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'''ベクトル'''は、攻撃が持つパラメータの一つで、相手を[[ふっとび|ふっとばす]]角度に影響する。ベクトルが90であれば真上に、70なら前斜め上に70度の角度でふっとばす。なお、実際には[[ふっとびずらし]]など様々な影響によって、それとは少し異なる角度でふっとぶことになる。
'''ベクトル'''は攻撃が持つパラメータの一つで、相手を[[ふっとび|ふっとばす]]角度に影響する。ベクトルが70なら70度の角度でふっとばす。なお、実際にはふっとび補正の影響によって、それとは少し異なる角度でふっとぶことになる。
 
 
 
攻撃の中には、ヒットするとその箇所から光線のようなエフェクトが走るものがあるが(致命エフェクトのことではない)、これの角度はベクトルと同じである。ただし、後述する特別なベクトルの場合は、エフェクトは0度に走る。
 
  
 
== 特別なベクトル ==
 
== 特別なベクトル ==
ベクトルには361以上の値が設定されてあることがある。
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ベクトルには361以上の値が設定されていることがあり、それらは状況に応じて実際のふっとばし角度が変化する特殊な設定となっている。
  
 
=== 361 ===
 
=== 361 ===
低いふっとばし力だと0度、高いふっとばし力だとやや斜め上(地上・空中で僅かに異なる)にふっとばす。[[ファイター]]のワザで最も多く設定されてあるベクトルである。
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ふっとばし力に比例して0度~やや斜め上(地上・空中で僅かに異なる)へと方向が上がっていく。[[ファイター]]のワザで最も多く設定されてある汎用ベクトルである。
  
英語圏では“Sakurai angle”という呼び名で浸透している。その理由は、低いふっとばし力の場合に、低確率で地上ヒットした相手を[[転倒]]させる可能性を持つのだが、その転倒が英語圏の一部のユーザーからは[[桜井政博|Sakurai]]と呼ばれているためである。
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英語圏では「Sakurai angle」という呼び名で浸透している。その理由は、低いふっとばし力の場合に、低確率で地上ヒットした相手を[[転倒]]させる可能性を持つのだが、その転倒が英語圏の一部のユーザーからは「[[用語集 (対戦関連)#SAKURAI|SAKURAI]]」と呼ばれているためである。
  
 
=== 365~367 ===
 
=== 365~367 ===
'''オートリンク (Autolink)''' と呼ばれており、ヒットした相手をワザの使用者の移動方向と同じ角度でふっとばす。また、ふっとばし力はワザの使用者の移動速度の影響を受け、速く動いているほど強くふっとばす。これが設定されてある[[連続ヒットワザ]]は、上下左右に激しく動きながら繰り出してもヒットしているキャラは使用者に引っ張られるようにふっとんでいくため、最後までヒットさせやすい。
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『[[大乱闘スマッシュブラザーズX|X]]』、『[[大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U|3DS/Wii U]]』、『[[大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL|SP]]』に存在するベクトル。'''オートリンク (Autolink)''' と呼ばれており、この値が設定されたワザは、ヒットした相手をワザの使用者の移動方向と同じ角度や、攻撃判定の中心に向けてふっとばす。加えて、ワザの使用者の移動速度がふっとばし力に加算され、速く動いているほど強くふっとばす。これが設定されてある[[連続ヒットワザ]]は、上下左右に激しく動きながら繰り出してもヒットしているキャラは使用者に引っ張られるようにふっとんでいくため、最後までヒットさせやすい。
  
過去作ではオートリンクによるふっとばし力は弱く地味な存在だったが、[[スマブラfor]]からはふっとばし力が大きく増したため、連続ヒットワザを最後までヒットさせやすくなっただけでなく、急降下しながら当てることで[[メテオ#オートリンクによるメテオ|疑似メテオ]]ができたりなど、使い勝手が良くなり、重要な存在になっている。
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[[大乱闘スマッシュブラザーズX|X]]』ではオートリンクによるふっとばし力は極めて弱く、連続ヒットワザにも役立たず影が薄かったが、『[[大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U|3DS/Wii U]]』からはふっとばし力が大きく増したため、連続ヒットワザを最後までヒットさせやすくなっただけでなく、急降下しながら当てつつ着地でワザを切ることで[[疑似メテオ]]に使えたりと、使い勝手が良くなり、存在感が増している。
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『SP』では[[ほかほか補正]]を受けなくなった[[リアクション固定値]]と併用されることが多いため、疑似メテオでの撃墜には殆ど使われなくなった。
  
