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→‎概要: トワイライトプリンセスの概要(ベース)加筆等
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
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『ゼルダの伝説』シリーズの主人公。神に選ばれし勇者で、"勇気のトライフォース"の所持者、またはそれに選ばれる運命にあるハイリア人。<br>
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よく勘違いされるが、タイトル名の"[[ゼルダ]]"とはゲーム中に登場するお姫様の名前であり、主人公はこのリンクである。
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{{Main2|「[[こどもリンク]]」、「[[トゥーンリンク]]」も}}
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『ゼルダ』シリーズの各作品における主人公であるリンクは、服装や容貌は似通っているものの、基本的にはそれぞれの作品で別人である。<br>
『ゼルダの伝説』シリーズの主人公。神に選ばれし勇者で、"勇気のトライフォース"の所持者、またはそれに選ばれる運命にあるハイリア人。<br />
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また、常に同じ魂が同一の名前と使命を背負い、転生を続ける[[ゼルダ]]と、ほぼ全ての作品で同一人物である[[ガノンドロフ]]と違い、リンクだけは時代が違えば常に違う存在となる<ref>『トワイライトプリンセス』の時代で『時のオカリナ』のリンクの成れの果てと当代のリンクが同時に存在しているので、少なくとも魂は同一の物ではない。</ref>。<br>
なお、よく勘違いされるが、タイトル名の"[[ゼルダ]]"とはゲーム中に登場するお姫様の名前であり、主人公はこのリンクである。
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彼はいかなる時代においても巨悪と戦う運命にあり、とある時代におけるリンクが亡くなろうとも、時代が勇者を必要とした時に、勇者の魂を持つ者が生まれ、新たな主人公として物語を紡いでいく。
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『ゼルダ』シリーズの各作品における主人公であるリンクは、服装や容貌は似通っているものの、基本的にはそれぞれの作品で別人である。<br />
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各作品ごとに容姿や服装などのデザインは異なるが、緑色のとんがり帽子とチュニック(ワンピース状の一見スカートに見える服装)姿で、金髪とハイリア人特有の長い耳(エルフ耳)を持つ。手の甲には、"勇気のトライフォース"と呼ばれる紋章の力が宿っている。<br>
また、常に同じ魂が同一の名前と使命を背負い、転生を続ける[[ゼルダ]]と、ほぼ全ての作品で同一人物である[[ガノンドロフ]]と違い、リンクだけは時代が違えば常に違う存在となる<ref>『トワイライトプリンセス』の時代で『時のオカリナ』のリンクの成れの果てと当代のリンクが同時に存在しているので、少なくとも魂は同一の物ではない。</ref>。<br />
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プレイヤーの分身という意味合いが強いため、際立った性格などの細かい設定はなく、アクションで掛け声を発する以外ではほとんど喋らない。
彼はいかなる時代においても巨悪と戦う運命にあり、とある時代におけるリンクが亡くなろうとも、時代が勇者を必要とした時に、勇者の魂を持つ者が生まれ、新たな主人公として物語を紡いでいく。<br />
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なお、同じ時代のリンクがそのまま主役を務めている作品もあり、いくつかの作品のリンクは同一人物である。
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各作品ごとに容姿や服装などのデザインは異なるが、緑色のとんがり帽子とチュニック(ワンピース状の一見スカートに見える服装)姿で、金髪とハイリア人特有の長い耳(エルフ耳)を持つ。手の甲には、"勇気のトライフォース"と呼ばれる紋章の力が宿っている。<br />
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利き腕は大半の作品で左利きだが、『トワイライトプリンセス』(Wii版のみ)と『スカイウォードソード』、『ブレス オブ ザ ワイルド』では右利きとなっている<ref>Wii版『トワイライトプリンセス』と『スカイウォードソード』は直感的操作が売りのWiiリモコンの操作性の観点から、『ブレス オブ ザ ワイルド』では「ゼルダの当たり前を見直す」という方針の一環から。</ref>。<br>
利き腕は大半の作品で左利きだが、『トワイライトプリンセス』(Wii版)と『スカイウォードソード』、『ブレス オブ ザ ワイルド』では右利きとなっている。上2つはWiiリモコンを振るとリンクが剣を振るう仕様となっているためである。<br />
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プレイヤーの分身という意味合いが強いため、際立った性格などの細かい設定はなく、アクションで掛け声を発する以外ではほとんど喋らない。
      
