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|シンボル=[[ファイル:シンボル パックマン.png|50px|link=パックマンシリーズ]]
 
|シンボル=[[ファイル:シンボル パックマン.png|50px|link=パックマンシリーズ]]
 
|出典=[[パックマンシリーズ]]
 
|出典=[[パックマンシリーズ]]
|デビュー=パックマン(1980年7月/AC)
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|デビュー=パックマン<br>(1980年5月22日/AC)
 
|出演for=1
 
|出演for=1
 
|出演SP=1
 
|出演SP=1
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|紹介記事=[https://en.wikipedia.org/wiki/Pac-Man_(character) Pac-Man (character) - Wikipedia]<br>[https://pacman.fandom.com/wiki/Pac-Man Pac-Man - Pac-Man Wiki]
 
}}
 
}}
'''パックマン'''(Pac-Man)は、バンダイナムコエンターテインメント<ref>『スマブラfor』発売当時の社名は、バンダイナムコゲームス。</ref>の『パックマン』シリーズに登場するキャラクター。
+
'''パックマン'''(Pac-Man)は、バンダイナムコエンターテインメント(旧・ナムコ)の『パックマン』シリーズに登場するキャラクター。
 
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__TOC__
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{{-}}
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
1980年にアーケードゲームで初登場。1981年初登場の[[マリオ]]よりも歴史は古く、[[Mr.ゲーム&ウォッチ]]に迫る古株である。
+
『パックマン』でプレイヤーが操作する、黄色い球体に手足が生えたキャラクター。顔や手足が描かれているのはパッケージなどに描かれているイラストの方で、ゲーム内においては主に黄色い丸が1ピース欠けたピザのように口をパクパクするとてもシンプルな姿になっている。ゲームとしては、[[モンスターズ|ゴースト]]達の追跡をかわしながら迷路内のエサを全て食べることがクリア目的となっている。
1982年にアメリカでアニメ『ザ・パックマン・ショー』が制作され、大ブームを巻き起こした。そして、2005年には初代アーケードの総販売台数を讃えられ、ギネス記録に認定された。既婚者であり、妻にミズ・パックマン、息子にパック・ジュニア、娘にパック・ベイビー、愛犬チャンプ・チャンプの四人と一匹家族。
     −
パックマン30周年プロジェクトの一環として2013年から2015年にかけて展開されたCGアニメ『パックワールド』では白目のあるデザインと少年である設定など、従来のパックマンとは大幅に変更されている。
+
キャラクターとしての背景設定はあまり描写されてないが、妻と二人の子供、愛犬の四人と一匹家族。彼の家族は『パックランド』や『パックマンワールド』などで見ることができる。
    
== 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ ==
 
== 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ ==
シリーズ4・5作目の『[[スマブラfor]]』から登場。『スマブラfor』には2014年6月10日に[[E3 2014]]の会場で開催された記者向けのイベント『[[大乱闘スマッシュブラザーズ for 3DS / Wii U E3 2014 ラウンドテーブル]]』で公開されたムービー『[https://www.youtube.com/watch?v=PsK0ghGiZWY 赤、青、黄色]』で参戦が発表された。『[[スマブラSP]]』には2018年6月13日に放送された『[https://www.nintendo.co.jp/e3/index.html Nintendo Direct: E3 2018]』で当作の情報が公開されると同時に参戦することが明らかになった。『スマブラfor』では、最初から選択可能な[[ファイター]]として登場している。
+
シリーズ4・5作目の『[[スマブラfor]]』から登場。『スマブラfor』には2014年6月10日に[[E3 2014]]の会場で開催された記者向けのイベント『[[大乱闘スマッシュブラザーズ for 3DS / Wii U E3 2014 ラウンドテーブル]]』で公開されたムービー『[https://www.youtube.com/watch?v=PsK0ghGiZWY 赤、青、黄色]』で参戦が発表された。『[[スマブラSP]]』には2018年6月13日に放送された『[https://www.youtube.com/watch?v=r59XHhxFMhU Nintendo Direct: E3 2018]』で当作の情報が公開されると同時に参戦することが明らかになった。『スマブラfor』では最初から選択可能な[[ファイター]]として、『スマブラSP』では[[隠しキャラクター]]として登場している。
 
