三島一八
ファイターとしてのカズヤについては、「カズヤ (SP)」を参照
三島一八 | |
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『鉄拳6』の一八 |
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出典 | 鉄拳シリーズ |
デビュー | 鉄拳 (1994年12月/AC) |
スマブラ への出演 | スマブラSP |
外部サイト の紹介記事 | 鉄拳の登場人物 - Wikipedia 三島 一八 - 格ゲー.com 格ゲー用語事典 Kazuya Mishima - Tekken Wiki |
三島 一八(みしま かずや、Kazuya Mishima)は、バンダイナムコエンターテインメント(旧・ナムコ)の『鉄拳』シリーズに登場するキャラクター。
概要
『鉄拳』シリーズの主要人物で、『鉄拳3』を除く全作品に登場。『鉄拳1』と『鉄拳7』にて主人公[1]を、『鉄拳2』ではラスボスを務める。
シリーズを代表する主役格のキャラクターではあるが、その性格は主人公に多いキャラクター性とはおよそ真逆で、目的のためには手段を選ばず、権力や悪しき力をも取り込む極悪非道の冷血漢という常識破りな設定になっている。
世界的軍需企業として多大な影響を及ぼす三島財閥の頭首・三島平八の息子。出身地は『鉄拳1』では「日本」だったが、それ以降の作品では「無し」。本人曰く「日本国籍は捨てた」との事。
さらに母親・三島一美(旧姓:八条)から、自らの姿を悪魔と化し人間離れした力を発揮できる「デビル因子」を継承している。
幼少の頃より三島流喧嘩空手と帝王学を叩き込まれて育てられるが、そのあまりにも苛烈な教育と、心の拠り所にしていた母の死から平八とは反目しあっており、彼を叩き潰して世界も含め全てを奪うべく行動を起こす。
胸の傷は5歳の時に谷から落とされたことで出来た物で、これは『鉄拳7』家庭版において最終的に「一美と死別する理由となった悪魔の力を危険視した平八が、一八の正体をその命を以て確かめるためだった」という補完がされている。
『鉄拳1』では平八を亡き者にし世界規模のクーデターを起こす目的で、三島財閥が主催する格闘大会「The King Of Iron Fist Tournament」に参加し、主催者である平八を撃破。かつて自分がされた時と同じように谷底へと落とし、三島財閥の実権を手に入れた。 その後『鉄拳2』において独立国家を築くため北海道の殆どを手中に収め、軍隊編成の人員を集めるため第2回「The King Of Iron Fist Tournament」を開催するが、財閥を奪還するべく山籠りの修行を経て復活した平八に敗北を喫し、今度は火山の火口に放り込まれてしまう。この経緯からか、『鉄拳3』にはあるキャラのエンディングで存在が示唆されるのみで登場しない。
しかし、デビル化によって一命を取り留めており、新興企業G社の元で蘇生していた彼はデビルの力を己が物にするため自身の体を研究素材として提供していた。
その20年後を描く『鉄拳4』では、デビル因子を求める平八が送り込んだ私設部隊「鉄拳衆」によりG社が襲撃と略奪を受け、同時に第4回トーナメント開催の知らせを耳にした一八は平八の謀略と感づきながらも参加するが、決勝では平八に、その後連れられた三島財閥の本丸で同じデビルの血を受け継いでいた彼の息子の風間仁に敗北。
その後『鉄拳5』ではG社の裏切りに遭うが、幹部を抹殺してG社を乗っ取る(設定上では第5回トーナメントに参加しておらず、あくまで裏向きの活動)。
『鉄拳6』では仁が率いて世界に宣戦布告した三島財閥への対抗勢力として激しい戦争を繰り広げ、第6回トーナメントで自分以外の支配者である仁を倒すべく参加。その途中で仁がある目的で行方をくらましたことで戦況はG社に傾き出す。
