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|紹介記事=[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%83%E3%83%91_(%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC) クッパ (ゲームキャラクター) - Wikipedia]<br />[https://www.mariowiki.com/Bowser Bowser - Super Mario Wiki, the Mario encyclopedia]
 
|紹介記事=[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%83%E3%83%91_(%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC) クッパ (ゲームキャラクター) - Wikipedia]<br />[https://www.mariowiki.com/Bowser Bowser - Super Mario Wiki, the Mario encyclopedia]
 
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}}
'''クッパ'''(Bowser)は、『マリオ』シリーズに登場するキャラクター。正式名称は大魔王クッパ(King Bowser Koopa)。クッパ大王、魔王クッパとも呼ばれる。
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'''クッパ'''(Bowser)は、『マリオ』シリーズに登場するキャラクター。'''大魔王クッパ'''、'''クッパ大王'''とも呼ばれる。
 
__TOC__
 
__TOC__
 
{{-}}
 
{{-}}
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
クッパ軍団(初期はカメ帝国とも)を率いる巨大なカメで[[マリオ]]の永遠のライバル。性別はオスで、一人称は主に「ワガハイ」。息子に[[クッパJr.]]がいる。年齢は『ヨッシーアイランド』で[[マリオ]]たちと同じく赤ん坊だったことから、マリオたちと同程度か、言葉を話すことができたので数歳上であると考えられる。<br />
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クッパ軍団<ref>最初期の作品ではカメ帝国とも呼ばれていた。</ref>を率いる巨大なカメで、[[マリオ]]の永遠のライバル。性別はオスで、一人称は主に「ワガハイ」。息子に[[クッパJr.]]がいる。年齢は『ヨッシーアイランド』で[[マリオ]]たちと同じく赤ん坊だったことから、マリオたちと同程度か、言葉を話すことができたので数歳上であると考えられる。<br />
 
得意技は口から吐く灼熱の炎だが、そのほかの設定は作品毎に異なっている。
 
得意技は口から吐く灼熱の炎だが、そのほかの設定は作品毎に異なっている。
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単独の主役作品はないが、『マリオ&ルイージRPG3!!!』では、第3の主役として大活躍する。
 
単独の主役作品はないが、『マリオ&ルイージRPG3!!!』では、第3の主役として大活躍する。
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2013年のギネスワールドレコーズの「ビデオゲーム史に名を残す悪役トップ50」において堂々の1位の座に輝いており、世界ゲーム史上、1番の悪役の座をものにしている<ref>ちなみに4位にガノンドロフ、5位に初代『ポケモン』のライバルがランクインしている。</ref>。
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2013年ギネス世界記録の「ビデオゲーム史に名を残す悪役トップ50」において堂々の1位の座に輝いており、世界ゲーム史上、1番の悪役の座をものにしている<ref>ちなみに4位にガノンドロフ、5位に初代『ポケモン』のライバルがランクインしている。</ref>。
    
== 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ ==
 
== 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ ==
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また、『スマブラDX』の「{{DX|アドベンチャー}}」モードでは、特定の条件を満たして最後に出てくるクッパを倒すと、隠しボスの[[ギガクッパ]]が登場する。ギガクッパは、『スマブラX』以降にもクッパが[[最後の切りふだ]]を使用して変身した姿として登場する。
 
