参戦ムービーの一覧 (SP)

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Nintendo Switch 大乱闘スマッシュブラザーズ 初登場映像

2018年3月9日放送の『Ninetndo Direct 2018.3.9』の最後に事前予告なしで初公開された。インクリングが登場したが、この時点では参戦が発表されず、タイトル自体の詳細も伏せられていた。

元ネタ・備考

  • 『Ninetndo Direct』内では直前まで『スプラトゥーン2』の新情報を立て続けに公開していたので、また『スプラトゥーン』の情報であると視聴者を誤認させ不意を突くような形になった。
  • ムービー冒頭でインクリングが登場するシーンは、E3 2014の『スプラトゥーン』初公開映像冒頭のオマージュ。
  • ムービー終盤で流れる歌声は、後に公開される本作のメインテーマと同じフレーズ。この曲は「灯火の星」のオープニングムービーにも使用されている。
  • 燃えるスマブラマークの前にいたシルエットの中で誰がどこに立っていたのかは明らかではないが、サムスクッパドンキーコングのシルエットは特徴的で識別は容易。


参戦ファイター紹介映像

2018年6月13日に放送された『Nintendo Direct: E3 2018』で初めて公開された、歴代参戦ファイターが全員登場する紹介映像。

続々とファイターが登場する中、『スマブラX』まで参戦していたアイスクライマーを初めとする復活ファイターの登場、初登場映像で登場したインクリングが正式に参戦、そしてシリーズ初のゲスト参戦キャラだったスネークの登場と同時に「全員登場」の字幕が表示され、今までのシリーズで参戦してきたファイターのすべてが、前作『スマブラfor』までで欠場したファイターも含めて本作で再登場することが明らかにされた。この後もファイターたちが登場していき、最後に本作のタイトル名が『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』であることが発表された。

元ネタ・備考

  • 同じシーン内に同時に登場したファイターは、キャラクターの特徴や同じ原作繋がり以外にも、以下のような関連性がある。
    • メタナイトミュウツーは「逆襲」というキーワードに縁がある。それぞれ、『星のカービィ スーパーデラックス』のゲームモードの一つ「メタナイトの逆襲」、『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』が元ネタ。
    • プリンピチューは、初参戦した当時は、意図的に弱く作られたハンデファイターの位置づけだった。
    • ドクターマリオロボットダックハントは、いずれも原作当時の制作に横井軍平が関わった作品。
    • 最後に登場したルイージヨッシーは、それぞれ『スマブラDX』と『スマブラfor』では諸事情により、『スマブラ64』参戦ファイターの中で最も参戦発表が遅れた経緯がある。
  • 曲が静かに転調するパートでゼルダシークが登場するシーンは、『スマブラDX』のオープニングムービーでの登場シーンと一致している。


リドリー:狩猟の魔爪

2018年6月13日に放送された『Nintendo Direct: E3 2018』の最後に公開された。

元ネタ・備考

  • ロックマンリドリーにやられる時のカットでは、原作でロックマンがミスした時の爆散音が鳴っている。
  • リドリーが登場する時の、バイザー越しにサムスの表情とリドリーが写るカットは、『メトロイド ゼロミッション』での邂逅シーンの再現。
  • リドリーがマリオの帽子を指に掛けて回す仕草は、『スーパーマリオ オデッセイ』の初公開映像でマリオが登場した時の仕草と同じ。『スマブラ』のゲーム中では描写が少ない嗜虐的で知能が高いことを表現している。
  • リドリーを攻撃するメトロイド気絶から回復するピカチュウのカットは、『メトロイド サムスリターンズ』終盤のリドリーを攻撃しサムスを助けるベビーメトロイドの構図に似ている。


シモン/リヒター:ヴァンパイア・キラー

2018年8月8日に放送された『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL Direct 2018.8.8』の冒頭で公開された。

元ネタ・備考

  • ムービー名の「ヴァンパイア・キラー」は原作では、ドラキュラに対抗する一族の称号、彼らが使う鞭の正式名、ゲームシリーズを代表する楽曲の名と、複数の要素で使用されている用語である。
  • このムービーでルイージが背負っているオバキュームは過去作とは異なるデザインとなっている。これは後に公開された『ルイージマンション3』の初公開映像で、最新作準拠のデザインであることが判明した。また、当時はルイージのワザとして登場するかも不明だったため、これが本作でのオバキュームの初出となった。キューバンを放つ「キューバンショット」もこのムービーで初披露となっている。
  • リヒター登場時のセリフは、『悪魔城ドラキュラX 血の輪舞』でドラキュラ伯爵を倒した時の会話からの引用。このシーンがプロローグとなる『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』ではドラキュラ伯爵と対峙した時に言い放つ。
  • "とある星"で雨の中拳を高く上げるアピールをするリヒターのカットは、原作で彼が使う「聖水」のアイテムクラッシュ「ハイドロストーム」の再現。
  • ゲーム映像の殆どのシーンでシモンとリヒターが右を向いているのは、『悪魔城ドラキュラ』、ひいては横スクロールアクションゲームの左から右に進む風潮に沿ったものかもしれない。ドラキュラ伯爵戦の部屋は例外的に左に進むという伝統がある。
  • 欧米圏のSNS上ではこのムービーで「ルイージが死んでしまった」と話題になった。このことについて任天堂の対戦ゲームタイトルの話題を取り扱うTwitterアカウント「Nintendo UK VS」は、「Luigi is okay(ルイージは大丈夫)」と反応した[1]


キングクルール:ライバルたち

2018年8月8日に放送された『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL Direct 2018.8.8』の最後に公開された。

