Electronic Entertainment Expo
Electronic Entertainment Expoは、アメリカ・ロサンゼルスで1995年から2021年まで開催されていた世界最大のゲーム見本市。「E3」の略称で知られる。ここでは、E3における『スマブラ』に関する出来事を記載する。
E3 2001
5月18日~20日に開催。そこで『スマブラDX』の情報が初公開された。また、『スマブラDX』の試遊台が設置され、来訪者はそれをプレイすることができた。
- 外部リンク
E3 2005
5月17日~19日に開催。当時「レボリューション」のコードネームで呼称していたWiiの本体が発表された中、任天堂が「スマブラをレボリューション(Wiiのコードネーム)のWiFi対応タイトルとしてプッシュしている」というニュアンスの発表をしたところ、誤ってスマブラがレボリューション向けに開発中であると伝わってしまうが、これが契機となり桜井政博は『スマブラX』の開発を引き受けることになる。詳しくは、桜井政博#E3 2005~スマブラXにて。
E3 2006
5月11日、E3会場の任天堂のラウンドテーブルにて『スマブラX』の情報が初公開された。発表された映像の詳細については、参戦ムービーの一覧 (X)#2006 E3にて。
E3 2007
7月12日、『スマブラX』が北米で2007年12月3日に発売することが発表されるが、これは後に延期される。
E3 2011
6月8日、任天堂のプレゼンテーションで、『スマブラ』の最新作の開発を発表。Wii U・3DSの2つのハードでリリースし、両者は何らかの形で連携するという方針が明かされた。なお、この時点で桜井政博は『新・光神話 パルテナの鏡』の開発中であり、『スマブラ』の開発は始まっていない。
E3 2013
6月11日、E3に合わせて放送した『Nintendo Direct@E3 2013』で、『スマブラfor』の映像が世界初公開された。ここで紹介されたファイターは、マリオ・ドンキーコング・リンク・サムス・カービィ・フォックス・ピカチュウ・クッパ・ピット。そして新規参戦ファイターのむらびととロックマン。
放送から数時間後、E3内の任天堂ブースで『Wii Fit トレーナー参戦!』が放送された。その後に桜井政博によるWii Fit トレーナーの紹介と、桜井政博が操作するロックマンとNOAの社員が操作するマリオによる1対1の対戦が行われた。
E3 2014
現地時間6月10日~12日に開催された。
Nintendo Digital Event
E3に合わせ、日本時間の6月11日1時に、米国任天堂のプレゼンテーション映像『Nintendo Digital Event』がインターネットを通じて放送された。放送序盤に任天堂社長の岩田聡と米国任天堂の社長レジナルド・フィサメィが格闘し、その後『スマブラWii U』で自身を模したMiiファイターを使って対戦、劣勢に陥った岩田聡がマリオのamiiboをWii U GamePadにかざし、ゲーム中にマリオのFPを呼び出してレジナルド・フィサメィのMiiファイターを倒す、という小芝居があり、その後に桜井政博からMiiファイターとゲームモードの一部の紹介、3DS版・Wii U版の発売日の告知がされ、それが終わると、レジナルド・フィサメィからamiiboの紹介がされた。その後、他のゲームの紹介がされ、最後にパルテナの参戦ムービー『光の女神』が放送された。
Super Smash Bros. Invitational
詳細は「Tournament:Super Smash Bros. Invitational - SmashWiki, the Super Smash Bros. wiki」を参照
日本時間の11日7時頃に、E3会場近くのNokia Theatreで、『スマブラWii U』を用いた公式トーナメントイベントが開催された。会場には1000人以上のスマブラファンが集まり対戦を観戦した。スマブラ参戦ファイターのコスプレをした人は優先的に前の方で観戦することができた。入場者には先着3000名にリストバンドが配布された。
