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1983年にゲーム&ウオッチ版『マリオブラザーズ』でマリオの相棒として初登場し、同年のアーケード版『マリオブラザーズ』でマリオが1プレイヤー用キャラ、ルイージが2プレイヤー用キャラという位置付けで、プレイ上の識別のためにマリオの色違いとなり、これが今の“緑のルイージ”としての初登場作品となる。<br />1985年発売の『スーパーマリオブラザーズ』までの初期作品では、マリオと服の色が違うだけで、姿も能力も全く特徴に違いのないキャラクターであった。『スーパーマリオブラザーズ2』にて初めて「マリオよりジャンプ力に優れる代わりにブレーキが利かない」という上級者向けの一癖ある味付けを施され、以後マリオとの差別化が必要な作品ではこの特徴を参考にした性能になることが多い。
 
1983年にゲーム&ウオッチ版『マリオブラザーズ』でマリオの相棒として初登場し、同年のアーケード版『マリオブラザーズ』でマリオが1プレイヤー用キャラ、ルイージが2プレイヤー用キャラという位置付けで、プレイ上の識別のためにマリオの色違いとなり、これが今の“緑のルイージ”としての初登場作品となる。<br />1985年発売の『スーパーマリオブラザーズ』までの初期作品では、マリオと服の色が違うだけで、姿も能力も全く特徴に違いのないキャラクターであった。『スーパーマリオブラザーズ2』にて初めて「マリオよりジャンプ力に優れる代わりにブレーキが利かない」という上級者向けの一癖ある味付けを施され、以後マリオとの差別化が必要な作品ではこの特徴を参考にした性能になることが多い。
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『スーパーマリオブラザーズ2』や『マリオUSA』では活躍の場が与えられたものの、ほとんどはただのマリオの色違いで、かつ1人でプレイする場合では使用機会がなかった。「マリオの弟」というポジションが逆手に働いてしまい存在感が薄く、後発キャラの[[ヨッシー]]や[[ワリオ]]に、主役デビューを先に越されてしまっていた。「マリオ」の名を冠するゲームで、一瞬たりともルイージの出番がない作品も少なくない。<br />その影の薄さが逆にユーザー間や連載漫画などのネタになり、一部で密かな人気を獲得していたようだ。N64の『スマブラ』あたりを境に、公式にも「影が薄いことをネタにしたキャラクター」としてスポットが当たり始め、GCのロンチソフト『ルイージマンション』では、ついに主役の座を射止めた。<br />その後もRPG系やマリオギャラクシーなど頻繁にマリオと並んで活躍し、『ルイージマンション2』では再び主役に復帰。同時に任天堂が公式にルイージ生誕30周年を記念して2013年を「ルイージの年」と称し、ルイージを例年以上に活躍させることを宣言した。『ルイージマンション2』は2013年内に国内でミリオンセラーを達成するという、任天堂内で誰もが予想だにしなかった結果を出した<ref>Nintendo Direct 2013.12.18</ref>。
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『スーパーマリオブラザーズ2』や『スーパーマリオUSA』では活躍の場が与えられたものの、ほとんどはただのマリオの色違いで、かつ1人でプレイする場合では使用機会がなかった。「マリオの弟」というポジションが逆手に働いてしまい存在感が薄く、後発キャラの[[ヨッシー]]や[[ワリオ]]に、主役デビューを先に越されてしまっていた。「マリオ」の名を冠するゲームで、一瞬たりともルイージの出番がない作品も少なくない。<br />その影の薄さが逆にユーザー間や連載漫画などのネタになり、一部で密かな人気を獲得していたようだ。『初代スマブラ』あたりを境に、公式にも「影が薄いことをネタにしたキャラクター」としてスポットが当たり始め、GCのロンチソフト『ルイージマンション』では、ついに主役の座を射止めた。<br />その後もRPG系や『スーパーマリオギャラクシー』など頻繁にマリオと並んで活躍し、『ルイージマンション2』では再び主役に復帰。同時に任天堂が公式にルイージ生誕30周年を記念して2013年を「ルイージの年」と称し、ルイージを例年以上に活躍させることを宣言した。『ルイージマンション2』は2013年内に国内でミリオンセラーを達成するという、任天堂内で誰もが予想だにしなかった結果を出した<ref>Nintendo Direct 2013.12.18</ref>。
    
