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188 バイト追加 、 2019年5月9日 (木) 18:25
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== ファイターの変遷 ==
 
== ファイターの変遷 ==
『スマブラ64』と『スマブラDX』に登場するファイターは任天堂が発売したゲームからの引用となっている。『スマブラX』からはサードパーティーからのゲスト参戦があり、『スマブラX』ではコナミとセガから、『スマブラfor』ではセガとカプコンとバンダイナムコゲームス、スクウェア・エニックスのキャラクターが出演している。
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『スマブラ64』と『スマブラDX』に登場するファイターは任天堂が発売したゲームからの引用となっている。『スマブラX』からはサードパーティーからのゲスト参戦があり、『スマブラX』ではコナミとセガから、『スマブラfor』ではセガとカプコンとバンダイナムコゲームスとスクウェア・エニックス、『スマブラSP』ではそれらすべてに加えてアトラスのキャラクターが出演している。
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ファイターの数は『スマブラ64』では12体、『スマブラDX』では26体(キャラクターセレクト画面上では25体)、『スマブラX』では39体(キャラクターセレクト画面上では35体)、『スマブラfor』では51体([[Miiファイター]]は3体とし、色替えによる別キャラクター変化は除く)でDLCを含めると58体が参戦しており、シリーズを重ねるごとに着々と増えている。そして全員参戦を最大のテーマとした『スマブラSP』では過去作すべてのファイターを含む76体([[ポケモントレーナー]]のポケモンを3体としてカウント)が参戦し更に6体のDLCが追加される。<br/>
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ファイターの数は『スマブラ64』では12体、『スマブラDX』では26体(キャラクターセレクト画面上では25体)、『スマブラX』では39体(キャラクターセレクト画面上では35体)、『スマブラfor』では51体([[Miiファイター]]は3体とし、色替えによる別キャラクター変化は除く)でDLCを含めると58体が参戦しており、シリーズを重ねるごとに着々と増えている。そして全員参戦を最大のテーマとした『スマブラSP』では過去作すべてのファイターを含む76体([[ポケモントレーナー]]のポケモンを3体としてカウント)が参戦し更に6体のDLCが順次配信される。<br/>
 
『スマブラDX』と『スマブラfor』にはモデル替えキャラと呼ばれる、制作コストを省くために、モーションの大部分が他のファイターからの流用で構成されているファイターがいる。それらはファイターを1体でも多く登場させることを目的として<ref name="nindori_anke_clone" />制作負担を抑えて作られたものであり、全てカットしたとしても新規のファイターは1体も増やせないとされている<ref name="return544_clone" /><ref name="return549_clone" />。『スマブラfor』のモデル替えキャラは元々[[カラーバリエーション]]として制作が進められたもので、途中でバランス的な個性がついたために枠が設けられたものである<ref name="colmn_vol463_clone" />。
 
『スマブラDX』と『スマブラfor』にはモデル替えキャラと呼ばれる、制作コストを省くために、モーションの大部分が他のファイターからの流用で構成されているファイターがいる。それらはファイターを1体でも多く登場させることを目的として<ref name="nindori_anke_clone" />制作負担を抑えて作られたものであり、全てカットしたとしても新規のファイターは1体も増やせないとされている<ref name="return544_clone" /><ref name="return549_clone" />。『スマブラfor』のモデル替えキャラは元々[[カラーバリエーション]]として制作が進められたもので、途中でバランス的な個性がついたために枠が設けられたものである<ref name="colmn_vol463_clone" />。
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キャラクターのデザインは、全員一定の同じ水準まで引き上げられている。各キャラクターの原作におけるデザインの描き込みの深さや色使いや感触は千差万別であり、それらがそのままのキャラクター達が並ぶと違和感が生じるためである<ref name="GDC_touitsu" /><ref name="columndx_touitsu" />。例えばマリオはデニムの描き込みが細かくなり、色彩には中間色が多様されている。オリマーの場合、原作での彼の宇宙服は何の装飾もないツルツルしたものだが、スマブラではポケットやボタンのようなものが追加されている。これらはスマブラ開発チームの解釈によって加えられた独自のものであり原作者の許諾を得ている<ref name="columndx_dokuji" /><ref name="return533_kaishaku" />。例外として、非ファイターのキャラクターの中には、処理負荷軽減のためや、そのキャラクターらしさを重視するために<ref name="column_vol464_flyingman" />、原作通りのドット絵で描かれた者もいる。<br />
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キャラクターのデザインは、全員一定の同じ水準まで引き上げられている。各キャラクターの原作におけるデザインの描き込みの深さや色使いや感触は千差万別であり、それらがそのままのキャラクター達が並ぶと違和感が生じるためである<ref name="GDC_touitsu" /><ref name="columndx_touitsu" />。例えば[[マリオ]]はデニムの描き込みが細かくなり、色彩には中間色が多様されている。[[オリマー]]の場合、原作での彼の宇宙服は何の装飾もないツルツルしたものだが、スマブラではポケットやボタンのようなものが追加されている。これらはスマブラ開発チームの解釈によって加えられた独自のものであり原作者の許諾を得ている<ref name="columndx_dokuji" /><ref name="return533_kaishaku" />。例外として、非ファイターのキャラクターの中には、処理負荷軽減のためや、そのキャラクターらしさを重視するために<ref name="column_vol464_flyingman" />、原作通りのドット絵で描かれた者もいる。<br />
 
