ベレト
ファイターとしてのベレト/ベレスについては、「ベレト (SP)」を参照
ベレト / ベレス | |
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『ファイアーエムブレム 風花雪月』のベレト |
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出典 | ファイアーエムブレムシリーズ |
デビュー | ファイアーエムブレム 風花雪月 (2019年7月26日/Switch) |
スマブラ への出演 | スマブラSP |
外部サイト の紹介記事 | Byleth - Fire Emblem Wiki |
ベレト(Byleth)、またはベレスは、『ファイアーエムブレム 風花雪月』に登場するキャラクター。また、そのデフォルトの名前。
概要
『ファイアーエムブレム 風花雪月』の主人公で、プレイヤーの分身となるマイユニット。本作のマイユニットは過去作のルフレやカムイと異なり、見た目を変える機能はなく、名前と性別、誕生日のみが設定できる。デフォルトネームは男性がベレト、女性がベレス。海外ではどちらも同じスペルのBylethで、読みは「バイレス」となっている。
幼少の頃から感情に乏しく世間離れで、自身の出自も詳しくわかっていない。元は父のジェラルトが率いる傭兵団の1人としてフォドラの地を巡る日々を送っていた。
ある日、盗賊に襲われていた士官学校の生徒でフォドラ3国の嫡子達を救ったことからその能力を見出され、セイロス教の総本山"ガルグ=マク大修道院"に教師として身を置き、それぞれの国の出身者で集められた学級の1つの担任となる。その頃から自身の心の中に不思議な少女ソティスが住まうようになり、語りかけられるようになる。
3国の思惑や教団を取り巻く不穏な動きがありながらも、時に生徒達を導き、時に実戦に赴き戦場を指揮して生徒と絆を育む日々を過ごす。しかし、教師となって1年が過ぎようとした時に起きたある事件によって永い眠りに陥る。時を同じくして3大国の均衡が崩れ、フォドラは戦争状態になってしまう。
5年後、戦乱のフォドラで目覚めたかつての教師は、再会した教え子達と共に、異なる正義を掲げる国として他学級の生徒達との殺し合いの日々を生き抜かねばならなくなったのである…。
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
詳細は「ベレト (SP)」を参照
ファイターとして初参戦。2020年1月16日に事前に参戦するファイターを伏せたまま放送された『ベレト / ベレスのつかいかた』の冒頭で公開されたムービー『風花雪撃』で、追加コンテンツ第5弾として参戦することが発表された。同放送で配信時期も発表され、1月29日に配信が開始された。
ベレト/ベレスの参戦は、歴史のある作品のキャラクターが採用されがちだったことに振り幅を広く持たせることをテーマ[1]としており、『ファイアーエムブレム 風花雪月』が開発中の段階から、全ての内容を把握したうえで制作の着手が行われた[2]。
デフォルトカラーは男性のベレトで、色変えで女性のベレスを選ぶことが出来る。
日本版での声は原作同様、ベレトを小林裕介、ベレスを伊藤静が務める。
原作で物語の謎に係る天帝の剣を持ち蛇腹状に伸びてリーチの長い攻撃を出せる他にも、作中で3学級の級長が第2部で得物としていた英雄の遺産も扱う。既に十数体の剣士が参戦している中で、ベレト/ベレスは原作のテーマをもたらす意図から、3人の級長が持つ英雄の遺産をワザの入力方向に取り入れることで独自の戦術を持たせている[1]。
4つの武器(剣・槍・斧・弓)はそれぞれ4方向の入力に対応して繰り出せ、それぞれワザの特徴が異なる。武器に合わせた間合いで立ち回ることで最大限の力を発揮できる「間合いの鬼」がコンセプトになっている[2]。
アートワーク
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『スマブラSP』
ベレト -
『スマブラSP』
ベレス
使用ワザの名称一覧
弱攻撃 | (未公表) |
ダッシュ攻撃 | (未公表) |
横強攻撃 | (未公表) |
上強攻撃 | (未公表) |
下強攻撃 | (未公表) |
横スマッシュ攻撃 | (未公表) |
上スマッシュ攻撃 | (未公表) |
