ガオガエン
ファイターとしてのガオガエンについては、「ガオガエン (SP)」を参照
ガオガエン | |
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原作の公式イラスト |
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出典 | ポケットモンスターシリーズ |
デビュー | ポケットモンスター サン・ムーン (2016年11月18日/3DS) |
スマブラ への出演 | スマブラSP |
外部サイト の紹介記事 | ガオガエン - ポケモンWiki Incineroar (Pokémon) - Bulbapedia, the community-driven Pokémon encyclopedia |
ガオガエン(Incineroar)は、『ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモンの一種。
概要
『ポケットモンスター サン・ムーン』から初登場したほのお/あくタイプの"ヒールポケモン"であり、アローラ地方で最初に博士からもらえる三匹のポケモンの一体、ニャビーの最終進化系。全国図鑑ではNo.727で、英語名は"Incineroar"。日本名の元ネタはトラの鳴き声「ガオー」+「火炎」からだと思われる。
へその辺りから炎を出すことができ、その炎でベルトのような形を作っている。粗暴で身勝手な性格で、気分次第ではトレーナーの命令も無視する。強敵との戦いにやる気を出すが、逆に子供や小さいポケモンには優しく、弱いものや傷ついた相手との戦いを嫌う。
原作でのステータスは攻撃が高く、ニャヒートの時から高めだった素早さがニャビーより大幅に下がってしまったが、代わりに防御と特防がやや上がっている。つまり、歴代の御三家の中では初めて、進化すると下がるパラメーターを持ったポケモンになっている。
通常特性の「もうか」の他に隠れ特性「いかく」を持ち、この特性や覚える技の有用さから、対戦での人気も高い。
モクローを選んだ場合はククイ博士、又はアシマリを選んだ場合はハウが使ってくる。
「DDラリアット」を覚えた状態でZクリスタルの「ガオガエンZ」を持たせることで、専用Zワザである「ハイパーダーククラッシャー」を使うことができる。
アニメ版では2017年に公開された映画『劇場版ポケットモンスター キミに決めた!』でクロスの手持ちポケモンとして初登場し、後にテレビアニメでもロイヤルマスクのパートナーポケモンとして登場している。更に、サトシのニャビーも『スマブラSP』発売後のエピソードでガオガエンに進化した。
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
詳細は「ガオガエン (SP)」を参照
ファイターとして初参戦。2018年11月1日に放送された『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL Direct 2018.11.1』で公開されたムービー『炎の激突』で参戦することが発表された。
参戦は『スマブラfor』のゲッコウガと同様の経緯で決まり、『ポケモン』の最新作から1枠残し、発売前の『ポケットモンスター サン・ムーン』の設定資料からガオガエンが選定された[1]。
日本版での声の担当は、『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』に登場するクロスのガオガエンと同じく、石塚運昇が務める。
プロレスを全面的に押し出したアクションとなっており、プロレス技はもちろん、攻撃がヒットするとアピールをしたり、ロープで跳ね返ってきた相手に技を食らわせる横必殺ワザや自己強化型カウンターという特殊な下必殺ワザなどのパフォーマンスや競技性も取り入れた[2]ヒールレスラーとして、ガオガエンの性格を強く表している。なお、原作では炎のベルトから技を繰り出すこともできるが、『スマブラ』ではあまりプロレスらしくない[3]という意向により、ワザで使うことはない。
使用ワザの名称一覧
- 通常攻撃のワザ名は公式攻略本より引用。
- つかみのワザ名は全ファイター「つかみ」で統一。
弱攻撃 | すいへいチョップ → ニーバット → エルボースマッシュ |
ダッシュ攻撃 | ジャンピングニーバット |
横強攻撃 | じごくづき |
上強攻撃 | ジャンピングヘッドバット |
下強攻撃 | すいめんげり |
横スマッシュ攻撃 | えんずいぎり |
上スマッシュ攻撃 | ハンマーナックル |
下スマッシュ攻撃 | ボディプレス |
通常空中攻撃 | フライングボディアタック |
前空中攻撃 | ドロップキック |
後空中攻撃 | ソバット |
上空中攻撃 | あびせげり |
下空中攻撃 | メテオストンピング |
つかみ攻撃 | つかみヘッドバット |
前投げ | タイガースイング |
後投げ | ジャーマンスープレックス |
上投げ | タイガーブリッジ |
下投げ | のどわおとし |
通常必殺ワザ | DDラリアット |
横必殺ワザ | ロープスイング |
上必殺ワザ | クロスチョップ |
下必殺ワザ | リベンジ |
最後の切りふだ | ハイパーダーククラッシャー改 |
動作などの元ネタ
ワザ
- 横強攻撃:じごくづき
- あくタイプの物理技で、『サン・ムーン』ではガオガエンとニューラ系統専用技。『ウルトラサン・ウルトラムーン』からは教え技で他のポケモンも覚えられる。相手の喉元を目掛けて突く事で相手に2ターンの間音関係の技を封印する効果がある。
