連続ヒットワザ

連続ヒットワザ、または多段攻撃とは、複数回連続ヒットし、その途中で脱出できないワザのこと。2ヒット以上し得るものならそれは連続ヒットワザであり、最大で何回ヒットするかはワザによって異なる。

多くの連続ヒットワザは全段ヒットさせることを前提に各段のダメージが低く設定されており、全段累計のダメージ量は他のワザより若干高めとなっている場合が多い。ふっとばし力は最後の段以外は次の段に連続ヒットしやすいように弱く、最後の段で強くふっとばすものが多い。

マルスの通常空中攻撃など、着地隙の少なく、最後の段以外はあまりふっとばさない空中連続ヒットワザであれば、最後の段を当てる前に着地してワザを中断し、弱くふっとんだ相手にすかさず追撃する、という連係ができる。

多くの連続ヒットワザは、「隙の割には合計ダメージが大きい」、「攻撃判定が出ている時間が長い」、「コンボ・連係の起点となる」（上述）、「複数回ヒットによって長時間相手を拘束するためにチーム乱闘では味方との連携が取りやすい」などの多くの長所があり使い勝手が良いものが多い。しかし、「各段のダメージは小さいために全段ヒットさせなければダメージは小さい」、「ヒットストップずらしによって途中で抜け出されることがある」、「ふっとばすまでの時間が長いために相手に最適なふっとびずらしをするための猶予を与えやすい」、「乱戦では他の相手による妨害を受けやすい」、などの短所もある。

ヒットした相手を引っ張る連続ヒットワザ

ふっとばしベクトルが「オートリンク」と呼ばれる数値に設定されてあるワザは、ヒットした相手をワザの使用者の移動方向と同じ方向にふっとばす。また、ふっとばし力はワザの使用者の移動速度の影響を受け、速く動いているほど強くふっとばす。

この性質のため、ベクトルがオートリンクに設定されてある連続ヒットワザは、使用者が上下左右に激しく動きながら繰り出しても、ヒットしている者は使用者に追随するようにふっとんでいくため、最後までヒットしやすい。これがよくわかるワザの一つに、『スマブラ3DS/Wii U』以降のフォックスの前空中攻撃、リュカの下空中攻撃、ゲッコウガやジョーカーの上空中攻撃などがある。

この相手を引っ張る性質を利用して、メテオのように相手を下に引きずり落とすコンボ用テクニックがある。詳細は疑似メテオにて。

連続ヒットしにくい多段攻撃

前→後に連続して攻撃を行う多くの下スマッシュ攻撃などは、複数の異なる攻撃判定が出てはいるが、どの段も強いふっとばし力を持つために次の段が連続してヒットしない。
そのようなワザは、すべての段それぞれに単発で高いダメージ値が設定されている。

ただし、その中でもリンクの下スマッシュ攻撃と言った攻撃範囲が広いもの、同じ側に3回攻撃を行うリュカの下スマッシュ攻撃など、相手の蓄積ダメージが低い時に背後が壁に遮られている場合、一切吹っ飛ばないボス敵など特殊な状況下で連続ヒットし、倍のダメージを与えられることがまれにある。

備考

• ボタン連打などでずっと動作を続けることができるものを除いて、シリーズ史上最も多くヒットする通常攻撃は、『スマブラ64』のヨッシーの下空中攻撃。計14ヒット。