元ネタ・備考

  • 冒頭のリンクゼルダガノンドロフが対峙するカットは、メタ的には全員面識がない(本作のリンク・ゼルダ・ガノンドロフはそれぞれ別々の作品からの出典で、リンクとゼルダは作品ごとに別人)。一応対峙する宿命という意味では間違いない。
  • 壁には初代ドンキーコングのドット絵が飾られている。ちなみに原作ではガールフレンドのキャンディーコングのポスターを飾っていることが多い。
  • キングクルールが姿を表した時にドンキーディディーの目玉がガラスを貫いて飛び出す演出は『スーパードンキーコング』シリーズでよく見られる光景。ボスを目の前にするなど衝撃的な光景を前にドンキーやディディーの目玉が飛び出す。
  • "海賊船"でネスたちに頭を踏まれるのは、『スーパードンキーコング』のラスボス戦の再現。原作では、投げた王冠を避け、ガラ空きの頭を踏みつけることでダメージを与えられる。
  • クルールとドンキーが激突するシーンで、ドンキーはWii版『PUNCH-OUT!!』に登場した際に使用したボクシンググローブを着けている。
  • 最後のカットは、『スーパードンキーコング』で一定のダメージを与えると死んだフリをして偽スタッフロールが流れるシーンのオマージュ。巨大化して逆襲するのは、原作におけるドンキーたちとの体格差を再現したものとなっている。


しずえ:はたらきものの夢

2018年9月14日に放送された『Nintendo Direct 2018.9.14』の最後に公開された。

元ネタ・備考

  • 『Nintendo Direct』の初公開時では導入部のカットはなかった。また、このムービーの後にNintendo Switch用『どうぶつの森』最新作が初めて発表された。その『どうぶつの森』のムービーでは、たぬきちしずえの参戦ムービーを見て感銘を受ける一幕がある。
  • ムービーパート内の役所やメッセージウィンドウは、原作『とびだせ どうぶつの森』を再現している。
  • しずえが言っていた「キャンプ」とは、スマートフォン用『どうぶつの森 ポケットキャンプ』のこと。
  • ムービーパートの招待状を受け取って大乱闘に参戦する流れは『スマブラfor』の初公開映像でのむらびとと同じ演出。
  • 「しずえさん戦!!」なのは、彼女の愛称の一つにかけたもの。
  • しずえとモンブランのカットは、しずえの好きな食べ物の一つが栗きんとんで、大の甘党という設定に応えたもの。
  • "プリズムタワー"でしずえを乗せたうんてんしゅのバスが行くカットは、『ポケットモンスター X・Y』で、ミアレシティに点在する多くの施設に直接行けるタクシーがあることにちなんだもの。
  • このムービーが公開された『Nintendo Direct』は当初、9月7日に放送される予定だったが、9月6日に発生した北海道胆振東部地震による震災の状況を考慮して、1週間延期[2]されての放送だった。


ケン/ガオガエン:炎の激突

2018年11月1日に放送された『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL Direct 2018.11.1』の冒頭で公開された。

元ネタ・備考

  • 異なるシリーズ出展となるファイターの『スマブラ』初参戦を同時に発表した唯一の参戦ムービー。
  • "ニュードンク市庁舎"でゼルダをナンパしようとするケンのカットは、女癖の悪さがある設定に応えたもので、ゼルダはケンの妻であるイライザに見立てたもの。
  • リトル・マックの攻撃をジャストシールドで受け止めて「疾風迅雷脚」でカウンターを決めるシーンは、格闘ゲーム大会『EVO 2004』の『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』大会準決勝にて梅原大吾が操るケンが、ジャスティン・ウォン操る春麗が繰り出したスーパーアーツ「鳳翼扇」をブロッキングで全て捌き切って逆転勝利した「背水の逆転劇」と呼ばれる名シーンを意識したものかもしれない。
  • Wii Fit トレーナーの下スマッシュ攻撃にそっぽを向くガオガエンのカットは、気分が乗らないとトレーナーの命令を無視する性格である、ポケモン図鑑の説明に応えたもの。


ジョーカー

  • ムービーパート制作:ドメリカ[3](『ペルソナ5』アニメーション制作協力)

2つの参戦ムービーが公開され、前者は参戦決定の告知ムービー、後者はゲーム映像を使用しての本予告となっている。

心の怪盗団、オタカラをいただく

2018年12月7日(日本時間)にアメリカ・ロサンゼルスで開催された『The Game Awards 2018』で初めて公開された。

元ネタ・備考

The Masked Rebel

2019年4月17日に公開された。

元ネタ・備考

  • スカルが言っていた「もっとスゲーペルソナも使えんじゃね?」は、原作『ペルソナ5』でジョーカーが複数のペルソナを使える「ワイルド」能力持ちであることが理由。ゲーム中におけるアルセーヌの扱いにも掛けた物かもしれない。詳しくは、ジョーカー#アルセーヌにて。
  • "トモダチコレクション"の「貧乏スタイル」のインテリアで尻もちをついている学生服のジョーカーのカットは、原作でジョーカーが下宿している純喫茶ルブランの屋根裏の自室を意識したもの。
  • ジョーカーが「総攻撃」を仕掛ける時に相手ファイターがふらふらになっているのは、原作の「総攻撃」の発動条件である、敵を全員ダウンさせることを意識したもの。
  • 最後のオタカラを盗むカットで、キングクルールの王冠がオタカラに選ばれたのは、原作で怪盗団が最初に潜入したカモシダ・パレスのオタカラが王冠の形だったことにちなんだもの。
    • クルール自身をカモシダに見立てたものでもあるかもしれない。奇遇にも『スマブラfor』でのフィギュア解説文には「いずれ、キングクルールが心を入れ替えて、ぼくらの味方になる日は……こないと思う。」とあり、『ペルソナ5』におけるオタカラを盗むことによる悪人の改心という設定と繋がっている。
  • 参戦ムービーでワリオがバイクを盗まれたのは、『スマブラfor』のクラウドの参戦ムービー以来2回目。