どのリンクもとても器用で、弓、爆弾、ブーメランなど、さらには楽器や魔力を使う道具まで自在に使いこなす。これらと伝説の退魔剣「マスターソード」を駆使し、あらゆる難関を乗り越えていく。
 
どのリンクもとても器用で、弓、爆弾、ブーメランなど、さらには楽器や魔力を使う道具まで自在に使いこなす。これらと伝説の退魔剣「マスターソード」を駆使し、あらゆる難関を乗り越えていく。
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ほとんどの『ゼルダ』シリーズのリンクは子供であり、『スマブラ』での基本となっている青年のリンク像は少数である。年齢は『リンクの冒険』・『時のオカリナ』の青年時代・『トワイライトプリンセス』では概ね16~17歳。ちなみに、『風のタクト』の[[トゥーンリンク|リンク]]は12歳である。
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なお、ほとんどの『ゼルダ』シリーズのリンクは子供であり、『スマブラ』での基本となっている青年のリンク像は少数である。
近年では、据え置き機でリリースされる作品では青年、携帯機でリリースされる作品では子供(トゥーン)となっている場合が多い。
      
=== 時のオカリナのリンク ===
 
=== 時のオカリナのリンク ===
[[ファイル:リンク (ゼルダの伝説 時のオカリナ).png|150px|サムネイル|左|『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のリンク。]]
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[[ファイル:リンク (ゼルダの伝説 時のオカリナ).png|200x200px|サムネイル|]]
 
{{see also|こどもリンク}}
 
{{see also|こどもリンク}}
 
通称『'''時の勇者'''』と呼ばれ、'''『ゼルダの伝説』の歴史の分岐点の鍵を握る重要世代のリンク'''。こどもリンクのことも少々交えて解説する。<br>
 
通称『'''時の勇者'''』と呼ばれ、'''『ゼルダの伝説』の歴史の分岐点の鍵を握る重要世代のリンク'''。こどもリンクのことも少々交えて解説する。<br>
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賢者を全員目覚めさせ、ガノンドロフとの決戦に挑むリンクだが、'''このガノンドロフとの決戦の結果によって世界が大きく分岐する'''ことが公式設定で語られている。<br>
 
賢者を全員目覚めさせ、ガノンドロフとの決戦に挑むリンクだが、'''このガノンドロフとの決戦の結果によって世界が大きく分岐する'''ことが公式設定で語られている。<br>
 
この時点での分岐点はおおまかに言えば「リンクが勝った世界」「リンクが倒れた世界」の二つに分岐し、「リンクが勝った世界」は厳密には「リンクがガノンドロフを倒した後の世界」「リンクが育った子供時代の世界」という分岐も存在している。
 
