ディディーコング
ファイターとしてのディディーコングについては、それぞれ、「ディディーコング (X)」、「ディディーコング (3DS/Wii U)」、「ディディーコング (SP)」を参照
ディディーコング | |
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『ドンキーコング トロピカルフリーズ』のディディーコング |
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出典 | ドンキーコングシリーズ |
デビュー | スーパードンキーコング (1994年11月26日/SFC) |
スマブラ への出演 | スマブラXスマブラforスマブラSP |
外部サイト の紹介記事 | ディディーコング - Wikipedia Diddy Kong - Super Mario Wiki, the Mario encyclopedia |
ディディーコング(Diddy Kong)は、『ドンキーコング』シリーズ、および『マリオ』シリーズに登場するキャラクター。
概要
ドンキーコングの相棒のチンパンジー。尻尾を使った技が得意。やはり彼もバナナには目がない。「Nintendo」のロゴがプリントされた帽子[1]がトレードマーク。『スーパードンキーコング2』ではヒップホップ(サーフミュージック?)を歌ったりジャグリングをしたり、『ドンキーコング64』ではノリノリでエレキギターを演奏したりと、多芸。
『スーパードンキーコング』で初登場。ドンキーにバナナ倉庫の見張り番を言いつけられるが、クレムリン軍団に捕まり、タルに閉じ込められてジャングルに放り込まれてしまう。ドンキーに助けられたディディーは、共にバナナを取り戻すための旅に出る。
『スーパードンキーコング2』ではさらわれたドンキーを救出するため、ガールフレンドのディクシーコングと共に主役として奮闘した。
一方『スーパードンキーコング3』ではドンキーと一緒にさらわれてしまい、主人公のディクシーとディンキーコングが探しに向かう。
ドンキーより力が弱く一部の敵を倒すことができない、ディクシーのようなポニーテールによる滑空を持たないなど、普通にゲームを進めるのにはやや不利な性能だが、ドンキーやディクシーと比べて移動スピードに優れており、よりスピーディな展開を求める上級者向きのキャラである。
『ドンキーコング』シリーズに限らず、ドンキーと一緒に『マリオ』のスポーツゲーム登場することもある。また、『ディディーコングレーシング』という自身の名を冠したゲームが発売されたことも。友人のティンバーの呼びかけに応じ、ティンバーアイランドを救うために手を貸すというストーリー。なお、この作品では他の『ドンキーコング』シリーズのキャラクターは登場しない(海外で発売されたDSの移植版にはほかのコングが登場している)。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
シリーズ3作目の『スマブラX』から登場。『スマブラX』には2007年8月22日に、『スマブラfor』には2013年10月1日に、公式サイトで参戦が発表された。『スマブラSP』には2018年6月13日に放送された『Nintendo Direct: E3 2018』で当作の情報が公開されると同時に参戦することが明らかになった。『スマブラfor』までの作品においては最初から選択可能なファイターとして、『スマブラSP』では隠しキャラクターとして登場している。
開発者によると、ディディーコングが選ばれた理由は、参戦していないのが不思議だと言われる程の人気があったため[2]。
声はSEによる『スマブラ』独自のものとなっている。
サルらしいアクロバティックな動きと、下必殺ワザで生成する「バナナのかわ」を使ったトリッキーな戦いが持ち味[3]。『スマブラfor』では動きのしなやかさが追求され[4]、同じコングファミリーのランキーコングほどではないが、攻撃時に腕がゴムのようによく伸びるようになった。
アートワーク
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『スマブラX』
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『スマブラfor』
