差分

453 バイト追加 、 2018年6月16日 (土) 07:54
編集の要約なし
1行目: 1行目: −
'''{{PAGENAME}}'''は、主にキャラクターが空中にいるときにアイテムを使わずにできる'''必殺ワザ以外'''の攻撃。ニュートラル空中攻撃・前空中攻撃・後空中攻撃・上空中攻撃・下空中攻撃・空中ワイヤーがある。空中ワイヤーは一部キャラのみ可能。コントロールスティックの入力が必要な空中攻撃の場合、[[ルフレ (3DS/Wii U)|ルフレ]]以外はスティックはどのように倒しても同じものが発動する。
+
'''{{PAGENAME}}'''は、主にファイターが空中にいるときにアイテムを使わずにできる'''必殺ワザ以外'''の攻撃。ニュートラル空中攻撃・前空中攻撃・後空中攻撃・上空中攻撃・下空中攻撃・空中ワイヤーがある。空中ワイヤーは一部キャラのみ可能。地上攻撃と異なり、弾き入力によるワザの変化は無い。[[ルフレ (3DS/Wii U)]]だけは特別で、空中攻撃を弾き入力すると、強化されたものが繰り出される。
   −
空中攻撃はモーションの途中で着地するとモーションが中断され完全に無防備な[[隙|着地モーション]](着地隙)に移行する。ほとんどの空中攻撃は発動中、キャラクターは何もしていないときと同じように左右に動くことができる。
+
空中攻撃はモーションの途中で着地するとモーションが中断され完全に無防備な[[隙|着地動作]](着地隙)に移行する。
    
過去作で[[桜井政博]]は、「空中攻撃は強めに設定されている」と述べている<ref>スマブラ拳秘伝ビデオ</ref>。
 
過去作で[[桜井政博]]は、「空中攻撃は強めに設定されている」と述べている<ref>スマブラ拳秘伝ビデオ</ref>。
    
== ニュートラル空中攻撃 ==
 
== ニュートラル空中攻撃 ==
[[ファイル:公式 ルイージ8.jpg|サムネイル|[[ルイージ (3DS/Wii U)|ルイージ]]と[[マリオ (3DS/Wii U)|マリオ]]のニュートラル空中攻撃]]
+
[[ファイル:公式 ルイージ8.jpg|サムネイル|[[ルイージ (3DS/Wii U)]]と[[マリオ (3DS/Wii U)]]のニュートラル空中攻撃]]
キャラクターが空中にいるときに、スティックを倒さない(ニュートラル状態)で攻撃ボタンを押すと繰り出すワザ。
+
主にファイターが空中にいるときに、方向入力をしない(ニュートラル状態)で攻撃ボタンを押すと繰り出すワザ。
   −
身体を回転させる、手足を短く突き出すものが大半で、蹴り上げなど攻撃部位が線を描くようなものは少ない。<br />他の空中攻撃と比べるとリーチが短く遠くにいる対戦相手には当てにくいが、前後に攻撃判定が出るので複数の相手に囲まれたときや、相手と密着しているときに使いやすい、という特徴があるものが多い。
+
身体を回転させる、手足を短く突き出すものが大半で、蹴り上げなど攻撃の軌道が線を描くものは少ない。他の空中攻撃と比べるとリーチが短く遠くにいる対戦相手には当てにくいが、前後に攻撃判定が出るので複数の相手に囲まれたときや、相手と密着しているときに使いやすい、という特徴があるものが多い。
    
最新の公式用語は「'''通常'''空中攻撃」だが、空中の通常攻撃(攻撃ボタン攻撃)と混同されやすいため、当WIKIでは過去作のときに公式で使われていた用語「'''ニュートラル'''空中攻撃」を主に使っている。
 
最新の公式用語は「'''通常'''空中攻撃」だが、空中の通常攻撃(攻撃ボタン攻撃)と混同されやすいため、当WIKIでは過去作のときに公式で使われていた用語「'''ニュートラル'''空中攻撃」を主に使っている。
 +
 
