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「ガノンドロフ」の版間の差分

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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[ファイル:ガノンドロフ (ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス HD).png|170px|サムネイル|左|『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス HD』のガノンドロフ]]
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[[ファイル:ガノンドロフ (ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス HD).png|200x200px|サムネイル|『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス HD』のガノンドロフ]]
『ゼルダの伝説』シリーズの多くの作品に登場する悪役キャラクターで、“(大)魔王ガノンドロフ”、“魔王(または魔獣)ガノン”などと呼ばれる。ガノンドロフとガノンは同一の存在で、大男の姿を“ガノンドロフ”、豚やイノシシに似た怪物に変貌した姿を“ガノン”としている。怪物に変貌する場合、その多くは「[https://ja.m.wikipedia.org/wiki/トライフォース トライフォース]」の悪用が契機となっている。<br>
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『ゼルダの伝説』シリーズの多くの作品に登場する悪役キャラクターで、“(大)魔王ガノンドロフ”、“魔王(または魔獣)ガノン”などと呼ばれる。砂漠の民ゲルド族出身の男で、育ての親は「[[コタケ&コウメ|ツインローバ]]」。ゲルド族は砂漠に拠り所を持ち、人口のほとんどが女性の義賊民族で、百年に一度生まれる男をゲルドの王とするしきたりがあった。ガノンドロフは一族の気質に反発し、非道な盗賊となる。
本編においては、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』『風のタクト』『トワイライトプリンセス』の3作品にガノンドロフとして登場する。ガノンドロフおよびガノンは、主人公の[[リンク]]とヒロインの[[ゼルダ]]とは違い、『4つの剣+』を除いて同一人物である。作品ごとに復活しているようだが、復活の方法は不明。多くの『ゼルダ』シリーズにおいてラストボスの立場にある。砂漠の民ゲルド族出身の大男で、育ての親は「[[コタケ&コウメ|ツインローバ]]」。ゲルド族とは人口のほとんどが女性の義賊民族で、百年に一度生まれる男をゲルドの王とするしきたりがあった。
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ガノンドロフとガノンは同一の存在で、大男の姿を“ガノンドロフ”、豚やイノシシに似た怪物に変貌した姿を“ガノン”としている。怪物に変貌する場合、その多くは「[https://ja.m.wikipedia.org/wiki/トライフォース トライフォース]」の悪用が契機となっている。<br>
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本編においては、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』『風のタクト』『トワイライトプリンセス』の3作品にガノンドロフとして登場する。ガノンドロフおよびガノンは、主人公の[[リンク]]とヒロインの[[ゼルダ]]とは違い、『4つの剣+』を除いて同一人物である。作品ごとに復活しているようだが、復活の方法は不明。多くの『ゼルダ』シリーズにおいてラストボスの立場にある。
  
 
ガノンドロフとして初登場した『時のオカリナ』では、ゲルド族の支配では飽きたらずハイラル全土の支配を目論み、リンクがマスターソードを引き抜いた反動で眠りについた隙に聖地へ侵入。触れた者の望みを叶えるトライフォースを手中に収めるべく接触するが、「知恵か勇気のいずれかが欠けている」とトライフォースにみなされたため、トライフォースは三つに分裂し、ガノンドロフを最も象徴する要素を司った部位である「力のトライフォース」だけが彼に宿った。この一連の出来事は『ゼルダ』シリーズのターニングポイントであり、ここからリンクとガノンドロフの戦いの結末によって、三つの並行世界へ分岐していくこととなる。<br>
 
ガノンドロフとして初登場した『時のオカリナ』では、ゲルド族の支配では飽きたらずハイラル全土の支配を目論み、リンクがマスターソードを引き抜いた反動で眠りについた隙に聖地へ侵入。触れた者の望みを叶えるトライフォースを手中に収めるべく接触するが、「知恵か勇気のいずれかが欠けている」とトライフォースにみなされたため、トライフォースは三つに分裂し、ガノンドロフを最も象徴する要素を司った部位である「力のトライフォース」だけが彼に宿った。この一連の出来事は『ゼルダ』シリーズのターニングポイントであり、ここからリンクとガノンドロフの戦いの結末によって、三つの並行世界へ分岐していくこととなる。<br>
その後の展開としては、「リンクがガノンドロフを倒した時間軸(『風のタクト』『夢幻の砂時計』『大地の汽笛』)」、「リンクが元の時代に戻り、事前に手を打ったため、[https://www.nintendo.co.jp/clvs/manuals/ja/pdf/CLV-P-VAAEJ.pdf 封印戦争]が起きなかった時間軸(『トワイライトプリンセス』『4つの剣+』)」、「リンクがガノンドロフに敗北した時間軸(『神々のトライフォース』『ふしぎの木の実』『夢をみる島』『神々のトライフォース2』『(初代)ゼルダの伝説』『リンクの冒険』)」の三つの世界線が描かれている。いずれにせよ、ハイラルを完全に手中に収め損じた末の封印や、別の世界への追放などによって野望を阻止され、時を経ては復活し、再び力のトライフォースの所有者としてハイラルの支配を試みる、といったことを繰り返している。<br>
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その後の展開としては、「リンクがガノンドロフを倒した時間軸<ref>『風のタクト』、『夢幻の砂時計』、『大地の汽笛』</ref>」、「リンクが元の時代に戻り、事前に手を打ったため、[https://www.nintendo.co.jp/clvs/manuals/ja/pdf/CLV-P-VAAEJ.pdf 封印戦争]が起きなかった時間軸<ref>『トワイライトプリンセス』、『4つの剣+』</ref>」、「リンクがガノンドロフに敗北した時間軸<ref>『神々のトライフォース』、『ふしぎの木の実』、『夢をみる島』、『神々のトライフォース2』、初代『ゼルダの伝説』、『リンクの冒険』</ref>」の三つの世界線が描かれている。いずれにせよ、ハイラルを完全に手中に収め損じた末の封印や、別の世界への追放などによって野望を阻止され、時を経ては復活し、再び力のトライフォースの所有者としてハイラルの支配を試みる、といったことを繰り返している。<br>
 