しかし『鉄拳7』では三島財閥当主の座に舞い戻った平八が第7回「The King Of Iron Fist Tournament」の開催を宣言。自らを誘う平八の思惑に乗り一八も行動を開始する。
さらにある人物の介入を平八が利用した末に、泥沼の抗争を続ける三島財閥とG社がとうとう進退窮まったことで、長きに渡る因縁はついに決着の時を迎えようとしていた。
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
詳細は「カズヤ (SP)」を参照
ファイターとして初参戦。2021年6月16日に放送された『Nintendo Direct | E3 2021』の冒頭で公開されたムービー『鉄の拳』で、追加コンテンツ第10弾として参戦することが発表された。その後、6月28日に放送された紹介動画『カズヤのつかいかた』で配信時期が発表され、6月30日に配信が開始された。
奇数カラーの衣装は初代『鉄拳』から着けている道着姿で、デザインは火炎模様が描かれた『鉄拳5』以降の物に準拠している。また、偶数カラーでは『鉄拳7』でデフォルトコスチュームとなっているコート姿にすることができる。
声は、『鉄拳4』以降の作品で担当する篠原まさのりが務める。なお、キャラごとに使用言語を設定している『鉄拳』シリーズと同様、海外版でも日本語の同じボイスで喋る。
3D格闘ゲームの特徴の一つである多彩なワザを『スマブラ』の1ボタン入力を保ちつつ入力8方向で実装しており、空中ジャンプやスマッシュ攻撃・必殺ワザなどではデビル化の力を使う。『鉄拳』特有のゲーム性も盛り込まれており、火力が高めで攻撃を当てた時に得られるリターンやレイジシステムによる逆転性が高い、格闘ゲームの個性であるコンボを重視したファイターとなっている。
『鉄拳』からファイターを導入することになった際、桜井政博は『鉄拳』のワザを『スマブラ』のフォーマットで当てはめるだけでは作品性の体現にはならないと考えた中、カズヤが持つデビル因子という設定に着目し、基本的な体術は『鉄拳』に準じ、デビル化の力を使うことで大胆な挙動を実現することで、『スマブラ』らしくまとめられるのではないかと考え制作を行った[2][3]。
ワザのモーションは原作からそのまま流用し、必要に応じて調整が行われた。しかし、原作のままでは間合いを重視する『鉄拳』などの3D格闘ゲームと位置取りを重視する『スマブラ』とのゲーム性が大きく異なることからかなり弱かったため、攻撃の発生やリーチ・隙は大きく加工されているが、原作の味を減らさないよう工夫もされている[4][5]。
コンボの組み立てとシビアな操作の習熟を軸とした、硬派な格闘ゲームらしさが介在したデザインになったカズヤだが、カジュアルに触れるようにするため適当な戦法が通せるバランスにもなっており、桜井政博は全てのワザを使わなければいけない訳ではなく、わかるところだけ覚えれば良いと語っている[3]。
アートワーク
-
『スマブラSP』
カズヤ(道着姿) -
『スマブラSP』
カズヤ(コート姿) -
カズヤの参戦と同時に公開された記念イラスト。バンダイナムコエンターテインメントの鉄拳プロジェクトチームにより描かれた。
使用ワザの名称一覧
- 通常攻撃のワザ名は公式の紹介動画で判明した物を記載。
- コマンドの方向入力は、自身が右を向いている時のもの。左向きの時はコマンドの左右が逆になる。
ワザ名 | コマンド |
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10連コンボ | A×10 or A長押し (弱攻撃) |
閃光烈拳 | A×2 ⇒ ディレイA (弱攻撃) |
空斬脚 | ダッシュ攻撃 |
左踵落とし | →→ + A |
ダブルアッパー | ↑ + A×2 (強攻撃) |
螺旋幻魔脚 | ↗ + A×4 (強攻撃) |
鬼蹴り | → + A (強攻撃) |
踵切り | ↘ + A×2 (強攻撃) |
