パックマン

提供:大乱闘スマッシュブラザーズWiki
パックマン

1980年のアーケード筐体のデザインなどで用いられたパックマンのアートワーク
出典パックマンシリーズ
デビューパックマン
(1980年5月22日/AC)
スマブラ
への出演
スマブラforスマブラSP
外部サイト
の紹介記事
Pac-Man (character) - Wikipedia
Pac-Man - Pac-Man Wiki

パックマン(Pac-Man)は、バンダイナムコエンターテインメント(旧・ナムコ)の『パックマン』シリーズに登場するキャラクター。


概要

『パックマン』でプレイヤーが操作する、黄色い球体に手足が生えたキャラクター。顔や手足が描かれているのはパッケージなどに描かれているイラストの方で、ゲーム内においては主に黄色い丸が1ピース欠けたピザのように口をパクパクするとてもシンプルな姿になっている。ゲームとしては、ゴースト達の追跡をかわしながら迷路内のエサを全て食べることがクリア目的となっている。

キャラクターとしての背景設定はあまり描写されてないが、妻と二人の子供、愛犬の四人と一匹家族。彼の家族は『パックランド』や『パックマンワールド』などで見ることができる。

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ

シリーズ4・5作目の『スマブラfor』から登場。『スマブラfor』には2014年6月10日にE3 2014の会場で開催された記者向けのイベント『大乱闘スマッシュブラザーズ for 3DS / Wii U E3 2014 ラウンドテーブル』で公開されたムービー『赤、青、黄色』で参戦が発表された。『スマブラSP』には2018年6月13日に放送された『Nintendo Direct: E3 2018』で当作の情報が公開されると同時に参戦することが明らかになった。『スマブラfor』では最初から選択可能なファイターとして、『スマブラSP』では隠しキャラクターとして登場している。

直接攻撃ワザは主に手足を使った打撃をするのだが、一部のワザでは一時的に手足のないいわゆる“ピザ欠け”の姿に変身して噛みついて攻撃するものがある。
また、『マッピー』のトランポリンで飛ぶ上必殺ワザなど、ナムコのレトロゲーム要素を含むアクションもあり、『パックマン』だけでなく、ナムコオールスターとしての性質も合わせ持っている。

アートワーク

ゲーム中の解説

[3Uフィギュア名鑑] パックマン
『パックマン』で操作する、丸くて黄色いキャラ。ゲーム自体は「世界で最も成功した業務用ゲーム機」としてギネス・ワールド・レコーズにも認定されている。『スマブラ』では原作に基づくワザの数々が特徴。「パワーエサ」は、発動時ボタンを押している間に進む方向を変えられ、最大までためた場合の威力は非常に強力だ。
  • (AC) パックマン (1980/07)
  • (AC) パックランド (1984/08)
[3Uフィギュア名鑑] パックマン(EX)
「消火栓」は水で相手を押し出す必殺ワザ。消火栓自体をライバルの頭上から落としたり、攻撃して飛ばすことも可能。相手が攻撃した消火栓に当たるとダメージを喰らうので注意。上必殺ワザの「パックンジャンプ」は、使うとトランポリンが現れ、3回までジャンプできる。3回目の上昇度が非常に高く、復帰に役立つ。
  • (AC) パックマン (1980/07)
  • (AC) パックランド (1984/08)
[WiiUフィギュア名鑑] スーパーパックマン
シリーズ作のひとつ、『スーパーパックマン』で見せた、巨大で無敵なスーパーパックマンになる最後の切りふだ。『スマブラ』では食べた相手にダメージを与え、目だけの状態にする。変身中は、上下左右に自由に動けるうえに、画面端まで行くと反対側に出ることができる。なお、表示されるスコアの最高は7650点だ。