ちなみに「封印戦争が起きなかった時間軸」では、 『トワイライトプリンセス』においてリンクの手により完全に死亡したのち、数百年後の『4つの剣+』において別個体のガノンドロフが誕生しており、「リンクがガノンドロフを倒した時間軸」では、『風のタクト』においてハイラルの地もろとも海底へと封印され、以降その時間軸では登場しない。
 
ちなみに「封印戦争が起きなかった時間軸」では、 『トワイライトプリンセス』においてリンクの手により完全に死亡したのち、数百年後の『4つの剣+』において別個体のガノンドロフが誕生しており、「リンクがガノンドロフを倒した時間軸」では、『風のタクト』においてハイラルの地もろとも海底へと封印され、以降その時間軸では登場しない。
  
『ゼルダ』シリーズにおいては、現在のところ全ての作品で、黒幕や元凶といった正統派のシリアスな敵として登場している。この点は、同じく任天堂の看板タイトルである『マリオ』シリーズの悪役[[クッパ]]が、(スポーツゲームや『マリオパーティ』などのお祭り作品以外でも)時折味方として登場するのと対照的である。唯一『風のタクト』では、情感のある一面も見せる。
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『ゼルダ』シリーズにおいては、現在のところ全ての登場作品において、黒幕や元凶といった正統派のシリアスな敵として登場している。この点は、同じく任天堂の看板タイトルである『マリオ』シリーズの悪役[[クッパ]]が時折味方として登場するのと対照的である。唯一『風のタクト』では、情感のある一面も見せる。
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== 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ ==
 
== 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ ==
=== ファイター ===
+
シリーズ2作目の『[[スマブラDX]]』から登場。『スマブラDX』では2001年12月18日、『[[スマブラX]]』では2008年3月18日、『[[スマブラfor]]』では3DS版発売後の2014年10月15日と、いずれも発売後に公式サイトで参戦が発表されたが、『スマブラfor』では、発表前に公開された紹介映像に既に小さく映ってしまっていた([[#備考]]も参照)。『[[スマブラSP]]』では、2018年6月13日に放送された『[https://www.youtube.com/watch?v=r59XHhxFMhU Nintendo Direct: E3 2018]』で、当作の情報が公開されると同時に、参戦することが明らかになった。『スマブラ3DS』までの作品と『スマブラSP』では[[隠しキャラクター]]として、『[[スマブラWii U]]』では最初から選択可能な[[ファイター]]として登場している。
シリーズ2作目の『[[スマブラDX]]』から登場。『DX』では2001年12月18日、『[[スマブラX]]』では2008年3月18日、『[[スマブラfor]]』では3DS版発売後の2014年10月15日と、いずれも発売後に公式サイトで参戦が発表されたが、『スマブラfor』では、発表前に公開された紹介映像に既に小さく映ってしまっていた([[#備考]]も参照)。『[[スマブラSP]]』では、2018年6月13日に放送された『[https://www.youtube.com/watch?v=r59XHhxFMhU Nintendo Direct: E3 2018]』で、当作の情報が公開されると同時に、参戦することが明らかになった。『スマブラ3DS』までの作品と『スマブラSP』では[[隠しキャラクター]]として、『[[スマブラWii U]]』では最初から選択可能な[[ファイター]]として登場している。
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デザインは、『スマブラDX』では『任天堂スペースワールド2000』で発表された[https://www.youtube.com/watch?v=SvE3yJv3fm0 ゲームキューブの技術デモ映像]に登場した際のものに準拠している。このデザインでは『時のオカリナ』をベースに、肩部や膝部にあったスパイクが宝飾品に変更されたり、マントの丈が長くなっているなどといったアレンジが施されている。<br>
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『スマブラX』では『トワイライトプリンセス』がベースとなっている。『スマブラfor』では新たにディテールに加えられ、マントが破れかけになり、胸部には原作において六人の「賢者」に処刑されかけた際に、剣で貫かれてできた傷が付加されている。<br>
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『スマブラSP』では再び『時のオカリナ』がベースとなり、頭部の装飾品やマントが大人時代で登場した時のものに変わっている。
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声は、『スマブラDX』では『時のオカリナ』で担当した[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%B6%9D%E9%AB%98%E5%A3%AB 長嶝高士]による原作で収録された音声が使用されており、本作で新たに使われた音声も含まれている<ref>なお、原作では『スマブラDX』において「魔人拳」などに使われている一部のボイスはピッチ下げされている。</ref>。<br>
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『スマブラX』と『スマブラfor』では『トワイライトプリンセス』で担当した[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E7%94%B0%E6%B5%A9%E5%BE%B3 宮田浩徳]による原作で収録された音声が使用されている。<br>
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『スマブラSP』では長嶝高士が新規収録で担当している。
  
デザインは、『スマブラDX』では『任天堂スペースワールド2000』で発表された[https://www.youtube.com/watch?v=SvE3yJv3fm0 ゲームキューブの紹介映像]に登場した『時のオカリナ』のガノンドロフ<ref name="Ganondorf_OoT_design" />を、『スマブラX』では『トワイライトプリンセス』のものをベースにしている。『スマブラfor』では、『スマブラX』と同じものをベースにしつつディテールに手が加えられ、マントが破れかけていたり、胸部に、原作において六人の「賢者」に処刑されかけた際に、剣で貫かれてできた傷が付加されていたりする。『スマブラSP』では『時のオカリナ 3D』のもの<ref name="Ganondorf_OoT_design" />をベースにしている。
 