また、『スマブラDX』の「{{DX|アドベンチャー}}」モードでは、特定の条件を満たして最後に出てくるクッパを倒すと、隠しボスの[[ギガクッパ]]が登場する。ギガクッパは、『スマブラX』以降にもクッパが[[最後の切りふだ]]を使用して変身した姿として登場する。
   −
『[[スマブラ64]]』の公式ホームページの投票企画『スマブラ2があるとしたら出てほしいキャラ』では2位の[[ピーチ]]に2倍以上の票差をつけて1位を獲得し<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/PostResult2.html スマブラ拳!! (64):アンケート集計拳!!]</ref>、そのため『スマブラDX』制作の際には真っ先に新規参戦が決められた<ref>Nintendo DREAM スマブラ談DX<br />“―N64版のときの『スマブラ拳!!』で、『2』が出るとしたら、出して欲しいキャラランキングをやってましたけど、ある程度は反映されてますよね。<br />桜井 反映しようと思わなければ、クッパとピーチを真っ先に出そうとは思いませんでしたね。”</ref>。
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『[[スマブラ64]]』の公式ホームページの投票企画『スマブラ2があるとしたら出てほしいキャラ』では2位の[[ピーチ]]に2倍以上の票差をつけて1位を獲得し<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/PostResult2.html スマブラ拳!! (64):アンケート集計拳!!]</ref>、そのため『スマブラDX』制作の際には真っ先に新規参戦が決められた<ref>Nintendo DREAM 2002年1月号 スマブラ談DX<br />“―N64版のときの『スマブラ拳!!』で、『2』が出るとしたら、出して欲しいキャラランキングをやってましたけど、ある程度は反映されてますよね。<br />桜井 反映しようと思わなければ、クッパとピーチを真っ先に出そうとは思いませんでしたね。”</ref>。
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『スマブラfor』以降は、人間と同じように足で地面を蹴って走るようになっている(もっとも、『マリオ』シリーズではこの走り方しかしたことがない)。
 
『スマブラfor』以降は、人間と同じように足で地面を蹴って走るようになっている(もっとも、『マリオ』シリーズではこの走り方しかしたことがない)。
   −
全てのファイターの中で最も[[重さ|重く]]、さらに大きな攻撃力と[[ふっとばし力]]を兼ね揃えたワザを多く持つ。しかし、機動面は[[走行]]などトップスピードこそ平均的なものがあるが、[[ダッシュ]]の初速やジャンプの踏切りの開始が遅かったりで、動きの機敏さに欠ける。また、攻撃の隙が大きい。そのため、全体的に極めて重たい操作感がある。<br />『スマブラDX』ではその極端な長所と短所のため、桜井政博は「初心者相手には最強を誇りますが、なかなか大会などで勝ち抜くことは難しいかもしれません。」と評している<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/syukeiken/return572.html 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!]</ref>。当時は隙の大きさを補う[[スーパーアーマー]]がほぼないうえに、巨体の割に攻撃のリーチにも乏しかったため、ユーザーからの評価もかなり厳しいものだった。
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全てのファイターの中で最も[[重量]]があり、さらに高い威力を兼ね揃えたワザを多く持つ。しかし、機動面は[[走行]]などトップスピードこそ平均的なものがあるが、[[ダッシュ]]の初速やジャンプの踏切りの開始が遅かったりで、動きの機敏さに欠ける。また、攻撃の隙が大きい。そのため、全体的に極めて重たい操作感がある。<br />『スマブラDX』ではその極端な長所と短所のため、桜井政博は「初心者相手には最強を誇りますが、なかなか大会などで勝ち抜くことは難しいかもしれません。」と評している<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/syukeiken/return572.html 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!]</ref>。当時は隙の大きさを補う[[スーパーアーマー]]がほぼないうえに、巨体の割に攻撃のリーチにも乏しかったため、ユーザーからの評価もかなり厳しいものだった。
    
身体の大きさは『スマブラDX』で既に最大級のものだったが、『スマブラX』ではさらに大きくなった。特に腕の長さがかなり長くなり、これにより『スマブラDX』での欠点の一つである攻撃リーチは『スマブラX』ではトップクラスのものとなり、クッパの大きな長所の一つとなった。しかしその大きな身体がアダとなり、混戦に巻き込まれると四方から攻撃を受けて身動きが取れなくなりやすい。<br />意外なことに、低%の相手を撃墜したり複数人をまとめてふっとばしたりすることはあまり得意でないが、その反面、一対一の状況で真価を発揮するワザやテクニックを豊富に持つ。そのため、重量級パワーファイターでは珍しく、混戦に突っ込んで撃墜点を総取りするようなことよりも、ステージの要所で構えて対戦相手と一対一で対峙するほうが得意である。
 
