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− | |紹介記事=[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%AF_(%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%A8%E3%83%A0%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%A0) {{PAGENAME}} (ファイアーエムブレム) - Wikipedia]<br />[https://fireemblemwiki.org/wiki/Ike Ike - Fire Emblem Wiki] | + | |紹介記事=[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%AF_(%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%A8%E3%83%A0%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%A0) {{PAGENAME}} (ファイアーエムブレム) - Wikipedia]<br>[https://fireemblemwiki.org/wiki/Ike Ike - Fire Emblem Wiki] |
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| '''アイク'''(Ike)は、『ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡』とその続編『ファイアーエムブレム 暁の女神』に登場するキャラクター。 | | '''アイク'''(Ike)は、『ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡』とその続編『ファイアーエムブレム 暁の女神』に登場するキャラクター。 |
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| {{-}} | | {{-}} |
| == 概要 == | | == 概要 == |
− | [[ファイル:アイク (ファイアーエムブレム 暁の女神).png|200px|サムネイル|左|『ファイアーエムブレム 暁の女神』のアイク]] | + | [[ファイル:アイク (ファイアーエムブレム 暁の女神).png|200x200px|サムネイル|『ファイアーエムブレム 暁の女神』のアイク]] |
− | 『ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡』の主人公。グレイル傭兵団団長、グレイルの息子。故郷であるクリミア王国が隣国デインの侵攻を受け滅んだ際、辛くもデインの手から逃れたクリミアの王女"エリンシア"と出会い、最早頼るものが無い彼女から助けを乞われる。紆余曲折を経て、クリミア王国軍は再興・蜂起。将軍の地位を与えられ、同時に爵位を得る。戦いの末、デインの王"アシュナード"を討ち果たし、英雄として称えられる。 | + | 『ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡』の主人公。グレイル傭兵団団長、グレイルの息子。故郷であるクリミア王国が隣国デインの侵攻を受け滅んだ際、辛くもデインの手から逃れたクリミア王国の王女エリンシアと出会い、最早頼るものが無い彼女から助けを乞われる。紆余曲折を経て、クリミア王国軍は再興・蜂起。将軍の地位を与えられ、同時に爵位を得る。戦いの末、デイン王国の王アシュナードを討ち果たし、英雄として称えられる。 |
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| 続編『暁の女神』では、第三部以降にして、事実上作中の実質的な主人公を務める。貴族生活は肌に合わないと、爵位を返上して傭兵業を再開した彼の元に、 先の戦からの友人が姿を現す場面から始まる。友から伝えられた戦乱の勃発。友への協力を約束した彼は、再び戦いに身を投じる。『暁の女神』のエンディングでは、いくつもの戦いで残した功績の数々から、"蒼炎の勇者"の異名で知られるようになったことが語られている。 | | 続編『暁の女神』では、第三部以降にして、事実上作中の実質的な主人公を務める。貴族生活は肌に合わないと、爵位を返上して傭兵業を再開した彼の元に、 先の戦からの友人が姿を現す場面から始まる。友から伝えられた戦乱の勃発。友への協力を約束した彼は、再び戦いに身を投じる。『暁の女神』のエンディングでは、いくつもの戦いで残した功績の数々から、"蒼炎の勇者"の異名で知られるようになったことが語られている。 |