  −
デザインは『パックランド』などで見られるシンプルなオールドスタイルに基づき、仕様もそれを前提に作られている。なお、これが認められなかった場合、パックマンをお蔵入りにする考えがあったことが語られている<ref>桜井政博のゲームについて思うこと2 187P<br />“パックマンのデザインが新しくなっていて、いまは2013年に製作されたCGアニメ『パックワールド』のような姿の作品が多いです。でもやっぱりオールドスタイルのほうがよいと思ったので、それを前提に仕様を作り、認められなかったらパックマン自体をお蔵入りにしようと考えていました。”</ref>。
      
直接攻撃ワザは主に手足を使った打撃をするのだが、一部のワザでは一時的に手足のないいわゆる“ピザ欠け”の姿に変身して噛みついて攻撃するものがある。<br/>
 
直接攻撃ワザは主に手足を使った打撃をするのだが、一部のワザでは一時的に手足のないいわゆる“ピザ欠け”の姿に変身して噛みついて攻撃するものがある。<br/>
また、『マッピー』のトランポリンで飛ぶ上必殺ワザなど、ナムコのレトロゲーム要素を含むアクションもあり、『パックマン』だけでなく、ナムコオールスターとしての性質も合わせ持っている。
+
また、『[[ナムコのゲームシリーズ一覧#マッピー|マッピー]]』のトランポリンで飛ぶ上必殺ワザなど、ナムコのレトロゲーム要素を含むアクションもあり、『パックマン』だけでなく、ナムコオールスターとしての性質も合わせ持っている。
    
=== アートワーク ===
 
=== アートワーク ===
 
<gallery>
 
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ファイル:公式絵 4 パックマン.png|『スマブラfor』
 
ファイル:公式絵 4 パックマン.png|『スマブラfor』
ファイル:公式参戦イラスト パックマン.jpg|『スマブラfor』の[[参戦イラスト]]。『パックマン』の世界に入ったレトロなファイターたち。ちなみに、[[ソニック]]だけ16ビットで描写されたキャラで、他は8ビットのドット絵。
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ファイル:公式参戦イラスト パックマン.jpg|『スマブラfor』の[[参戦イラスト]]。"[[パックメイズ]]"に入ったレトロなファイターたち。ちなみに、[[ソニック]]だけ16ビットで描写されたキャラで、他は8ビットのドット絵。
 
ファイル:公式絵 SP パックマン.png|『スマブラSP』
 
ファイル:公式絵 SP パックマン.png|『スマブラSP』
 
</gallery>
 
</gallery>
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:シリーズ作のひとつ、『スーパーパックマン』で見せた、巨大で無敵なスーパーパックマンになる最後の切りふだ。『スマブラ』では食べた相手にダメージを与え、目だけの状態にする。変身中は、上下左右に自由に動けるうえに、画面端まで行くと反対側に出ることができる。なお、表示されるスコアの最高は7650点だ。
 
:シリーズ作のひとつ、『スーパーパックマン』で見せた、巨大で無敵なスーパーパックマンになる最後の切りふだ。『スマブラ』では食べた相手にダメージを与え、目だけの状態にする。変身中は、上下左右に自由に動けるうえに、画面端まで行くと反対側に出ることができる。なお、表示されるスコアの最高は7650点だ。
   −
 
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== 使用ワザの名称一覧 ==
 
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=== 使用ワザの名称一覧 ===
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{{節スタブ}}
   
*通常攻撃のワザ名は公式攻略本より引用。
 
*通常攻撃のワザ名は公式攻略本より引用。
 
{| class="wikitable"
 
{| class="wikitable"
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!  !! スマブラfor !! スマブラSP
 