ちなみに、「影が薄い・ネガティブ・引っ込み思案・変わり者」といったような方向付けには、ファミ通に連載されていた4コマ漫画「はまり道」に登場するルイージの影響が大きいといわれている。ゲーム中では「ネガティブ・変わり者」な面ではスマブラから、「臆病」な面では『マリオストーリー』の日記と『ルイージマンション』から見られる。
 
ちなみに、「影が薄い・ネガティブ・引っ込み思案・変わり者」といったような方向付けには、ファミ通に連載されていた4コマ漫画「はまり道」に登場するルイージの影響が大きいといわれている。ゲーム中では「ネガティブ・変わり者」な面ではスマブラから、「臆病」な面では『マリオストーリー』の日記と『ルイージマンション』から見られる。
    
== 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ ==
 
== 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ ==
シリーズ1作目から登場。『[[初代スマブラ]]』から『[[スマブラX]]』までは隠しキャラとして登場している。『スマブラDX』では発売後の2001年11月27日に、『スマブラX』では発売後の2008年2月15日に公式サイトで紹介された。<br />『スマブラfor』では「せっかくの"ルイージの年"なので。」ということで、シリーズで初めて発売前の2013年8月7日に参戦が発表された<ref>[https://miiverse.nintendo.net/posts/AYMHAAABAADOUgHp7XSF2Q Miiverse Sakuraiさんの投稿] 2013/8/7</ref>
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シリーズ1作目から登場。『[[スマブラDX]]』では発売後の2001年11月27日に、『[[スマブラX]]』では発売後の2008年2月15日に公式サイトで紹介された。『スマブラfor』では「せっかくの"ルイージの年"なので。」ということで、シリーズで初めて発売前の2013年8月7日に参戦が発表された<ref>[https://miiverse.nintendo.net/posts/AYMHAAABAADOUgHp7XSF2Q Miiverse Sakuraiさんの投稿] 2013/8/7</ref>。『スマブラX』まで隠しキャラクターとして、『[[スマブラfor]]』では最初から選択可能なキャラクターとして登場している。
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『スマブラDX』と『スマブラX』では、出現条件に数字の「2」が絡んだものが多い。『スマブラDX』にはアドベンチャーのステージ1-1で、残り時間秒の下1ケタが2秒のときにゴールし、ルイージを1分以内に倒してゲームクリアまでプレイするという出現条件が、『スマブラX』には対戦を22回こなすという出現条件がある。<br />なお、『スマブラDX』で前述の「アドベンチャーのステージ1-1で、残り時間秒の下1ケタが2秒のときにゴール」を達成したあとに登場するルイージは、ジャンプ中のマリオの頭を[[踏み台ジャンプ]]のように踏んづけて落とし出番を奪うという衝撃的な演出で登場し対戦相手となるが、これは[[桜井政博]]が見た夢の光景を再現したものとのこと<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/syukeiken/return506.html 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!]</ref>。
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『スマブラDX』と『スマブラX』では、出現条件に数字の「2」が絡んだものが多い。『スマブラDX』には「アドベンチャー」のステージ1-1で、残り時間秒の下1ケタが2秒のときにゴールし、ルイージを1分以内に倒してゲームクリアまでプレイするという出現条件が、『スマブラX』には対戦を22回こなすという出現条件がある。<br />なお、『スマブラDX』で前述の「アドベンチャーのステージ1-1で、残り時間秒の下1ケタが2秒のときにゴール」を達成したあとに登場するルイージは、ジャンプ中のマリオの頭を[[踏み台ジャンプ]]のように踏んづけて落とし出番を奪うという衝撃的な演出で登場し対戦相手となるが、これは[[桜井政博]]が見た夢の光景を再現したものとのこと<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/syukeiken/return506.html 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!]</ref>。
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『初代スマブラ』では、当時のルイージは作品によってマリオよりも高い声だったり低い声だったりと一定していなかったため、『マリオカート64』を参考に高い声が採用されている<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/PostReturn143.html アンケート集計拳!!]</ref>。『スマブラDX』の頃にはマリオシリーズにおけるルイージの声は低い方針で固まりつつあったが、『スマブラDX』では前作のマリオとルイージの混合で高いままであり、それについて[[桜井政博]]は「最初にスマブラを作ったときには、マリオカートの声を参考にしたんです。なので、スマブラではルイージは声が高い方針で固めます。」と述べている<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/syukeiken/return523.html 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!]</ref>。『スマブラX』では声は近年のマリオシリーズに合わせて低めのものになった。
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声の担当は原作同様、マリオと同じくチャールズ・マーティネー(Charles Martinet)が務める。<br />
