ルカリオ

提供:大乱闘スマッシュブラザーズWiki
ルカリオ

原作の公式イラスト
デビューポケットモンスター ダイヤモンド・パール
(2006年9月28日/DS)
劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者 ルカリオ[1]
(2005年7月16日公開/映画)
スマブラ
への出演
スマブラXスマブラforスマブラSP
外部サイト
の紹介記事
ルカリオ - ポケモンWiki
Lucario (Pokémon) - Bulbapedia, the community-driven Pokémon encyclopedia

ルカリオ(Lucario)は、『ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモンの一種。


概要

かくとう/はがねタイプの“はどうポケモン”。全長1.2m、重量54.0kg、全国図鑑No.448。生き物の発する「波導」をキャッチする能力を持ち、人の言葉も理解できる。鍛えられたルカリオは波導を使い、1キロ先に誰がいるのか、どんな気持ちかさえも分かる。映画や『スマブラ』では喋っているが、これはテレパシーのようなものであるという[2]。アニメや『スマブラ』では♂が登場するが、♀も存在する。

2005年に公開された『劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者 ルカリオ』で、ゲームより先行して登場。ゲーム本編では『ダイヤモンド・パール』で初登場した。また、その前の『ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊/赤の救助隊』にも石像として先行登場している。

他の映画の主役ポケモンがそうであったように、ルカリオもゲームでは伝説のポケモンとして登場すると予想し、いざゲームをプレイしてみると、トバリシティのジムリーダー・スモモが普通に繰り出してきたのに驚いたプレイヤーは多いとか。

かくとうタイプには珍しく特殊攻撃技も豊富に持ち、はがねタイプのおかげで耐性も多い。素の防御力は弱く、弱点を突かれてしまうと簡単に落ちてしまうのが欠点。ちなみに、能力的には物理攻撃力よりも特殊攻撃力の方が高い。

進化前は“リオル”というポケモン。リオルが十分に懐いた上で朝・昼間・夕方にレベルアップするとルカリオに進化する。

『ポケットモンスター X・Y』においては、イベントによってプレイヤーが初めて「メガシンカ」をさせることになるポケモン。それも、メガルカリオVSメガルカリオというとても印象深いイベントである。

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ

シリーズ3作目の『スマブラX』から登場。『スマブラX』には発売後の2008年2月28日に公式サイトで紹介された。なお、参戦は発売前に判明している(#備考)。『スマブラfor』には2014年1月31日に公式サイトで参戦が発表された。『スマブラSP』には2018年6月13日に放送された『Nintendo Direct: E3 2018』で当作の情報が公開されると同時に参戦することが明らかになった。『スマブラX』、『スマブラSP』では隠しキャラクター、『スマブラfor』では最初から選択可能なファイターとして登場している。

日本版での声は、映画『ミュウと波導の勇者 ルカリオ』で担当した浪川大輔が務める。『スマブラSP』では『スマブラfor』で収録された音声が流用されている。
他のポケモンとは違い、対戦開始時の登場演出モンスターボールから登場しない特有の演出や勝利演出などで台詞を喋ることから、『スマブラ』のルカリオは“波導の勇者”のルカリオを思い起こさせるキャラクターとして描かれている。

『スマブラ』におけるルカリオは、ダメージを受けるほどワザの性能が向上する「波導」という独自のシステムを持ち、体術ではゆるやかな動きの我流拳法を使う[2]。『スマブラfor』ではキビキビと、そしてダイナミックに動くようになった。

性能面では、優れた運動性能に加え、波導を纏った体術の優れたリーチや判定が特徴。そして何よりも、最大時にはほかほか状態クッパガノンドロフさえ寄せ付けないほどの凄まじいパワーになる波導の仕様が強力。しかし殆どの撃墜向けのワザの出が遅いため、原作でのルカリオのように、相手の考えを読み取って繰り出していくことが重要になっている。

アートワーク

亜空の使者における役割

[icon] この節の加筆が望まれています。

氷山の頂上に佇んでいたところにアイスクライマーとメタナイトが現れ、メタナイトと一騎打ちを行う。戦いを通して互いに実力を認め合い握手をした直後、頭上の空にハルバードが飛来。2人で乗り込むことになる。

ハルバード内部でダンボールに隠れているスネークを、波導を読み取る力で発見。その波導から敵でないと判断し、襲いかかってくる亜空軍相手に、メタナイトと3人で共闘した。ハルバード奪還後は他のファイター達とも合流し、共に亜空間に乗り込む。

