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'''リンク''' (Link)はゼルダの伝説シリーズに登場するキャラクター。
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'''リンク''' (Link)は、ゼルダの伝説シリーズに登場するキャラクター。
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
『ゼルダの伝説』シリーズの主人公。神に選ばれし勇者で、「勇気のトライフォース」の所持者、またはそれに選ばれる運命にあるハイリア人。なお、よく勘違いされるが、タイトル名の"[[ゼルダ]]"はゲーム中に登場するお姫様の名前であり、主人公はこのリンクである。
 
『ゼルダの伝説』シリーズの主人公。神に選ばれし勇者で、「勇気のトライフォース」の所持者、またはそれに選ばれる運命にあるハイリア人。なお、よく勘違いされるが、タイトル名の"[[ゼルダ]]"はゲーム中に登場するお姫様の名前であり、主人公はこのリンクである。
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ゼルダシリーズの各作品における主人公であるリンクは、服装や容貌は似通っているものの基本的にはそれぞれの作品で別人である。彼はいかなる時代においても巨悪と戦う運命にあり、とある時代におけるリンクが亡くなろうとも彼の子孫や生まれ変わりにその運命は受け継がれ、新たな主人公として物語を紡いでいく。このように子孫や生まれ変わりが代々ゼルダシリーズの主人公となるため彼らの容貌は似通っているのである。また、同じ時代のリンクがそのまま主役を務めている作品もあり、いくつかの作品のリンクは同一人物である。
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ゼルダシリーズの各作品における主人公であるリンクは、服装や容貌は似通っているものの、基本的にはそれぞれの作品で別人である。彼はいかなる時代においても巨悪と戦う運命にあり、とある時代におけるリンクが亡くなろうとも、彼の子孫や生まれ変わりにその運命は受け継がれ、新たな主人公として物語を紡いでいく。このように、子孫や生まれ変わりが代々ゼルダシリーズの主人公となるため、彼らの容貌は似通っているのである。また、同じ時代のリンクがそのまま主役を務めている作品もあり、いくつかの作品のリンクは同一人物である。
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各作品ごとに容姿や服装等のデザインは異なるが、緑色のとんがり帽子とチュニック(ワンピース状の一見スカートに見える服装)姿で、金髪とハイリア人特有の長い耳(エルフ耳)を持つ。手の甲には"勇気のトライフォース"と呼ばれる紋章の力が宿っている。利き腕は大半の作品で左利きで、Wiiリモコンを振るとリンクが剣を振るう仕様がある作品だけ右利きになっている。プレイヤーの分身という意味合いが強いため、際立った性格などの細かい設定はなく、アクションで掛け声を発する以外では殆ど喋らない。
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各作品ごとに容姿や服装等のデザインは異なるが、緑色のとんがり帽子とチュニック(ワンピース状の一見スカートに見える服装)姿で、金髪とハイリア人特有の長い耳(エルフ耳)を持つ。手の甲には、“勇気のトライフォース”と呼ばれる紋章の力が宿っている。利き腕は大半の作品で左利きで、Wiiリモコンを振るとリンクが剣を振るう仕様がある作品だけ右利きになっている。プレイヤーの分身という意味合いが強いため、際立った性格などの細かい設定はなく、アクションで掛け声を発する以外ではほとんど喋らない。
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どのリンクもとても器用で、弓、爆弾、ブーメランなど、更には楽器や魔力を使う道具まで自在に使いこなす。これらと伝説の退魔剣"マスターソード"を駆使し、あらゆる難関を乗り越えていく。
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どのリンクもとても器用で、弓、爆弾、ブーメランなど、さらには楽器や魔力を使う道具まで自在に使いこなす。これらと伝説の退魔剣“マスターソード”を駆使し、あらゆる難関を乗り越えていく。
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ほとんどのゼルダシリーズのリンクは子供であり、スマブラシリーズでの基本となっている青年のリンク像は、むしろ少数である。年齢は『リンクの冒険』・『時のオカリナ』・『トワイライトプリンセス』では概ね16~17歳。ちなみに風のタクトの[[トゥーンリンク]]は12歳である。
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ほとんどのゼルダシリーズのリンクは子供であり、スマブラシリーズでの基本となっている青年のリンク像は、むしろ少数である。年齢は『リンクの冒険』・『時のオカリナ』・『トワイライトプリンセス』では概ね16~17歳。ちなみに、風のタクトの[[トゥーンリンク]]は12歳である。
    
== 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ ==
 
== 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ ==
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デザインは『[[初代スマブラ]]』と『スマブラDX』では『時のオカリナ』を、『スマブラX』と『スマブラ4』では『トワイライトプリンセス』のものをベースにしている。
 