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『スマブラSP』
亜空の使者における役割
クッパが奪ったバナナを取り戻すためにドンキーコングとともに立ち上がる。しばらくしてバナナを見つけるも、これはクッパが仕組んだ罠で、"ダークキャノン"で狙われる。それを知ったドンキーが自分を逃がす形で戦闘不能となり敵に捕らわれてしまう。ディディーはドンキーを助けるべく、冒険の道中で出会ったフォックスとファルコを半ば無理矢理連れて行く。
このことから、『スマブラ』においてはやや強引な性格とされていることがうかがえる。
ゲーム中の解説
- [Xフィギュア名鑑] ディディーコング
- ドンキーコングの相棒。小さな身体を存分に生かした素早い動きと長い尻尾が特徴。普段はドンキーコングのあとをついて行くことが多い。ガールフレンドであるディクシーコングとともにさらわれたドンキーコングを助けに向かったこともある。音楽の演奏やレースへの出場などタルを扱うのがうまい。
- (SFC) スーパードンキーコング
- (N64) ドンキーコング64
- [Xフィギュア名鑑] バレルジェットパニック
- 背中にバレルジェット、両手にピーナッツポップガンを装備。フィールドを飛びまわりながらピーナッツ・ポップガンを連射して攻撃することが可能。バレルジェットは、左右の傾きで移動制御をおこなう。ピーナッツ・ポップガンは真下に弾を撃つ。よって、体の傾きと攻撃方向制御の腕前が問われるワザである。
- (Wii) 大乱闘スマッシュブラザーズX
- [3Uフィギュア名鑑] ディディーコング
- ドンキーコングの頼れる相棒。赤い帽子と赤い服、背中の「バレルジェット」がトレードマーク。『スマブラ』では素早く動いて攻めるのが得意。「バレルジェット」は、発動時にボタン長押しで飛距離を延ばすことが可能で、上昇する方向を左右で調整できる。「バナナのかわ」で相手を転ばせ、そのスキに痛い一撃を狙うのも有効。
- (SFC) スーパードンキーコング (1994/11)
- (N64) スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー (1995/11)
- [3Uフィギュア名鑑] ディディーコング(EX)
- 下必殺ワザで後ろに投げる「バナナのかわ」は、通常アイテムと同様の扱いになる。ライバルに拾われると、逆に利用されてしまうので注意だ。「モンキーフリップ」は、前方に回転ジャンプして相手をつかむ横必殺ワザ。ジャンプ中にボタンを押すとキック攻撃を繰り出す。つかんでからは、ボタンで追加攻撃、ジャンプ入力で高く飛べる。
- (SFC) スーパードンキーコング (1994/11)
- (N64) スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー (1995/11)
- [WiiUフィギュア名鑑] バレルジェットパニック
- ピーナッツ・ポップガンを二丁構え、爆発する弾を撃つ、ディディーコングの最後の切りふだ。背中のバレルジェットで宙を自由に飛びまわり、ぶつかった相手にダメージを与える。全身がピカピカ点滅し出したらもうすぐ終わる合図。ジェットは最後に爆発するので、ライバルたちを巻き込んで、さらなるダメージを狙っていこう。
使用ワザの名称一覧
- 通常攻撃のワザ名は公式攻略本より引用。
スマブラX | スマブラfor | スマブラSP | |
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弱攻撃 | [ライトフラップ → レフトフラップ → フットプッシュ → テイルダンス] | [〃][5] → テイルフィニッシュ | サイドフラップ → ラウンドフラップ → サイドキック |
ダッシュ攻撃 | ローリングアタック | ローリングスラップ | |
横強攻撃 | ダブルアーム | ||
上強攻撃 | オーバーヘッドスラップ | ||
下強攻撃 | ハンドクラップ | ||
横スマッシュ攻撃 | ダブルラリアット | スラップ&ビート[6] | |
上スマッシュ攻撃 | スパイラルビート | トリプルアタック | |
下スマッシュ攻撃 | ターニングレッグ | ||