  
声は、『スマブラDX』では『時のオカリナ』で担当した[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%B6%9D%E9%AB%98%E5%A3%AB 長嶝高士]による原作で収録された音声のピッチを上げたものが使用されている。『X』と『for』では『トワイライトプリンセス』で担当した[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E7%94%B0%E6%B5%A9%E5%BE%B3 宮田浩徳]による原作で収録された音声が使用されている。『スマブラSP』では長嶝高士が新規収録で担当している。
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『スマブラDX』では当初は登場させる予定はなかった<ref name="sokuhou_ganon">[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/1218/index.html 速報スマブラ拳!! : ガノンドロフ]</ref><ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/syukeiken/return519.html 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!]</ref>が、原作側からモデルの提供を受けていたこと、全身のバランスが[[キャプテン・ファルコン]]と似ていること、参戦要望が多かったことなどにより、ファルコンの[[モデル替えキャラ]]として参戦した。そのためか、『時のオカリナ』のような、光弾や長時間の空中浮遊といった魔力を際立たせたアクションは行わない。また、剣も『スマブラDX』では[[勝利演出]]と[[#アートワーク]]、『スマブラX』では[[アピール]]で見せるのみで、戦闘に用いることはなかった。『スマブラfor』では[[カスタマイズ必殺ワザ]]の「魔人剣」でついに剣を使い、『スマブラSP』では各スマッシュ攻撃で大剣を振るうようになった。
  
『スマブラDX』では当初は登場させる予定はなかった<ref name="sokuhou_ganon">[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/1218/index.html 速報スマブラ拳!! : ガノンドロフ]</ref><ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/syukeiken/return519.html 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!]</ref>が、原作側からモデルの提供をされていたこと、全身のバランスが[[キャプテン・ファルコン]]と似ていること、参戦要望が多かったことなどにより、ファルコンの[[モデル替えキャラ]]として参戦した。そのためか、『時のオカリナ』のような、光弾や長時間の空中浮遊といった魔力を際立たせたアクションは行わない。また、剣も『スマブラDX』では[[勝利演出]]と[[#アートワーク]]、『スマブラX』では[[アピール]]で見せるのみで、戦闘に用いることはなかった。『スマブラfor』では[[カスタマイズ必殺ワザ]]の「魔人剣」でついに剣を使い、『スマブラSP』では各スマッシュ攻撃で大剣を振るうようになった。<br>
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「力のトライフォース」に選ばれた者だけあって、紫炎をまとわせた体術は弩級の破壊力を持つ。特に『スマブラX』以降においては、同じくパワーファイターである[[クッパ]]や[[ドンキーコング]]が、見た目によらず、ワザを器用に応用した戦術が可能な調整をされてきたのに対し、ガノンドロフは[[弱攻撃]]からして大技に近く、さらに比較的挙動がシンプルなワザが多いため、(プレイヤーによって開拓されたテクニックを除けば)純粋なパワーファイターとしての性質が全面に押し出されている。ちなみに、ファルコンをベースとしつつもガノンドロフに合うようモーションが洗練され、純粋なモデル替えキャラではなくなったのも『スマブラX』以降である。
「力のトライフォース」に選ばれた者だけあって、紫炎をまとわせた体術は弩級の破壊力を持つ。特に『X』以降においては、同じパワーファイターの[[クッパ]]や[[ドンキーコング]]が見た目によらず器用なワザの使い方をする戦術を念頭に置いて調整されてきたのに対し、ガノンドロフは[[弱攻撃]]からして大技に近く、さらに比較的挙動がシンプルなワザが多いため、(ユーザーによって開拓されたテクニックを除けば)純粋なパワーファイターという性質が全面に押し出されている。さらに『スマブラX』以降は、ファルコンをベースとしつつもガノンドロフに合うようモーションが洗練されており、純粋なモデル替えキャラではなくなっている。
 
  
これらのことから『スマブラ』のガノンドロフは、「キャプテン・ファルコンからスピードの能力値の大半をパワーに割り振ったファイター」といえる。
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これらのことから『スマブラ』のガノンドロフは、「キャプテン・ファルコンからスピードの能力値の大半を抜き取り、パワーに割り振り直したファイター」といえる。
  
 
=== アートワーク ===
 
=== アートワーク ===
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*横強攻撃:突破蹴 {{有無|X}}以降
 
*横強攻撃:突破蹴 {{有無|X}}以降
 
**『トワイライトプリンセス』の最終戦で、リンクが盾を構えていると使用することがある。喰らうと盾防御が崩される。
 
**『トワイライトプリンセス』の最終戦で、リンクが盾を構えていると使用することがある。喰らうと盾防御が崩される。
**[https://m.youtube.com/watch?v=RIa79bTDuV4 『任天堂スペースワールド2000』で発表された映像]にも、リンクに左脚で蹴りを仕掛けるシーンがある。
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**[https://youtu.be/eEF9Utdu-L0 『任天堂スペースワールド2000』の技術デモ映像]にも、リンクに左脚で蹴りを仕掛けるシーンがある。
 
*横スマッシュ攻撃:紫炎肘 {{有無|DX}}{{有無|X}}{{有無|for}}
 
*横スマッシュ攻撃:紫炎肘 {{有無|DX}}{{有無|X}}{{有無|for}}
 
**元は、『スマブラDX』において[[キャプテン・ファルコン]]の「[[キャプテン・ファルコン_(3DS/Wii_U)#横スマッシュ攻撃|オーバーヒートエルボー]]」の動作を流用したワザだが、のちに『トワイライトプリンセス』に逆輸入された。
 
**元は、『スマブラDX』において[[キャプテン・ファルコン]]の「[[キャプテン・ファルコン_(3DS/Wii_U)#横スマッシュ攻撃|オーバーヒートエルボー]]」の動作を流用したワザだが、のちに『トワイライトプリンセス』に逆輸入された。
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}}
 
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*横スマッシュ攻撃:斬岩 {{有無|SP}}
 
*横スマッシュ攻撃:斬岩 {{有無|SP}}
**一見[[アイク]]の「{{SPワザ|アイク|横スマッシュ攻撃|叩き割り}}」に近い動作だが、『任天堂スペースワールド2000』で発表された映像で見せる、大剣を縦に振り下ろす動作にも多少似ている。
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**一見[[アイク]]の「{{SPワザ|アイク|横スマッシュ攻撃|叩き割り}}」に近い動作だが、『任天堂スペースワールド2000』の技術デモ映像で見せる、大剣を縦に振り下ろす動作にも多少似ている。
 