デザインは『[[初代スマブラ]]』と『スマブラDX』では『時のオカリナ』を、『スマブラX』と『スマブラ4』では『トワイライトプリンセス』のものをベースにしている。
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マスターソードによる攻撃を主な攻撃手段とし、必殺ワザには爆弾、ブーメラン、弓と殆どの『ゼルダの伝説』シリーズで登場する道具を使用する。スマブラのリンクの動作は歴代リンクの総合的な解釈に基づき構成されており<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/0918/index.html 速報スマブラ拳!! : リンク]</ref>、外見は『時のオカリナ』や『トワイライトプリンセス』のリンクでも、"上突き"など他の作品のリンク特有のワザなども使う。
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マスターソードによる攻撃を主な攻撃手段とし、必殺ワザには爆弾、ブーメラン、弓と、ほとんどの『ゼルダの伝説』シリーズで登場する道具を使用する。スマブラのリンクの動作は歴代リンクの総合的な解釈に基づき構成されており<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/0918/index.html 速報スマブラ拳!! : リンク]</ref>、外見は『時のオカリナ』や『トワイライトプリンセス』のリンクでも、"上突き"など他の作品のリンク特有のワザなども使う。
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スマブラシリーズでは、豊富な飛び道具と、リーチとパワーのある剣技を持ち、原作さながら臨機応変な戦いをする。一方でその重装備故に運動性能は悪い傾向にある。
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スマブラシリーズでは、豊富な飛び道具と、リーチとパワーのある剣技を持ち、原作さながらの臨機応変な戦いをする。一方でその重装備ゆえに、運動性能は悪い傾向にある。
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『初代スマブラ』では剣技、唯一の剣士として登場。隙が大きいが長いリーチとパワーを持った剣技と使い勝手のいい飛び道具を持ち、また、コンボがしやすかったため、初心者の間では強いとされることがよくあり、そのために後に発売された海外版では弱体化されている<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/PostReturn051.html アンケート集計拳!!]</ref>。重装備故に運動性能は悪く、特に空中ジャンプ・上必殺ワザともに上昇量が低く、落下速度が速いために復帰は大の苦手で、歴代のファイターの中でも上・横ともに最低クラスの復帰距離であり、低%の内から[[落下]]の危険がつきまとう。
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『初代スマブラ』では、唯一の剣士として登場。隙が大きいが長いリーチとパワーを持った剣技と使い勝手のいい飛び道具を持ち、また、コンボがしやすかったため、初心者の間では強いとされることがよくあり、そのために後に発売された海外版では弱体化されている<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/PostReturn051.html アンケート集計拳!!]</ref>。重装備ゆえに運動性能は悪く、特に空中ジャンプ・上必殺ワザともに上昇量が低く、落下速度が速いために復帰は大の苦手。歴代のファイターの中でも上・横ともに最低クラスの復帰距離であり、低%の内から[[落下]]の危険がつきまとう。
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『スマブラDX』では前作で通常必殺ワザだった「ブーメラン」は横必殺ワザとなり、溜めるほどに勢いが増す「勇者の弓」が新しい通常必殺ワザになった。空中回転切りは連続ヒットするようになり、またふっ飛ばし力が落ちたため攻撃ワザとしては使いにくくなったが、上昇量が数倍に増え復帰しやすくなった。地上回転切りは芯に当たったときは斜め上に強くふっ飛ばし、先端のカス当たりなら復帰の難しい斜め下に大きくふっ飛ばし低%からでも撃墜を見込める。原作同様、囲まれたときに使うと相手を一掃できる強力なワザで、[[桜井政博]]に「もうちょっと弱く調整したかった」と言わしめた<ref>桜井政博のゲームについておもうこと2 118ページ</ref>。また、空中で緊急回避中にAボタンを押すことにより空中で「フックショット」を発射できるようになり([[ワイヤー復帰]])、これを壁に突き刺すことによって復帰の助けとすることが可能になった。空中回転斬りの上昇量増加とワイヤー復帰の追加により、前作で欠点であった復帰力の低さは大分軽減された。一方で前作で上位クラスであったパワーは、[[クッパ]]や[[ガノンドロフ]]などの、よりパワーのあるファイターが複数出現したことにより、目立たなくなった。また、この作品から、なにもしていないときは構えている盾が当たった飛び道具を打ち消す特殊技能を獲得した。これは[[こどもリンク]]と[[トゥーンリンク]]も同様のものを持っている。
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『スマブラDX』では前作で通常必殺ワザだった「ブーメラン」は横必殺ワザとなり、溜めるほどに勢いが増す「勇者の弓」が新しい通常必殺ワザになった。<br/>
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空中回転切りは連続ヒットするようになり、またふっ飛ばし力が落ちたため攻撃ワザとしては使いにくくなったが、上昇量が数倍に増え復帰しやすくなった。地上回転切りは芯に当たったときは斜め上に強くふっ飛ばし、先端のカス当たりなら復帰の難しい斜め下に大きくふっ飛ばし低%からでも撃墜を見込める。原作同様、囲まれたときに使うと相手を一掃できる強力なワザで、[[桜井政博]]に「もうちょっと弱く調整したかった」と言わしめた<ref>桜井政博のゲームについておもうこと2 118ページ</ref>。<br/>
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また、空中で緊急回避中にAボタンを押すことにより空中で「フックショット」を発射できるようになり([[ワイヤー復帰]])、これを壁に突き刺すことによって復帰の助けとすることが可能になった。空中回転斬りの上昇量増加とワイヤー復帰の追加により、前作で欠点であった復帰力の低さは大分軽減された。<br/>
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一方で前作で上位クラスであったパワーは、[[クッパ]]や[[ガノンドロフ]]などの、よりパワーのあるファイターが複数出現したことにより、目立たなくなった。<br/>
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また、この作品から、なにもしていないときは、構えている盾が当たった飛び道具を打ち消す特殊技能を獲得した。これは、[[こどもリンク]]と[[トゥーンリンク]]も同様のものを持っている。
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『スマブラX』ではマスターソードが長くなり、前作ではリンク<[[マルス]]だった剣の長さはXでは逆転した。空中下攻撃の「下突き」はこれまで対戦相手に当たれば必ずリンクがバウンドしたが、『スマブラX』では急降下中に当てた場合はバウンドしなくなり、さながら『トワイライトプリンセス』の奥義「とどめ」のようになった。上必殺ワザの回転斬りは地上ではスマッシュホールドのように溜めることが出来るようになり、空中版は僅かに上昇力が増した。しかし、前作で大きな復帰の助けとなっていた[[ワイヤー復帰]]は、ワイヤーが崖にしか刺さらなくなった上、ワイヤーの長さが2/3ほどになったため、復帰力は激減。復帰が得意な新ファイターが続々登場したこともあり、リンクは初代のように復帰力が最低クラスのファイターに戻った。  
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『スマブラX』ではマスターソードが長くなり、前作ではリンク<[[マルス]]だった剣の長さはXでは逆転した。<br/>
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空中下攻撃の「下突き」は、これまで対戦相手に当たれば必ずリンクがバウンドしたが、『スマブラX』では急降下中に当てた場合はバウンドしなくなり、さながら『トワイライトプリンセス』の奥義「とどめ」のようになった。<br/>
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上必殺ワザの回転斬りは地上ではスマッシュホールドのように溜めることができるようになり、空中版はわずかに上昇力が増した。しかし、前作で大きな復帰の助けとなっていた[[ワイヤー復帰]]は、ワイヤーが崖にしか刺さらなくなったうえ、ワイヤーの長さが2/3ほどになったため、復帰力は激減。復帰が得意な新ファイターが続々登場したこともあり、リンクは初代のように復帰力が最低クラスのファイターに戻った。  
    
