態とは逆の時間加速状態になる。これにより、吹っ飛びの仕様や軌道はそのままに初速が早く急激にブレーキが掛かるという吹っ飛び方をするようになった。
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**この仕様の詳細については[https://w.atwiki.jp/smashsp_kensyou/pages/65.html ふっとび加速演出 - スマブラSPECIAL 検証wiki]を参照。
    
=== きりもみふっとび ===
 
=== きりもみふっとび ===
倒れふっとび時の蓄積ダメージが100%以上で、[[ベクトル変更]]前のふっとび角度が70°以下の場合、30%の確率でキャラクターがきりもみ回転しながらふっとぶ。
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倒れふっとび時の蓄積ダメージが100%以上で、[[ベクトル変更]]前のふっとび角度が70°以下の場合、30%の確率でファイターがきりもみ回転しながらふっとぶ。
    
『[[3DS/Wii U]]』のきりもみふっとびだけは、通常の倒れふっとびとは異なる点が幾つかある。
 
『[[3DS/Wii U]]』のきりもみふっとびだけは、通常の倒れふっとびとは異なる点が幾つかある。
 
{{引用2|引用文=
 
{{引用2|引用文=
*きりもみ吹っ飛びかつ吹っ飛び硬直が解けていない間は 地上受け身が取れない 。
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*ふっとび硬直中は '''地上受け身が取ることができない'''
*きりもみ吹っ飛びの硬直後は 一切急降下できない
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*ふっとび硬直後は '''一切急降下できない''' (通常の倒れふっとび後には急降下を受け付ける時間が存在する)
*通常の倒れ吹っ飛びは、吹っ飛びが収まった直後に一瞬だけ急降下を受け付ける。
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*ふっとび硬直フレームが通常の倒れふっとびより '''1F短い'''
*吹っ飛び硬直が倒れ吹っ飛びより 1F短い
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|引用元=[https://w.atwiki.jp/ssb4_kensyou/pages/24.html#id_4d3b7caa ふっとばし力 - スマブラfor 3DS/WiiU 検証wiki]
|引用元=[https://www30.atwiki.jp/ssb4_kensyou/pages/24.html#id_2c81a1d9 スマブラfor 3DS/WiiU 検証wiki - 吹っ飛ばし力]
   
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特に重要なのが地上[[受け身]]不可で、{{for|フォックス}}のニュートラル空中攻撃カス当てなど、高%の相手を低い角度で倒れふっとびさせることができる小技を持っているファイターは、そのようなワザで相手が[[ダウン]]した隙にすかさずスマッシュ攻撃、というようなコンボが期待できる。
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特に重要なのが地上[[受け身]]不可で、{{for|フォックス}}の通常空中攻撃カス当てなど、高%の相手を低い角度で倒れふっとびさせることができる小技を持っているファイターは、そのようなワザで相手が[[ダウン]]した隙にすかさずスマッシュ攻撃、というようなコンボが期待できる。
    
=== バウンド ===
 
=== バウンド ===
倒れふっとび中に地形に衝突し、[[受け身]]をとらずにいると、キャラクターが地形で跳ねかえって反対方向へ飛んでいく。『スマブラX』以前は[[床]]に衝突した場合は跳ね返らない。
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倒れふっとび中に地形に衝突し、[[受け身]]をとれなかった場合、ファイターが地形で跳ねかえって反射した方向へ飛んでいく。ただし『[[X]]』以前は、ふっとびの勢いがあっても[[床]]に衝突した場合は一切跳ね返らない。
   −
[[壁]]、[[天井]]では、キャラクターが衝突してから跳ね返るまでの時間は、ふっとびの勢いが強いほど長くなる。バウンドしてもふっとびの勢いは減らないので、勢いよくふっとんでいる間にバウンドすれば、そのまま反対方向の画面外へ出て[[KO]]、ということもあり得る。[[受け身]]をすることで、バウンドを中断しふっとびの勢いを完全に無くすことができる。
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[[壁]]、[[天井]]では、ファイターが衝突してから跳ね返るまでの時間は、ふっとびの勢いが強いほど長くなる。バウンドしてもふっとびの勢いは減らないので、勢いよくふっとんでいる間にバウンドすれば、そのまま反対方向の画面外へ出て[[KO]]、ということもあり得る。[[受け身]]をすることで、バウンドを中断しふっとびの勢いを完全に無くすことができる。ただし『[[SP]]』では、ファイター衝突時のふっとびの勢いが一定以上だった場合、衝突エフェクトが赤くなって受け身が不可能となり、大抵の場合はそのままKOになる。
   −
立ちふっとびであっても、ふっとび角度が0°かつ、一定以上のふっとび速度、または[[転倒]]中のふっとび、またはダウン中のふっとび(ただし[[ダウン連]]になった場合はバウンドしない)であれば、バウンドする。
+
立ちふっとびであっても、ふっとび角度が0°かつ、一定以上のふっとび速度、または[[転倒]]中のふっとび、またはダウン中のふっとび(ただし[[ダウン連]]になった場合を除く)であれば、バウンドする。
    