トーナメントには、事前に米国任天堂に招待されたスマブラプレイヤー16人が出場、使用可能なキャラクターとステージは下記の試遊台と同じもので、出場者が使うキャラクターは被りのないよう、事前にくじ引きによる早い者勝ちで選び、大会中の使用キャラクターはそれで固定となった。出場者は大会の前に僅かな時間だけ自由にプレイすることができた。
トーナメントの合間には、雑誌編集者による4人対戦、セレブによる4人対戦、3DS版の「フィールドスマッシュ」の紹介イベントが挟まれた。
進行・ルール
- 1位・2位が次戦へ進む
- ステージは全てランダム
- 1回戦は4人対戦・5分4ストック・アイテム出現率:普通
- 2・3回戦は4人対戦・5分4ストック・アイテム出現率:少ない
- 4回戦(決勝戦)は1対1、アイテムなし、8分4ストック
Fan Favorite Tournament
- 1回戦・2回戦終了後に、会場にいる観戦者たちが、最も素晴らしいプレイをしたと思ったキャラクターの描かれた札を掲げる。最も多く掲げられたキャラクターを使用していたプレイヤーは、Fan Favorite Tournamentに出場し対戦する。(3回戦でも投票はされたが、Fan Favorite Tournamentとは関係無し)
- 対戦結果で1位のプレイヤーと、上記同様の投票によって選ばれたプレイヤーが、次のFan Favorite Tournamentに進む。
- 1・2回戦は4人対戦・5分・アイテム出現率:普通
- 3回戦(決勝戦)は1対1・5分・アイテム出現率:普通
- ステージは全てランダム
試遊台
E3会場任天堂ブースに『スマブラ3DS/Wii U』の試遊台が設置され、来訪者はそれをプレイすることができた。Wii U版のコントローラーには、Wii U用 ゲームキューブコントローラ接続タップに繋がれたゲームキューブコントローラが4つ用意された。プレイできるゲームモードはタイム制2分の大乱闘。3DS版はフィールドスマッシュもプレイできた(カスタマイズ不可で、持ち込みアイテムはランダム)。使用可能なファイターとステージは次の通り。
- ファイター
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ラウンドテーブル
詳細は「大乱闘スマッシュブラザーズ for 3DS / Wii U E3 2014 ラウンドテーブル」を参照
日本時間の11日11時頃に、E3内の小ホールに集まった記者などを相手に桜井政博が『スマブラfor』の新要素の説明や質疑応答を行った。パックマンの参戦はこの場で初めて発表された。
E3 2015
E3会場でのスマブラの出展はなかったが、E3開催の2日前の日本時間6月14日の23時40分に『『大乱闘スマッシュブラザーズ』即日配信! 新要素のお知らせ』を放送。リュカ、ロイ、リュウの参戦及び配信が発表した。
それから間もない15日の10時に、E3の前座とも言える、選りすぐりのゲーマーが決められたゲームで対決する『任天堂ワールド・チャンピオンシップ』が開催され、そこの「ラウンド4」で『スマブラWii U』が用いられた。
まずエキシビジョンマッチとして、前年の#Super Smash Bros. Invitationalの準優勝者と、米国任天堂のレジナルド・フィサメィ社長の対戦が行われた。その後、ラウンド3を勝ち抜いてきた3人に、敗者復活戦を勝ち上がった1人を加えての「大乱闘」が行われた。
E3 2018
現地時間6月12日~14日に開催。
Nintendo Direct: E3 2018
日本時間の6月11日1時にE3に合わせて放送されたプレゼンテーション映像『Nintendo Direct: E3 2018』で、先に放送された『Ninetndo Direct 2018.3.9』で詳細を伏せたまま公開された新作『スマブラ』のゲームの詳細が次々と公開され、正式タイトルが『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』だと発表された。なお、放送時間は43分弱だったが、半分以上が『スマブラSP』の紹介だった。
Nintendo Treehouse: Live 2018
Nintendo Direct後にE3内の任天堂ブースで行われた公式生放送企画。具体的なゲームプレイの様子が見られ、新ファイターや新要素などが紹介された。以下のリンクから閲覧可能。紹介内容は以下の通り。