捻り裏拳 | ↓ + A (強攻撃) |
腿砕き | ↙ + A (強攻撃) |
刃閃風 | ← + A (強攻撃) |
ジャンプサイドキック | ↖ + A (強攻撃) |
螺旋岩砕蹴 | しゃがみ中に ↘ + A |
シットジャブ | しゃがみ中に ↓ + A |
シットスピンキック | しゃがみ中に ↙ + A |
魔神拳 | しゃがみ~立ち上がりまでに A |
魔神閃焦拳 | 横スマッシュ攻撃 |
デビルツイスター | 上スマッシュ攻撃 |
獅子斬り包丁 | 下スマッシュ攻撃 |
ジャンプナックル | 通常空中攻撃 |
烈火脚 | 前空中攻撃 |
ジャンピングソバット | 後空中攻撃 |
ライジングトゥーキック | 上空中攻撃 |
破砕蹴 | 下空中攻撃 |
つかみ | つかみ |
六腑砕き | つかみ攻撃 |
旋蹴り | 前投げ |
鐘楼落とし | 後投げ |
エアインフェルノ | 上投げ |
超ぱちき | 下投げ |
風神ステップ | →↓↘ |
風神拳 | →↓↘ + A単押し |
最速風神拳 | →↓↘ + A同時押し |
雷神拳 | →↓↘ + A長押し |
奈落旋風 | →↓↘ + B |
地獄門 | ↘↓↘ + 掴み |
デビルブラスター | 通常必殺ワザ |
デビルフィスト | 横必殺ワザ |
デビルウィング | 上必殺ワザ |
ヘブンズドア | 下必殺ワザ |
レイジドライブ | レイジ状態中に →↓↘ + A/B長押し 下必殺ワザ つかみ |
ファイナルブラスター | 最後の切りふだ |
魔神烈衝拳 | 横アピール |
動作などの元ネタ
ワザ
- ワザの構成
- 「デビルウイング」、及び『鉄拳タッグトーナメント』から『タッグトーナメント2』までにあった「六腑砕き」を除き、全て『鉄拳7』で使用できるワザが採用されている。原作ではそれら以外にも多くのワザが存在し、かなり膨大な数となっている。
- なお、『鉄拳』シリーズではキャラ固有の技名を持たない基本技もあり、それらも取り入れられている。
- ワザの初出
- ワザの初出(デビル一八時)
- 鉄拳2:デビルブラスター
- 鉄拳タッグトーナメント:デビルツイスター、エアインフェルノ、デビルフィスト、ヘブンズドア
- 鉄拳7:ファイナルブラスター
- デビル化
- 『スマブラ』のように特定のワザなどでデビル化するのは、『鉄拳タッグトーナメント2』と『鉄拳7』において特定コマンド入力でデビル化できる仕様が基になっている。前者は任意で、後者はレイジ状態中で使用可能。デビル化の間は専用技が使用可能になる他、一部の技の性能が変化する。
- デビル化専用技は『スマブラ』では各種必殺ワザと上スマッシュ攻撃、上投げとして割り当てられている。
- デビル一八は『鉄拳1』から一八とは独立した別キャラとして登場しているが、『鉄拳1』では背景設定が存在しない隠しキャラ、『鉄拳2』ではデビルの意思が実体化したもので一八本人ではなく、デビル自体も一八の運命を見守る意思という曖昧な背景設定だった。デビル因子によって起こる現象として定義されたのは『鉄拳4』からで、『鉄拳7』ではその出自が母親の血筋によるものと示唆された。
- 『スマブラ』のように特定のワザなどでデビル化するのは、『鉄拳タッグトーナメント2』と『鉄拳7』において特定コマンド入力でデビル化できる仕様が基になっている。前者は任意で、後者はレイジ状態中で使用可能。デビル化の間は専用技が使用可能になる他、一部の技の性能が変化する。
- レイジシステム
- 『鉄拳6』で初導入されたシステム。残り体力が一定値を切ると自動発動し、攻撃力が増加する。
- レイジ状態になると蓄積ダメージの名前表示が赤く発光するのは、原作において体力ゲージ枠が赤く発光するUIに由来する。
- 『鉄拳7』ではこの状態になると各ラウンドでどちらか一度だけ発動できる「レイジアーツ」と「レイジドライブ」が導入されている。どちらも1度発動するとヒット成否に関わらずレイジ状態は解除され、攻撃力アップがなくなる。
