MLG

2025年3月10日 (月) 17:34時点におけるWIKIMASA (トーク | 投稿記録)による版 (主に記述ミス修正)

MLGは、『スマブラSP』のスティーブテクニックで、ふっとび硬直を解除して行動するというもの。ここではその派生テクニックのPhantom MLG(以下、PMLG)についても紹介する。

発動すると起きること

  • スティーブが本来は動けないふっとび硬直中に動けるようになる。
  • 電撃属性の攻撃を受けた場合は、ヒットストップ中から動ける。
  • MLGの場合、ふっとびの勢いに空中ジャンプの勢いが加わる。そのため、上方向のふっとびなら勢いが更に増し、メテオなら勢いが相殺される。
  • PMLGの場合、急降下をすると上方向のふっとびの勢いが相殺される。
  • MLG/PMLGを使用するとMLG可能状態/PMLG可能状態は解除されるので、再び行うには、下記の手順を再び踏む必要がある。

MLGの手順

  1. スティーブが空中で通常必殺ワザを使用する。ブロックの生成は失敗してもいい(スティーブの下に×マークが表示されるパターンのもの)。これで"MLG可能状態"になる。
  2. 倒れふっとびをする攻撃を受ける。
  3. ふっとんでいる最中に、 空中ジャンプ+空中攻撃 を入力する。これにより、ふっとび硬直が解除される。MLG成功。
  • 補足
    • 通常必殺ワザを使用してから攻撃を受けるまでの間に、攻撃・空中ジャンプ・着地・立ちふっとびなど、アクションは何も取ってはならない。ただし、急降下、ブロック生成、空中左右移動だけはしても良い。
    • 空中ジャンプの使用が必要なので、空中ジャンプを既に消費している状態では行えない。
    • 詳細はまだ調査中だが、スティーブが空中に滞在していた時間の長さと、ふっとんでからMLGが発動できるまで(ふっとび硬直を解除できるまで)の時間は、反比例している可能性がある。おおそよ、地上ジャンプをしてからその頂点に達するまでの時間以上が経過してから攻撃を受ければ、ふっとんだ直後からMLGを発動できる。一方で、スティーブが空中状態になってからすぐに攻撃を受けた場合は、MLGを発動できるようになるまでの時間が、元々のふっとび硬直が終わるまでの時間以上になってしまう。しかし、下記で紹介するTNTでの自爆から行う方法では、スティーブが空中にいる時間は一瞬であるのに、ふっとびと同時にMLGを発動できる。
    • 電撃属性の攻撃を受けた場合は、ヒットストップの段階からMLGを発動できる。

PMLGの手順

  1. Phatom Blockを行う。これで"PMLG可能状態"になる。Phantom Blockとは、空中で通常必殺ワザ先行入力すると、スティーブは何もせず、ブロック生成もされないという現象。詳細はスティーブ_(SP)#Phantom_Blockにて。
  2. 立ちふっとびをする攻撃を受ける。
  3. ふっとび硬直中に、通常必殺ワザを入力する。
  4. 通常必殺ワザによるブロック生成は不発になる(スティーブの真下に生成失敗マークが出る)が、この瞬間から、どんな行動でもふっとび硬直を解除できるようになる。PMLG成功。
  • 補足
    • MLG同様、通常必殺ワザを使用してから攻撃を受けるまでの間に何もアクションを取ってはならない。
    • 資材が無くとも可能。
    • 電撃属性の攻撃を受けた場合は、ヒットストップの段階からPMLGを発動できる。

MLG + PMLGの手順

  1. スティーブを"PMLG可能状態"にする。詳細は#PMLGの手順にて。
  2. その状態で、更に"MLG可能状態"にする。詳細は#MLGの手順にて。
  3. すると、倒れふっとびの場合はMLGができ、立ちふっとびの場合はPMLGができる。
  • 補足
    • MLGでは、「スティーブが空中に滞在していた時間が一瞬だと、MLGが発動できない」傾向があるが(詳細は#MLGの手順にて)、この方法だと、スティーブの空中に滞在していた時間に関係無く、ふっとび直後からMLGができる。

簡単な再現方法・練習方法

  • 下必殺ワザで設置したTNTの上に乗って下スマッシュ攻撃を行う。攻撃がTNTにヒットしてからTNTが爆発するまでに僅かに時間があるので、その間に通常必殺ワザを入力する(下スマッシュ攻撃開始時からずっと必殺ワザボタンを押しっぱなしでもよい)。TNTが爆発してスティーブがそれにヒットしたら、その演出中に空中ジャンプと空中攻撃を押しっぱなしにする。すると、スティーブが爆発でふっとぶのと同時にMLGが発動し、スティーブが急上昇しながら空中攻撃を行う。
  • トレーニングモードでステージを戦場にする。トレーニング設定で「CPの動き」を「通常必殺ワザ」または「スマッシュ攻撃(横)」にする。CPの近くの崖に捕まり、CPの攻撃が始まる少し前に崖登りジャンプを入力し、通常必殺ワザを入力し、CPの攻撃に当たり、MLGかPMLGの入力をする。通常必殺ワザの入力のタイミング次第で、MLG、PMLG、MLG+PMLGのどれでも可能。

