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ここでは主に、ゲーム中の仕様を過去作と比較する。細部まで比較するとキリが無いので、目立つもののみとする。なお、[[ファイター]]や[[ゲームモード]]などの変更点についてはそれぞれのページを、3DS版とWii U版との違いは「[[大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U#2作の違い]]」を参照。 | |||
<span style="color:red">廃止は赤</span>、<span style="color:blue">新システムは青</span>、<span style="color:green">復活は緑</span>で表記する。 | <span style="color:red">廃止は赤</span>、<span style="color:blue">新システムは青</span>、<span style="color:green">復活は緑</span>で表記する。 | ||
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== ファイター全般の変更点と今作のゲーム環境 == | == ファイター全般の変更点と今作のゲーム環境 == | ||
[[ファイル:公式 きょうの1枚 2014年01月16日.jpg|サムネイル|{{for|マリオ}}と重量級たち。この3体は今作でカラダが大きくなった。前作の{{for|クッパ}}はマリオより頭一つ分大きかったが、更に大きくなり差が顕著になった(立ち姿勢の変化にも要因する)。]] | [[ファイル:公式 きょうの1枚 2014年01月16日.jpg|サムネイル|{{for|マリオ}}と重量級たち。この3体は今作でカラダが大きくなった。前作の{{for|クッパ}}はマリオより頭一つ分大きかったが、更に大きくなり差が顕著になった(立ち姿勢の変化にも要因する)。]] | ||
総勢50を超える各ファイターの長所や短所などの個性の方向性は過去作以上に鋭く、全体で見るとその多様性は豊かになった。そのため、過去作からの変化を一概に言うことはできない。ただ、傾向としては、次のようなものがあるように見て取れる。全ファイターに当てはまるというわけではないことを、くれぐれも留意されたい。 | |||
運動性能の面では、多くのファイターに大幅な向上がみられる。特に[[走行]]と空中横移動の速度は、今作が歴代で最も速いというファイターは多い。落下速度も『スマブラDX』には及ばないが、かなりゆっくりしていた前作からは大幅に向上した。そのため、今作のゲームスピードは歴代で最も速いとされる『スマブラDX』と、最も遅いとされる『スマブラX』の中間程度のゲームスピードと評されることが多い。加えて、横[[回避]]や[[ダッシュ攻撃]]などの移動を兼ねるアクションの強化もあり、大胆に動き回りやすくなった。 | |||
ワザの攻撃面では、[[隙]]が少ないワザのダメージが下がった一方で、ふっとび硬直が長くなった影響により、コンボを繋げやすくなった。隙の大きいワザは過去作からダメージの変化が少ないため、そのようなワザを多く持つ鈍重なパワーファイターは身軽なファイターとの一発ごとの攻撃力の差がより際立つようになった。更に、今作ではそのようなファイターでも強力なコンボを持つため、過去作のように、鈍重なパワーファイターはコンボがあまり繋がらないために、コンボが繋がりやすい身軽なファイターよりも結局火力が劣る、と言い切れる事態には至っていない。 | |||
ふっとばし力はやや増加傾向にある。加えて、自身のダメージが蓄積するほどふっとばし力が増す[[ほかほか補正]]の搭載や、前作で大幅にふっとばし力を減衰させた[[ワンパターン相殺]]と[[ふっとび緩和]]の効果の大幅な緩和などにより、前作よりも早い段階で[[バースト]]させやすくなった。 | |||
ワザの着地隙は、20Fを超えていたような大きなものは減少傾向にあるが、一方で10F前後だった小さい着地隙のワザは殆どが増加した。特に[[空中回避]]の着地隙は劇的に増えた。低空で空中攻撃を繰り出すリスクが増えたために、[[小ジャンプ]]から空中攻撃を押し付ける俗に言う「バッタ」戦法のリスクが増したり、高度なプレイヤー同士の戦いにおいて重要な着地狩りを狙いやすくなった。しかし着地隙が増えていてもふっとび硬直が増えたために着地際に当てた空中攻撃からのコンボはしやすくなっており、ヒットさせたときのリターンもまた増えている。 | |||