!  !! スマブラfor !! スマブラSP
 
|-
 
|-
| 弱攻撃 || パックジャブ → パックフック → パックアッパーキック ||  
+
| 弱攻撃  
 +
|| パックジャブ → パックフック → パックアッパーキック  
 +
|| パックフック<ref name="namechangeonly"/> → パックカウンターフック<ref name="namechangeonly"/> → パックアッパーキック
 
|-
 
|-
| ダッシュ攻撃 || パックダッシュバイト ||
+
| ダッシュ攻撃
 +
|colspan="2"| パックダッシュバイト
 
|-
 
|-
| 横強攻撃 || パックキック ||
+
| 横強攻撃  
 +
|colspan="2"| パックキック  
 
|-
 
|-
| 上強攻撃 || パックヘッドバッド ||  
+
| 上強攻撃  
 +
|| パックヘッドバッド  
 +
|| パックアッパーパンチ
 
|-
 
|-
| 下強攻撃 || パックバイト ||
+
| 下強攻撃  
 +
|colspan="2"| パックバイト
 
|-
 
|-
| 横スマッシュ攻撃 || アカベエ ||
+
| 横スマッシュ攻撃  
 +
|colspan="2"| アカベエ
 
|-
 
|-
| 上スマッシュ攻撃 || アオスケ ||
+
| 上スマッシュ攻撃  
 +
|colspan="2"| アオスケ
 
|-
 
|-
| 下スマッシュ攻撃 || ピンキー&グズタ ||
+
| 下スマッシュ攻撃  
 +
|colspan="2"| ピンキー&グズタ  
 
|-
 
|-
| ニュートラル空中攻撃 || パックロール ||
+
| 通常空中攻撃
 +
|colspan="2"| パックロール
 
|-
 
|-
| 前空中攻撃 || パックエアキック ||
+
| 前空中攻撃  
 +
|colspan="2"| パックエアキック
 
|-
 
|-
| 後空中攻撃 || パックバックドロップ ||  
+
| 後空中攻撃  
 +
|| パックバックドロップ  
 +
|| パックドロップキック<ref name="namechangeonly"/>
 
|-
 
|-
| 上空中攻撃 || パックサマーソルトキック ||
+
| 上空中攻撃  
 +
|colspan="2"| パックサマーソルトキック
 
|-
 
|-
| 下空中攻撃 || パックスタンプ ||
+
| 下空中攻撃  
 +
|colspan="2"| パックスタンプ  
 
|-
 
|-
| つかみ攻撃 || つかみパックヘッドバット ||
+
| つかみ攻撃  
 +
|colspan="2"| つかみパックヘッドバット  
 
|-
 
|-
| 前投げ || パックキャプチャーカット ||
+
| 前投げ  
 +
|colspan="2"| パックキャプチャーカット
 
|-
 
|-
| 後投げ || パックジャイアントスイング ||
+
| 後投げ  
 +
|colspan="2"| パックジャイアントスイング
 
|-
 
|-
| 上投げ || パックアッパースルー ||
+
| 上投げ  
 +
|colspan="2"| パックアッパースルー
 
|-
 
|-
| 下投げ || パックデバウアー ||
+
| 下投げ  
 +
|colspan="2"| パックデバウアー
 
|-
 
|-
 
| 通常必殺ワザ (1)
 
| 通常必殺ワザ (1)
143行目: 160行目:  
|}
 
|}
   −
=== 動作などの元ネタ ===
+
== 動作などの元ネタ ==
{{節スタブ}}
   
各種ワザ・アピールでは『パックマン』シリーズのみならず、旧・ナムコの作品もある。<br />
 
各種ワザ・アピールでは『パックマン』シリーズのみならず、旧・ナムコの作品もある。<br />
 
ドット絵・SEは、アーケード・家庭用で共通している『太鼓の達人』シリーズを除き、アーケード版のものを使用している。
 
ドット絵・SEは、アーケード・家庭用で共通している『太鼓の達人』シリーズを除き、アーケード版のものを使用している。
==== ワザ ====
+
 
*各種スマッシュ攻撃 / 下アピール:[[モンスターズ]]
+
=== ワザ ===
**原作に登場するパックマンを追跡する、触れるとやられてしまう敵キャラ。スマブラにおいては総称として"モンスターズ"と呼ばれている。<br />色ごとに性格付けされており、後を追いかける赤のオイカケ(アカベエ)、パックマンのいる地点の少し前を目指し、先回りするように動くピンクのマチブセ(ピンキー)、パックマンと点対称の位置を目指して行動する青のキマグレ(アオスケ)、何も考えず自由に行動するオレンジのオトボケ(グズタ)の4体がいる。
+
*各種スマッシュ攻撃 / 下アピール {{有無|for}} / 勝利演出:[[モンスターズ]]
 +
**パックマンを追いかけ回し、捕まるとミスになってしまう敵キャラたち。詳しくは[[モンスターズ]]にて。
 +
*前空中攻撃のダメージ値 {{有無|SP}}
 +
**7.65%で「ナムコ」の言葉遊び。下記の「スーパーパックマン」の得点表示など、同社の様々なゲームでもこのお遊び要素が見られる。
 