勇者:伝説の勇者

2019年6月12日に放送された『Nintendo Direct | E3 2019』の冒頭で公開された。

元ネタ・備考

  • 『Nintendo Direct』の初公開時では導入部のカットはなかった。また、このムービーに続けて『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』のプロモーションムービーが放送された。
  • 攻略本を除き、これまで公式発表上では存在が内密にされていたダーズが初めてその姿を見せたムービー。また舞台になっている森は、「灯火の星」における闇の世界の小マップ"聖地"の一部として存在している。
  • ゴーゴートに乗る勇者のカットは、『DQ11』にあるシステム「モンスター乗り物」を意識したもの。ゴーゴートはデュラハンナイト系のモンスター役。
  • "トモダチコレクション"の部屋の一室にあるタルからフランクリンバッヂを見つける勇者のカットは、人の家の物をかっぱらうという、ある意味で勇者(プレイヤー)の常を再現したもの。タルは『ドラクエ』にもオブジェクトとしてあり、タルを上に投げるのは「持ち上げ」システムを、フランクリンバッヂは収集アイテム"ちいさなメダル"を意識している。
  • 夜の"ガウル平原"で炎の近くにたたずむ勇者達のカットは、『DQ11』でシステムとして利用できるキャンプを意識したもの。ゼロスーツサムスゼルダは、同作のパーティキャラのマルティナセーニャ役。
  • ゲーム映像のパートで勇者を一度撃墜したガノンドロフは、『DQ11』に登場する魔王ウルノーガを意識したものかもしれない。
  • 勇者とリオレウスが対峙するカットは、初代『ドラゴンクエスト』の、勇者とドラゴンが対峙するアートワークの構図を意識したもの。
  • 毒の床を歩いてビームソードを取る勇者のカットは、『ドラクエ』シリーズでマップ上のギミックとしてある毒の沼地を意識したもの。沼地の先に宝箱などがある作品もあり、毒の床の先にビームソードがあるのはそれを意識している。
  • 「ギガスラッシュ」を受ける相手がリドリーなのは、初代『ドラクエ』のラスボス"りゅうおう"を意識したもの。
  • このムービーでは、東京都交響楽団の演奏による音楽CD『交響組曲「ドラゴンクエストIII」そして伝説へ…』収録の「ロトのテーマ」と「冒険の旅」が音楽に使用された。そのため最後の権利表記では『スマブラSP』の各版権元に加えて、楽曲の版元・演奏団のスギヤマ工房・東京都交響楽団がクレジットされている。なお、この2曲はゲーム中には収録されなかった。


バンジョー&カズーイ:仲間たち

2019年6月12日に放送された『Nintendo Direct | E3 2019』の終盤で公開された。

元ネタ・備考

  • 『Nintendo Direct』の初公開時では導入部のカットはなかった。
  • このムービーのストーリーは、キングクルールの参戦ムービー『ライバルたち』の構成をデジャブにした続きものとなっている。
  • このムービーのメインキャラクターのドンキーコングディディーコング、キングクルールとは、スーパードンキーコングシリーズバンジョーとカズーイの大冒険シリーズの開発元が同じレア社という繋がりがある。
  • 冒頭でドンキーの家を転がったジグソーピースは、バンジョーとカズーイの大冒険シリーズで次のステージの入口を開けるために必要なアイテム。『スマブラ』ではシンボルにもなっている。
  • ディディーと協力して白カラードンキーを攻撃するカットは、ディディーとは『ディディーコングレーシング』以来の共演であることに応えたもの。白カラードンキーは『バンジョーとカズーイの大冒険1』の敵キャラ"サー・スラッシュ"を意識しているのかもしれない。
    • また、白カラードンキーはフルーツターゲットのオレンジを持っていることから、『バンジョーとカズーイの大冒険1』に登場するボス"コンガ"を意識している可能性もある。その場合、ディディーはコンガにオレンジの木を占領されていた子猿"チンピー"の役回りを演じているのかもしれない。
  • 以下のカットではバンジョーの好物がはちみつであることに応えたものとなっている。
    • ハチのすのハチに追いかけられるバンジョー&カズーイのカットは、アイテムのみつばちの巣箱とそれを守るみつばちを意識したもの。
    • 最後のカットではちみつホットケーキの近くで寝ているフシギソウは、『バンジョーとカズーイの大冒険2』の、ジグソーピースを守る普段は寝ている敵キャラ"スランバー"を意識したもの。『バンジョーとカズーイの大冒険1』の、アイテムを取ろうとすると攻撃してくる食虫植物の敵キャラ"スネアーベア"も意識しているかもしれない。
  • ジンジョネーターらの攻撃を受け崖から落ちて地面に穴を開けるクルールとそこを塞ぐ大岩が降ってくるシーンは、『バンジョーとカズーイの大冒険1』のラスボス戦でのグランチルダのやられ方と同じ。


テリー:100メガショック!

2019年9月5日に放送された『Nintendo Direct 2019.9.5』の中で『速報 挑戦者 現る!』の題で公開された。この時はムービー制作に時間がかかるためゲーム映像のパートは無く[6]、後の11月6日に放送された紹介動画『【スマブラSP】テリーのつかいかた』の最後に完全版ムービーとして『100メガショック!』が公開された。

元ネタ・備考

  • 完全版ムービーの題名『100メガショック!』は、記録容量100メガビット以上のソフトに付けられた、ネオジオを象徴するキャッチコピーから取られている。
    • ネオジオ(Advanced Entertainment System)は同時期の業務用ゲーム基板『Multi Video System』との完全互換を実現しており、1990年代前半に発売された家庭用ゲーム機の中ではアーケードゲームと寸分変わらないものが遊べるという、当時としては群を抜いてハイスペックなゲーム機であった。ちなみに、100メガショック第1弾ソフトは1992年発売の『龍虎の拳』、第2弾は『餓狼伝説2』。
  • 海外における完全版ムービーの題名は、テリーのキャッチコピーの一つ「伝説の狼」から取られた、『The Legendary Wolf』となっている。
  • ムービーパートの映像は、『速報 挑戦者 現る!』と『100メガショック!』とでは一部異なる。
    • 冒頭の任天堂のゲーム機年表(とネオジオ)のシーンは、『100メガショック!』ではカットされている。
    • テリーの参戦カットの背景が青から赤に変わっている。
  • ムービーパートに登場したSNK作品のドット絵は、『スマブラSP』の開発チームが新たに描き起こして再現したものとなっており[5]、『源平討魔伝』(ナムコ発売)のドット絵制作を担当していたスタッフにより手掛けられた[7]
  • "オネット"の家屋のひさしの下で口を開けるワリオの前でハンバーガーとコーラを食べるテリーのカットは、オネットをパオパオカフェに似せたもの。ワリオはオーナーのリチャード・マイヤ役かもしれない。
  • リュウケンガイルと対面するカットは『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』以来となる共演に応えたもの。
  • 「Stand Up」のアピールを取るテリーとリュカのカットは、幼少期のロック・ハワードと共に「Stand Up」のポーズを決める、『KOF 2001』『KOF 2002』におけるテリーの勝利ポーズを意識している。
  • 最後の『スマブラSP』と『餓狼伝説』のコラボレーション表記で使用された銅鑼の音は、初代『餓狼伝説』『餓狼伝説2』『餓狼伝説スペシャル』のイントロダクションムービーの最後に表示されるタイトルロゴと共に流れる効果音を意識している。