この時点での分岐点はおおまかに言えば「リンクが勝った世界」「リンクが倒れた世界」の二つに分岐し、「リンクが勝った世界」は厳密には「リンクがガノンドロフを倒した後の世界」「リンクが育った子供時代の世界」という分岐も存在している。
* 「リンクが倒れた世界」では、完全なるトライフォースを得て魔王となったガノンを賢者達が力を振り絞って聖地ごと闇の世界に封じ込める(初代~神々のトライフォースなど、時オカ以前に発売された旧作軸)。
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*「リンクが倒れた世界」では、完全なるトライフォースを得て魔王となったガノンを賢者達が力を振り絞って聖地ごと闇の世界に封じ込める(初代~神々のトライフォースなど、時オカ以前に発売された旧作軸)。
* 「リンクがガノンドロフを倒した後の世界」では、さらにはるか未来でガノンドロフ復活の時を迎えるも勇者の再来が叶わず、ハイラルは民の願いを受けた神によって海に沈む(風のタクト軸)。<br/>
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*「リンクがガノンドロフを倒した後の世界」では、さらにはるか未来でガノンドロフ復活の時を迎えるも勇者の再来が叶わず、ハイラルは民の願いを受けた神によって海に沈む(風のタクト軸)。<br>
* 「リンクの子供時代の世界」では、ガノンドロフと戦った未来から帰還したリンクの助言によって事前にガノンドロフへの対策がされたことで、「リンクとガノンドロフが戦った世界」=「リンクがガノンドロフを倒した後の世界」には繋がらなくなる。ただ、ガノンドロフの激しい抵抗によって賢者達は処刑を断念し、影の世界へ追放するのみにとどまる(トワイライトプリンセス軸)。
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*「リンクの子供時代の世界」では、ガノンドロフと戦った未来から帰還したリンクの助言によって事前にガノンドロフへの対策がされたことで、「リンクとガノンドロフが戦った世界」=「リンクがガノンドロフを倒した後の世界」には繋がらなくなる。ただ、ガノンドロフの激しい抵抗によって賢者達は処刑を断念し、影の世界へ追放するのみに留まる(トワイライトプリンセス軸)。
    
どの結末でも最終的にガノンドロフが封印、追放されるがその後の歴史が大きく変化する。そのため、時の勇者はゼルダの歴史においてとても重要な立場であることがよくわかる。
 
どの結末でも最終的にガノンドロフが封印、追放されるがその後の歴史が大きく変化する。そのため、時の勇者はゼルダの歴史においてとても重要な立場であることがよくわかる。
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なお、時の勇者の血縁関係においてはトワイライトプリンセス軸のみ続いており、『トワイライトプリンセス』においては古の勇者として登場。自分の子孫であるトワイライト時代のリンクに技を伝授する。<br/>
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なお、時の勇者の血縁関係においてはトワイライトプリンセス軸のみ続いており、『トワイライトプリンセス』においては古の勇者として登場。自分の子孫であるトワイライト時代のリンクに技を伝授する。<br>
 
旧作軸では死亡、風のタクト軸ではその存在自体が忽然と消えたことによって血縁が途絶えている。
 
旧作軸では死亡、風のタクト軸ではその存在自体が忽然と消えたことによって血縁が途絶えている。
 
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=== トワイライトプリンセスのリンク ===
 
=== トワイライトプリンセスのリンク ===
{{節スタブ|『トワイライトプリンセス』のリンク}}
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[[ファイル:リンク (ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス).png|200x200px|サムネイル|]]
[[ファイル:リンク (ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス).png|150px|サムネイル|左|『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』のリンク。]]
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ハイラル王国の最南端に位置するトアル村で暮らす牧童の青年。村一番の乗馬の名手であり、村人や子供達からの信頼も厚い。神に選ばれた力を持ち、左手(Wii版では右手)の甲に聖なる紋章を宿している。
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村唯一の剣士で彼の師であるモイから自分の代わりに村長の使いとしてハイラル城に献上品を届ける役目を担っていたが、出発の当日、村の泉を猪に乗った魔物の群れに襲われその最中に魔物に殴られ気絶、幼馴染のイリアや子供達がさらわれてしまう。目を覚ましたリンクは急いで行方を追うが、村のはずれで奇妙な領域"トワイライト"を見つける。次の瞬間、異形の魔物によって領域に引きずり込まれ窮地に陥るが、手の甲に三角の痣が輝き、魔物を退け難を逃れる。しかし、得体の知れない苦痛と共に姿が獣へと変わり再び気を失ってしまう。
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次に目覚めた時、そこは城の牢獄で体は鎖に繋がれていた。そこで仮面を被った謎の魔物[[ミドナ]]と出会う。ミドナに連れられて塔の一室に向かい、囚われていたゼルダからここはハイラル王国で、ハイラルは影の世界の王ザントの侵攻を受け、黄昏の黒雲が漂う影の領域となったことを告げられる。
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影の領域となったハイラル城から脱出したリンク達は、村の泉に住まう光の四精霊の一人ラトアーヌからハイラルの光を取り戻すには影の領域に囚われている他の四精霊を救うこと、そしてそれができるのはリンクだけだと知る。元の姿に戻る方法も知り、森の光を取り戻して四精霊フィローネを蘇らせた時、リンクは人の姿に戻ると共に古の勇者が身にしていた緑の衣を纏う。こうして神に選ばれし勇者となったリンクは、ある物を探すミドナと共に、二つの世界の命運を左右する戦いの旅に出る。
 