***ただし、映像では片手で振り下ろしている。
 
***ただし、映像では片手で振り下ろしている。
 
**『トワイライトプリンセス』の最終戦で見せる縦斬りにも多少似ている。ただし、剣を構えながらの助走の有無など相違点もある。
 
**『トワイライトプリンセス』の最終戦で見せる縦斬りにも多少似ている。ただし、剣を構えながらの助走の有無など相違点もある。
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**直接的な元ネタではないが、『風のタクト』の最終戦前のムービーにおいて、このワザにやや似たフォームの拳撃をリンクに右拳、左拳の順で一発ずつ浴びせるシーンがある。
 
**直接的な元ネタではないが、『風のタクト』の最終戦前のムービーにおいて、このワザにやや似たフォームの拳撃をリンクに右拳、左拳の順で一発ずつ浴びせるシーンがある。
 
*横必殺ワザ:炎獄握 {{有無|X}}以降
 
*横必殺ワザ:炎獄握 {{有無|X}}以降
**『トワイライトプリンセス』において、六人の「賢者」のうちの一人に掴みかかる時の動作が、「炎獄握」の掴みかかる時の動作に近い。
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**『トワイライトプリンセス』において、六人の「賢者」のうちの一人に掴みかかる時の動作がこれに近い。
 
**『風のタクト』において、「テトラ」の首根っこを左手で掴んで持ち上げた時の姿勢が、「炎獄握」で相手を持ち上げた時の姿勢に近い。
 
**『風のタクト』において、「テトラ」の首根っこを左手で掴んで持ち上げた時の姿勢が、「炎獄握」で相手を持ち上げた時の姿勢に近い。
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*横必殺ワザ3:炎獄連撃 {{有無|for}}
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**描写的には炎獄握よりこちらの方が、『トワイライトプリンセス』において、六人の「賢者」のうちの一人に掴みかかる時の動作に近い。
 
{{SG
 
{{SG
 
|画像1=[[ファイル:元ネタ_ガノンドロフ_横B1.png]]
 
|画像1=[[ファイル:元ネタ_ガノンドロフ_横B1.png]]
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**初代から登場するもう一つの姿。デザインは“魔獣”が『トワイライトプリンセス』、“魔王”が『時のオカリナ』のものとなっている。
 
**初代から登場するもう一つの姿。デザインは“魔獣”が『トワイライトプリンセス』、“魔王”が『時のオカリナ』のものとなっている。
 
**{{有無|SP}} 『時のオカリナ』同様、変身時に全身から青白い閃光を放つ。
 
**{{有無|SP}} 『時のオカリナ』同様、変身時に全身から青白い閃光を放つ。
*[[ガケのぼり#のぼり攻撃|ガケのぼり攻撃]]:左手を右から左に向かって払い、手の甲を前方の相手に当てるように攻撃。
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*[[ガケのぼり#のぼり攻撃|ガケのぼり攻撃]]:左手を右から左に向かって払い、手の甲を前方の相手に当てるように攻撃。{{有無|X}}以降
 
**『風のタクト』の最終戦において、ガノンドロフがゼルダを気絶させる時の動作に似ている。ただし、原作では右手で行う。
 
**『風のタクト』の最終戦において、ガノンドロフがゼルダを気絶させる時の動作に似ている。ただし、原作では右手で行う。
 
***同作のムービーにおいて、「魔獣島」の頂上まで辿り着いたリンクに攻撃する際は左手で行う。
 
***同作のムービーにおいて、「魔獣島」の頂上まで辿り着いたリンクに攻撃する際は左手で行う。
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*[[属性#属性の一覧|暗黒属性]]のワザ各種
 
*[[属性#属性の一覧|暗黒属性]]のワザ各種
 
**直接的な元ネタではないが、『時のオカリナ』のガノンドロフ戦前のムービーで、ガノンドロフがリンクを呑まんばかりの闇の波動を発生させていることから、原作でも暗黒属性の力を有すると解釈できる。
 
**直接的な元ネタではないが、『時のオカリナ』のガノンドロフ戦前のムービーで、ガノンドロフがリンクを呑まんばかりの闇の波動を発生させていることから、原作でも暗黒属性の力を有すると解釈できる。
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***『ゼルダ無双』におけるガノンドロフが使用する大剣も闇属性で、一部の技では闇の力を使った攻撃を使用する。
  
 
=== その他 ===
 
=== その他 ===
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**『時のオカリナ』のガノンドロフ戦で、光弾を放つ時の声とほぼ同じ。
 
**『時のオカリナ』のガノンドロフ戦で、光弾を放つ時の声とほぼ同じ。
 
*ガノンドロフの剣 {{有無|DX}}{{有無|SP}} / {{有無|X}}{{有無|for}}
 
*ガノンドロフの剣 {{有無|DX}}{{有無|SP}} / {{有無|X}}{{有無|for}}
**『DX』『SP』の剣は、『任天堂スペースワールド2000』で発表された映像で、リンクと一騎打ちする際に使用した大剣。
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**{{有無|DX}}{{有無|SP}}『任天堂スペースワールド2000』で発表された映像で、リンクと一騎打ちする際に使用した大剣。
 
***のちに『トワイライトプリンセス』の「タートナック」が、非常に近いデザインの大剣を使用している。
 
***のちに『トワイライトプリンセス』の「タートナック」が、非常に近いデザインの大剣を使用している。
**『X』『for』の剣は、『トワイライトプリンセス』で、六人の「賢者」がガノンドロフを処刑する際に用いた光の剣。
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**{{有無|X}}{{有無|for}}『トワイライトプリンセス』で、六人の「賢者」がガノンドロフを処刑する際に用いた光の剣。
  
 
== 主な登場作品 ==
 
== 主な登場作品 ==
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== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
 