ベレト/ベレス:風花雪撃

  • 動画:【スマブラSP】風花雪撃
  • ムービーパート制作
    • アニメーション:サンジゲン(『ファイアーエムブレム 風花雪月』ゲーム内ムービー制作)
    • ゲーム会話:コーエーテクモゲームス(『ファイアーエムブレム 風花雪月』共同開発)

2020年1月16日に放送された『【スマブラSP】ベレト / ベレスのつかいかた』の冒頭で公開された。

元ネタ・備考

  • 『ベレト / ベレスのつかいかた』で初公開された時は、最後のベレトとピクミンのカットはなかった。
  • 冒頭のムービーパートの一連の流れは、『ファイアーエムブレム 風花雪月』のEP.10の課題戦闘「封じられた森の罠」でのイベントが基になっている。原作では物語が重要な局面に入るイベントの1つ。
  • ベレトと釣りをするしずえのカットは、原作の自由行動日の散策で釣りができることを意識している。
  • アイスクライマー達に突撃命令を出すベレスのカットは、戦闘で騎士団を配備したユニットが行える「計略」を意識している。このカットではその1つである「一斉突撃」を再現している。
  • 最後のベレトと3色のピクミンのカットは、ピクミンを士官学校の3つの学級に見立てて、ベレト/ベレスが担任する学級を1つ選ぶシーンを再現している。ベレトがしゃがみ中に顎に手を当てるのは、その選択をする間などに見せる仕草と同じ。
  • 海外における題名『The Ashen Demon』は、ベレト/ベレスの傭兵時代の異名である「灰色の悪魔」から取られている。ちなみに、「灰色の悪魔」は"特設リング"ステージでの通り名にもなっている。
  • 後の『ファイアーエムブレム エンゲージ』ではユニットが紋章士「エーデルガルト/ディミトリ/クロード」とエンゲージした際に放てるエンゲージ技「連花月風閃」の演出として、この参戦ムービーから下記のものが逆輸入されている。
    • ソティスがベレスに3種の英雄の遺産を与えるシーンにおける、各種の英雄の遺産がそれぞれ赤・青・黄色の光を放ちながら画面に迫り来る演出。
    • ベレスが3種の英雄の遺産と共に飛行する演出。ただし『エンゲージ』では「アイムール」のみ使用ユニットが手に持っている。


ミェンミェン:ラーメン大好き娘さん

2020年6月22日に放送された『【スマブラSP】ミェンミェンのつかいかた』の冒頭で公開された。

元ネタ・備考

  • ミェンミェンがラーメン屋の服装姿を見せたのはこれが初めて。また、原作では描かれなかった、ARMS能力者が能力を発現していない普通の腕の状態を見せたのもこれが初となった。
  • 招待状を奪い合うという演出は、発表当初は『ARMS』からの参戦ファイターであることのみが明かされていたことを踏まえ、その招待状が誰に渡るかという緊張感を持たせる演出となっている。
  • ゲーム映像のパートで、ミェンミェンが立ち状態のまま「アームチェンジ」(下必殺ワザ)するシーンがあるが、実際のゲームでは入力の関係で地上ではしゃがんだ状態でしか使用できない。
  • "ウーフーアイランド"でWii Fit トレーナーの「サッカーボール」を打ち返すカットは、『ARMS』の対戦ルールの一つとしてある「バレーボール」を意識している。
  • キャプテン・ファルコンがランチを食べる光景というと、「ファルコン・ランチ」の一言のみ沿えた自身の昼食の写真をひたすら投稿するTwitterアカウントの存在を思い起こさせる。これは公式とは関係ない二次創作ではあるが、ARMSファイターが招待状を奪い合う中ラーメンを食べ続けるというシュールな展開はもしかするとそこからインスピレーションを受けたもの……なのかもしれない。そのTwitterアカウントについては、ピクシブ百科事典の記事が詳しい。
    • 『ARMS』と絡むうえでの登場キャラクターの選出としては、競技スポーツに出場する覆面選手繋がりという点で一致している。
  • このムービーでキャプテン・ファルコンがラーメンをすする声のためだけに、担当声優の堀川りょうが収録に参加し、ファルコンに新たな声が吹きこまれた。
    • 『スマブラ』シリーズにおけるファルコンの声は一貫して『スマブラ64』で収録されていた音声バンクのみが使われ続けてきたため、堀川はその時以来約22年ぶりにファルコンを演じることとなった。
    • なお、堀川はバトル用のボイスを撮り直すためにオファーが出たものと思っていた[9]
  • 題名の『ラーメン大好き娘さん』は、漫画『ラーメン大好き小泉さん』のパロディなのかもしれない。ちなみにこの漫画の題名は、藤子不二雄が手掛けた漫画作品の多くに登場するキャラクターのラーメン大好き「小池さん」をテーマにしたシャ乱Qの楽曲『ラーメン大好き小池さんの唄』が元ネタになっている。