{{-}}
 
{{-}}
 +
== 前空中攻撃 ==
 +
[[ファイル:20140724 Wii U 17.png|サムネイル|[[キャプテン・ファルコン]]の前空中攻撃]]
 +
主にファイターが空中にいるときに、前に方向入力をしながら攻撃ボタンを押すと繰り出すワザ。
   −
== 前空中攻撃 ==
+
ファイターの前方に向けた攻撃で、空中版の横強攻撃・横スマッシュ攻撃というような性質を持つ。下空中攻撃の次に[[メテオスマッシュ|メテオワザ]]が多い。
[[ファイル:20140724 Wii U 17.png|サムネイル|[[キャプテン・ファルコン (3DS/Wii U)|キャプテン・ファルコン]]の前空中攻撃]]
  −
キャラクターが空中にいるときに、スティックを前に倒して攻撃ボタンを押すと繰り出すワザ。
     −
キャラクターの前方に向けた攻撃で、空中版の横強攻撃・横スマッシュというような性質を持つ。下空中攻撃の次に[[メテオスマッシュ|メテオワザ]]が多い攻撃種。
   
{{-}}
 
{{-}}
 +
== 後空中攻撃 ==
 +
[[ファイル:公式_サムス8.jpg|サムネイル|[[サムス (3DS/Wii U)]]の後空中攻撃]]
 +
主にファイターが空中にいるときに、後ろに方向入力をしながら攻撃ボタンを押すと繰り出すワザ。
   −
== 後空中攻撃 ==
+
ファイターの後方に向けて攻撃をする。使い勝手のいい性能であることが多く、後空中攻撃を当てるために目前の対戦相手に対して背中を向けて対峙するプレイヤーは多い。
[[ファイル:公式_サムス8.jpg|サムネイル|[[サムス (3DS/Wii U)|サムス]]の後空中攻撃]]
  −
キャラクターが空中にいるときに、スティックを後ろに倒して攻撃ボタンを押すと繰り出すワザ。
     −
キャラクターの後方に向けた攻撃が特徴。使い勝手のいい性能であることが多く、後空中攻撃を当てるために目前の対戦相手に対して背中を向けて対峙するプレイヤーは多い。
   
{{-}}
 
{{-}}
 +
== 上空中攻撃 ==
 +
[[ファイル:WiiU SuperSmashBros Stage02 Screen 02.jpg|サムネイル|[[リンク (3DS/Wii U)]]の上空中攻撃]]
 +
主にファイターが空中にいるときに、上に方向入力をしながら攻撃ボタンを押すと繰り出すワザ。
   −
== 上空中攻撃 ==
+
ファイターの上方に向けた攻撃で、空中版の上強攻撃・上スマッシュというような性質を持つ。上方向に長いリーチと強い[[判定]]を持ったものが多く、真上にいる相手の出した攻撃と重なった場合には打ち勝ちやすいことが多い。
[[ファイル:WiiU SuperSmashBros Stage02 Screen 02.jpg|サムネイル|[[リンク (3DS/Wii U)|リンク]]の上空中攻撃]]
  −
キャラクターが空中にいるときに、スティックを上に倒して攻撃ボタンを押すと繰り出すワザ。
     −
キャラクターの上方に向けた攻撃で、空中版の上強攻撃・上スマッシュというような性質を持つ。上方向に長いリーチと強い[[判定]]を持ったものが多く、真上にいる相手の出した攻撃と重なった場合に打ち勝ちやすいことが多い。
+
上空中攻撃は蹴り・頭突き・武器での攻撃が主であり、腕を使ったものはわずかで、パンチするものだと[[リトル・マック]]のものが唯一である。
   −
上空中攻撃は蹴り・頭突き・武器での攻撃が主であり、腕を使ったものはわずかで、パンチするものだと[[リトル・マック (3DS/Wii U)|リトル・マック]]のものが唯一である。
   
