「崖奪い」の版間の差分
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− | + | 過去作では崖奪いは無く、後から崖を掴むことはできなかったため、崖掴まりをしなければ復帰することができない状況のファイターがいた場合、対戦相手は先に崖を掴むことで崖掴まりをできない状態にすることが復帰阻止の主な手段の一つだった。今作では、この崖奪いの登場によって復帰阻止の形が大きく変化した。 | |
==ガケ奪いがおこるタイミング== | ==ガケ奪いがおこるタイミング== | ||
− | + | 崖奪いは、先に崖掴まりした側の'''“強制崖掴まり時間”'''が過ぎた後に起こる。強制崖掴まり時間とは、崖掴まりをしてから行動可能になるまでの硬直時間で、ファイターによって僅かな差はあるが大体20F前後ある。なお、[[空中ワイヤー]]で崖を掴んだ場合、その時間が極端に短い。 | |
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− | + | 崖に2体目が掴まった時にまだ先に崖を掴んだ側の強制崖掴まり時間が過ぎていなかった場合、その時間が過ぎるまでは一時的に1つの崖に2体が同時に掴まっている状態になる。先に崖を掴んだ側がその時間が過ぎた後でもまだ崖に掴まっていると、崖奪いによって弾き出される。強制崖掴まり時間を過ぎてもなお崖掴まりをしているファイターは、後から崖掴まりをされると必ずその瞬間に崖奪いをされる。 | |
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− | + | 先に崖を掴んだ側は、強制崖掴まり時間中に“その場崖登り”と“崖離し”'''以外'''の[[ガケのぼり]]行動(=[[先行入力]]できる崖掴まりからの行動)を入力しておくと、強制崖掴まり時間の終了後、崖から弾き出されずに登ることができる。ジャンプ崖登りは、ジャンプボタンでの入力だと崖奪いを回避することができ、上方向入力だと回避することができない。 | |
− | + | 崖奪いが発生した場合、崖奪いをした側は、崖奪いをされた側が硬直している間に、「崖離し→空中ジャンプ→攻撃」で追撃することができる。この追撃は、崖掴まりのタイミングや追撃に使う攻撃によっては確定で決まることがある。[[ロックマン (3DS/Wii U)|ロックマン]]など、発生と範囲に優れる後空中攻撃を持っているファイターは追撃がしやすい。後空中攻撃でないと追撃できないファイターが殆どで、下空中攻撃など他のワザでも追撃できる[[マルス (3DS/Wii U)|マルス]]のようなファイターは少数である。 | |
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− | + | 崖奪いをされる側・する側の崖掴まりをした時間が近いほど追撃がしやすい。なぜなら、後から崖に掴まった側にも強制崖掴まり時間([[#ガケ奪いがおこるタイミング]])が生じるためであり、その時間は崖奪いをされたときの硬直時間よりも僅かに短い程度であるためである。崖奪いから追撃をするには、崖奪いが起きるまでの時間で自分の強制崖掴まり時間をなるべく消化しておく必要がある。だが、両者の崖掴まりをした時間が近いほど、先に崖を掴んだ側は後から崖を掴まれたのを確認してから崖奪いを回避するための入力をする猶予が伸びることになる。テクニックの[[テクニック#最速崖つかまり|最速崖つかまり]]、[[テクニック#オートマ崖つかまり|オートマ崖つかまり]]をすると、狙ったタイミングで崖掴まりがしやすくなる。 | |
− | + | 崖掴まりをした側が崖奪いを警戒してすぐに崖登りをすることを予測し、崖を奪わずに不用意な崖登り行動の隙を突く、崖掴まりで復帰すると見せかけて[[テクニック#崖掴まりキャンセル|崖掴まりキャンセル]]で崖奪いのために近づいた相手を攻撃するというような駆け引きもある。崖掴まりからの読み合いはどちらにも様々な選択肢がある。 | |