- 「レイジアーツ」はシリーズで初となる、超必殺技/最後の切りふだに相当する攻撃で、体力が少ない時ほど威力が大きく増加する。
- 「レイジドライブ」は『鉄拳7』稼働開始から1年後にバージョンアップされた『鉄拳7 FATED RETRIBUTION』より追加された。既存の技の強化版が多く、各キャラごとに性能が大きく異なる。またレイジドライブを持たないキャラもいくつか存在する。
- カズヤのレイジドライブは原作と同様、発生の速くなったヘブンズドアとなっている他、ヒット後はレイジが解除された後もデビル化を維持する事ができる。
- 『スマブラ』での解除条件は一定ダメージ→残り体力の超過、投げの空振り→レイジ状態の消費をマイルドにしたもの。
- 『鉄拳6』で初導入されたシステム。残り体力が一定値を切ると自動発動し、攻撃力が増加する。
- 10連コンボ(弱攻撃)
- 『鉄拳1』よりシリーズ通して伝統的に搭載されているキャラごとの連続技。4種の攻撃ボタンを順番にタイミングよく押すことで発動する。
- 確定で連続ヒットするわけではなく、途中からガードが間に合う場合も多いため実用性は低いが、キャラによっては上中下段が切り替わる場合や、途中に投げ技が含まれる場合もあるため、内容を知らないと防ぐことが困難。
- 全キャラ共通で用意されているが、『鉄拳7』でのゲストキャラの一人ギース・ハワードのみ存在しない。これは彼の2種類あるレイジアーツに10連コンボの追加入力を持つ超必殺技「デッドリーレイブ」が含まれている兼ね合いと考えられる。
- 原作での1段目は右パンチから始まるが、『スマブラ』では「閃光烈拳」と分岐させるため左パンチから繰り出すようになっている。
- 螺旋幻魔脚(↗ + A×4) / 奈落旋風(→↓↘ + B)
- 風神ステップ(→↓↘)
- 主に三島家が出せる特殊ステップの一つで、後述の「最速風神拳」と合わせて彼らを使いこなす上で必須となる立ち回りの要。前ステップよりも移動速度に優れ、上段攻撃を避けながら接近することができる。
- 動作中にボタン入力で「風神拳」「雷神拳」「奈落払い」に派生できる他、風神ステップと前ステップを交互に出す「ステステ」や風神ステップ中にレバーを後方に入力してキャンセルする「ステキャン」と呼ばれるテクニックが開拓されており、相手にプレッシャーを与える選択肢が非常に多い。
- 『スマブラ』では昇龍拳コマンドで出せるワザとなっているが、原作でのコマンドは「→N↓↘」となっており厳密には昇龍拳コマンドではなく、→入力の後にレバーを一度ニュートラルに戻す必要がある。
- 余談だが、『鉄拳7』では一八のみ「→N↘︎」でも風神ステップが出せる簡易コマンドが存在する[11]。
- 最速風神拳(→↓↘ + A同時押し)
- 『鉄拳3』で風間仁が使う「風神拳」の隠し技として初登場。『鉄拳4』以降は三島仁八を除く三島家全員に実装された技。掛け声やエフェクトの違いはこの頃から存在している。通常の「風神拳」よりも発生が早く、ガードされてもワザを当てた側が僅かに速く動ける状態で仕切り直しになる、『鉄拳』を象徴する浮かせ技である。
- 原作では風神拳コマンドの↘と左パンチボタンを1Fの誤差もなく同時入力することで成立する、極めてシビアな操作が要求される。『スマブラ』ではコマンド入力をアナログスティックで行う兼ね合いからか、前途の「風神ステップ」のコマンド簡略化や入力猶予が2Fになったことで、ほんの僅かではあるが原作よりも出しやすくなっている。
- デビルブラスター(通常必殺ワザ) / エアインフェルノ(上投げ)
- 『鉄拳2』からデビル一八に実装されている固有技。「エアインフェルノ」は『鉄拳タッグトーナメント』から実装。