キャラクターのサイズは、ゲームとして成立させるために再現は割り切られている。例えばオリマーの身長は原作の設定では3cmだが、スマブラにおいてはマリオより頭一つ小さい程度になっている。
 
キャラクターのサイズは、ゲームとして成立させるために再現は割り切られている。例えばオリマーの身長は原作の設定では3cmだが、スマブラにおいてはマリオより頭一つ小さい程度になっている。
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候補の選定にあたっては、国内外の人気調査や開発中ソフトのリサーチを行い<ref name="column_vol463" />、その結果とシリーズの分散と都合を加味しつつ、下記のことを判断基準としている。判断基準の中には時を経て変わったものもあり、例えば「[[むらびと]]」は一度は参戦できるキャラクターでは無いとされたが<ref name="ask5-2" />、後に『スマブラfor』で参戦している。
 
候補の選定にあたっては、国内外の人気調査や開発中ソフトのリサーチを行い<ref name="column_vol463" />、その結果とシリーズの分散と都合を加味しつつ、下記のことを判断基準としている。判断基準の中には時を経て変わったものもあり、例えば「[[むらびと]]」は一度は参戦できるキャラクターでは無いとされたが<ref name="ask5-2" />、後に『スマブラfor』で参戦している。
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『スマブラfor』では発売後、[[DLCファイター]]の選考に[[スマブラ投稿拳]]というオンラインアンケートが行われ、その結果[[ベヨネッタ]]が参戦した。ちなみにこれは『スマブラfor』のDLCに限らず今後のソフト制作の参考にすると明記されており、次作の『スマブラSP』で参戦したファイターの中には、その要望を受けて制作されたファイターがいる。
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『スマブラfor』では発売後、[[DLCファイター]]の選考に[[スマブラ投稿拳]]というオンラインアンケートが行われ、その結果[[ベヨネッタ]]が参戦した。ちなみにこれは『スマブラfor』のDLCに限らず今後のソフト制作の参考にすると明記されており、次作の『スマブラSP』で参戦するファイターの制作参考として利用されている<ref name="column_2015-2019_53P" />。
    
なお、'''[[モデル替えキャラクター]]だけはこれらの基準には当てはまらないとされている'''<ref name="column_vol463_clone" />。
 
なお、'''[[モデル替えキャラクター]]だけはこれらの基準には当てはまらないとされている'''<ref name="column_vol463_clone" />。
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*[[クリスタル]]<ref name="nindori_anke_crystal" /> ‐ クリスタルが参戦条件に当てはまらないキャラクターだとされたことは無いが、『スマブラX』のときに『スターフォックス』からの3体目としてクリスタルではなくウルフが選ばれた理由は語られたことがある。それによると、クリスタルはゼロから新規ファイターを作るのと同じだけの時間がかかるが、ウルフはフォックスやファルコで培った制作のノウハウを活かして短い時間で制作することが可能だったため、時間ギリギリで何とか入れることができたのだという。
 
