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== 武器判定 == | == 武器判定 == |
2019年12月5日 (木) 13:43時点における版
判定とは、条件振り分けのために内部的に保有する値。またはそれを判定する処理のこと。『物』が存在することを示す「当たり判定」、攻撃の当たり外れを決める為の「攻撃判定」と「やられ判定」などがある。『スマブラ』では主に「攻撃判定」「やられ判定」の総称として使われる。
画像は『DX』で通常のプレイでは使用できない判定を表示するモードをチートを使ってONにし、ドンキーコングの上スマッシュ攻撃を撮影したものである。黄色がやられ判定、赤が攻撃判定、青が無敵部分である。このワザの判定の付き方は他の作品でも殆ど同じである。
判定の形状は『64』では直方体、『DX』以降は球体となっている。
当たり判定
物に触れることができる判定。地形、キャラクターなどが持つ。
攻撃判定
#やられ判定に接触すると攻撃が当たったという処理(一般的には触れられた方がダメージを受ける)が起こる領域。
攻撃判定が持つパラメータについては以下のサイトが参考になる。
- 64
- X
- Smash Attacks 攻撃判定について - Brawl+ (スマブラX+) Wiki
- Hitbox Flags (Brawl) - OpenSA: Smash Engine Documentation Wiki
- 3DS/Wii U
相殺判定
詳細は「相殺」を参照
攻撃判定に設定されているパラメータの一種で、相殺を引き起こすことができる領域のこと。
やられ判定
攻撃判定に接触すると攻撃が当たったという処理(一般的には触れられた方がダメージを受ける)が起こる領域。喰らい判定(食らい判定)とも呼ばれる。
ワザの中には、攻撃の瞬間にカラダの一部のやられ判定が消失するものが少なくない。やられ判定が消失している部位ならそこに攻撃が触れてもダメージを受けることは無い。
ちなみに、攻撃判定とやられ判定がギリギリの位置で接触すると「チップ」(Glancing blow)と呼ばれる現象が起こる。
『DX』ではノーリアクションながらワザの持つダメージの半分を与えることができたが、『X』からは専用のエフェクトが出る以外は空振りと同じ。
ぬるり判定
「ぬるり」も参照
キャラクターやアイテム同士が重なったとき互いに押し合う現象「ぬるり」を引き起こす判定。
ガケつかまり判定
「ガケつかまり」も参照
ガケと接触するとガケつかまりに移行する判定。
判定の強弱
ユーザーの間で言われることのある「判定が強いワザ」とは、相殺が発生しない組み合わせの攻撃が衝突する時に、相手よりも先に自分の攻撃判定が相手のやられ判定に届きやすいワザのこと。
やられ判定の一部が消えるなどの部分無敵を持ったワザ、武器を使った攻撃など、攻撃判定の先端とやられ判定の先端の距離が長いワザは、それが短いワザに対して一方的に攻撃を通しやすいため、「判定が強い」とされやすい。
武器判定
攻撃判定の内、やられ判定の無い部分のことを、武器判定ということがある。
武器を使った攻撃なら、武器の部分にはやられ判定がないため、武器の部分は武器判定といえる。肉体を使った攻撃でも、足や尻尾の先端にはやられ判定を持っていないファイターが多く、それを使った攻撃のその部分も武器判定といえる。また、マリオの上スマッシュ攻撃中の頭部など、攻撃の際に一瞬だけ肉体の一部からやられ判定が無くなるものがあり、その部分も武器判定といえる。この用語は公式名称ではないし、あまり広まっている用語でもなく、更に、下記のように『スマブラ』の判定システムを間違って解釈している人が多いために、使用の際にはそれなりに配慮すると良い。
スマブラとは関係の無い武器判定
一部のアクションゲームには攻撃判定に優先度の強弱のようなものが設定されていることがあり、その場合は判定の強い攻撃(武器を使った攻撃など)が判定の弱い攻撃(肉体を使った攻撃など)に必ず勝てる。そのようなゲームにおいて強い判定を武器判定と呼ぶことがある。
『スマブラ』にはそのようなシステムはなく、地上攻撃同士がぶつかれば与えるダメージ値によってどちらが優先されるか、あるいは相殺になるかが決まっている。
しかし「リンクの剣技は武器判定だからマリオの蹴り技に必ず勝てる」というような勘違いをしている人がしばしば現れる。実際には、リンクとマリオの攻撃が接触した場合、地上攻撃同士なら相殺が発生し、空中攻撃同士ならば先に相手のやられ判定に自分の攻撃判定が触れたほうの勝ち。相殺できない攻撃が同時に当たった場合、両者相打ちである。
備考
- 英語では攻撃判定は「Hitbox」、やられ判定は「Hurtbox」。
- 『スマブラ』はゲームプレイとしては2Dアクションに分類されるが、判定もキャラクターと同じように立体で形成されている。そのため攻撃判定の奥行きが小さい(Z軸の幅が狭い)物などでは、一部のモーションを取っている(食らい判定が奥側に行った状態の)キャラクターに攻撃が当たらない「Z軸避け」という現象が起こり得る。Z軸避けを発生させやすいシチュエーションの例として、フォックスの「ブラスター」がヨッシーの下アピールの特定のタイミング中に当たらない、という物がある。
外部リンク
- スマブラDX 対戦攻略指南 - 各ファイターの攻撃判定を可視化したものを閲覧することができる。
- Data - Hitbox Visualization Compilation | Smashboards - 『3DS/Wii U』の攻撃判定可視化。
- Smash Move Viewer - View Hitboxes & Hurtboxes - 『3DS/Wii U』の一部ファイターの攻撃判定可視化。
- やられ判定 - スマブラfor 3DS/WiiU 検証wiki
- 判定可視化GIF - スマブラSPECIAL 検証wiki