<references>
 
<references>
<ref name="Ganondorf_OoT_design">『時のオカリナ』のガノンドロフは時代によって姿が異なり、リンクの子供時代では髪が短く、マントを着用していない。大人時代では少し髪が長くなり、マントを着用している。『任天堂スペースワールド2000』のゲームキューブの紹介映像や『スマブラDX』『スマブラSP』では、両方を複合した「短い髪型で、マントを着用した」デザインとなっている。</ref>
 
 
<ref name="namechangeonly">ワザ名のみの変更で、モーションに大きな違いはない。</ref>
 
<ref name="namechangeonly">ワザ名のみの変更で、モーションに大きな違いはない。</ref>
 
</references>
 
</references>

2022年5月17日 (火) 21:00時点における版

ガノンドロフ
ガノンドロフ (ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D).png
『ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D』のガノンドロフ
シンボル ゼルダの伝説.png
出典ゼルダの伝説シリーズ
デビューゼルダの伝説[1]
(1986年2月21日/FCD)
ゼルダの伝説 時のオカリナ[2]
(1998年11月21日/N64)
スマブラ
への出演
スマブラDXスマブラXスマブラforスマブラSP
外部サイト
の紹介記事
ガノンドロフ - Wikipedia
Ganon - Zelda Wiki

ガノンドロフ(Ganondorf)、またはガノン(Ganon)は、『ゼルダの伝説』シリーズに登場するキャラクター。


概要

『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス HD』のガノンドロフ

『ゼルダの伝説』シリーズの多くの作品に登場する悪役キャラクターで、“(大)魔王ガノンドロフ”、“魔王(または魔獣)ガノン”などと呼ばれる。砂漠の民ゲルド族出身の男で、育ての親は「ツインローバ」。ゲルド族は砂漠に拠り所を持ち、人口のほとんどが女性の義賊民族で、百年に一度生まれる男をゲルドの王とするしきたりがあった。ガノンドロフは一族の気質に反発し、非道な盗賊となる。

ガノンドロフとガノンは同一の存在で、大男の姿を“ガノンドロフ”、豚やイノシシに似た怪物に変貌した姿を“ガノン”としている。怪物に変貌する場合、その多くは「トライフォース」の悪用が契機となっている。
本編においては、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』『風のタクト』『トワイライトプリンセス』の3作品にガノンドロフとして登場する。ガノンドロフおよびガノンは、主人公のリンクとヒロインのゼルダとは違い、『4つの剣+』を除いて同一人物である。作品ごとに復活しているようだが、復活の方法は不明。多くの『ゼルダ』シリーズにおいてラストボスの立場にある。

ガノンドロフとして初登場した『時のオカリナ』では、ゲルド族の支配では飽きたらずハイラル全土の支配を目論み、リンクがマスターソードを引き抜いた反動で眠りについた隙に聖地へ侵入。触れた者の望みを叶えるトライフォースを手中に収めるべく接触するが、「知恵か勇気のいずれかが欠けている」とトライフォースにみなされたため、トライフォースは三つに分裂し、ガノンドロフを最も象徴する要素を司った部位である「力のトライフォース」だけが彼に宿った。この一連の出来事は『ゼルダ』シリーズのターニングポイントであり、ここからリンクとガノンドロフの戦いの結末によって、三つの並行世界へ分岐していくこととなる。
その後の展開としては、「リンクがガノンドロフを倒した時間軸[3]」、「リンクが元の時代に戻り、事前に手を打ったため、封印戦争が起きなかった時間軸[4]」、「リンクがガノンドロフに敗北した時間軸[5]」の三つの世界線が描かれている。いずれにせよ、ハイラルを完全に手中に収め損じた末の封印や、別の世界への追放などによって野望を阻止され、時を経ては復活し、再び力のトライフォースの所有者としてハイラルの支配を試みる、といったことを繰り返している。
ちなみに「封印戦争が起きなかった時間軸」では、 『トワイライトプリンセス』においてリンクの手により完全に死亡したのち、数百年後の『4つの剣+』において別個体のガノンドロフが誕生しており、「リンクがガノンドロフを倒した時間軸」では、『風のタクト』においてハイラルの地もろとも海底へと封印され、以降その時間軸では登場しない。

『ゼルダ』シリーズにおいては、現在のところ全ての登場作品において、黒幕や元凶といった正統派のシリアスな敵として登場している。この点は、同じく任天堂の看板タイトルである『マリオ』シリーズの悪役クッパが時折味方として登場するのと対照的である。唯一『風のタクト』では、情感のある一面も見せる。

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ

シリーズ2作目の『スマブラDX』から登場。『スマブラDX』では2001年12月18日、『スマブラX』では2008年3月18日、『スマブラfor』では3DS版発売後の2014年10月15日と、いずれも発売後に公式サイトで参戦が発表されたが、『スマブラfor』では、発表前に公開された紹介映像に既に小さく映ってしまっていた(#備考も参照)。『スマブラSP』では、2018年6月13日に放送された『Nintendo Direct: E3 2018』で、当作の情報が公開されると同時に、参戦することが明らかになった。『スマブラ3DS』までの作品と『スマブラSP』では隠しキャラクターとして、『スマブラWii U』では最初から選択可能なファイターとして登場している。


デザインは、『スマブラDX』では『任天堂スペースワールド2000』で発表されたゲームキューブの技術デモ映像に登場した際のものに準拠している。このデザインでは『時のオカリナ』をベースに、肩部や膝部にあったスパイクが宝飾品に変更されたり、マントの丈が長くなっているなどといったアレンジが施されている。
『スマブラX』では『トワイライトプリンセス』がベースとなっている。『スマブラfor』では新たにディテールに加えられ、マントが破れかけになり、胸部には原作において六人の「賢者」に処刑されかけた際に、剣で貫かれてできた傷が付加されている。
『スマブラSP』では再び『時のオカリナ』がベースとなり、頭部の装飾品やマントが大人時代で登場した時のものに変わっている。

声は、『スマブラDX』では『時のオカリナ』で担当した長嶝高士による原作で収録された音声が使用されており、本作で新たに使われた音声も含まれている[6]
『スマブラX』と『スマブラfor』では『トワイライトプリンセス』で担当した宮田浩徳による原作で収録された音声が使用されている。
『スマブラSP』では長嶝高士が新規収録で担当している。