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『[[初代スマブラ]]』では、当時のルイージは作品によってマリオよりも高い声だったり低い声だったりと一定していなかったため、『マリオカート64』を参考に高い声が採用されている<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/PostReturn143.html アンケート集計拳!!]</ref>。『スマブラDX』の頃にはマリオシリーズにおけるルイージの声は低い方針で固まりつつあったが、『スマブラDX』では前作のマリオとルイージの混合で高いままであり、それについて[[桜井政博]]は「最初にスマブラを作ったときには、マリオカートの声を参考にしたんです。なので、スマブラではルイージは声が高い方針で固めます。」と述べている<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/syukeiken/return523.html 速報スマブラ拳!! : アンケート集計拳!!]</ref>。『スマブラX』では声は近年のマリオシリーズに合わせて低めのものになった。
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『[[初代スマブラ]]』の頃のマリオシリーズではルイージの性格面での個性はあまりつけられていなかったが、[[桜井政博]]はマリオとの区別をつけやすくするため<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/PostReturn013.html アンケート集計拳!!]</ref>、踊ったり、いじけたり、たまに半目になったと、少しお茶目になるよう個性をつけた。この個性は作品が進むにつれ強まり、ネガティブ性や臆病性と融合しイロモノ性が強くなっている。
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『初代スマブラ』の頃のマリオシリーズではルイージの性格面での個性はあまりつけられていなかったが、[[桜井政博]]はマリオとの区別をつけやすくするため<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/PostReturn013.html アンケート集計拳!!]</ref>、踊ったり、いじけたり、たまに半目になったと、少しお茶目になるよう個性をつけた。この個性は作品が進むにつれ強まり、ネガティブ性や臆病性と融合しイロモノ性が強くなっている。
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モーションの多くがマリオから流用して作られているが、性質は大きく異なる。たとえば同じファイアボールでも、マリオのはバウンドしていくものに対し、ルイージのは重力を無視して直進していく。<br />機動力の面でも大きく異なり『スーパーマリオブラザーズ2』などのようにルイージはマリオよりも高いジャンプ力とすべりやすさを持つ。また、マリオよりも走行や空中横移動・落下速度が遅い。そのため、ゆっくり走るうえに滑ってなかなか止まれず、ジャンプするとなかなか降りてこなかったりと、キビキビ動くのは苦手。<br />加えてダッシュ攻撃のクセの強さもあって、彼の引っ込み思案な性格を反映してか、なかなか自ら攻め込むのが難しくなっている。<br \/>しかし、全体的には連携しやすいワザを多く持ち、開始時の一瞬だけ[[キャプテン・ファルコン|ファルコンパンチ]]並みの威力になる上必殺ワザの「スーパージャンプパンチ」でチャンスに強い。
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モーションの多くがマリオから流用して作られているが、性質は大きく異なる。たとえば同じ「ファイアボール」でも、マリオのはバウンドしていくものに対し、ルイージのは重力を無視して直進していく。<br />機動力の面でも大きく異なり『スーパーマリオブラザーズ2』などのようにルイージはマリオよりも高いジャンプ力とすべりやすさを持つ。また、マリオよりも走行や空中横移動・落下速度が遅い。そのため、ゆっくり走るうえに滑ってなかなか止まれず、ジャンプするとなかなか降りてこなかったりと、キビキビ動くのは苦手。<br />加えてダッシュ攻撃のクセの強さもあって、彼の引っ込み思案な性格を反映してか、なかなか自ら攻め込むのが難しくなっている。<br \/>しかし、全体的には連携しやすいワザを多く持ち、開始時の一瞬だけ[[キャプテン・ファルコン|ファルコンパンチ]]並みの威力になる上必殺ワザの「スーパージャンプパンチ」でチャンスに強い。
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『スマブラDX』では横必殺ワザとして「ルイージロケット」を獲得。基本的にはピカチュウのロケットずつきのような溜められる突進ワザだが、1/8の確立で暴発しファイアジャンプパンチ並みの威力を持った高速突進ワザになるという博打ワザ。<br />空中下攻撃は多段ヒットものから単発ヒットものになり、これは横によくふっとばす使い勝手の良いワザだが、攻撃判定の一部分に[[メテオスマッシュ]]属性があるというクセモノ。その部分は極めて小さく狙って当てるのは困難だが、普通に使っているときに偶然メテオスマッシュになりハプニングを呼ぶことがある。<br />『スマブラDX』では、このような前作からの変化で、より癖が強くギャンブル性のある性質となった。<br />
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『スマブラDX』では新規追加となる横必殺ワザとして「ルイージロケット」を獲得。基本的にはピカチュウの「ロケットずつき」のような溜められる突進ワザだが、1/8の確立で暴発し「ファイアジャンプパンチ」並みの威力を持った高速突進ワザになるという博打ワザ。<br />空中下攻撃は多段ヒットものから単発ヒットものになり、これは横によくふっとばす使い勝手の良いワザだが、攻撃判定の一部分に[[メテオスマッシュ]]属性があるというクセモノ。その部分は極めて小さく狙って当てるのは困難だが、普通に使っているときに偶然メテオスマッシュになりハプニングを呼ぶことがある。<br />『スマブラDX』では、このような前作からの変化で、より癖が強くギャンブル性のある性質となった。<br />
 
