大乱闘スマッシュブラザーズWikiで記事を編集するにはアカウントの作成ログインが必要です。編集方法や方針などについては、大乱闘スマッシュブラザーズWiki:編集ガイドライン‎をご覧ください。

「ヒットストップずらし」の版間の差分

提供: 大乱闘スマッシュブラザーズWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
(→‎関連項目: ミス修正)
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
 
(4人の利用者による、間の17版が非表示)
1行目: 1行目:
'''ヒットストップずらし'''は、[[ヒットストップ]]中にスティックを倒すと、その方向にわずかにキャラクターの位置をずらすことができるテクニック。
+
'''{{PAGENAME}}'''は、[[スマブラシリーズ]]の全てに存在する、[[ヒットストップ]]中に弾き入力をすると、その方向にわずかにファイターの位置を移動させることができる[[テクニック]]。「'''ずらし'''」の略称がよく使われる。主に[[連続ヒットワザ]]からできる限り途中で抜け出すために使用される。
  
主に[[連続ヒットワザ]]から途中で抜け出すために使用される。ただし、今作はずれる距離が短く、連続ヒットワザの拘束性の強化もあって、ヒットストップずらしをしたところで最後までヒットする場合が大半である。そのため、[[弱攻撃]]の百烈攻撃のような、ループする連続ヒットワザからなるべく早く抜け出すために使うのが主となっている。
+
[[ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ|64]]』は[[ベクトル変更]]が無いので、これが唯一の[[コンボ]]への抵抗手段となっている。
  
== 仕様 ==
+
『[[大乱闘スマッシュブラザーズX|X]]』以降は、全てのワザにはヒットストップずらしでずれる距離の倍率(SDI multiplier)が設定されており、ワザによって1回のヒットストップずらしでずれる距離が異なる。中には、この倍率が0に設定されているために、ヒットストップずらしが無効となっているワザもある(『X』の{{X|メタナイト}}の通常必殺ワザ「マッハトルネイド」等)。
*ヒットストップ中にスティックを倒すと、ヒットストップずらしが起きて、キャラクターの位置がその方向にわずかにずれる。
+
 
*ヒットストップ中なら、何度でもヒットストップずらしを行うことが可能。一度スティックをニュートラルに倒してから再度スティックを倒すか、最後にヒットストップずらしをした角度からおよそ45度以上異なる角度にスティックを倒すと、再度ヒットストップずらしができる。
+
[[大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U|3DS/Wii U]]』以降は過去作と比べて全体的にずれる距離が短い傾向にあり、連続ヒットワザの拘束性の強化もあって、ヒットストップずらしをしたところで最後までヒットする場合が大半である。そのため、[[弱攻撃]]の百裂攻撃のような、半永久にループする連続ヒットワザからなるべく早く抜け出すために使うのが主となっている。
*全ての攻撃にはヒットストップずらしのしやすさが設定されてあり、これによって1回のヒットストップずらしによってずれる距離が変化する。
+
 
*[[転倒]]した場合はヒットストップずらしができない。
+
== オートヒットストップずらし ==
*[[投げ]]の類はヒットストップずらしができない。
+
『DX』以降に存在する仕様で、ヒットストップ終了時に方向入力がされていると、その方向に1回ヒットストップずらしが起きるというもの。通常のヒットストップずらしよりもずれる距離は短い。通常のヒットストップずらしとは異なり、何度も入力し直す必要はない。連続ヒット中に同じ方向へ入力し続けていると、それだけでオートヒットストップずらしがヒット毎に起きてファイターの位置が微妙にずれていく。
 +
 
 +
ワザの中にはヒットストップが全く無いものがあり、それらでは通常のヒットストップずらしはできないが、オートヒットストップずらしなら可能となっている(『X』の{{X|マルス}}の横必殺ワザ「マーベラスコンビネーション」や『SP』の{{SP|ネス}}の横必殺ワザ「PKファイヤー」の連続ヒット部分など)。
  
 
== 半月ずらし ==
 
== 半月ずらし ==
ずらしたい方向を中心にそれぞれ45度ずつ、スティックを滑らせるように動かすことで、効率よくヒットストップずらしを行うことができる。“'''半月ずらし'''”と呼ばれており、初代スマブラの頃から普及しているユーザー開発テクニック。
+
[[スマブラシリーズ]]の全てに存在する、効率よくヒットストップずらしを行う方法。スティックのあるコントローラーで、ずらしたい方向を中心にそれぞれ45度ずつ、スティックを滑らせるように動かす。例えば90度(真上)にずらしたい場合は、90度、135度、90度、45度、90度・・・とずらす。
 +
 
