ダウン連
ダウン連は、『DX』、『X』、『3DS/Wii U』、『SP』に存在するテクニック。倒れ状態のファイターは弱めの攻撃を受けると一時的に操作不能になる倒れダメージ動作を取るが、その間に再び弱めの攻撃を受けると、再び倒れダメージ動作を取る。これを繰り返すコンボがダウン連である。
ダウン連を受けている側は抵抗手段がヒットストップずらしで僅かに位置をずらすことしか無く、終わるまで一方的に攻撃を受け続けることになるものの、ダウン連を継続できるワザは短い間隔で当て続けられるものに限られ、そのようなものはどれもダメージが少ないので、ダウン連だけでは大したダメージにはなりにくい。倒れダメージ関連の追撃は、倒れダメージ動作中や、その後の起き上がり(叩き起こし)に強力なワザを重ねることの方が重要である。
DX
『DX』では後のものよりも倒れダメージ動作が極端に短く、ダウン連を成立させるのは難しい。また、ダウン連をしていると攻撃側が徐々に後退していき、やがて攻撃が届かなくなる。
X
『X』ではソニックなど「弱→歩き→弱→歩き...」とすることで地形が続く限り延々とダウン連をできるファイターが複数いた。また、メタナイトは下強攻撃と前方緊急回避を織り交ぜることで途中でダウン連の進行方向を折り返すことができた。
3DS/Wii U
『3DS/Wii U』では、ダウン連は最大3回までに限定されるようになった。それを超えて攻撃を当てると普通に攻撃を受けたときと同じ動作を取るので、それ以上のダウン連は続行できなくなる。ただし、埋まり状態にする攻撃に限っては回数制限がないため、理論上は永久にダウン連ができるが、短い間隔で当て続けられる埋め攻撃はほとんどないため、現実的には2人以上で協力するなどしないと難しい。
SP
『SP』では、さらに回数制限が厳しくなり最大2回までに減少した。それに加え、ダウン連が成立した際の強制起き上がりの仕様が撤廃され、ダウン連を受けたプレイヤーが起き上がりの方向とタイミングを選択できるようになったため、起き上がりに強力なワザを置くコンボは狙いにくくなっている。ただし、強制ダウン中が無防備であることは変わらず、タイミングさえ外さなければダウン連を挟んでスマッシュ攻撃などが確定するファイターも一部存在する。
備考
- 英語では「Lock」。弱攻撃によるダウン連は「Jab lock」。しかし弱攻撃以外によるものでも「Jab lock」と呼ばれることが多い。