アタックキャンセル
アタックキャンセルは、『SP』に存在する、地上攻撃を小ジャンプ+空中攻撃でキャンセルするテクニック。略称は「アタキャン」。『SP』では、地上攻撃の開始直後にジャンプ入力をすると、小ジャンプ+空中攻撃でキャンセルされる。空中攻撃の方向は、ジャンプ入力時にしたものではなく、ジャンプ開始時にしていた入力方向で決まる。ジャンプ踏切中に必殺ワザか回避入力かアイテム投げを入力すれば、空中攻撃ではなくそれらを繰り出すことが出来る。単にジャンプだけをする、ということはできない。通常ジャンプでのキャンセルもできない。
地上攻撃のキャンセル猶予は2F。ただし、攻撃判定の発生が2Fのものは猶予1Fで、発生が1Fのものはキャンセル不可になっている。よって、攻撃を当ててからジャンプすることはできない。先行入力で地上攻撃を出した場合は、キャンセルできない。
ダッシュ攻撃でアタックキャンセルをすると、ジャンプ時に移動の慣性が消える。普通に走行しているときにジャンプをするとそこに前慣性が乗るので、垂直にジャンプするのが難しく、後ろへのジャンプは慣性によって移動量が少し減少してしまう。走行中にダッシュ攻撃をアタックキャンセルすれば、ジャンプ入力をしてすぐに方向入力をニュートラルに戻せば完璧な垂直ジャンプができ、後ろに方向入力すれば最大速度で後ろへジャンプすることができる。マルスのような、速い走行速度を持ちながら相手と距離を取って戦うファイターで利用されやすい。
反対方向への横強攻撃または横スマッシュ攻撃でアタックキャンセルすると、向き反転とジャンプを行うことができる。普通に後ろへ方向入力をしてからジャンプをすると、入力した方向へ進みながらのジャンプになってしまいやすいが、このアタックキャンセルを使った方法ならば、そのようなことが起きる心配はない。
一部のファイターはアタックキャンセルで特殊な効果を得ることが出来る。ロゼッタ&チコのチコは、アタックキャンセルをしても地上攻撃を続行する。そのため、チコとロゼッタで別の行動をすることができる。リュカの上スマッシュ攻撃は、開始1F目から少しの間当たり有り無敵がつく。これで飛び道具を防いでからキャンセルしたり、相手の攻撃を防いでからキャンセルをして上スマッシュ攻撃以外で反撃、というようなことができる。ピクミン&オリマーのスマッシュ攻撃でアタックキャンセルをすると、ピクミンの順番がそのスマッシュ攻撃を使った場合と同じだけ変動する。下スマッシュ攻撃をアタックキャンセルして空中攻撃をすれば、3番目の位置にいたピクミンで空中攻撃ができる。
備考
- 英語では「Attack Cancel」。
- ホームランバットの横スマッシュ攻撃は発生1Fの攻撃ではないがアタックキャンセルができない。