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− | + | 崖奪いからは確定追撃を決めることだけが重要ではない。崖奪いは攻撃扱いにはならないため、崖奪いをされたファイターがそのまま再度崖を掴んだ場合は、連続での崖掴まりと判定され、無敵はつかない。よって、崖奪いをしたあとにすぐさま崖登りをして、読みやすくなった相手の復帰ルートを狩るといった手段もある。 | |
== 備考 == | == 備考 == |
2016年2月11日 (木) 21:25時点における版
複数のキャラクターが1つのガケに同時にガケつかまりをし続けることはできない。誰かが掴まっている崖に他のファイターが後から掴まった場合、先に掴まっていた側は弾き出され、さらに一時的に操作ができない硬直状態になる。この、後から崖を掴んだファイターが先に掴んでいたファイターから崖を奪うことができるシステム・テクニックを、ガケ奪いという。
過去作では崖奪いは無く、後から崖を掴むことはできなかったため、崖掴まりをしなければ復帰することができない状況のファイターがいた場合、対戦相手は先に崖を掴むことで崖掴まりをできない状態にすることが復帰阻止の主な手段の一つだった。今作では、この崖奪いの登場によって復帰阻止の形が大きく変化した。
ガケ奪いがおこるタイミング
崖奪いは、先に崖掴まりした側の“強制崖掴まり時間”が過ぎた後に起こる。強制崖掴まり時間とは、崖掴まりをしてから行動可能になるまでの硬直時間で、ファイターによって僅かな差はあるが大体20F前後ある。なお、空中ワイヤーで崖を掴んだ場合、その時間が極端に短い。
崖に2体目が掴まった時にまだ先に崖を掴んだ側の強制崖掴まり時間が過ぎていなかった場合、その時間が過ぎるまでは一時的に1つの崖に2体が同時に掴まっている状態になる。先に崖を掴んだ側がその時間が過ぎた後でもまだ崖に掴まっていると、崖奪いによって弾き出される。強制崖掴まり時間を過ぎてもなお崖掴まりをしているファイターは、後から崖掴まりをされると必ずその瞬間に崖奪いをされる。
ガケ奪いからの追撃とその回避
先に崖を掴んだ側は、強制崖掴まり時間中に“その場崖登り”と“崖離し”以外のガケのぼり行動(=先行入力できる崖掴まりからの行動)を入力しておくと、強制崖掴まり時間の終了後、崖から弾き出されずに登ることができる。ジャンプ崖登りは、ジャンプボタンでの入力だと崖奪いを回避することができ、上方向入力だと回避することができない。
崖奪いが発生した場合、崖奪いをした側は、崖奪いをされた側が硬直している間に、「崖離し→空中ジャンプ→攻撃」で追撃することができる。この追撃は、崖掴まりのタイミングや追撃に使う攻撃によっては確定で決まることがある。ロックマンなど、発生と範囲に優れる後空中攻撃を持っているファイターは追撃がしやすい。後空中攻撃でないと追撃できないファイターが殆どで、下空中攻撃など他のワザでも追撃できるマルスのようなファイターは少数である。
崖奪いをされる側・する側の崖掴まりをした時間が近いほど追撃がしやすい。なぜなら、後から崖に掴まった側にも強制崖掴まり時間(#ガケ奪いがおこるタイミング)が生じるためであり、その時間は崖奪いをされたときの硬直時間よりも僅かに短い程度であるためである。崖奪いから追撃をするには、崖奪いが起きるまでの時間で自分の強制崖掴まり時間をなるべく消化しておく必要がある。だが、両者の崖掴まりをした時間が近いほど、先に崖を掴んだ側は後から崖を掴まれたのを確認してから崖奪いを回避するための入力をする猶予が伸びることになる。テクニックの最速崖つかまり、オートマ崖つかまりをすると、狙ったタイミングで崖掴まりがしやすくなる。
崖掴まりをした側が崖奪いを警戒してすぐに崖登りをすることを予測し、崖を奪わずに不用意な崖登り行動の隙を突く、崖掴まりで復帰すると見せかけて崖掴まりキャンセルで崖奪いのために近づいた相手を攻撃するというような駆け引きもある。崖掴まりからの読み合いはどちらにも様々な選択肢がある。
崖奪いからは確定追撃を決めることだけが重要ではない。崖奪いは攻撃扱いにはならないため、崖奪いをされたファイターがそのまま再度崖を掴んだ場合は、連続での崖掴まりと判定され、無敵はつかない。よって、崖奪いをしたあとにすぐさま崖登りをして、読みやすくなった相手の復帰ルートを狩るといった手段もある。
備考
- ガケ奪いによって得点権は移動しない。