 +
半月を描くようにスティックを動かすため、この名前がついた。
  
例えば90度(真上)にずらしたい場合は、45度、90度、135度、90度、45度・・・とずらす。
+
== Cスティックずらし ==
 +
『[[大乱闘スマッシュブラザーズX|X]]』、『[[大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U|3DS/Wii U]]』にある、スマッシュ攻撃を割り当てたCスティックを使って効率の良いヒットストップずらしを行う方法。
  
半月を描くようにスティックを動かすため、この名前がついた。
+
スティックを倒しっぱなしにしている状態で、相手の攻撃が当たった瞬間に、Cスティックを弾くと、スティック分+Cスティック分の2回分のヒットストップずらしを一度にできる。連続でCスティックずらしを行うには、Cスティックを弾いた後、Cスティックを一度ニュートラルに戻してから、また弾く必要がある。
  
 
== ガードストップずらし ==
 
== ガードストップずらし ==
攻撃をシールドで防いだ際のヒットストップ中にスティックを弾くと、シールドを張っているキャラクターの位置がヒットストップずらしと同じようにずれる'''ガードストップずらし'''を行うことができる。
+
『[[大乱闘スマッシュブラザーズDX|DX]]』以降にある[[テクニック]]。[[シールド]]で攻撃を防いだときにもヒットストップずらしと同じ要領で、その際のヒットストップ中に弾き入力によりファイターを左右にずらす事ができるというもの。ただしヒットストップずらしと異なり、シールド中は地上固定なので左右にしか動くことができない。
 +
 
 +
相手に近づくようにずらすことで反撃を届きやすくしたり、[[連続ヒットワザ]]を連続でガードをさせられているときに攻撃範囲から逃げ出すようにずらすことで[[シールドブレイク]]を防ぐ、といった使い道がある。
  
ヒットストップずらしと異なり、左右にしか動くことができない。また、ヒットストップが終わってもスティックを弾いていると緊急回避が出てしまうので、タイミングがシビア。
+
『スマブラX』では[[崖待ち]]への対抗手段として、ガードストップずらしを使って強引に[[ツバメ返し]]をすることがある。
  
なお、「ガードストップ」とはヒットストップが終わった後にガード側にのみ発生する硬直のことである。 このテクニックはガードストップではなくガード時のヒットストップでずらしするものだが、これが公式名称である
+
余談だが、一般的には「ガードストップ」とは互いのヒットストップが終わった後にガード側にのみ発生する硬直のことである。 このテクニックはガードストップではなくガード時のヒットストップでずらしするものだが、これが公式名称である
<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/0928/index.html 速報スマブラ拳!! :LRトリガーをつかえ!]</ref>。
+
<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/0928/index.html 速報スマブラ拳!! :LRトリガーをつかえ!]、及び『SP』のスマちしき</ref>。
  
 
== 備考 ==
 
== 備考 ==
*過去作にあった、攻撃を受ける前からスティックを倒しっぱなしにしていた場合も少しだけずらすことができるテクニック“オートヒットストップずらし”は、今作には無い。
+
*英語では「Smash directional influence (SDI)」、「Hitstun Shuffling」。
 
+
*『[[大乱闘スマッシュブラザーズDX|DX]]』の初期バージョンでは1%未満のワザはヒットストップずらしが効かない。
==脚注==
 
<references/>
 
  
 
== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==
 
*[[ヒットストップ]]
 
*[[ヒットストップ]]
*[[ベクトル変更]]
+
*[[ベクトル変更]] - ヒットストップずらし同様に「ずらし」と呼ばれることが多いテクニック。
 +
*[[壁当て]]
 +
 
 +
== 脚注 ==
 +
<references />
 +
 
 +
== 外部リンク ==
 +
*[https://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/Lv15.html スマブラ拳70-75]
 +
*[https://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/0817/index.html 速報スマブラ拳!! : 操作説明]
 +
*[https://sites.google.com/site/ssb64k/control/directional_influence ヒットストップずらしについて - 64スマブラ指南書]
 +
*[http://dx.smashbr0s.com/guide/advanced/sdi/ 【テクニック】ヒットストップずらし SDI | 対戦攻略指南 | スマブラDX 対戦攻略指南]
 +
*[http://dx.smashbr0s.com/sdi2/ ヒットストップずらしの詳細 | スマログDX | スマブラDX 対戦攻略指南]
 +
*[https://www30.atwiki.jp/ssb4_kensyou/pages/129.html ずらし - スマブラfor 3DS/WiiU 検証wiki]
 +
*[https://w.atwiki.jp/smashsp_kensyou/pages/66.html ずらし - スマブラSPECIAL 検証wiki]
  
