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それ以上にある程度バランスの取れた敏捷性や複数キャラ限定の要素を豊富に持ち、「スムーズにアクション・テクニックを繰り出すこと」にかけてはもっともそつのないファイターとなっている。
 
それ以上にある程度バランスの取れた敏捷性や複数キャラ限定の要素を豊富に持ち、「スムーズにアクション・テクニックを繰り出すこと」にかけてはもっともそつのないファイターとなっている。
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マリオの'''強みはワザの早さ'''にある。手足が短く[[リーチ]]には劣るものの、[[通常攻撃]]の[[発生]]や[[隙]]の無さは抜きん出ており、スピードタイプのファイターをも凌駕する。そのため[[連係]]や[[#コンボ]]など、手数で攻め立てる立ち回りが得意。<br />
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マリオ最大の強みは'''ワザの早さ'''。手足が短く[[リーチ]]には劣るものの、[[通常攻撃]]の[[発生]]や[[隙]]の無さは抜きん出ており、スピードタイプのファイターをも凌駕する。そのため[[連係]]や[[#コンボ]]など、手数で攻める立ち回りが得意。<br />
 
また、[[通常ワザ]]から[[必殺ワザ]]まで多様なものを取り揃えており、やれることの多さは随一。高い[[#運動技能|運動性能]]や特殊な必殺ワザにより、相手が誰であろうと自分の得意な間合いに持ち込む手段を持つため、相手がどの間合いを得意にしていてもそれに応じた引き出しが最低限あるのがマリオ最大の魅力と言える。
 
また、[[通常ワザ]]から[[必殺ワザ]]まで多様なものを取り揃えており、やれることの多さは随一。高い[[#運動技能|運動性能]]や特殊な必殺ワザにより、相手が誰であろうと自分の得意な間合いに持ち込む手段を持つため、相手がどの間合いを得意にしていてもそれに応じた引き出しが最低限あるのがマリオ最大の魅力と言える。
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{{SP|クッパ}}のようなパワーと耐久力、{{SP|リンク}}・{{SP|サムス}}のような長リーチと遠距離攻撃、{{SP|フォックス}}のような高い移動速度や[[復帰]]距離といった、「立ち回りの主軸となる飛び抜けて高性能な部分」を持たないため、圧倒的優位な状況を作る事は難しい。<br />
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一方で、{{SP|クッパ}}のようなパワーと耐久力、{{SP|リンク}}・{{SP|サムス}}のような長リーチと遠距離攻撃、{{SP|フォックス}}のような高い移動速度や[[復帰]]距離といった、「立ち回りの主軸となる飛び抜けて高性能なワザ」を持たないため、圧倒的優位な状況を作る事は難しい。<br />
それ故、多様な性質に分かれたワザとアクションを臨機応変に使い分けて立ち回れるよう、プレイヤーの地力が要求されるマリオは'''上級者向けとしての一面を併せもつ'''といえる。<br/>
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リーチが短いマリオで攻撃を通すには、あらゆる手を使って相手のスキを突く必要があるため、プレイヤーの地力が要求されることになる。<br/>
プレイヤーが磨き上げた経験で、持ち前の対応力をあらゆる状況に活かし、ミスタービデオゲームとして真の実力を見せつけるのだ。
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変則的な要素もまんべんなく活かさなければならない以上、'''上級者向けとしての側面もある'''。プレイヤーが磨き上げた経験で持ち前の対応力を活かし、ミスタービデオゲームとして真の実力を見せつけるのだ。
    
== 長所と短所 ==
 
== 長所と短所 ==
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**リーチの短さとの兼ね合いか、投げの性能も高め。{{SPワザ|マリオ|後投げ}}は直接撃墜が狙え、{{SPワザ|マリオ|下投げ}}や{{SPワザ|マリオ|上投げ}}はコンボ・連係の始動ワザになる。
 
