ポケモントレーナー
ファイターとしてのポケモントレーナーについては、それぞれ、「ポケモントレーナー (X)」、「ポケモントレーナー (SP)」を参照
ポケモントレーナー | |
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『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』の主人公(男の子) |
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出典 | ポケットモンスターシリーズ |
デビュー | ポケットモンスター 赤・緑 (1996年2月27日/GB) |
スマブラ への出演 | スマブラXスマブラforスマブラSP |
外部サイト の紹介記事 | ポケモントレーナー - ポケモンWiki Pokémon Trainer - Bulbapedia, the community-driven Pokémon encyclopedia |
ポケモントレーナー(Pokémon Trainer)は、『ポケットモンスター』シリーズに登場する人達の総称で、主にポケモンをつかまえ、育てたり、戦わせたりする人のことを指す。
ここでは、『ポケモン』における主人公と、『スマブラ』のファイターとして参戦するポケモントレーナーについて解説する。
概要
『ポケットモンスター』の本編シリーズで、プレイヤーである主人公は、ポケモン研究所の博士からポケモンをもらい、野生のポケモンを捕まえたり、他のトレーナーとのポケモンバトルや、悪の組織との戦いなどを通して成長していく。ゲームにおける主な最終目標はポケモンリーグの優勝、ポケモン図鑑の完成である。最近のシリーズでは、ポケモンと触れ合う「ポケパルレ」(『X・Y』から)や、ポケモンの美しさやかっこよさなどを競う「ポケモンコンテスト」(『ルビー・サファイア』など)など、ポケモンバトル以外の大きなやりこみ要素があるのが特徴。
『ポケモン』の主人公は基本的に喋らず、性格も特に決められてはいない。名前もプレイヤーの自由だが、一応デフォルトの名前は存在する。各作品の主人公を指す場合、そのデフォルトの名前や、選ばれなかった性別の主人公が友達・ライバルとして登場した時の名前、メディアで公開されたゲーム画面での主人公の名前などで、プレイヤーから呼ばれることが多い。
『スマブラ』のファイターとして登場するポケモントレーナーは、第1作『ポケットモンスター 赤・緑』のリメイク作にあたる『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』の男の子主人公(レッド)がモデルになっている。『スマブラSP』では色変えで女の子主人公(リーフ[1])も登場する。なお、男の子主人公のレッドは『ポケットモンスター 金・銀』から度々NPCとして登場しており、本編クリア後に挑戦できる最強格のトレーナーとして描かれている。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
シリーズ3作目の『スマブラX』で初登場。2007年8月13日に公式サイトで参戦が明らかにされ、最初から選択可能なファイターとして登場した。『スマブラfor』では3DSの性能の問題で全面的に変身/キャラ切り替えシステムが最後の切りふだを残して廃止となり、それありきのポケモントレーナーは『スマブラWii U』も含め参戦できなかった[2]が、リザードンのみ単体で参戦した。ポケモントレーナーと参戦しなかったポケモンたちは鑑賞用フィギュアとして登場している。
『スマブラSP』には、2018年6月13日に放送された『Nintendo Direct: E3 2018』で当作の情報が公開されると同時に、再度3体のポケモンとともに参戦することが明らかになった。
日本版での声の担当は、男の子トレーナーを半場友恵、『スマブラSP』で登場する女の子トレーナーを金魚わかなが務める。
原作で最初に選択する3体のポケモン(ゼニガメ、フシギソウ、リザードン)を切り替えて戦う変則ファイター。開発者曰く、3体の進化段階がバラバラなのは、大きさや進化段階のバランス、キャラ立ちを考えた結果だという[3]。
トレーナー本人はステージの奥[4]で指示を出したり交代させるだけで、対戦に直接の関与はしない。"ノルフェア"などの奥に足場がないステージの場合、専用の浮遊足場に乗って指示を出す[3]。
アートワーク
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『スマブラX』
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『スマブラSP』
ポケモントレーナー(集合) -
『スマブラSP』
ポケモントレーナー(単体・男の子) -
『スマブラSP』
ポケモントレーナー(単体・女の子)
亜空の使者における役割
荒廃した動物園で初登場。当初の手持ちはゼニガメのみで、道中リュカと出会いともに行動する。遺跡で亜空軍サイドのワリオと戦い、リュカと協力して勝利。その後2人は遺跡内部に進み、遺跡内部でフシギソウ、次いでリザードンを仲間にする。