スティーブ/アレックス/ゾンビ/エンダーマン:目を合わせてはいけません

2020年10月1日に放送された『【スマブラSP】新ファイター参戦!! 2020/10/1』で公開された。

元ネタ・備考

  • ムービーでは原作『Minecraft』の要素を再現したカットが多数存在しており、ゾンビエンダーマンは原作での習性や能力が再現されている。
    • スティーブが下強攻撃で地面を燃やすとローストチキンが出てくるのは、焼き鳥の調理を表現したもの(調理手段は異なる)。ダックハントはペットにできるオオカミ役で、肉系の食料を餌に与えられる。
    • アレックスが剣でコッコを追い回すのは、食料を得るための基本的な手段である狩猟の再現。ちなみに養殖もできる。
    • ゾンビ関連
      • 家のドアを破壊して現れるシーンは、木のドアを破壊しようとする原作の行動パターンの一つを再現している。難易度ノーマル以下ではヒビが入るまでだが、難易度ハード(ハードコアモード含む)だと木のドアは破壊されてしまう。
      • ゾンビの群れの中の1体がミニ化しているのは、子供ゾンビの再現。
      • ウルフがゾンビをふっとばした直後にが落ちてくるのは、ゾンビを倒すと腐った肉をドロップすることを再現している。
    • エンダーマン関連
      • 家で寝ているスティーブの隣に現れるシーンは、明かりがない一定以下の暗所ではゾンビも含めた各敵モンスターが出現してくることを意識している。原作では、近くに敵がいると寝ることができなくなる。
      • を持ち上げて運ぶのは、ブロックを持ち上げて勝手に運んでいってしまう習性の再現。
      • ダンボールに隠れたスネークを穴から覗くのは、原作で目が合うと敵対する習性を意識している。このムービーの題名である「目を合わせてはいけません」とはマリオが(ボクセル姿の)スティーブと衝撃の邂逅を果たすシーンを指しているが、エンダーマンのこの習性とかけたものでもある。ちなみに原作においてワールドを生成、または読み込む際に見られるTIPS文章には「バグと目を合わせてはいけません」というものもある。
      • 雨が降る"とある星"の葉の下で雨宿りするのは、雨などの水が弱点であることを意識している。ちなみに原作では水に触れるとテレポートで離れ敵対状態が解除される。
  • このムービーではゲーム中の"マインクラフト ワールド"では再現できない、民家を使った演出(スティーブと入れ替わるように家から出てくるアレックス、民家のドアを壊すゾンビ、及びエンダーマンの登場シーン)が用いられている。
  • 海外における題名『A New Seed!』は、『Minecraft』でワールドを作成する際に使用される数値「シード値」に掛けた題名となっており、意訳すると「新しい世界」になる。
  • このムービーの放送でスティーブ達の参戦が明かされた瞬間はインターネット上の反響が非常に大きく、それと同時にTwiterが十数分間サーバーダウンしたことが話題になった[10][11]。また、桜井政博と『Minecraft』公式もサーバーダウンに反応していた[12]

セフィロス:片翼の天使

2020年12月11日(日本時間)に開催されたオンラインイベント『The Game Awards 2020』で公開された。

元ネタ・備考

  • ムービーではセフィロスにまつわる多くのシーンが再現・オマージュされており、ムービーパートでは『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』[13]、ゲーム映像では『ファイナルファンタジーVII』本編のシーンが由来になっている。ゲーム映像で原作に関するシーンは次のようなものがある。
    • 最初の炎の中で笑みを浮かべるセフィロスは、ゲーム中の勝利演出から。ニブルヘイムで起こした惨劇を再現したもので、直後のカットの燃え盛る廃墟(魔王ガノン戦用ステージ)はニブルヘイムを意識している。
    • ブラックホールに向かって歩くセフィロスは、『FFVII リメイク』でセフィロスがフィーラーの大群を斬り裂いて空間を開きクラウドを運命の特異点に誘うシーンを意識している。
    • "夢の泉"で倒れているゼルダの傍に下空中攻撃の「獄門」で刀を突き立てるのは、セフィロスの手にかかり絶命してしまうエアリスの最期を表現したもの。"夢の泉"は、エアリスが「ホーリー」発動のために祈りを捧げていた忘らるる都を意識している。
  • セフィロス登場時の台詞「乱闘に絶望を贈ってやろう」は、『FFVII AC』でクラウドに発した「お前への贈り物を考えていた。絶望を贈ろうか」が基になっている。
  • 参戦ムービーでは勇者に続き二度目となる「灯火の星」をベースとしたストーリーで、どちらもスクウェア・エニックスのキャラクター繋がりとなった。


ホムラ/ヒカリ:ある日 ホムラがいなくなった

2021年2月18日に放送された『Nintendo Direct 2021.2.18』の冒頭で公開された。

元ネタ・備考

  • 『Nintendo Direct』の初公開時では導入部のカットはなかった。
  • この参戦ムービーは桜井政博が唯一プロットを考案しておらず、モノリスソフトが主導して制作を行ったものとなっている[14]
  • ムービーパートのCGは、ホムラ/ヒカリを除く『ゼノブレイド2』のキャラクターやロケーションは原作のものを、ホムラ/ヒカリやシュルクを含む他ファイター、終点は『スマブラSP』のゲーム内モデルが使用されている。
  • 2人の参戦カットのポーズは、グッドスマイルカンパニー発売の1/7スケールフィギュアのポーズと同じ[15]
  • ゲーム映像パート冒頭のカットの中で"天空の祭壇"が使われたのは、彼女達の旅の目的地である楽園がある世界樹に因んだもの。
  • しゃがんでいるホムラの元へと歩いてくるゼニガメのシーンは、原作第三話でジークの服の中に入っていた子亀のカメキチが足元に寄ってくるシーンを意識した物。後ろでアピールをしているクロムがジーク役。
  • ムービーパートで2人の相手として登場したリンクゼロスーツサムスブラックピットの3人は、2021年でシリーズ第1作の発売から35周年を迎えたタイトルという繋がりがある。
  • 後ろ姿で巨神獣を眺めるホムラとレックス(のMii)のカットは、原作のコンセプトアートの一つを再現したもの。
  • 2人の最後の切りふだを受ける相手は、レックス一行と敵対することになる人物達を意識している。アイクガノンドロフは屈強な大剣使い繋がりでメツ役、青カラージョーカーは彼が普段着けているメガネ繋がりでヨシツネ役。ボーイ(インクリング)は青い肌を持つアーケディア人のマルベーニを意識したものかもしれない。
  • 最後のシュルクとの会話は、『ゼノブレイド2』のエキスパンション・パス収録のチャレンジバトルモードで共演していたことに因んだもの。