『スマブラDX』では当初は登場させる予定はなかった[7][8]が、原作側からモデルの提供を受けていたこと、全身のバランスがキャプテン・ファルコンと似ていること、参戦要望が多かったことなどにより、ファルコンのモデル替えキャラとして参戦した。そのためか、『時のオカリナ』のような、光弾や長時間の空中浮遊といった魔力を際立たせたアクションは行わない。また、剣も『スマブラDX』では勝利演出#アートワーク、『スマブラX』ではアピールで見せるのみで、戦闘に用いることはなかった。『スマブラfor』ではカスタマイズ必殺ワザの「魔人剣」でついに剣を使い、『スマブラSP』では各スマッシュ攻撃で大剣を振るうようになった。

「力のトライフォース」に選ばれた者だけあって、紫炎をまとわせた体術は弩級の破壊力を持つ。特に『スマブラX』以降においては、同じくパワーファイターであるクッパドンキーコングが、見た目によらず、ワザを器用に応用した戦術が可能な調整をされてきたのに対し、ガノンドロフは弱攻撃からして大技に近く、さらに比較的挙動がシンプルなワザが多いため、(プレイヤーによって開拓されたテクニックを除けば)純粋なパワーファイターとしての性質が全面に押し出されている。ちなみに、ファルコンをベースとしつつもガノンドロフに合うようモーションが洗練され、純粋なモデル替えキャラではなくなったのも『スマブラX』以降である。

これらのことから『スマブラ』のガノンドロフは、「キャプテン・ファルコンからスピードの能力値の大半を抜き取り、パワーに割り振り直したファイター」といえる。

アートワーク

亜空の使者における役割

マスターハンドの側近たる司令官として、実動部隊のクッパ軍団に逐次指示を出していた。また、エインシャント卿のロボット軍団を、ファイター達もろとも大量の亜空間爆弾で自爆させようと手元のスイッチで強制的に従わせたり、亜空砲戦艦を動員し砲撃を命じたり、クッパと共にマスターハンドに謁見する際、クッパを不意打ちでフィギュアにしたりと、悪役ぶりも遺憾なく発揮している。黒幕たるタブーの存在を知らないまま、操られたマスターハンドに従い行動していた[9]彼は、やがてマスターハンドが操られていたと知るなり、機先を制さんとタブーに先制攻撃を仕掛けるも、あっけなく返り討ちにされてしまう。その後、リンクゼルダの手によって復活し、共にタブー打倒に向かった。なお、これはフィギュアの世界の出来事、つまり原作とは直接関係ないストーリーとはいえ、『ゼルダ』シリーズにおける主格の三人が公式作品で共闘する初めてのシーンとなった。

実はマスターハンドに忠誠を誓っていたわけではなく、一旦は従属しているふりをしておき、好機が来れば叛旗を翻し、自らがのし上がろうと企んでいた[9]。実際に作中ムービーでも、マスターハンドに敬礼しつつ邪悪な笑みを浮かべる描写がある。また、クッパとは、マスターハンドへの忠誠心以外にも馬が合わなかったらしい。

ゲーム中の解説

[DXフィギュア名鑑] ガノンドロフ
百年に一度しか生まれないという、ゲルド族の男。世界制覇の野望を持つ。リンクが聖剣を引き抜いた時時の神殿から聖三角の1つ”力のトライフォース”を強奪。結果、ハイラルは闇に包まれ魔物がうごめく国となった。7年の歳月の封印を経て力をたくわえたリンクと、ゼルダの魔力の前に敗れる。
  • ゼルダの伝説時のオカリナ (N64)
[DXフィギュア名鑑] ガノンドロフ(SMASH)
力と技のファルコンに対し、力だけで相手を押し込める。動作は重たく、ジャンプ力もあまりないが、その攻撃力は圧巻の一言。重たいのでふっとびにくくもある。一撃必殺の”魔人拳”は、”ファルコンパンチ”よりも大きなスキと破壊力を持つ。”地竜拳”は、相手を紫炎につつみつつ、強くふきとばす。
  • B: 魔人拳
  • 横+B: 地竜拳
[DXフィギュア名鑑] ガノンドロフ(SMASH)
ワザの名前は”ガノンパンチ”や”ガノンキック”ではさすがにないらしい。動きの遅さは1対1なら命とりではあるが、乱戦ならパワーで撃墜数を稼ぎうる。弱パンチですら連打できないが、1発1発に重みがある。”雷神掌”は、文字どおり相手に電撃を与えつつ、すこし横ぎみにふきとばす。
  • 上+B: 雷神掌
  • 下+B: 裂鬼脚
[Xフィギュア名鑑] ガノンドロフ
トライフォースの力を使って世界の征服を企む男。『トワイライトプリンセス』では影の世界を支配するザントに力を与え、光と影の世界を闇の世界に変えようとした。ゼルダに乗り移ったり、魔獣になったりと姿形を変え、リンクに襲いかかってくる。しかし、最後はリンクにとどめを刺されて敗れる。
  • (Wii) ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス
[Xフィギュア名鑑] 魔獣ガノン
スマッシュボールを手に入れ、人型から一変、おぞましい獣のような姿の魔獣ガノンへと変身。画面から消えたかと思うと、いきなり現れ、画面の端から端まで一直線に走り抜ける。まさに猪突猛進の突進系。ワザが発動する時、ガノンの目の前にいるキャラクターはひるんでしまう。眼前でワザを出すのも有効である。
  • (Wii) 大乱闘スマッシュブラザーズX
[3Uフィギュア名鑑] ガノンドロフ
『ゼルダの伝説』シリーズのほとんどの作品で、リンクの最後の相手として待ち構える大魔王だ。力のトライフォースを支配する。『スマブラ』では移動速度が遅く、攻撃力が高いパワータイプ。がっしりとした体から放たれる一撃一撃が重く、ふっとばし力も脅威。突進するワザで間合いを詰めて相手に近づき、重い一撃を食らわせよう。
  • (64) ゼルダの伝説 時のオカリナ (1998/11)
  • (Wii) ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス (2006/12)
[3Uフィギュア名鑑] ガノンドロフ(EX)
「魔人拳」は左手の拳に暗黒の力をため込み、裏拳で放つ必殺ワザだ。『スマブラ』の中でも最強クラスの威力、ふっとばし力を持っている。強い反面、攻撃に時間がかかり、スキが大きい。1対1で狙うよりも混戦時を狙って出すといい。必殺ワザボタンを押した直後に後ろに入れると振り向き攻撃になり、威力がさらにアップする。
  • (64) ゼルダの伝説 時のオカリナ (1998/11)
  • (Wii) ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス (2006/12)
[WiiUフィギュア名鑑] 魔獣ガノン
巨大な魔獣と化し、突進して相手を攻撃する、ガノンドロフの最後の切りふだ。発動すると、まず変身と同時に近くの相手を地面に埋める。そして今度は、鋭く吠えて相手をひるませる。最後はすさまじい勢いで突進し、大ダメージを与えてふっとばす。最初に相手を埋めると、残り2つが必ずヒット、そのダメージは脅威だ。