遺跡最奥部まで進んだ2人の前にガレオムが突如現れる。戦いに勝利するが、ガレオムは2人を捕まえて亜空間爆弾を起動、道連れにされそうになる。しかしリュカがその危機を救い、その後メタナイトによって救出され、マルス・アイクと合流する。
ゲーム中の解説
- [Xフィギュア名鑑] ポケモントレーナー
- 己のパートナーとなるポケモンを育成し、バトルを行う人々。バトルではポケモンへの指示を出したりどうぐを使用する。トレーナーが思い描いている戦略ひとつで勝負が決まるといっても過言ではない。ポケモンに愛情を注ぎ込み、ともに怒り、悲しみ、喜びながら最強のポケモントレーナーを目指して冒険の旅を続けている。
- (GBA)ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン
- [Xフィギュア名鑑] さんみいったい
- ゼニガメ、フシギソウ、リザードンの3体が集合。それぞれ“だいもんじ”、“ハイドロポンプ”、“ソーラービーム”を一気に放つポケモントレーナーの最後の切りふだ。3体が同時に出てくるのはこのわざだけであり、まさに三位一体の威力を誇る。なぜか画面にウィンドウが表示されるが、気にしない。
- (Wii) 大乱闘スマッシュブラザーズX
- [3Uフィギュア名鑑] ポケモントレーナー
- カスミ、タケシ、シロナ。アイリス、そしてサトシ。彼らの共通点は、そう、ポケモントレーナー!ここで紹介している赤い帽子が似合う彼も、『スマブラX』で活躍したポケモントレーナーだ。負けずぎらいで、ポケモン好きで、友達思い。……これも彼らの共通点のひとつかもしれない。たぶんだけど、キミとの共通点ともいえそうだ。
- (GB) ポケットモンスター 赤・緑 (1996/02)
- (GBA) ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン (2004/01)
動作などの元ネタ
ワザ
- 下必殺ワザ:ポケモンチェンジ
- バトル中にポケモンを交代できるシステムの再現。
「もどれ!」「いいぞ!」「よくやった!」「ゆけ!○○」「がんばれ!○○」という台詞は全て、交代時に表示されるメッセージ。
- バトル中にポケモンを交代できるシステムの再現。
- 最後の切りふだ:さんみいったい
- 3匹が使う技はいずれも、『赤・緑』の時点では各タイプの最強技だったものである。「ハイドロポンプ」と「ソーラービーム」はゼニガメ系統とフシギダネ系統がレベルアップで最後に覚え、「だいもんじ」はヒトカゲ系統にわざマシンを使うことで覚えさせられる。
- メッセージウィンドウとフォントは、『スマブラX』では『ダイヤモンド・パール』、『スマブラSP』では『サン・ムーン』を再現している。『ダイヤモンド・パール』の後に発売された『プラチナ』ではウィンドウが少し変わっている。
- 最後に表示される「こうかはばつぐんだ!」は相手のポケモンが苦手としているタイプのわざで攻撃した際のメッセージ。『赤・緑』から現在に至るまで使用されている。
- アニメ『ポケットモンスター』第248話「バトルパーク! VSカメックス・リザードン・フシギバナ! 」のあるシーンでは、フシギバナ、リザードン、カメックスが「さんみいったい」のように同じ方へ向けて一斉に「ソーラービーム」、「だいもんじ」、「ハイドロポンプ」を繰り出すことでそれぞれを束ねあわせて一つの強力な攻撃にしてみせた。
- 小学館の学年誌に連載されていた漫画『ポケットモンスターSPECIAL』の第33話「VS伝説の鳥ポケモン」には、これに似た一斉攻撃の描写がある。そちらは、3匹が最終進化系、別々のトレーナーのポケモン(レッドのフシギソウ、ブルーのカメックス、グリーンのリザードン)であり、フシギソウは「つるのムチ」、リザードンは「かえんほうしゃ」を放つ。また、フシギソウは攻撃の途中でフシギバナに進化し、直後に「ソーラービーム」を放つ描写となっている。
その他
- モンスターボールの投げ方 SP
- 男の子は上手投げ、女の子は下手投げ。原作で主人公は上手投げをするが、『サン・ムーン』ではトレーナーごとに投げ方が異なり、作中のトレーナーの多くは、男性は上手投げ、女性は下手投げになっている。ゲーム内で特定の人物に話しかけることで、主人公も投げ方を変えることができる。それを意識した差異と思われる。
- ちなみに『スマブラ』と違い、『ファイアレッド・リーフグリーン』(厳密に言うと『ルビー・サファイア』から『ハートゴールド・ソウルシルバー』まで)の主人公は、左手でボールを投げる。
- ただし、『サン・ムーン』、『ウルトラサン・ウルトラムーン』、『Let's Go!』のレッド(『赤・緑・青・ピカチュウ』、『ファイアレッド・リーフグリーン』の男の子主人公)は右手でボールを投げる。
- 対戦後のリザルト画面で2位以下になった時 X / ストック制乱闘でストックが0になった時
- 帽子を深くかぶり目を伏せる仕草は、原作のポケモンバトルで手持ちポケモンがすべて瀕死になったときに表示されるメッセージの「めのまえがまっくらになった!」(作品や主人公の性別によっては「まっしろ」)を表現した物。
- ポケモンのスタミナ X
- 『ポケモン』の本編でバトルで長く居続けると攻撃力が落ちるというシステムはなく、一般的なスタミナ(持久力)の概念と同じだが、PP(パワーポイント)が元になっていると思われる。PPはポケモンが技を使うために必要なポイントで、これがないと技を使うことができず、道具を使わないと回復できない。