*つかみ
 
*つかみ
**シューティングゲーム『ギャラガ』の"[[ボス・ギャラガ]]"が元ネタ。原作では、自機であるファイターを捕らえようとすることがある。捕虜となった自機を引き連れて再び攻撃して来たボス・ギャラガを倒すと、自機をもう1機並列に合体させたデュアル・ファイターになる。パワーアップのためにわざと捕まりに行ったプレイヤーも多いだろう。
+
**シューティングゲーム『[[ナムコのゲームシリーズ一覧#ギャラガ|ギャラガ]]』の"[[ボス・ギャラガ]]"が放つ、自機を捕らえて捕虜にする光線が元ネタ。詳しくは[[ボス・ギャラガ]]にて。
 
*通常必殺ワザ:フルーツターゲット
 
*通常必殺ワザ:フルーツターゲット
**原作でエサを一定数食べると出現するボーナス得点物。スマブラで溜めるほど威力が強くなる順に原作で得点が高い物となっている。得点が高い物になるとフルーツ以外も出現する。その内、"ボス・ギャラクシアン"は『ギャラクシアン』からの外部出演。<br />フルーツターゲットは"パックメイズ"にも出現するが、原作と違い、得点はすべて同じ。
+
**主に迷路内のエサ<ref>「ドット」「クッキー」とも。公式では2007年発売の『パックマン チャンピオンシップ エディション』頃から「クッキー」表記が用いられるようになっている。</ref>を一定数食べると出現するボーナス得点物。原作では面を進めるほど得点が高いモノが出てくるようになっており、『スマブラ』で溜めるほど威力が強いモノが出る順番と一致している。
 +
***ボス・ギャラクシアンは、元は『[[ナムコのゲームシリーズ一覧#ギャラクシアン|ギャラクシアン]]』からのゲスト出演で、挙動や効果音は『ギャラクシアン』のものを再現している。
 +
***ベルの効果は『[[ナムコのゲームシリーズ一覧#マッピー|マッピー]]』のものに由来している。『マッピー』では屋敷の端に設置されているベルをジャンプしてぶつけると落とせるギミックがあり、当たった敵は痺れてしばらく動けなくなるという効果がある。効果音も『マッピー』と同じ。
 +
**ボーナス得点物にフルーツが使われているのは、スロットマシンが由来で、『パックマン』のテーマである「食べること」と一致していることから。開発者がスロットにおいて小役として用いられるチェリーを出したいというアイデアから着想された。フルーツではないベルが出てくるのもスロットマシンの絵柄に由来している。ちなみに、ボス・ギャラクシアンは食べ物や果物のネタが尽きたから、カギは開発者の趣味で採用された<ref name="iwatani_interview" />
 +
**フルーツターゲットは『スマブラ3DS』の"[[パックメイズ]]"ステージにも出現するが、原作と違い、得点はすべて同じ。
 
*横必殺ワザ:パワーエサ
 
*横必殺ワザ:パワーエサ
**原作でパワーエサを食べると立場が逆転。モンスターがイジケ状態になって逃げるようになり、パックマンが噛みつく(触れる)ことでモンスターを撃退することができる。<br />パワーエサは"パックメイズ"にも出現している。原作では四隅に配置されているが、スマブラではドットの得点が100になると出現する。
+
**迷路の四隅に配置されているパワーエサを食べると一時的に立場が逆転。モンスターがイジケ状態になって逃げるようになり、パックマンが触れることでモンスターを撃退することができる。このシステムは、ピンチになるとほうれん草を食べて超人的パワーを発揮して敵をやっつけるアメリカン・コミック『ポパイ』の影響を受けて生み出された<ref name="iwatani_interview" /><ref>[https://wired.jp/2010/05/24/%e3%80%8e%e3%83%91%e3%83%83%e3%82%af%e3%83%9e%e3%83%b3%e3%80%8f30%e5%91%a8%e5%b9%b4%e3%80%81%e5%b2%a9%e8%b0%b7%e5%be%b9%e6%b0%8f%e3%81%abqa/ 『パックマン』30周年、岩谷徹氏にQ&A|WIRED.jp]</ref>
 