ゲーム中の解説

[Xフィギュア名鑑] ルカリオ
はどうポケモン。波導と呼ばれる、生物が持つ力のようなものを捕らえられる。かくとうタイプとはがねタイプを併せ持っている唯一のポケモン。とてもなついているリオルが朝か昼にレベルアップするとルカリオへと進化を遂げる。”あくのはどう”や必ず命中する強力な”はどうだん”など波導を使ったわざが得意。
  • (NDS) ポケットモンスター ダイヤモンド・パール
[Xフィギュア名鑑] はどうのあらし
画面の外へフワッと飛んだあと、画面中央上部に再び現れる。その位置からフィールドにいるキャラクターに向かって強力かつ激しい波導を発射する。肝になるのは、発射中に発射角度を変えられること。左右方向にゆっくり操作して、狙いたい相手をターゲットし連続ヒットさせるべし。最後に大きく吹き飛ばす。
  • (Wii) 大乱闘スマッシュブラザーズX
[3Uフィギュア名鑑] ルカリオ
波導で相手の動きや考えを読み取る、かくとう・はがねタイプのはどうポケモン。姿が見えない相手でも、ルカリオには見えるといわれている。波導のパワーによって蓄積ダメージが増えれば増えるほど攻撃力が上昇。最大で約3倍まで上がる。ためて放つ「はどうだん」は、攻撃力が上昇した状態だと、とてつもない破壊力になる。
  • (NDS) ポケットモンスター ダイヤモンド・パール (2006/09)
  • (3DS) ポケットモンスター X・Y (2013/10)
[3Uフィギュア名鑑] ルカリオ(EX)
「しんそく」は、入力方向に勢いよく飛び出す上必殺ワザ。移動中に操作して少しだけ軌道を変えることができる。蓄積したダメージの量が多ければ多いほど飛行できる距離が延びる。「はっけい」は波導の力で攻撃する横必殺ワザ。相手の近くでワザを出すと、つかんで攻撃し、離れた場所から出した時より攻撃力が上がる。
  • (NDS) ポケットモンスター ダイヤモンド・パール (2006/09)
  • (3DS) ポケットモンスター X・Y (2013/10)
[WiiUフィギュア名鑑] メガシンカ(ルカリオ)
メガルカリオへとメガシンカする、ルカリオの最後の切りふだ。進化する前と使えるワザは変わらないけれど、波導が最大まで高まって攻撃力やふっとばし力が大幅にアップ。また、相手からのダメージを抑え、ふっとばなくなる。圧倒的な強さを誇るが、攻撃されると進化していられる時間が短くなることを覚えておこう。

使用ワザの名称一覧

  • 通常攻撃のワザ名は公式攻略本より引用。
スマブラX スマブラfor スマブラSP
弱攻撃 かえし → つき → けりあげ はらい[3] → つき → けりあげ
ダッシュ攻撃 ふみだし とびげり
横強攻撃 しょうは しょうだ[3]
上強攻撃 せんかいしゅう
下強攻撃 あしばらい
横スマッシュ攻撃 はどうげき
上スマッシュ攻撃 はどうしょう
下スマッシュ攻撃 はどうさい
通常空中攻撃 せんくうけん
前空中攻撃 くうしゅうきゃく
後空中攻撃 ひねりつき
上空中攻撃 ちょくじょうしゅう
下空中攻撃 れんとうきゃく
つかみ攻撃 つかみはどう
前投げ おしだし たんだ[3]
後投げ たいおとし
上投げ おしあげ
下投げ たたきつけ
通常必殺ワザ (1) はどうだん
通常必殺ワザ2 ひきよせはどうだん
通常必殺ワザ3 かんつうはどうだん
横必殺ワザ (1) はっけい[4]
横必殺ワザ2 ぜんしんはっけい
横必殺ワザ3 えんきょりはっけい
上必殺ワザ (1) しんそく
上必殺ワザ2 かぜにのる
上必殺ワザ3 しんそくアタック
下必殺ワザ (1) かげぶんしん
下必殺ワザ2 みかわしカウンター
下必殺ワザ3 しびれぶんしん
最後の切りふだ はどうのあらし メガシンカ はどうのあらし