オートリンクのふっとばし力は使用者の移動速度の影響を受けるが、ふっとび硬直は他のベクトルのワザの場合と同じだけある。このことも連続ヒットワザを最後までヒットさせやすくするのに一役買っている(あまりふっとばさずに長い硬直だけを与えることができるため)。
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オートリンクについては[[#外部リンク]]の「検証wiki」が詳しいが、概ね以下の特徴がある。
 
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*365:どの状況でも単純にワザ使用者の移動速度への引き寄せ効果が発生する
このベクトルによる地上メテオ(地上で受けるメテオ)はバウンド前の[[受け身]]がとれない。なお、[[倒れふっとび]]させられるものは少なく、そのどれもが倒れふっとびさせるには極めて高い%が必要である。
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*366:地上ヒットでは80°として扱われる。空中ヒット時の引き寄せ効果はふっとび速度が制限される。ヒットストップ後6F目にふっとびが停止する(それまでに地形に跳ね返ると停止しない)。
 
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*367:ヒットストップ後1-5F目のあいだは攻撃判定への引き寄せ効果が発生し続け、6F目にワザ使用者の移動方向に合わせられる。
;365
 
:地上・空中どちらにいる相手にもヒットするとオートリンクになる。
 
:[[ゲッコウガ (3DS/Wii U)|ゲッコウガ]]の後空中攻撃(最終段以外)の先端や、{{for|ネス}}の上必殺ワザ2「貫通PKサンダー」の体当たり(最終段以外)などにこのベクトルが設定されている。
 
;366
 
:地上の相手にヒットした場合は斜め上にふっとばすが、空中にいる相手にヒットした場合はオートリンクになる。また、僅かにワザの使用者の中心方向へのふっとばし力が加わる。
 
:オートリンクベクトルのワザの殆どはこの366ベクトルである。
 
:[[ゲッコウガ (3DS/Wii U)|ゲッコウガ]]の上空中攻撃(最終段以外)などにこのベクトルが設定されている。
 
;367
 
:地上・空中どちらにいる相手にもヒットするとオートリンクになる。また、366ベクトルと同じようにワザの使用者の中心方向へのふっとばし力も加わる。
 
:{{for|ファルコ}}と{{for|リュカ}}のニュートラル空中攻撃(最終段以外)、{{for|Mr.ゲーム&ウォッチ}}の横必殺ワザ3「連撃ジャッジ」(最終段以外)などにこのベクトルが設定されている。
 
  
 
== 備考 ==
 
== 備考 ==
*362~364ベクトルは今作ではまだ見つかっていない。
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*英語では「Angle」。
*[[更新データ]]Ver1.0.3にて、オートリンクによるふっとばし力が少し低下された。
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*[[大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U|3DS/Wii U]]』では、[[Ver.1.0.4]]でオートリンクの下方向へのふっとばし力が低下した。Ver.1.0.3までは{{for|メタナイト}}の前空中攻撃のオートリンクを使った[[疑似メテオ]]が強力なことで有名だった<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=fllS4Ke2IN8 Metaknight's 40% d-Tilt LOCK combo! (3DS/Wii U) - Use back air! - YouTube]</ref>。
*オートリンクの、"ふっとばし力は使用者の移動速度の影響を受けるが、ふっとび硬直は他のベクトルのワザの場合と同じ"という性質のため、例えば高%のときに空中で{{for|ゲッコウガ}}の後空中攻撃で疑似メテオをされたキャラクターは、ふっとびが停止した後もしばらく操作できないままゆっくり落下していくといった現象が起きる。
 