通常空中攻撃 | ディディーロール | ||
前空中攻撃 | スクリューキック | ||
後空中攻撃 | クイックバックスピン | ||
上空中攻撃 | ターンキック | ||
下空中攻撃 | ハンマーメテオナックル | ||
つかみ攻撃 | つかみヘッドバッド | ||
前投げ | ロックスルー | ||
後投げ | バックロックスルー | ||
上投げ | グラブキック | ||
下投げ | リープフロッグ | ||
通常必殺ワザ (1) | ピーナッツ・ポップガン | ||
通常必殺ワザ2 | 爆発ポップガン | ||
通常必殺ワザ3 | ビッグピーナッツ | ||
横必殺ワザ (1) | モンキーフリップ | ||
横必殺ワザ2 | バックフリップ | ||
横必殺ワザ3 | ハイジャンプモンキーフリップ | ||
上必殺ワザ (1) | バレルジェット | ||
上必殺ワザ2 | ヘビージェット | ||
上必殺ワザ3 | 爆裂バレルジェット | ||
下必殺ワザ (1) | バナナのかわ | ||
下必殺ワザ2 | しびれるバナナ | ||
下必殺ワザ3 | ふっとぶバナナ | ||
最後の切りふだ | バレルジェットパニック | ハイパーバレルジェット |
動作などの元ネタ
ワザ
- ダッシュ攻撃:ローリングアタック X
- 『スーパードンキーコング』シリーズでの攻撃方法。連続で敵を倒すほど速さが増す。
- 3USP「ローリングスラップ」はこれを基にアレンジされている。
- 通常空中攻撃:ディディーロール
- 回転の仕方やポージング自体は、『スーパードンキーコング』の「ローリングアタック」に似ている。無論(と言うべきか)、原作では空中でローリングアタックを出すことはできない。
- 前投げ
- 『スーパードンキーコング』シリーズでアイテムのタルや箱を投げる動作に似ている。
- 通常必殺ワザ:ピーナッツポップガン
- 『ドンキーコング64』で登場した武装。原作では二挺構え。『スマブラ』では「亜空の使者」のムービーと最後の切りふだで二挺構えをしている。
- 横必殺ワザ:モンキーフリップ
- 週刊ファミ通 2008年1月18日増刊号の別冊付録「ファミ通スマブラ拳!!『大乱闘スマッシュブラザーズX』開眼の書」では、直接の元ネタではないが『スーパードンキーコング』のローリングアタックがイメージに近いという紹介がされている。
- 『マリオストライカーズチャージド』に同名のフェイントアクションがある。
- 横必殺ワザ2:バックフリップ 3U
- 『ドンキーコング64』の全キャラ共通アクション。
- 上必殺ワザ:バレルジェット X以降
- 『ドンキーコング64』で登場した武装。ディディーの顔が描かれたタルに入ることで使用でき、アイテムが尽きるまで自由に空中を飛行することができた。最後の切りふだ同様、ピーナッツポップガンを構えて飛行する。
- 『マリオテニスGC』、『マリオバスケ3on3』でもバレルジェットは使用するが、『ドンキーコング64』や『スマブラ』のものとデザインが大きく異なる。
▲左は『ドンキーコング64』、右は『マリオテニスGC』 |
- 下必殺ワザ:バナナのかわ
- 『マリオカート』シリーズより。『マリオカート ダブルダッシュ!!』ではドンキーとディディー専用のバナナのかわもあった。
- 最後の切りふだ:バレルジェットパニック X3U
- 自由が利かない操作性は、『ドンキーコング64』のバレルジェットの再現[7]。
その他
- 上アピール:帽子を上に投げてキャッチ
- 『スーパードンキーコング』でボスを倒したときのポーズ。
- 下アピール:頭上で4回手を叩く
- 『マリオバスケ3on3』でシュートを決めた時や、試合に勝利した時のポーズ(公式サイトの動画)。
- 待機 / しゃがみ / 歩行 / ダッシュ / 地上前ジャンプ
- 『スーパードンキーコング』シリーズと同じ動作。
- 空中前ジャンプ
- 『スーパードンキーコング』で敵を踏みつけたときに跳ねる動作。
- しゃがみ歩き
- 『スーパードンキーコング』で洞窟の中の狭い道を通る動きに似ている。
- 大型のアイテムを持ち上げる、投げる
- 『スーパードンキーコング』シリーズでアイテムのタルを持つ、投げる動作に似ている。
- 登場演出