 
{{デフォルトソート:ひつとすとつふすらし}}
 
{{デフォルトソート:ひつとすとつふすらし}}
[[カテゴリ:システム]]
+
[[カテゴリ:公式用語]]
[[カテゴリ:テクニック]]
+
[[カテゴリ:テクニック (64)]][[カテゴリ:テクニック (DX)]][[カテゴリ:テクニック (X)]][[カテゴリ:テクニック (3DS/Wii U)]][[カテゴリ:テクニック (SP)]]

2023年9月8日 (金) 20:28時点における最新版

ヒットストップずらしは、スマブラシリーズの全てに存在する、ヒットストップ中に弾き入力をすると、その方向にわずかにファイターの位置を移動させることができるテクニック。「ずらし」の略称がよく使われる。主に連続ヒットワザからできる限り途中で抜け出すために使用される。

64』はベクトル変更が無いので、これが唯一のコンボへの抵抗手段となっている。

X』以降は、全てのワザにはヒットストップずらしでずれる距離の倍率(SDI multiplier)が設定されており、ワザによって1回のヒットストップずらしでずれる距離が異なる。中には、この倍率が0に設定されているために、ヒットストップずらしが無効となっているワザもある(『X』のメタナイトの通常必殺ワザ「マッハトルネイド」等)。

3DS/Wii U』以降は過去作と比べて全体的にずれる距離が短い傾向にあり、連続ヒットワザの拘束性の強化もあって、ヒットストップずらしをしたところで最後までヒットする場合が大半である。そのため、弱攻撃の百裂攻撃のような、半永久にループする連続ヒットワザからなるべく早く抜け出すために使うのが主となっている。

オートヒットストップずらし

『DX』以降に存在する仕様で、ヒットストップ終了時に方向入力がされていると、その方向に1回ヒットストップずらしが起きるというもの。通常のヒットストップずらしよりもずれる距離は短い。通常のヒットストップずらしとは異なり、何度も入力し直す必要はない。連続ヒット中に同じ方向へ入力し続けていると、それだけでオートヒットストップずらしがヒット毎に起きてファイターの位置が微妙にずれていく。

ワザの中にはヒットストップが全く無いものがあり、それらでは通常のヒットストップずらしはできないが、オートヒットストップずらしなら可能となっている(『X』のマルスの横必殺ワザ「マーベラスコンビネーション」や『SP』のネスの横必殺ワザ「PKファイヤー」の連続ヒット部分など)。

半月ずらし

スマブラシリーズの全てに存在する、効率よくヒットストップずらしを行う方法。スティックのあるコントローラーで、ずらしたい方向を中心にそれぞれ45度ずつ、スティックを滑らせるように動かす。例えば90度(真上)にずらしたい場合は、90度、135度、90度、45度、90度・・・とずらす。

半月を描くようにスティックを動かすため、この名前がついた。

Cスティックずらし

X』、『3DS/Wii U』にある、スマッシュ攻撃を割り当てたCスティックを使って効率の良いヒットストップずらしを行う方法。

スティックを倒しっぱなしにしている状態で、相手の攻撃が当たった瞬間に、Cスティックを弾くと、スティック分+Cスティック分の2回分のヒットストップずらしを一度にできる。連続でCスティックずらしを行うには、Cスティックを弾いた後、Cスティックを一度ニュートラルに戻してから、また弾く必要がある。

ガードストップずらし

DX』以降にあるテクニックシールドで攻撃を防いだときにもヒットストップずらしと同じ要領で、その際のヒットストップ中に弾き入力によりファイターを左右にずらす事ができるというもの。ただしヒットストップずらしと異なり、シールド中は地上固定なので左右にしか動くことができない。

相手に近づくようにずらすことで反撃を届きやすくしたり、連続ヒットワザを連続でガードをさせられているときに攻撃範囲から逃げ出すようにずらすことでシールドブレイクを防ぐ、といった使い道がある。

『スマブラX』では崖待ちへの対抗手段として、ガードストップずらしを使って強引にツバメ返しをすることがある。

余談だが、一般的には「ガードストップ」とは互いのヒットストップが終わった後にガード側にのみ発生する硬直のことである。 このテクニックはガードストップではなくガード時のヒットストップでずらしするものだが、これが公式名称である [1]

備考

  • 英語では「Smash directional influence (SDI)」、「Hitstun Shuffling」。
  • DX』の初期バージョンでは1%未満のワザはヒットストップずらしが効かない。

関連項目

脚注

  1. 速報スマブラ拳!! :LRトリガーをつかえ!、及び『SP』のスマちしき

外部リンク