動作などの元ネタ

ワザ

  • 波導
    • 原作における波導は図鑑などの説明文やアニメなどで描写される独自の気の概念を指した言葉であり、『スマブラ』のように受けたダメージによって常時パワーアップするなどといったゲーム上に紐づけられる要素は基本的に存在しない。
    • しかし、それに類する要素はいくつかあり、ルカリオに関連するものとしては特性の一つ「ふくつのこころ」(怯む度に自分の素早さが1段階上がる特性)が挙げられる。『スマブラX』の後に発売された『ブラック・ホワイト』からは、あくタイプの攻撃技を受けると攻撃力が増す「せいぎのこころ」という『スマブラ』の波導により似た特性を持った個体が現れるようになった。また、ルカリオが覚えられる技からは、残りHPが少ないほど威力が上がる「きしかいせい」という技が覚えられるといった関連性がある。
  • ダッシュ攻撃:とびげり3U以降
    • かくとうタイプの物理技で、攻撃が外れると自分がダメージを受ける。ルカリオは覚えないが、同じデメリットを持ち、より威力の高い「とびひざげり」を進化前のリオルが「タマゴわざ」として覚える。
  • 通常必殺ワザ:はどうだん
    • ルカリオがレベルアップで覚える技。かくとうタイプの特殊技で、原作では威力90/PP20/必中(『X・Y』以降では威力80/PP20/必中)という強力な技である。他にもトゲキッス、ミュウツーパルキア、ブロスターなど一部のポケモンが覚えるが、「はどうだん」はルカリオの代名詞になっていると言えよう。
    • 「きあいだま」という、似たような見た目で同じ格闘タイプの特殊わざが存在する。青い弾を発射するのが「はどうだん」で、黄色い弾を発射するのが「きあいだま」(なお、アニメだとどちらも青い)。原作の「きあいだま」は威力が「はどうだん」より高い分、命中精度はかなり不安定。
    • 溜め、発射ともにアニメで「はどうだん」を使う時の動作に近い。
  • 横必殺ワザ:はっけい
    • ルカリオがレベルアップで覚える技。かくとうタイプの物理技で、追加効果でたまに相手をまひ状態にする。
    • 「はっけい」は中国武術における力の発し方の技術のことで、漢字では「発勁」と書く。
  • 上必殺ワザ:しんそく
    • ルカリオがレベルアップで覚える技。ノーマルタイプの物理技で、相手が同効果の技を使用しない限り必ず先制できる。
  • 下必殺ワザ:かげぶんしん
    • ルカリオがわざマシンで覚える技。自分の回避率を上昇させ、相手の攻撃を当たりにくくする。
  • 最後の切りふだ:はどうのあらし XSP
    • ワザ自体は『スマブラ』オリジナル。
    • 後に放送されたアニメ『ポケットモンスター XY』第31話のサブタイトルが、「メガルカリオ対メガルカリオ! 波導の嵐!!」だった。また、この話に登場するシャラシティのジムリーダーのコルニの祖父で、メガシンカおやじことコンコンブルが繰り出したルカリオの担当声優は、『ミュウと波導の勇者 ルカリオ』と同じく浪川大輔だった。
  • 最後の切りふだ:メガシンカ 3U
    • メガルカリオは、ルカリオナイトを持ったルカリオがメガシンカした姿。
    • メガシンカとは、トレーナーが身につけている「キーストーン」とポケモンに持たせた「メガストーン」がポケモンとトレーナーとの強い絆によって共鳴することで発動する、「進化を超えた進化」。戦闘中のみのパワーアップで、バトルが終わると元に戻るのが通常の進化と特に異なる点。
      • 『スマブラ』ではルカリオのトレーナーの姿は見当たらなく、誰がメガシンカさせているのか不明。
    • ゲームにおけるメガルカリオは特性「てきおうりょく」により、元々高い攻撃力がより強烈になる。素早さも底上げされており、上級者の間でも愛用される。

その他

  • 勝利演出の台詞:「波導は我にあり!」
    • 『ミュウと波導の勇者 ルカリオ』劇中で言う台詞。
    • 予告映像でもこの台詞を言い、それを含めるとルカリオが最初に発した台詞である。

主な登場作品

他多数

映画

備考

  • 『スマブラX』では隠しキャラクターとしての参戦で公式サイトでの紹介は発売まで伏せられていたが、発売前の2008年1月21日に『Wii.com JP』に掲載された"『大乱闘スマッシュブラザーズX』紹介ムービー"映像中のゲームモード"シール名鑑"の紹介場面で、グラードンのシールにカーソルが合ったときに画面にルカリオのアイコンが表示され、参戦が知られることとなった。この場面では同じ経緯でプリンネスの参戦も判明している。後に動画のその場面は他のものに差し替えられた。
    • ちなみに、『スマブラfor』ではガノンドロフの参戦が似たような形で判明している。
  • 「はどう」は『ポケモン』本編では「波動」という表記になっているが、『スマブラ』では『ミュウと波導の勇者 ルカリオ』に準じて「波導」という表記にすることで合意が取られている[8]
  • 『スマブラX』に参戦するファイターの中では最もデビューが新しい。
  • ルカリオは、ニンテンドーDSで発売された作品からデビューした唯一のファイターである。


脚注

  1. 初登場作品。
  2. 2.0 2.1 スマブラ拳!!(X):ルカリオ
  3. 3.0 3.1 3.2 ワザ名のみの変更で、モーションに大きな違いはない。
  4. 掴んで攻撃した時の名称は「零距離はっけい」。
  5. 直接的な登場ではなく、会話でその名前が挙げられたり、救助基地(拠点)に設置できる銅像として姿が見られる。
  6. Wii Uでバーチャルコンソールが配信された他、Switchでは『赤の救助隊』が有料オンラインサービス『Nintendo Switch Online + 追加パック』加入者限定ソフトの収録タイトルとして配信された。
  7. Wii Uでバーチャルコンソールが配信された。
  8. ディレクターズルームの投稿 2014/2/3

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