「ベヨネッタ (SP)」の版間の差分

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== ファイター性能 ==
== ファイター性能 ==
空中を自在に舞い踊るアンブラの魔女。両手両足の拳銃を使った格闘術「バレットアーツ」による攻撃を主とする。<br />
空中を自在に舞い踊るアンブラの魔女。両手両足の拳銃を使った格闘術「バレットアーツ」による攻撃を主とする。<br />
[[#コンボ]]を大前提にしたファイターで、同じくコンボを主軸とした{{SP|リュウ}}が格闘ゲームらしさが溢れる地上戦の雄ならば、ベヨネッタは空中を駆け回るスタイリッシュなクライマックスアクションが特徴。
[[#コンボ]]を大前提にしたファイターで、同じくコンボを主軸とした{{SP|リュウ}}が格闘ゲームらしさが溢れる地上戦の雄ならば、ベヨネッタは空中を駆け回るスタイリッシュなアクションが特徴。


コンボファイターと位置付けられた彼女の最大の特徴にして長所は、多彩なバリエーションがあるコンボと、それによる他の追随を許さない圧倒的なダメージ蓄積力の高さにある。一度コンボが成立すれば、相手の落下速度や体重・体格、蓄積%が噛み合えばそのまま場外へと運んで撃墜できる事もあり、極めて強力。通常の撃墜とは違い、相手の蓄積ダメージの影響が少ないコンボが多いのも利点といえるだろう。上・下強攻撃、地上横必殺ワザなどを起点にし、そこから空中横必殺ワザや上必殺ワザ、空中攻撃を織り交ぜるのがベヨネッタの攻めの基本。
彼女の最大の特徴は、多彩なバリエーションがあるコンボである。特に相手を空中で運んでいくことを得意としており、上手くいけばそのまま相手を場外へ運んで撃墜できる事さえある。<br>
 
また、上必殺ワザは[[尻もち落下]]にならず、空中横必殺ワザは斜め下への急降下にも利用できるので、素の運動性能以上の動きを見せることも可能。<br>
上必殺ワザは'''空中ジャンプを挟んでもう一度出す'''ことができ、空中横必殺ワザは'''直前に下を入力してから出すことで斜め下に急降下できる'''ので、素の運動性能以上の機動力を発揮する。必殺ワザを併せることで空中での機動力は非常に高いものになり、特殊な流れになるものの総合的な復帰力もかなり高い。<br />
他にも、相手をスローにする風変わりな[[カウンターワザ]]「ウィッチタイム」もベヨネッタを語る上では欠かせない。うまく決まればコンボやスマッシュ攻撃でフィニッシュを狙える場合もあり、強力。<br>
コンボ向きのワザ以外でも、威力と判定に優れる後空中攻撃やリーチの長い通常必殺ワザ、さらに範囲が広い強力な[[メテオ]]付きの下スマッシュ攻撃に、急降下と[[メテオ]]を兼ねた下空中攻撃を持つ。これらのワザと持ち前の空中機動力を合わせた復帰阻止性能もかなり高く、復帰力の低いファイター相手であれば[[ガケ|崖]]外の攻防で大きく優位に立てる。
 
また、相手をスローにする風変わりな[[カウンターワザ]]である下必殺ワザ「ウィッチタイム」の存在もベヨネッタを語る上では欠かせない。<br />
カウンターワザでありながら隙が少なく、うまく決まればコンボやスマッシュ攻撃でフィニッシュを狙える場合もあり強力。このワザを使って相手の堅実なゲームメイクを壊していくような大胆な読み合いもできる。<br />
また、遠距離では「バレットアーツ」によるダメージ蓄積や相手の撃墜点の横取りもできるなど、ベヨネッタ特有のアクションや仕様が多い。
また、遠距離では「バレットアーツ」によるダメージ蓄積や相手の撃墜点の横取りもできるなど、ベヨネッタ特有のアクションや仕様が多い。