使用ワザの名称一覧

  • 通常攻撃のワザ名は公式攻略本より引用。
スマブラfor スマブラSP
弱攻撃 パックジャブ → パックフック → パックアッパーキック パックフック[1] → パックカウンターフック[1] → パックアッパーキック
ダッシュ攻撃 パックダッシュバイト
横強攻撃 パックキック
上強攻撃 パックヘッドバッド パックアッパーパンチ
下強攻撃 パックバイト
横スマッシュ攻撃 アカベエ
上スマッシュ攻撃 アオスケ
下スマッシュ攻撃 ピンキー&グズタ
通常空中攻撃 パックロール
前空中攻撃 パックエアキック
後空中攻撃 パックバックドロップ パックドロップキック[1]
上空中攻撃 パックサマーソルトキック
下空中攻撃 パックスタンプ
つかみ攻撃 つかみパックヘッドバット
前投げ パックキャプチャーカット
後投げ パックジャイアントスイング
上投げ パックアッパースルー
下投げ パックデバウアー
通常必殺ワザ (1) フルーツターゲット
通常必殺ワザ2 きみょうなフルーツターゲット
通常必殺ワザ3 ながもちフルーツターゲット
横必殺ワザ (1) パワーエサ
横必殺ワザ2 よくとぶパワーエサ
横必殺ワザ3 引きよせパワーエサ
上必殺ワザ (1) パックンジャンプ
上必殺ワザ2 パックンパワージャンプ
上必殺ワザ3 メテオトランポリン
下必殺ワザ (1) 消火栓
下必殺ワザ2 噴火詮
下必殺ワザ3 爆裂栓
最後の切りふだ スーパーパックマン

動作などの元ネタ

各種ワザ・アピールでは『パックマン』シリーズのみならず、旧・ナムコの作品もある。
ドット絵・SEは、アーケード・家庭用で共通している『太鼓の達人』シリーズを除き、アーケード版のものを使用している。

ワザ

  • 各種スマッシュ攻撃 / 下アピール 3U / 勝利演出:モンスターズ
    • パックマンを追いかけ回し、捕まるとミスになってしまう敵キャラたち。詳しくはモンスターズにて。
  • 前空中攻撃のダメージ値 SP
    • 7.65%で「ナムコ」の言葉遊び。下記の「スーパーパックマン」の得点表示など、同社の様々なゲームでもこのお遊び要素が見られる。
  • つかみ
  • 通常必殺ワザ:フルーツターゲット
    • 主に迷路内のエサ[2]を一定数食べると出現するボーナス得点物。原作では面を進めるほど得点が高いモノが出てくるようになっており、『スマブラ』で溜めるほど威力が強いモノが出る順番と一致している。
      • ボス・ギャラクシアンは、元は『ギャラクシアン』からのゲスト出演で、挙動や効果音は『ギャラクシアン』のものを再現している。
      • ベルの効果は『マッピー』のものに由来している。『マッピー』では屋敷の端に設置されているベルをジャンプしてぶつけると落とせるギミックがあり、当たった敵は痺れてしばらく動けなくなるという効果がある。効果音も『マッピー』と同じ。
    • ボーナス得点物にフルーツが使われているのは、スロットマシンが由来で、『パックマン』のテーマである「食べること」と一致していることから。開発者がスロットにおいて小役として用いられるチェリーを出したいというアイデアから着想された。フルーツではないベルが出てくるのもスロットマシンの絵柄に由来している。ちなみに、ボス・ギャラクシアンは食べ物や果物のネタが尽きたから、カギは開発者の趣味で採用された[3]
    • フルーツターゲットは『スマブラ3DS』の"パックメイズ"ステージにも出現するが、原作と違い、得点はすべて同じ。
  • 横必殺ワザ:パワーエサ
    • 迷路の四隅に配置されているパワーエサを食べると一時的に立場が逆転。モンスターがイジケ状態になって逃げるようになり、パックマンが触れることでモンスターを撃退することができる。このシステムは、ピンチになるとほうれん草を食べて超人的パワーを発揮して敵をやっつけるアメリカン・コミック『ポパイ』の影響を受けて生み出された[3][4]
  • 上必殺ワザ:パックンジャンプ
    • アクションゲーム『マッピー』が元ネタ。主人公のネズミの警察官"マッピー"がトランポリンを跳ぶごとに緑→青→黄→赤と変化し、赤になっている状態で再度トランポリンに着地すると破れて落下し、下に別のトランポリンがないとミスになる。原作ではトランポリンに乗っていない緑色の状態がある。
  • 下必殺ワザ:消火栓
    • 『パックランド』の障害物の一つ。水鉄砲を噴き出してくるものがあり、左右・上に発射されるのも原作と同じ。
  • 最後の切りふだ:スーパーパックマン
    • 『スーパーパックマン』では通常のパワーエサに加え、緑色のスーパーパワーエサの2種類のパワーアップが存在する。スーパーパワーエサを食べると巨大化・無敵になり、ボタンを押すとスピードアップ。カギを取らないと開かない扉を壊したり、モンスターの巣に入ることができる。
      • 「スーパーパックマン」とは、スーパーパワーエサから続けて通常のパワーエサを取って、両方のパワーアップを得た状態を指す。
    • 食べられた相手が目だけの姿で吹っ飛ぶのは、初代『パックマン』からおなじみのモンスターを撃退した時の演出の再現。食べる度にスコアが倍増するのも同じ。6回攻撃を当てた時に倍増ではなく7650点になるのは「ナムコ」の言葉遊び。
    • SP 高速で移動したり背景がネオンに変わるのは、『パックマン チャンピオンシップ エディション』シリーズの特徴であるスピーディなゲーム性やデザインを体現している。
    • ちなみに巨大化したパックマン自体は初代のコーヒーブレイクの時から見ることができる。