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− | 代々[[マルス|王侯]][[ロイ|貴族]]が主人公を務めてきた『ファイアーエムブレム』シリーズにおいて、初めての平民出身の主人公。 性格は落ち着いていて無愛想だが、根本的には熱血漢。熟慮が苦手で猪突猛進、食欲旺盛、色恋沙汰にも縁がない…と、シリーズ中でも異色な存在。 年齢は『蒼炎の軌跡』では17歳。『暁の女神』では父親似の筋肉質になっており、21歳と推測できる。 | + | 手に持つ剣は「神剣ラグネル」。原作では強力な性能を誇る伝説の武器である。専用のスキルである「天空」も極めて強力な効果を持ち、さらにアイク自身のステータスが優秀なことも合わさって、歴代最強の戦闘力を持つ主人公として扱われている。 |
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| + | 代々[[マルス|王侯]][[ロイ|貴族]]が主人公を務めてきた『ファイアーエムブレム』シリーズにおいて、初めての平民出身の主人公。 性格は落ち着いていて無愛想だが、根本的には熱血漢。熟慮が苦手で猪突猛進、食欲旺盛、色恋沙汰にも縁がない…と、シリーズ中でも異色な存在。年齢は『蒼炎の軌跡』では17歳。『暁の女神』では父親似の筋肉質になっており、21歳と推測できる。 |
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− | 手に持つ剣は"神剣ラグネル"。原作では強力な性能を誇る伝説の武器である。専用のスキルである「天空」も極めて強力な効果を持ち、さらにアイク自身のステータスが優秀なことも合わさって、歴代最強の戦闘力を持つ主人公として扱われている。
| + | 『ファイアーエムブレム 覚醒』には、"異界のアイク"としてDLCマップにて登場する(設定上、厳密には本人ではない)。さらに、ラグネルを持った"パリス"という名の、アイクの子孫と思しき人物も登場する<ref>パリスという名前は、アイクの開発初期段階で付けられていた名前から取られている。</ref>。<br> |
| + | 余談だが、『覚醒』の主人公であるクロムは、シリーズ内でも人気の高いアイクのキャラクターを一部意識してデザインされている。王子でありながら自警団の団長を務めていることや、訓練で壁を壊すという豪快ぶりに、アイクの面影がみられる。また、同作では[[クロム]]や[[ルキナ]]が「天空」を習得できる。 |
| {{-}} | | {{-}} |
− | * 神剣ラグネル
| + | === 神剣ラグネル === |
− | **英雄オルティナが使っていた双剣の片割れで、女神アスタルテの加護を受けた伝説の剣である。アイクの宿敵である[[漆黒の騎士]]が持つ"神剣エタルド"とは、対の関係である(ラグネルの刀身の金に対し、エタルドは銀となっている)。<br />作中最高クラスの攻撃力に加え、使用回数が無限(ほとんどの武器は有限)で、さらに衝撃波を飛ばすことで間接攻撃も可能。守備に補正までかかり、おまけに『蒼炎の軌跡』でのみ相手は必殺の一撃が出なくなる隠し効果まで備えているなど、至れり尽くせりの性能である。<br />代わりにゲーム中で最も重量値が高い武器の一つであり、『スマブラ』での扱いはそれを意識していると思われる。<br />『蒼炎の軌跡』ではストーリー序盤でアイクの手元に渡るが、実際に使用できるのはストーリー終盤になってから。アイクはストーリー中盤で「ロード」に「クラスチェンジ」し、衣装が変わるため、『スマブラ』のように「レンジャー」の衣装でラグネルを使用することはできない。しかし、エピローグでは「レンジャー」の衣装に再び着替えている。また、『ヒーローズ』では「レンジャー」の衣装のアイクがラグネルを使用している。
| + | 英雄オルティナが使っていた双剣の片割れで、女神アスタルテの加護を受けた伝説の剣である。アイクの宿敵である[[漆黒の騎士]]が持つ神剣エタルドとは、対の関係である(ラグネルの刀身の金に対し、エタルドは銀となっている)。 |
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− | * 天空
| + | 作中最高クラスの攻撃力に加え、使用回数が無限(ほとんどの武器は有限)で、さらに衝撃波を飛ばすことで間接攻撃も可能。守備に補正までかかり、おまけに『蒼炎の軌跡』でのみ相手は必殺の一撃が出なくなる隠し効果まで備えているなど、至れり尽くせりの性能である。代わりにゲーム中で最も重量値が高い武器の一つであり、『スマブラ』での扱いはそれを意識していると思われる。 |
− | **『蒼炎の軌跡』で初登場した「奥義」と呼ばれる強力なスキルの内の一つで、両作品中ではアイクのみ習得可能。<br />「太陽」(HP吸収)と「月光(『蒼炎の軌跡』では防御力半減扱いで攻撃、『暁の女神』では防御力無視攻撃)」というスキルの連続攻撃。最初に剣を上空に投げた後、ジャンプして剣をキャッチすると同時に敵を斬り付け(太陽)、 さらにもう一度敵を斬り上げ(月光)つつ、高くバク転しながら元の位置に戻る。
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− | **『スマブラ』では「月光」に該当する攻撃が無いが、[[最後の切りふだ]]「大天空」では、「上空に投げる剣で相手を空中に放り上げ、連続攻撃を仕掛ける」点で通じるものがある。