*上必殺ワザ:パックンジャンプ
 
*上必殺ワザ:パックンジャンプ
**アクションゲーム『マッピー』が元ネタ。主人公であるネズミの警察官"マッピー"がトランポリンを跳ぶごとに緑→青→黄→赤と変化し、赤になっている状態で再度トランポリンに着地すると破れて下に落ちてしまう。原作ではトランポリンに乗っていない緑色の状態がある。
+
**アクションゲーム『[[ナムコのゲームシリーズ一覧#マッピー|マッピー]]』が元ネタ。主人公のネズミの警察官"マッピー"がトランポリンを跳ぶごとに緑→青→黄→赤と変化し、赤になっている状態で再度トランポリンに着地すると破れて落下し、下に別のトランポリンがないとミスになる。原作ではトランポリンに乗っていない緑色の状態がある。
 
*下必殺ワザ:消火栓
 
*下必殺ワザ:消火栓
 
**『パックランド』の障害物の一つ。水鉄砲を噴き出してくるものがあり、左右・上に発射されるのも原作と同じ。
 
**『パックランド』の障害物の一つ。水鉄砲を噴き出してくるものがあり、左右・上に発射されるのも原作と同じ。
 
*最後の切りふだ:スーパーパックマン
 
*最後の切りふだ:スーパーパックマン
**『スーパーパックマン』から。緑色のスーパーエサを食べることで、巨大化・無敵になり、扉を崩したり、モンスターの巣に入ることが出来る。食べられた相手が吹っ飛ぶのはモンスターを撃退した演出と同じ。スコアも原作と同じで、6回攻撃を当てた時の7650点は「ナムコ」の言葉遊び。
+
**『スーパーパックマン』では通常のパワーエサに加え、緑色のスーパーパワーエサの2種類のパワーアップが存在する。スーパーパワーエサを食べると巨大化・無敵になり、ボタンを押すとスピードアップ。カギを取らないと開かない扉を壊したり、モンスターの巣に入ることができる。
*上アピール
+
***「スーパーパックマン」とは、スーパーパワーエサから続けて通常のパワーエサを取って、両方のパワーアップを得た状態を指す。
**[[パックマン (3DS/Wii U)#アピール]]を参照。
+
**食べられた相手が目だけの姿で吹っ飛ぶのは、初代『パックマン』からおなじみのモンスターを撃退した時の演出の再現。食べる度にスコアが倍増するのも同じ。6回攻撃を当てた時に倍増ではなく7650点になるのは「ナムコ」の言葉遊び。
 +
**{{有無|SP}} 高速で移動したり背景がネオンに変わるのは、『パックマン チャンピオンシップ エディション』シリーズの特徴であるスピーディなゲーム性やデザインを体現している。
 +
**ちなみに巨大化したパックマン自体は初代のコーヒーブレイクの時から見ることができる。
   −
==== その他 ====
+
=== その他 ===
 +
*[[上アピール]]
 +
**[[パックマン (3DS/Wii U)#アピール]]及び[[パックマン (SP)#アピール]]を参照。
 +
*[[#アートワーク]] {{有無|for}} / [[待機モーション]]
 +
**ウィンク&サムズアップのポーズは、『パックマン』の筐体などの他にも、『パックランド』や『ハロー!パックマン』、『パックマンワールド』などの立ち絵でも見ることができる。
 +
*[[ジャンプ]]時の効果音
 +
**『パックランド』と同じ。
 