{{-}}
 
{{-}}
 +
== 下空中攻撃 ==
 +
[[ファイル:公式 カービィ5.jpg|サムネイル|[[カービィ (3DS/Wii U)]]の下空中攻撃]]
 +
主にファイターが空中にいるときに、下に方向入力をしながら攻撃ボタンを押すと繰り出すワザ。
   −
== 下空中攻撃 ==
+
ファイターの下方に向けた攻撃が特徴。[[メテオスマッシュ|メテオワザ]]が最も多い攻撃種である。[[ソニック]]のものなど、下空中攻撃の中には、発動時に急降下以上の速さで降下するものがある。
[[ファイル:公式 カービィ5.jpg|サムネイル|[[カービィ (3DS/Wii U)|カービィ]]の下空中攻撃]]
  −
キャラクターが空中にいるときに、スティックを下に倒して攻撃ボタンを押すと繰り出すワザ。
     −
キャラクターの下方に向けた攻撃が特徴。[[メテオスマッシュ|メテオワザ]]が最も多い攻撃種である。[[ソニック (3DS/Wii U)|ソニック]]のものなど、下空中攻撃の中には、発動時に急降下以上の速さで降下するものがある。
   
{{-}}
 
{{-}}
   
== 空中ワイヤー ==
 
== 空中ワイヤー ==
 
[[ファイル:公式 きょうの1枚 2014年04月29日.jpg|サムネイル|[[スマブラfor]]では複数のワイヤーが同時に一つの崖をつかめるように。]]
 
[[ファイル:公式 きょうの1枚 2014年04月29日.jpg|サムネイル|[[スマブラfor]]では複数のワイヤーが同時に一つの崖をつかめるように。]]
一部のキャラクターだけが可能な空中攻撃で、空中でつかみボタンを押すか、空中緊急回避中に攻撃ボタンを押すことによって発動し、キャラクターからワイヤーが一直線に伸びる。ワイヤーというのは使用する道具の総称で、例えば[[リンク (3DS/Wii U)|リンク]]ならクローショット、[[サムス (3DS/Wii U)|サムス]]ならグラップリングビームを使用する。<br />
+
[[スマブラDX]]以降にあるワザ。一部のファイターだけが可能な空中攻撃で、空中でつかみボタンを押すか、空中緊急回避中に攻撃ボタンを押すことによって発動し、ファイターからワイヤーが一直線に伸びる。ワイヤーというのは使用する道具の総称で、例えば[[リンク (3DS/Wii U)]]ならクローショット、[[サムス]]ならグラップリングビームを使用する。空中ワイヤーができるファイターは全て、それで使う道具によるワイヤー[[つかみ]]を持っている。
空中ワイヤーができるキャラクターは全て、それで使う道具によるワイヤー[[つかみ]]を持っている。
+
 