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− | *蒼炎
| + | 『蒼炎の軌跡』ではストーリー序盤でアイクの手元に渡るが、実際に使用できるのはストーリー終盤になってから。アイクはストーリー中盤で「ロード」に「クラスチェンジ」し、衣装が変わるため、『スマブラ』のように「レンジャー」の衣装でラグネルを使用することはできない。しかし、エピローグでは「レンジャー」の衣装に再び着替えている。また、『ヒーローズ』では「レンジャー」の衣装のアイクがラグネルを使用している。 |
− | **元々はテリウスで巻き起こる戦乱によって多くの人々が発する負の気に、負の女神ユンヌを封じたメダリオンが呼応して放つ青白い光を指す。<br/>"炎の紋章"とも呼ぶことから、陽炎のように揺らめき光るそれが蒼い炎に見立てられたのだと思われる。よって通常の火炎のような燃焼はしない。
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− | **ユンヌが鳥に姿を変える、加護を授けるといった力を行使する際にも放ち、正の女神アスタルテとの決戦では自らが蒼炎となってアイクに憑依した。
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− | 『ファイアーエムブレム 覚醒』には、"異界のアイク"としてDLCマップにて登場する(設定上、厳密には本人ではない)。さらに、ラグネルを持った"パリス<ref>"パリス"は、アイクの開発初期段階での名前である。</ref>"という名の、アイクの子孫と思しき人物も登場する。<br/>なお、同作では[[クロム]]や[[ルキナ]]が天空を習得できる。<br/>
| + | === 蒼炎 === |
− | 余談だが、『覚醒』の主人公であるクロムは、シリーズ内でも人気の高いアイクのキャラクターを一部意識してデザインされている。王子でありながら自警団の団長を務めていることや、訓練で壁を壊すという豪快ぶりに、アイクの面影がみられる。
| + | 元々はテリウス大陸で巻き起こる戦乱によって多くの人々が発する負の気に、負の女神ユンヌを封じたメダリオンが呼応して放つ青白い光を指す。"炎の紋章"とも呼ぶことから、陽炎のように揺らめき光るそれが蒼い炎に見立てられたのだと思われる。よって通常の火炎のような燃焼はしない。ユンヌが鳥に姿を変える、加護を授けるといった力を行使する際にも放ち、正の女神アスタルテとの決戦では自らが蒼炎となってアイクに憑依した。 |
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| == 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ == | | == 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ == |
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| 日本版での声は原作同様、[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%90%A9%E9%81%93%E5%BD%A6 萩道彦]が務める。『スマブラfor』では『スマブラX』で収録された音声が流用されている。『スマブラSP』では新規収録がされ、デザインによって演じ方が変わるようになった。 | | 日本版での声は原作同様、[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%90%A9%E9%81%93%E5%BD%A6 萩道彦]が務める。『スマブラfor』では『スマブラX』で収録された音声が流用されている。『スマブラSP』では新規収録がされ、デザインによって演じ方が変わるようになった。 |
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− | アイクの『スマブラ』初参戦である『スマブラX』の制作を発表した2005年7月には、Wiiで『ファイアーエムブレム』の新作が制作されているという情報が[[桜井政博]]の元に届いていたが、キャラクターなどのゲーム内容までは全くわからない状態だったため、『スマブラX』の企画書には『ファイアーエムブレム』からの参戦候補としては「アイク」ではなく「『ファイアーエムブレム』の誰か」と表記がなされていた<ref>週刊ファミ通 2008年2月29日増刊号 直撃!!桜井政博さんインタビュー 新規参戦キャラクターについて聞く 後編<br /> | + | アイクの『スマブラ』初参戦である『スマブラX』の制作を発表した2005年7月には、Wiiで『ファイアーエムブレム』の新作が制作されているという情報が[[桜井政博]]の元に届いていたが、キャラクターなどのゲーム内容までは全くわからない状態だったため、『スマブラX』の企画書には『ファイアーエムブレム』からの参戦候補としては「アイク」ではなく「『ファイアーエムブレム』の誰か」と表記がなされていた<ref>週刊ファミ通 2008年2月29日増刊号 直撃!!桜井政博さんインタビュー 新規参戦キャラクターについて聞く 後編<br>“『スマブラX』の制作を発表した2005年7月の段階で『ファイアーエムブレム』の新作がWiiで制作中であることがわかりました。キャラについては情報がなく、何もわからなかったので、企画書を制作する段階では"『ファイアーエムブレム』の誰か"と表記していました。”</ref>。<br> |
