ルキナ
ファイターとしてのルキナについては、それぞれ、「ルキナ (3DS/Wii U)」、「ルキナ (SP)」を参照
ルキナ | |
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![]() 『ファイアーエムブレム 覚醒』のルキナ ![]() |
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出典 | ファイアーエムブレムシリーズ |
デビュー | ファイアーエムブレム 覚醒 (2012年4月19日/3DS) |
スマブラ への出演 | スマブラforスマブラSP |
外部サイト の紹介記事 | Lucina - Fire Emblem Wiki |
ルキナ(Lucina)は、『ファイアーエムブレム 覚醒』に登場するキャラクター。
概要
『ファイアーエムブレム覚醒』に登場する、"裏剣ファルシオン"を携えた女性。主人公の一人であるクロムの娘にあたり、英雄王マルスの血を引く"イーリス聖王国"の王女。左眼に、聖王の血を引く証である"聖痕"を持つ。
彼女が幼い頃にクロムは死亡しており、復活した"邪竜ギムレー"によって世界が絶望に覆われていた。その中で生き抜くために、父の形見でもある"ファルシオン"を手に取り、願掛けを込めて英雄王マルスを模した服装で戦う。しかし状況は一向に良くならず、イーリス国は壊滅。最後の手段として"神竜ナーガ"の力を借り、過去改変をするために時間遡行をする。
クロムには「マルス」と名乗って接触し、未来を変えようとする。後に正体を明かし、クロムやルフレと共に戦う(クロムやルキナ達から見てマルスは約2000年前の人物であると思われ、当然別人。本人も騙すつもりはなかった)。マルスを名乗っていたときは、彼になりきるためか、髪を結って短髪のようにし、男の口調を用いていた。
過酷な未来を生き抜いた経験、そしてそんな未来を変えるという使命を帯び、そのために元の時代に戻れる保証もないままに時間を越えてきていることから、生真面目で強い責任感を持っている。また、他者を思いやる心優しい性格の持ち主でもある。
敵対者に対しては強い口調で話すものの、基本的には家族や同年代の仲間にすらも丁寧語で話す。
しかしながら、笑い・ファッション・ネーミングセンスなどの感性が他人と大きくズレており、しばしば相手を困惑させる天然な一面も持ち合わせている。
父から手ほどきを受けた剣の腕前は仲間内でも一目置かれるほどだが、同時に「訓練で壁を壊す」という悪癖までも受け継いでしまっている。
ちなみに、持っているファルシオンはマルスのものと同一のものだが、デザインは大きく変わっている。
その理由は「神竜ナーガの牙によって作られた刀身は劣化することはないが、人間によって作られる柄の部分は劣化するので、作り直す必要があるため」というものに由来する。
ユニットの性能としては、専用装備である裏剣ファルシオンがそこそこ強いうえ、回数制限も無いため使い勝手もかなりよい。
また、「マスターロード」へクラスチェンジすることで習得できるスキルも強力なので、別系統へのクラスチェンジを経ずとも十分主戦力になり得る。
『ファイアーエムブレムif』にも自身のamiiboを読み込むことで登場。読み込んだ際に行われる英雄戦に勝利すると仲間になる。
曖昧に示唆される他英雄と違い、ルキナとルフレは『覚醒』から名前を変えて登場しているラズワルド(アズール)、オーディン(ウード)、ルーナ(セレナ)と戦った際の特殊会話で「自分の知ってるルキナ(ルフレ)ではない」と発している。
このことから彼女達および、amiiboの英雄達は原作世界の住人ではなく、『スマブラ』世界の住人であることがはっきりと描写されている事となる。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
シリーズ4・5作目の『スマブラfor』から登場。2014年7月14日に公開されたムービー『剣と魔法と炎の紋章』でルフレとともに参戦が発表された。発売前に参戦が発表されたファイターの中では唯一の隠しキャラクターとして登場している[1]。『スマブラSP』には2018年6月13日に放送された『Nintendo Direct: E3 2018』で当作の情報が公開されると同時に参戦することが明らかになった。