- Pt. 1 - 桜井政博が通訳を伴って登場。リドリーのアクションを紹介をした後、リドリーvsサムスと、2回桜井を混ぜての乱闘が行われた。どちらも桜井が勝利。また、サドンデスの様子も公開された。また、インクリングとリドリーのamiiboが公開され、デイジーのamiiboも製作することが言及された。
- Pt. 2 - インクリングの紹介が行われる。"タチウオパーキング"での対戦もあり。
- Pt. 3 - 4人乱闘2回。
- Pt. 4 - マルスとドンキーコングを使ってアクション関連の新要素の実践。以降アイテムなしでタイマン2回、4人乱闘一回。
- Pt. 5 - ポケモントレーナーとアイスクライマーの紹介。対戦はミラーマッチで、相方がやられたら自分からストックを落としている。
- Pt. 6 - シークとリトル・マックの紹介を兼ねた対戦、フォックスVSソニック、以上4人の乱闘が行われた。いずれもアイテムなし、ステージは"闘技場"固定。
- Pt. 7 - #Super Smash Bros. Invitational 2018にも登場した大会のMC、TKbreezy、スマブラプレイヤーのLeffen、Invitationalで優勝したZeRoが登場。LeffenとZeRoのタイマン、アイテムなし、ギミックOFFステージで7戦。
- Pt. 8 - 新アイテム紹介も兼ねて新アイテムのみ出現する設定で2戦、モンスターボールとアシストフィギュアだけの対戦もあり。
- Pt. 9 - カービィでインクリングとリドリーをコピーした様子を紹介。カービィ2体チームvsポケモントレーナー、アイスクライマーとカービィチームvsリドリー、インクリングのチーム戦のアイテムありで乱闘。
- Character Gameplay - リンク・ガノンドロフ・ゼルダを前作からの変更点に重点を置いて紹介。リンクvsガノンドロフ、リンクvsゼルダ、リンクvsマリオをアイテムなしで行った。
Super Smash Bros. Invitational 2018
詳細は「Tournament:Super Smash Bros. Invitational 2018 - SmashWiki, the Super Smash Bros. wiki」を参照
E3会場で『Splatoon 2 World Championship』に続き開催された、『スマブラSP』初の公式トーナメントイベント。
以前開催された『#Super Smash Bros. Invitational』同様、トーナメント参加者は事前に米国任天堂に招待されたスマブラプレイヤーで、8人が参加した。使用ファイターは事前に3体を選んでおり、勝者トーナメントでは1度使用すると以降のラウンドで使用できなくなる縛りが設けられている。
- 動画
E3 2019
現地時間6月9日~11日に開催。日本時間9日には、日本・北米・欧州・豪州の各地域の大会で上位入賞を果たした選手が参加する世界大会トーナメント『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL ワールドチャンピオンシップ 2019 3v3』が開催された。トーナメントの最後に桜井政博がビデオメッセージで登場し、優勝した日本代表に健闘を称えると共に、『スマブラSP』の次の追加ファイターを『Nintendo Direct』で発表することが明言された。
日本時間12日、『Nintendo Direct | E3 2019』が放送され、その中で勇者とバンジョー&カズーイの参戦が発表された。
- 外部リンク
E3 2021
新型コロナウイルス感染症の影響により、2021年は「Electronic Entertainment Experience」と銘打った完全オンラインイベントとして、現地時間6月12日~15日に開催。なお、翌2022年・2023年は開催中止、2023年12月には開催終了が宣言されたため、これが最後のE3出展となった。
日本時間16日、『Nintendo Direct | E3 2021』が放送され、その冒頭でカズヤの参戦が発表。参戦ムービーの後、桜井政博が出演し、カズヤの通常ワザダイジェスト映像を公開。続報は6月28日に放送するプレゼンテーション番組『カズヤのつかいかた』で発表することが告知された。