原作では空中で斜め下にビームを発射するのが「デビルブラスター」、地上で直射するのが「インフェルノ」という別々の技で、『スマブラ』ではそれらが統合されている。 - 『スマブラ』で上投げとしてアレンジされている「エアインフェルノ」は、『スマブラ』における地上上シフト入力時のものが原作に近い。
- いずれも隙が大きいのが欠点だが、原作ではガード不能であり、初期作品ではボスキャラ用の技だったため体力を半分も削る超威力の技だった。『鉄拳タッグトーナメント2』以降で一八が使うものは威力が抑えられている。
- 『鉄拳2』からデビル一八に実装されている固有技。「エアインフェルノ」は『鉄拳タッグトーナメント』から実装。
- デビルフィスト(横必殺ワザ) / ヘブンズドア(下必殺ワザ)
- 『鉄拳タッグトーナメント』のデビル一八に実装。「ヘブンズドア」は『鉄拳5』以降から登場するデビル仁も使用する。
- 「デビルフィスト」は『鉄拳タッグトーナメント2』以降は一八の「残兇掌」から変化した技となっている。
- 「ヘブンズドア」は雷神拳コマンド(→N↓↘ + 左パンチ)の後、ヒット時に↗を長押しすることで出せる。『スマブラ』において空振り時の動作が「雷神拳」と同じアッパーカットなのはこのコマンドに由来している。
- デビルウィング(上必殺ワザ)
- 動作自体は『スマブラ』独自だが、デビル化専用技やムービーシーンで自在に空中を飛ぶシーンが度々見られる。
- 最後の切りふだ:ファイナルブラスター
- 『鉄拳7』ストーリモード最終シーンなど、CPU専用のボスキャラクターとして登場するデビル一八が使用するレイジアーツ。原作では初撃捕捉型の超必殺技で、打撃で怯んだ相手を打ち上げ上空から叩き付けで追撃し、最後に7本のビームを斉射する。『スマブラ』ではその締めの攻撃が基となっている。
- 照射時の「ここが貴様の墓場だ!」は、原作では最初の打撃の直前に発するセリフ。
- 原作ではレイジアーツとレイジドライブどちらも各キャラ個別に技名は設定されておらず[12]、デビル一八のレイジアーツに技名が付けられたのは『スマブラ』が初めて。
- 『鉄拳7』ストーリモード最終シーンなど、CPU専用のボスキャラクターとして登場するデビル一八が使用するレイジアーツ。原作では初撃捕捉型の超必殺技で、打撃で怯んだ相手を打ち上げ上空から叩き付けで追撃し、最後に7本のビームを斉射する。『スマブラ』ではその締めの攻撃が基となっている。
その他
- 攻撃ヒットの仕様
- 専用のヒット音、火花を散らすようなヒットエフェクトや、ヒットストップが無い仕様は、原作シリーズに準拠。『スマブラ』でのエフェクトは『鉄拳7』のデフォルト設定を再現している。
- ヒット音については『鉄拳7』のものと同時に、『スマブラSP』の汎用ヒット音も裏で小さく鳴っている。
- ジャンプ
- 原作の挙動と同じ。『鉄拳』など3D格闘ゲームにおけるジャンプは2D/2.5D対戦格闘ゲームのジャンプより高度が低く、相手を飛び越えることはできない。2D格闘と比べて近接戦での攻防を主に試合が展開されるようになっている。
- 登場演出
- 対戦開始時の登場で腕を組んでいる姿は、『鉄拳タッグトーナメント』から見られる。
- 勝利演出
- 『鉄拳』シリーズでは勝利BGMが存在しないため、『スマブラ』でもファンファーレ無しとなっている。特に画面遷移やBGM変更すらなく勝利演出に入るのが『鉄拳1』からの仕様。
- 勝利時のコールは『鉄拳7』のものが流用されている。
- 勝利演出・左:腕を組み、上を見上げる
- 『鉄拳1』の勝利演出の一つより。
- 勝利演出・上:回し蹴りしながら四股を踏み、構えを取る
勝利演出・右:飛び蹴りからの正拳突きを放ち、睨みつける- 前者は『鉄拳4』から、後者は『鉄拳5 DARK RESURRECTION』からある勝利演出の一つより。これらは締めのポーズを取る瞬間、デビル化するアレンジが入っている。
- どちらも原作ではバトル中の掛け声を使い回しているが、『スマブラSP』ではそれぞれ専用の掛け声のボイスで収録されている。