 +
[[スマブラDX]]では、使用後は[[しりもち落下]]になる。
   −
{{for|アイテム|アシストフィギュア}}以外のアイテムを手に持っている場合、手から落とすと同時に空中ワイヤーを出す。
+
その場アイテム投げと入力方法が同じである。『スマブラX』まではアイテムを持っている場合にはその場アイテム投げが優先される。『スマブラfor』では、その場アイテム投げと空中ワイヤーが同時に行われるようになった。ただし、[[アシストフィギュア]]は投げられないので空中ワイヤーだけが行われる。
   −
着地隙はつかみボタンで繰り出した場合はたったの8Fと極めて短い。空中緊急回避から繰り出した場合はそれよりも遥かに長くなる。
+
=== 攻撃としての空中ワイヤー ===
 +
ほとんどのワイヤーは伸びていくときに攻撃判定を持つ。どれもダメージは小さいが、リーチが長い。『スマブラX』以降は着地隙が短いため、ローリスクで繰り出せる優秀な攻撃手段の一つとなっている。『スマブラX』での着地隙は何も攻撃を出さずに普通に着地した場合と同じ。『スマブラfor』では掴みボタンで繰り出した場合の着地隙は8Fで、空中緊急回避から繰り出した場合はそれよりも遥かに長くなる。
   −
ほとんどのワイヤーは伸びていくときに攻撃判定を持つ。どれもダメージは小さいが、リーチが長く、(空中緊急回避を挟まなければ)着地隙がとても短いため、ローリスクで繰り出せる優秀な攻撃手段の一つとなる。
+
=== 復帰ワザとしての空中ワイヤー ===
 +
空中ワイヤーは復帰の補助にもなる。これを'''ワイヤー復帰'''という。各スマブラでその挙動は異なる。
   −
空中ワイヤーをガケ付近で使用すると、ワイヤーがガケに向かって伸びてそこに引っかかり、キャラクターはぶら下がる。これを'''ワイヤー復帰'''という。ワイヤーがガケに引っかかっている状態で攻撃ボタンを押すか上に方向入力することで、ワイヤーを手繰りよせて[[ガケつかまり]]をする。下に方向入力すると、ワイヤーを解除して落下する。ぶら下がっている時点ではまだガケつかまりをした扱いにはならず、空中ジャンプは復活しない。
+
『スマブラDX』では、伸びたワイヤーを[[]]に刺すことが出来る。そのままファイターはワイヤーを出したままぶら下がることができ、攻撃ボタンをおすと手繰り寄せた後にジャンプする(空中ジャンプは消費されない)。しりもち落下にはならないが、着地するまで空中ワイヤーは再使用できない。
   −
一つのガケに複数のワイヤーを同時にひっかけることができるが、手繰り寄せた後にガケつかまりできるのは通常と同様に一体だけで、後からワイヤーを手繰り寄せた者が先にガケつかまりしていた者から[[ガケ奪い|ガケを奪う]]かたちになる。
+
『スマブラX』では、[[]]が近くにある場合、ワイヤーが崖に向かって伸びていく。このとき攻撃判定は無い。ワイヤーは崖に引っかかり、そのままファイターはワイヤーを出したままぶら下がることができる。下に方向入力をするとワイヤーを解除し、攻撃ボタンを押すかジャンプ入力をするとワイヤーを手繰り寄せて[[崖掴まり]]をする。
   −
ワイヤー復帰からガケをつかんだ場合、普通に崖つかまりをした時と比べて崖離しを使えるまでの時間が短い。
+
既に誰かが崖に掴まっている場合は、攻撃としての空中ワイヤーになる。着地するまでにワイヤーを崖に引っ掛けることが出来るのは3回までで、それ以降はワイヤーは勝手に崖から離れてしまう。
   −
※'''ワイヤー復帰の制約'''
+
『スマブラfor』は『スマブラX』と殆ど同じだが、既に誰かが崖に掴まっていてもワイヤー復帰ができるようになった。一方で、次のような制約が追加された。
 
*[[ダメージ落下]]中は掴みボタンを押しても空中攻撃になる。空中回避、空中ジャンプ、空中攻撃などでダメージ落下を解除する必要がある。
 
*[[ダメージ落下]]中は掴みボタンを押しても空中攻撃になる。空中回避、空中ジャンプ、空中攻撃などでダメージ落下を解除する必要がある。
 
*攻撃を喰らった後とガケつかまり解除後の約1秒はワイヤーが崖に向かわない。ダメージ落下を解除してもこの仕様は残る。
 
*攻撃を喰らった後とガケつかまり解除後の約1秒はワイヤーが崖に向かわない。ダメージ落下を解除してもこの仕様は残る。
*床に着地するまでに使えるワイヤーによるガケつかまりは3回まで。
      
==脚注==
 
==脚注==