ルキナは開発始めは、マルスのカラーバリエーションとして『スマブラfor』に登場することが検討されていた。彼女の参戦は「ラッキー」だと桜井政博は述べている[2]。
デザインは「ロード」クラスに基づいているが、背中のマントにはイーリス聖王国の紋章が描かれている[3]。
日本版での声は原作同様、小林ゆうが務める。『スマブラSP』では『スマブラfor』で収録された音声が流用されている。
祖先であるマルスとまったく同じ剣術を使う、『スマブラ』ではロイに続く二人目のマルスのモデル替えキャラである。運動能力もマルスとほぼ同じだが、体格はやや小さい。
剣の長いリーチと、剣の先端ほど強いという特徴のシナジーによる「流麗な剣術」がコンセプトのマルスに対し、ロイは長いリーチを持っていながら攻撃の最大威力は剣の根本に在る「未熟だが潜在力がある剣質」[4]がコンセプトだったが、ルキナは剣の位置による強弱が無く、初心者でも扱いやすいものになっている。そのため、風切りはマルスのようにエッジの強調されたものではなくなっている。
原作では、父クロムに剣術を教わったためにクロムとよく似通った剣術を披露するが、後にクロムがマルスのモデル替えキャラとして初登場したロイのダッシュファイターとして参戦したために、逆説的に父と似た剣術という形になったのは、運命と呼べるだろう。
アートワーク
ゲーム中の解説
- [3Uフィギュア名鑑] ルキナ
- イーリス聖王国王子・クロムの娘で、未来のイーリス王女。絶望の未来から時空を超えてやって来たが、最初はマルスを名乗っていた。やがて自らの正体と目的を明かし若きクロムと行動を共にする。『スマブラ』では素早い動きと鋭い剣技が魅力的。マルスと同じようなワザを使うが、攻撃力は剣の場所を問わず一定だ。
- (3DS) ファイアーエムブレム 覚醒 (2012/04)
- [3Uフィギュア名鑑] ルキナ(EX)
- 似たようなワザを使うルキナとマルスだが、特徴に差がある。マルスは剣先での攻撃が強いのに対して、ルキナは剣の場所を問わず威力が一定。ルキナのほうが扱いやすいだろう。「シールドブレイカー」は、攻撃すると同時に相手のシールドを削る特殊能力を併せ持つ。最大にためると一撃でシールドを破壊できる。
- (3DS) ファイアーエムブレム 覚醒 (2012/04)
- [WiiUフィギュア名鑑] 必殺の一撃(ルキナ)
- ルキナの切りふだは、剣を振りかざしてから、前方に高速で移動してぶつかったライバルに強烈な一撃をお見舞いする。蓄積ダメージが少ない重量級のライバルでも、一発で撃墜を狙えるほどのふっとばし力が最大の長所だ。空中で繰り出す場合は、誰にも当たらないとステージの外へ飛び出してしまうので注意。
使用ワザの名称一覧
- 通常攻撃のワザ名は公式攻略本より引用。
スマブラfor | スマブラSP | |
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弱攻撃 | スラッシュ → コンビネーションスラッシュ | |
ダッシュ攻撃 | レイドチョップ | |
横強攻撃 | ハードエッジ | |
上強攻撃 | アンチエアスラッシュ | |
下強攻撃 | ロースラスト | |
横スマッシュ攻撃 | ドラゴンキラー | |
上スマッシュ攻撃 | ジャスティスソード | |
下スマッシュ攻撃 | ワールウィンド | ワールウインド[5] |
通常空中攻撃 | ダブルスラッシュ | |
前空中攻撃 | フラッグカット | |
後空中攻撃 | アッパースイング | |
上空中攻撃 | ルナスラッシュ | |
下空中攻撃 | ハーフムーン | |
つかみ攻撃 | つかみニーバット | |
前投げ | ロールオーバー | エルボーバット |
後投げ | レッグフッカー | |
上投げ | キャスティング | |
下投げ | グラブドロップ | |
通常必殺ワザ (1) | シールドブレイカー | |
通常必殺ワザ2 | ストームスラスト | |
通常必殺ワザ3 | アサルトダッシュ | |
横必殺ワザ (1) | マーベラスコンビネーション | |