身体の大きさは『スマブラDX』で既に最大級のものだったが、『スマブラX』ではさらに大きくなった。特に腕の長さがかなり長くなり、これにより『スマブラDX』での欠点の一つである攻撃リーチは『スマブラX』ではトップクラスのものとなり、クッパの大きな長所の一つとなった。しかしその大きな身体がアダとなり、混戦に巻き込まれると四方から攻撃を受けて身動きが取れなくなりやすい。<br />意外なことに、低%の相手を撃墜したり複数人をまとめてふっとばしたりすることはあまり得意でないが、その反面、一対一の状況で真価を発揮するワザやテクニックを豊富に持つ。そのため、重量級パワーファイターでは珍しく、混戦に突っ込んで撃墜点を総取りするようなことよりも、ステージの要所で構えて対戦相手と一対一で対峙するほうが得意である。
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:*横+B:かみつき
 
:*横+B:かみつき
   −
;[{{有無|DX}}フィギュア名鑑] クッパ(SMASH)  
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;[{{有無|DX}}フィギュア名鑑] クッパ(SMASH)
 
:”クッパブレス”は、連続で炎をはく。はきつづけると疲れて炎がちいさくなる。”かみつき”は、遠くから当てるとツメによる攻撃、近くで当てるとかみつく。”スピニングシェル”は、地上では横に高速に移動でき、空中では復帰に役立つ。”クッパドロップ”はパワーもスキも大きい。
 
:”クッパブレス”は、連続で炎をはく。はきつづけると疲れて炎がちいさくなる。”かみつき”は、遠くから当てるとツメによる攻撃、近くで当てるとかみつく。”スピニングシェル”は、地上では横に高速に移動でき、空中では復帰に役立つ。”クッパドロップ”はパワーもスキも大きい。
 
:*上+B:スピニングシェル
 
:*上+B:スピニングシェル
 
:*下+B:クッパドロップ
 
:*下+B:クッパドロップ
   −
;[{{有無|X}}フィギュア名鑑] クッパ  
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;[{{有無|X}}フィギュア名鑑] クッパ
 
:カメ族の大魔王で、マリオとは永遠のライバル関係。口から炎を吐いたり、ハンマーをばらまいたり、クッパクラウンなる乗り物から襲ったりと多種多様な攻撃でマリオを狙う。その巨大な身体に見合った怪力の持ち主である。そんな父の姿を見て育ったせいか一人息子のクッパJr.は、やはりマリオに危害を加える。
 
:カメ族の大魔王で、マリオとは永遠のライバル関係。口から炎を吐いたり、ハンマーをばらまいたり、クッパクラウンなる乗り物から襲ったりと多種多様な攻撃でマリオを狙う。その巨大な身体に見合った怪力の持ち主である。そんな父の姿を見て育ったせいか一人息子のクッパJr.は、やはりマリオに危害を加える。
 
:*(FC) スーパーマリオブラザーズ
 
:*(FC) スーパーマリオブラザーズ
 
:*(GC) スーパーマリオサンシャイン
 
:*(GC) スーパーマリオサンシャイン
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;[{{有無|for|1/1}}フィギュア名鑑] クッパ  
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;[{{有無|for|1/1}}フィギュア名鑑] クッパ
 
:ピーチをさらい永遠のライバルであるマリオと対決を続けるクッパ軍団のボス。悪党とはいえどこか抜けた面があり、時にはマリオと行動を共にすることもある。『スマブラ』では、巨体を生かした破壊力抜群の攻撃とふっとびにくさが特徴。ごく弱い攻撃であればひるまないため、細かいことは気にせず、強いワザで圧倒しよう。
 
:ピーチをさらい永遠のライバルであるマリオと対決を続けるクッパ軍団のボス。悪党とはいえどこか抜けた面があり、時にはマリオと行動を共にすることもある。『スマブラ』では、巨体を生かした破壊力抜群の攻撃とふっとびにくさが特徴。ごく弱い攻撃であればひるまないため、細かいことは気にせず、強いワザで圧倒しよう。
 
:*(FC) スーパーマリオブラザーズ (1985/09)
 
:*(FC) スーパーマリオブラザーズ (1985/09)
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==== ワザ ====
 
