マルス

『ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 ~光と影の英雄~』のマルス
出典ファイアーエムブレムシリーズ
デビューファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣
(1990年4月20日/FC)
スマブラ
への出演
スマブラDXスマブラXスマブラforスマブラSP
外部サイト
の紹介記事
マルス (ファイアーエムブレム) - Wikipedia
Marth - Fire Emblem Wiki

マルス(Marth)は、『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』とその続編『ファイアーエムブレム 紋章の謎』、およびそれらのニンテンドーDSでのリメイク作品に登場するキャラクター。


概要

 
『ファイアーエムブレム 紋章の謎』のマルス

『ファイアーエムブレム』シリーズ第1作『暗黒竜と光の剣』とそのリメイクを兼ねた続編『紋章の謎』、及びそれらのリメイク作の主人公。英雄アンリの流れを汲むアリティア王国の王子で、自軍リーダーとして全章に参加する。心優しい性格で人望が厚く、彼の部下を始めとする多くの人々から忠誠と信頼を寄せられている。

アリティア王国はマルスの父であるコーネリアス王の治める平和な国であったが、復活した暗黒地竜メディウスを王とするドルーア帝国の襲撃と、同盟国グラの裏切りにより滅亡してしまう。
マルスは姉エリスの助けで辛うじて危機を脱し、わずかな家臣と共に辺境のタリス王国に落ち延びた。タリスでの穏やかな暮らしの中で力を蓄え再起の時を待つ日々を過ごしていたが、2年が経ったマルス16歳のある日、タリス王国の王女シーダからガルダの海賊によるタリス襲撃の知らせを受けて立ち上がる。
ガルダの海賊を退けたマルス達はこれを機に、アリティア奪還のためアカネイア大陸全土を巻き込む戦乱へ発った。オレルアン王国にてアカネイアの王女ニーナから覇者の証「ファイアーエムブレム」を託されたマルスは、やがて対ドルーアの盟主として人々を導くことになる。

ゲーム中においては主人公専用クラスの「ロード」で、クリア条件である敵の拠点を「制圧」するのに必須。将棋で言う「王将」のような役割で、マルスが死んでしまうとその時点でゲームオーバーとなる。
性能は、守備と魔防以外の成長率が高くバランスが良いものの、クラスチェンジでパラメータの上限値を上げられないため、ゲームを進めると他ユニットと比べて見劣りするのが短所[1]。しかし、彼にしか使えない強力な専用武器が多く、頭打ちで伸び悩む成長を補うだけの力を身につけることができる。特に最終盤で入手する神剣ファルシオンはラスボスである竜系のユニットに大ダメージを与えられるので、彼の育成は重要である。


『ファイアーエムブレム 覚醒』においてはマルスを名乗る謎の仮面剣士が登場しているが、その頃にはマルスは"英雄王"と呼ばれ伝承上の存在になっている。他にも神竜族の王女が登場するが、彼女の設定から同作は「マルスのいた時代から約2000年後の世界」であることが読み取れる。
なおDLC限定の"英霊の魔符"として、より本人のマルスに近い"マルス王子"、"マルス王"、"異界のマルス"が登場する。

『ファイアーエムブレムif』ではamiiboを読み込むことで登場し、英雄戦に勝てば加入してくれる。なお、マルスを始めとする『スマブラfor』で参戦したキャラクターとの会話では、彼らが原作の世界ではなく『スマブラ』世界から来たファイターであることを示唆した物となっている[2]

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ

シリーズ2作目の『スマブラDX』から登場。『スマブラDX』には発売後の2001年12月4日に、『スマブラX』には発売後の2008年2月7日に、『スマブラfor』では初めて発売前の2013年11月7日に、公式サイトで参戦することが発表された。『スマブラSP』には2018年6月13日に放送された『Nintendo Direct: E3 2018』で当作の情報が公開されると同時に参戦することが明らかになった。『スマブラX』までと『スマブラSP』では隠しキャラクターとして、『スマブラfor』では最初から選択可能なファイターとして登場している。

デザインは、『スマブラX』までは『紋章の謎』を、『スマブラfor』からは『新・紋章の謎』をベースにしている。『スマブラSP』でも『新・紋章の謎』ベースであるが、肩当てや腕周りなど細部のデザインが変更され『ヒーローズ』に近いライティングで描写されるようになった。なお、神剣ファルシオンのデザインは一貫して『暗黒竜と光の剣』『紋章の謎』のものがベースとなっている。