*[[クリスタル]]<ref name="nindori_anke_crystal" /> ‐ クリスタルが参戦条件に当てはまらないキャラクターだとされたことは無いが、『スマブラX』のときに『スターフォックス』からの3体目としてクリスタルではなくウルフが選ばれた理由は語られたことがある。それによると、クリスタルはゼロから新規ファイターを作るのと同じだけの時間がかかるが、ウルフはフォックスやファルコで培った制作のノウハウを活かして短い時間で制作することが可能だったため、時間ギリギリで何とか入れることができたのだという。
 
*『スマブラfor』での[[アイスクライマー]]と[[ポケモントレーナー]] ‐ どちらも3DSでは動かすためのマシンパワーが足りず参戦を断念された<ref name="column_vol461_ic" /><ref name="column_vol462_poketore" />。アイスクライマーはWii U版では動かせる程度まで制作は進められていたが、どうしても3DS版では動かずカットされた<ref name="column_vol461_ic" />。
 
*『スマブラfor』での[[アイスクライマー]]と[[ポケモントレーナー]] ‐ どちらも3DSでは動かすためのマシンパワーが足りず参戦を断念された<ref name="column_vol461_ic" /><ref name="column_vol462_poketore" />。アイスクライマーはWii U版では動かせる程度まで制作は進められていたが、どうしても3DS版では動かずカットされた<ref name="column_vol461_ic" />。
*[[クロム]] ‐ [[マルス]]・[[アイク]]との中間の剣士になり他のファイターと比べて明快な特色が出ないため<ref name="column_vol457_chrom" />。のちに『スマブラSP』で参戦している。
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*[[クロム]] ‐ [[マルス]]・[[アイク]]との中間の剣士になり他のファイターと比べて明快な特色が出ないため<ref name="column_vol457_chrom" />。後に『スマブラSP』で参戦している。
 
*ファミコン探偵倶楽部のキャラクター ‐ 海外で通用しないからというのが一番の理由<ref name="return551_famitan" /><ref name="sugita_famitan" />。
 
*ファミコン探偵倶楽部のキャラクター ‐ 海外で通用しないからというのが一番の理由<ref name="return551_famitan" /><ref name="sugita_famitan" />。
 
*[[鷹丸]]<ref name="sugita_takamaru" />、『ファイナルファンタジー』シリーズのキャラクターの一部<ref name="famitsu_sakurai_nomura" /><ref name="nindori_201604" /> ‐ 知名度の問題。
 
*[[鷹丸]]<ref name="sugita_takamaru" />、『ファイナルファンタジー』シリーズのキャラクターの一部<ref name="famitsu_sakurai_nomura" /><ref name="nindori_201604" /> ‐ 知名度の問題。
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<ref name="nindori_201903">ニンテンドードリーム 2019年3月号 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL 大・特・集!! ディレクター 桜井政博さんインタビュー</ref>
 
<ref name="nindori_201903">ニンテンドードリーム 2019年3月号 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL 大・特・集!! ディレクター 桜井政博さんインタビュー</ref>
 
<ref name="nindori_201903_BtoW_Zelda">ニンテンドードリーム 2019年3月号 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL 大・特・集!! ディレクター 桜井政博さんインタビュー<br />“『ブレス オブ ザ ワイルド』の全体を知った時、とても困ったことがありまして…。『スマブラ』のゼルダはどう考えても、『ブレス オブ ザ ワイルド』のゼルダにはできないなという。基本的に『スマブラ』のゼルダは魔法力を使って王女然としたキャラクターでしたから。”</ref>
 
<ref name="nindori_201903_BtoW_Zelda">ニンテンドードリーム 2019年3月号 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL 大・特・集!! ディレクター 桜井政博さんインタビュー<br />“『ブレス オブ ザ ワイルド』の全体を知った時、とても困ったことがありまして…。『スマブラ』のゼルダはどう考えても、『ブレス オブ ザ ワイルド』のゼルダにはできないなという。基本的に『スマブラ』のゼルダは魔法力を使って王女然としたキャラクターでしたから。”</ref>
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<ref name="column_2015-2019_53P">桜井政博のゲームについて思うこと 2015-2019 63頁</ref>
 
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