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| == 当たり判定 == | | == 当たり判定 == |
− | 物に触れることができる判定。地形、キャラクターなどが持つ。
| + | 物に触れることができる判定。地形、キャラクターなど多くのオブジェクトが持つ。 |
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| == 攻撃判定 == | | == 攻撃判定 == |
− | [[#やられ判定]]に接触すると攻撃が当たったことになる(一般的には触れられた方がダメージを受ける)領域。 | + | [[#やられ判定]]に接触すると攻撃が当たったことになり、相手にダメージを与える領域。 |
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− | 攻撃判定はそれぞれでダメージ・ふっとばし・属性などのパラメータを持つ。この仕様については以下のサイトが参考になる。
| + | 攻撃判定はそれぞれでダメージ・ふっとばし・属性などのパラメータを持つ。<br/> |
| + | ワザの多くは、同じ攻撃判定でも時間によって異なる威力が設定されたり、複数の攻撃判定で異なる威力が設定されていることが多い。 |
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| + | 攻撃判定が持つパラメーターの仕様については以下のサイトが参考になる。 |
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| ;64 | | ;64 |
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| === 相殺判定 === | | === 相殺判定 === |
| {{Main|相殺}} | | {{Main|相殺}} |
− | 攻撃判定に設定されているパラメータの一種で、[[相殺]]を引き起こすことができる領域のこと。
| + | 攻撃判定に設定されているパラメータの一種。[[相殺]]可能だと設定された攻撃判定同士が接触すると、その判定を一時的に打ち消す。 |
| + | ワザによってさらに相殺モーションで反応を起こすか否かで分けられる。 |
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| == やられ判定 == | | == やられ判定 == |
| [[ファイル:Glancing blow.JPG|サムネイル|チップ]] | | [[ファイル:Glancing blow.JPG|サムネイル|チップ]] |
− | 攻撃判定に接触すると攻撃が当たったことになってダメージを受ける領域。喰らい判定(食らい判定)とも呼ばれる。
| + | 攻撃判定に接触すると攻撃が当たったことになって、自分がダメージを受ける領域。喰らい判定(食らい判定)とも呼ばれる。 |
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| 一部のワザでは、攻撃の瞬間にカラダの一部のやられ判定が無かったことになる場合がある。やられ判定が消えた部位ならそこに攻撃が触れてもダメージを受けることは無い。 | | 一部のワザでは、攻撃の瞬間にカラダの一部のやられ判定が無かったことになる場合がある。やられ判定が消えた部位ならそこに攻撃が触れてもダメージを受けることは無い。 |
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| == ガケつかまり判定 == | | == ガケつかまり判定 == |
| {{See also|ガケつかまり}} | | {{See also|ガケつかまり}} |
− | ガケと接触すると[[ガケつかまり]]に移行する判定。 | + | ガケと接触すると[[ガケつかまり]]に移行する判定。一部のワザではこの判定が消えることがある。 |
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| == 判定の強弱 == | | == 判定の強弱 == |
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| ユーザーの間で言われることのある「判定が強いワザ」とは、[[相殺]]が発生しない組み合わせの攻撃が衝突する時に、相手よりも先に自分の攻撃判定が相手のやられ判定に届きやすいワザのこと。 | | ユーザーの間で言われることのある「判定が強いワザ」とは、[[相殺]]が発生しない組み合わせの攻撃が衝突する時に、相手よりも先に自分の攻撃判定が相手のやられ判定に届きやすいワザのこと。 |
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− | やられ判定の一部が消えるなどの部分無敵を持ったワザ、武器を使った攻撃など、攻撃判定の先端とやられ判定の先端の距離が長いワザは、それが短いワザに対して一方的に攻撃を通しやすいため、「判定が強い」とされやすい。