==== ワザ ====
 
*弱攻撃:左ひっかき → 右ひっかき {{有無|DX}}{{有無|X}}
 
*弱攻撃:左ひっかき → 右ひっかき {{有無|DX}}{{有無|X}}
**ひっかく攻撃は、『スーパーマリオRPG』の、クッパが武器を何も持っていない時の攻撃に通じるものがある。
+
**引っ掻く攻撃は、『スーパーマリオRPG』で武器を何も持っていない時の攻撃に通じるものがある。
*弱攻撃:クッパげんこつ → クッパ追い撃ち {{有無|for|1/1}} / 弱攻撃2段目:クッパ追い撃ち {{有無|SP}}
+
*弱攻撃:クッパげんこつ(クッパ掌打) → クッパ追い撃ち {{有無|for|1/1}}{{有無|SP}}
 
**クッパが初めてパンチを使ったのは、『マリオ&ルイージRPG3!!!』。同作では、ファイアと対をなすクッパの基本的な攻撃手段となっており、パンチで敵を攻撃するほか、フィールド上の障害物を破壊したり、敵の弾を撃ち返すこともできる。
 
**クッパが初めてパンチを使ったのは、『マリオ&ルイージRPG3!!!』。同作では、ファイアと対をなすクッパの基本的な攻撃手段となっており、パンチで敵を攻撃するほか、フィールド上の障害物を破壊したり、敵の弾を撃ち返すこともできる。
 
*前空中攻撃:ジャンプひっかき
 
*前空中攻撃:ジャンプひっかき
**『スーパーマリオRPG』の序盤、クッパ戦後のイベントでクッパがジャンプしてひっかきを繰り出す。
+
**『スーパーマリオRPG』の序盤、クッパ戦後のイベントでクッパがジャンプして引っかきを繰り出す。
**『スーパーマリオ オデッセイ』でもキャプチャーしたクッパを操作する時に空中でのひっかき攻撃を見ることができる。
+
**『スーパーマリオ オデッセイ』でも、マリオがキャプチャーしたクッパを操作する時に空中での引っかき攻撃を見ることができる。
 
*後空中攻撃:スパイクボンバー {{有無|DX}}{{有無|X}}
 
*後空中攻撃:スパイクボンバー {{有無|DX}}{{有無|X}}
**『スーパーマリオRPG』の、クッパが鍵のかかった戸をぶち破る動作が近い。それではジャンプせず、勢いよく後ろ向きに走って甲羅をぶつけた。
+
**『スーパーマリオRPG』の鍵のかかった戸をぶち破る動作が近い。それではジャンプせず、勢いよく後ろ向きに走って甲羅をぶつけた。
***甲羅を活かしている点から、上スマッシュ攻撃のライジングスパイクは、同元ネタを応用したものと解釈できる。
+
***甲羅を活かしている点から、上スマッシュ攻撃の「ライジングスパイク」は、同元ネタを応用したものと解釈できる。
*下空中攻撃 : スクラブブラシ {{有無|for}}以降
+
*下空中攻撃:スクラブブラシ {{有無|for}}{{有無|SP}}
**『スーパーマリオ 3Dワールド+フューリーワールド』に登場するフューリークッパは、『スマブラfor』以降の下空中攻撃と非常に酷似したモーションの急降下攻撃を行ってくる。ただし、『スマブラ』のものは急降下中に回転しているのに対し、こちらは回転せずにそのまま急降下している。
+
**『スマブラSP』より後の作品だが、『スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールド』に登場するフューリークッパがよく似た急降下攻撃を使ってくる。ちなみに『スマブラ』とは違い、回転せずにそのまま急降下している。
*通常必殺ワザ:クッパブレス / 通常必殺ワザ2:ファイアショット {{有無|for|1/1}} / 通常必殺ワザ3:クッパフレイム {{有無|for}}
+
*通常必殺ワザ:クッパブレス
**クッパはほとんどの作品で火を噴くが、作品によって、クッパブレスやクッパフレイムのように火炎放射タイプの火を放つ場合と、ファイアショットのように火球タイプの火を放つ場合とがある。前者は『スーパーマリオ64』『マリオ&ルイージRPG3!!!』『スーパーマリオギャラクシー2』などが、後者は『スーパーマリオブラザーズ』シリーズ全般、『スーパーマリオギャラクシー』『スーパーマリオ 3Dランド』などがある。
+
**初登場の『スーパーマリオブラザーズ』からほとんどの作品で使われる攻撃手段。作品によってバリエーションは異なるが、『スーパーマリオ64』を始めとする3D作品群で使う火炎放射が主流となっており、アクション以外の作品でも見られる機会は多い。
**モーションと火の形状的に『スーパーマリオ64』の火炎放射が近い。ワザ名は『マリオストーリー』に同じものがある。
   