=== 公式イラスト ===
 
=== 公式イラスト ===
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*ゼルダの伝説・神々のトライフォース(96.11/SFC)
 
*ゼルダの伝説・神々のトライフォース(96.11/SFC)
 
*ゼルダの伝説・時のオカリナ(98.11/N64)
 
*ゼルダの伝説・時のオカリナ(98.11/N64)
      
==== フィギュア名鑑(DX) ====
 
==== フィギュア名鑑(DX) ====
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*上+B:回転斬り
 
*上+B:回転斬り
 
*下+B:爆弾
 
*下+B:爆弾
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==== フィギュア名鑑(X) ====
 
==== フィギュア名鑑(X) ====
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*[http://www.nintendo.co.jp/wii/rzpj/ リンクのボウガントレーニング+Wiiザッパー](2008/Wii)
 
*[http://www.nintendo.co.jp/wii/rzpj/ リンクのボウガントレーニング+Wiiザッパー](2008/Wii)
 
*[http://www.nintendo.co.jp/wii/souj/ ゼルダの伝説 スカイウォードソード](2011/Wii)
 
*[http://www.nintendo.co.jp/wii/souj/ ゼルダの伝説 スカイウォードソード](2011/Wii)
*[http://www.gamecity.ne.jp/zelda/ ゼルダ無双](2014/WiiU)
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*[http://www.gamecity.ne.jp/zelda/ ゼルダ無双](2014/Wii U)
 
      
== 備考 ==
 
== 備考 ==
 
*スマブラDXからある盾が飛び道具を防ぐ仕様は、初代スマブラのときには検討されていたが没になった。<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/PostReturn005.html アンケート集計拳!!]</ref>
 
*スマブラDXからある盾が飛び道具を防ぐ仕様は、初代スマブラのときには検討されていたが没になった。<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/PostReturn005.html アンケート集計拳!!]</ref>
*スマブラDXからあるリンクのカラーバーリエーションの一つのダークリンクカラーは、初代スマブラのときには検討されていたが没になった。<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/PostReturn045.html アンケート集計拳!!]</ref>
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*スマブラDXからあるリンクのカラーバリエーションの一つのダークリンクカラーは、初代スマブラのときには検討されていたが没になった。<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/PostReturn045.html アンケート集計拳!!]</ref>
 
*スマブラXからあるリンクの妖精を出すアピールは、スマブラDXのときには検討されていたが没になった。<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/syukeiken/return538.html 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!]</ref>
 
*スマブラXからあるリンクの妖精を出すアピールは、スマブラDXのときには検討されていたが没になった。<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/syukeiken/return538.html 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!]</ref>
    
==脚注==
 
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<references/>
 
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== 外部リンク ==
 
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