その他

主な登場作品

移植版やオムニバス作品への収録についてはWikipediaの記事等を参照。

他多数

備考

  • 『スマブラX』の開発中、桜井政博は任天堂の宮本茂に「パックマンを参戦させることはできないか」と問われ、その当時は無理があると思ったことがあった[5]。なお、宮本茂は『パックマン』の熱心なファンとして知られており、ナムコと任天堂とのコラボレーション作品として同作を対戦ゲームにアレンジした『パックマンvs.』を制作したことがある。
  • 『スマブラfor』では、開発当時『パックマンパーティ』や『パックワールド』などでリファインされた姿のパックマンが登場していたが、『スマブラ』ではシンプルなオールドスタイルを前提にした仕様で作られており、これが認められなかった場合はパックマンをお蔵入りにする考えがあったことが語られている[6]

脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 ワザ名のみの変更で、モーションに大きな違いはない。
  2. 「ドット」「クッキー」とも。公式では2007年発売の『パックマン チャンピオンシップ エディション』頃から「クッキー」表記が用いられるようになっている。
  3. 3.0 3.1 オーラルヒストリー調査成果の公開:岩谷徹氏 | 立命館大学ゲーム研究センター : Center for Game Studies, Ritsumeikan University - 岩谷徹第3回インタビュー後半:『キューティQ』『パックマン』におけるゲーム開発・企画の手法
  4. 『パックマン』30周年、岩谷徹氏にQ&A|WIRED.jp
  5. 桜井政博のゲームについて思うこと VOL.456 最初の意図がランドマーク
    “『スマブラX』開発中のころ、任天堂の宮本茂さんに、「ゲストキャラならパックマンはあかんの?」と言われたことがあります。うーん、無理があるでしょう。欠けたピザのようなパックマンの姿を想像しながら、そう思いました。思っただけではありますが。けっきょく、8年くらい経ったいま、完成させたわけで。この世の中、何が起こるのかわからない。黙っていよう。そうしよう。”
  6. 『桜井政博のゲームを作って思うこと2』p.187
    “パックマンのデザインが新しくなっていて、いまは2013年に製作されたCGアニメ『パックワールド』のような姿の作品が多いです。でもやっぱりオールドスタイルのほうがよいと思ったので、それを前提に仕様を作り、認められなかったらパックマン自体をお蔵入りにしようと考えていました。”

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