カズヤ:鉄の拳

2021年6月16日に放送された『Nintendo Direct | E3 2021』の冒頭で公開された。

元ネタ・備考

  • 『Nintendo Direct』の初公開時では導入部のカットはなかった。
  • ムービーパートでカズヤがガノンドロフを始めとするファイター達を次々に谷底に落とすのは、『鉄拳』シリーズで度々描かれる、三島親子がお互いに相手を谷底や火山口に落とすシーンのパロディ。カズヤは『鉄拳1』と『鉄拳7』で父・三島平八を倒し、そのまま奈落へと葬っている。
    • キャプテン・ファルコン以後のファイターを落とす時の構図は、『鉄拳1』のカズヤエンディングにおける構図と同じ。
    • 最後にカービィを落とすが気づかぬ間に復帰しているのは、三島親子が幾度となく生還を果たしてきたことにもかけているのかもしれない。余談だが、原作の『鉄拳』シリーズにもこのエンディングのセルフパロディがいくつか存在する。
  • ゲーム映像パート冒頭の、腕組みをしたカズヤが構えるシーンと、カズヤのミラーマッチ・カズヤVSリュウのカメラワークは、原作における登場演出およびラウンド開始時のカメラワークの再現。
  • "特設リング"の中央でキングクルールとクロスカウンターしようとするシーンは、『鉄拳タッグトーナメント2』以降の作品のゲーム起動時とPV冒頭で使用されている、バンダイナムコのロゴの上で風間仁とクロスカウンターしようとするシーンの再現。
  • ケンの「波動拳」を「風神ステップ」で潜り抜けて「雷神拳」を喰らわせるシーンは、『ストリートファイター X 鉄拳』のPVでケンに仕掛けようとした攻撃を意識している。
  • このムービーで登場したファイターの多くは、『鉄拳』シリーズのキャラクターを意識した思しき人選となっている。
    • ガノンドロフ=三島平八:世界征服の野望を持ち、魔王(鉄拳王)の異名で呼ばれる。
    • サムス=鉄拳衆:三島財閥の私設部隊。多くはプロテクターやライフルなどの武器で武装している。
    • キャプテン・ファルコン=キング:素顔を隠し、義のために大会に参加する。また、『鉄拳3』以降に登場するキングが先代の遺志を受け継ぎ襲名した2代目という設定は、アニメ『F-ZERO ファルコン伝説』におけるファルコンの設定と通ずるものがある。
    • ピット=エンジェル:『鉄拳2』と『鉄拳タッグトーナメント』シリーズなどに登場。デビル(カズヤ)と表裏一体とされる謎の存在。
    • ミェンミェン=リン・シャオユウ:中国拳法で戦う少女繋がり。
    • マルス=ノクティス・ルシス・チェラム:『鉄拳7』にゲスト参戦した『ファイナルファンタジーXV』の主人公。マルスとは、奪われた母国を奪還するため奔走する王子という共通点がある。
    • スネーク=キング:8Pカラーでジャガーの覆面を表現。また、横強攻撃(2段目)はキングの技の一つ「ナックルボム」を意識していると思われる。
    • ワリオ=ボブ:肥満体の男性繋がり。3Pカラーで初登場作『鉄拳6』から着用している赤い服装を表現している。
    • デイジー=リリ:勝気な性格をした貴族繋がり。また、リリの技名には花の名前が取り入られたものがあり、その一つに「サレンデイジー」という技がある。6Pカラーで『鉄拳7 FATED RETRIBUTION』で一新されたドレスを表現。
    • インクリング=ブライアン・フューリー:4Pカラーで『鉄拳7FR』で着用する緑のミリタリージャケットとスカルマスクを表現。また、『スマブラ』のインクリングが体術で使う蹴りワザは、ブライアンの格闘スタイルがキックボクシングであることと共通している。
    • ゼロスーツサムス=ニーナ・ウィリアムズ:容姿や性格、組織の依頼で行動していることや、小技を駆使した接近戦を得意とする性能と、似通った点が多い。4Pカラーで映画『鉄拳 ブラッド・ベンジェンス』でのスーツ姿を表現。
    • ドンキーコング=クマ:体格の大きい動物のパワーキャラ繋がり。
    • ガオガエン=三島平八:平八の道着の背中に虎の顔が刺繍されていることに因んでいる。また、担当声優(石塚運昇)繋がりでもある。
  • カズヤの参戦カットと勝利時に流れるナレーションのコールは、『鉄拳7』のものが使用されている。
    • 前者で発せられるコール「GET READY FOR NEXT BATTLE」は、『鉄拳4』以降の対戦カード画面で表示される文言である(『鉄拳5』以降はコール付き)。