- 『スマブラfor』でのフィギュア解説で挙げていたトレーナー
- カスミとタケシは『赤・緑』及びそのリメイク作『ファイアレッド・リーフグリーン』に登場するジムリーダー。アニメ版『ポケットモンスター』では主人公サトシの仲間として登場している。
- シロナは『ダイヤモンド・パール・プラチナ』の舞台であるシンオウ地方のチャンピオン。『スマブラWii U』と『スマブラSP』には彼女との戦闘BGMが収録されている。
- アイリスは『ホワイト』に登場するジムリーダー(『ブラック』にも登場するがジムリーダーではない)および続編の『ブラック2・ホワイト2』でのイッシュ地方のチャンピオン。アニメ『ポケットモンスター ベストウイッシュ』ではサトシの仲間として登場している。
- そしてサトシは相棒のピカチュウと仲間とともにポケモンマスターを目指して旅をするアニメシリーズの主人公。
主な登場作品
ここでは、『スマブラ』に参戦するポケモントレーナーのデザイン元である男の子主人公(レッド)が登場する作品を記載。
- ポケットモンスター 赤・緑 (1996/GB[5])
- ポケットモンスター 青 (1996/GB[5])
- ポケットモンスター ピカチュウ (1998/GB[5])
- ポケットモンスター 金・銀 (1999/GBC[5])
- ポケットモンスター クリスタルバージョン (2000/GBC[5])
- ポケモンスタジアム金銀 (2000/N64[6])
- ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン (2004/GBA)
- ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー (2009/DS)
- ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2 (2012/DS)
- ポケットモンスター サン・ムーン (2016/3DS)
- ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン (2017/3DS)
- ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ (2018/Switch)
- ポケモンマスターズ[7] (2019/iOS・Android)
備考
- ポケモントレーナーは、実質3体分のキャラクターを作る労力が必要となるため、本当に作るべきか迷ったと開発者は語っている[8]。
脚注
- ↑ ゲーム開始時や名前を付ける時に何も入力せずに決定すると自動で付けられる名前の一つや、内部データのトレーナーリスト内に「しゅじんこうの リーフ」とあることなどに由来した通称。
- ↑ 桜井政博のゲームについて思うこと VOL.462
(forでゼルダとシークなどが別キャラクターになった理由について)“基本的には3DSの限界によるものです。携帯機ですしね、どうひっくり返っても、3DSでふたりのキャラクターを共存させることは無理ですので。ポケモントレーナーは3匹だから、もっと無理。” - ↑ 3.0 3.1 週刊ファミ通 2008年2月29日増刊号 直撃!!桜井政博さんインタビュー 新規参戦キャラクターについて聞く 後編
“最初は3匹とも進化の第一段階、もしくは第三段階に統一することも考えたんです。進化の過程という位置づけ上、第二段階にあるポケモンは、わりと忘れられがちなこともあって。今回の場合はフシギソウですね。しかし、リザードンは入れたい。カメックスよりはゼニガメのほうがキャラが立ちそうだ。と考えた結果、大きさでも進化の意味でも大中小のバランスを取るのがいいだろうと考えました。ポケモントレーナー自身については、どのステージでも必ず画面中に出すという点で、専用のお立ち台を描き入れるなど、かなり無茶をしましたね(笑)。” - ↑ 5人以上の対戦やステージ作りで作成したステージでは表示されず、画面手前にいるという設定で声のみ登場となる。
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 3DSでバーチャルコンソールが配信された。
- ↑ Switchで有料オンラインサービス『Nintendo Switch Online + 追加パック』加入者限定ソフトの収録タイトルとして配信された。
- ↑ 2020年8月25日より『ポケモンマスターズ EX』に名称変更。
- ↑ 週刊ファミ通 2008年2月29日増刊号 〃
“ポケモントレーナーは、本当に作るべきか迷いました。なにしろ実際に3体分のキャラクターを作る労力が必要なわけですし。3体増やすのなら、ほかのキャラクターにしたほうがいいかもしれないので……。だけど、遊ぶ人によってリザードンをメインで使ったり、状況に応じてゼニガメを使ったりと、セオリーができると思います。ということは、ポケモンを途中でチェンジするだけで、キャラクターが3人いることと変わらないと思ったんです。”
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