**リーチの短さとの兼ね合いか、投げの性能も高め。{{SPワザ|マリオ|後投げ}}は直接撃墜が狙え、{{SPワザ|マリオ|下投げ}}や{{SPワザ|マリオ|上投げ}}はコンボ・連係の始動ワザになる。
 
**必殺ワザは多くが相手の[[復帰]]ミスを誘発させる可能性を持つ。特に復帰ルートに融通が利かない相手に効果的なものも多い。
 
**必殺ワザは多くが相手の[[復帰]]ミスを誘発させる可能性を持つ。特に復帰ルートに融通が利かない相手に効果的なものも多い。
***比較的使い勝手の良い[[飛び道具]]({{SPワザ|マリオ|通常必殺ワザ}}「ファイアボール」)を持つ。これは重力に従って落下するため、相手の斜め上から被せてコンボの起点や[[復帰阻止]]などに使うことが出来る。<br/>足場上でも空中でファイアーボールを打ちつつ飛び込むことで、相手の飛び道具などを防ぎつつ攻めるといったことなどが出来る。
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***比較的使い勝手の良い[[飛び道具]]({{SPワザ|マリオ|通常必殺ワザ}}「ファイアボール」)を持つ。これは重力に従って落下するため、相手の斜め上から被せてコンボの起点や[[復帰阻止]]などに使うことが出来る。
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****足場上でも空中でファイアーボールを打ちつつ飛び込むことで、相手の飛び道具などを防ぎつつ攻めるといったことなどが出来る。
 
***{{SPワザ|マリオ|横必殺ワザ}}「スーパーマント」は飛び道具を[[反射]]するだけでなく、相手自体の[[反転|向きも変えられる]]。空中ジャンプを使い切った崖外の相手を狙うと、わからん殺しとしても作用することも。
 
***{{SPワザ|マリオ|横必殺ワザ}}「スーパーマント」は飛び道具を[[反射]]するだけでなく、相手自体の[[反転|向きも変えられる]]。空中ジャンプを使い切った崖外の相手を狙うと、わからん殺しとしても作用することも。
 
***{{SPワザ|マリオ|下必殺ワザ}}「ポンプ」は突進してくる相手や[[アイテム]]・一部の飛び道具などを[[風|押し出せる]]。狙いをつけにくいが、横から復帰しようとする相手も安全に阻止できる。
 
***{{SPワザ|マリオ|下必殺ワザ}}「ポンプ」は突進してくる相手や[[アイテム]]・一部の飛び道具などを[[風|押し出せる]]。狙いをつけにくいが、横から復帰しようとする相手も安全に阻止できる。
 
**上必殺ワザは入力直後の一瞬だけ無敵状態になるため、[[復帰阻止]]や非確定コンボに対してある程度の耐性がある。
 
**上必殺ワザは入力直後の一瞬だけ無敵状態になるため、[[復帰阻止]]や非確定コンボに対してある程度の耐性がある。
**[[飛び道具]]・[[メテオ]]・[[反射]]・[[風|押し出し]]、[[カベジャンプ]]など特殊な要素の大半を使えるため、発生速度に優れたワザの多さと相まってどのファイターにも対抗する余地を完封されること自体は多いわけではない。
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**[[飛び道具]]・[[メテオ]]・[[反射]]・[[風|押し出し]]、[[カベジャンプ]]など使用ファイターが限られる特殊な要素の大半を使える。発生速度に優れたワザの多さと相まってどのファイターにも対抗する余地を完封されること自体は多いわけではない。
 
**重量の割には体格は小さい部類に入ってくる。
 
**重量の割には体格は小さい部類に入ってくる。
 
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*短所
 
*短所
**{{SPワザ|マリオ|つかみ}}を含む各種打撃ワザの[[リーチ]]が短いため、直接攻撃のリーチないし[[判定]]が強い武器持ちのファイターは総じて苦手。<br>そのような相手ではシールド・回避でいかにワザを凌ぐかが先ず課題となる。
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**{{SPワザ|マリオ|つかみ}}を含む各種打撃ワザの[[リーチ]]が短いため、直接攻撃のリーチないし[[判定]]が強い武器持ちのファイターは総じて苦手。そのような相手に対しては、シールド・回避でワザを凌ぐ受け身の戦いを強いられやすい。
 