| + | やられ判定の一部が消えるなどの部分無敵を持ったワザ、武器を使った攻撃など、攻撃判定の先端とやられ判定の先端の距離が長くなるワザは、それが短いワザに対して一方的に攻撃を通しやすいため、「判定が強い」とされやすい。 |
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| + | === 武器判定 === |
| + | 攻撃判定の内、やられ判定の無い部分のことを、「武器判定」と通称することがある。 |
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| + | 武器を使った攻撃なら、武器の部分にはやられ判定がないため、武器の部分は武器判定といえる。一方で肉体を使った攻撃でも、足や尻尾の先端にはやられ判定を持っていないファイターが多く、それを使った攻撃のその部分も武器判定といえる。<br/> |
| + | また、マリオの上スマッシュ攻撃中の頭部など、攻撃の際に一瞬だけ肉体の一部からやられ判定が無くなるものがあり、その部分も武器判定といえる。 |
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− | == 武器判定 ==
| + | この用語は公式名称ではないし、あまり広まっている用語でもなく、更に、下記のように『スマブラ』の判定システムを間違って解釈している人が多いために、使用の際にはそれなりに配慮すると良い。 |
− | 攻撃判定の内、やられ判定の無い部分のことを、武器判定ということがある。
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− | 武器を使った攻撃なら、武器の部分にはやられ判定がないため、武器の部分は武器判定といえる。肉体を使った攻撃でも、足や尻尾の先端にはやられ判定を持っていないファイターが多く、それを使った攻撃のその部分も武器判定といえる。また、マリオの上スマッシュ攻撃中の頭部など、攻撃の際に一瞬だけ肉体の一部からやられ判定が無くなるものがあり、その部分も武器判定といえる。この用語は公式名称ではないし、あまり広まっている用語でもなく、更に、下記のように『スマブラ』の判定システムを間違って解釈している人が多いために、使用の際にはそれなりに配慮すると良い。
| + | === 判定の優先について === |
| + | 一部のアクションゲーム・格闘ゲームには攻撃判定に優先度の強弱のようなものが設定されていることがあり、その場合では優先度の高い攻撃が低い攻撃に必ず勝てる。そのようなゲームにおいて、武器を使った攻撃などが高い優先度を持つ傾向にあると、それらも『武器判定』と呼ばれる場合がある。 |
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− | ==== スマブラとは関係の無い武器判定 ====
| + | 『スマブラ』においては、基本的な[[相殺]]が起こる地上攻撃同士に限り、与えるダメージ値の差によってどちらが優先されるか、あるいは双方無効になるかが決められる。<br/> |
− | 一部のアクションゲームには攻撃判定に優先度の強弱のようなものが設定されていることがあり、その場合は判定の強い攻撃(武器を使った攻撃など)が判定の弱い攻撃(肉体を使った攻撃など)に必ず勝てる。そのようなゲームにおいて強い判定を武器判定と呼ぶことがある。
| + | 空中攻撃や一部の相殺不可能な攻撃では、先に相手のやられ判定に自分の攻撃判定が触れたほうの勝ち。相殺できない攻撃が同時に当たった場合、両者相打ちとなる。 |
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− | 『スマブラ』にはそのようなシステムはなく、地上攻撃同士がぶつかれば与えるダメージ値によってどちらが優先されるか、あるいは相殺になるかが決まっている。<br />
| + | しかし「[[リンク]]の剣技は武器判定だから[[マリオ]]の蹴り技に必ず勝てる」というような勘違いをしている人がしばしば現れる。<br/> |
− | しかし「[[リンク]]の剣技は武器判定だから[[マリオ]]の蹴り技に必ず勝てる」というような勘違いをしている人がしばしば現れる。実際には、リンクとマリオの攻撃が接触した場合、地上攻撃同士なら相殺が発生し、空中攻撃同士ならば先に相手のやられ判定に自分の攻撃判定が触れたほうの勝ち。相殺できない攻撃が同時に当たった場合、両者相打ちである。 | + | 実際には、吹っ飛び耐性がない限り基本的に速いほうが先に攻撃を当てて怯ませる事ができる。<br/> |
| + | 例えばリンクとマリオが、特定のタイミングでの強攻撃同士でぶつかった場合は相殺で互いに弾かれるが、同時に攻撃操作をした場合は基本的に攻撃判定の発生が早いマリオが勝つ。<br/> |
| + | 片方または両方が空中攻撃ならば相殺が起こることはなく、代わりに相打ちになりうる。 |
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| == 備考 == | | == 備考 == |