[[:カテゴリ:システム|システム]]面では[[ガケつかまり]]の仕様変更が大きい。前作までは先にガケを掴むことで、ガケを狙って復帰しようとしている相手のガケつかまりを妨害することができたが、今作では[[ガケ奪い|崖を奪い取り]]、更にそこから追撃ができるようになり、駆け引きが生まれるようになった。この新システムに加えて、連続でガケつかまりをした場合はガケつかまり時の無敵が付加されないようになったため、過去作で問題にされがちだった、ガケつかまりを繰り返すことで敵から攻め込まれにくくする崖待ち戦法がしにくくなった。 | |||
他に、短時間の間に連続で同じ相手を掴めないようにするシステムによって、投げた相手をさらに[[つかみ]]で追撃する[[投げ連]]が不可能になったり、ふっとび硬直中に特定のワザを出すことでふっとびの勢いを停止させることができる[[ふっとび緩和]]などの製作側が意図していなかったであろう一部の[[テクニック]]が廃止傾向にある。 | |||
カジュアルらしさに比重を重きに置かれた前作の要素を残しつつ、より洗練され競技性が高まった環境になったと言える。 | カジュアルらしさに比重を重きに置かれた前作の要素を残しつつ、より洗練され競技性が高まった環境になったと言える。 | ||
{{-}} | {{-}} | ||
=== システム === | === システム === | ||
==== <span style="color:red">変身の廃止</span> ==== | ==== <span style="color:red">変身の廃止</span> ==== | ||
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「[[リンク (3DS/Wii U)#最後の切りふだ|トライフォーススラッシュ]]」や「[[ソニック (3DS/Wii U)#最後の切りふだ|スーパーソニック]]」などの初撃型・変身型[[最後の切りふだ]]は前作では低%でもすぐ撃墜できたが、今作ではある程度ダメージが必要になった。なお、一撃必殺がコンセプトの「[[ゼルダ (3DS/Wii U)#最後の切りふだ|光の弓矢]]」、「[[マルス (3DS/Wii U)#最後の切りふだ|必殺の一撃]]」にはあまり変化がない。 | 「[[リンク (3DS/Wii U)#最後の切りふだ|トライフォーススラッシュ]]」や「[[ソニック (3DS/Wii U)#最後の切りふだ|スーパーソニック]]」などの初撃型・変身型[[最後の切りふだ]]は前作では低%でもすぐ撃墜できたが、今作ではある程度ダメージが必要になった。なお、一撃必殺がコンセプトの「[[ゼルダ (3DS/Wii U)#最後の切りふだ|光の弓矢]]」、「[[マルス (3DS/Wii U)#最後の切りふだ|必殺の一撃]]」にはあまり変化がない。 | ||
==== | ==== ガケつかまりの仕様変更 ==== | ||
これまでの『スマブラ』では崖に掴まることができるのは同時に一人までであり、既に[[ガケつかまり]] | これまでの『スマブラ』では崖に掴まることができるのは同時に一人までであり、既に[[ガケつかまり]]をしているファイターがいる崖に他のファイターがガケつかまりをすることはできなかったが、今作では先にガケつかまりをしているファイターから、後から来たファイターが崖を“[[ガケ奪い|奪い取って]]”掴むことができる<ref name="MiiverseAYMHAAACAADMUKlh09kRGg">[https://miiverse.nintendo.net/posts/AYMHAAACAADMUKlh09kRGg Miiverse Sakuraiさんの投稿] 2014/1/22</ref>。 | ||
ワイヤー復帰は[[空中ワイヤー]]の長さが伸び、さらに複数人で同じ崖に捕まることができるようになったが、手繰り寄せた後は上記のガケつかまりと同じ奪い合いのルールになる。 | |||
また、ガケつかまり時の無敵時間が滞空時間と蓄積ダメージで決まるようになった。連続してガケつかまりした場合は、ガケつかまり後の無敵がつかなくなった。 | |||