== 重力補正 ==
 
== 重力補正 ==
{{節スタブ|『SP』のデータ}}
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ふっとび中も[[落下速度]]が働くので、落下が速いファイターほど上方向のふっとびにブレーキが掛かる。そのため『[[DX]]』では、[[体重]]3位で落下が遅い{{DX|サムス}}よりも、体重22位で落下が速い{{DX|フォックス}}の方が上方向にふっとびにくいということが起きている。
[[X]]』と『[[3DS/Wii U]]』では、ファイターの[[重力]]値が大きいほど倒れふっとびの勢いが増すようになっている。
     −
ふっとび中も落下速度が働くので、落下が速いファイターほど上方向のふっとびにブレーキがかかる。そのため、重力補正が無い『DX』では、体重3位で落下が遅いサムスよりも、体重22位で落下が速いフォックスの方が上方向にふっとびにくいということが起きている。重力補正の導入の意図は、上方向へのふっとびやすさを本来の[[重さ]]の順に近づけるためだと思われる。重力補正をもってしても落下が速いファイターは体重以上に上方向に耐える結果になっているものの、『DX』以前と比べれば随分マイルドになっている。なお、重力補正の影響で、補正が大きいファイターは横方向には体重以上にふっとびやすくなっている。
+
[[X]]』以降では、ファイターの[[重力]]値が大きいほど倒れふっとびの勢いが増す'''重力補正'''が導入されている。重力補正の導入の意図は、上方向へのふっとびやすさを本来の重さの順に近づけるためだと思われる。重力補正をもってしても落下が速いファイターは体重以上に上方向に耐える結果になっているものの、『DX』以前と比べれば随分マイルドになっている。なお、重力補正の影響で、補正が大きいファイターは横方向には体重以上にふっとびやすくなっている。
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『[[SP]]』でも重力補正は存在するが、本作では縦方向へのふっとび時に専用の重力値を適用させることで上ふっとびの勢いを減衰させすぎないようになっており、それによる影響の方が大きい。
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重力補正の詳細については以下のサイトが詳しい。
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*[https://w.atwiki.jp/ssb4_kensyou/pages/121.html ふっとび速度 - スマブラfor 3DS/WiiU 検証wiki]
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*[https://w.atwiki.jp/smashsp_kensyou/pages/64.html ふっとび速度 - スマブラSPECIAL 検証wiki]
    
== ノーリアクション ==
 
== ノーリアクション ==
ノーリアクションとは、攻撃を受けてもキャラクターが全く怯まないこと。『[[DX]]』以降の[[フォックス]]の通常必殺ワザ「ブラスター」は代表的なノーリアクション攻撃である。一般的なノーリアクション攻撃には[[リアクション値]]が設定されていない。
+
'''ノーリアクション'''とは、相手ファイターが攻撃を受けても[[ヒットストップ]]のみで一切怯まないことであり、'''ノーリアクション攻撃'''はヒット時に相手の行動を中断できないワザを指す。<br/>
リアクション値が設定されていても、[[]]攻撃であればノーリアクションになる(この場合、リアクション値は風で押し出す強さに影響する)。通常ではふっとばす攻撃でも、[[ふっとび耐性]]で耐えることができればノーリアクションになる。
+
[[DX]]』以降の[[フォックス]]の通常必殺ワザ「ブラスター」は代表的なノーリアクション攻撃である。
   −
ノーリアクション、特に風攻撃はその性質上[[ヒットストップ]]が無いが、得点権を得ることはできる。
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一般的なノーリアクション攻撃には[[リアクション値]]が設定されていないが、[[風]]攻撃はノーリアクションでありながらリアクション値が風で押し出す強さとして設定されている。<br/>
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通常ではふっとばす攻撃でも、[[ふっとび耐性]]で耐えることができればノーリアクションになる。
 +
 
 +
ノーリアクション攻撃および風攻撃をヒットさせることで、[[タイム制]]における得点権を奪うことはできる。
 +
 
 +
== 備考 ==
 +
*英語では、「Knockback」。
 +
*『[[SP]]』ではゲームスピードのテンポアップの一環として、ふっとばされたファイターが時間加速状態になる。
 +
**この仕様は過去にも導入が検討されていたが、特に3DSでは自分の位置を見失う機会が多くなるので見送られていた<ref>桜井政博のゲームについて思うこと VOL.557</ref>。
    
== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==
*[[蓄積ダメージ]]
+
*[[致命エフェクト]] - 『[[3DS/Wii U]]』以降では、[[撃墜]]できるほどのふっとびが発生すると専用のエフェクトが表示される。
*[[ダメージ落下]]
+
 
 +
== 脚注 ==
 +
<references />
    
[[カテゴリ:公式用語]]
 
[[カテゴリ:公式用語]]
 
[[カテゴリ:システム]]
 
[[カテゴリ:システム]]