横必殺ワザ2 | イージーコンビネーション | |
横必殺ワザ3 | ヘビーコンビネーション | |
上必殺ワザ (1) | ドルフィンスラッシュ | |
上必殺ワザ2 | クレセントスラッシュ | |
上必殺ワザ3 | ドルフィンハイジャンプ | |
下必殺ワザ (1) | カウンター | |
下必殺ワザ2 | イージーカウンター | |
下必殺ワザ3 | 居合いカウンター | |
最後の切りふだ | 必殺の一撃 |
動作などの元ネタ
ワザ
「マルス」も参照
- 通常必殺ワザ:シールドブレイカー
- 左手を添えながら剣を引き戻すときの動作は、原作におけるルキナの戦闘中立ちモーションに近い。
- マルスと同じ各種剣技
- 『覚醒』に魔符として登場する"スターロードのマルス"は、ルキナとモーションを共有している。
- また『if』や『Echoes もうひとりの英雄王』、『エンゲージ』においてもマルスとルキナは一部のモーションを共有している。
- 下必殺ワザ:カウンター / 上アピール / 勝利演出・左 / 3U 公式イラストのポーズ
- 原作における"マルス"としての公式イラスト、および劇中ムービーで披露した構えと同じ。この構えはクロムの剣の構えを左右反転したものであるが、これは剣術を父クロムから教わったためである。
その他
- ジャンプ
- マルスと共通のモーションだが、原作パッケージイラストを彷彿とさせる。
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▲マルスを名乗っていた時は髪を結っており短かった。 |
- 勝利演出・左
- 剣を左右に振り、頭の上で回してから構えるという流れは『エンゲージ』で紋章士ルキナが顕現された際のムービーに逆輸入された。
- ただし、『スマブラ』では始めに剣を左右に振り下ろしているのに対して、『エンゲージ』では振り上げているという違いがある。
- 剣を左右に振り、頭の上で回してから構えるという流れは『エンゲージ』で紋章士ルキナが顕現された際のムービーに逆輸入された。
台詞
雑多なものや、説明不要と思われるものは省く。
- 横アピール:「負けられませんから」
- 敵を撃破したときの台詞。
- 最後の切りふだ:「運命を変えます!」
- 必殺(または特定のスキル)を発動したときの台詞。
- 被撃墜時:「こんなところで!」
- HPが0になったときの台詞。原作では仰向けに倒れ「こんな…ところで…」と言いながら、左手を空に向かって伸ばしてから、その手を腹部に置き寝る。
主な登場作品
- ファイアーエムブレム 覚醒 (2012/3DS)
- Code Name: S.T.E.A.M. リンカーンVSエイリアン (2015/3DS) ※amiibo使用で登場
- ファイアーエムブレム if[6] (2015/3DS)
- PROJECT X ZONE 2 : BRAVE NEW WORLD (2015/3DS)
- ファイアーエムブレム ヒーローズ (2017/iOS・Android)
- ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王[6] (2017/3DS)
- ファイアーエムブレム無双 (2017/Switch・New3DS)
- ファイアーエムブレム エンゲージ (2023/Switch)
脚注
外部リンク
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ファイアーエムブレムシリーズ | |
ファイター | マルス:DX/X/for/SP - ロイ:DX/for/SP - アイク:X/for/SP - ルキナ:for/SP - ルフレ:for/SP - カムイ:for/SP - クロム:SP - ベレト/ベレス:SP |
ステージ | 攻城戦 - フェリア闘技場 - 闘技場 - ガルグ=マク大修道院 |
その他の出演 | ソティス |
アイテム | キルソード |
アシストフィギュア | リン - 漆黒の騎士 - チキ |
音楽 | ファイアーエムブレムシリーズの音楽の一覧 |
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