− | “『スマブラX』の制作を発表した2005年7月の段階で『ファイアーエムブレム』の新作がWiiで制作中であることがわかりました。キャラについては情報がなく、何もわからなかったので、企画書を制作する段階では"『ファイアーエムブレム』の誰か"と表記していました。”</ref>。<br /> | + | その後アイクを参戦させる方針に決まると、原作の開発者から「見た目に反して重い感じを出したい」という要望が出されたため、動きは遅いがパワーのある性能になった<ref>週刊ファミ通 2008年2月29日増刊号 〃<br>“アイクは原作の開発者から「見た目に反して重い感じを出したい」という要望があって、大型の剣を持つゴツイキャラクターを目指しました。動きが重いために攻撃をかわされやすいけれども、当たるとめちゃくちゃ痛いという。”</ref>。<br> |
− | その後アイクを参戦させる方針に決まると、原作の開発者から「見た目に反して重い感じを出したい」という要望が出されたため、動きは遅いがパワーのある性能になった<ref>週刊ファミ通 2008年2月29日増刊号 〃<br /> | + | なお、ラグネルの衝撃波による遠距離攻撃は、『スマブラ』で目指すべきアイク像とは相容れるのか、またゲーム上でキャラクターらしさを体現するときに受け入れられるバランスになるのかどうかを考えた結果、実装は見送られている<ref>週刊ファミ通 2008年2月29日増刊号 〃<br>“原作では、衝撃波みたいなもので遠くの敵を攻撃するシチュエーションもあるんですが、『スマブラX』で目指すべきアイク像と相容れるのか。また、キャラクター性という意味ではなくて、ゲーム上でキャラクターらしさを体現するときに、受け入れられるバランスになるのかどうかということを考えて外しました。やっぱり、ワザなどは原作のまま突っ込めばキャラクターらしさが出るのか、と言えば決してそうではないんですね。”</ref>。 |
− | “アイクは原作の開発者から「見た目に反して重い感じを出したい」という要望があって、大型の剣を持つゴツイキャラクターを目指しました。動きが重いために攻撃をかわされやすいけれども、当たるとめちゃくちゃ痛いという。”</ref>。<br /> | |
− | なお、ラグネルの衝撃波による遠距離攻撃は、『スマブラ』で目指すべきアイク像とは相容れるのか、またゲーム上でキャラクターらしさを体現するときに受け入れられるバランスになるのかどうかを考えた結果、実装は見送られている<ref>週刊ファミ通 2008年2月29日増刊号 〃<br />“原作では、衝撃波みたいなもので遠くの敵を攻撃するシチュエーションもあるんですが、『スマブラX』で目指すべきアイク像と相容れるのか。また、キャラクター性という意味ではなくて、ゲーム上でキャラクターらしさを体現するときに、受け入れられるバランスになるのかどうかということを考えて外しました。やっぱり、ワザなどは原作のまま突っ込めばキャラクターらしさが出るのか、と言えば決してそうではないんですね。”</ref>。 | |
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| 『スマブラX』でのキャラクターコンセプトは、「うなる剛剣」<ref>桜井政博のゲームについて思うことDX 2ページ</ref>。同シリーズからのマルスのスタイルがスピード重視の「流麗な剣術」であるのに対し、アイクのスタイルはパワー重視となっている。巨大な両手剣を片手で豪快に振るい、それゆえに動作が重たいのが欠点だが、それを補って余りある攻撃力とリーチを誇る。この「剛剣」と言う表現は、後の『ファイアーエムブレム』シリーズにおいてアイクの習得するスキル名として逆輸入された。また、『ファイアーエムブレム』からの参戦ファイターの中では珍しく、投げ以外で手足による殴打攻撃を持つ。 | | 『スマブラX』でのキャラクターコンセプトは、「うなる剛剣」<ref>桜井政博のゲームについて思うことDX 2ページ</ref>。同シリーズからのマルスのスタイルがスピード重視の「流麗な剣術」であるのに対し、アイクのスタイルはパワー重視となっている。巨大な両手剣を片手で豪快に振るい、それゆえに動作が重たいのが欠点だが、それを補って余りある攻撃力とリーチを誇る。この「剛剣」と言う表現は、後の『ファイアーエムブレム』シリーズにおいてアイクの習得するスキル名として逆輸入された。また、『ファイアーエムブレム』からの参戦ファイターの中では珍しく、投げ以外で手足による殴打攻撃を持つ。 |
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| === [[亜空の使者]]における役割 === | | === [[亜空の使者]]における役割 === |