ソラ:最後のカギ

2021年10月5日に放送された『【スマブラSP】ソラのつかいかた』で公開された。

元ネタ・備考

  • 『ソラのつかいかた』での初公開時ではソラ参戦の瞬間までが流された後に桜井政博が「えーっ!」と驚く素振りを見せて中断し、ソラの紹介に入った。そして、改めて公開されたこのムービーで番組の最後を締めくくる形で公開された。
  • ムービーパートにおける一連の演出は、本作の初公開映像の流れを汲んだものであると同時に、イメージの世界を舞台にした『スマブラ』と「心」そのものをテーマにした『キングダム ハーツ』両作の世界観を重ねたものとなっている。
    • 灯火が燃え尽きると共にフィギュアに戻ってしまうファイター達と、一人目覚めたマリオが残り火をつかみ取ってソラを呼び出すシーンは、『キングダム ハーツ』で描かれた深い闇の奥でも光があると信じるシーンの数々を想起させる。
    • ちなみに『キングダム ハーツ』自体の制作は『スーパーマリオ64』に強く触発されたことが直接の発端であった[16]ため、ある意味でフォロワー作へのリスペクトとも取れる演出と言える。
  • ムービーでは、原作の『キングダム ハーツ』シリーズ及びディズニー作品を再現・オマージュしたシーンが多く存在している。
    • ソラを呼び出すマリオ:世界の異変を察知して一人旅立ち、ソラ達を導いた、『キングダム ハーツ』におけるキーキャラクターである王様(ミッキーマウス)を強く意識している。両者ともに、任天堂とディズニーを象徴するキャラクター。
    • キーブレードで開かれる鍵穴:『KHII』より、世界のゲートの鍵穴を開くシーンの再現。
    • ソラの登場シーン:『ピーター・パン』より。ソラは『KHI』でピーター・パンの仲間のウェンディ救出の道中でティンカー・ベルから妖精の粉をかけられて空を飛べるようになった。
    • ゲームパートでのソラの初登場:ダイブ・トゥ・ハート(ホロウバスティオン)が舞台になっているのは、『KHI』のチュートリアルとして最初にソラを操作できるめざめの園(精神世界)を意識している。
    • ミュウツーを攻撃するソラ:『キングダム ハーツ』における魔物に相当する存在を意識している。闇を持つイメージからは心の闇が具現化したハートレス、人工的に作り出された設定はそこから区別される「エンブレム」、白い外見はノーバディの魔物と共通している。
    • 光と闇の狭間(アドベンチャーモードのラスボス戦バージョンの終点)で落ちるソラ:『KHI』のオープニングムービーなどで表現される、精神世界への遷移のイメージ。背景は『キングダム ハーツ』の物語の主軸が光と闇の対立であることと、自身の心も光と闇の間で揺れ動くことの表現。
    • クラウドとの邂逅とセフィロスとの一騎打ち:『KHI・II』などで共演していたことに因んでいる。後者は『KHII』における隠しボス戦の再現。
    • "ニュードンク市庁舎"とシュルク:『KHIII』最終盤に訪れるスカラ・アド・カエルムを意識したもので、かつてキーブレード使いが集う都だった設定に因んで、同じく物語に大きく関わる特別な剣の使い手であるシュルクが登場している。
    • "ホロウバスティオン"の紹介シーンで登場するブラックピットベレス:黒衣繋がりでXIII機関のメンバーなどが着用する「狭間の者の衣」を意識している。
    • ダイブ・トゥ・ハートのステンドグラスを見るソラ:ヴェントゥス→シオン→ソラの順で絵が変わっていくのは、ヴェントゥスとシオンがそれぞれソラに関わりのある秘密を持っていることを示唆している。
    • 海辺を走るソラ:『KHI』より、序章でリクとカイリの3人で競走するシーンの再現。
    • "夢の泉"に「ハリケーンピリオド」(下空中攻撃)で着地するソラ:『KHIII』より、闇の世界でのリクの危機に駆け付けるシーンを意識している。
    • "ジャングルガーデン"で夕日を見つめるソラとむらびとの女の子:『KHI』より、序章で外の世界に出る直前のカイリとの会話シーンの再現。
    • 3体のカービィにアイテムを投げて食べさせるソラ:『KHIII』での100エーカーの森のミニゲームより。ピーチデイジーのカブ(野菜)→バナナガン(果物)→ファイアフラワー(花)で、ステージと玉が異なる「ティガーのベジタブルファーム」「ランピーのフルーツキャッチ」「プーのハニーポット」を表現している。
    • "カロスポケモンリーグ"(水門の間)とみずタイプポケモンたち:アトランティカとその住人である海の生き物を意識している。ソラの「ケアルガ」(上アピール)は、エフェクトのベル→鳴り物(楽器)→音楽で、『KHII』にてイベントを進めるごとに挿入されるミュージカルのミニゲームを示唆したものとなっている。
    • タイムレス・リバー風のソラとセピア調のデデデ:デデデはミッキーのライバルで、『キングダム ハーツ』でも悪役として登場するピート役。ステージの"ペーパーマリオ"は、ソラ達がタイムレス・リバーで最初に訪れた礎の丘を意識している。
    • たまごから出てくるピチューたち:『KHIII』のミニゲーム「リトルシェフのレストラン」のたまご割りより。ピチューが2匹に増えるのは評価が「EXCELLENT」だと黄身が2つになることに由来。
    • 浮遊するソラ、しずえピーチ:100エーカーの森のミニゲームが、風船で飛びながらアクションすることが多いことに因んだものかもしれない。ソラが風船で飛ぶミニゲームは、『Re:COM』の「バルーングライダー」や『KHII』の「プーのおおあらし」がある。
    • ピカチュウインクリングとの3ショットとスーパーしあわせのツリー:動物キャラ繋がりで、旅仲間のドナルドダックとグーフィーを意識している。ステージは、木の中心に生っているハートフルーツで、原作のタイトルにもなっている生命の証の集合体「キングダムハーツ」を表現している。
    • 終盤で次々に変わるステージ背景は、以下のワールドを意識したものと思われる。
  • 桜井政博はこのムービーのプロットをディズニーの制作ガイドラインを確認しながら1時間半で書き上げたと語っている。また、当初はマリオに専用デザインのキーブレードを振ってもらうことも考えられていたが、キーブレードを使えるのはキーブレード使いだけという設定が存在するため、完成したムービーではマリオが灯火(ソラのキーブレード)を放ち、それによって開かれた鍵穴から登場する形となった[5]

