シールドキャンセル
シールドキャンセルは、スマブラシリーズの全てに存在する、シールドをキャンセルして行動するテクニック。ユーザーの間では「ガードキャンセル(ガーキャン)」と呼ばれることの方が多い。
本来は数Fあるシールド解除モーションを介さずに行動することができる。これを使わなければガードからの反撃が間に合わないワザは数多くある。特に対戦が高度になるにつれて使用される頻度が増すテクニックであり、CPUまでもが、最大レベルだと頻繁に使用してくる。そのため、シールドキャンセルからの反撃を受けないように攻撃を仕掛けるのもまた重要となる。
シールドキャンセル対応行動
シールドキャンセル対応行動は次の通り。
ただし、ジャストシールドが発動した場合はこれら以外でもほぼすべての行動でシールド解除モーションをキャンセルできるようになる。詳細はジャストシールドにて。
『SP』では、攻撃を通常ガードし、かつ#掴みでシールドキャンセルした場合のみ、他の行動よりも開始が4F遅くなる。
掴み
シールドを展開しながら攻撃を入力することで、シールドを掴みでキャンセルすることになる。ただし、シールド入力解除と同時に攻撃入力した場合は、掴みではなくシールド解除になる。
『DX』以降は、走行中にシールドを展開した直後に攻撃入力をした場合は、ダッシュ掴みでのキャンセルになる。ただし、『X』と『3DS/Wii U』のヨッシーは、必ず通常つかみでのキャンセルになる。
ジャンプ
シールドを展開しながらジャンプを入力することで、シールド解除を介さずにジャンプできる。『DX』以降はシールド解除中でもその動作をキャンセルしてジャンプ可能。
緊急回避と言ったこれ以外の行為はキャンセルというよりも派生行動としての認識が強く、「シールドキャンセル」といえばこのシールド中ジャンプを経由するテクニックを指すことが多い。
『DX』と『X』では、ヨッシーだけがシールドをジャンプでキャンセルできない。『3DS/Wii U』のヨッシーはシールド解除モーション中のみジャンプキャンセルができないままになっている。
上スマッシュ攻撃/上必殺ワザ
ジャンプの踏切中、空中に飛び出すまでは上スマッシュ攻撃と上必殺ワザでもキャンセルできるので、組み合わせることで、シールドから上スマッシュ攻撃と上必殺ワザを繰り出すことが出来る。これらはユーザーの間では「ガーキャン上スマ」、「ガーキャン上B」と呼ばれることが多い。多くのファイターにとってシールドキャンセルからの攻撃の中では最も強力だが、隙も大きいため、使用タイミングの見極めが重要。
『SP』では、シールドをジャンプでキャンセルせずとも、シールドから直接上スマッシュ攻撃と上必殺ワザを出すことができるようになった。 なお、先行入力の仕組み上、攻撃をガードした直後のガーキャン上Bは通常の入力ではややタイミングが難しく、シールドシフトなどに化けやすい。そこで、「上必殺ワザの入力を続けながら、シールド入力は解除」とすると、ガード硬直終了後に確実に最速で行うことが出来る。
地上緊急回避
シールドを展開しながらスティックを左右または下に弾くことで使用する緊急回避は、シールド解除の動作を介さない。
アイテム投げ
一部のアイテムを所持しているとき、シールドを各方向のアイテム投げでキャンセルできる。
『DX』以降は、走行中にシールドを展開した場合は、#掴みによるキャンセルとは異なり、ダッシュ投げでキャンセルすることはできない。
床すり抜け
詳細は「シールドドロップ」を参照
備考
- 英語では「Out of shield」。
- 「シールドキャンセル」が正式名称であるということは、『SP』で判明した[1]。なお、桜井政博はかつて「アンケート集計拳!!」でこのテクニックを「ガードキャンセル」と呼んだことがある[2]。しかしこれはユーザーのコメント内容に合わせただけの可能性もあり。
関連項目
脚注
- ↑ 「ヘルプ」の「テクニック」より。
- ↑ スマブラ拳!! (64):アンケート集計拳!!