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− | 『マリオ』シリーズを知る者にとってはお馴染みの、ブロックを叩く時のジャンプアッパーカットや「ファイアーボール」、『スーパーマリオ64』で披露したパンチやキック、『スーパーマリオワールド』の「スーパーマント」(『スマブラDX』以降)、『スーパーマリオサンシャイン』の「ポンプ」(『スマブラX』以降)など、歴代の『マリオ』シリーズの要素を幅広く戦闘に取り入れている。『スーパーマリオブラザーズ3』『スーパーマリオUSA』など、ファイターとしてのマリオに含まれていない要素は、マリオ以外の『マリオ』シリーズのファイター(ピーチやクッパなど)の、ワザやアクションに含まれていたり、ステージやアイテムといった形で登場している場合も多い。
| + | 『マリオ』シリーズを知る者にとってはお馴染みの、ブロックを叩く時のジャンプアッパーカットや「ファイアーボール」、『スーパーマリオ64』で披露したパンチやキック、『スーパーマリオワールド』の「スーパーマント」(『スマブラDX』以降)、『スーパーマリオサンシャイン』の「ポンプ」(『スマブラX』以降)など、歴代の『マリオ』シリーズの要素を幅広く戦闘に取り入れている。 |
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− | ファイターとしては、マリオの名を冠するスポーツゲーム(マリオゴルフは除く)などと同じように、平均的な運動性能とパワーを持ったバランスの良い性能であり、その上で『殆どの通常ワザの発生が早く隙が少ない』という特徴を持つ。<br>
| + | ファイターとしては、マリオの名を冠するスポーツゲーム(『マリオゴルフ』は除く)などと同じように、平均的な運動性能とパワーを持ったバランスの良い性能であり、その上で“ほとんどの通常ワザの発生が早く隙が少ない”という特徴を持つ。<br> |
− | 一通り何でもこなせはするものの、扱うためにはある程度のワザの知識が必要になるほか、尖った個性も持っていないため、初心者にはやや難しいファイターでもある。しかし、『スマブラ』に用意されたテクニック要素の大半が使用可能という長所があり、『スマブラ64』の時点で引き出しは広範囲に渡っていた。
| + | 一通り何でもこなせはするものの、扱うためにはある程度のワザの知識が必要になるほか、尖った個性も持っていないため、初心者にはやや難しいファイターでもある。しかし、『スマブラ』に用意された[[テクニック]]要素の大半が使用可能という長所があり、『スマブラ64』の時点で引き出しは広範囲に渡っていた。 |
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− | 『スマブラDX』では、メテオワザの前空中攻撃「メテオナックル」と[[反射]]ワザの横必殺ワザ「スーパーマント」を獲得。新しい横スマッシュ攻撃の「ファイア掌底」は、“突きだした手の部分は低威力、その先から出す炎の部分は高威力”という、部位による威力の違いが視覚的にわかりやすくなっているワザで、初心者プレイヤーに「当てた距離や部位によって威力の異なるワザ」の存在を教えてくれる。また、一部ファイター限定の新しいアクションである[[カベジャンプ]]をすることも可能。
| + | 『スマブラDX』では、[[メテオワザ]]の前空中攻撃「メテオナックル」と[[反射ワザ]]の横必殺ワザ「スーパーマント」を獲得。新しい横スマッシュ攻撃の「ファイア掌底」は、“突きだした手の部分は低威力、その先から出す炎の部分は高威力”という、部位による威力の違いが視覚的にわかりやすくなっているワザで、初心者プレイヤーに「当てた距離や部位によって威力の異なるワザ」の存在を教えてくれる。また、一部ファイター限定の新しいアクションである[[カベジャンプ]]をすることも可能。 |
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| 『スマブラX』では下必殺ワザが「ポンプ」に変更され、[[風|ダメージを与えずに相手を押し出す]]ワザと、チャージ・保持ができる[[溜めワザ]]を一挙に獲得した。 | | 『スマブラX』では下必殺ワザが「ポンプ」に変更され、[[風|ダメージを与えずに相手を押し出す]]ワザと、チャージ・保持ができる[[溜めワザ]]を一挙に獲得した。 |
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− | 上記のことからもわかるように、作品が進むにつれて、マリオは『スマブラ』の学習教材的な性質が強められていくことになる。そのため、同じ初心者向けのファイターであるカービィを“入門者向け”とするならば、マリオは“登竜門”的な存在であると言える。とはいえなんでも平均的というわけではなく、基本的なワザの共通性質外れたワザが多かったり、ワザのリーチはやや短い分、出の早さと隙の少なさに優れコンボ性能に優れるが、復帰距離は短いため生存率は高くない、といった個性もある。これらの点は、作品が進むにつれ少しずつ目立ってきている。
| + | 上記のことからもわかるように、シリーズが進むにつれて、マリオは『スマブラ』の学習教材的な性質が強められていくことになる。そのため、同じ初心者向けのファイターであるカービィを“入門者向け”とするならば、マリオは“登竜門”的な存在であると言える。とはいえなんでも平均的というわけではなく、基本的なワザの共通性質外れたワザが多かったり、ワザのリーチはやや短い分、出の早さと隙の少なさに優れ[[コンボ]]性能に優れるが、復帰距離は短いため生存率は高くない、といった個性もある。これらの点は、作品が進むにつれ少しずつ目立ってきている。 |
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| === アートワーク === | | === アートワーク === |
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| *弱攻撃 : 左パンチ / フック / ジャブ → 右パンチ / ストレート → 蹴りあげ / けりあげ | | *弱攻撃 : 左パンチ / フック / ジャブ → 右パンチ / ストレート → 蹴りあげ / けりあげ |
| **『スーパーマリオ64』の通常攻撃アクション「(右手で)パンチ→(左手で)パンチ→(右足で)キック」とほぼ同じ。 | | **『スーパーマリオ64』の通常攻撃アクション「(右手で)パンチ→(左手で)パンチ→(右足で)キック」とほぼ同じ。 |
− | **元ゲームでは、ジャンプで敵を補足して踏みつけるという行為が3Dアクションゲームでは難しいという危惧で実装された経緯がある。 | + | **元ゲームでは、ジャンプで敵を捕捉して踏みつけるという従来の行為が3Dアクションゲームでは難しいという危惧で実装された経緯がある。 |
− | ***リーチを考慮して「攻撃に使う部位が一瞬巨大化する」という脚色があるが、この点もスマブラシリーズ通して多くのワザにこっそり継承されている。 | + | ***リーチを考慮して「攻撃に使う部位が一瞬巨大化する」という脚色があるが、この点も『スマブラ』シリーズ通して多くのワザにこっそり継承されている。 |
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| |画像1=[[ファイル:元ネタ_マリオ_弱1-3.jpg]] | | |画像1=[[ファイル:元ネタ_マリオ_弱1-3.jpg]] |