『ドラゴンクエスト』シリーズから呪文・特技と剣・盾装備を引っさげて大乱闘に異例の参戦。
盾にはリンク、こどもリンク、トゥーンリンクと同様に飛び道具を防ぐ効果がある。
通常ワザは歴代『スマブラ』シリーズの剣士系ファイターの地上ワザ・空中ワザをベースに若干のアレンジが施されたものが主体。
勇者固有のモーションなのは、弱攻撃、横強攻撃、下強攻撃、上空中攻撃、各種投げなど。
また、スマッシュ攻撃は1/8の確率で「かいしんのいちげき」[1]が発生し、重量級のホールドスマッシュ攻撃並の強烈な一撃となる。
必殺ワザはそのほとんどが飛び道具で、中~遠距離での攻撃手段には事欠かない。他のファイターの飛び道具に比べて威力に優れ、相手の%が溜まっていれば直接の撃墜も狙える点も大きな強み。また、横必殺ワザ「デイン」「ライデイン」「ギガデイン」は直接攻撃ながら長めの射程を持ち、反射や吸収に対してもある程度耐性がある。
ほかにも、「メラゾーマ」「ギガデイン」「マダンテ」などの大ワザをはじめ、「ザキ」系の呪文、「ラリホー」による眠り、「まじん斬り」によるシールドブレイクなど、早期撃墜が狙えるワザが豊富。多少コマンドの運も絡むとはいえ、ひとたび噛み合えば一気に相手を圧倒したり劣勢を覆したりできる力を秘めている。
しかし、全体的に威力に優れる反面、発生・後隙に難のあるワザが多く、リーチの長さも武器持ちであるわりには平凡。特に空中攻撃の発生が軒並み遅めで、浮かされた状況での暴れワザに乏しい点は大きな弱点といえる。復帰阻止に対してもあまり耐性がない。
加えて、各種飛び道具はいずれも硬直が長めで、牽制にはあまり向いていない。無闇に乱発するとわりかし簡単に差し込まれてしまう。
また、撃つ度にMPを消費することもあって、呪文一辺倒ではガス欠を起こしやすく、遠距離戦主体の立ち回りをするには少々厳しいものがある。
ローリスクな立ち回りとワンチャンを狙う立ち回りの、使い分けおよび切り替えの判断が重要なファイターといえる。
- 長所
- 通常攻撃ワザは剣を用いた攻撃が多く、リーチと攻撃範囲に優れる。体の一部に無敵がついた攻撃もあり、攻撃判定も強め。
- 全ファイターの中で最も多くのワザを持つ。各種必殺ワザは溜め段階でワザが変わるほか、下必殺ワザは21種ものワザが用意されている。
- 豊富な飛び道具を持つ。絶大な威力と範囲を誇る「メラゾーマ」と「イオナズン」、弾速に優れる「ギラ」系、即死が狙える「ザキ」系など多彩。
- 「マダンテ」や「メガンテ」による超範囲・超威力の攻撃が可能。デメリットもあるものの威力が桁違いで、崖付近など相手を追い詰めた状況で使えば一部ファイターは回避困難となる。
- 攻撃ワザだけでなく、自身の身体性能を強化する「ピオリム」や技の威力を高める「バイキルト」、「ためる」。飛び道具を数秒間反射し続ける「マホカンタ」など自己強化の手段も複数持つ。
- 下必殺技の出目次第では距離や状況を問わず常にハイリターンな択を迫ることができる。ランダムとはいえ大半が強力な技であるため、下必殺技の試行回数を稼ぐだけでも戦局が有利になりやすい。
- 全ファイター中でも屈指の早期撃墜性能を持つ。不利な状況でも一撃でひっくり返せる可能性があり、噛み合った時の火力の高さに関しては他の追随を許さない。
- 各種飛び道具の威力は勿論、スマッシュ攻撃も威力が高い。さらに1/8の確率で「かいしんのいちげき」が発生し、その場合50%未満でも容易に撃墜が狙えるほどの威力がある。
- 空中の相手も眠らせることができる「ラリホー」や、極めて威力の高い近接攻撃ワザの「かえん斬り」「まじん斬り」も強力。運が良ければシールドブレイクを狙うこともできる。
- 横必殺ワザ「ギガデイン」も溜め時間は長いものの、威力と攻撃範囲の広さは絶大。最終段にはアーマーも付いている。
- 復帰ワザの移動距離が長い。縦方向に大きく移動できる「バギクロス」のほか、下必殺ワザで「ルーラ」を引けばどこからでも復帰可能。