{{SG
 
{{SG
|画像1=[[ファイル:元ネタ_クッパ_NB.jpg]]
+
|画像1=[[ファイル:元ネタ_クッパ_NB.jpg|250px]]
 
}}
 
}}
 +
*通常必殺ワザ2:ファイアショット {{有無|for}}
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**前途の通り、火炎放射として描写されることが多い攻撃だが、初代『マリオ』などの2D作品群ではほぼ一貫して火球を放つ。他には『ギャラクシー1』『3Dランド』『3Dワールド』や、『オデッセイ』のオープニングムービーやキャプチャー時でもこのバリエーションが見られる。
 +
**ちなみに初代『マリオ』でのエフェクトは細長い炎で、火の玉になったのは『スーパーマリオブラザーズ3』から。
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*横必殺ワザ:かみつき {{有無|DX}}
 +
**『スマブラDX』までは噛み付き攻撃をしたことはなかったが、原作でも『ペーパーマリオRPG』から噛み付く描写が描かれるようになっている。
 +
**引っかき攻撃<ref>「かみつき」は、立ち状態の相手に根本ヒットで噛み付き([[つかみワザ]])に派生するワザで、始動技は引っかく攻撃となっている。</ref>に関しては、前途の弱攻撃で触れた『スーパーマリオRPG』の頃から存在している。
 
*横必殺ワザ:ダイビングプレス {{有無|X}}以降
 
*横必殺ワザ:ダイビングプレス {{有無|X}}以降
**最後の押しつぶす動作は『マリオバスケ3on3』や『スーパーマリオギャラクシー』に似たような動作がある。
+
**回転ジャンプからの押しつぶしは、『スーパーマリオギャラクシー』での大ジャンプ&衝撃波攻撃の動作に少し似ている<ref>週刊ファミ通 2008年1月18日増刊号の別冊付録「ファミ通スマブラ拳!!『大乱闘スマッシュブラザーズX』開眼の書」でもこの動きが紹介されている。</ref>。
**『マリオテニス エース』に縦テクニカルショットとして「ダイビングプレス」がそのまま逆輸入されている。
+
**プロレス的な要素の面では、『マリオ&ルイージRPG』でパーニョにパイルドライバーを決めてその衝撃波で攻撃するブラザーアタック(合体技)「マッスルドライバー」にも通じたものがある。
*上必殺ワザ:スピニングシェル / 空中ジャンプ・空中緊急回避 {{有無|DX}}{{有無|X}}
+
**後に『マリオテニス エース』の縦テクニカルショットとして逆輸入された。
**関連性は薄いが、『スーパーマリオブラザーズ3』でコクッパが緊急回避時に甲羅にこもって大ジャンプしていた。
+
*上必殺ワザ:スピニングシェル<br>空中ジャンプ / 空中回避 {{有無|DX}}{{有無|X}}
**『スーパーマリオワールド』ではコクッパのルドウィッグ(4面ボス)が殻にこもって体当たりする技を見せる。
+
**回転する甲羅は、[[ノコノコ]]などのカメ族を[[ミドリこうら|プレイヤーが蹴り飛ばす]]際に見られるが、クッパ自身が甲羅にこもって回転するアクションを見せたのは『スマブラDX』が初めて<ref>厳密には、海外でのみ発売された『Mario's Time Machine』(NES版)が初出。</ref>。
**『マリオテニスGC』ではクッパのスペシャルショットとして、これを逆輸入した「スピニングシェルダッシュ」という技が存在する。
+
**空中上必殺ワザの動きは、『スーパーマリオブラザーズ3』の[[クッパ7人衆|コクッパ]]の、ダメージを受けた直後甲羅にこもってジャンプするという行動パターンに近しい。
**『マリオテニス エース』でもクッパの横テクニカルショットとして「スピニングシェル」がそのまま逆輸入されている。
+
**『スーパーマリオワールド』では4面ボスのルドウィッグが甲羅にこもって体当たりする技を見せる。
 +
**『マリオテニスGC』ではこれを逆輸入したスペシャルショット「スピニングシェルダッシュ」が使える。
 +
***以降の作品でも『New スーパーマリオブラザーズ U』や『マリオテニス エース』<ref>横テクニカルショットとして「スピニングシェル」が逆輸入されている。</ref>などで度々回転攻撃を繰り出す。
 