前作では100%未満と以上で2種類の[[ガケのぼり攻撃]]があったが、今作では一種類のみになった。<ref name="MiiverseAYMHAAACAADMUKlh09kRGg" /> | |||
[[ガケのぼり攻撃]] | |||
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==== <span style="color:red">ふっとび巻き込みの廃止</span> ==== | ==== <span style="color:red">ふっとび巻き込みの廃止</span> ==== | ||
前作ではふっとばした相手に別の相手を巻き込んで攻撃することができたが、今作では廃止された。なお、[[フィールドスマッシュ]]では撃破した敵キャラが"弾丸化"となり、ほかの敵を巻き込む仕様がある。 | 前作ではふっとばした相手に別の相手を巻き込んで攻撃することができたが、今作では廃止された。なお、[[フィールドスマッシュ]]では撃破した敵キャラが"弾丸化"となり、ほかの敵を巻き込む仕様がある。 | ||
==== ふっとび緩和の仕様変更 ==== | |||
前作では強いふっとびをした際でも特定の手順を踏むことで早い段階で空中ジャンプなどを行うことができ、まだ残っているふっとびの勢いを大幅に減衰させ、何もしなかった場合よりも20%程多く撃墜を耐えられるという[[ふっとび緩和]]というテクニックがあったが、今作では『スマブラDX』以前のようにふっとびの勢いが殆ど終わるまではふっとび硬直が続くようになった。 | |||
一方で、横ふっとびに限り、ふっとび方向の反対に方向入力することでふっとびの勢いをやや減衰させることができるという、新しい形の[[ふっとび緩和]]が搭載された。これはどのファイターも効果が同じなので、前作でのふっとび緩和の効果に差があるために実際の耐久力と体重の序列に大きな乖離が起きるという事態は起きていない。 | |||
=== アクション === | === アクション === | ||
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==== <span style="color:blue">百裂攻撃にフィニッシュ</span> ==== | ==== <span style="color:blue">百裂攻撃にフィニッシュ</span> ==== | ||
全ての[[百裂攻撃]]に、フィニッシュワザが追加された<ref>[https://miiverse.nintendo.net/posts/AYMHAAACAADMUKlmDAn6ig Miiverse Sakuraiさんの投稿] 2014/2/26</ref>。 | 全ての[[百裂攻撃]]に、フィニッシュワザが追加された<ref>[https://miiverse.nintendo.net/posts/AYMHAAACAADMUKlmDAn6ig Miiverse Sakuraiさんの投稿] 2014/2/26</ref>。 | ||
一般的な多段攻撃も、その多くが最終段ではフィニッシュらしい派手なアクションをするようになり、わかりやすくなった。 | |||
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==== <span style="color:blue"> | ==== <span style="color:blue">メテオスマッシュの仕様変更</span> ==== | ||
[[メテオスマッシュ]] | [[メテオスマッシュ]]でふっ飛んでいるキャラが地面に衝突した場合、前作までは縦方向のふっ飛びの勢いは完全に停止したが、今作ではふっ飛ぶ勢いに比例してバウンドするようになった。また、地上で[[メテオ]]を受けた場合、ふっとぶ前に受け身をとることができるようになった。 | ||
また、メテオで強くふっとばすと、特殊なヒット音が鳴るようになった<ref>[https://miiverse.nintendo.net/posts/AYMHAAABAADMUKlaY65Cng Miiverse Sakuraiさんの投稿] 2013/10/21</ref>。 | |||
==== <span style="color:blue">つかみ解除後1秒間は無敵に</span> ==== | ==== <span style="color:blue">つかみ解除後1秒間は無敵に</span> ==== | ||