声は、OVA版『紋章の謎』で担当した緑川光が務める。声優の選考に関しては、桜井政博が「ファイアーエムブレムのドラマCDの存在を知らなかった」こと[3]と、「『OVA』で声を担当していた経歴で即採用した」こと[4]に起因する。
『スマブラDX』で収録した音声は『スマブラfor』まで使われ続けていたが、こうした理由は、「『スマブラDX』で収録された声が完璧だったから、撮り直す必要が無かったため」と桜井政博は述べている[5]。『スマブラSP』では『スマブラDX』以来となる新たなボイスが充てられるようになった。
なお、『スマブラfor』までは海外版でも日本語の同じボイスが使用されている(#備考)。

『スマブラ』では原作終盤の専用武器・神剣ファルシオンを使用して戦う。「流麗な剣術」[6]とされ、数いる剣を持ったファイターの中でも、特にスピードに重きが置かれている。速い移動速度と出が早くリーチの長い剣技、そして剣は先端ほどダメージが高いという特徴を持つ。
飛び道具を持たない接近戦専門ファイターでありながらも、むやみな密着はせず、つかずはなれずで相手の手の届かないところから斬りつける華麗な立ち回りを得意とする。『スマブラfor』以降は剣技の風切りエフェクトは先端が強調され、視覚的にどこが強力な部分なのかわかりやすくなった。
このように近~中距離での打撃性能に重きをおいたファイターだが、それ故、手の届かない遠距離での飛び道具重視ファイターや、攻撃威力が下がりがちな密接状態は苦手とする。また投げが貧弱であまりあてにできないという欠点があり、シールドを固める相手には通常必殺ワザで対策ができるものの、ワザの連係がしづらく、安定した攻勢を維持しにくい側面がある。

アートワーク

亜空の使者における役割

  この節の加筆が望まれています。

戦場の砦で亜空間爆弾が爆発し、同時に亜空軍の襲撃にあう。撃退後、メタナイトに襲われるも、すぐに仲間だとわかり一緒に行動する。しばらくして亜空間爆弾を持ったエインシャント卿を発見したが、なかなか追い詰めらない。そこにアイクが登場し、亜空間爆弾を破壊。以降はアイクも一緒に行動する。その後、荒野で巨大ロボット"ガレオム"と遭遇し、これを退ける。その後はガレオムを破ったリュカ、ポケモントレーナーと合流する。

ゲーム中の解説

[DXフィギュア名鑑] マルス
英雄アンリの流れをくむアリティア王国の王子。ドルーア帝国の侵略で祖国を追われたマルスは、仲間とともに蜂起。神剣ファルシオンを携え、暗黒竜メディウスを倒す。その後、アカネイア国王ハーディンの侵略で、再び国を失い、かつての仲間の裏切りに苦しみつつ旅立つ。
  • ファイアーエムブレム紋章の謎 (SFC)
[DXフィギュア名鑑] マルス(SMASH)
華麗な剣さばきを持つ。リンクよりも剣速が速く、パワーがすこし足りない。身軽な反面、ふわふわしてふっとばされやすい。”シールドブレイカー”は、ためることで威力アップ。”マーベラスコンビネーション”は、スティックの方向と目押しによるボタン入力で4段階の連続ワザを出せる。
  • B:シールドブレイカー
  • 横+B:マーベラスコンビネーション
[DXフィギュア名鑑] マルス(SMASH)
マルスの剣は、先端のほうが攻撃力が高い。相手に対しある程度の距離を保ち、かすらせるように、華麗に剣撃を当てていきたい。”ドルフィンスラッシュ”は発動が早いが着地に注意。”カウンター”は、攻撃を受け反撃する便利なワザ。カウンターを多用する相手には、つかみを使おう。
  • 上+B:ドルフィンスラッシュ
  • 下+B:カウンター
[Xフィギュア名鑑] マルス
英雄アンリの血をひくアリティア王国の王子。ドルーア王国のメディウスにより祖国を追われ、わずかな仲間とともにメディウスに立ち向かう。神剣”ファルシオン”を使うことで暗黒竜メディウスを撃破する。しかし、アカネイアの皇帝となったハーディンの侵略から再び戦渦に巻き込まれ、愛する祖国を失うことに。
  • (FC) ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣
  • (SFC) ファイアーエムブレム 紋章の謎
[Xフィギュア名鑑] 必殺の一撃
手にした剣を天に向かって掲げ、狙った敵の元へ猛ダッシュで近づいてくり出すワザ。斬りつけたのち吹っ飛ばす。その際には『ファイアーエムブレム』シリーズ同様、画面にウィンドウが表示される。一瞬にしてHPが0になる様が表示されるが、本当にHPが0になるわけではない。そもそも『スマブラ』はHP制ではない。
  • (Wii) 大乱闘スマッシュブラザーズX
[3Uフィギュア名鑑] マルス
『ファイアーエムブレム』シリーズ初代主人公。邪悪な竜を打ち倒した英雄・アンリの血を引く、アリティア王国の正統派王子。『スマブラ』では流れるような剣術が特徴のファイター。攻撃は剣の根本より剣先で当てたほうが威力が増す。「カウンター」は相手の攻撃に合わせて出すと反撃する必殺ワザで、全方位に対して有効だ。
  • (FC) ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣 (1990/04)
  • (SFC) ファイアーエムブレム 紋章の謎 (1994/01)
[3Uフィギュア名鑑] マルス
「マーベラスコンビネーション」は4段攻撃の横必殺ワザ。上下、横方向と必殺ワザボタンをテンポよく入力するとフィニッシュまで出せる。他の攻撃と同じく、剣先の方が威力が上がる。上スマッシュ攻撃の「ジャスティスソード」は、剣を突き上げるワザ。対空として重宝する上、近くの相手を巻き込みふっとばすことも可能。
  • (FC) ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣 (1990/04)
  • (SFC) ファイアーエムブレム 紋章の謎 (1994/01)
[WiiUフィギュア名鑑] 必殺の一撃(マルス)
神剣ファルシオンを天にかざして光の力を宿し、渾身の一撃を相手に見舞うマルスの切りふだ。食らったファイターを、ほぼ撃墜に至らしめる。剣に触れたファイターすべてにヒットするため、複数をまとめて場外にふっとばすことも可能だ。空中で出せば足場がなくても前方に進むが、地上で出すと足場より先に進まないので注意。