主な登場作品
- 鉄拳 (1994/AC)(1995/PS)
- 鉄拳2 (1995/AC)(1996/PS)
- 鉄拳タッグトーナメント (1999/AC)(2000/PS2)
- 鉄拳4 (2001/AC)(2002/PS2)
- 鉄拳5[13] (2004/AC)(2005/PS2)
- 鉄拳6 (2007/AC)(2009/PS3・Xbox 360)
- 鉄拳6 BLOODLINE REBELLION (2008/AC)
- 鉄拳タッグトーナメント2 (2011/AC)(2012/PS3・Xbox 360)
- 鉄拳タッグトーナメント2 アンリミテッド (2012/AC)
- 鉄拳タッグトーナメント2 Wii U EDITION (2012/Wii U)
- 鉄拳3D プライムエディション (2012/3DS)
- 鉄拳7[16] (2015/AC)(2017/PS4・Xbox One・PC)
- 鉄拳7 FATED RETRIBUTION (2016/AC)
- 鉄拳8 (2024/PS5・Xbox Series X/S・PC)
など
備考
- カズヤは、クラウドとセフィロス、ジョーカー、ソラと同様、ソニー・PlayStationシリーズのコンソールでデビューした作品から参戦するファイターである。
- 初期の『鉄拳』シリーズはアーケード版においてもPlaystationと互換の性能を持つ廉価基板を使用しており、また比較的早期にPlaystationへの移植版が代々発売されてきた。
脚注
- ↑ 『鉄拳7』では三島平八とのダブル主人公。
- ↑ 【スマブラSP】カズヤのつかいかた 3分20秒~
- ↑ 3.0 3.1 桜井政博のゲームについて思うこと VOL.632
- ↑ 【スマブラSP】カズヤのつかいかた 13分43秒~
- ↑ 桜井政博のゲームについて思うこと VOL.632
“攻撃モーションは、まず原作のものをそのままあてがい、それから必要な調整を加えようと思いましたが、まあ原作のままでは弱い。(中略)そこでスマブラ流に寄せていくわけですが、攻撃前の溜めなどに時間を割けないと、もとより力強さに欠けてしまう。カズヤに限らず、平均的に『スマブラ』はより大げさなモーションをさせることが多いですが、それはゲーム目的に合う動きにしているということになりますね。味が減らないように加工しています。” - ↑ バージョンアップ版の『鉄拳6 BLOODLINE REBELLION』及び家庭版『鉄拳6』で追加。
- ↑ バージョンアップ版の『鉄拳7 FATED RETRIBUTION』及び家庭版『鉄拳7』で追加。
- ↑ 【原作比較】力強さのためにあえて残した鉄拳カズヤの原作モーション - YouTube
- ↑ Evolution of Kazuya's Roundhouse Spin Kick (1994-2020) - YouTube
- ↑ やり過ぎてちょうどよい 【モーション】 - YouTube
- ↑ 『鉄拳7』では基本的に簡易コマンドが存在しないため、他の格闘ゲームよりも正確な操作が求められる。
- ↑ 豪鬼やギースなどのゲスト参戦キャラは例外。
- ↑ AC版公式サイト / PS2版公式サイト
- ↑ AC版公式サイト / PSP版公式サイト / PS3版公式サイト
- ↑ PSP版の正式タイトルには「5」がついていない。
- ↑ AC版公式サイト / 家庭版公式サイト
外部リンク
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鉄拳シリーズ | |
ファイター | カズヤ:SP |
ステージ | 三島道場 |
その他の出演 | 三島平八 |
音楽 | 鉄拳シリーズの音楽の一覧 |
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