使用ワザの名称一覧

  • 通常攻撃のワザ名は公式攻略本より引用。
スマブラDX スマブラX スマブラfor スマブラSP
弱攻撃 雷打
ダッシュ攻撃 剛肩
横強攻撃 甲冑割 突破蹴
上強攻撃 爆裂蹴
下強攻撃 掃脚
横スマッシュ攻撃 紫炎肘 斬岩
上スマッシュ攻撃 二連脚 打上脚 天上斬
下スマッシュ攻撃 連繋蹴 連携突
通常空中攻撃 旋風陣
前空中攻撃 頭蓋割
後空中攻撃 裏拳
上空中攻撃 後転脚
下空中攻撃 落雷蹴
つかみ攻撃 つかみ膝蹴り
前投げ 剛突
後投げ 衝脚
上投げ 顎砕
下投げ 地割落
通常必殺ワザ (1) 魔人拳
通常必殺ワザ2 魔人剣
通常必殺ワザ3 魔迅拳
横必殺ワザ (1) 地竜拳 炎獄握
横必殺ワザ2 炎獄波
横必殺ワザ3 炎獄連撃
上必殺ワザ (1) 雷神掌
上必殺ワザ2 雷神拳
上必殺ワザ3 跳躍雷神掌
下必殺ワザ (1) 裂鬼脚 烈鬼脚[10]
下必殺ワザ2 跳鬼脚
下必殺ワザ3 急襲脚
最後の切りふだ 魔獣ガノン 魔王ガノン

動作などの元ネタ

ワザ

  • 横強攻撃:突破蹴 X以降
  • 横スマッシュ攻撃:紫炎肘 DXX3U
    • 元は、『スマブラDX』においてキャプテン・ファルコンの「オーバーヒートエルボー」の動作を流用したワザだが、のちに『トワイライトプリンセス』に逆輸入された。
      • 『トワイライトプリンセス』では、この肘打ちで盾防御を崩し剣で斬りつける連係攻撃を繰り出す。無論、剣を持っているため肘打ちは片腕で放つ。
元ネタ ガノンドロフ 横S.png
  • 横スマッシュ攻撃:斬岩 SP
    • 一見アイクの「叩き割り」に近い動作だが、『任天堂スペースワールド2000』の技術デモ映像で見せる、大剣を縦に振り下ろす動作にも多少似ている。
      • ただし、映像では片手で振り下ろしている。
    • 『トワイライトプリンセス』の最終戦で見せる縦斬りにも多少似ている。ただし、剣を構えながらの助走の有無など相違点もある。
      • 同作品に登場する敵、「タートナック」の縦斬りの動作にも多少似ている。
        • ただし、タートナックは左手が盾で塞がっているため、剣は片手で振る。
  • 前空中攻撃:頭蓋割
    • 右拳を振り下ろす点や着地硬直時の姿勢が、『時のオカリナ』のガノンドロフ戦ではじめに行う、右拳を地面に叩きつける動作を彷彿とさせる。
    • 『ゼルダの伝説 時のオカリナ オリジナルサウンドトラック』に載っている、ガノンドロフがリンクに向かって右拳を振り下ろさんとするアートワークを多少彷彿とさせる。
元ネタ ガノンドロフ 空前.jpg
  • 前投げ:剛突 SP
    • 直接的な元ネタではないが、『風のタクト』の最終戦前のムービーにおいて、このワザにやや似たフォームの拳撃をリンクに右拳、左拳の順で一発ずつ浴びせるシーンがある。
  • 横必殺ワザ:炎獄握 X以降
    • 『トワイライトプリンセス』において、六人の「賢者」のうちの一人に掴みかかる時の動作がこれに近い。
    • 『風のタクト』において、「テトラ」の首根っこを左手で掴んで持ち上げた時の姿勢が、「炎獄握」で相手を持ち上げた時の姿勢に近い。
  • 横必殺ワザ3:炎獄連撃 3U
    • 描写的には炎獄握よりこちらの方が、『トワイライトプリンセス』において、六人の「賢者」のうちの一人に掴みかかる時の動作に近い。
元ネタ ガノンドロフ 横B1.png 元ネタ ガノンドロフ 横B3.png
元ネタ ガノンドロフ 横B2.png 元ネタ ガノンドロフ 横B4.png
  • 上必殺ワザ:雷神掌 / (上)アピール:浮遊しながら一回転。 / SP 勝利演出・上:浮遊しながら全身を仰け反らせる。
    • 自力でもって浮く点が、『時のオカリナ』で見せる空中浮遊を多少彷彿とさせる。
  • 最後の切りふだ:魔獣ガノン X3U / 魔王ガノン SP
    • 初代から登場するもう一つの姿。デザインは“魔獣”が『トワイライトプリンセス』、“魔王”が『時のオカリナ』のものとなっている。
    • SP 『時のオカリナ』同様、変身時に全身から青白い閃光を放つ。
  • ガケのぼり攻撃:左手を右から左に向かって払い、手の甲を前方の相手に当てるように攻撃。X以降
    • 『風のタクト』の最終戦において、ガノンドロフがゼルダを気絶させる時の動作に似ている。ただし、原作では右手で行う。
      • 同作のムービーにおいて、「魔獣島」の頂上まで辿り着いたリンクに攻撃する際は左手で行う。
  • 電撃属性および電撃のエフェクトが発生するワザ各種
    • 『時のオカリナ』のガノンドロフの、光弾の生成中の効果音とエフェクトが放電を思わせる点、リンクやガノンドロフが喰らった際、感電のような効果音とエフェクトが発生する点から、ガノンドロフは電撃属性の力を有すると解釈できる。
      • 『スカイウォードソード』において、ガノンドロフの前世であることが示唆されている「終焉の者」も、剣に雷の力を宿したり、リンクの頭上から雷を落としたりする。
    • 直接的な元ネタではないが、『ブレス オブ ザ ワイルド』において、ゲルド族の主要キャラが周囲に雷を落とす技を持っていたり、同キャラが操る神獣が、電撃を発射したり一帯に落雷を起こしたりするなど、ゲルド族と雷の力に浅からぬゆかりがあると推測できる描写が散見する。
  • 暗黒属性のワザ各種
    • 直接的な元ネタではないが、『時のオカリナ』のガノンドロフ戦前のムービーで、ガノンドロフがリンクを呑まんばかりの闇の波動を発生させていることから、原作でも暗黒属性の力を有すると解釈できる。
      • 『ゼルダ無双』におけるガノンドロフが使用する大剣も闇属性で、一部の技では闇の力を使った攻撃を使用する。