『スマブラDX』の有名な非公式テクニックの[[絶]]は、ルイージが使うと立ったまま自身の走行速度を超える速さで滑る。開発が用意したものだけでなく、ユーザーが生み出すものでも、スマブラにおけるルイージのイロモノ色を濃くしている。
 
『スマブラDX』の有名な非公式テクニックの[[絶]]は、ルイージが使うと立ったまま自身の走行速度を超える速さで滑る。開発が用意したものだけでなく、ユーザーが生み出すものでも、スマブラにおけるルイージのイロモノ色を濃くしている。
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『スマブラX』では「スーパージャンプパンチ」を使用後、頭を下に向けて落下するようになったり、ルイージロケットで頭が壁に刺さるようになったりなど、お茶目さが増した。前作から空中攻撃のふっとばし力が下がったが代わりに連携がしやすくなったり、「スーパージャンプパンチ」など当てにくいワザのふっと場し力が増したりなど、前作に増して極端な個性付けになっている。
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『スマブラX』では「スーパージャンプパンチ」を使用後、頭を下に向けて落下するようになったり、「ルイージロケット」で頭が壁に刺さるようになったりなど、お茶目さが増した。前作から空中攻撃のふっとばし力が下がったが代わりに連携がしやすくなったり、「スーパージャンプパンチ」など当てにくいワザのふっと場し力が増したりなど、前作に増して極端な個性付けになっている。
    
=== 公式イラスト ===
 
=== 公式イラスト ===
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=== 動作などの元ネタ ===
 
=== 動作などの元ネタ ===
 
==== ワザ ====
 
==== ワザ ====
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上記の[[#大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ]]の節で述べたように、マリオと似たモーションのワザがある。[[マリオ]]も参照。
 
*前スマッシュ攻撃:地獄突き(DX-for)
 
*前スマッシュ攻撃:地獄突き(DX-for)
**原作では登場しないスマブラオリジナル。格闘技で使用される技で、人差し指から小指までを使用する貫手。
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**原作では登場しないスマブラオリジナル技。格闘技で使用される技で、人差し指から小指までを使用する貫手。
 
**プロレスラーの「アブドーラ・ザ・ブッチャー」の得意技で、「地獄突き」の名称はそこから定着した。
 
**プロレスラーの「アブドーラ・ザ・ブッチャー」の得意技で、「地獄突き」の名称はそこから定着した。
 
*下スマッシュ攻撃/下空中攻撃/後投げ:ダブルキック/ドリルキック/ジャイアントスイング
 
*下スマッシュ攻撃/下空中攻撃/後投げ:ダブルキック/ドリルキック/ジャイアントスイング
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