つかみ状態が解除されてから(投げた後も含む)1秒間は掴まれなくなった。これはつかむ必殺ワザも含まれる。前作までにあった、投げてからすぐ掴むことを繰り返す“[[投げ連]]”のテクニックはこれで不可能になった。 | |||
==== <span style="color:blue">走行反転中に可能なアクションが増加</span> ==== | |||
[[走行反転]]中に可能な行動に、横強攻撃、横スマッシュ攻撃、横必殺ワザ、横回避、横アイテム投げが追加された。走行時にできることが増え、ランダム転倒が廃止されたこともあり、走る機会が増した。 | |||
また、[[ステップ]]中でも走行反転ができるようになった。これにより近くの相手に[[テクニック#反転ジャンプ|走行反転ジャンプからの後空中攻撃で攻める]]、といったことがやりやすくなった。 | |||
=== その他の変更点 === | === その他の変更点 === | ||
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*[[ダッシュ]]しながら崖から飛び出すと、空中で前転するモーションが入るようになった。性能の変化はない。 | *[[ダッシュ]]しながら崖から飛び出すと、空中で前転するモーションが入るようになった。性能の変化はない。 | ||
*3DS版のみ、水に入っても[[泳ぎ|泳がなくなった]]。Wii U版は着水すると前作同様に泳げる。 | *3DS版のみ、水に入っても[[泳ぎ|泳がなくなった]]。Wii U版は着水すると前作同様に泳げる。 | ||
*時間経過による[[シールド]] | *時間経過による[[シールド]]耐久値の減少量が減った。一方でシールド耐久値の最大値は減少し、攻撃によって[[シールドブレイク]]しやすくなった。前作では乱闘でも滅多にシールドブレイクすることはなかったが、今作では1on1でもたまに起きる程に。 | ||
*Cスティック及び右スティックを倒しっぱなしにすることで、スマッシュホールドすることができるようになった。 | *Cスティック及び右スティックを倒しっぱなしにすることで、スマッシュホールドすることができるようになった。 | ||
*空中[[回避]]中に着地すると、固有の[[スキ|着地隙]]が発生するようになった。 | *空中[[回避]]中に着地すると、固有の[[スキ|着地隙]]が発生するようになった。 | ||
*[[空中ワイヤー]]を出す時にアイテムを手に持っている場合、手から落とすと同時に空中ワイヤーを出すようになった。 | *[[空中ワイヤー]]を出す時にアイテムを手に持っている場合、手から落とすと同時に空中ワイヤーを出すようになった。 | ||
*[[空中ワイヤー]]に[[ワンパターン相殺]]が適用されるようになった。 | *[[空中ワイヤー]]に[[ワンパターン相殺]]が適用されるようになった。 | ||
*多くの[[アイテム]]のふっとばし力が弱まった。ただし、依然として強力な部類である。 | |||
*射撃[[アイテム]]の弾が尽きた場合、攻撃ボタンを押すと空撃ちせずに前方投げするようになった。 | *射撃[[アイテム]]の弾が尽きた場合、攻撃ボタンを押すと空撃ちせずに前方投げするようになった。 | ||
*[[ | *[[ワンパターン相殺]]によるワザのふっとばし力の減衰が緩やかになった。 | ||
*[[ | *上にベクトル変更をするとふっとびの勢いが増し、下にベクトル変更をすると弱まる[[ふっとび速度変更]]システムが搭載された。これによりベクトル変更による撃墜に至るまでの%の幅が狭まった。 | ||
*3DS版の[[更新データ/Ver.1.0.4|Ver.1.0.4]]以降、[[ダッシュ攻撃キャンセル#ダッシュ攻撃キャンセル上スマッシュ攻撃|ダッシュ攻撃キャンセル上スマッシュ攻撃]]ができなくなった(Wii U版は最初から使用不可)。 | *3DS版の[[更新データ/Ver.1.0.4|Ver.1.0.4]]以降、[[ダッシュ攻撃キャンセル#ダッシュ攻撃キャンセル上スマッシュ攻撃|ダッシュ攻撃キャンセル上スマッシュ攻撃]]ができなくなった(Wii U版は最初から使用不可)。 | ||
*[[ダウン連]]をできるのが3回までになった。 | |||
== 視覚表現 == | == 視覚表現 == | ||