- 元ネタはプロレスラーのアブドーラ・ザ・ブッチャーの得意技。ちなみにルイージも同じワザを使用するが、こちらは『ポケモン』の原作に合わせたひらがな表記になっている。
- 下スマッシュ攻撃:ボディプレス
- 『スマブラSP』発売時点ではポケモンの技としては存在しなかったが、後に『ソード・シールド』でかくとうタイプの物理技として登場した。自分の防御値を攻撃値に換算してダメージを与えることができる。
- ガオガエンはこの技を覚えることができない。
- また、原作でのガオガエン専用のZワザ「ハイパーダーククラッシャー」は相手にボディプレスをする攻撃になっている。
- 上投げ:タイガーブリッジ
- ワザ自体はプロレス技の「アルゼンチン・バックブリーカー」だが、名称はおそらく漫画『キン肉マン』で同技に名付けられた「タワーブリッジ」から。
- 通常必殺ワザ:DDラリアット
- あくタイプの物理技。相手の能力変化に関係なくダメージを与える効果を持つ。つまり、相手が防御力を上げる技を使っていても、与えるダメージが減らない。
- 原作では回転しながら相手に突進していくモーション。
- 桜井政博はこのワザを「赤きサイクロンですかね」と紹介している[4]。「赤きサイクロン」とは『ストリートファイター』シリーズのザンギエフの二つ名であり、『スマブラ』の「DDラリアット」は彼が使う「ダブルラリアット」が基になっていることを伺わせる。
- 上必殺ワザ:クロスチョップ
- かくとうタイプの物理技。命中率は低めだが、急所に当たりやすい。
- ガオガエンはレベルアップで覚えられる。
- 下必殺ワザ:リベンジ
- かくとうタイプの物理技。威力は低めで必ず後攻になるが、使ったターンに相手からダメージを受けていると、2倍の威力になる。
- ガオガエンの進化前であるニャビーが、タマゴわざとして覚えられる。
- 最後の切りふだ:ハイパーダーククラッシャー改
- ガオガエン専用のZワザ「ハイパーダーククラッシャー」より。最後の切りふだとして採用するにあたって、派手なアクションや演出、テンポアップが加えられていいる。
- 原作では「DDラリアット」を覚えたガオガエンに専用のZクリスタル、ガオガエンZを持たせることで使うことができる。あくタイプの物理技で、相手が「ちいさくなる」を使っていると威力が2倍になる効果がある。スマブラにおいても通常必殺ワザの強化版である最後の切りふだになることで、「DDラリアット」の強化版であるということが表現されている。
- 切りふだ発動時に浮かび上がるのが、ガオガエンZである。原作のZワザ使用時にも、同様にZクリスタルが浮かび上がる演出がある。
- Zワザとは、『サン・ムーン』から登場した最後の切りふだ的な大ワザ。タイプの数だけ存在するZクリスタルをポケモンに持たせることによって、対応したタイプの技を強力なZワザとして繰り出すことができるというもの。使用時にはZクリスタルと、トレーナーの持つZリングの共鳴によりポケモンにオーラをまとわせ、力を引き出す。
- 一回の戦闘で一発しか出せないが威力は高く、相手が「まもる」や「みきり」を使っていても完全には防げず、また、命中率、回避率に関係なく必ず命中する。ガオガエンのように、専用のZワザを持つポケモンもいる。
- ガオガエン専用のZワザ「ハイパーダーククラッシャー」より。最後の切りふだとして採用するにあたって、派手なアクションや演出、テンポアップが加えられていいる。
その他
- 水嫌い
- 原作のタイプ相性と同じであり、ほのおタイプであるガオガエンはみずタイプのワザで大ダメージを受ける。
- 打撃系のワザの紫色のエフェクト
- ガオガエンがあくタイプであることにちなんだ演出とも解釈できる。
主な登場作品
- ポケットモンスター サン・ムーン (2016/3DS)
- ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン (2017/3DS)
など
備考
- 『スマブラSP』の非DLCファイターの中では、原作のデビューが最も新しい。
- ガオガエンなど多くのポケモンの声を担当した石塚運昇はボイス収録後の2018年8月に逝去しており、『スマブラSP』は石塚の遺作の一つとなった。
脚注
- ↑ 桜井政博のゲームについて思うこと VOL.567
- ↑ 週刊ファミ通 2018年12月27日増刊号 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL ディレクター桜井政博氏インタビュー
“いままで、プロレスにすごく近い戦いかたをしているファイターはいても、プロレスワザそのものを使うファイターはいませんでした。今回は相手をロープに振るなど、純然にプロレスという視点で作っています。リベンジというワザなどでも、プロレスの競技性といいますか、相手のチョップをあえて受けてから反撃をするなどといった、パフォーマンス的な部分を強くアピールしていますね。” - ↑ ニンテンドードリーム 2019年3月号 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL 大・特・集!! ディレクター 桜井政博さんインタビュー
- ↑ 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL Direct 2018.11.1 5分15秒~
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