使用ワザの名称一覧

  • 通常攻撃のワザ名は公式攻略本より引用。
スマブラDX スマブラX スマブラfor スマブラSP
弱攻撃 スラッシュ → コンビネーションスラッシュ
ダッシュ攻撃 レイドチョップ
横強攻撃 ハードエッジ
上強攻撃 アンチエアスラッシュ
下強攻撃 ロースラスト
横スマッシュ攻撃 ドラゴンキラー
上スマッシュ攻撃 ジャスティスソード
下スマッシュ攻撃 ワールウィンド ワールウインド[7]
通常空中攻撃 ダブルスラッシュ
前空中攻撃 フラッグカット
後空中攻撃 アッパースイング
上空中攻撃 ルナスラッシュ
下空中攻撃 ハーフムーン
つかみ攻撃 つかみニーバット
前投げ ロールオーバー エルボーバット
後投げ レッグフッカー
上投げ キャスティング
下投げ グラブドロップ
通常必殺ワザ (1) シールドブレイカー
通常必殺ワザ2 ストームスラスト
通常必殺ワザ3 アサルトダッシュ
横必殺ワザ (1) マーベラスコンビネーション
横必殺ワザ2 イージーコンビネーション
横必殺ワザ3 ヘビーコンビネーション
上必殺ワザ (1) ドルフィンスラッシュ
上必殺ワザ2 クレセントスラッシュ
上必殺ワザ3 ドルフィンハイジャンプ
下必殺ワザ (1) カウンター
下必殺ワザ2 イージーカウンター
下必殺ワザ3 居合いカウンター
最後の切りふだ 必殺の一撃