− | [[マルス]]と[[メタナイト]]が追撃していた、[[亜空軍]]の幹部である[[エインシャント卿]]の持つ亜空間爆弾を「天空」で破壊して登場し、その直後2人と共に行動をする。<br /> | + | [[マルス]]と[[メタナイト]]が追撃していた、[[亜空軍]]の幹部である[[エインシャント卿]]の持つ亜空間爆弾を「天空」で破壊して登場し、その直後2人と共に行動をする。<br> |
| また、[[荒野]]に登場した大型ロボット兵器"[[ガレオム]]"を発見したとき、最初に追撃を開始したが、このシーンで原作同様の猪突猛進さが強調されている。 | | また、[[荒野]]に登場した大型ロボット兵器"[[ガレオム]]"を発見したとき、最初に追撃を開始したが、このシーンで原作同様の猪突猛進さが強調されている。 |
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| == 動作などの元ネタ == | | == 動作などの元ネタ == |
| === ワザ === | | === ワザ === |
− | *弱攻撃など | + | *弱攻撃などの剣術 |
| **元は実在する「ドイツ流剣術」の1種で、原作シリーズとは関連性がない。主に両手剣を使った実戦向け基本剣術で、彼の剣技は基本的にこれをベースに原作の味付けをしたものとなっている。 | | **元は実在する「ドイツ流剣術」の1種で、原作シリーズとは関連性がない。主に両手剣を使った実戦向け基本剣術で、彼の剣技は基本的にこれをベースに原作の味付けをしたものとなっている。 |
| *ダッシュ攻撃:斬り上げ | | *ダッシュ攻撃:斬り上げ |
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| ***『暁の女神』の必殺モーションでも似たものが見られる。 | | ***『暁の女神』の必殺モーションでも似たものが見られる。 |
| *上必殺ワザ:天空 / [[勝利演出]]:「天空」を披露する | | *上必殺ワザ:天空 / [[勝利演出]]:「天空」を披露する |
− | **『蒼炎の軌跡』『暁の女神』でアイクのみ習得できる奥義スキル。詳細は[[#概要]]にて。 | + | **『蒼炎の軌跡』『暁の女神』で初めて搭載された上級職専用のスキル「奥義」の一つで、同作ではアイクのみ習得できる。「太陽」(HP吸収)と「月光」(『蒼炎の軌跡』では防御力半減扱いで攻撃、『暁の女神』では防御力無視攻撃)の2つのスキルによる連続攻撃を行う。最初に剣を上空に投げた後、ジャンプして剣をキャッチすると同時に敵を斬り付け(太陽)、 さらにもう一度敵を斬り上げ(月光)つつ、高くバク転しながら元の位置に戻る。 |
| + | **『スマブラ』では「月光」に該当する攻撃が無いが、[[最後の切りふだ]]「大天空」では、「上空に投げる剣で相手を空中に放り上げ、連続攻撃を仕掛ける」点で通じるものがある。 |
| **原作のものは、敵に蒼い光を発しつつ剣を向け、剣を回転させながら上に投げ、ジャンプし空中キャッチしてから「斬り下ろし(太陽)→バック転しながら斬り上げ(月光)」の二連コンボとなっている。 | | **原作のものは、敵に蒼い光を発しつつ剣を向け、剣を回転させながら上に投げ、ジャンプし空中キャッチしてから「斬り下ろし(太陽)→バック転しながら斬り上げ(月光)」の二連コンボとなっている。 |
| ***ちなみに『スマブラ』のような掛け声はない。『Code Name: S.T.E.A.M. リンカーンVSエイリアン』では、掛け声が逆輸入されている。また、同作には「天!空!!!」という曲名のアイクのテーマ曲がある。 | | ***ちなみに『スマブラ』のような掛け声はない。『Code Name: S.T.E.A.M. リンカーンVSエイリアン』では、掛け声が逆輸入されている。また、同作には「天!空!!!」という曲名のアイクのテーマ曲がある。 |
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| ***因みに『if』の「天空」は斬り上げは行わず、『スマブラ』の横必殺ワザの元にもなった、『蒼炎の軌跡』の突進して剣を振る攻撃に繋げて終える。 | | ***因みに『if』の「天空」は斬り上げは行わず、『スマブラ』の横必殺ワザの元にもなった、『蒼炎の軌跡』の突進して剣を振る攻撃に繋げて終える。 |
| **『ヒーローズ』に登場する「伝承の神将 アイク」が止めを刺す時の斬り下ろしも、『スマブラ』のものに近い動作になっている。 | | **『ヒーローズ』に登場する「伝承の神将 アイク」が止めを刺す時の斬り下ろしも、『スマブラ』のものに近い動作になっている。 |
− | *上必殺ワザ3:天空波 | + | *上必殺ワザ3:天空波 {{有無|for}} |
| **原作におけるラグネルが、衝撃波による間接攻撃を行える武器であることの再現。モーションやエフェクトなどは異なる。 | | **原作におけるラグネルが、衝撃波による間接攻撃を行える武器であることの再現。モーションやエフェクトなどは異なる。 |
| *下必殺ワザ:カウンター | | *下必殺ワザ:カウンター |