- 『スーパードンキーコング』に登場する「DKバレル」から出てくる。DKバレルはパートナーのコングがやられていなくなっているときにパートナーが入っているタル。
- 拍手 X
- 向きや表情は違うが『スーパードンキーコング』の待機モーションに似ている。
主な登場作品
- スーパードンキーコング (1994/SFC[8])(2003/GBA)
- スーパードンキーコングGB (1995/GB[9])
- ドンキーコング2001 (2001/GBC)
- スーパードンキーコング2 ディディー&ディクシー (1995/SFC[8])(2004/GBA)
- ドンキーコングランド (1996/GB[9])
- ディディーコングレーシング (1997/N64)
- ドンキーコング64 (1999/N64[10])
- ドンキーコンガ (2003/GC)
- マリオvs.ドンキーコング (2004/GBA)
- ドンキーコングジャングルビート (2004/GC)
- ぶらぶらドンキー (2005/GBA[10])
- ドンキーコング たるジェットレース (2007/Wii)
- ドンキーコング ジャングルクライマー (2007/DS)
- ドンキーコング リターンズ (2010/Wii)
- ドンキーコング リターンズ 3D (2013/3DS)
- ドンキーコング トロピカルフリーズ[11] (2014/Wii U) (2018/Switch)
など
備考
- 『スマブラX』ではディクシーコングとのペアで参戦し、『スーパードンキーコング2』のようにタッチすることで瞬時に入れ替わりつつ戦うファイターになる予定だったが、実現が難しくディディーコング単体の参戦になった[2]。
脚注
- ↑ 「Nintendo」のロゴがプリントされた帽子は、2002年に開発元であるレア社がマイクロソフトに買収された際に『スーパードンキーコング』シリーズのキャラクター版権を任天堂が買い取ったことを機にかぶるようになった。それ以前は単に赤い帽子だった。
- ↑ 2.0 2.1 週刊ファミ通 2008年2月29日増刊号 〃
“じつは、ディディーコングはディクシーコングとペアで出すつもりでした。タッチすることでふたりを瞬時に入れ替えるようなシステムを作って。でも、いろいろと難しい部分があって早々とカットしました。ディディーコングを選んだのは、むしろ参戦していないのが不思議だと言われるくらい人気があったので。” - ↑ 週刊ファミ通 2008年2月29日増刊号 直撃!!桜井政博さんインタビュー 新規参戦キャラクターについて聞く 後編
“動きもおもしろいものができました。これは、モーションデザイナーの努力に尽きます。サルらしく、あちこちを駆け巡る様子がよく表現できているし、"バナナのかわ"を投げて相手を転ばせるところなんて、小憎らしくていいでしょ?” - ↑ ディレクターズルームの投稿 2014/2/21
- ↑ []内は以前と同じ。
- ↑ ワザ名のみの変更で、モーションに大きな違いはない。
- ↑ 週刊ファミ通 2008年2月29日増刊号 〃
“最後の切りふだのバレルジェットパニックの自由が利かないもどかしさは、『ドンキーコング64』でのバレルジェットの操作感を再現しました。『バンゲリングベイ』にも通じるものがあるかな(笑)。” - ↑ 8.0 8.1 Wii/Wii U/New3DSでバーチャルコンソールが配信された他、Switchでは有料オンラインサービス『Nintendo Switch Online』加入者限定ソフトの収録タイトルとして配信された。
- ↑ 9.0 9.1 3DSでバーチャルコンソールが配信された。
- ↑ 10.0 10.1 Wii Uでバーチャルコンソールが配信された。
- ↑ Switch版『ドンキーコング トロピカルフリーズ』公式サイト
外部リンク
- スマブラ拳!! (X):ディディーコング
- 大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U:ディディーコング
- 『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』公式サイト:ディディーコング
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