  
 
== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==
*[[ベクトル変更]]
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*[[ふっとびずらし]]
 
*[[ベクトル合成]]
 
*[[ベクトル合成]]
 
*[[ふっとび]]
 
*[[ふっとび]]
 
*[[メテオスマッシュ]] - 270度に近いベクトルのワザはメテオワザと呼ばれる。
 
*[[メテオスマッシュ]] - 270度に近いベクトルのワザはメテオワザと呼ばれる。
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== 脚注 ==
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<references/>
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== 外部リンク ==
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*[https://www.ssbwiki.com/Angle Angle - SmashWiki, the Super Smash Bros. wiki]
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*[https://www30.atwiki.jp/ssb4_kensyou/pages/116.html ベクトル - スマブラfor 3DS/WiiU 検証wiki]
  
 
{{デフォルトソート:へくとる}}
 
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[[カテゴリ:システム]]
 
[[カテゴリ:システム]]

2021年10月14日 (木) 04:58時点における最新版

ベクトルは、攻撃が持つパラメータの一つで、相手をふっとばす角度に影響する。ベクトルが90であれば真上に、70なら前斜め上に70度の角度でふっとばす。なお、実際にはふっとびずらしなど様々な影響によって、それとは少し異なる角度でふっとぶことになる。

特別なベクトル

ベクトルには361以上の値が設定されていることがあり、それらは状況に応じて実際のふっとばし角度が変化する特殊な設定となっている。

361

ふっとばし力に比例して0度~やや斜め上(地上・空中で僅かに異なる)へと方向が上がっていく。ファイターのワザで最も多く設定されてある汎用ベクトルである。

英語圏では「Sakurai angle」という呼び名で浸透している。その理由は、低いふっとばし力の場合に、低確率で地上ヒットした相手を転倒させる可能性を持つのだが、その転倒が英語圏の一部のユーザーからは「SAKURAI」と呼ばれているためである。

365~367

X』、『3DS/Wii U』、『SP』に存在するベクトル。オートリンク (Autolink) と呼ばれており、この値が設定されたワザは、ヒットした相手をワザの使用者の移動方向と同じ角度や、攻撃判定の中心に向けてふっとばす。加えて、ワザの使用者の移動速度がふっとばし力に加算され、速く動いているほど強くふっとばす。これが設定されてある連続ヒットワザは、上下左右に激しく動きながら繰り出してもヒットしているキャラは使用者に引っ張られるようにふっとんでいくため、最後までヒットさせやすい。

X』ではオートリンクによるふっとばし力は極めて弱く、連続ヒットワザにも役立たず影が薄かったが、『3DS/Wii U』からはふっとばし力が大きく増したため、連続ヒットワザを最後までヒットさせやすくなっただけでなく、急降下しながら当てつつ着地でワザを切ることで疑似メテオに使えたりと、使い勝手が良くなり、存在感が増している。 『SP』ではほかほか補正を受けなくなったリアクション固定値と併用されることが多いため、疑似メテオでの撃墜には殆ど使われなくなった。

オートリンクについては#外部リンクの「検証wiki」が詳しいが、概ね以下の特徴がある。

  • 365:どの状況でも単純にワザ使用者の移動速度への引き寄せ効果が発生する
  • 366:地上ヒットでは80°として扱われる。空中ヒット時の引き寄せ効果はふっとび速度が制限される。ヒットストップ後6F目にふっとびが停止する(それまでに地形に跳ね返ると停止しない)。
  • 367:ヒットストップ後1-5F目のあいだは攻撃判定への引き寄せ効果が発生し続け、6F目にワザ使用者の移動方向に合わせられる。

備考

  • 英語では「Angle」。
  • 3DS/Wii U』では、Ver.1.0.4でオートリンクの下方向へのふっとばし力が低下した。Ver.1.0.3まではメタナイトの前空中攻撃のオートリンクを使った疑似メテオが強力なことで有名だった[1]

関連項目

脚注

外部リンク