*下必殺ワザ:クッパドロップ  
 
*下必殺ワザ:クッパドロップ  
 
**『スーパーマリオブラザーズ3』登場時の押しつぶし攻撃から<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/0724/drop.html 速報スマブラ拳!! : クッパ]</ref>。
 
**『スーパーマリオブラザーズ3』登場時の押しつぶし攻撃から<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/0724/drop.html 速報スマブラ拳!! : クッパ]</ref>。
**固いブロックを壊すほどの威力を誇るが、外すと隙だらけだったり、そのまま落ちていったりとよく似ている。
+
**足場のブロックを壊すほどの威力を誇るが、押しつぶし後は隙だらけ。『スマブラ』で使いどころを誤ると自滅してしまうのは、原作での倒し方であるブロックを突き抜けさせて落下していく姿と重なるものがある。
**また『ルイージマンション』でも似たようなワザを使う。
+
**『マリオ3』の他、『スーパープリンセスピーチ』でも似た攻撃を繰り出す。
 
*最後の切りふだ:ギガクッパ変身 {{有無|X}}{{有無|for}} / ギガクッパパンチ {{有無|SP}}
 
*最後の切りふだ:ギガクッパ変身 {{有無|X}}{{有無|for}} / ギガクッパパンチ {{有無|SP}}
**ギガクッパ自体は『スマブラ』のオリジナルである。しかし原作においてクッパはマリオの何倍もの巨躯で描かれることも多く、そこから更に巨大化した例は枚挙にいとまがない。
+
**ギガクッパ自体は『スマブラ』のオリジナルであるが、原作においてクッパはマリオの何倍もの巨躯で描かれることも多く、そこから更に巨大化した例は枚挙にいとまがない。
 
**「ギガクッパパンチ」のパンチの動作や巨大化する演出は、『マリオ&ルイージRPG3!!!』の巨大化したクッパのパンチに通じるものがある。
 
**「ギガクッパパンチ」のパンチの動作や巨大化する演出は、『マリオ&ルイージRPG3!!!』の巨大化したクッパのパンチに通じるものがある。
***『スーパーマリオギャラクシー2』のクッパ戦でも、巨大なクッパが右拳でパンチすることがあり、共通点がある。
+
***『スーパーマリオギャラクシー2』でも、巨大なクッパが右拳でパンチすることがある。
    
==== その他 ====
 
==== その他 ====
*[[横アピール]] {{有無|X}}以降
+
*(上)[[アピール]]:上体を後ろに倒しながら唸る / [[待機モーション]]:上方に白い息を吐きながら、唸り声を上げる
**『ペーパーマリオRPG』で、攻撃手段として噛み付いてくることがある。ただし、『スマブラ』のアピールのように連続で噛み付くことはしない。
+
**『スーパーマリオ64』以降、主に3D作品でマリオと対峙した際に威嚇として吠えるシーンがよく見られる。
**『スーパーマリオギャラクシー2』において、「グランドスター」に豪快に齧り付き、そのまま呑み込んで体内に取り込んでしまうシーンがある。直接的な関係性は薄いが、原作のクッパにも噛み付くアクションが存在することがわかる。
  −
*[[待機モーション]]:咆えるような声 {{有無|SP}}
  −
**現れたマリオに対し咆哮をあげる姿が、『スーパーマリオサンシャイン』『New スーパーマリオブラザーズ』『スーパーマリオ 3Dランド』ほか複数の原作作品で見られ、『スマブラSP』のものと多少共通点がある。
  −
***ただし、原作の咆哮は『スマブラ』のものより声が大きく、尺が長いことが多い。
  −
*待機モーション:両腕を交差させるような動き
  −
**『スーパー マリオパーティ』においてサイコロを振る際に、やや似た動きで拳同士を打ち付けるような動作を行う。ただし、両腕は交差していない。
   