*[[勝利演出]]・上
 
*[[勝利演出]]・上
 
**原作のコーヒーブレイクの一つ、アカベエに追われるパックマンが巨大化して逆襲するものの再現。
 
**原作のコーヒーブレイクの一つ、アカベエに追われるパックマンが巨大化して逆襲するものの再現。
 
*勝利演出・右
 
*勝利演出・右
 
**『パックランド』クリア時の再現。
 
**『パックランド』クリア時の再現。
*[[すれちがい大乱闘]]でバーストした時の効果音
+
*[[すれちがい大乱闘]]でミスした時の効果音 {{有無|3DS}}
**原作でミスしたときの物と同じ。
+
**原作でミスした時と同じ。
    
== 主な登場作品 ==
 
== 主な登場作品 ==
*パックマン (1980/AC) (1984/FC) 【[http://www.nintendo.co.jp/wiiu/software/vc/farj/index.html Wii U バーチャルコンソール(FC版)]】
+
移植版やオムニバス作品への収録についてはWikipediaの記事等を参照。
*パックランド (1984/AC) (1985/FC) 【[http://www.nintendo.co.jp/wiiu/software/vc/fczj/index.html Wii U バーチャルコンソール(FC版)]】
+
*パックマン (1980/AC)
*ハロー!パックマン (1994/SFC)
+
*スーパーパックマン (1982/AC)
*[http://www.bandainamcogames.co.jp/cs/list/pacman-20th/ パックマンワールド 20thアニバーサリー] (1999/PS)
+
*パック&パル (1983/AC)
*[http://www.bandainamcogames.co.jp/cs/list/pacmancollection/ パックマンコレクション] (2002/GBA) [http://www.nintendo.co.jp/wiiu/software/vc/payj/index.html Wii U バーチャルコンソール]】
+
*パックランド (1984/AC)
 +
*パックマニア (1987/AC)
 +
*ハロー!パックマン (1994/SFC)
 +
*パックインタイム (1995/SFC・GB)
 +
*[https://web.archive.org/web/20150413015202/http://bandainamcoent.co.jp/cs/list/pacman-20th/ パックマンワールド 20thアニバーサリー] (1999/PS)
 +
**[https://pcwdrepac.pacman.com/ パックマンワールド リ・パック] (2022/Switch・PS5・PS4・Xbox Series X/S・Xbox One・PC)
 +
*[https://www.bandainamcoent.co.jp/cs/list/pacmanworld2/ パックマンワールド2] (2002/PS2)
 
*[http://www.nintendo.co.jp/ngc/pacman/ パックマンvs.] (2003/GC)
 
*[http://www.nintendo.co.jp/ngc/pacman/ パックマンvs.] (2003/GC)
*[http://www.bandainamcogames.co.jp/cs/list/pac-pix/ パックピクス] (2005/DS)
+
*[https://web.archive.org/web/20160312021422/http://bandainamcoent.co.jp/cs/list/pac-pix/ パックピクス] (2005/DS)
*[http://www.bandainamcogames.co.jp/am/vg/pacman/ パックマンバトルロイヤル] (2011/AC)
+
*[https://www.bandainamcoent.co.jp/cs/list/pacn_roll/ パックンロール] (2005/DS)
*[http://pac-world.bngames.net/3ds/sp/ パックワールド] (2014/3DS・Wii U・PS3)
+
*パックマン チャンピオンシップ エディション (2007/Xbox 360)
 +
**パックマン チャンピオンシップ エディション DX (2010/Xbox 360・PS3)
 +
*[https://web.archive.org/web/20160728171142/http://bandainamcoent.co.jp/am/vg/pacman/ パックマンバトルロイヤル] (2011/AC)
 +
*[https://web.archive.org/web/20160501133504/http://pac-world.bngames.net/3ds/sp/ パックワールド] (2014/3DS・Wii U・PS3)
 +
*[https://pacman256.bn-ent.net/ PAC-MAN 256] (2015/iOS・Android) (2016/PS4・PC)
 
*[http://pacmance2.bn-ent.net/ パックマン チャンピオンシップ エディション2] (2016/PS4・Xbox One・PC)
 
*[http://pacmance2.bn-ent.net/ パックマン チャンピオンシップ エディション2] (2016/PS4・Xbox One・PC)
 