その他の参戦発表

デイジークロムダークサムスパックンフラワーは、ゲーム映像を使用してのショートムービー形式で参戦が発表された。

海外での参戦カットシーンのキャッチフレーズ

クロムダークサムスの文言はどちらも「Joins the Battle」で、意味はシンプルに「参戦!」。

ファイター キャッチフレーズ 和訳(意訳) 備考
リドリー Hits the Big Time! チャンスを掴んだ! 「Hit the big time」は当たりを引き当てる、有名になるのような意味で『初代スマブラ』から登場し続けついにファイターとなったことを表現しているのかもしれない。またHit単体で襲うという意味もある。「Big」には、『スマブラfor』まで「大きすぎる」ということが不参戦の理由として述べられていたこともかかっている。特にリドリーの参戦が多く望まれた海外では「Too Big」がリドリーの扱いを表すひとつのスラングとなっていた。
シモン Lashes Out! 鞭を激しく打ち付けた! 「Lash Out」は激しく攻撃するという意味。Lash自体は元々はムチを意味する言葉。
リヒター Crosses Over! 越えてきた! 「Cross over」は何かを越えるという意味で、ゲームなどのコラボにはクロスオーバーという表現が使われやすい。『スマブラ』そのものだけでなく、シモンとリヒターは本来違う時代の人物であるためその邂逅をも指したものか。また、ムービー終盤のコラボレーションの表現で使われた必殺ワザの「クロス」にも掛かっている。
キングクルール Comes Aboard! 乗り込んで来た! 「Comes Aboard」は主に乗り物に乗り込む意味で、ムービー内でのニュアンスは日本語で言う「殴り込み」に近い表現。クルールが海賊船を所有していることを意識したもの。
しずえ Turns Over A New Leaf! 気持ちを一新した! 「Turns Over A New Leaf」は心を入れ替える、生活を一新するなどの意味があり、戦わないゲームの秘書役であったしずえがいきなりまったく真逆のジャンルに参戦するという意外性を表したもの。また、『とびだせ どうぶつの森』の英題『Animal Crossing: New Leaf』にもかかっている。
ケン Turns Up the Heat! 熱くさせる! 『ストリートファイターV』においてケンの決め台詞である「来いよ!熱くさせてやるぜ!」の英訳「Come on! Let's turn up the heat!」より。
ガオガエン Enters the Ring! リングに上がった!
パックンフラワー Pipes Up! 急に喋りだした!(急に動き出した!) 「Pipe」で土管に掛けた駄洒落。
ジョーカー Steals the Show! 人気をかっさらった! ジョーカーが怪盗であることを表現しており、参戦発表時の『The Game Awards 2018』においても、会場のモニターをジャックする形で登場し、注目を集めた。
勇者 The Hero Draws Near! 勇者が あらわれた! ドラゴンクエスト』シリーズの戦闘開始時に表示されるメッセージ「○○が あらわれた!」の英語版「A ○○ Draws Near!」より。
バンジョー&カズーイ (Banjo-kazooie are)Raring to Go! 待ちきれずに飛び出した! 「Raring」と、彼らの開発元レア社(Rare Ltd.)を掛けている。ちなみに、彼らの表記がハイフンによる接続詞による「banjo-kazooie」なのは、海外でのシリーズ名表記にも掛けているため。
テリー Faces the Fury! 強敵に立ち向かった! 餓狼伝説』シリーズの英題『Fatal Fury』に掛けた表現。
ベレト Joins Smash House! スマブラの学級に加入した! 『ファイアーエムブレム 風花雪月』の英題 『Fire Emblem: Three Houses』に掛けている。
ベレス Byleth Recruits ...Byleth! ベレトは…ベレスを雇った! 「Recruit」は「人員を補充する」などの意味があり、ベレト/ベレスが傭兵・士官学校の教師の立場にいることになぞらえている。なお、英語名では男女ともにBylethに統一されている。
ミェンミェン Arms Herself! 武装した! ARMS』に掛けた表現。「腕を自らのモノにした」とも訳せるため、招待状を自らの手で掴み取った参戦ムービーの内容も踏まえているのかもしれない。
スティーブ Rocks the block! ブロックを揺さぶった!
アレックス Swaps In! 交代した!
ゾンビ Spawns In! 湧いて出た!
エンダーマン Steps from the Shadows! 裏側から歩み寄った!
セフィロス Descends to battle! 戦場に降臨した! 「God descends」は神の降臨という意味。『ファイナルファンタジーVII』本編で神と同義と言える存在になろうと画策したことや、テーマ曲の「片翼の天使」「神の誕生」など、聖書をモチーフにした要素が多くあることに由来している。
ホムラ Blazes Into Battle! 先陣を切った! 彼女の属性である「Blaze(炎)」にかけた表現。「blazes into~」は「先んじて~」という意味があり、原作におけるホムラ(ブレイド)は戦闘では基本的にレックス(ドライバー)をサポートする役割であるため、彼を差し置いて参戦したことのニュアンスが含まれている。
ヒカリ Awakens! 覚醒! ホムラの内に封印されていた存在であったことから。参戦ムービーでのピンチからの逆転で登場するシーンも、原作の初登場シーンを意識している。
カズヤ GETS READY FOR NEXT BATTLE 次のバトルの準備はいいか? 『鉄拳4』以降の対戦カード画面で表示される文言より。フォントは『鉄拳7』と同じものが使用されている。なお、このムービーで使用するにあたって文法に合わせた改変がされており、「GET」が三人称単数でカズヤを指した「GETS」となっている。
ソラ Is Finally Here! ついにやって来た! 要望が多くハードルが高かったファイターの奇跡的な参戦というだけでなく、最後のファイターということで「Final」、海外での「全員参戦」に相当する「Everyone is HERE」にも引っ掛けてあり、PVのセルフオマージュと相まって今作品の締めくくりに相応しいフレーズとなっている。

ギャラリー

参戦カット集

脚注

  1. 欧米のTwitterにて「ルイージ」が一時トレンド入り。『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の新映像で斬られた“弟”を心配する声がネットを席巻 | AUTOMATON
  2. “Nintendo Direct 2018.9.7”は配信延期に、「北海道地震の被害状況から」 - ファミ通.com
  3. 3.0 3.1 桜井政博のゲームについて思うこと VOL.570
  4. 『The Game Awards 2018』公開版:Super Smash Bros Ultimate x Persona 5 Full Reveal (with orchestra) | The Game Awards 2018
    ネット公開版:Super Smash Bros. Ultimate - Take Your Heart - Nintendo Switch
  5. 5.0 5.1 5.2 週刊ファミ通 2021年11月18日号 桜井政博のゲームについて思うこと 大乱闘? 最終回SPECIAL!!
  6. 【スマブラSP】バンジョー&カズーイのつかいかた
  7. 桜井政博のゲームについて思うこと VOL.599
  8. 【スマブラSP】テリーのつかいかた 47分29秒~
  9. スマブラで22年ぶりに収録をしました《スマッシュブラザーズ・ファルコン》エピソード
  10. 『Minecraft』キャラクターの『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』参戦でTwitterがクラッシュ? パロディ作品が続々登場
  11. Super Smash Bros Ultimate DLC Reveal Crashes Twitter
  12. 桜井 政博 Twitter[インターネットアーカイブ] , Minecraft Twitter[インターネットアーカイブ]
  13. 内、セフィロスに串刺しにされかけるマリオは、コンプリート版で変更されたシーンが基となっている。
  14. 【スマブラSP】ホムラ/ヒカリのつかいかた 33分50秒~
  15. グッドスマイルカンパニーの商品ページ:ホムラ/ヒカリ
  16. 社長が訊く『ニンテンドー3DS』ソフトメーカークリエーター篇 第15回:『KINGDOM HEARTS 3D [Dream Drop Distance』]