下スマッシュ攻撃 | (未公表) |
通常空中攻撃 | (未公表) |
前空中攻撃 | (未公表) |
後空中攻撃 | (未公表) |
上空中攻撃 | (未公表) |
下空中攻撃 | (未公表) |
つかみ攻撃 | (未公表) |
前投げ | (未公表) |
後投げ | (未公表) |
上投げ | (未公表) |
下投げ | (未公表) |
通常必殺ワザ | 魔弓 フェイルノート |
横必殺ワザ | 魔槍 アラドヴァル |
上必殺ワザ | 魔剣 天帝の剣 |
下必殺ワザ | 魔斧 アイムール |
最後の切りふだ | 神祖破天 |
動作などの元ネタ
ワザ
- 英雄の遺産
- かつて女神が解放王ネメシスとフォドラ十傑に与え、邪神との戦いに使われたとされる伝説の武具。現在は十傑の血を引く者たちの家系に代々受け継がれている。
- 「紋章石」と呼ばれる石がはめ込まれており、対応する紋章を宿す者でなければ扱いきれない。紋章を宿している者ならば、一致していなくとも使うことはできるが、どの紋章も持っていない者が使うと体に大きな負担がかかり、最悪の場合肉体が耐えきれず魔獣と化してしまう。
ゲーム上では、紋章を持たないユニットが使用すると10HP分のダメージを戦闘後に受けたり、一致でした紋章でなければ戦技を使用できないといった制限が掛けられている。
- 「紋章石」と呼ばれる石がはめ込まれており、対応する紋章を宿す者でなければ扱いきれない。紋章を宿している者ならば、一致していなくとも使うことはできるが、どの紋章も持っていない者が使うと体に大きな負担がかかり、最悪の場合肉体が耐えきれず魔獣と化してしまう。
- 『スマブラ』内に登場する4種の英雄の遺産には各武器を端的に表す冠詞が付けられているが、原作では名称だけで呼ばれている。
- かつて女神が解放王ネメシスとフォドラ十傑に与え、邪神との戦いに使われたとされる伝説の武具。現在は十傑の血を引く者たちの家系に代々受け継がれている。
- 弱攻撃 / ダッシュ攻撃 / 強攻撃 / 上スマッシュ攻撃 / 上空中攻撃 / 上必殺ワザ:魔剣 天帝の剣
- 1000年前に解放王ネメシスが所持していた英雄の遺産。聖者セイロスの遺骨が入っているはずの棺に保管されており、聖廟に侵入した西方教会によって封印が解かれるが、ベレト/ベレスが奪取。ネメシスと同じ「炎の紋章」を身に宿していたため天帝の剣の力を振るうことができ、そのまま侵入者を撃退。以降は大司教レアから素質を確信され剣を託される。
- 他の英雄の遺産にはあるはずの紋章石が何故かはめ込まれていない。加えてベレト/ベレス以外には本来の性能を引き出せず(重量が大幅に増加する扱いになり)、たとえ紋章持ちであってもまともに扱えない。
- 弱攻撃の百裂派生は、天帝の剣の専用戦技「破天」(覇天)のアニメーションを再現している。
- ダッシュ攻撃と横強攻撃は、剣を装備した時の攻撃で同じ動作がある。
- 下スマッシュ攻撃 / 下空中攻撃 / 下必殺ワザ:魔斧 アイムール
- 第2部でエーデルガルトが使用する斧。厳密には英雄の遺産とは異なる、専用の紋章石改造武器だが、その能力や見た目から、同じ技術で作られたものであると推測される。
- 下スマッシュ攻撃の振り回しは、アイムールの専用戦技「狂嵐」のアニメーションを再現している。
- 下空中攻撃の振り下ろしは、「紅花の章」最終盤のムービーでの、エーデルガルトがアイムールを振り下ろす動きに似ている。
- 下必殺ワザの振り下ろしは、斧装備で必殺の一撃発動時の動作と同じ。また、一部を除き斧で戦技を発動した際には、地面に亀裂が入る演出も発生する。
- 横スマッシュ攻撃 / 前・後空中攻撃 / 横必殺ワザ:魔槍 アラドヴァル
- ディミトリのブレーダッド家に継承されている槍。
- 横スマッシュ攻撃の動きは、ディミトリの専用クラスであるマスターロードで使える戦技、「幻月」の突きの部分の動きに似ている。
- 横必殺ワザで大きく薙ぎをしたり空中で回転しながら繰り出すのは、ディミトリの槍装備時の攻撃動作に似ている。特にアラドヴァルの専用戦技「無惨」の動きが近いか。
- 通常空中攻撃 / 通常必殺ワザ:魔弓 フェイルノート
- クロードのリーガン家に受け継がれている弓。
- 通常空中攻撃の弓を回転させる攻撃は、手に持った矢を回すクロードの待機モーションに通じるものがある。