動作などの元ネタ

ワザ

  • 弱攻撃:スラッシュ / 横強攻撃:ハードエッジ
    • 登場は『スマブラ』の方が先だが、『新・暗黒竜』『新・紋章の謎』においての連続攻撃時のモーションにやや似ている。どちらかと言えば「ハードエッジ」の方が原作に近い動き。
    • 後者は『エンゲージ』において、紋章士マルスの攻撃モーションの一つとして逆輸入されている。
  • 横スマッシュ攻撃:ドラゴンキラー
    • 『暗黒竜と光の剣』『紋章の謎』での剣装備時の通常攻撃・必殺の一撃のモーションに似ている。
      • ワザ名の由来は竜種族(暗黒竜などは除く)に大ダメージを与える「ドラゴンキラー」という剣(マルスも装備可能)。
        • ちなみに神剣ファルシオンも同様の特効性質を持つが、こちらは暗黒竜などに対しても有効。マルス達が暗黒竜メディウスを倒したという意味も含んでいるかもしれない。
    • 『エンゲージ』において、紋章士マルスの攻撃モーションの一つとして『スマブラ』で脚色されたものが逆輸入されている。
  • 上空中攻撃:ルナスラッシュ
    • 『エンゲージ』において、マルスなどの紋章士とエンゲージしたユニットの剣での攻撃モーションの一つとして逆輸入されている。
  • 通常必殺ワザ(1):シールドブレイカー
    • 『スマブラDX』では横スマッシュ攻撃のように振り下ろすモーションで、『スマブラX』からは突きのモーションになった。
    • X以降 『暗黒竜と光の剣』・『紋章の謎』のレイピア装備時の突きモーションに似ている。『新・暗黒竜』『新・紋章の謎』ではどの武器でも1回目の攻撃モーションが突きになっている。
      • レイピアは最初から持っている主人公専用武器で、騎馬系またはアーマー系のユニットに大ダメージを与えることができる。どちらも本来は防御力が高い兵種で、魔法攻撃でなければダメージが通りにくい。
  • 通常必殺ワザ3:アサルトダッシュ 3U
    • モーションは『覚醒』におけるロード系の反撃に、溜めてから高速で突き抜ける一連の動作は『覚醒』での奥義スキル「月光」のモーションに似ている。
      • 『覚醒』において、追加コンテンツのマップに登場する"マルス王"の奥義スキルは「月光」である。
 
  • 横必殺ワザ:マーベラスコンビネーション
    • 原作シリーズでは基本的に攻撃と追撃の最大2回までしか攻撃できない。しかし例外も存在し、それらは「マーベラスコンビネーション」に通じるものがある。
      • スキル「流星」(『聖戦の系譜』『トラキア776』では「流星剣」)は、発動すると威力は下がるが、相手を5回連続で攻撃する。
      • 武器「勇者」シリーズ(マルスは「勇者の剣」を装備できる)は、威力がそのままで一度に2回攻撃することができ、追撃も合わせると最大4回の攻撃が可能。ただし、こちらは武器に紐づく効果であり、ファルシオンを装備したまま使うことはできない。
    • 4段目(横)は『紋章の謎』での剣装備時の通常攻撃・必殺の一撃の斬りつけたときのポーズに近い。
    • 4段目(下)のモーションは後に『if』や『Code Name: S.T.E.A.M. リンカーンVSエイリアン』のマルスに逆輸入されている。また『スマブラfor』までの一連のモーション(横)は、『無双』でのマルスとセリカの強攻撃4として逆輸入された。
    • 『エンゲージ』ではユニットが紋章士マルスとエンゲージした際に放てるエンゲージ技「スターラッシュ」が登場しており、高速で連撃を仕掛ける点が「マーベラスコンビネーション」を彷彿とさせる。
  • 上必殺ワザ:ドルフィンスラッシュ
    • 『トラキア776』におけるソードマスターのクリティカル攻撃アニメーションに剣で切り上げながら高く飛び上がるというものがあり、これがドルフィンスラッシュによく似ている。
  • 下必殺ワザ:カウンター
    • マルスを始め『スマブラ』に参戦する『ファイアーエムブレム』のファイターの多くにカウンターワザが搭載されているのは、原作の戦闘がターン制であることを表現するため[8]
    • 攻撃モーションは『紋章の謎』でのファルシオン装備時の再攻撃のモーション。
    • 相手の攻撃を受ける構えは、剣の向き等は違うが『紋章の謎』での剣・レイピア装備時の回避ポーズにやや近い。
      • 『紋章の謎』でいう「マルスは すばやくみをかわした!」→「マルスのはん撃」の流れ。
    • 登場自体は『スマブラ』のものの方が先だが、『蒼炎の軌跡』から「カウンター」というスキルが登場した。受けた攻撃のダメージの半分を自動的に相手に与える効果。
    • SP反撃ダメージが一定以上の場合、GBA版(『封印の剣』『烈火の剣』『聖魔の光石』)での必殺ヒット音が鳴るようになった。
  • 最後の切りふだ:必殺の一撃 X以降
    • 『暗黒竜と光の剣』『紋章の謎』でのレイピア装備時の必殺の一撃。但し、『紋章の謎』では剣を天に掲げない。
    • 『新・暗黒竜』『新・紋章の謎』ではモーションが異なり、剣を天に掲げてそのまま突き刺す。
    • 60%ダメージ・即死級のふっとばし力だが、『ファイアーエムブレム』シリーズの多くは最大HPの限界値は60であり、ヒット時に出現する演出のゲージ本数もこれに準ずる。ちなみに『紋章の謎』での最大HP限界は52。
      • 余談だが、ゲージが左から右に削れていくのは『スマブラ』だけ。
    • 必殺ヒット時のSEはGBA版(『封印の剣』『烈火の剣』『聖魔の光石』)から。