活用場面

  • MLG/PMLGの発動後すぐに横必殺ワザのトロッコに乗ると、ふっとびの勢いが完全に消失する、ふっとび緩和ができる。上空中攻撃が空中攻撃の中で最も動作が短いが、ふっとび開始時に上入力をしているとふっとび速度変更で加速してしまうので注意。
  • 1フレームで仕込むことができるため、非確定ではあるが逃れることが本来は難しいコンボを受けている最中に仕込んでおくと、次の追撃を受けたときに発動して逃げられる。場合によっては反撃もできる。
  • PMLGの発動後すぐに急降下をすると、それだけで多段攻撃を抜けられることがある。
  • カズヤの代表的コンボの内の一つ、踵切り最速風神拳の間には1Fだけ割り込み可能フレームがあるため、踵切りを受けたら通常必殺ワザを連打入力して上記『MLG + PMLG』を仕込んでおくと、追撃の最速風神拳を受けて痺れているときにMLGを発動して、コンボから脱出することができる。
  • MLGを発動すると上方向のふっとびの勢いが増すことを利用して場外追撃から逃れる、という使い道がある。例えばプリンは場外追撃において、空中回避をしても空中ジャンプをしても逃れにくい攻撃を畳みかけるようにしてくることが多いが、MLGをすればプリンの追撃が及ばない上空へ食らい逃げをすることができる。
  • 一部の投擲されたアイテムにヒットした直後にMLGをすると、ふっとびながらそれをキャッチできる。パックマン下必殺ワザのベル、ロボット下必殺ワザのジャイロなど。

歴史

2022年10月22日に、日本のユーザーのロンが、偶然メテオに対してMLGが起きた場面をTwitterにアップロードした[1]。その翌日、海外のユーザーXCidoが、『Minecraft』原作における、高所からの落下ダメージが消失するグリッチ「MLG water bucket」から名前を取って、この現象を「MLG」と名付けた[2]。この時点ではMLGはメテオに対してしか効かず、また、スティーブが空中で落下中にブロックを生成した場合にしか発動できないと思われていた。

2023年3月25日に、海外のユーザーのPhaethonが、PMLGを行う動画をTwitterに投稿した[3]。その日のうちに、前述のXCidoを含めたスティーブの研究者達がそれに「Phantom MLG」と名付けて様々な効果的な使い方を紹介する動画を作成し投稿した[4]。続けて多数のスティーブ研究家たちが、多段攻撃やコンボをPMLGで脱出するところや、弱いふっとびの攻撃を受けたところにPMLGを発動して反撃を取る場面を録画した動画を続々とTwitter上に投稿していくと、コミュニティは騒然となった。

この騒動を受けて、GimR[5]やHungrybox[6]といった海外のコミュニティ大会運営者達が、この行為の大会での使用の是非について議論をするようになった。このような現象はスマブラシリーズにおいて過去に例が無いもので、アメリカなど一部の国においては、大会で金銭が絡むことや、競技性を重視する考えから、詳細や対抗策が判然としていないバグやテクニックで強力なものは、一旦それの使用を禁止とし、様子を見る措置を取ることが稀にだがある。結果として、海外の一部の大会ではPMLGの使用か、スティーブそのものの使用が禁止となった。過去のスマブラシリーズのコミュニティ大会では、『スマブラDX』のアイスクライマーの永久コンボや、『スマブラX』のメタナイトの姿を消し続けられるバグの使用を禁止とすることがスタンダードなルールとなっているが、ファイターの使用の制限にまでは至っていない。PMLGはこれまでの使用禁止となった行為と違って、使用されたかどうかの断定がその場では難しく、正確な判断のためにはリプレイを見返さなければならない場合もあり、それがトーナメントのスケジュール進行に重大な支障をきたす恐れもある懸念が、スティーブそのものの使用禁止に繋がった[7][8][9][10]

発見から1年弱ほど経過すると、PMLGの理解が進んで禁止する程の脅威ではないと判断されたのか、禁止措置の統一がされなくて禁止派が折れたのか、その頃から任天堂が特定のファイターを禁止する大型のコミュニティ大会の開催を許可しないようになったことの影響によるものかは定かではないが、殆どの地域で禁止が解除された。ただ、禁止が解除されたことで開拓が進むようにもなっており、新たな発見や実践導入が紹介される度に議論を巻き起こしている。

参考動画

脚注