こう書くと、いかにも至れり尽くせりで、できることが多く見えるが、軽視できない数々の弱点がある。<br />
一方、コンボでダメージを稼ぐことを前提にしているためか、一発ごとのワザの威力は乏しい。強みであるコンボも操作が複雑で、“相手の[[ベクトル変更]]を読んだうえで次に出すワザを決める判断力がより重要になる。<br>
まず、コンボでダメージを稼ぐことを前提にしているがゆえに一発ごとのワザの威力は乏しい。強みであるコンボも操作が複雑で、“相手の吹っ飛び(ベクトルずらし)を読んで次に出すワザを決める判断力が他ファイターよりも重要。空中での動きが多彩な分、地上では通常ワザの発生の遅さや隙の大きさ、判定の弱さが目立つ。コンボによるダメージ蓄積性能は高いが、立ち回りで撃墜の決め手となるようなワザが少なく、撃墜難に陥りやすい。一見優秀に見える機動力も空中必殺ワザを用いない素の運動性能に関してはいずれも平均以下。立ち回りで小回りが効かないため、必殺ワザに頼った単調な動きに陥りやすい。
また、空中での動きが多彩な分、地上では通常ワザの発生の遅さや隙の大きさ、判定の弱さが目立つうえ、立ち回りで撃墜の決め手となるようなワザが少なく、撃墜難に陥りやすい。<br>
 
素の運動性能平均以下で、小回りが効かないため、必殺ワザに頼った単調な動きに陥りがち。<br>
防御面にも難があり、等身が高いため相手の攻撃に引っかかりやすく、暴れ向きの空中ワザを持たず落下速度も速いため、バットウィズインの発動が見込めない状況では著しくコンボ耐性が乏しくなる。軽い体重、やや遅い空中横移動速度、緊急回避の性能の低さと言った要素もあり、一度相手に優位状況を取られると厳しい展開が続きやすい。当然ながらコンボを主体とする軽量級ファイターという性能ゆえ、乱戦状態も大の苦手。1on1はともかく、4人以上の乱闘においてはどうしても影の薄い存在となってしまいうる。
ほかにも、'''横/上必殺ワザは空中で連続使用すると[[着地ペナルティ]]が大幅に増してしまう'''という問題も抱えており、コンボに失敗した場合のリスクは安くない。
 
また、必殺ワザを使った移動能力自体は高いものの、上復帰の操作順が他ファイターと真逆になっており癖がある。さらに、複数のワザを組み合わせて復帰するため時間がかかり、{{SP|サムス}}のチャージショットなどの強力な溜めワザを溜めるチャンスを与えてしまう場合もある。そうでなくても、'''横/上必殺ワザは空中で連続使用すると[[着地ペナルティ]]が大幅に増してしまう'''という問題も抱えており、コンボに失敗した場合のリスクは安くない。
 
コンボが主体になるとはいえ、決してコンボだけしていれば勝てるファイターというわけではない。いかにして相手の動きを読み、手玉に取り、原作のように華麗に空中を舞いながら大ダメージを与えられるかがカギとなる。
 


== 長所と短所 ==
*長所
*長所
**多くのワザで[[#コンボ]]がしやすく、ダメージ蓄積がしやすい。空中コンボを重ねて一方的に相手を場外へ追いやることも可能。
**多くのワザで[[#コンボ]]がしやすく、ダメージ蓄積がしやすい。空中コンボを重ねて一方的に相手を場外へ追いやることも可能。
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**飛び道具こそあるが、「バレットアーツ」は[[ノーリアクション]]で、「バレットクライマックス」は斜めに飛ぶために使いどころが限られ、牽制として使うことは難しい。
**飛び道具こそあるが、「バレットアーツ」は[[ノーリアクション]]で、「バレットクライマックス」は斜めに飛ぶために使いどころが限られ、牽制として使うことは難しい。


=== 運動技能 ===
== 運動技能 ==
*[[ベヨネッタ (SP)/ワザ#バレットアーツ|バレットアーツ]]:一部を除くワザの動作後までにボタンを長押しすると、射撃で追加ダメージを与える。
*[[ベヨネッタ (SP)/ワザ#バットウィズイン|バットウィズイン]]:[[緊急回避]]の出始めか下必殺ワザの終わり際にダメージを受けると自動発動し、ダメージを半減、吹っ飛びを無効にする。
ジャンプ時には羽根が出現するが、羽根に喰らい判定は無い。
ジャンプ時には羽根が出現するが、羽根に喰らい判定は無い。


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|しゃがみ歩き=×
|しゃがみ歩き=×
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*[[ベヨネッタ (SP)/ワザ#バレットアーツ|バレットアーツ]]:一部を除くワザの動作後までにボタンを長押しすると、射撃で追加ダメージを与える。
*[[ベヨネッタ (SP)/ワザ#バットウィズイン|バットウィズイン]]:[[緊急回避]]の出始めか下必殺ワザの終わり際にダメージを受けると自動発動し、ダメージを半減、吹っ飛びを無効にする。


== スマブラforからの変更点 ==
== スマブラforからの変更点 ==