- 横必殺技「デイン」「ライデイン」のリーチが非常に長い。単発あたりのダメージも非常に大きく、中距離の牽制性能が高い。
- 飛び道具と見紛うほどのリーチを持つが実際は物理判定。反射・吸収による対策がされない点も心強い。
- 短所
- 呪文・特技を使用する際にMPを消費する。MPが少なくなると各種必殺ワザの使用に制約がかかる。
- 復帰ワザにもMPを消費するため、MP不足の状況で崖外に出されるとあっけなくやられてしまうことがある。
- 立ち回りにおける必殺技への依存度が高いファイターだが、各種必殺技の動作中(メラ系の溜め中や下Bの選択中含む)はMPが回復しない。適度に通常攻撃による攻撃を仕掛けないと容易にMP切れに陥る。
- 「メラ」系の呪文の溜め時間の仕組みが独特。メラからメラゾーマにする場合も、メラミからメラゾーマにする場合も詠唱時間は同じなので、溜めを中断すると損をしやすい。
- 下必殺技の性能を筆頭に、良くも悪くもランダム要素が非常に大きい。
- 例えば相手が飛び道具を持つ場合は各種呪文の詠唱を邪魔されやすいので「マホカンタ」が欲しくなるが、下必殺技はランダムでしか出ない。21種もワザがあるため、立ち回りと出目が噛み合わないといった事態は頻繁に起こる。
- 「アストロン」「メタル斬り」「メガンテ」「ホイミ」「パルプンテ」など、リターンの乏しいワザや極端に使える状況が限られるワザも多い。操作ミスで「メガンテ」を選び、最悪自滅する可能性もある。
- 下必殺技の出目を見てから瞬時に立ち回りを変化させる柔軟性が求められる。使いこなすには的確かつ素早い判断力が必要となる。
- コンボらしいコンボをほとんど持たない。常に単発でリターンを取っていくことになるため、攻勢の維持が難しい。
- 飛び道具の大半は直線的で軌道が読みやすい。隙も大きくMPの問題もあるため、牽制として多用はできない。
- 防御面の弱点が多く、一度劣勢になると不利な状況が続きやすい。
- 復帰ワザの復帰阻止耐性が低め。何度も場外追撃を受けたりMP切れが起こったりすると厳しい。
- ワザの発生が遅い。発生負けしやすく至近距離で密着されると弱い。
- 空中での暴れが弱く、浮かされたときの切り返しの手段に乏しい。等身も高いためコンボ耐性が低く、着地狩りにも非常に弱い。
- ワザの後隙が大きい。攻撃を空振りしたりガードされたりすると反撃を貰いやすい。
- ガードキャンセルからの反撃が苦手。つかみ間合いが狭いうえ、上スマッシュ攻撃は対地では使えず、各種空中攻撃は発生が遅い。
- つかみの性能が良くない。発生は早い方だが、間合いに関してはほぼ密着状態でも空振ることがあるほど狭い。
- 投げに関しては身体性能を強化する各種呪文と組み合わせれば撃墜の決め手にもなりうるが、素の状態だとダメージ・ふっとばしとも弱い。
運動技能
各種運動性能の詳細についてはカテゴリ:パラメータの各ページを参照のこと。
他にもアクションから各種ページにてより詳しくご覧いただけます。
- 盾:立ったままの時、歩いている時、しゃがみをしている時は、構えている盾で飛び道具を防ぐことができる。
MPゲージ
- MPの最大値は100。対戦開始時は最初から最大の100ある状態で始まる。
- 勇者がミスになると、MPゲージの量が0になる。ただし、リスポーンした時点で再び100になる。
- MPは、通常ワザをヒット・ガードさせるか、時間経過で回復する。
- 通常ワザによる回復量は、元々のダメージ値×0.8。会心の一撃や下必殺ワザで使える補助系コマンドによる強化や、1on1ダメージやワンパターン相殺などの補正、スピリットによる、与ダメージ倍率は全て適用されない。
- 時間経過では、1秒経過毎に1ずつ回復する。
- 必殺ワザの使用中はMPが回復しない。必殺ワザ攻撃では、MPを回復できない。