*[[しゃがみ]] {{有無|for}}以降
 
*[[しゃがみ]] {{有無|for}}以降
 
**『マリオ&ルイージRPG3!!!』において、クッパが戦闘中に上からの攻撃を甲羅でガードする時のポーズに似ている。
 
**『マリオ&ルイージRPG3!!!』において、クッパが戦闘中に上からの攻撃を甲羅でガードする時のポーズに似ている。
 
*空中で[[踏み台ジャンプ|踏み台]]にされる {{有無|X}}{{有無|for}}
 
*空中で[[踏み台ジャンプ|踏み台]]にされる {{有無|X}}{{有無|for}}
 
**『スーパーマリオワールド』でコクッパのレミーやウェンディが踏まれて倒されたときの、土管の下から落ちていく姿に似ている。原作では回転ではなく、手足をジタバタさせる。モートンやロイ、ルドウィッグが消滅していく姿にも似ており、こちらは回転しながら消え去る。
 
**『スーパーマリオワールド』でコクッパのレミーやウェンディが踏まれて倒されたときの、土管の下から落ちていく姿に似ている。原作では回転ではなく、手足をジタバタさせる。モートンやロイ、ルドウィッグが消滅していく姿にも似ており、こちらは回転しながら消え去る。
*[[アイテム攻撃#打撃アイテム攻撃|打撃アイテム攻撃]]:スマッシュ攻撃 {{有無|DX}}{{有無|X}} / 強攻撃 {{有無|for}}
+
*[[打撃アイテム攻撃|打撃アイテムスマッシュ攻撃]] {{有無|DX}}{{有無|X}} / 打撃アイテム強攻撃 {{有無|for}}
 
**『スマブラ』の方が先だが、『スーパーマリオスタジアム』のバットを片手で振り回す仕種に似ている。ただし、持ち手は逆。
 
**『スマブラ』の方が先だが、『スーパーマリオスタジアム』のバットを片手で振り回す仕種に似ている。ただし、持ち手は逆。
 
***やや余談だが、『マリオゴルフ64』でもクラブを片手で持ちボールを打つ。
 
***やや余談だが、『マリオゴルフ64』でもクラブを片手で持ちボールを打つ。
*[[おっとっと]]
+
*[[おっとっと]] / 下アピール:片足立ちをしてバランスを崩しそうになる {{有無|X}}以降
 
**『スーパーマリオ64』において、突進攻撃の後、フィールドの底に落ちそうになった時のモーション。
 
**『スーパーマリオ64』において、突進攻撃の後、フィールドの底に落ちそうになった時のモーション。
**{{有無|X}}以降 [[下アピール]]の動作も同元ネタに少し似ている。
+
*[[登場演出]]:炎の中から現れる {{有無|X}}以降
*[[登場演出]] {{有無|X}}以降
   
**前屈み気味でゆっくり歩きながら登場する点は、『スーパーマリオ64』のクッパ戦開始前の演出に通じるものがある。
 
**前屈み気味でゆっくり歩きながら登場する点は、『スーパーマリオ64』のクッパ戦開始前の演出に通じるものがある。
*[[勝利演出]]・上 {{有無|SP}}
+
*[[勝利演出]]・Y(上):前進しながら2連引っ掻きする {{有無|DX}}{{有無|X}}{{有無|for}}<br>[[勝利演出]]・上:どかどかと走り寄ってきて、2連引っ掻きする {{有無|SP}}
**どたどた走る姿と二連引っ掻きが、『スーパーマリオ オデッセイ』にて、マリオにキャプチャーされたクッパのアクションを彷彿とさせる。
+
**『スマブラ』オリジナル。ただ、2連引っ掻きに関しては『マリオ&ルイージRPG3!!!』でのレベルアップ時に見られる、ダブルバイセップスからの連続引っかきがそれらしく見える。
**『マリオ&ルイージRPG3!!!』においても、レベルアップ時に右手、左手の順で引っ掻きを行う。
      