- 通常必殺ワザの構えは、ベレト/ベレスの弓装備時の攻撃モーションや、フェイルノートの専用戦技「落星」のアニメーションに似ている。
- 弱攻撃の格闘術
- 籠手を装備した時の攻撃で見せる格闘術が基になっている。1段目の手刀は原作では見られないが、殴打で攻撃はする。
- ちなみに格闘はベレト/ベレスの得意技能の一つ。
- 最後の切りふだ:神祖破天
その他
- 立ち姿勢 / 待機モーション・立ち絵の構え / 歩行 / 下アピール・勝利演出(左):胸に手を当てる
- それぞれ、戦闘時と戦闘勝利時で見られるポーズと同じ。これらは性別によってポージングが少し変わっているのも再現している。
- 下アピールは、剣装備で敵を撃破した時に見せるポーズと同じ。
- 待機モーションのポーズは、マップ上でベレト/ベレスを選択した時の動き。
- しゃがみ:顎に手を当てて思案する
- 選択肢が表示される際などにベレトが思案する時の仕草と同じ。
- ちなみに原作のベレスは、片手で肘を当てもう片手を頬に寄せる仕草を取る。
- シールド
- 剣装備で防御した時のポーズと同じ。
- 地上回避
- 大半の通常職で、攻撃を回避すると前転かステップで回避する動作を取る。
- 横アピール
- 剣を前に構える動作は、ベレト以外の男性ユニットが、剣装備で敵を撃破した時に見せるポーズに似ている。
- スペシャルフラッグ使用後にガッツポーズ
- 試験や料理などに成功した時に見せる仕草と同じ。
- 勝利演出・上
- 英雄の遺産が地面に突き刺さっている光景は、ゲームオーバー画面を基にした構図となっている。
- 台詞の「この経験は糧になる」と合わせると、一つの選択や、ゲームへの知識が、後の展開や成長を大きく変え得るシミュレーションRPGのゲーム性を体現したメッセージを持たせたものなのかもしれない。
- 勝利演出・右
- ベレトの天帝の剣で地面を打ち付ける動作は、原作で遠距離攻撃で必殺が発動した時の攻撃の一部にある。
- ベレスの動作は、ベレト/ベレスの専用職「ニルヴァーナ」で剣装備で敵を撃破した時に見せるポーズと同じ。
台詞
雑多なものや、説明不要と思われるものは省く。
いずれも第一部での台詞。第二部では大半が異なる台詞になる。
- 最後の切りふだ:「これで決める!」
横アピール:「その身で学べ!」 / 「その身で学んで!」
勝利演出・左:「導いて見せる!」
勝利演出・右:「迷いを晴らす!」- 必殺が発動した時の台詞。
- 横アピール:「焦らず戦おう」
- マップ上で体力が多い時にベレト/ベレスを選択した時に発する。
- 勝利演出・上:「この経験は糧になる」
- 敵を撃破した時の台詞の一つ。
主な登場作品
- ファイアーエムブレム 風花雪月 (2019/Switch)
- ファイアーエムブレム ヒーローズ[3] (2017/iOS・Android)
- ファイアーエムブレム 無双 風花雪月 (2022/Switch)
- ファイアーエムブレム エンゲージ[4] (2023/Switch)
備考
- 『スマブラSP』の参戦ファイターの中では、原作の発売日が最も新しい。
- Nintendo Switchで初出した作品から参戦するファイターは、ベレト/ベレスが初めて。
- 『スマブラSP』のファイター全員参戦イラストで、スネークの隣に配置されているのは、スネークがベレト/ベレスの父のジェラルトと同じ傭兵で担当声優も一緒であることに掛けたものと思われる。また、近くに配置されているケン、ゲッコウガ、デイジーは原作で受け持つ3学級の級長とシンボルカラーが一致する。
脚注
外部リンク
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ファイアーエムブレムシリーズ | |
ファイター | マルス:DX/X/for/SP - ロイ:DX/for/SP - アイク:X/for/SP - ルキナ:for/SP - ルフレ:for/SP - カムイ:for/SP - クロム:SP - ベレト/ベレス:SP |
ステージ | 攻城戦 - フェリア闘技場 - 闘技場 - ガルグ=マク大修道院 |
その他の出演 | ソティス |
アイテム | キルソード |
アシストフィギュア | リン - 漆黒の騎士 - チキ |
音楽 | ファイアーエムブレムシリーズの音楽の一覧 |
スピリット | ファイアーエムブレムシリーズのスピリットの一覧/対戦データ |