その他

  • 立ち状態
    • 『暗黒竜と光の剣』『紋章の謎』での戦闘画面の立ちポーズ。
    • 原作で見られる頻度が高い点に準拠し、他の多くのキャラが右向き時に体を正面に向けるのに対し、マルスは左向き時に正面に向けている。
 
  • 微速歩行
    • 『暗黒竜と光の剣』『紋章の謎』での剣・レイピア装備時の通常攻撃の際に敵に近づく歩き方。
    • 『新・暗黒竜』ではそもそも歩かない。
 
  • 走行
    • 『暗黒竜と光の剣』『紋章の謎』での剣・レイピア装備時の必殺の一撃または、ファルシオン装備時の攻撃時に敵に近づく走り方。
    • それぞれ左手や剣の向きなどが異なる。『スマブラ』のものは『暗黒竜と光の剣』での剣装備時の必殺の一撃の走り方がやや近いか。
 
  • しゃがみ
    • 『暗黒竜と光の剣』での剣装備時の通常攻撃、ファルシオン装備時の通常攻撃・必殺の一撃後の剣を振り下ろした時のポーズに近い。両手で剣を持たないが、マントの被さり方などは似ている。
  • 地上前ジャンプ
    • 『紋章の謎』での剣・レイピア装備時の通常攻撃・必殺の一撃の斬りかかる時のポーズ。画面に表示されるのは短め。
    • 原作では剣を上や前に構える。
  • 地上・空中後ろジャンプ
    • 『暗黒竜と光の剣』でのファルシオン装備時の攻撃後に後退する時の後方宙返り。原作では剣を上に構える。
 
  • その場回避 DX X
    • 『新・暗黒竜』『新・紋章の謎』での回避動作に逆輸入された。
  • 登場演出:魔法陣の中から登場 X以降
    • 「ワープの杖」による転送。
  • 勝利演出:大きく振りかぶり、剣を回した後、一振りする。DXX3U
    • 『if』でマルスが敵を倒した時の勝利演出として逆輸入された。
  • 勝利演出:剣で一突きした後、払いながら、「今回は僕の勝ちだね!」SP
    • 締めのポーズは『新・紋章の謎』の公式アートワークに近い。
  • マントの意匠
    • マントに紋章が描かれているのは『スマブラ』オリジナルの要素で、原作では無地。
      1996年発行の書籍『ファイアーエムブレム・ザ・コンプリート』や2001年から2004年まで発売されていたトレーディングカードゲーム『ファイアーエムブレムTCG』で見られるアカネイア王国の国旗がモチーフになっている。『紋章の謎』第2部の真エンディングにおいて、マルスは事実上の断絶となったアカネイア王国にかわる新たな連合王国の盟主として大陸全土の復興に力を尽くすことになるということが語られており、『スマブラ』でのマルスは既に大陸に平和をもたらした英雄であることを示唆したものとなっている[9]
      • 『スマブラfor』以降はデザインが新しくなり、中央の紋章がアリティア王国に似た盾をモチーフにしたオリジナルのものに変わっている。もしかしたら、アカネイア連合王国をイメージした国旗なのかもしれない。

台詞

  • アピール DX / 下アピール X以降:「みんな、見ていてくれ!」
    • 原作は軍隊規模で戦うものなので、仲間がいるということをにおわせるためにこのようなセリフになった[10]
    • 『if』で必殺の一撃・スキル発動時の台詞として逆輸入された。『ヒーローズ』でもマップ出撃時の台詞として使用されている。
    • 『エンゲージ』ではユニットが紋章士マルスのエンゲージ技「スターラッシュ」を使用する際に発する。ただし、口調は各使用ユニットに合わせたものへと改変される。
  • 勝利演出:「今日も生き延びることができた……」
    • 原作シリーズでは(「カジュアルモード」などといった例外はあるが)基本的にHPが0になったキャラクターは死亡し、二度と生き返らないことを意識したものだと思われる[11]
    • 『エンゲージ』では「生き延びることができた」の部分が紋章士マルスとエンゲージしたユニットの勝利台詞として逆輸入されている。ただし、口調は各使用ユニットに合わせたものへと改変される。
  • 勝利演出:「僕は負けるわけにはいかないんだ」
    • マルスがやられると即ゲームオーバー(軍が全滅し、国が滅びる)という使命の重たさを暗に表している[12]
    • 『Code Name:S.T.E.A.M. リンカーンVSエイリアン』で「負けるわけにはいかないんだ」の部分が逆輸入された。また、同作には「負けるわけにはいかないんだ!」という曲名のマルスのテーマ曲がある。
    • 『エンゲージ』では「負けるわけにはいかないんだ」の部分が紋章士マルスとエンゲージしたユニットの勝利台詞として逆輸入されている。ただし、口調は各使用ユニットに合わせたものへと改変される。