**手数重視のファイターの中では走行速度が微妙で、ひたすら逃げる相手を追いかけることが難しい。
 
**手数重視のファイターの中では走行速度が微妙で、ひたすら逃げる相手を追いかけることが難しい。
 
**「多くの場面で役に立つ優秀なワザ」が少なく、強みを一方的に押し付ける事ができない。
 
**「多くの場面で役に立つ優秀なワザ」が少なく、強みを一方的に押し付ける事ができない。
***全体的にワザの挙動は素直な方で、プレイヤーの癖を見切られると対処されやすい。<br>持ち前の対応力を十分に発揮するには、ワザを使い分けるための相応の知識と対戦経験を要する。
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***全体的にワザの挙動は素直な方で、プレイヤーの癖を見切られると対処されやすい。持ち前の対応力を十分に発揮するには、ワザを使い分けるための相応の知識と対戦経験を要する。
***空中で多用しやすい操作の{{SPワザ|マリオ|前空中攻撃}}は[[発生]]が遅いため、それ以外のワザを使って立ち回る必要がある。そのため、空中戦の難易度が少々高め。<br/>また上スマッシュも背後への判定のほうが発生が早いなど、地上空中ともに[[向き反転|背後向き]]を要求する頻度が高め。
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***空中で多用しやすい操作の{{SPワザ|マリオ|前空中攻撃}}は[[発生]]が遅いため、それ以外のワザを使って立ち回る必要がある。そのため、空中戦の難易度が少々高い。
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****また上スマッシュも背後への判定のほうが発生が早いなど、地上空中ともに[[向き反転|背後向き]]を要求する頻度が多い。
 
**ふっとばしに特に優れたワザが{{SPワザ|マリオ|横スマッシュ攻撃}}の先端ヒットのみで、決定力は少し控えめ。
 
**ふっとばしに特に優れたワザが{{SPワザ|マリオ|横スマッシュ攻撃}}の先端ヒットのみで、決定力は少し控えめ。
***撃墜のための導線そのものは多くないため、早期撃墜には{{SPワザ|マリオ|前空中攻撃}}の[[メテオ]]に持ち込む連係など、空中攻撃や必殺ワザを駆使した[[復帰阻止]]を要することが多い。
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***撃墜のための導線そのものは多くないため、早期撃墜には{{SPワザ|マリオ|前空中攻撃}}の[[メテオ]]に持ち込む連係などの空中攻撃、または必殺ワザを駆使した[[復帰阻止]]を要することが多い。
 
**{{SPワザ|マリオ|上必殺ワザ}}「スーパージャンプパンチ」は復帰ルートの融通が利かないうえ、復帰距離そのものもかなり短い。
 
**{{SPワザ|マリオ|上必殺ワザ}}「スーパージャンプパンチ」は復帰ルートの融通が利かないうえ、復帰距離そのものもかなり短い。
***復帰距離で勝り深く復帰阻止に来れるファイターが増えている本作では、少し小突かれただけで戻れなくなってしまうことも多く、空中ジャンプの使用は慎重を期さねばならない。
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***復帰距離で勝り、深く復帰阻止に来れるファイターが増えている本作では、マリオの復帰力は相対的にかなり落ち込んでいる。少し小突かれただけで戻れなくなってしまうことも多く、空中ジャンプの使用は慎重を期さねばならない。
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***{{SPワザ|マリオ|ガケのぼり攻撃|ガケつかまり}}に関する性能が全体的に悪い点も気になるところ。
 
**撃墜%の指標として広く扱われているため、正確な撃墜%やコンボ確定帯を把握されやすい。
 
**撃墜%の指標として広く扱われているため、正確な撃墜%やコンボ確定帯を把握されやすい。
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[[アイテム攻撃]]の動作や[[リーチ]]は普通なものが多い。ただし[[ダッシュ攻撃]]に関しては、出始めの高威力部分で殆ど踏み込まず、[[持続]]の威力が低い部分で前進するという動作を取るため、高威力の部分を当てにくいというデメリットがある。<br>
 
[[アイテム攻撃]]の動作や[[リーチ]]は普通なものが多い。ただし[[ダッシュ攻撃]]に関しては、出始めの高威力部分で殆ど踏み込まず、[[持続]]の威力が低い部分で前進するという動作を取るため、高威力の部分を当てにくいというデメリットがある。<br>
 
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[[ガケつかまり#SP_2|ガケつかまり中の姿勢]]は頭が大きく飛び出てしまうぶん劣悪で、崖上からの攻撃を通されやすい点は難点。なるべく素早く崖から上がるようにしたい。
    
{{運動技能
 
{{運動技能
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