その他

  • (上)アピール:浮遊しながら一回転し、体を仰け反らせる。
    • 体を仰け反らせた時のポーズが、『時のオカリナ』において、リンクに跳ね返された光弾の電撃によるしびれを振り払う時や魔王ガノンに変身する時のものに似ている。
  • 待機モーション:腕組み X以降 / 勝利演出:高笑い
    • 『時のオカリナ』において、聖地へ侵入できるようになったことを喜ぶ際、腕を組み高笑いする。
    • 高笑いは『風のタクト』『トワイライトプリンセス』『ゼルダ無双』でも見られる象徴的な仕種。
  • 打撃アイテム攻撃:弱攻撃 X
    • 『トワイライトプリンセス』の最終戦で見せる剣の突き方と同じ。
元ネタ ガノンドロフ 打撃アイテム弱.png
  • 打撃アイテム攻撃:スマッシュ攻撃 X以降
    • 『トワイライトプリンセス』の最終戦で見せる剣の振り方と同じ。原作では、前述の肘打ちからの連係攻撃として繰り出す。
元ネタ ガノンドロフ 打撃アイテムS1.png
元ネタ ガノンドロフ 打撃アイテムS2.png
  • 一部のやられ時の表情 SP
    • 『時のオカリナ 3D』において、封印される際に台詞を発する時の表情に比較的近い。
  • 登場演出:深紫色の狭間 X以降
    • 『時のオカリナ』で、リンクに不甲斐なく敗れた「ファントムガノン」を、ガノンドロフが葬る際に開いた「次元の狭間」に似ている。
      • ただし、原作のものは色が漆黒に近い。
  • 勝利演出・左:左腕でマントを翻しながら正面を向き、右手の甲を前方に向ける。 SP
    • 『時のオカリナ』のガノンドロフ戦前のムービーにおいて、パイプオルガンの演奏をやめたのち行う一連の動作に近い。
  • キャラクターセレクト画面でガノンドロフを選択した時に、Wiiリモコンから鳴る選択音 X
    • 『時のオカリナ』のガノンドロフ戦で、光弾を放つ時の声とほぼ同じ。
  • ガノンドロフの剣 DXSP / X3U
    • DXSP『任天堂スペースワールド2000』で発表された映像で、リンクと一騎打ちする際に使用した大剣。
      • のちに『トワイライトプリンセス』の「タートナック」が、非常に近いデザインの大剣を使用している。
    • X3U『トワイライトプリンセス』で、六人の「賢者」がガノンドロフを処刑する際に用いた光の剣。

主な登場作品

など

備考

「大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS 紹介映像]」より。
  • 『スマブラ3DS』の発売前の2014年8月29日に公開された「大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS 紹介映像」の、56秒付近のピカチュウが映されたコマの、画面右に見切れたルーペの中にその姿が映っており、意図せず参戦が知られることとなった。現在は、ガノンドロフが映っていないものに差し替えられている。
    • なお、以前にも同様の形で、『スマブラX』の発売前に、隠しキャラルカリオプリンネスの参戦が公式映像より判明したことがある。
    • また、発売後の2014年10月10日には、公式サイトでの公開よりも前に、きょうの一枚でガノンドロフの名前が出された[12]


脚注

  1. ガノンとしての初登場。
  2. ガノンドロフとしての初登場。
  3. 『風のタクト』、『夢幻の砂時計』、『大地の汽笛』
  4. 『トワイライトプリンセス』、『4つの剣+』
  5. 『神々のトライフォース』、『ふしぎの木の実』、『夢をみる島』、『神々のトライフォース2』、初代『ゼルダの伝説』、『リンクの冒険』
  6. なお、原作では『スマブラDX』において「魔人拳」などに使われている一部のボイスはピッチ下げされている。
  7. 速報スマブラ拳!! : ガノンドロフ
  8. 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!
  9. 9.0 9.1 スマブラ拳!! (X):“亜空の使者”の謎
  10. ワザ名のみの変更で、モーションに大きな違いはない。
  11. 名称と設定のみだが、“ガノンドロフ”としても登場している。
  12. ディレクターズルームの投稿 2014/10/10

外部リンク


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