**[https://pacmance2plus.bn-ent.net/ パックマン チャンピオンシップ エディション2 プラス] (2018/Switch)
 
**[https://pacmance2plus.bn-ent.net/ パックマン チャンピオンシップ エディション2 プラス] (2018/Switch)
 +
*[https://pacapl.pacman.com/ PAC-MAN 99] (2021/Switch)
 
他多数
 
他多数
    
== 備考 ==
 
== 備考 ==
*『スマブラX』の開発中、[[桜井政博]]は任天堂の宮本茂に「ゲストキャラならパックマンはあかんの?」と言われたことがあるという。
+
*『スマブラX』の開発中、[[桜井政博]]は任天堂の宮本茂に「パックマンを参戦させることはできないか」と問われ、その当時は無理があると思ったことがあった<ref>桜井政博のゲームについて思うこと VOL.456 最初の意図がランドマーク<br />“『スマブラX』開発中のころ、任天堂の宮本茂さんに、「ゲストキャラならパックマンはあかんの?」と言われたことがあります。うーん、無理があるでしょう。欠けたピザのようなパックマンの姿を想像しながら、そう思いました。思っただけではありますが。けっきょく、8年くらい経ったいま、完成させたわけで。この世の中、何が起こるのかわからない。黙っていよう。そうしよう。”</ref>。なお、宮本茂は『パックマン』の熱心なファンとして知られており、ナムコと任天堂とのコラボレーション作品として同作を対戦ゲームにアレンジした『パックマンvs.』を制作したことがある。
**当時は、欠けたピザのようなパックマンの姿を想像しながら、「うーん、無理があるでしょう。」と思ったという。
+
*『スマブラfor』では、開発当時『パックマンパーティ』や『パックワールド』などでリファインされた姿のパックマンが登場していたが、『スマブラ』ではシンプルなオールドスタイルを前提にした仕様で作られており、これが認められなかった場合はパックマンをお蔵入りにする考えがあったことが語られている<ref>『桜井政博のゲームを作って思うこと2』p.187<br />“パックマンのデザインが新しくなっていて、いまは2013年に製作されたCGアニメ『パックワールド』のような姿の作品が多いです。でもやっぱりオールドスタイルのほうがよいと思ったので、それを前提に仕様を作り、認められなかったらパックマン自体をお蔵入りにしようと考えていました。”</ref>。
**それから8年ほど経って完成させたことについては、「黙っていよう。そうしよう。」とのこと。
  −
**なお、宮本氏は『パックマン』の熱心なファンとして知られており、バンダイナムコ(当時はナムコ)と任天堂とのコラボレーションで、同作を対戦ゲームにアレンジした『パックマンvs.』を制作したこともある。
      
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
<references/>
+
<references>
 +
<ref name="namechangeonly">ワザ名のみの変更で、モーションに大きな違いはない。</ref>
 +
<ref name="iwatani_interview">[https://www.rcgs.jp/?p=15 オーラルヒストリー調査成果の公開:岩谷徹氏 | 立命館大学ゲーム研究センター : Center for Game Studies, Ritsumeikan University] - 岩谷徹第3回インタビュー後半:『キューティQ』『パックマン』におけるゲーム開発・企画の手法</ref>
 +
</references>
    
== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
 
*[http://www.smashbros.com/sp/jp/characters/pac-man.html 大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U:パックマン]
 
*[http://www.smashbros.com/sp/jp/characters/pac-man.html 大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U:パックマン]
 +
**[https://www.youtube.com/watch?v=PsK0ghGiZWY 【スマブラ3DS・WiiU】 赤、青、黄色]
 
*[https://www.smashbros.com/ja_JP/fighter/55.html 『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』公式サイト:{{PAGENAME}}]
 
*[https://www.smashbros.com/ja_JP/fighter/55.html 『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』公式サイト:{{PAGENAME}}]
   206行目: 250行目:  
[[カテゴリ:{{PAGENAME}}]]
 
[[カテゴリ:{{PAGENAME}}]]
 
[[カテゴリ:ファイター]]
 
[[カテゴリ:ファイター]]
 +
[[カテゴリ:ステージキャラクター]]
 +
[[カテゴリ:ギミック]]