== 主な登場作品 ==
 
== 主な登場作品 ==
*スーパーマリオブラザーズ (1985/FC)【バーチャルコンソール [https://www.nintendo.co.jp/titles/50010000007239 3DS] / [https://www.nintendo.co.jp/titles/20010000000866 Wii U]】
+
*スーパーマリオブラザーズ (1985/FC<ref name="VC3+NSO1" />)
*スーパーマリオブラザーズ3 (1988/FC) 【バーチャルコンソール [https://www.nintendo.co.jp/titles/50010000012900 3DS] / [https://www.nintendo.co.jp/titles/20010000001043 Wii U]】
+
*スーパーマリオブラザーズ3 (1988/FC<ref name="VC3+NSO1" />)
*[http://www.nintendo.co.jp/n02/shvc/mw/index.html スーパーマリオワールド] (1990/SFC) 【バーチャルコンソール [https://www.nintendo.co.jp/titles/20010000000843 Wii U] / [https://www.nintendo.co.jp/titles/50010000039695 New3DS]】
+
*[http://www.nintendo.co.jp/n02/shvc/mw/index.html スーパーマリオワールド] (1990/SFC<ref name="VC6+NSO1" />)
*[http://www.nintendo.co.jp/n02/shvc/p_arwj/ スーパーマリオRPG] (1996/SFC) 【[https://www.nintendo.co.jp/titles/20010000017107 Wii U バーチャルコンソール]】
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*[http://www.nintendo.co.jp/n02/shvc/p_arwj/ スーパーマリオRPG] (1996/SFC<ref name="VC4" />)
*[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nsmj/index.html スーパーマリオ64] (1996/N64) 【[https://www.nintendo.co.jp/titles/20010000013027 Wii Uバーチャルコンソール]】
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*[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nsmj/index.html スーパーマリオ64] (1996/N64<ref name="VC2+NSO2" />)
 
*[http://www.nintendo.co.jp/ngc/sms/index.html スーパーマリオサンシャイン] (2002/GC)
 
*[http://www.nintendo.co.jp/ngc/sms/index.html スーパーマリオサンシャイン] (2002/GC)
 
*[http://www.nintendo.co.jp/ds/a2dj/index.html New スーパーマリオブラザーズ] (2006/DS)
 
*[http://www.nintendo.co.jp/ds/a2dj/index.html New スーパーマリオブラザーズ] (2006/DS)
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*[http://www.nintendo.co.jp/wiiu/ardj/ スーパーマリオ 3Dワールド] (2013/Wii U)
 
*[http://www.nintendo.co.jp/wiiu/ardj/ スーパーマリオ 3Dワールド] (2013/Wii U)
 
*[https://www.nintendo.co.jp/switch/aaaca/ スーパーマリオ オデッセイ] (2017/Switch)
 
*[https://www.nintendo.co.jp/switch/aaaca/ スーパーマリオ オデッセイ] (2017/Switch)
 +
*[https://www.nintendo.com/jp/switch/aqmxa/index.html スーパーマリオブラザーズ ワンダー] (2023/Switch)
 
他多数
 
他多数
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== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
<references/>
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<references>
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<ref name="VC2+NSO2">Wii/Wii Uでバーチャルコンソールが配信された他、Switchでは有料オンラインサービス『Nintendo Switch Online + 追加パック』加入者限定ソフトの収録タイトルとして配信された。</ref>
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<ref name="VC3+NSO1">Wii/3DS/Wii Uでバーチャルコンソールが配信された他、Switchでは有料オンラインサービス『Nintendo Switch Online』加入者限定ソフトの収録タイトルとして配信された。</ref>
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<ref name="VC6+NSO1">Wii/Wii U/New3DSでバーチャルコンソールが配信された他、Switchでは有料オンラインサービス『Nintendo Switch Online』加入者限定ソフトの収録タイトルとして配信された。</ref>
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<ref name="VC4">Wii Uでバーチャルコンソールが配信された。</ref>
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== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==

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