主な登場作品

など

備考

  • 『スマブラDX』発売当時、『ファイアーエムブレム』シリーズは日本のみの展開であったため、海外版ではマルスとロイは削除することを考慮に入れていた。しかし出来上がったものはニンテンドー・オブ・アメリカなどから絶賛され、結果、日本版と同じ仕様で国外版にも収録されることになった。そのため、国外版でもマルスとロイは日本語ボイスしか持たない[17]
    その後『ファイアーエムブレム』シリーズは海外展開されるようになり、『新・暗黒竜と光の剣』も販売されたが、英語のボイスを持たなかったためか、『スマブラfor』までマルスとロイは海外版でも日本語ボイスのままであった。
    • マルスは、2015年に『Code Name: S.T.E.A.M. リンカーンVSエイリアン』でゲスト出演した際に、初めて海外の声優Yuri Lowenthalによる英語音声が充てられ、これ以降マルスの声を彼が担当するようになったことで、『スマブラSP』にも英語音声が充てられることになった。
    • ロイも同様に、2017年に『ファイアーエムブレム ヒーローズ』でRay Chaseが担当し、マルスと同様に英語音声が充てられることになった。
  • 『スマブラX』では、隠しキャラクターでありながらオープニングムービーに登場している。

脚注

  1. DS版のリメイク2作では、その代わりレベルの上限値が他のクラスよりも高くなったことで改善されている。
  2. マルスとの会話では、「いつも無数の戦いが行われていたが、それは相手を傷つけるための戦いじゃなく、お互いが敬意を払い、お互いを高めるための戦いだった」とし、カムイに「いつかあの地へ行くことがあるかもしれない」と語っていた。
  3. 速報スマブラ拳!!アンケート集計拳
  4. 速報スマブラ拳!!アンケート集計拳
  5. ニンテンドードリーム 2008年9月号 スマブラX アンケート集計拳!! 後編
  6. 速報スマブラ拳!!スマブラ拳!! (X)など。速報スマブラ拳!!では「流麗な剣」だが、『スマブラX』からは「流麗な剣」となっている。
  7. ワザ名のみの変更で、モーションに大きな違いはない。
  8. 【スマブラSP】ベレト / ベレスのつかいかた 6分38秒~
  9. この経緯は、シャドーモセス島のスネークの無線通信でも紹介されている。
  10. 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!
    “これは、ファイアーエムブレム自体が軍隊規模で戦うものなので、仲間がいるということをにおわせるセリフに設定したためなのです。”
  11. 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!“たぶんそのコトバの意味、『ファイアーエムブレム』やってみたら、イヤというほどわかりますよ。 ”
  12. 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!
    “「ぼくは負けるわけにはいかないんだ(マルス)」は、自分1人がやられると軍が全滅し、国が滅びるという使命の重たさを暗に表したセリフです。 ”
  13. Wii/3DS/Wii Uでバーチャルコンソールが配信された他、Switchでは有料オンラインサービス『Nintendo Switch Online』加入者限定ソフトの収録タイトルとして配信された。
  14. Wii/Wii U/New3DSでバーチャルコンソールが配信された他、Switchでは有料オンラインサービス『Nintendo Switch Online』加入者限定ソフトの収録タイトルとして配信された。
  15. Wii Uでバーチャルコンソールが配信された。
  16. 16.0 16.1 16.2 amiibo使用で登場。
  17. 速報スマブラ拳!! : マルス

外部リンク


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その他の出演 ソティス
アイテム キルソード
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音楽 ファイアーエムブレムシリーズの音楽の一覧
スピリット ファイアーエムブレムシリーズのスピリットの一覧/対戦データ