ヒットストップずらしは、ヒットストップ中に方向入力をすると、その方向にわずかにキャラクターの位置をずらすことができるテクニック。「ずらし」の略称がよく使われる。
主に連続ヒットワザから途中で抜け出すために使用される。ただし、今作はずれる距離が短く、連続ヒットワザの拘束性の強化もあって、ヒットストップずらしをしたところで最後までヒットする場合が大半である。そのため、弱攻撃の百烈攻撃のような、ループする連続ヒットワザからなるべく早く抜け出すために使うのが主となっている。
仕様
- ヒットストップ中に方向入力をすると、ヒットストップずらしが起きて、キャラクターの位置がその方向にわずかにずれる。
- ヒットストップ中なら、何度でもヒットストップずらしを行うことが可能。一度方向入力を解除してから再度方向入力をするか、最後にヒットストップずらしをした角度からおよそ45度以上異なる角度に方向入力をすると、再度ヒットストップずらしができる。
- 攻撃を受ける前から方向入力をしていてもヒットストップずらしができる(オートヒットストップずらし)が、ずれる距離はかなり短い。
- 全ての攻撃にはヒットストップずらしのしやすさが設定されてあり、これによって1回のヒットストップずらしによってずれる距離が変化する。
- 転倒した場合はヒットストップずらしができない。
- 投げの類はヒットストップずらしができない。
半月ずらし
スティックのあるコントローラーで、ずらしたい方向を中心にそれぞれ45度ずつ、スティックを滑らせるように動かすことで、効率よくヒットストップずらしを行うことができる。“半月ずらし”と呼ばれており、初代スマブラの頃から普及しているユーザー開発テクニック。
例えば90度(真上)にずらしたい場合は、45度、90度、135度、90度、45度・・・とずらす。
半月を描くようにスティックを動かすため、この名前がついた。
ガードストップずらし
攻撃をシールドで防いだ際のヒットストップ中にスティックを弾くと、シールドを張っているキャラクターの位置がヒットストップずらしと同じようにずれるガードストップずらしを行うことができる。
ヒットストップずらしと異なり、左右にしか動くことができない。また、ヒットストップが終わってもスティックを弾いていると緊急回避が出てしまうので、タイミングがシビア。
なお、「ガードストップ」とはヒットストップが終わった後にガード側にのみ発生する硬直のことである。 このテクニックはガードストップではなくガード時のヒットストップでずらしするものだが、これが公式名称である [1]。