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=== ブレス オブ ザ ワイルドのリンク ===
 
=== ブレス オブ ザ ワイルドのリンク ===
 
ハイラルの南に位置する始まりの台地・回生の祠にて、ゼルダの声に導かれ100年の眠りから目覚めたリンク。
 
ハイラルの南に位置する始まりの台地・回生の祠にて、ゼルダの声に導かれ100年の眠りから目覚めたリンク。
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騎士の家系に生まれ、幼少期の時点で大人を倒すほど武術に長けており、マスターソードに選ばれるほどの実力者。その実力は作中でも多くの人物から賞賛されており、その実力を見込まれてハイラル王よりゼルダ直属の近衛騎士に選ばれていた。<br/>
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騎士の家系に生まれ、幼少期の時点で大人を倒すほど武術に長けており、マスターソードに選ばれるほどの実力者。その実力は作中でも多くの人物から賞賛されており、その実力を見込まれてハイラル王よりゼルダ直属の近衛騎士に選ばれていた。<br>
 
復活間近となった厄災ガノンを迎え撃つため自身とハイラルに住まう4種族の4人の猛者とともに、ハイラル王より直々に「英傑」の称号を与えられていたが、その戦いで破滅的大敗を喫し他の英傑は全員死亡、自身もゼルダを連れた逃避行で致命的な重傷を負ってしまう。
 
復活間近となった厄災ガノンを迎え撃つため自身とハイラルに住まう4種族の4人の猛者とともに、ハイラル王より直々に「英傑」の称号を与えられていたが、その戦いで破滅的大敗を喫し他の英傑は全員死亡、自身もゼルダを連れた逃避行で致命的な重傷を負ってしまう。
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[[ゼルダ]]の計らいにより100年間治癒の眠りについたリンクは、目覚めた未来では記憶を失っており、生命力もかなり衰えてしまっている。しかし弓を使う際、時間が止まっていたように見えたと言われたり、敵の攻撃を見切ってギリギリで避けた時、連続攻撃を一気に与えるなど、かつての感覚は残っているようだ。
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ゼルダの計らいにより100年間治癒の眠りについたリンクは、目覚めた未来では記憶を失っており、生命力もかなり衰えてしまっている。しかし弓を使う際、時間が止まっていたように見えたと言われたり、敵の攻撃を見切ってギリギリで避けた時、連続攻撃を一気に与えるなど、かつての感覚は残っている。
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生前は健啖家だが無口で感情に乏しく、騎士の規範たらんとした結果この傾向が強まっていた。記憶を失った後は以前と比べて感情豊かになっており、プレイヤーの行動次第では割とノリノリな姿が見られる。
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眠りにつく前は健啖家だが無口で感情に乏しく、騎士の規範たらんとした結果この傾向が強まっていた。記憶を失った後は以前と比べて感情豊かになっており、プレイヤーの行動次第では割とノリノリな姿が見られる。
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かつて持っていたマスターソードもまた、100年前の大厄災にて大きくダメージを受けたため、ゼルダの手によりある場所に安置されている。<br/>
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かつて持っていたマスターソードもまた、100年前の大厄災にて大きくダメージを受けたため、ゼルダの手によりある場所に安置されている。<br>
 
回生したリンクは安置された場所にすぐ向かうことこそ可能だが、多数の試練の祠を攻略して相応の生命力を取り戻さない限り、引き抜く事はできない。
 
回生したリンクは安置された場所にすぐ向かうことこそ可能だが、多数の試練の祠を攻略して相応の生命力を取り戻さない限り、引き抜く事はできない。
  

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